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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その821=どんな羞恥も。

「感じるのか。 逝きそうなんだろう。 今にも人前も憚らず喉が啼きだしそうに震えて居るぞ。」
 三宅は咲織の耳元に熱い息を吹き込み、朱く火照った耳朶を軽く噛んだ。 思わず漏れそうになる啼き声を堪えようとして、咲織は三宅の掌に爪を立てていた。

「大事な乳首をこんなに乱暴に扱われて喜ぶとは、心底変態に生まれたんだな。」
 三宅に詰られ、咲織は首を横に振った。 

『違います。 違います。 ご主人様が好きなだけです。 好きな人に構われたら女は誰だって嬉しいものでしょう?』
 
「こんな衆人環視の中で、歓喜の声が漏れそうなんだろう。 女性が責められているのを見て、おまえも鞭で打たれたいと待ち望んでいるんだ。 あんな風に痛めつけて欲しいと。」
 三宅は掌の中にある両の乳首を捻り上げた。 痛みの電流が咲織を仰け反らせる。 同時に甘い溜息が躯の奥底から湧いてくる。 

『あぁ、嬉しい。 でも、今は今はどうか、苛めないで下さい。 声が漏れてしまう。 もう、これ以上は我慢が出来ません。 ご主人様に恥を掻かせてしまいます。』

「ほうら、女性はもう鞭打たれるぞ。 何発も何発も。 躯がぐだぐだに蕩けてしまうまで。 羨ましいだろう。 おまえも、打たれたいか。」
 咲織はこくりと頷いていた。 そして、慌てていやいやと首を振った。 

「もうしばらくの辛抱だ。 それまで俺の腕の中でたっぷりと躯を飢えさせておけ。 躯中が、肌という肌が鞭を痛みを待ち焦がれて、触れただけでも感じる程に。」 
 再び与えられた胸の痛みに咲織は頤を突き出して、仰け反った。 その上向いた震える唇を三宅の口が覆う。 「飲め」と三宅の口が動いた。 同時に三宅の口から唾が流し込まれる。 咲織は朝露を待ち焦がれた朝顔の様に三宅の唾を飲み込んだ。 すぅーと躯の中に三宅が染み渡る気がした。 

『あぁ、ご主人様。 ご主人様のためなら咲織はどんな痛みも羞恥さえも堪えてしまいそうです。』

 ぴしーーーんと肌を打つ音が高く鳴った。  
「ぎゃぁ~~~~~っ、うっぅっぅぅぅ。」
 女性の悲鳴がその後を追って、糸を引く。 いきなり杉山に突き出させられた乳房を打たれ、女性の顔は怖れに引き攣っていた。 鞭を避けようと本能的に躯が逃げる。 覚束ない足元に上半身が傾いだ。 ぶるんと揺れる縄掛けされた乳房を下から鞭が叩き上げる。 
革の先が紅く塗られた乳首を嬲っていった。

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☆ その822=肌のほとんどを。

「うひゃぁ~~~~ん。」
 躯を突き抜ける痛みが女性の喉を引き絞った。 床を離れた足が頼りなく足掻く。 傾いだ躯のせいで、吊り上げられた片足は更にさらに引っ張られた。 躯の中心で秘唇が大きく開らかれる。 その奥の真っ赤な花びらがびらびらとそよいでいるのさえ、あからさまに見えた。 その濡れそぼつ秘花に鞭が打ち付けられた。 ぴしゃんと湿った音がした。

「うぎゃぁ~~~~~~~っっっっ。」
 鎖の下で、緋色の襦袢に包まれた女性の躯が海老の様に跳ねる。 振り子の様にすっと床へと伸びた脚にも鞭は打ち当てられる。 完全に宙に浮いた女性の躯がゆっくりと回り出す。 

 びちーーん、ぴしーーん、ばちーーーんと鞭の音が続いた。 女性の尻朶を、その前面の秘花を、胸を杉山の鞭が襲った。 女性が杉山の打ちたい所をわざわざ突き出すために、鎖の下で躯を回転させている様にすら見える。 象牙色の肌の上で緋色の襦袢が舞い踊る。 

 悲鳴を上げ続ける女性の唇から唾がつうーっと糸を引いた。 肌けた襦袢から覗く鎖骨に溜まった汗がライトに光り、胸の谷間を濡らして落ちていく。 宙に吊られた足が鞭打たれる度にその痛みを現してぴくんびくんと跳ねる。

 助手が横から肩を掴んで女性が揺れるのを止めた。 

「50で止めてやろう。 数えろ。」
 杉山が言い放った。 
「これから? あぁ。 はい。」
 女性は荒い息の儘に唇を震わせた。 哀しげな諦め顔の中で切れ長の瞳が欲望に濡れて光った。 背中で縛られた掌をぎゅっと握り締める。 

 房鞭がびゅうと空気を切り裂き、既にその肌の殆どを朱く彩られた尻朶で爆ぜる。 肉を打つ高い音が咲織の胸に響いた。 女性のぷりっと持ち上がった尻朶がぶるんと揺れる。 

「いちぃ~~っっっ。」
 女性は汗で濡れた首に筋を走らせ、高く啼いた。 

 杉山はゆったりと間合いを取った。 軽く一度房鞭を宙に鳴らした。 女性の躯がぴくりと震える。 その瞬間に房鞭が女性の尻朶に炸裂した。 咲織は瞳を固く閉じ、それでも見たくないと言う様に横を向いた。

「にぃぃ~~~~~。」
 数えると言うより悲鳴が上がった。 

『あぁ、お辛そう。 なのに、躯の芯が燃えてくる。 疼いてしまう。 私はなんて・・・。』
 咲織は心の中で女性の悲鳴を聞きたくないと耳を塞いだ。 三宅の腕の中で、咲織の躯が強張る。 その時だった。 

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☆ その823=ボールギャグを。

 いきなり、咲織の前後二つの秘花を貫く電動のディルドゥがぐりんぐりんとくねりながら震えだした。 

「あぁぁぁっ、んんんん。」
 予期していなかった突然の刺激に咲織の口を突いて悲鳴に似た喘ぎが口を突いて出た。 慌てて両手で口を塞ぎ、喘ぎを飲み下す。 ざわっと回りの客が咲織を見る気配がした。

『いゃっ、恥ずかしい。 あぁ、なんて、なんて声を。』
 咲織は顔を自分の胸に埋めるくらいに隠した。 その間にも強烈な波動が咲織の中を渦巻いて迫り上がってくる。 

「打たれたいと願っていただろう。 鞭は今打てないから、代わりに感じさせてやる。 いいぞ、幾らでも喘ぎ声を上げろ。 恥を掻くのはおまえだ。」
 三宅は悪魔じみた囁きを咲織の耳に吹き込みながら、乳房を大きく揉みしだいた。 否応のない感悩が躯中から責め寄せてくる。 咲織は細い肩を震わせ、辛うじて堪えた。 

「大丈夫だ。 みんなショーに興奮している。 ここにいるのは顔見知りばかり。 恥ずかしがるおまえを見るのも楽しみだが、声を上げて啼くのを聞くのも楽しみだ。 ほら、前を見てみろ。」
 咲織は声を漏らさまいと奥歯を噛み締めながら、瞳を上げた。 自分だけで無く、客達の多くはそれぞれのパートナーと楽しみながらショーを眺めているようだった 

咲織の向かいではあれ程活発で普段は恋人の悠介をリードしている江梨菜が大きく左右に投げ出した悠介の脚の間に顔を埋めていた。 既にセーターは脱がされ、若さに輝く小麦色の背中を見せている。 悠介の掌で乳房を抓り上げられ、苦しそうに顔を上げる。 すぐに悠介に頭を押さえられて、作業に勤しむ様子は咲織と同じ奴麗そのものに見えた。 

 耳を澄ませば、杉山に鞭打たれ、数を数える女性の叫びに紛れる様に、婬らで心震わせる啼き声があちこちから沸き上がっていた。 咲織のすぐ斜め後ろからは、飯田に女の敏感な三つの器官を繋ぐ細いチェーンを引かれた麗子の「う゛ぐぃぃぃ、う゛ぐぅうぅ。」という呻きが細く棚引いてくる。

 見れば、麗子の整った唇は噛まされたボールギャクで歪み、だらだらと涎を流し続けていた。 その姿が咲織の中の感悩を更に高まらせてしまう。  

『ご主人様。 あぁ、咲織は狂ってしまいそうです。 もうこれ以上、堪えられません。 はしたない啼き声を上げてしまう。 お願いです。 どうか、どうか、止めて下さい。』
 咲織の瞳から涙がこぼれ落ち、艶やかな頬を濡らす。 咲織は少しでもディルドゥの動きを感じまいと華奢な躯を屈める。 

「じゅぅぅぅぅぅぅ。」
 糸を引く女性の悲痛な啼き声さえ咲織の耳には届かなくなっていた。

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☆ その824=メデューサの髪。

 三宅の腕の中で、咲織の華奢な躯はぶるぶると震え出した。 真っ白なうなじも朱に染まって陽炎を立ち昇らせている。 耳には何も届かず、大きな濡れた瞳には何も映っていなかった。 

 三宅の掌がさわさわとブラウスの下の素肌を這った。 汗を浮かべた豊かな乳房の下をつうーと撫でられ、電気に打たれた様な感悩が咲織の躯を震わせる。 喘ぎを堪えた喉がひくひくとひりついた。 

『声を出したら、みんなに聞こえてしまったら、恥かしくて生きていけない。 堪えなくては。 何としても。 あぁ、どうして感じるの、私の躯。 お願い、何も感じないで。 あぁ、どんどん、どんどん感じてしまう。 あぁ、ご主人様。 ご主人様。 ご主人様。』

 咲織は何も考えられなくなっていった。 ただ、三宅への想いが頭の中をぼうと占めていた。 三宅への想いと言う具体的な物では無く、胸を焦がす熱い物が渦巻いているに過ぎなかった。 何度も何度もご主人様と呼んでいた。 その名を呼ぶ事で、胸は一層熱く滾り、ギリギリの所で啼くのを堪えていた。 

「ふう、ふぅ、ふぅ。」
 咲織は三宅の掌の中で胸の隆起を大きく上下させ、荒く燃える様な息をした。 二本のディルドゥに躯ごと掻き廻されている様だった。 感悩の渦はもう柔肌さえ突き破りそうに大きく強くなっていた。   
 
 ひゅうと空気が切れ、女性の双臀に鞭が爆ぜた。 ぴちーんと肉が啼いた。 女性を支える助手が必死に抱きつかなければいけない程、女性の躯が弓反りに跳ねる。

「じゅういちぃ~~~~~っっっ。」
 女性は胸を絞るように啼いた。 続けざまに女性の躯が津波の様に揺れる。 

「じゅうにぃ~~~~~~~。」

「じゅうさぁ~~~~~んんんんん。」
 女性がなんとか数えられたのはそこまでだった。 房鞭の連打に女性は息さえ出来ず、躯をくねらせ、鞭の痛みと衝撃に翻弄されていた。 鞭は容赦なくそして的確に女性の双臀を捉え、咬み付いた。 メデューサの蛇の髪さながらに伸び、そして肉を咬んだ。 少しずつ無数の蛇達は位置を変えて、女性の丸い双臀全てを紅く染め上げていく。 

