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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1949=ハイヒールに手を掛けて。

『私に似た芸大のフルート科の女性とご主人様の間には何も無かった? それがご主人様の初恋? 淡い、淡い、でも輝き続ける初恋? そして、私の初恋は・・・。』

 咲織は飯田を真っ直ぐに見た。

「初恋が実って良かったです。 本当に。 淡く、儚く、それだけに何時までも輝く初恋も素敵だと思います。 でも、私の恋の記憶にはご主人様だけ。 他に恋の記憶の欠片すら無い、真っ新な私をご主人様に捧げれられて本当に良かったです。 ご主人様に全てを所有頂けて本当に幸せです。」
 咲織は口元に微笑みさえ浮かべた。 その大きな瞳には飯田では無く、明らかに三宅が映っている様だった。

「それも、素敵かも知れませんね、確かに。 咲織さん、あなたは前にお会いした時の反応から見ても間違い無くマゾヒストです。 所有される事に歓びを感じる人、自由を奪われ、耐え難い恥辱と苦痛を与えられる事で、完全に所有されている事を確認し、初めて生の歓びを感じる人。 そんな稀有な才能を生まれ付いて持った人が、自分を理解してくれる男性に出会う確率は低い。 出逢うまでは、詰まらない、煮え切らない思いだけが蓄積される。 出逢わない儘に、生を輝かせる事無く人生を閉じてしまう人の方が多いでしょう。 そう、咲織さんはとてもとても幸せ人なんでしょうね。 純粋な恋心と邪な慾望とが一度に満たされたのだから。」
 飯田は生真面目な顔で天井を仰いだ。 無機質な石膏ボードでは無く、銘木を使った格天井が奢ってあった。

「その見事に成就した初恋のせいで、あなたは私に貸し出された。 僕の一夜の性の奴麗として。 幸せな事ですね。 そのまるで喪服の様なスーツを脱いで、奴麗の正装になってください。 あなたの愛するご主人様のご命令なんでしょう。 マゾヒストの咲織さんにとっては、命令が辛いものなら辛い程、服する歓びが増す筈だ。 さ、このテーブルの上で素敵なストリップショーを見せてください。」
 飯田は鋭い眼差しで咲織を促した。

『ああ、この時が来てしまった。 恥ずかし過ぎる。 余りに。 素肌を他人に見られる事も、それ以上に私がマゾの婬濫だと知られる事が恥ずかしい。 認めさせられる事が余りに悲しい。 清純な女でいたかったのに。 清純な私をご主人様に捧げたかったのに。 また、穢れてしまう。 ご主人様の見ていない処で。 もし、もし、感じてしまったら。 この人の掌で感じさせられてしまったら・・・。』

「はい。」
 咲織は躯を折り、黒の華奢なハイヒールに手を掛けた。

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☆その1950=ハイヒールのままで。

「いや、ハイヒールは履いたままで。 その方がそそりますから。 素っ裸よりも、ハイヒールと言う日常を履いていた方がいい。 超一流商社の秘書が浅ましいマゾ奴麗なのだと言う事を意識させる。 でしょう?」
 飯田はすっかりサディストの表情になっていた。 咲織は心臓が凍えるのを感じながらも手を止めた。

「返事は?」
 静かだが、怖い声だった。 牙を持った雄の声。 三宅には無い怖さがあった。
「はい。」
 咲織は躯を起した。

「はい? はい、ご主人様でしょ。 違いますか。」

『この人が私のご主人様? 思えない。 幾らご主人様に言われていても。 それだけは。 でも、ご主人様には恥は掻かせられない。 それだけは。 そのためにここにきてしまったんだから。 何があっても。 命令には復唱しろと、奴麗らしくと。 ご主人様が。 あぁ、奴麗です。 ご主人様の奴麗。 この人では無く、ご主人様の奴麗。 ご主人様は一人だけ。 でも・・・。』

「はい、ご主人様。」
 声が凍えた。
「そうそう。 ここにいる間は、あなたのご主人様は僕です。 ま、後でその口で先制して貰いますけど。 さ、早くテーブルに昇ってください。」
「はい。 ご主人様。」
 咲織は意を決して、立ち上がった。 低いガラスのテーブルがとても高く思えた。 ようやく持ち上げ、テーブルに掛けた足がわなわなと頼りない。

『この前も。 私はこうしてテーブルの上に立った。 そして、ストリップショーを一人演じた。 あの時の恥ずかしさが込み上げてくる。 でも、今はただただ恥ずかしく、そして哀しい。 私を見てくれるご主人様は居ない。 あの時の恥ずかしさの中で感じた戦慄く様なときめきは無い。 ただただ哀しいだけ。 自分が、ここへ来なきゃいけない自分が。 そして、来てしまった自分が。』

 ジャケットの襟を持つ細い指が蒼白だった。 女を感じさせる桜色の爪が黒いベルベットの上で震えていた。

「まだですよ。 まだ脱ぐには早い。 まだ、口上を言ってないでしょう。 私の、咲織のストリップショーをお楽しみください、と言う口上を。」
 目尻の皺が慾情していた。

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☆ その1951=込み上げる。

「あぁ。 ご主人様。」
 咲織は瞼の裏に三宅を探す様に睫毛を伏せた。 ガラステーブルの上でヒールがかたかたと鳴った。 

「はい、咲織のストリップショーをご覧ください。」
 哀しい空気で肺をいっぱいに満たし、そして吐き出した。
「ご主人様は? もう一度ちゃんと言ってください。 三宅に言われた筈だが。 命令は必ず自ら望む形で復唱して、ご主人様を付ける様にと。 そんな奴麗の基礎も教育出来て無いのか、あいつは。」
 厚ぼったい唇が楽しげに歪んだ。

『ずっと? ずっと言わなきゃいけないの? そんな哀しい台詞をこの口で。 ご主人様でも無い人に向って。 それが、奴麗なんですか、ご主人様。 仕方無いんですね。 咲織はマゾの奴麗だから。 あぁ、何故・・・。』

 躯の奥底が熱く滾るのを感じた。 咲織は怖れた。 怖れながら、もっと堕ちていたいと、慾望に捉えられようとしていた。 

「咲織のストリップショーをお楽しみください、ご主人様。」
 言い終わると、確かに子宮の奥がきゅんと熱い蜜を絞り出したのを感じた。 暗い慾望から逃れられないのだと知った。 哀しみに胸が溺れそうだった。 もう、細いヒールはガラステーブルを鳴らしはしなかった。

「ほう。 何とも可憐だ。 男なら誰だって、守りたくなる。 今すぐにも、抱き締めずには居られなくなる。 でも、折角ストリップショーを見せてくれると言うんだから、我慢しなくちゃね。 ぐるっと回って。」
「はい。」
 咲織は躊躇いを見せず、くるりとテーブルの上で回った。  
  
「その黒づくめの服装を選んだのは、純粋な恋への葬送の想いからですか。 それとも、そのミルクの様な白い肌を引き立てて、僕を刺激しようと言う魂胆からですか。」
「もしかしすると自分でも気付かない裡に、そうしたのかも知れないですね。 あなたは天性の婬婦だから。」
「そんな訳、ありません。 ただ・・・、」

『ただ、少しでも肌を出したくなかったから。 少しでも飯田さんに媚びていでもいる様に勘違いされたくなかったから。 少しでも可愛くない、地味な服を選んだだけ。 でもそれが・・・。』

 今の咲織には、飯田の言葉を否定できなかった。

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☆ その1952=這い上がってくるもの。

「ただ? ただ何ですか? 僕を刺激しようとは思ってもいなかったと言いたいんですか。 そうでしょうね。 咲織さんとしては真逆だと言いたいんでしょう。 そう、咲織さんは、少しでも色っぽい服、セックスを感じさせる色や形の服を遠ざけたんだ。 だけど、それは取りも直さず朝から僕の奴麗になる事を意識していてくれたと言う事、今夜その躯を僕に好きな様に玩ばれる事を考えていたと言う事でしょ。 結局は、僕を刺激しようとしたと同じ事です。 普段通りではいられなかっったんだから。 嬉しいなぁ。 無意識の裡でも僕を誘惑しようと思ってくれていたとは。 きっと、会社を出てからずっとどんな責めを受けるのか考えて、あそこをじゅんじゅんと濡らしていたんでしょうね。」
 飯田はテーブルの上でジャケットに指を掛けたまま固まっている咲織の恥じらいを目尻を下げて眺めていた。 そのねっとりと纏わり付く視線が服を貫き、咲織は直接肌を撫で回されている想いがした。