 鞭の犠牲になりながら、女性の表情はライトを浴びて輝き、恍惚と感悩に染め上げられている様にも見えた。 遠くを見る瞳は潤み、唾に濡れた唇は紅く燃える様だった。 襦袢から飛び出した乳房からは婬薫が朦朧と立ち上り、見る者を酔わせた。 そこかしこで、奴麗達が嗚咽を漏らしていた。 部屋の空気全てが婬らな薫りを発していた。 

「あぁぁぁぁぁぁんんんんんん。」
 三宅に乳首を捻じられ、堰を切った様に咲織は高く啼いた。 全員が咲織を注視した。

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☆ その825=見ないで。

 啼きながら、咲織は意識を取り戻していた。 羞恥が心臓に刺さる。 凍りつく様な哀しみを感じながらも、啼くのを止められなかった。 

『あぁ、ついに。 みんな私を見ている。 どうしようもない婬乱だときっと軽蔑して。 あぁ、ご主人様に恥を掻かせてしまった。 もう、捨てられても仕方ない。 咲織がこんなはしたない女だったなんて。 時はどうして止められないの。 どうして、声が出続けてしまうの。 あぁ、躯が止まらない。 感じてしまう。 今までよりも。 恥かしくて心臓が痛いのに。 止まりそうなのに。 躯は止まらない。 止めて、お願いです。 ご主人様、止めて。』

「あぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんん。」
 咲織の啼き声は細く高く揺れながら続いた。 三宅は柔らかな笑みを口の端に載せて咲織の乳房に指を喰い込ませ、そして蕾を捻り上げた。 切れる様な痛みが大切な器官を失う様な怖さが咲織を襲う。 なのに、躯は間違いの無い愉悦の波に揺られ続けていた。

「まあ、咲織ちゃんは啼き声すら可愛いのね。 これじゃあ、声が涸れるまで啼かせたくなるわ。」
 バーで咲織を虐めたがっていた沢田よう子が業と大きな感嘆の声を上げた。 観客全員から同意の溜息が洩れる。 その声をきっかけに江梨菜も悠介の物から顔を離し、たっぷりと唾に濡れた唇をぺろりと嘗めながら咲織に顔を向けた。

「20発目と言う事にしておいてやる。 待っていろ。」
 杉山は鞭の嵐にまだ飲まれているままの女性にそう言い残し、咲織に近づいてきた。

「この子が咲織さん?」
 杉山が三宅に声を掛けた。 
「そうです。 すいません。 堪え性の無い婬濫奴麗で。 先生のショーを見ながら感じてしまって。 止まらない様です。」
 三宅が呆れたと言わんばかりの口調で応える。

「ショーのラストで縛らせて頂く事になっていましたよね。 少し早いが、今からでもいいですか。」
 杉山はそう言うと同意を求める様に観客達をぐるりと見渡した。 どの顔も眼を輝かせ、期待の色を見せている。 
「じゃあ、お願いします。 何せ、ご覧の通り調教が調教では無く愛撫だとでも勘違いしている様な奴ですから、お手を煩わせると思いますけど。」
 その声は咲織にも聞こえていた。 三宅の腕の中で震えが止まらなかった。 怖くて、恥かしくて躯が強張り息をするのも苦しいくらいだった。 にも拘らず、まだ喉は細い艶啼を上げ続けていた。 

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☆ その826=どよめきの中で。

「おまえみたいな半端な奴麗でも縛って貰えるそうだ。 ちゃんと奴麗としての挨拶ぐらいは出来るな。 皆さんに聞こえる様な声で挨拶しなさい。 これ以上、俺に恥を掻かせるな。」
 三宅が咲織の耳元できつい口調で命じた。 

『ご主人様、それは、それだけは許して、許して下さい。 ご主人様以外の人に触れられるのは嫌。 まして、人にその惨めな見られるなんて。』

『でも、私はご主人様に逆らえない。 どんなに辛い事でも、出来ない事でもするしかないの。 ううん、してしまう。 耐えてしまう。 それに、ここで私が逃げ出したら、ご主人様が嗤われてしまう。 それだけは出来ない。 私のせいでご主人様を嗤い者になんて出来る訳がない。』

 感悩に染め上げられた茫洋とした意識の中で、哀しみが稲妻の様に咲織を撃った。 何を呪ったらいいのかも判らず、ただ嗚咽が喉を震わせる。 大きな瞳に哀しみの色を滲ませて三宅を振り返った。 

 期待などしていなかった。 許しなど無いと知っていた。 それでも、三宅の顔を見たかった。 三宅の意志を確認せずにはいられなかった。 それが自分の意志などいとも簡単に無視される、いや嫌なこと程面白がってさせられる奴麗に過ぎないと言う事を思い知らされるだけだと判っていても、三宅を見ずにはいられなかった。

 暖かな眼差しが咲織に注がれていた。 心配そうに頬が引き攣ってもいた。 大きな手が咲織の身を撫でてくれた。 咲織を見詰めたままゆっくりと頷いた。 判っているとそしてさあ行けと言ってる様に思えた。

「どうか、私を咲織のことを縛って頂けますか。」
 咲織は杉山に向かってはっきりと言った。 言いながら、訳も知らず涙が溢れた。 喉が焼ける様な哀しみが込み上げ、しゃくり上げた。

「派手な啼き声でショーを中断させた責任は取って貰います。 その躯でね。」
 杉山は冷たい視線を向けたまま、咲織に手を差し伸べた。 三宅が咲織の腰を抱いて咲織が立つのを支えた。 二本のディルドゥが咲織の秘部を責めたが、もう動いてはいなかった。 三宅が立ち上がって、咲織の薄いジャケットを脱がせた。 三宅を振り返った。 大丈夫と咲織に一つ頷いて見せた。 

 杉山に手を引かれ、カッカッとヒールの音を立てながら、よろよろと中央に進んだ。 片足吊りに責められている女性の傍らに並ばされる。 客達から拍手とどよめきが起こった。 
 眩しい程の光にくらくらとした。 不安に心臓が押し潰されそうだった。

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☆ その827=素肌を曝すよりも。

「腕を背中に。」
 言われる儘に廻した細い手首に縄が巻かれていく。 一巻き毎に自由を失い、物になっていくが気がした。 それに連れて、不思議と心が落ち着きを取り戻していった。 

『あぁ、ついに人前で縄掛けされてしまった。 もう、私はこの人の為すがままにされるしかない。 この後どんなに酷い目に会わされようと逃げる事も出来ず、身を隠す術も持たず、ただ啼くしかないのですね。 私はご主人様の奴麗に過ぎないのだから、ご主人様が望まれたとおりに恥を掻き、痛みを感じて啼けばいいのですね。 そして、この人に縛られるのはご主人様の望まれた事。 咲織はただ人形の様に身を任せればいい。 その姿をご主人様が愉しまれるなら、咲織は嬉しいです。 あぁ、でも怖い。 この先、咲織は。』

 咲織は恥かしさに伏せていた瞳を上げ、三宅を探した。 三宅は真っ直ぐに咲織を見ていた。 その眼差しには何処か心配そうな色が見えた。 咲織は胸がかっと燃えるのを感じる。 ブラウスの開いた胸元から覗く白い肌がふわりと桜色に染まっていく。

手首に巻かれた縄は残酷なまでにきゅっときつく締め付けると同時に優しさを持って肌を包んでくる。 ぴったりと咲織の手首に合わせて作られた三宅からの手枷以上に咲織の手首に馴染みそして寸分の隙無く自由を奪っていった。 

「躯は柔らかい様ですね。」
 杉山は背中で一つに重ねた咲織の手首をぐいっと上に持ち上げた。 縄の巻かれた手首が肩甲骨の上に出るまで持ち上げると咲織の髪を掻き上げ、残った縄を産毛が煙る細頸の脇を通して袈裟掛けにしていった。 

「うぅっ。」
 胸の上を縄で縊られ、咲織は息苦しさに呻く。 杉山の縄は意志ある生き物の様に咲織の胸に巻き付き、締め付けて来る。 息をする余裕さえ与えてはくれず、咲織は一息毎に骨が軋む苦しみに苛まされた。 そのくせ、先程まで三宅の掌の中で細胞の隅々まで感じさせられていた咲織の感悩を呼び覚まし、蕩ける様な愉悦を肉に染み込ませてくる。 

 瞬く間に咲織は高手後手に縛り上げられた。 さらに杉山が胸の上下を縊る縄に閂の縄を掛けて引き絞る。 形の良い豊かな乳房がこれでもかと強調されていった。 ブラウスがはち切れそうに張り詰め、開いたボタンの間から深い谷間がちらちらと覗く。 その風情が隣で素肌を曝す女性よりも見る者の劣情を刺激する。

 杉山は縄の締まり具合を点検しながら、咲織の周りを巡った。 うっとりとした眼で何度も頷く。 部屋のあちこちからも湿った溜息が聞こえた。  

「あの儚げな美しさでは、これからどうしようか、俺でも悩むな。」
 飯田が三宅の隣に来て呟いた。

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☆ その828=どうかこの口をお使いください。

 飯田は麗子に三宅との間に来るよう眼で示した。 麗子はボールギャグを嵌められた口からだらしなく涎を垂らしていた。 それを恥じらいながらも命じられるままに二人の間に四つん這いの躯を置いた。 縋る様な瞳で飯田を見上げる。 

「服を脱げ。」 
 飯田の命令を受けて、麗子は躊躇無く臙脂のワンピースの腰に巻いたリボンを解いた。 間を置かずにボタンを外していく。 麗子が両袖から腕を抜くとカシュクールになったワンピースはいとも簡単に麗子の躯から滑り落ちた。 その下には両の乳房と股間に佇む三つの肉蕾と首輪を繋ぐ細い金色のボディーチェーンの他には、もちろん何も身に着けさせてもらってはいない。 既にその象牙色の肌はねっとりと発酵し、三宅さえごくりと唾を飲む程の婬らな妖艶さを纏っていた。 

「判っているな。 三宅にその口で奉仕しろ。」
 飯田は麗子のボールギャグを外した。 涎に濡れてぽかりと開いた唇を麗子は恥ずかしげに掌で拭った。 
「どうかこの口をお使いください。」
 麗子は三宅に向かって一礼するとその股間に顔を埋めていく。 

『ご主人様。 咲織は奴麗かもしれません。 ですが、やはりご主人様が麗子さんと楽しまれる姿を見るのは余りにも辛過ぎます。』

 咲織は部屋の中央で天井から下がった鎖に繋がれていた。 鎖がぎしぎしと音を立て、咲織の躯が浮いていく。 両足を必死に伸ばしてもハイヒールの爪先が辛うじて床に触れるまで躯を持ち上げられた。

 軽いとは言え胸を縛る縄に体重が掛かり、ただ立っているだけでも華奢な躯が悲鳴を上げた。 ぽってりとした桃色の唇をぽわりと開き、咲織は胸を出来るだけ上下させないよう静かに息をした。 

 それでも息をする度に麻縄が咲織の肉に噛んだ。 苦しみと共に縄酔いとも謂われる深い感悩の刺激が滲みてくる。 
「何か希望はありますか。」
 杉山が咲織のつんした顎を掴んで顔を正面から覗いた。 客達にこの後の責めを聞く様にぐるりと見渡す。 

「亀甲縛り。」
「股縄。」
「鞭打ち。 モデルと啼き比べ。」
「とにかくブラウスを引き千切って。」
 方々から勝手な要望が放たれた。 咲織はその声を聞いてはいなかった。 部屋の中でただ一人、躯の痛みよりも辛い心の痛みに耐えていた。

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☆ その829=辛い責め。

『ご主人様。 ご主人様は私にどんな責めをお与えになりたいのですか? どんな風に縛られた姿をご覧になりたいのですか?』
 
 咲織は瞳の端で三宅を見た。 三宅は長い脚を大きく投げ出して麗子の口に身を委ねていた。 ずぽすぽと言う音まで聞こえてきそうだった。 そうして、三宅の掌は麗子の如何にも柔らかそうな豊かな乳房を下から玩びその量感を味わっていた。 声こそ出してはいなかったが、その顔は明らかに麗子の与える感悩に心を奪われている様に見えた。 

『あぁ、判っている事なのに、咲織でなくてもご主人様を悦ばせる事が出来ると。 でも、やはり悲しい。 胸に幾本もの矢を刺されるみたいに胸が痛いです。 まさか、私を虐めるために・・・。 それならどんなにか嬉しいのに。 いっそ、意識など無くなるまで責められた方が辛く無い。』

「どうします? 私が縛りたい様に縛っていっていいですか。」
 杉山が静かに聞いて来た。 ただ、客の誰にも聞こえる声だった。 
「はい。 先生がこれまでしたくても、モデルの方に配慮してしなかった責めってありますか。」
 
「長くやってますからね、してみたい縛りは全て経験していますが。 モデルの資質もあるし、かなり苦しいので滅多にしない縛りならあります。 実は今縛っていて、あなたなら最高の絵になると頭に浮かんだんですが、本格的な縛りは初めてと聞いてましたから、いずれ機会があればと又その時にと思った縛りが二つあります。」
「どちらもして下さい。」
 咲織は何時に無い強い意志を見せた。 

「そうですか、どちらも縛りとしては一番辛い責めですよ。 それに羞恥の極限の責めでもありますが。 それだけに見る者の心を捉える被虐美を見せられると思いますが。 良いんですね。」
「はい。 お願いします。」
 咲織は大きな瞳で杉山を真っ直ぐに見た。

「今日のお客さん達はラッキーですよ。 これから、咲織さんに最高の縛りを受けてもらいます。 縛りの美しさを堪能して下さい。」
 杉山の声に室内から歓声が上がった。 らんらんと視線が咲織に集まった。
 
「耐えられそうになくなったら、何時でも言ってください。 一応、落ちそうかどうかは判る積りですが。」
 杉山はそう言って、一旦留めた縄を解き始めた。 

 咲織は三宅を見た。 暖かでそれでいて心配げな三宅の眼差しと出会った。 咲織は杉山に向かって一つ頷き、躯の力を抜いて杉山に身を委ねた。

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☆ その830=被虐美。

『ご主人様は私を見ていてくださっている。 そう、この責めはご主人様に与えられた責め。 咲織はご主人様に責めて頂いているの。 咲織はきっと耐えて見せます。 だから、例え麗子さんに感じられていても、どうかそのお心は咲織を見てください。 咲織が責を受ける姿を見てください。 そして、楽しんでください。』
 
 杉山は咲織に掛けた縄を解き終わると、助手に眼で合図をした。 隣の女性を片足吊りから外し終わっていた助手は心得顔で部屋の隅に立て掛けてあった2メートル程の太い竹竿を持ってきた。 杉山はその竹竿を咲織の背に水平に宛がわせると、少し咲織から離れて無地のキャンパスを前にモデルを見詰める画家の目付きで咲織を隅々まで眺めた。 

「失礼。」
 杉山は軽く咲織に黙礼し、ブラウスのボタンに手を掛けた。 咲織は本能的に胸を庇おうとする手を背に回して耐えた。 恥ずかしさに顔が燃えそうに熱い。 心臓の鼓動が聞こえる程に収縮していた。

「何処までも虐めたくなるお嬢さんだ。」
 そのまるで男を知らぬ気な咲織の様子に気づいた杉山がふっと笑った。 

 ボタンを二つも外すと、細い腰からは想像できない程に撓わな白い乳球が自ら漆黒のブラウスを張り裂く様に飛び出した。 桃色の蕾がぷるると桜色に染まった乳房の頂きで躍る。 客達のどよめきが拡がり、咲織は恥ずかしさで耳まで真っ赤に染めて俯いた。 崩れそうな程にヒールの足元がかたかたと鳴った。

「顔を上げて。」
 ボタンを外し終わった杉山が咲織の細い顎を持ち上げる。 それを合図に助手がブラウスをたおやかな肩から取り去った。 うっすらと桜色に染まったマシマロの肌の上で降り注ぐ光の粒が戯れ滑り落ちていく。 男達の息を飲む音を女性達の羨ましげなさんざめきが掻き消していった。 

『恥ずかしい。 やっぱり、恥ずかしいです、ご主人様。 ご主人様一人の前で肌をお見せするのさえ、今でも心臓が張り裂けそうに恥ずかしいのに。 こんな見ず知らずの人達の前に晒すなんて。 ど、どうしよう。 このままスカートを脱がされたらあの凶器を飲み込んでいる事が判ってしまう。 どんなにか破廉恥で婬濫な娘かと思われてしまう。』
 
 脚の力が抜けて、しゃがみ込みそうだった。 それを見て、その豊かな胸を支えるには余りにも細い躯を助手が背後から抱きすくめる。 胸を隠そうと動いた腕を杉山がさっと取り、竹竿ごと手首を握りしめると麻縄を巻き付けていく。

 華奢な手首が太い竹竿に括り付けられている様はそれだけでも見る者の心を掻き立てるに十分な被虐美を宿していた。 瞬く間に咲織は聖女の様に両腕を水平に伸ばして竹竿を背に負わされていた。

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☆ その831=心臓が止まればいいのに。

 天井から下がった二本の鉄鎖に竹竿の両端が留められる。 杉山は逃げ出す自由を失った咲織の手首だけでなく、肘の上下そして肩に近いすんなりとした二の腕にも幾重にも麻縄を巻き付け、竹竿に固定していった。

 杉山は縄を強く引っ張って巻き具合を確認すると、うんと頷いた。 作品の出来具合を確認する様に、そして客達に咲織の姿を存分に見せるために咲織から離れて周囲を巡った。 

 咲織は竹竿を背負って磔の形になっていた。 太い竹竿に厳重に括り付けられた細っこい腕が見る者に如何にも痛々しく映った。 くっきりと影を宿した鎖骨の下から張りのある曲線を描いて脹らむ乳房の上には巻き毛の黒がそよいで、恥ずかしげに顔を見せている桃色の蕾がより儚げ見える。  

白い肢体の中心に巻かれた黒いレースのティアードスカートが腰の細さと同時にそのきめ細やかな肌の白さを一層引き立てていた。 そのスカートからすらりと伸びた脚を飾るハイヒールの黒いリボンが足枷の様にも見えて、哀しさと危うさを漂わせ、囚われた美少女の名画を引き締めていた。 客達のうっとり眺め入る吐息が聞こえた。

『あぁ、躯の自由を奪われてしまった。 縛られて何をされても逃げられなくなったと言うのに、どうしてかしら、前より心が軽くなっている。 やはり、私はご主人様の言うとおりの変態なの。 それとも、もう逃げられないと言う言い訳が出来たから?』

 咲織の艶姿に部屋中がしんと鎮まったからか、女の押し殺された喘ぎが咲織の耳を騒つかせる。 咲織は胸騒ぎを感じて瞳を上げた。 真正面に麗子の裸の柔肌が浮かび上がっていた。

 麗子の陰に隠れて三宅の姿は見えなかった。 目に飛び込んできたのは婬らに蠢く白い女躯だった。 麗子は胡座を掻いた三宅の上で大きく脚を開かされて跨ぎ、背後から抱き竦められていた。

 二人が繋がっているのかどうかは陰になって判らなかったが、いつの間にか再びボールギャグを填められた紅い唇から絶え間なく漏れる苦しげな喘ぎで咲織にもそれと知れた。 そのボールギャグの穴からは涎が溢れ、次々に朱く染まった胸の谷間を汚していく。 その豊かな乳房は三宅の掌に揉まれて撓わに歪み、その下の腰は絶えず妖しく捩れていた。   

『あぁ、ご主人様。 お願いです。 例え麗子さんを抱きながらでも咲織を見て下さい。 そして感じてください。 どうか、どうか。』

「よし。」
 杉山はその肉の薄い顔をぱんと自ら叩き、咲織の背後に回った。 咲織の背負った竹竿の中心に近い所に二つ折りにした新たな縄を結びつけ、本格的な亀甲縛りに咲織を掛け始めた。 基礎となる縄をスカートの上に巻き付けながら、杉山はその手を止めた。 

『あぁ、気づかれてしまった。 恥ずかしさで、心臓が止まってしまえばいいのに。』

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☆ その832=したたかに。

 咲織は生きた心地がしなかった。 杉山が突然その熟練の手を止めた理由が痛い程に判った。 杉山に縛られる裡に自分でも忘れていた躯の中心に突き刺さった二本の兇器、その存在が咲織の中で大きく脹らむ。 全身の血が引き、肌を包んでいた汗が凍り付いた。 

 見も知らぬ大勢の人の前で肌を晒し、縛り上げられる。 それだけで、咲織には気が遠くなる様な羞恥の沼に引き擂り込まれる気がしていた。 それが、服の下に何も身につけていないどころか、秘唇にもそして菊華にまでバイブを飲み込んでいる姿を見知らぬ人達に見られるかと想うと、咲織は生きた心地がしなかった。 

 羞恥に戦慄く柔肌は朱みが引いて青白く凍えた。 脚から力が抜けハイヒールの足が蹌踉めく。 床を踏み外した。 一瞬、咲織は竹竿からぶら下がった。 腕に体重が掛かり、縄が喰い込む。 その痛みさえ、咲織には感じる余裕もなかった。 

 咲織の煩悶を余所に、杉山は軽く咲織の背で縄を一旦仮止めし、思案顔で咲織を見た。 
 すぐにぞくっとする様な笑みを浮かべると、咲織の耳元に囁いた。 
「あなたのご主人様は悪魔の様な人らしい。 だけど、あなたは幸せ者ですよ。 ここまでの羞恥を与えるなんて、余程主人様はあなたを愛しているとみえる。 羞恥にのたうち回りなさい。 愛するご主人様の前で。」 