 足元から恥ずかしさがもぞもぞと這い上がってくる。 同時に心臓が痒い様な焦れったい婬らさが湧き出して、いっそすぐさま侵されたいとさえ願った。

「ふふ、咲織さんが恥じらう姿は本当に愛らしい。 そして、婬らそのものだ。 どうせ、今も僕に眺められながら、秘唇から婬汁を滴らせているんだ。」
「違います。」      
 咲織は思わず、きっと瞳を吊り上げた。

「そうですか。 濡れてなどいないと言うんですね。 僕と言う変態に見られて気味悪さに乾いていると。 いいですよ。 どっちなのかは直ぐに判る事だから。 もし、濡れていたらどうします?」
「そんな事ありません。 そんなこと・・・。」
 咲織の声は小さくなっていった。

「こうしましょう。 もし本当に乾き切っていたら、一樹から頼まれているちょっとした手術だけして、お返ししましょう。 でも、じっとりと婬蜜を滴らせていたら、もう一晩僕の奴麗になってください。」
「そ、そんな。 嫌です。 それにご主人様の許可も無くそんな事私には決められません。」
 
「乾いているんでしょう? それなら濡れていた時の約束なんてどうでもいい筈じゃないですか。 それに一樹は事情を話せば間違い無く許可してくれると思いますよ。」

『そう。 ご主人様はきっと私を嗤ってもう一晩奴麗として尽くせと、私をこの人に貸し出してしまうに違いない。 そ、そんなことは嫌です。 もう、二度とご主人様以外の人に貸し出されたく無い。 あぁ、この躯は。 私は何故か、疼いている。 今も、嫌なのに、嫌で嫌で仕方無いのに、何処か、躯の奥底が疼いている。 何かを期待している。』

 咲織は唇を噛み、テーブルの上で消え入りた気に華奢な躯をさらに小さくした。 逃げ出す事も考えられずに。

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☆ その1953=もしかしたら。

「濡れてなんかいないんでしょ。 一樹以外の男の前でストリップショーをするなんて恥ずかしいだけで、疼いたりしないんでしょ。 それにこの賭けは咲織さんに圧倒的に有利に出来ている。 何せ、乾いてるか濡れているかは、僕には判らないが、咲織さんには判っている事だ。 それとも、濡れそぼっているんですか。 恥ずかしがって見せても、僕に一晩中責められると想像して秘唇を濡らしたんですか。」
 白い頬を更に蒼褪めさせながらも、巻き毛の下で項はしっとりと汗ばみ恥じらいの朱を濃くしていた。 飯田が話している間中、置場の無い身を密やかにくねらせ、いやいやと小さく小首を振り続けた。

「違います。 そんな事、考えもしませんでした。 ご主人様以外の人にこの躯を責められるなんて哀しい事、思いたくもありません。」
 元々ぷっくりとした涙袋は今にも泣き出しそうに桜色の肌を薄く膨らませていた。 長い睫毛が命が消えかけた蜻蛉の翅の様に震えた。
「で、どうするんです? この賭けを受けますか? それとも、僕の前でストリップショーをすると考えただけで濡れてしまったと認めますか。 愛する人以外の男の前で肌を曝すと考えただけで濡れてしまう、恥ずかしければ恥ずかしい程躯が燃える変態の婬濫だと。」
 飯田は咲織の反応を楽しみながら、言葉を継いでいった。 咲織の黒いストッキングに包まれた小さな膝が小栗鼠の様に怯えた。

「判りません。 本当に、判らないんです。 もしかしたら・・・。」
 自分の声が羞恥を呼び、針となって心臓に突き刺さる。 血を通わせているとは思えなかった。 躯を支えるべき脚からも腕からも力が抜けていった。 咲織は巻き毛に顔を隠し、戦慄きながらテーブルの上に崩折れた。

「もしかしたら、濡れているかも知れないんですね。 うふっ。 正直でいい。 意外と女性の秘所は鈍感でね、太腿まで濡れ無い限り自分では判らないものなんです。 自分でも判らないから賭けはしないんですね。 これで解放されるかも知れないのに。 自ら、一晩中責められる方を選ぶんですね。 自分が好きでも無い男の前で裸になると考えただけで濡れてしまったかも知れない婬濫だと認めた上で。」
 飯田は立ち上がり、咲織の髪を掴んでその顔を見下ろした。
 
「賭けに乗らなくて正解ですよ。 咲織さん、あなたは間違い無く濡れている。 そう言う女なんです。 だからこそ、一樹も愛しくて離せなくなった。 僕の前で裸になるのは死ぬほど恥ずかしいでしょう。 奴麗として一晩、他人に貸し出されるのは哀しくて仕方無い事でしょう。 でも、恥ずかしければ恥ずかしい程、濡れる。 哀しければ哀しい程、愛する男を想い、感じてしまう。 そう言う女なんです。 認める事です。 さ、立ってショーの続きをしなさい。 自分からは出来ませんか。 鞭と言う言い訳が、慈悲が必要ですか。 まだ調教の必要な駄目奴麗ですか。」
 飯田は真っ直ぐな眼で言った。

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☆ その1954=瞳に映るもの。

「します。 ストリップショーをご覧ください。」
 咲織の紅い唇が血を吐いた様に戦慄いた。    
 
「変態である事は、婬濫で感じやすい躯である事は素晴らしい事です。 恥じらいを失ってはいけないが、自ら卑下する事は無い。 認めることです。 そして、感じなさい。 一樹が与える責め苦を愉しみなさい。」
 飯田の言葉に咲織はこくりと頷いた。 すっと立ち上がった。 ジャケットを渡せと手を伸ばしている飯田が瞳に映る。 その高さが咲織に再び羞恥を呼び覚ます。 
 咲織は瞳を閉じた。 哀しみの混じった苦いものが降りていった。 臍の下がきゅんとなった。

「いいなぁ。 いい。 わくわくする。 男にとって一番楽しい時間だ。 待ちに待ったプレゼントの包装紙を開ける。 期待で指が焦り、上手く止めているテープを剥がせない。 もどかしくて、そして何とも嬉しい一時。 それにしても咲織さんは焦らすのが上手い。 天性の婬婦ですね。 そんなに期待させられては、ただの責めでお返しする訳にはいきませんね。」
 咲織の掌から引き剥がす様にジャケットを受け取り、飯田の言葉が羞恥と慄きをいや増す様に咲織の躯に巻き付く。 

 咲織はブラウスのボタンを飯田の言う通りに剥がし難いテープを無理やり剥ぎ取る様に外していった。 黒のレースで飾られた白い胸元がボタンを弾く様に現れる。 飯田の態とらしいごくりと息を飲む音がその胸に刺さった。 

「やはり、その黒づくめの服装は僕を誘惑するためだったんだな。 咲織さんの素肌の美しさを最も引き立てる黒。 その抜ける様に白い肌が赤味を帯びて咲き誇り、やがては真っ赤な血を流す。 綺麗でしょうね。 白い柔肌を染める紅い血。 そして、その肌はひくひくと快樂に波打ち、のたうつ。 もう、考えただけでびんびんです。 でも、今日は幾らでもびんびんになっても、悶々とする事も無い。 全てあなたにぶつければいい。 咲織さんがその躯で癒してくれるんだから。 はははは。」
 飯田は時間は幾らでもあると言いたげにゆったりとソファに体を預け、コーヒーを啜った。 眼は咲織の柔肌に貼り付けたまま。

 咲織の細い喉を波打たせて、燃える様な羞恥を飲み下した。 肌が炎に炙られた様に熱い。 咲織は一気にボタンを外し、飯田の手に渡した。

「これが咲織さんの薫りか。 確かに微かに上質な蜂蜜の薫りがする。 堪らない。 平常心を失わせる薫りだ。 どんな媚薬よりも男を狂わせる。」
 態とらしく飯田がそのブラウスに顔を埋め、音を立てて匂いを嗅いだ。