「さあ、ご覧下さい。 最高のショーが始まります。」
 杉山は大きな声を出して衆目を集めた。 杉山は咲織の腰を引き寄せてしゃんと立たせる。 スカートの脇のホックを外し、ファスナーを引き下ろした。 ごくりと唾を飲み込む音が谺した。 スカートがショーの幕開けよろしくふわりと咲織の足元に滑り落ちた。 

 まん丸い小振りの尻朶がぷるんとまろび出た。 陽を浴びた事のない純白の柔肌が光の中に晒される。 すらりと伸びた脚の付け根を飾っている筈の柔毛は無く、その代わり革帯が蒼白い程の肌を黒々と縦に割り裂いていた。 部屋が騒めきに波打った。

「これも邪魔だ。 綺麗な肌を穢している。」
 わなわなと震える咲織の腰に巻かれた革帯に杉山は手を掛けた。 革帯の中央にある止め金具が外される。 咲織は顔を逸らせ、震える奥歯を噛み締めた。 わなわなと震えながらも両脚は指の入る隙間もなくぴったりと閉じられていた。 

「脚を開いて。」
 杉山が強い口調で命じた。 咲織はいやいやと巻き毛を振り立てた。 か細いすすり泣きが唇を震わせている。 
「聞き分けの無い。 そんな事では奴隷失格だ。」
 杉山は平手で咲織の剥き出しの尻朶を強かに打った。

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☆ その833=恥晒し。

「ばちーーーん。」
 と、高い音が響いた。 衝撃が肉を揺らし、骨にまで届く。 咲織は奥歯を噛み締めて啼き声を堰き止めた。 肉の衝撃を超える羞恥心が胸を塞ぐ。 

「愛らしいのになかなか強情なお嬢さんだ。」
 杉山の合図で咲織の両腕が括り付けられた竹竿がゆっくりと上がっていった。 両脚をぴったりと閉じて曲げていた膝を真っ直ぐにしていてもヒールは床を離れ始める。 やがて爪先さえ床を離れ、完全に咲織は竹竿から吊りさげられた。 体重が全て左右六カ所で咲織を竹竿に括り付けている麻縄に掛かる。 細っこい肉に喰い込んでくる。 時間が経つにつれてじわりじわりと効いてくる様な重い苦痛だった。 

「まだ未完成の裡に吊ったから苦しいでしょう。 力を分散する様に幾重にも縄を巻いておいたが、そのままだといずれ腱が切れ、腕が動かなくなるかも知れませんよ。 さっ、脚を開いて皆さんにどんな物を咥え込んでいるか、ご覧に入れなさい。」
 杉山はそう言うと咲織から離れた。 咲織が自ら崩れ、脚を開くのを待つ積もりだ。 両腕を組んで、余裕たっぷりに咲織を眺める。

『できない。 そんなことできない。 恥ずかしくて死んでしまいます。 ご主人様も何て言う奴麗を飼っているんだと笑われてしまう。 ご主人様を笑いものになんて出来ない。』

 じりじりと茨の棘を持った時が咲織に巻き付き、締め上げてくる。 羞恥に凍えた躯がその痛みに熱を持ちだした。 

『逃げ出したい。 隠れたい。 どうしてこんなに明るいの。 どうして、逃げられないの。 お願い、誰も私を見ないで下さい。』

 咲織は竹竿に吊られた躯を逃げたい一心で揺すった。 幾ら躯を揺らしても杉山が巻いた麻縄は肉に喰い込むばかりでいささかも緩みそうにない。 左右に揺れる細腰に遅れて撓わな丸い乳房がたぷたぷと踊る。 ぽってりとした愛らしい唇を辛そうに噛み締め、優美な眉を哀しげに顰めて可憐な肢体を揺らしている咲織の姿は客達にとって最高の見物であることは考えつきもしなかった。 
  
「いい絵だ。 これ以上は無いくらいにそそる見せ物だ。 いつまでも恥ずかしがって躯をのたうたせている事だ。 みんな、幾らでも喜んで待つでしょう。 時間は奴麗の味方じゃないんですよ。 奴麗に苦しみを与え、ご主人様達の楽しみを増すだけものです。 それに、ここにいるのは熟練の術を使って強情な女性を落とすのが無類の楽しみだと言う人間ばかり。 みんなその術を咲織さんに試してみたくてうずうずしている。 咲織さんは皆さんの実験台になりたいのかな。 さあ、我こそはと言う人はいらっしゃいますか。」
 杉山が客に向かって言った。 

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☆ その834=見せ物。

 杉山の言葉に殆どの男性客が手を上げ、声を上げる。
「私、私に任せて。 女の責め方は女に任せるのものよ。」
 騒わつくバリトンを押さえて、沢田よう子のアルトが部屋に響いた。

「じゃあ、そこの綺麗な方にお任せしましょう。」
 杉山がよう子を指差した。
「ふふふ。 この時を待っていたの。 残業をキャンセルして来た甲斐があったわ。」
 よう子は白いブラウスに掛かる長い黒髪をふぁさりと後ろに流しながら、立ち上がった。 黒のミニタイトからむっちりとした脚を包む網タイツをひけらかす様に大股で近づいてくる。 手に大きめのバッグを抱えている。
  
「無理やり脚を開かせるより、自ら開かせた方が面白いでしょ。」
 よう子は咲織を見詰めながら言った。
「もちろんそう思ったから、あなたにお任せする事にしたんです。 お手並みを拝見させて貰いますよ。」
 杉山がこけた頬に凄みのある笑みを浮かべ、後ろに退いた。 

『こ、怖い。 この人には到底かなわない気がする。 ご主人様。』 

 咲織は顔を上げずに、瞳だけを動かして三宅を探した。 三宅は膝に抱えた麗子の首輪の嵌まったうなじを咬みながら、眼だけで咲織を見ていた。 その眼が耐えろと言っている様に咲織には思えた。 咲織はその三宅に向かってこくりと頷いた。 

「強情なマゾ奴麗ほど可愛い物は無いのよ。」
 よう子は咲織の耳元に囁いた。 そのまま、咲織の頬を両掌で挟み、顔を持ち上げる。 咲織が不安に胸を掻き乱す暇も与えず、唇を奪っていた。 咲織のぽってりとした唇の間に舌を差し入れてくる。 咲織は優美な眉根を寄せて、唇をきゅっと結んだ。 

「ますます可愛くなるわ。」
 よう子は咲織に唇を重ねたままそう呟き、咲織の肌の上を乳房に向かって右掌を這わせていった。 たわわな乳房の量感を確める様に右掌がゆっくりと円を描いていく。 

『いゃっ。 やめて。 お願い。』
 やわやわとした感触に咲織の脇腹がぴくぴくと引き攣る。 咲織の頭を後ろから押さえていたよう子の左掌がすっと動いた。 すっと伸びた高い鼻を摘ままれるのと同時に乳首を摘ままれた。 
 
「うぐッ」
 甘い愛撫に油断した躯に痛みがより強く走る。 咲織の唇が呻いた瞬間、よう子の舌が咲織の口の中に侵入してきた。 

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☆ その835=女の責め。

 よう子の舌先が咲織の口の中を這い回った。 歯茎から上顎まで粘膜と言う粘膜を刺激していく。 咲織の口の中に唾が溢れる。 よう子は音を立ててそれを啜った。 
  
よう子の右掌が乳房を撫でていく。 常に小さいながらも既につんと立った乳首を掌で転がすのを忘れなかった。 同時にきゅっと締まった敏感な脇腹を左掌が羽根となってさわさわと刷いていく。 

『駄目、感じては。 私はご主人様の掌の中でしか感じちゃいけない。 ご主人様の物なんだから。 ご主人様だけが好きなんだから。』

 咲織は力の抜けかける脚を擦り合わせ、ともすれば飛びがちになる意識をそちらに向かわせた。 だが、そうすればそうする程に、よう子の掌の下で胸が脇腹が敏感に反応し、沸々と感悩を沸き立たせる。 

「駄目。 駄目。』
 自分の躯に言い聞かせる。 ふと気をよう子の責めから遠ざけようとした瞬間、舌を絡め取られ、吸われていた。 舌の根が抜ける程に強く吸われる。 じーんと痺れる様な痛みが躯の中を突き抜け、躯の芯がじんじんと疼いた。 

 痛みと感じてはいけない感悩を堪えようとして、優美な眉を顰める。 掌に爪が喰い込む程に握り締めた。 

「うふっ。 本当にマゾなのね。 可愛いわ。 下げて。」
 よう子が助手に指示した。 鎖ががらがと下がり、浮き上がっていた咲織の爪先が、そしてヒールまで床に着いた。 その間もよう子の掌は咲織の躯を弄り続けている。 

「バッグを取って。」
 助手が差し出したバッグの中からよう子は卵の様な物を両手に取った。 器用に掌の中でそれを捻る。 明らかにそれと判るモーター音が掌の中でくぐもった音を立てた。 その掌を咲織の両脇から上へと這わせていく。 咲織の肌にさざ波が立ち、全身に伝わっていく。 咲織の躯が思いを無視して泡立つ。 感悩が次から次へと沸き起こるのを止めようが無かった。 必死に奥歯を噛み殺した喉を喘ぎが震わせた。 

「感じているの? 我慢しているのね。 ご主人様のため? それとも、婬らな姿を曝したくないから。 いいのよ、啼いて。 どうせ、ここにいるみんながあなたがどうしようもなく婬濫な奴麗だと知っているんだから。」
 よう子の掌が一方は乳房の蕾へと、そしてもう一方は無毛の土手へと咲織の肌の上を伝って行った。 躯を支える細い咲織の脚がふるふると震えていた。

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☆ その836=股間を割る革帯。

 ぶーーんぶーーーんと言う振動音が婬靡に鳴り響いた。 細かな振動が咲織の恥骨を伝って行く。 骨を伝いながら振動は増幅され肉に伝わる。 やがて咲織の躯を貫くディルドゥを揺り動かす。 

 ディルドゥの収まった敏感な粘膜の鞘がびりびりと震えた。 花鞘はディルドゥに巻き付きながら震え、感悩の波を起こしていく。 よう子がもう一方の掌に持った震える卵が胸の蕾を刺激する。 さらによう子は感悩の陽炎に煙り始めた咲織のうなじを甘噛みしていった。 唇の下で咲織の喉が堪らず啼いているのを確めていた。 

 咲織の乳房に宛がわれていたよう子の掌がゆっくりと谷間を通って下がっていく。 それはきゅっと締まった脇腹を刺激し、やがてぷりんと張った尻たぼを震わせる。 よう子の腕の中で咲織の華奢な躯がびくんびくんと揺れた。 

「まあ、秘唇だけかと思ったら菊華にまでもとんでもない物を飲み込んでいたのね。 天使の様な清純な顔して凄い子ね。 ますます楽しみだわ。」
 咲織の巻き毛を顎で掻き上げ、よう子が囁く。 整った唇の端にぞくりとする笑みを浮かべると、咲織の耳朶を咥え、嘗め始める。 

 よう子は左掌に持ったバイブの卵を咲織の土手から股間を割る革帯が消える所まで下ろしていく。 卵の激しい震動が革帯を直接震わせ、ぴったりと喰い込んだ秘唇を震わせる。 その秘唇に守られていたクリットは上下左右から自らの粘膜に擦り上げられる刺激に曝された。

「うっ。 うっ。 あぁぁぁっ。」
 咲織のぽってりとした唇が震える。 微かな喘ぎを漏らしながら、いやいやと言う様に顔を振った。     

 よう子は咲織のクリットを刺激したまま、同時に右掌をじりじりとする様なゆっくりとした動きで、咲織のすらりとした太腿の間に消える革帯の上を滑べらせていく。 ぷりつとした尻たぼの谷間を伝って、咲織が必死に合わせている太腿の間に押し込んだ。 

 革帯に繋がったディルドゥが咲織の直腸の中で震え始めた。 その振動は粘膜一枚を隔てた花鞘を貫くもう一本のディルドゥに跳ね返り、感悩のツボが詰まった花鞘の粘膜を刺激する。 

 咲織のたわわな乳房の谷間に汗の粒が浮かんで、ライトに瞬いた。 綺麗な曲線を描く腰がひくひくと蠢く。 喉元まで押し寄せる感悩の喘ぎを咲織は奥歯を喰い縛って押し留めていた。

 よう子から離れようと自由を奪われた裸身を捩らせる。 細い足首にきゅっと力を込め、止めどなく押し寄せる感悩の波に耐えていた。 すらりと伸びた脚にすっと筋肉の線が一本走り、ぷるぷると震えた。 

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☆ その837=こんな物を咥え込んで。

 よう子は咲織のぷっくりとした土手に自らの腰を打ちつける様に密着させて、掌にした卵を挟んだ。 自由になった左掌でピアノを弾く様に細い指を動かし、咲織の脇から乳房へと伝わせていく。 

 躯のあらゆる感器から感悩の波が沸き起こった。 その全ての波が躯の中心に集まり、大波となって躯を飲み込んでいく。 両腕を竹竿に縛りつけられた自由の無い躯がくねくねと波打つのを止められない。 

『あぁ、駄目、駄目。 もう、もう止まらない。 どうして、どうして、感じてしまうの。 ご主人様の掌じゃないのに。 知らない女性の掌なのに。 どんどん感悩がせり上がってくる。 声が出そう。 いゃ、いや。 この躯が許せない。 』

 伏せた睫毛を濡らして涙が溢れた。 指が白くなる程握り締めていた掌がぶるぶると震える。 その様子をよう子は冷静にかつ楽しげに見詰めていた。 乳房に遊んでいたよう子の掌がその柔らかな肉をがっしりと掴んだ。 まん丸の乳房がぐにゅっと歪む。 よう子の長い指が柔らかな肉の中に喰い込んでいく。 よう子は手首を回転させ、咲織の乳房を捻じっていった。 

「あぁっ。 痛っぁぁぁぁぁ。 あっ、ぁっ、ぁぁぁぁぁぁんんんん。」
 突然の痛みに咲織は堪らず悲鳴を上げた。 やがて悲痛な悲鳴に甘やかな色が忍び込んでくる。 咲織の中で乳房を捻じ切られる痛みが感悩の波に飲み込まれ、さらに増幅させた。

「あぁぁぁぁぁんんんんん。 いゃぁぁぁぁぁぁぁ。」
 よう子は指の間に乳首を摘まみ、右に左に捻じり上げる。 咲織の啼き声がか細く、より高く感悩の調べを奏でる。 平らな腹に筋が走り、ひくひくと痙攣し始めていた。 

「あら、もう音を上げるの? 前後の感悩の穴にディルドゥを飲み込んで人前に出られる程の変態のくせに。 ご主人様以外の掌で簡単に逝っては、純情な奴麗失格よ。」
 そう呟くとよう子は尻朶の奥に掌にしたもう一つのバイブを押し込んだ。 自由になった両掌で、咲織のたわわな乳房を揉みし抱き、頂きに佇む蕾を捻り上げる。 咲織の中で、絶え間なく与えられる痛みと感悩が毒蛇の様に蜷局を巻いて膨れ上がった。      

「ぁぁっ。 ひっ、ひっ、ひっ。」
 擦り合わせた太腿がぷるぷると痙攣していた。 濡れた唇は絶えず震えて熱い啼き声を漏らし続けた。 

「逝っちゃ駄目。 逝きたかったら、 私はこんな物を入れて喜んでいる婬濫な雌奴麗ですって自らディルドゥを引きぬいて皆さんに見せるのよ。 簡単には逝かせないわ。」
 よう子は二人の腰の間に挟んだバイブの卵を掌にすると、咲織から少し離れた。

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☆ その838=蜷局。

「ぴちゃーーーん。」
 よう子が容赦のない平手打ちを咲織の乳房に叩き込んだ。 丸い乳房がぷるんぷるんと揺れる。 丸い球の頂きを飾る桃色の蕾が円を描いていく。 揺れが収まる頃には舞台照明を浴びた白い肌に手形がくっきりと雪に散った紅葉の様に浮かび上がっていた。

「うぅっっっ。」
 それは身が砕ける様な痛みだった。 胸が躯からもがれる様な怖さを伴っていた。 啼き声を必死で堪えた咲織のひきつく頬を涙が伝っていった。 

 よう子は咲織に見える様に大きく掌を振りかぶる。 咲織は本能的に瞳を閉じた。
 
「ふふつ。 怖い? 大丈夫よ。 その乳房がさらに大きく腫れたって、ご主人様も悦ばれるわ。」
 よう子は嘯き、いきなり平手を反対の乳房に喰らわせた。 高い肉を打つ音が部屋に響いた。 華奢な咲織の躯はぐらぐらと揺れる。 咲織の中に溜まりに溜まって今にも吹き出しそうな感悩の渦を貫いて身が裂ける様な痛みが走った。 鋭い衝撃が抜けると、じわりと重い痛みが渦巻く感悩に溶け込んでくる。 感悩と痛みが蜷局を巻て沸き上がり、咲織を飲み込む程に膨れ上がる。

「あぁぁぁぁっ。」
 咲織の啼き声が艶を増してくる。 無意識の裡に細い腰がくねくねと婬らに波打ち始める。 咲織は躯の中を渦巻く感悩の炎に怯えた。 打たれた乳房も、弄ばれた股間も躯中が燃えだしていた。 その中で躯を貫くディルドゥが常に油を注ぎこむ。

 よう子はにやりと笑うと、立て続けに咲織の乳房を打っていった。 たわんたわんと乳球が踊る。 踊り止む間も与えられず、咲織の乳房は打たれ続けた。 胸を揺らす衝撃にぐらぐらと足元が揺れた。 竹竿に括り付けられた腕が抜けそうに軋む。 それらの苦痛さえ、燃え立つ材料にして、感悩の炎は燃え盛った。 

『あぁ、熱い。 躯が燃えて、燃えて耐えられない。 ご主人様、ご主人様、咲織を抱いて。 咲織のを焦がす炎を消して下さい。 それが叶わないなら、気が遠のくまで責めて下さい。』

 ぼうっと薄れる意識の中で咲織は三宅を探した。 桜色に染まったむっちりした躯から汗を吹き出させ、ボールギャグを咬まされた唇から絶え間なく唾を滴らせている麗子の顔が眼に入った。 その陰になった三宅と眼があった。 三宅の冷たい端正な顔が咲織に向かって微笑んだ。 もういいよ、と言ってくれた気がした。 よく耐えたと。 

「堪らないわ。」
 よう子は赤く腫れた咲織の乳房にむしゃぶりついた。 技巧も捨てて、両手で揉みほぐし、唇を付けてベロベロと舐めた。 その時、咲織の中から振動音が高く響いてきた。 

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☆ その839=砂漠を一人で。

 耐えるには咲織の躯を燃え広がる感悩の炎は既に大きくなり過ぎていた。 そして、咲織の心は既に折れ掛り、感悩の炎を消し去るには余りに弱かった。

 家を出た時から二本のディルドゥに責め苛まされ、肉はとろとろに蕩け出していた。 それは三宅を待つ間に三宅への想いに炙られ、燃え上がる直前まで三宅の手で煽られ、幾ら消そうとしてもぶすぶすと音を立てて燻り続けていた。

 そこへ今またディルドゥとよう子の口と手で躯の内外から火を付けられて、咲織の躯は燃え上がるしか無かった。 そして羞恥に煽られ、痛みに耐えてずたずたになっていた神経は炎に焼かれて燃え尽き様としていた。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんんんん。」
 咲織は啼きじゃくった。 膝ががくりと落ちる。 崩れ様とする躯を縛り付けた竹竿が許してはくれなかった。 二本のディルドゥは躯の中を掻き混ぜ、歓びを感じるには強すぎる感悩の渦を巻き起こしていた。

 快感を遙かに超えた痛い程の感悩から少しでも逃れようと、咲織の華奢な躯が波打った。 その咲織の反応に刺激を受けたよう子はさらに乳房を揉みし抱き、じゅぼじゅぼと音を立てて舐めていく。

「あぁぁぁぁぁぁん。 止めてぇぇ。 許して、くださいぃぃぃぃ。」
 咲織は羞恥心さえ凌駕する感悩の前にただただ啼くしかなかった。 人前という事も弁えず躯はがくがくと揺れ、喉は突き上げる強過ぎる感悩に啼き声を上げ続けた。 躯中から感悩の電流が湧き出し、咲織の神経をつき抜けて行く。 それは愉悦を超えて苦しさに近かった。 その苦しみから逃れようと躯中の細胞が暴走し始めていた 

『ぁぁ、駄目、駄目。 い、逝ってしまう。』
 
 遠ざかる意識の中で閃光が瞬き始めた。 歓喜の果てがすぐそこに見えた。 すぐそこに輝く扉が見えるのに、辿り着けないもどかしさ。 それは砂漠に見捨てられた者の飢餓感に似ていた。 あと一歩で手が命の水に、苦悩からの解放に届く。 その果てしか見えなくなりつつあった。 手足が自由であればその砂漠からに逃げだせたものが、自由を奪われた咲織にはそれすら許されなかった。 ただ、荒れ狂う感悩の嵐の中で光る果てを求めて舞い狂った。

「駄目よ。 簡単にはいかせないの。 狂いなさい。 そして自らその恥ずかしい物を皆さんに見て頂くのよ。」
 よう子は咲織の乳房から唇を離した。 指先に力を込めて乳首を挟む。 乳首は潰れ、よう子の白い指の間から透き通る桃色がはみ出す。 よう子は無慈悲にそのまま捻り上げた。 平手打ちで朱く染まったたわわな乳房が捩れていく。 

「痛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。」
 感悩の津波の中を鋭い痛みが貫いた。 咲織は細いおとがいを仰け反らせ、悲痛な啼き声に突き上げた。 うなじから吹き出す汗に巻き毛が貼り付く。 桜色に煙る可憐な躯が苦痛に悶えた。 

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☆ その840=陽炎う産毛。

「ふふ。 痛みのせいで逝かずに済んだでしょ。 感謝しなさい。 この後、もっと高い所へ逝けるわ。 でも、まだ頂きには昇らせない。」
 よう子は胸の蕾をようやく解放した。 