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☆ その1955=甘い蜜。

「あぁ・・・。」
 咲織は思わず出かけた悲鳴を堪えた。 何か直接肌を舐められるよりも気味悪く、そして恥ずかしい感じがした。 それが飯田の責めの一つなのだと判っていても、足元から芋虫が這い昇ってくる感じを振り払えない。 咲織は力の抜けそうな手を叱咤して、飯田がブラウスに顔を埋めている間にスカートからハイヒールを抜いた。

「スリップ姿もいいですね。 匂い立つ、と言うのはこう言うのを言うんだろうな。 いいですよ。 本当に華奢な躯だ。 大切に大切に抱き締めるか、縄で締め上げて壊れるまで鞭打つか、どちらかしかないと言う躯。 その躯を黒いスリップが引き立てながら微かに隠している。 胸は今にもそのレースが千切れそうに張り詰め、その下ではふわふわと陽炎の様に揺れて、隠れている腰が如何に細いかを教えている。 いいんですよ。 宝物は。 隠れている方が。 出てきた時の歓びを期待させて。 そうだ。 こうしましょう。 そのスリップは着たまま、ブラとパンツを脱いでください。 ストリップはそこまででいい。」
 飯田の視線が咲織の柔肌にねっとりと張り付き、締め上げてくる。 咲織は息苦しさに柔らかな頬を震わせた。

「ブラから渡してください。」
 飯田が腕を伸ばした。 早くとその手が催促する。 咲織は瞳を閉じた。 背に細い腕を回し、ホックを外した。 それだけでたわわな胸がぷるんとブラを弾く様に飛び出る。 諦めを瞳に挿して咲織は腕から抜いたブラを飯田に渡した。 ヒールがかたかたとテーブルを叩く。 その音が恥ずかしく、咲織は思い切ってパンツを脱いだ。 温かなその小さな布切れが掌から離せなかった。

「どうしました? パンツもください。 ぐしょぐしょに濡れててるんでしょう。 良かったですね。 賭けに乗らなくて。 ははは。 恥ずかしいですか。 マゾ奴麗のくせに。 面白い。」
 飯田は腰を上げ、咲織の掌からパンツをひっ浚った。 咲織に見せつける様に両掌でそのレース地が裂ける程拡げて見せる。 

「おお、やっぱり。 濡れてる、濡れてる。 ほら、この股間のところ。 見えますか。 ほらね。 透明になってる。 どんな匂いかな。」
 飯田は拡げたまま、パンツに鼻を付けて、くんくんと嗅いだ。 

「少し強いが、ブラウスと同じ匂いだ。 蜂蜜の甘い誘う薫り。 咲織さんは全身で男を誘うんですね。 大体女性の愛液は少しは饐えた臭いがする。 本来酸性なんです女性の分泌液は。 だから饐えた臭いがするものなんです。 だが、ごく稀に、本当にごく稀に甘い薫りがする女性がいる。 バルトリン腺の活発な女性。 つまり婬濫な女性です。」
 飯田はパンツを口に含んだ。 出口を閉ざされた無い悲鳴が咲織の胸を掻き毟った。

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☆ その1956=首輪。

「そんな顔を顰める事は無いでしょう。 別に汚い物を舐めているんじゃない。 愛液と言うのは血漿から作られる。 変な病気を持っていない限り、とても清潔なものです。 それにしても、咲織さんの愛液は美味しい。 何処もかしこも男を誘い、男を夢中にさせる魔力に満ちた人だ。 それを性奴にしたんだから、一樹の奴が本当に羨ましい。」
 飯田はちゅうちゅうと音を立てて咲織のパンツを啜った。 その音が咲織の子宮に突き刺さる。 痒い様な痛みに咲織はもじもじとスリップの下で裡腿を擦り合せた。

「素敵な咲織さんに素敵なプレゼントをお贈りしましょう。 四つん這いになって、首を差し出してください。」
 咲織は崩れ墜ちるにテーブルに掌を突き、四つん這いの姿勢を取った。 観念を浮かべた貌を飯田に差し出す。 怖さとおぞましさに瞳を開けられなかった。

「奴麗にはやはり首輪ですからね。」
 飯田は脇のサイドテーブルから黒い革帯を取り出し、咲織の差し出した細首に巻き付けていく。  
「本当に何もかも華奢に出来ていますね。 Sサイズなのに一番小さい穴でも余ってしまう。 少し浮いてしまうが仕方がないか。」  
 飯田は咲織の巻き毛を掻き上げ、首の後ろで留め金をかちゃりと留めた。 嵌められた首輪は三宅に贈られたものより遥かに幅広でそして分厚く出来ていた。 裏地にはベルベットが貼ってあるものの、それが獰猛さを秘めた檻であることは肌が何よりも感じた。 息を奪う程にきつくは無いものの、少し俯くだけでも幅広の革帯が細首を咎めて柔肌に喰いこんでくる。 

『あぁ、奴麗。 奴麗でしかない。 人でなしの奴麗。 抗うことの許されない奴麗。』

 飯田の嵌めた首輪はまるで全ての自由を奪う縛めの様に、囚われの身である事を、自由を捧げ男の自由にされる身である事を絶えず咲織に教えてくる。 少は残っていた人としての矜持が、捨て切れなかった反抗心が、萎えていくのを咲織は感じた。 

「よく似合いますよ。 本当に、咲織さんは首輪がよく似合う。 放ってなど置けない可憐さだ。 啼き叫び、悶えさせずにはいられない婬らないたいけなさに満ちている。 さあ、身も心も奴麗になったんだ、奴麗の挨拶をして貰いましょうか。 一樹から教えられているでしょう。 それとも、大切なご主人様の命令を忘れたとでも言うかな。」
 飯田は咲織の紅い唇を指でなぞった。 

『覚えてる。 読むのも辛かったけど、読まずにはいられなかったご主人様のメールに添えられていた哀しい言葉。 言わなきゃいけないんですね、ご主人様。 恥を掻かせないために。 ご主人様に飼って頂いている奴麗の務めとして。 飼い続けて欲しいから。』

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☆ その1957=家畜以下。

 咲織はテーブルの上で飯田に向かって、三つ指を付いた。 小さな肩が心を表すように子栗鼠の様に震えている。

「今日一日、私、橋本咲織は飯田様の奴麗でございます。 どんなご命令にも絶対服従いたします。 どの様な責め苦も喜んでこの身にお受けいたします。 どうか、ご満足されるまでこの奴麗を如何様にもお使いください。」
 言葉が胸を焼き、首輪に縛められた喉を傷つけながら出ていった。 代わりに哀しみが、怖れが、躯の中を落ちていく。 落ちた先の子宮を締め付ける。 締め付けられた子宮は捩れ、苦い感悩を滴らせた。  

『でも、でも咲織はご主人様の奴麗。 ご主人様のご命令だから、今宵、咲織はこの人の言いなりになる。 どうして? どうして、こんなにも哀しいのに、こんなにも辛いのに、躯が熱いの? 疼いているの?』

「僕のどんな命令にも絶対服従してくれるんですね。 如何様にも使っていいんですね。 満子を見せろと言えば喜んで見せるし、舐めろと命令すれば何でも舐める訳だ。 尻でもおっぱいでも好きなだけ鞭打っていいし、逆さに吊るして放置してもいいと。」
 咲織がようやく吐き出した哀しい言葉を飯田は態と念押しして反してくる。 改めて、飯田から聞かされたその言葉の意味に改めて咲織は怯えた。

「はい。」
 やっとの思いで頷くと、咲織は力なく項垂れた。 

「じゃあ、この婬濫奴麗を満足するまで使い倒すために、僕の家に行こうか。」
 飯田は咲織の巻き毛を荒っぽく掴み、その顔を上向かせた。 飯田を見上げた咲織の瞳は怯え、そして何処か潤んでいた。 

 飯田は咲織の顔を覗き込み、大型犬用の太い鎖を咲織の首輪にかちゃりと取り付けた。 

「ほら、行くぞ。」
 飯田は咲織の首に繋がった鎖の先を握り締めるとぐいと引っ張った。  咲織の細首にごつい首輪が喰い込む。 痛みに押されて咲織は転げ落ちるようにテーブルを降りた。

「幾ら清楚そうな顔をしていても、奴麗が染み付いてる。 何も言わないのに四つん這いの姿勢を取ってるんだからな。」
 飯田は態とらしい侮蔑の笑みを咲織に放った。 咲織の顔に哀しみと後悔が浮かぶの見届けると、これ見よがしに咲織の脱いだ物を纏めてソファの上に放り出した。 
「あぁ。」
 咲織は哀れな啼き声を上げた。

「家畜以下の奴麗にスーツなど要らない。」

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☆ その1958=痛みに溺れて。

 自分が脱いだスーツに哀しい諦めの瞳を注ぐ咲織を尻目に、飯田はすぐさま大股で歩き出した。 咲織は喉に込み上げるものを飲み下し、喉に喰い込む首輪に急かれながら精一杯に手足を動かすしかなかった。

 飯田は当然の様にドアを開け、廊下へと出ていく。 

『何処へ? 家? このまま、殆ど裸のまま外へ? 看護婦さんに見られたら? さっきの綺麗な人に見られたら? スーツは? ここを出たら、ずっと裸のまま。 恥ずかしい姿を晒して、いつでもこの躯を好きな様に使われるために。 ここに戻るまで。 咲織はこの人の奴麗。 ご主人様に貸し出された奴麗。 胸が塞がる。 なのに何処かで・・・。』

 廊下に出ると、病院らしい非人間的な光が咲織を包んだ。 何処にも身の置き場の無い無機質な空間が、咲織を拒否していた。 それは咲織に自分が異質の物である事を嫌でも意識させる。 誰かと会わないかと、蔑まれないかと、怖れが躯を浸食していく。 肌がひりひりとした。 

 エレベータを待つ時間が、咲織の躯に巻き付き締め付けてくる。 息さえ苦しく、咲織はそっと喘いだ。 

「ぞくぞくしますね。 まだ可憐な少女としか言いようのない美しい女を犬の様に引き連れている。 そのシチュエーションだけで燃えてくる。 しかも、その女は変態のマゾ奴麗で僕に責められるのを待っているんだから。 エレベータが来るのが焦れったいくらいだ。 咲織さんもそうでしょ。」
 飯田は革靴の爪先でちょんと咲織の脇腹を小突いた。 何をしてもいいのだとその爪先が語っている。 咲織は何も言えなかった。 ただ、硬いタイルの床に突いた指が戦慄いていた。

「やはりスリップを着せておいて正解だった。 裸よりも、黒い薄絹から透ける白い肌の方がずっとそそる。 丸い尻たぼ、危うい程に細い腰がスリップを透かして見える。 今にも脱がして、侵して欲しそうに。 いい景色ですよ。」
 飯田は咲織の首輪に繋がったリードをぐいと引き上げた。 咲織は苦悶に歪んだ顔を上げるしかなかった。 
「いい顔だ。 苦しげで、恨めし気で、哀しげで、そして官能的だ。 もっともっとその顔を見せてくださいね。 さあ、乗って」
 エレベータのドアが開くと、進めとばかりに飯田は咲織の尻たぼを平手で打った。 打たれた強さ以上に肉に痛みが響く。 蒼い内出血は肌から消えてはいても、まだ三宅の激しい打擲は痛みとして咲織の肉に残っていた。 痛みは感悩を伴って咲織の肉に響いていった。

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☆ その1959=沸騰する血。

「キャッ」
 エレベータのドアが開いたと同時に、女性の瞬時に蔑みを含んだ悲鳴が咲織に降り掛かった。 逃げ込む場所も無く、咲織は飯田の足元で華奢な躯を一層縮めるしかなかった。

 顔を上げれば、まるで汚物を見る様な侮蔑の視線に射られる事は判っていた。 侮蔑の視線で射られる対象であること以上に、見なくともそれが判る自分が哀しい。 羞恥に沸騰した血が巻き毛から覗く咲織のうなじを朱に染めていた。 

「びっくりさせて悪かった。 友達から預かった奴麗だ。 線が細過ぎると言う奴もいるだろうが、小さくとも出るところ出て、細くあるべき処は頼りない程細い。 それでいて、何処も女らしく優しい線で出来ている。 何処にも骨ばった処が無い。 理想的だろ。」
 すぐに歩き去ってと願う咲織を弄ぶように飯田は足を止めて、悲鳴を上げた受付嬢に話し掛けた。 
「はい。 先ほど院長室にお連れした方ですよね。 女の私でも見惚れちゃった。 顔もスタイルもため息が出る程綺麗で。」
 女性の取り繕った声が咲織の上を通っていく。 

「そう、この子は顔も完璧だからな。 だが、躯の内側は綺麗な顔からは想像もつかない変態で婬濫だ。 今も裸同然の姿を君に見られて、興奮している筈だ。 露出狂の婬濫奴麗でも、羞恥心はあるのかな。 婬慾に溺れた貌を見せたくないと見える。 さっきから俯いてないで、顔を上げて挨拶しないか。 この人は単なる事務員じゃない、うちのクリニックの大事な心理カウンセラーだ。 柔らかな物腰で、的確にお客様の不安の種を見抜き、安心して手術に向かわせてくれる。 さ、奴麗らしく挨拶しなさい。」
 飯田の言葉に咲織の血が一気に逆流した。 白い床が渦を描いてぐらりと揺れる。 震える指先で躯を支えているのがやっとだった。

『ああ、見られてしまった。 しかも、奴麗の挨拶を知らない人に。 綺麗でSMなど考えたことも無い様な人に。 堕ちる。 何処までも。』

「早く。」
 いらいらとした顔で飯田は咲織を見下ろした。 その怒声を含んだ声に咲織は震えるばかりだった。 自ら貶める挨拶をしろと幾ら自分に言い聞かせても、躯もそして喉も凍りついたように動こうとはしなかった。

「駄目な奴麗だ。 一樹から預かった奴麗なんだが、まだまだ奴麗としての自覚が足りない様だ。 咲織さんはもう穢れを知らないお嬢さんなんかじゃない。 歪んだ性慾の捌け口として、処理用の肉便器として躯ごと一人の男に所有されている奴麗に過ぎない。 さ、そう自分から挨拶しないか。」
 飯田は咲織の首輪に繋がった鎖を力任せに引き上げた。 咲織の上半身が無理やり持ち上がった。

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☆ その1960=これ見よがしに。

「うぐぅぅ。」
 息苦しさと細首が折れる痛みに咲織は呻いた。 白い顔がみるみる朱に染まる。 震える長い睫毛が涙を湛えていた。

「挨拶は?」
 咲織は膝立ちになり、苦しさから背を反らせ、乳房をこれ見よがしに突き出す形になっていた。 その乳房を飯田はスリップ越しに掴み、捩じ切るように捻った。 
「あぁぁ、ぐわぅぅ。」
 咲織は首輪から伸びた鎖を必死に掴み、身を捩る。 咲織の苦悶に歪む美貌に諦めの色が浮かんだ。 飯田はふんと鼻で嗤い、ようやく胸から手を除けた。 鎖が緩み、咲織ははたと床に両手を突く。 二人の男女に見下ろされた華奢な背が忙しげに喘いでいた。 

「挨拶は?」
 飯田の言葉に咲織は涙を浮かべた瞳を上げた。
「橋本咲織と申します。 今日一晩、飯田さんの性慾処理用の奴麗としてご主人様から貸し出されました。」
 飯田の機嫌を取ろうと、自ら蔑みの言葉を選んでいる自分に咲織は気づいた。

『本当に私は奴麗。 逃げてもいいのに、この人に好かれようと・・・。 あぁ、なんて女。 本当の奴麗。 心の底まで。』

 堕ちた哀しみが甘く胸に拡がっていく。 黒いスリットに隠れて、桜色の秘唇の間から婬蜜がずゅわりと沁み出した。 

「そう、あなたは奴麗なの? それも性慾処理用の奴麗なのね。 マゾなの?」
 女性の声には侮蔑の色は無かった。 何もかも見透かしたような女性の事が却って咲織の胸に刺さる羞恥の刃を尖らせる。 咲織の喉に嗚咽が突き刺さる。

「返事をしないか。 奴麗が自ら発していいのは啼き声だけだが、人から聞かれた事にはどんな事でも正直に答えるものだと一樹から習っていないんですか。」
 また首輪に繋がった鎖がぴんと張りかけた。 
「はい。 咲織はマゾ奴麗です。」
 紅い唇を震わせた言葉が、そのまま自分の耳を打った。 