「うぅぅぅ。」
 乳首に血が流れ込み、よう子の指でひしゃげさせられた時以上に痛みが駆け抜ける。 じんじんと乳首が何倍にも膨れ上がった様にひりついた。 咲織は優美な顔を顰め、哀しい嗚咽を漏らす。 その苦しく哀しげな表情はサディストのよう子でさえもが胸をぎゅっと掴まれる様な痛みを感じる程に切なく、そして妖しいまでに欲望を掻きたてさせるものを持っていた。

「もっと感じなさい。」
 よう子は背後から咲織の躯を抱き締めた。 巻き毛を掻き上げ、産毛が陽炎ううなじを舐める。 両手でねっとりと咲織の乳房を愛撫する。 

「あぁぁぁぁぁんんんん。」
 か細い喘ぎが再び咲織の喉を震わせ始めた。 痛みが薄れるにつれ、秘唇と菊華、二つの感器を貫くディルドゥの刺激が大きく感じられた。 既に感悩の炎に焼かれ続けた咲織の躯は幾ら耐えようとしても全ての細胞がその刺激の前に蕩けていく。

 華奢な脚は既に躯を支え切れず、よう子に背後から抱かれていなければ、その場に崩れていた。 鳩尾が大きく上下し、平らな腹が小刻みに波打つ。 細い腰が折れる程に捩れる。 見ていた者達がごくりと唾を飲み込む音が聞こえた。 

「あぁ~~~~~。 いく、いく、いく、いくぅ~~~~~。」
 一際高い啼き声が部屋の壁さえ震わせて響き渡った。 客達は咲織からその艶啼の元へと一斉に眼を移した。 ボールギャグを外された麗子がだらしなく涎に濡れた唇を震わせていた。 象牙色の肌からは妖しい湯気が立ち昇っていた。 その肌を飾る金色のチェーンがきらきらと煌めく。 たっぷりとした乳房をぼよんぼよんと弾ませ麗子はむっちりとした躯を幾度も痙攣させた。

 がっくりと上体を床の上に倒して、なおも躯を震わせている麗子を三宅は捨てる様に引き離すと、咲織の傍らに立った。 

「もうおまえの喘ぎ声は皆さん聞き飽きただろう。 そろそろ杉山さんの本気の縛りをご覧になりたいはずだ。 これは命令だ。 皆さんに自分で二つの口に飲み込んでいる物をお見せしなさい。 そして本当の恥を掻け。 俺の命令なら何でも従う奴麗だと俺に証明してみせろ。」
 三宅は静かに言うと咲織の髪を掴み、その唇に口づけをした。 ぢゅるっと言う音が他の客に聞こえる程強く吸うと、床に蹲り気息奄奄と肩を震わせている麗子の元に戻った。 

「あぁぁぁ。」
 咲織は一声啼いた。 

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☆ その841=咥え込んでいた物。

 哀しくて、心が凍るようだった。 濡れた瞳に麗子を抱く三宅の姿が歪んで映った。 その顔が厳しく咲織を叱責している様に見えた。

『恥を掻けと、忍べと仰るのですね。 今でもご主人様の前で、ご主人様しかご覧になって無くても、服を脱ぐのも恥ずかしくて、恥かしくて、躯が動かない程なのに。 こんな大勢の知らない人達の前で、あんなものをお見せしろと仰るのですね。  どんなに辛くて恥ずかしくても、何も言わずご命令に従うのが奴麗だと仰るのですね。 ちゃんと、奴麗としての心構えが出来ているか、奴麗として相応しいか証明して見せろと。 ご主人様にご命令だと言われたら、咲織には選択の余地はありません。 どんなに恥ずかしくても、辛くても従うことしかできません。 でも、その姿を見てご主人様は楽しまれるのですか、咲織が嗤われる所を他の人と一緒にご覧になって。』       
 
「うふっ。 ご主人様のご命令とあっては従わない訳にはいけなくなったわね。 残念よ。 もっともっと逝かせてあげたかったのに。 あなた程、喘ぎ顔が綺麗で見ていてうっとりするような子いないもの。 このまま終わっては欲求不満で、当分眠られなくなっちゃうわ。 後でご主人様にたっぷり一日貸して頂けるようにお願いしなくっちゃ。」
 よう子は咲織の耳元にそう囁くと、 尻朶をギュッと掴んで離れていった。 

 咲織は一人、光の中に取り残された。 部屋にいた全員の眼が喰い付かんばかりに咲織に向けられていた。 不気味な程にしわぶき一つ無い、静寂が部屋に降りていた。

『あぁ。 でも、両腕を縛られていてはご命令通りに取り出す事も出来ない。 まさか、杉山さんに願い出ろと・・・。』

 恐る恐る見た三宅の眼は真っ直ぐに咲織を見ている。 もうその腕に麗子を抱いてはいなかった。 麗子は三宅の元を離れ、今は飯田の股間にその美貌を埋めていた。

「どうか・・・。」
 沈黙が支配している部屋でなければ一番近くにいた杉山にも聞こえない様なか細い声だった。 

「何かご用かな。」
 杉山が近づいてきて、業と意地の悪い声で言った。
「どうか、どうか。 杉山さんの縄を頂くために、この、この革帯を取ってください。」
 咲織はそれだけ言うのが精いっぱいだった。 言い終わるとがっくりと頸を折った。 巻き毛の掛かった白い肩がぶるぶると震えている。 

「あなたが股間に咥えこんでいた物を取ってどうするんですか?」
 杉山は冷たく言った。 
「取って、咲織が咥えこんでいた物を皆さんにお見せしてください。」

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☆ その842=巻き毛をかきあげて。

 咲織は喉がずたずたに切り裂かれ、血が出る思いで叫んでいた。 叫ばなければとても喉を通る言葉などでは無かった。 その自分の叫びが咲織の中で木霊する。

 恥ずかしさが躯を圧倒した。 血の気が引いていく音すら聞こえた。 躯中が凍え、がたがたと震えた。 膝が抜け、竹竿に腕を括られていなかったら、そのまま床に崩れていたろう。

 が、咲織には顔を覆う事も、躯を丸めて人目から逃れる事も許されていなかった。 針となって突き刺さる無数の容赦ない視線に耐え、立ち続けるしかなかった。

 たっぷりと咲織が羞恥に戦慄く間を置いてから、杉山が咲織の前に立った。

「脚を開いてください。」
 杉山は羞恥に身悶えしている咲織に追い打ちを掛ける。 諦めと哀しみの入り交じった咲織の表情が見る者の劣情を弥が上にもそそる。 咲織のすらりと伸びた脚が震えながら杉山の視線に押される様に開いていく。 生唾を飲む音が何処からともなく聞こえた。

「抜きますよ。」
 杉山が咲織の白い脚のあわいに掌を入れ、黒い革帯を下に引っ張った。 ずゅぼと言うねっとりと湿った音と共にたっぷりと婬蜜に塗れ、ぬめぬめと黒光りする二本のディルドゥが咲織の白い肌を割ってその異形を露わにした。 「おぉっ。」と言う溜息とも呆れ声とも付かぬ声がそこかしこから沸き上がった。 その声が咲織の胸に荊となって突き刺さる。 
 
「ご覧下さい。 このお嬢さんはずっとこれを秘唇と菊華、二つの口に呑み込んでいました。 どうです、こんなに濡れている。 革帯までもべとべとだ。」
 杉山は頭上高く咲織の中に入っていた二本のディルドゥが付いたT字型の革帯を掲げた。
 
「うっ、うっ。」
 恥ずかしさに声にならない嗚咽を吹き上げた。 

『あぁ、もうこれ以上の恥は無い。 どういう顔をご主人様にお見せすればいいの。 もう、お見せする顔がない。 あっ、冷たい。 あぁ、こんなに恥ずかしいのに、こんなに辛いのに、まだ濡れている。 一体、私は何処まで婬らな女になってしまったと言うの。 あぁ、見られている。 知られてしまう。 ご主人様、許して・・・。』

「これで、ようやくきちんとした縛りをお目に掛けられます。」
 杉山は真剣な顔つきになると、ぎらりと眼を光らせた。 咲織が縛り付けられている竹竿の中心、丁度肩胛骨の上端の中心に長い麻縄を二重に掛ける。 巻き毛を掻き上げ、細いうなじの両側から縄を前に持って行く。 一旦、鎖骨の間で結び、胸の谷間の下で更に結び目を造る。 その後も幾つかの結び目を造りながら濡れた秘唇の割り裂いて、元の位置に戻していった。

 杉山は見事な手さばきで縦縄に横縄を掛けていく。 その度に緩やかに掛けられた縦縄は締まっていき、ぷっくりと開いた秘唇を股縄が擽った。

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☆ その843=喰い込む縄。

 長時間填っていたディルドゥを杉山の手で引き抜かれ、咲織の色素沈着の無い桜色の秘唇と菊華はぽっかりと開き、内側の蜜に濡れ光る鮮紅色の粘膜までも曝していた。

 その敏感な粘膜を杉山が縦縄に作った瘤が擦り上げる。 杉山の使う麻縄は毛羽を全て炙り取った上で馬油を染み込ませてあり、しなやかに作られていた。 それでも、瘤のごつごつした感触がこの上なくか弱く敏感な粘膜を擦り上げる感触は、咲織を震え上がらせる。 同時に否応の無い感悩の電流を起こしていった。

「あっ、あぁぁぁぁっ。」
 咲織は堪え切れない刺激にか細く喘いだ。 その少女の泣き声にも似た円やかに高い啼き声が客達の嗜虐欲に火を付ける。 縄掛けされる度に苦しげにくねる白く華奢な躯が油を注いだ。 黒い巻き毛が揺れては、しっとりと濡れた白い肌に貼り付く。 

「いいぞ。 いい。 最高だ。」
 杉山は一人ごちながら、細い眼をらんらんと輝かせ、咲織の肌に縄化粧を施していく。 咲織の可憐な躯を縦に縊る麻縄の瘤と瘤の間に横縄が通されていく。 杉山が掛けていく横縄は咲織の肉にぴったりと収まり、それ自体痛みを感じるものでは無かった。

 が、確実に咲織の躯を火照らせ、躯中にある女の感悩の結節点を捉えて、じわじわと締め上げていく。 それは、これまでディルドゥに、そしてよう子に感悩の炎を燃え上がらされてきた咲織には縄酔いと呼ばれる様な生易しいものでは無かった。 まるで無数の指で肌をそしてその下の肉を愛撫され続けている様だった。 

 麻縄は咲織の華奢でいながらしっとりと女性らしい柔らかさを持った躯に程良く喰い込み、美しい起伏を作っていく。 艶やかな白い柔肌は縄と縄のあわいで盛り上がり、一層艶々と妖しい光を放ち出す。 優美な躯の線に魅惑的なめりはりが与えられていった。 

 乳房の根元が麻縄が作る亀甲の形に引き絞られた。 縄に押さえられた二つの乳球は深い谷間を作って突き出す。 その頂きを飾る蕾は小さいながらもぴんと立ち、その桃色を濃くしていた。 