「ふうん。 マゾ奴麗って、普通では男に愛されない様なブスがどんな形であれ、男に構われるのが嬉しくてなるものだ思ってた。 それが、こんな綺麗な子が自分から言うとは驚きだわ。 男に媚なんかこれっぼっちも見せなくたってチヤホヤされまくりでしょうに。 生まれながらのマゾって奴なのかな。 興味深いわ。 観察させて頂いてもいいですか。」
 女の言葉に咲織の小さな肩が揺れた。

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☆ その1961=深い闇を映して。

「しかも、SMなんて当然世間に秘めるような行為だから、それが二人だけの秘め事を持つと言う共犯関係を築かせて、ますますその傾向に拍車をかけるの。 一度奴隷になった人間はご主人様と言う存在の依存症になるわ。 屈辱的な事を平気で命令し、自分の事を物扱いするご主人様を失うと精神の均衡を保てなくなってしまうの。 麻薬中毒患者が麻薬のためなら何でもしてしまう様に、奴隷は必死になってご主人様を探す。」
「面白い。 水田さんがこの子にどんな症例を見出すのか。 それに、この子が予期しない他人が入る事でどんな反応を見せるか。 素晴らしい夜になりそうだ。 実に楽しみだ。」

「本当に見学させて頂いていいんですね。」
「もちろん。 見学と言わず、一緒にこの子を責めて楽しみましょう。 水田さんはさっきのご説から言ってかなりのSでしょ。 それにレズの気もあると見ているんだけど。」

「さあ、どうかしら。 少なくとも男性が嫌いと言うことは無いですわ。」
「それはいい。 両刀使いという訳だ。 この子は本当にそそる悶え方を見せてくれますよ。」

「楽しみにしてます。 ちょっと書類を整理してから、伺います。 ご本宅の方でいいんですね。」
「待ってますよ。 早めに来てください。 この子は感じやすいから、遅いともう果ててるかも知れない。」
 飯田と女性の楽しそうな声が咲織の上を通っていった。 咲織について話しながら、咲織などまるで居ないかの様に二人は話し、咲織の処遇を決めていた。 その事に咲織は奴麗の哀しみと同時に安らぎを感じる自分を不思議な思いで見つめていた。

「予想外に話し込んで遅くなってしまった。 痺れを切らしてたかな。 行きましょうか。」
 飯田は咲織の首輪に繋がったリードを持って歩き出した。 時折振り返ってスリップの胸元から覗く円やかな乳房が揺れる様を、そして丸く持ち上がった尻たぼの動きを眺めては、分厚い口元を緩める。 

『また誰かに会ったら、どうしよう。 またあの哀しい台詞を口にさせられるの? 怖い。』

 時間は咲織を弄ぶためにその歩みを緩めたように感じられた。 廊下の先に見える深い闇を映した玄関は何時まで経っても遠く、近づかない。 犬になり切って手足を動かす度に、奴麗の悲哀が躯の中に入り込み、肉を蝕んでいく。

 刻一刻と深まる羞恥に、そしてこの先に待っているだろう過酷な責め苦に心臓が今にも飛び出しそうに早鐘を打ち続ける。 早くこの場から逃れたいと願い、同時にこのまま飯田の家に着かなければいいのにと祈った。 やがて、限界を超えた緊張に神経がぷちぷちと音を立てて切れていった。

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☆ ようこそ咲織と一樹の世界へ。

☆ 今日も読みに来て頂き、本当に本当にありがとうございます。
 
☆ 今日はお休みを頂きますが、明日からまた咲織に与えられる過酷な調教と奴隷として成長する過程をお楽しみください。 


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☆ その1962=露出。

 玄関のドアがぷしゅーと音を立てて開いた。 冬の夜気が開いたスリップの胸元から肌を嬲った。 鋭い牙で柔肌を引っ掻き、身を守る何物も着けてはいない事を、何時でも好きな様に弄ばれるために全てを曝け出している事を嫌でも咲織に教えてきた。

 クリニックの門を過ぎ、道路に出た。 見ず知らずの人が車が行き交う公衆の場と思うと自然に躯が強張った。 

「早く。」
 飯田にリードを引っ張られ、夜の底を這い蹲って進む。 冬の冷気がその荊の様な舌で素肌を舐めていく。 ひりひりとした痛みが羞恥を連れて肌を刺し、肉に突き刺さる。 
「あぁぁ。」
 氷となったアスファルトに触れた手が凍っていく。 膝を持ち上げた夜目にも白い腿が震えるばかりで動かない。 知らぬ気に進む飯田の手にした鎖がぴんと伸びた。 幅広の首輪が咎める様に咲織の細頸を締め付ける。  

「どうしたんですか。 奴隷は人の様に立って歩いてはいけない、当たり前の事でしょう。」
 飯田は仕方無いと言う様にしゃがみ込み、がっくりと落ちた咲織の頬を両掌で掬った。  
咲織の伏せられていた睫毛がふるふると持ち上がった。
「それとも、ここでじっと佇んで、四つん這いの姿を他人に見られたいのかな。 暫く会わない裡に本当にスケベになったもんだね。」
 咲織は飯田を真っ直ぐに見詰めたまま、悲しげに貌を左右に振った。  

「判った、判った。 そこまで露出狂じゃないと言う事にしてあげる。 それにここは僕の地元だから、犬の様に歩く変態女を連れていたと噂になっても困るしね。 道路では立っていいよ。」
 飯田は咲織の両肩を掴み、持ち上げる様に立たせた。 その首輪から鎖のリードを外した。 ほっとした色を口元に、そして訝る色を大きな瞳に載せて咲織は飯田を見上げた。
「優しいでしょ、僕は。 一樹と違って。 恥を掻かせて歓んだりはしないんだから。」
 楽しげな笑みを浮かべ、飯田はネクタイを外した。 さっと力無い咲織の腕を掴むと背中に回した。 咲織は抵抗する気力を持っていなかった。 それを咲織の手首を掴んだ掌に感じ取ると、飯田は作業を愉しむ様にゆっくりと咲織の両手首をネクタイで縛り上げた。 

「ちゃんと付いてきてくださいよ。 まあ、この格好では何処へも逃げ込めないだろうけど。」
 飯田は笑った。 咲織スリップの後を持ち上げると、両手首を縛ったネクタイに挟み込んでしまった。 小さいながらもまん丸くぷりっと持ち上がった尻たぼが剥き出しになる。 近くの街路灯の光が白い柔肌に纏ろり、跳ね遊ぶ。 どうする事も出来ず、ただ夜の底で佇む咲織の周りをぐるりと回って、その姿を視姦するとさあ歩けと咲織の剥き出しの尻たぼをぱんと叩いた。 

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☆ その1963=夜気に弄られて。

「二つ目の路地まで進んで。」
 両腕を背中で縛られて歩き難そうによろよろと進む咲織の背後を飯田は他人の間隔を空けて追っていく。 黒いスリップのレースに縁取られた尻たぼから伸びた脚も付け根近くまで黒いストッキングに包まれ、ぷりぷりとした尻たぼと太腿の絶対領域だけが夜のしじまに白く頼りな気に浮んでいる。

 その幻想的とも思える婬美な光景を眼にしながら、直にその肉が己の掌の中で悶えるのだと思うと、飯田は改めてむくむくと血が滾るのを禁じ得なかった。

 冬のぴんと張り詰めた空気を震わせて、駅前のさんざめきが流れてきた。 飯田のクリニックは先週訪れた三宅の家より駅にほど近い。 いつ何時、人に出会ってもおかしくは無かった。

 そして、まだ宵の口とは言え、酔漢達に囲まれて嗤われる可能性もあった。 今の咲織の姿では、好きな様に玩んでくださいと言っている様なものだ。 何をされても警察さえ相手にしてくれるとは思えなかった。 

 冷たい夜気が一層心細さを助長した。 咲織は得体の知れぬ魔物に追い立てられる様に頼りない歩を進めた。 

 仲良く手を繋いだカップルが闇の向こうから現れた。 咲織を眼にしたのか、その歩みが止まる。 咲織は背後の飯田を捜した。 飯田の眼が先へと促す。 咲織は背筋を精一杯に伸ばし、それでもカップルとすれ違う痛みに瞳を伏せた。

「この寒いのにスリップ1枚?」
「しっ。 構っちゃいけない。 きっと、露出狂だよ。 見られて感じるんだ。」
「綺麗っぽい子だったのに。」
「変態っているもんだな。」

『あぁ、また堕ちてしまった。 でも、本当の事だから、仕方が無い。 本当に変態の奴麗なんだから・・・。』

 二人が嘲笑い合う声がちくちくと胸に突き刺さる。 心臓が凍る様な羞恥の痛みの波間にも婬靡な血が熱く子宮に打ち寄せてくる感覚があった。 咲織は冷たい夜気に撫でられながら、その頬を哀しく染めた。  

「その路地を左に。」
 後ろから飯田の声が命じてきた。 狭い路地だった。 先の闇が嬉しかった。 咲織はほっと息を吐いた。 

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☆ その1964=好奇の眼。

 咲織が高いコンクリート塀に囲われた金属製の門に近付くと防犯灯が明るく灯った。 
「ようこそ、我が家に。」
 突然、光に包まれ呆然と立ち尽くす咲織の首輪に再び鎖のリードをかちゃりと取り付けた。  

「ここからは、奴麗らしく四つん這いになっていただきましょうか。」
 飯田は咲織の両手首を縛っていたネクタイを外した。  

 三宅の家とは違い小さな前庭には芝が貼られ、低い庭園灯に青々と照らされていた。 一週間前に三宅の家を訪れた時のときめきにも似た高揚は何処にもなかった。 咲織は白い息を一つ漏らしてその芝に手を突き、淡々と四つん這いになった。 

 心を閉ざした積りでも、胸をいがいがと掻き乱しながら哀しみが降りてくる。 犬さながらにリードを引っ張られ、玄関までの数歩を進む裡にもその哀しみは肉に染みる様だった。

「お帰りなさい。 伯父さん。」
 小洒落た洋館によくある鉄製の玄関ドアを開けたのは麗子ではなかった。 その麗子とは違うやや金属質の乾いた女の声に咲織は思わず顔を上げた。 戸惑う咲織を出迎えたのは女のあからさまな侮蔑の眼差しだった。 その眼差しに驚きの色が拡がった。 それはすぐに敵愾心の冷たさを載せて咲織を射ってきた。 

「ただいま、遥ちゃん。 言わなくても判ると思うけど、この人が咲織さんだ。 咲織さん、この子は僕の姪で遥ちゃん。 インターンを終えた去年からクリニックを手伝って貰ってる 血は争えないと言うか名前と一緒で僕より遥かに弩Sなんだ。 咲織さんの事をつい話したら、絶対虐めたいと聞かなくってね。」
 遥の強い視線に射竦められ、咲織は飯田の紹介を蹲った躯をますます小さくして聞いていた。 

「さあ、上がって。」
 飯田にリードを取られたまま、咲織は上がり框を掌を突いて昇った。 すぐ左手の広いリビングに入ると、飯田は飼い犬よろしく咲織を足元に引き据えてソファに深々と陣取った。 

「幾ら伯父さんから綺麗な子だと聞かされても、どうせ男から貸し出される様な女だもん、大したことないと思っていたけど。 これ程綺麗な子だとは驚いたわ。 さすが三宅さんが選びに選んだ奴麗って言うだけの事はあるわね。 女優にもいないんじゃない、これ程の美人は。 単に可愛いだけじゃなくて、しつとりとした色気が滲んでるもの。 伯父さん、妬けてたんでしょ。」
 遥はコーヒーを淹れながらも今は好奇心に疼く眼を咲織から外さなかった。

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☆ その1965=清純な婬濫。

「言ってただろ、妬けまくりだよ。 一樹は昔からモテたからな。 麗子とこの咲織さんの差が俺と一樹の差と言う訳だから。 それ程俺達の間に差があるとは思えないんだけど。」
「あら、三宅さんと張り合っていたの。 勝負になってないわよ。 そりゃ伯父さんだって、そこいらの男よりはモテるとは思うけど。 金も地位あるしね。 でも、三宅さんとは比べ物にならないわ。 あの、冷たいそれでいて包むような眼差しで見詰められたら、大抵の女はイチコロよ。 咲織さんだっけ、この人もあの眼差しに負けたのよ。 そうよね。」
 遥は飯田の向かいのソファから身を乗り出して、咲織に声を掛けてきた。 

『あぁ、ご主人様の眼差しに見守られたい。 今すぐにでもご主人様の元へ飛んで行けたなら。 ご主人様は今何を・・・。 逃げ出したい、ここから。 このご命令から。』

 咲織は答えられず、ただ丸めた小さな肩を震わせた。

「可愛い、この人。 本当に三宅さんが好きなのね。 そりゃそうよね。 三宅さんに言われれば、好きでもない伯父さんみたいなスケベオヤジに身を任せるくらいなんだから。 それも、この伯父さんが単なるスケベオヤジじゃないって知ってるんでしょ。 女の躯を虐め抜いて、身悶えして啼き喚く処を見るのが大好きな変態だって。 知ってるのよね、伯父さん。」
 遥の楽しげな声は咲織の胸を態といたぶる棘を含んでいた。 その飯田にも似た丸く黒目勝ちの瞳は親の目を盗んで悪巧みをする子供の様に光る。
「知ってる。 咲織さんは躯でその事を知ってるさ。 前にも一樹と一緒に責めさせて貰ったからね。 それに麗子の事もよく知っているんだから、僕が一樹よりも冷酷なご主人様だという事は嫌と言う程知ってる筈だ。」

「それで、逃げもせずに躯を捧げに来るんだもんね。 幾ら清純そうな顔をしていても、その奥はドロドロのマゾの血が流れってるって事よね。 あれ、頭を振ったりして、違うとでも言う気? そうじゃなきゃ、どんなに好きな人の頼みでも、女は他人に身を任せたりしないわよ。 私なら絶対にあり得ない。 大体、そんな事言われた段階で、さよならだわ。 違う?」
 遥の声は尖り、咲織の胸を抉ろうとしていた。 鞭よりもきつい刃だった。 黒の薄いスリップを透かした咲織の白い背が小刻みに慄く。
「あはっ。 図星だったみたい。 この人、ウチの雌豚より婬濫でマゾよ。」
 遥は高らかに嗤った。 

「そうだろうな。 だからこそ、一樹は咲織さんを選んだんだ、終世の奴麗として。 さて、そろそろ楽しませて貰いましょうか。 その躯で。 咲織さんも疼いてるだろうが、僕も今朝からもう仕事が手に着かないくらいだったんだ。」
 飯田は腰を上げると、咲織の首輪に繋がったリードを引っ張った。

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☆ その1966=縛らせて。

「一樹は咲織さん専用の調教部屋を作ったようだが、生憎僕にはそんな暇も金も無くて。 この座敷で楽しませてもらいますよ。 新年に畳も新しくしたばかりだから、婬蜜で汚さないでくださいね。」
 咲織が連れて来られたのはリビングの向かい側の和座敷だった。 障子を取り払い座敷を二つ繋げたその中央に咲織は引き据えられていた。 外観は洋風でも飯田の家は下町の町屋の様式を残していた。 座敷の奥の硝子戸から綺麗に整えられた坪庭が見える。 反対側の書院造の床の間には紫の絹布が掛けられた箱らしき物が置かれ、紅も鮮やかな薔薇が数輪活けられていた。 

「立ってください。 奴麗が立つのは縛られる時、鞭打たれる時と決まっている。 さあ、手を後ろに。」
 不安げに立つ咲織を残し、飯田は奥から塗の小さな和箪笥を押してきた。 咲織に見せる様にその引出の一つを開けた。 綺麗に畳んだ麻縄と大ぶりな和蝋燭、それに禍々しい姿のヴァイヴが見えた。 
 