 杉山が縄掛けしていく度に縦縄が咲織の肉に喰い込んだ。 秘唇と菊華に麻縄の瘤がまさに入ってくる。 息をする度に縄は咲織のより深く処を責めてくる。 その苦しみに啼き声もか細く、切れ切れになっていく。 

「よし、亀甲縛りは完成だ。」
 杉山は咲織の周りを廻って、満足げに頷いた。 間を置かず秘唇から溢れた蜜が滴る太腿に幾重にも麻縄を巻いていく。 

「持て。」
 声を掛けられた助手は咲織の黒いヒールに一層切れ上がった足首を持ちあげた。

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☆ その844=ガラス細工の体。

 杉山は咲織の太腿を片手でがっしりと握り、巻き付けた縄尻を腕を縛っている竹竿に掛けると一気に高々と持ち上げた。 思いも掛けず、爪先が自分の掌に触れて、咲織はおののいた。 

「ひゃぁぁぁぁぁぁ。」
 脚を引き裂かれる恐怖と、片脚立ちでふらつく足元に咲織は絹の様な悲鳴を上げた。 ばくばくと脈打つ心臓に亀甲縛りに締め上げた縄が喰い込むような苦しみが襲う。 咲織はおとがいを反らせる。 悲鳴を上げるぽってりとした唇の端から涎がつーっと糸を引いた。

「よしっ。」
 杉山は腹から気合いを入れ、咲織の太腿を竹竿に出来る限りに引き寄せた。 そのまま余った縄を綺麗に巻き付け固定していく。 助手はすぐに揺れる咲織の腰を背後から抱き支える。 咲織が安定すると膝の上下、そして足首と次々に杉山は縄を巻き付けては竹竿に固定していった。 

「うむっ。」
 片脚を完全に竹竿に結びつけると、満足げに咲織の腿を打った。 ぴちんぴちんと張り詰めた若い肉の音が響く。 

 直角を越えて咲織の左脚は宙に伸びていた。 極限まで脚が引き攣り、只でさえ艶やかな内腿の肌は伸び切り、ガラス細工の危うさを湛えて光る。 足首まで真っ直ぐに伸びた脚が綺麗なY字を宙に描いた。 陽を浴びたことのない一際白い咲織の股肉を婬蜜を含んだどす黒い麻縄が割り裂いている。 その遮る物も啼くあからさまに曝された婬部の痛々しさに客達の騒めきさえも静まった。

 薄いガラスの様な緊張を断ち切って、杉山は辛うじて床に触れている右足に取りかかった。 助手に抱き留められた躯が恐れと痛みにふるふると振れた。

「いくぞ。」
 右足と同じく太腿に幾重にも麻縄を巻き付けると、気合いと共に一気に持ち上げた。 ぐらりと咲織の躯が鎖の下で揺れる。 宙に浮いた不安が咲織から理性を奪う。 何も考えられず、ただ怯えが心を支配していく。

「うわぁぁぁ。 あわぁぁ。」
 咲織は頼りなげに啼き続けた。 杉山はその咲織の声には構わず、一心に縄を脚に巻き付けては力を限りに引き上げていく。 太腿の巻かれた縄が肉に喰い込む。 極限を超えて引き裂かれた股間が裂けていくかと痛んだ。 

「持てっ」
 杉山は助手に咲織の太腿を支えさせると、足首に巻き付けた縄を竹竿に結んだ。

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☆ その845=蟹縛り。

「完成だ。」
 杉山が力の籠もった声を発した。 咲織のつるつるの恥丘をぱんと叩いて、一人頷く。 自身の傑作に視線を注いだまま一歩二歩と後ずさる。 全体を真剣な眼差しで確認する。 大きくうんうんと頷き、咲織の瞳を黒い手ぬぐいで大きく覆った。

「どうぞご覧ください。 これ程の蟹縛りは今まで出来た事がありません。 躯が柔軟で、華奢なモデルだったからこその縛りです。 それに肌の美しさと縄のコントラストが見事です。 どうぞ、早めに写真を取ってください。 次の姿勢にすぐ移りますから。」
 杉山の言葉に客達が我先にと咲織の周りを取り囲んだ。 

「この綺麗な胸が歪んでいる感じが堪らないな。」
「縄の喰い込み方がいい。 肉も肌も柔らかいんだな。 筋肉質の女だとここまで縄は喰い込まない。 そそるね。」
「うほっ。 どう、この子の風情。 もう、女の私でも燃えてきちゃう。 もっと虐めたくならない?」
「おまえはマゾだったんじゃないの。 判るけど。 啼き声もなんとも可愛いからな。 何時までも啼かせていたくなるよ、この子なら。」
「今にも壊れそうな華奢さがいい。 縄で骨まで折れそうじゃないか。」
「この乳房、信じられない。 こんなに大きいのに少しも垂れて無いなんて。 卑怯。 駄目よ、この子としちゃ。 絶対許さないから。」
「はは。 この太腿のはち切れそうな肌。 それにこの縄が股に喰い込んでいる被虐感。 これ以上の奴麗は居ないな。 是非、三宅さんに言って貸して貰おう。」
「こんな男も知らぬげな顔しておいて、ここ見ろよ。 縄の瘤に感じてるんだぜ。 ほら、蜜を太腿まで垂らしてひくひくしている。」

 客達は勝手な批評を口にしながら、シャッターを切り続けた。 フラッシュが手ぬぐい越しにも眩しい。 客達の体温が、呼吸が肌を弄っていく程近くに感じられる。 恥かしさに胸がひりひりと痛んだ。 

『ああ、見られている。 全てを。 何処も隠すことなんて出来ないこの躯の全てを。 ついこの前まで、ご主人様以外に見せた事の無い肌を。 あぁ、ついに堕ちてしまった。 奴麗どころか、これでは・・・。 あぁ、ご主人様。 どうか、破廉恥な奴麗だとお見捨てにならないでください。 どうか、どうか咲織の事をこれからも虐めてください。 どうか、もうこんな人前に曝す事はもう二度と・・・。 あぁ、なのに、躯が、躯が燃えている。 ご主人様が欲しい。 ご主人様に躯が壊れるまでご奉仕したい。』

 咲織は羞恥に身を捩った。 指先以外動かす事の出来ない躯にさらに縄が喰い込んでくる。 息をする度に麻縄に締め付けられ、肉が軋んだ。 それでいて、感悩の炎は苦しみを巻き込みながら燃え上がってくる。 

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☆ その856=無数の手が。

「触っちゃお。 よう子さんだって、あんなに一人楽しんだんだから。」
 江梨菜は悠介にそう言うと、悠介の手を引いて、咲織に駆け寄った。 女の無遠慮さで、目の前に飛び出している咲織の乳房に触れる。 

「あはっ、柔かい。 それでいてぷりぷり。」
 口で悠介に説明しながら、しなやかな掌で咲織の胸をむぎゅっむぎゅっと揉んだ。 
「凄いよ。 羨ましいなぁ、この肌理細かな肌。 絹みたい。 ううん、こんなにしなやかで、柔らかくってすべすべな物ってこの世に無いよ。 どう? 悠介、触ってみて。」

「良くないだろ。 そんな勝手に人の物を。」
 江梨菜の掌を振り払って悠介は掌を引っ込めた。
「大丈夫よ。 だって、今日は咲織さんのお披露目式なんだもの。 触るくらい良いでしょ。 それにこの素晴らしさは見てるだけじゃ駄目だって。」
 江梨菜は息も絶え絶えで、とても返事など出来そうにない咲織の窮状を知ってか知らずか、江梨菜は勝手に咲織に問いかけ、返事の無いのを良いことに悠介の掌を取ってその胸に触れさせた。 

「うわっ。 弾む。 それに掌に吸い付いてくる。 離れないよ。」
 悠介は咲織の胸をやわやわと宝物の様に撫でた。 
「でしょ、でしょ。 凄いでしょ。 でも駄目だから。 悠介はこの胸を触っていなさい。」
 江梨菜は悠介の掌を取り裸の自分の胸に押し付けた。 そうしておいて自分は宙に浮かんだ咲織の秘唇周りの柔らかな肉を無遠慮に掴んでは弾力を楽しむ。

「確かに吸い付く肌だ。 すべすべとして温かくて、こりゃ掌が離れ無い。」
「餅肌って奴だな。 色も正に抜ける様に白いし、柔らかで弾力が堪らない。 ご主人様はご執心だぞ、これは。」

「この乳の気持ちいいこと。 俺の奴隷とは違う。 張りが何とも言えないな。 それにこの乳首のちょんとした品の良さ。 ここまで色白だと本当にピンクなんだ。 こんな綺麗な色はアニメの中だけかと思ってたぜ。」
「あぁ、やっぱり吸い付きたくなる。 駄目、堪らない。 この子は絶対私の物よ。 美味しい。 この子の汗? 甘くてしょっぱくて。 ああん、もっと味わわせて。」
 悠介達に刺激され、客達の掌は咲織の柔肌に触れ始めた。 その触れ方がだんだんと無遠慮にそして大胆になっていく。 何時しか咲織の柔肌の具合を確めるのではなく、咲織の反応を引き出し味わおうと言う愛撫になっていた。

『止めて、止めてください。 お願いです。 変になってしまう。 あぁ、駄目、駄目。』

 四方八方から幾つもの掌が伸び、あらゆる肌と言う肌を撫で回す。 咲織は何をされているのかも判らなくなっていた。 ただ、躯中の柔肌から感悩の信号が発せられ、それらが縄瘤に責められている秘唇に集まってくる。

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☆ その847=お願い、耐えて。

 咲織は恥ずかしさに歯を喰い縛り、啼き声を堪えた。

『掌が、掌が。 躯中を。 一体何処を。 一体どれだけの掌が。 私の肌を。 触れないで。 どうして、どうして感じてしまうの、私。 こんなに恥ずかしいのに。 こんなに苦しいのに。 あぁ、この躯が疎ましい。 ご主人様、ごめんなさい。 ご主人様以外の掌で感じてしまうなんて。 ごめんなさい。 奴隷なのに、ご主人様の奴麗なのに。』

 悲しみの裡にも迫りくる愉悦の波に自由を殆ど縄に奪われた躯を捩った。  

「みんな勝手に俺の咲織さんを触って。 おまえ行って咲織さんの開き切った股間を嘗めてこい。」
 飯田が自らの俣間に顔を埋めている麗子の胸をぱんと叩いた。 麗子は頷き、四つん這いのまま咲織の元へと近づいていく。 首輪から胸の頂きへ伸び、そして秘唇の中に消える金色の鎖を揺らしながら素裸を曝して四つん這いで近づいてくる麗子の姿に客達はさっと道を空けた。 

 麗子は咲織の下で上半身を起こし、艶々とした裡腿に唇を付ける。 舌を伸ばして滴る蜜を嘗めていく。 麗子の舌の動きに連れて、咲織の柔肌がひくつく。 水平以上に高く吊られたヒールの中で桜貝を載せた爪先がくっと反り返る。 そのすぐ上で竹竿に括りつけられた掌が白くなる程ぎゅっと握り締められていた。 