「ふふ、何時ぞやと違って、観念しているようですね。 奴麗として成長したのかな。 素直に縛られますね。 待っていたんでしょ。 この男に自由を捧げ、代わりに男に自由に弄ばれる時を。 与えられる全てのマゾヒスティックな刺激を受け入れるしか無い身になる時を。 自由を与えられていたのでは、感じ過ぎると怖くて躯が逃げてしまいますからね。 それでは、最後まで逝けませんからね。 貪欲なマゾ奴麗だけが逝き着ける果ての果てには。 弩Sと言うのは親切にもその逃げる自由を奪ってくれる奉仕者だ。 それも、嬉々としてやるんだから。 マゾには有難い存在でしょ。」
 飯田は咲織を口でもいたぶりながら、その意思を失くした様な躯に縄を掛けていった。

「それにしても、本当に縄が良く馴染む。 細っこいのに、何処までも縄を受け入れていく。 ほら、遥ちゃん、縄に吸い付いてくる。」
 両手を高手小手にスリップの上から胸の上下に縄掛けした咲織の背を飯田は遥に示した。 

「本当。 ウチの雌豚より随分華奢なのに、縄が埋まっていくみたい。 でも、今からこんなに強く締めたんじゃ後できついんじゃなくて。」
 遥は咲織の咲織の細い二の腕に喰い込んだ麻縄の張りを指で確かめた。 ついで、縄伝いに今にもスリップの薄絹を破ってはち切れそうに張り詰めた胸へと紅い爪を滑らせる。 

「まあ、デカいオッパイ。 腰なんて私より細いのに。 羨ましい。 このオッパイで三宅さんを落としたのね。 憎いなあ。 伯父さん、後は私に縛らせて。」
 遥は飯田から奪う様に麻縄を受け取った。

「咲織さん、心配しなくていいよ。 遥ちゃんは無茶苦茶に縛って骨折させたりする様な素人じゃないから。 学生時代から咲織さんも縛られた事のある縄師の杉山さんに弟子入りしてたくらいで、僕や一樹より余程プロだから。」
 遥が咲織の胸を強調する様に菱縄を掛けている間、飯田は咲織の尻たぼをスリップの上からねっとりと撫で続けた。   

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☆ その1967=紅潮する白い柔肌。

「ちょっときつ過ぎた? そんな事ないわよね。 たよやかな柳ほど強いんだから。」
 遥は咲織をきっちりとした菱縄に縛り上げると、縄目を冷静な眼で点検していった。 

「あはっ。 もう喘ぎだしてる。 縄が好き? それとも、伯父さんのねちっこい愛撫に感じてるの? それにしても、微かに喘いでるお口の可愛いこと。 果物みたい。」
「あっ。」
 遥は身動きを奪われた咲織の頬を両掌で挟み、いきなり唇を奪った。 確かに的確に感悩のツボを捉えた遥の縄のきつさに肉が酔い掛けていた。

 その押し殺した喘ぎに濡れた紅い唇を遥の服に合わせたオレンジの唇が包んだ。 咲織は息苦しさに遥の唇の下でそつと唇を開く。 その機を逃さないと、遥の舌が口の中に滑り込んでくる。 同時に女ならではのツボを心得た指使いで、スリップを弾かんばかりに盛り上がった咲織の胸をやわやわと揉み立てていく。 

「いい? 感じる?」
 咲織の歯茎を舌先で刺激しながら、遥が聞いてくる。 咲織は返事の代わりにその華奢な躯に纏わせた強張りを脱ぎ去り、いつしか遥の掌に肉を委ねていた。

「いいんだ。 そう。 あはん。 可愛い。 もっと感じて。」
 遥の舌が咲織の舌に生き物の様に絡み付く。 咲織の唾を甘露の様に啜り、自分の口へと誘った。 咲織の舌は自分でも意識しない裡に、おずおずとだが遥の口の中を彷徨っていた。 お返しの様に遥の唾液を啜り、飲み込む。 喉を焼きながら、哀しい歓びが咲織の中に拡がっていく。

 咲織の唇を奪いながらも、遥の指は咲織の胸をトレモロを奏でる様に啄み、柔らかな女の掌でスリップを捲り上げた裸の尻たぼを羽根の様に擽る。 遥の舌から、指から、掌から感悩が放射され、咲織の肉に染み入っていく。 咲織は縛められた身だと言う事を、他人の掌に委ねられた囚人だと言うことを一時忘れかけた。 知らず知らずの裡に込み上げる婬美な愉悦に肉が蕩けていくのを禁じ得なかった。

 掌の下で咲織の躯が蕩けていくのを知って、飯田の掌は大胆さを増していった。 遥の掌を追う様に咲織の尻たぼを撫で回し、ほっそりとしかしむっちりと肉を詰めた太腿を弄る。 堪らないと言う様に顔を振ると飯田は咲織の麻縄にぷっくりと膨れた二の腕の柔肌に口を這わせた。 

 四つの掌が咲織の肉を弄び、二つの唇が柔肌の上を這っていた。 ハイヒールを履いたままの華奢な足が二人に挟まれて浮き上がり、よろよろと畳の上で彷徨う。 菱縄に縛められた乳白色の肌は紅潮し、仄かに感悩の湯気さえ立ち昇らせ始めていた。 

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☆ その1968=邪な刺。

「確かに素敵な奴麗ね。 女の私でも夢中になっちゃう。 この吸い付くような肌。 ぎゅっで抱き締めると胸がキュンとしちゃうくらいに華奢なのに、何処までも柔らかいの。 それに、この反応の良さ。 愛らしい顔を艶っぽく喘がせて、すぐに躯を任せてくれる。 男の人は堪んないわね。 ね、伯父さん。」
 離れしなに咲織の舌の根が千切れるほど強く吸って、遥は悪戯っぽく笑った。 

「そう、もう夢中だ。 だけど、責めは夢中でしちゃ駄目なんだよ。 冷静さを失っては本当の楽しみは愉しめ無い。 咲織さんには悪いけど、甘いお菓子の時間はここまでだ。 躯に肉慾が染みてきたでしょ。 狂い出すまで疼かせてあげますからね。 それまで、動けないようにしておいてあげます。」 
飯田は、背中高く縛められた咲織の両手首に掛けられた縄にもう一本の縄を結びつけた。 咲織の躯が浮き上がるほどに縄を引き上げ、手首だけでなく全身に掛けた縄全体に力が分散されるのを確認すると、飯田はその縄尻を真上の鴨居に掛けて引っ張った。

「うぁん。」
 咲織のヒールが畳から浮き上がりそうに吊られた。 乳房の上下に掛けられた縄が肉に喰い込んでくる。 咲織はか細く呻いていた。 
「いい声だ。 それが今日はいっぱい聞けるんですね。 楽しみだなぁ。 お望み通り自由を奪って上げましたよ。 これで、感じ過ぎると逃げ出さずに済むでしょう。 何処までも感じさせて上げます。 悶えるだけ悶えて愉しませてください。 何か望みはありますか。 聞いて上げますよ。」
 飯田は誕生日ケーキを前にした子供の様に咲織の周りを巡った。 

「麗子さんは? 今日はどちらに?」
 玄関で出迎えたのが姪の遥だった時から、不安が過っていた。 飯田に貸し出されている間、麗子が三宅に貸し出されているのではないかと。そして、自由を全て奪われ、飯田に玩ばれようとしている時になって、不安は確信にさえなった。 

「気になりますか。」
 飯田は咲織の心配に気付いた様だった。 そして、直ぐには答え様とせず、にやにやとしながら咲織の顔を見詰める。 その間、胸の奥をサンドペーパーで削られる様な痛みに咲織は呻きが漏れそうになる。 飯田の視線に邪な刺でも着いているかのように、咲織は顔を背けた。 

「その子兎の様に怯えた顔。 ちゃんと見せてください。」
 飯田は咲織の小さな顎を掴み、無理やり覗き込む。 
「麗子では無く、一樹の事が気になるんでしょう。 一樹は今頃・・・。」
 言葉を飲み込むと、飯田は無理やり咲織の唇を奪った。

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☆ その1969=口応え。

「いやっ。」
 咲織は顔を背けた。 強い瞳で飯田を睨む。
「ふぅん。 そんな拒否できる身分かな。 家畜にも劣る奴麗のくせに。 貸し出されたんですよ。 物の様に。 でも、いい。 ちょっとは反抗的でないと、詰まらない。 その瞳、いいですよ。 その瞳がやがてとろんと求める様になる。 それが何より楽しい。」
 活かすも殺すも自分次第だと知らせる様に、飯田は咲織の麻縄に強調された胸をスリップの上から揉んだ。