 麗子には咲織が耐えている感悩も、そして、裡に渦巻く哀しみさえも咲織に触れている舌から直接流れ込んでくる様に判った。 それでも、飯田の命令には逆らう事など考えもしなかった。 飯田が命じたのは咲織の啼き声を他の客ではなく自分が引き出せと言う事なのだと承知していた。 今、自分の舌は飯田の舌なのだと、そして三宅の掌なのだと思った。

『咲織さん、耐えて。 恥を忍んで、痛みに身を捩って、感悩に啼き声を上げる。 その姿をご主人様に楽しんで頂くのが奴麗なの。 楽しんでいらっしゃるご主人様の姿を見て、痛みも忘れて歓んでしまうのが奴麗なの。 辛くても、痛くてもご主人様に与えられた事なら何でも歓んでしまうのが奴麗なの。  例えその感悩を与えているのが他人の舌でも、それをお与えになったのがご主人様なら、奴麗はそれを歓んで受け入れる物。 耐えて、これは三宅さんがお与えになった試練。 だから、歓んで受け入れて。』

 心の底で咲織に謝りながら、麗子は祈るような気持ちで咲織の柔肌に舌を這わせた。 縄の瘤が縛めているすぐ脇の躯の中で最もやわかい肉を部分を口に含んだ。 口の中のぷッくりとした肉を舌で嘗め上げ、啜りあげる。 ぷるぷるとそれは口の中で震えた。 

 くすぐったさが感悩となって躯の中を駆け巡る。 それは幾つもの掌に乳房を揉みしだかれて起こる感悩よりも舌の這う尻朶からよりも遥かに強く咲織を惑乱させた。 いや全ての感悩を巻き込んだ一つの巨大な旋風となって咲織の中を吹き荒れた。 

「あはぁん。」
ただ一つ自由になる首を仰け反らせ、咲織は啼いた。

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☆ その848=体の底から。

「あはぁぁぁんんんんん。 あんっ、あんっ、あんっ。 はぁん、あんんん。」
 一度啼いてしまうと、堰を切った様に後から後から押し寄せる感悩の渦のまま、咲織は啼き続けた。 その声が客達の興奮を誘い、咲織の躯を揉みしだく掌に熱意が籠っていった。

 縦縄の瘤が責つける秘唇の周りを甘咬みし、敏感な柔肌を嘗め上げる麗子だけでなく、ぷるんと突き出た尻たぼに歯を立てているよう子も、たわわな乳房をその頂きに咲く蕾と共に愛撫している悠介も、咲織の柔肌に掌を伸ばした者たちは皆何かに取り憑かれた様に咲織を啼かせようとその唇に掌に体の底から湧いてくる婬らな思いを込めていた。 

『あぁ、あぁ。 どうなっているの、私の躯。 痛いのか、感じていてるのか、苦しいのかさえ判らない。 躯中の感覚が狂ってしまった。 何をされているのかも判らない。 あぁ、なのに感じる。 感じる。 感じ過ぎて、辛い。 何処へ行くの私。 お願いです。 お願いです。 どうか、私から離れて。 そっとしておいてください。 恥ずかしい、名前も知らない人に、肌を見られて、触れられて、弄られて。 ご主人様、これで、これでご満足なのですか。 最初から、私をみんなの弄り物にさせる積りで・・・。 それとも、怒ってらっしゃるのですか。 もう、こんな人の掌で汚された咲織など要らないと・・・。 あぁ、それは、それは・・・、耐えられない。 駄目、駄目。 何も考えられなくなってくる。 いや、いゃ。 く、苦しい。 もう、許して。 いくことが出来ないのに、感じさせないで。』

 高く切なく啼きながら、咲織はぼんやりと沈んだ心の底で煩悶し続けていた。 感悩は愉悦の度を超えて押し寄せ、咲織の啼き声から甘やかさが消えていった。 苦しげな呻きが細い喉を今は震わせる。 

 杉山が客達を押し退け、咲織の前に立った。

「皆さん、席にお戻りください。 既に時間が随分過ぎてしまいました。 これ以上伸びると咲織さんの躯に無理が掛かり過ぎます。 次の吊りに移行できなくなる。」
 杉山の言葉に客達は咲織の躯に心を残しながらも、席に戻っていった。

「30センチ下ろして。」
 杉山は咲織が吊るされている鎖の操作係に声を掛けた。 からがらと大きな音を立てて、鎖が伸び、厳しい蟹縛りに吊るされた咲織の躯が床に近づく。 

「一人で支えられそうか。」
杉山は意を酌んで咲織の躯を背後から抱え上げている助手に声を掛けた。 
「凄く華奢な子だから、大丈夫です。」
 助手が微笑むのを見て、杉山は咲織を吊るしている鎖に結んだ竹竿から伸びる縄をてきぱきと外し、ぴんと大きく水平以上に拡げられた脚に巻かれた縄に結び付けていく。  

「よし。 離せ。」
 助手が咲織の腰に廻した腕を離した。 咲織の躯が宙でぐるんと上下に回った。

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☆ その849=ぶらん。

「ひゃぁぁぁぁぁ。」
 咲織の魂が消える様な悲痛な啼き声が空気を切り裂いた。 

 頭から真っ逆さまに床に落とされる恐怖に心臓が止まった。 ゆったりとカールした髪の毛がふぁさりと床に触れ、振り子の様に鎖の下で前後に大きく揺れた。 

「これ以上はない蟹縛りの逆さ吊り。」
 杉山が咲織に状況を知らせる様に言って、前後に揺れる躯を止めた。 亀甲縛りにされた躯は軋み、血が頭に上ってじんじんと痛かった。 それでも、杉山の言葉から自分の置かれた状況を咲織はようやく理解した。

 咲織は股縄に作られた縄瘤が圧する秘唇と菊華の二つの秘花を天に向かって剥き出しにし、左右の脚を大きく割り拡げられて、逆さに吊られていた。 その余りに凄惨でそして美しい姿に客達の熱い溜息が掴まれる。

「大丈夫ですか。」
 杉山は膝を付いて、床のすぐ上にある咲織の頭を支えて上向かせた。 目隠しの手ぬぐいを取り、咲織の瞳孔を観察する。 胸の上下、腰を縛っている縄の張り具合を点検した。 うん、と頷くと立ち上がり鎖の操作係にもっと上げる様に手で指示を出す。 

 ウィーンと言う機械音と共に咲織は逆さまのまま持ち上げられた。 咲織の剥き出しの中心部が杉山の胸元に上がった所で鎖は止まった。

「この亀甲縛りには、仕掛けを一つかくして置いた。 とっておきの仕掛けをね。」
 杉山が咲織の腰を括る縄から、股縄を解いた。 
「股縄を腰縄の所で外せる様に、一本の縄ではなく二本の縄で躯を縦に縛ってある。」
 杉山は咲織の秘唇と菊華に喰い込み、半ば身を没している縄瘤を持ち上げた。 既にたっぷりと咲織の蜜を吸って黒くぬめる縄瘤がぬちゃりと音を立てて秘唇から離れる。 透明な蜜の糸が照明に光った。 

「いゃぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織は甘さの入り交じった悲鳴を発した。 縄瘤に絡み付いた敏感な花びらが擦られた。むず痒い様な強烈な感悩が血の上った頭を直撃した。 次に紅い粘膜の洞までも客達に曝していると言う痛い程の羞恥が心臓を締め付けた。 

「便利でしょう。 こうやって、女性の全てを、中までも鑑賞することが出来る。 この人の様に、色素沈着の無い少女の様に清らかな秘唇を余す所無く鑑賞するには最高の縛り方だ。 ただ、これ程躯が柔らかく、骨の細い肉のしっとりと載った人で無ければ美しくは縛れないし、危険も多くなる。 この縛りでは、こう言う楽しみ方が一番だろう。」
 杉山はそう言うと助手に手首程もある紅い和蝋燭を持ってこさせた。

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☆ その850=限りなく透明に近い紅。

 照明が落とされた。 和蝋燭の華やかで輝く様な橙色の光に咲織の白い肌が一層美しく浮かび上がった。 パラフィン系の蝋燭とは違い、豆を煎る様な香ばしい薫りが立ち昇る。 客達の陶酔感が一層昂まっていく。

「脱がせて。」
 杉山の指示で助手が咲織の足からハイヒールを脱がせた。 咲織の躯の柔らかさを最大限に生かして、水平を越えて脚を開かされた上で逆さに吊られいてるために、足裏までもが蝋燭の炎で照らし出される。 歩いたことの無い様な咲織の足裏は肉刺一つ無く、赤ん坊の足裏の様につるつると愛らしい。 その足の裏へ、和蝋燭を一本ずつ持って左右に分かれた杉山と助手が同時に和蝋燭を傾けた。 和蝋燭の紅を纏った透明な雫が光を秘めて滴る。 

「痛いぃぃぃぃぃっ。 あぁぁぁぁぁっ。」
 突然、熱さを越えた錐で穴を肉に穿たれる様な痛みに襲われ、咲織は高く悲鳴を響かせた。 剥き出しにされた脚の付け根が痛みにぴくぴくと痙攣した。 その様子が蝋燭の炎に照らされ、白い太腿に悲痛な陰影を描いた。 

「あっ、あぁぁぁんんん。 あぁぁぁぁんんん。」
 ぽたりぽたりと和蝋燭の雫が光りを放ちながら、白い咲織の足裏に滴っていく。 煤で汚れる事のない和蝋燭の雫は、咲織の肌の上で綺麗な紅い花弁となった。 一つまた一つと花弁が咲織の足裏で生まれ、白い肌を埋めていく。 

 和蝋燭はパラフィン系の蝋燭と違い、ゆっくりとしか溶けない。 一つの雫が肌に落ち、痛みを与えた後に一瞬の静寂がある。 躯の奥に染みこんだ痛みがふっと薄れる頃、また新たな雫が肌を焼き、痛みを与える。 咲織は痛みに慣れることなく、悲鳴を上げ続ける。
 
 足裏を埋め尽くした熱蝋の花弁は、足首から脹ら脛へとひとひら、またひとひらと咲織の柔肌を焼きながら脚を昇っていく。 より艶やかでそれ故に薄くひ弱な肌に蝋燭の花が咲く度に咲織の悲鳴は高くなっていった。 

「ひゃぁぁぁぁぁぁ。」
 膝の裏は紅い花弁で埋め尽くされ、真っ白な内腿に熱蝋が滴る。 只でさえ薄い咲織の柔肌は過度な開脚で極限まで薄くなっていた。 その内腿を熱蝋に侵され、咲織の細い喉が悲痛な叫びに震えた。 

 やがて白い肌の中心で開かされた桃色の花びらが蝋燭の炎に照らし出された。 ゆらゆらと揺れる蝋燭の炎に粘膜の花びらがほよほよとそよいで見える。 和蝋燭の紅く透明な雫が炎を映し、きらきらと光を湛えてその粘膜の花びらに吸い込まれていった。

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