「うぅぅん。 いゃっ。 止して。」
 薄絹のすべすべとした感触の下から薄絹よりも細やかな吸い付く様な咲織の柔肌が掌に伝わってくる。 その柔らかでいて、弾む様な手応えに飯田の掌は離れるのを忘れ、柔々とそして強く揉み立てていた。

「止して? それって奴麗が言っていい言葉だった?」
 遥は咲織の顎を掴んで顔を向けさせた。

「口を開いて。」
「嫌っ。」

「開きなさい。 奴麗でしょ。 ご主人様の命令は絶対。 どんな命令にも服従して、ご主人様を歓ばせるのが奴麗でしょ。 それとも、三宅さんのお仕込みが下手なのかしら。 意外に駄目なご主人様ね。」
 遥の細く長い指が咲織の小さな頬にめり込む。
「そんな。 ご主人様は駄目なお人じゃありません。」
 何時に無く強い調子で咲織は答えた。 

「そう。 じゃあ、口を開きなさい。」
 咲織よりも頭一つ高い遥を見上げ、咲織は哀しげに優しい頬を震わせた。
「お飲み。」
 ぽっと咲いた咲織の紅い唇の中に遥は唾を落とした。 口の中に拡がるぬめりとした感触に咲織は顔を顰める。

「ぴしっ。」
 遥の掌が咲織の頬を打った。 白く柔らかな頬に朱が掌の形のままに浮び上がる。
「もう、反抗はしない事ね。 奴麗は口を開けと言われたら口を開き、脚を開けと言われたら脚を開くものよ。 その点、伯父さんが飼ってる雌豚は止めてなどと口にした事は無いわ。 ご主人様としては三宅さんより伯父さんの方が上ね。」
 また遥の平手が咲織の頬に飛んだ。 咲織の小さな顔ががくっと折れた。

「楽な姿勢でショーを見せてあげようと思っていたけど、気が変わったわ。」
 飯田はまだ咲織の胸を揉んでいた。 その足元に遥はしゃがんだ。

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☆ その1970=高々と。

「伯父さん、何時までオッパイ揉んでれば気が済むの。 邪魔なんだけど。 そんなにこの子のオッパイが気に入ったの?」
「気に入ったとかじゃなくて、掌が吸い付いて離れないんだよ。 女性の遥ちゃんでも夢中になると思う。」
 飯田は遥の邪魔にならない様に咲織の背後に位置を変えながらも、その胸に当てた掌を放そうとはしなかった。 

「ふぅん。 それだけ伯父さんが魅せられるオッパイを私も後で揉ませて貰おうかな。」
「絶対、遥ちゃんも掌が離せなくなるよ。 スリップの上からでさえこの良さだ。 剥いた後はどれ程かと今からワクワク
する。」

「確かに大きいのに全く垂れていないで綺麗な球形。 肌も凄く肌理細やかそうだし、男性が夢中になってむしゃぶりつきたくなるオッパイよね。 でも、ここまで綺麗でもおっきくも無いけど、私にもちゃんと付いてるから。 伯父さんみたいに夢中にはならないわ。 愛でるより、むしろ虐めたいな。 この綺麗なオッパイが歪んで、この綺麗なお貌が引き攣る処を愉しみたい。」
「あらあら、本当に遥ちゃんはサディストなんだから。 綺麗な物は愛でるもんだよ。」
 遥は咲織の気持ちを余所に軽口を叩きながら、咲織の膝上に麻縄を幾重にも巻き付けていった。 その縄尻を鴨居に掛けると、体重を掛けて引き絞る。

「あぁぁんんん。」
 自分の脚が意思とは無関係に持ち上げられ、咲織は悲鳴を上げた。 見る間に膝は腰よりも高く持ち上がり、ついには躯の柔らかさを恨む様に肩近くまで高々と掲げられてしまった。

 黒いスリップは腰まで捲れ上がり、抜ける様に白い裡腿の餅肌が煌々と光を浴びて艶めく。 レースを透かして薄らと桜色を載せた秘唇の合わせ目までが今にも灯りに曝されようとしていた。

「どう? いい景色でしょ。 肝心な処は見えそうで見えない。 でも、レースを透かして仄かにその薫りを漂わせる。 ゾクっとするわ。」
 遥はY字に吊るされヒールを履いた片足で心細げにバランスを取る咲織の周りを巡った。
「名残惜しいが最高のオッパイはまた後で愉しむとして、奴麗同士のご対面とするか。 さすがの麗子もこれ以上待たせると持たないかも知れないからな。」
 飯田は咲織の正面の床の間に活けられた花の下に掛けられた紫の絹を捲り上げた。
   

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☆ その1971=悲惨な姿で。

「大丈夫よ。 縄を解いた後も暫くは筋肉が固まって動けなくなるだけ。 一時間やそこらでは命に別状はないわ。 伯父さんったら意外に優しいのね。」
 遥は咲織の躯をスリップの上からなぞりながら、床の間の活け花を訳あり顔で眺めていた。 部屋に漂い始めた婬美で妖しい空気に咲織はぞくぞくとするものを感じた。 遥の掌の動きさえ感じず、ごくりと喉を鳴らす。

「ひぃ、ひゃぁぁぁ。」
 咲織は瞳の前の光景の悲愴さに悲鳴を上げた。   
「ふふっ。 まさに活け花。 素敵でしょ。」
 飯田が捲った紫の絹の下は立方体の木箱だった。 飯田がその木箱の上に設えられた簡単な留め金を二つ外す。 紫の絹の裾から見えたのは大きな猿轡を噛まされた麗子の顔だった。

「本当はこのまま飾っておこうかとも思ったけど、それでは余りに婬美過ぎるから、箱に閉まっておいてたの。 あれなら、例えお客様をこの部屋にお迎えしても、ただ花が活けられてるとしか思われないでしょ。 でも、何もご存じないお客様の前で雌豚は素っ裸で、世にも屈辱的なポーズを取っているの。 それを知ってる私達にとっては、とても楽しい時間を過ごせるというわけ。 よく見てて。」
 麗子の悲惨な姿から咲織が瞳を逸らさない様、遥はその小さな顎を掴んだ。 

「伯父さん、ここに持ってきて。」
「もちろん。」
 飯田は麗子を乗せた台座ごと咲織の瞳の前に据えた。 

「御開帳だ。」
 飯田が麗子に掛かっていた紫の絹を全て剥ぎ取った。 
「あぁぁぁ。」
 床の間で見た時から判っていたものの、改めて瞳の前にした麗子の姿は余りにも悲惨で、そして婬美だった。 麗子は薔薇の花束を活けられた菊華を頂点にして、両の膝の間から顔を出す様して二つに折られていた。 足首と膝の下はがっちりと据えられた台座に革の帯で固定されいる。 そして、その口には顔の半分が隠れる程に大きな革の猿轡が黒々と噛ませられていた。 

「薔薇の花を活けてあった花器は麗子のケツの穴だったという訳さ。 そして、この猿轡、 咲織さんは使われたことはあるかな。」
 飯田の問いに咲織は声も無く、ただ小首を左右に振った。
「そう? じゃあ、後で使ってあげよう。 声を殆ど出せなくなるだけじゃない。」
 飯田は麗子の顔を覆う猿轡の中心に取り付けられた鎖を引っ張った。
 
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☆ その1972=封鎖された秘唇。

「おお、涎だらけだな。 本当に雌豚だ。 だらだら涎で汚して。」
 ビール瓶の底くらいの直径の栓だった。 それを猿轡から外すと、銀色に光る金属のリングの内側に、透明な涎に塗れてぬらぬらと蠢く桃色の粘膜の洞が現れた。

 咲織はそれが麗子の口腔で、苦しげに蠢いているのが舌だとはすぐには気づけなかった。 その婬美な軟体動物と化した麗子の口からごぶごぶと透明な涎が零れる。 

「このリングの大きさじゃ、咲織さんのおちょぼ口では噛めないかな。 このくらい口を大きく開けさせられていると己れが出した唾を呑み込むのさえ一苦労だ。 こいつ、自分の唾で溺れるところだったんじゃないか。」 
 飯田はそう言いながら、大きく開いたリングの中に唾を垂らした。 麗子はそれを拒む一切の自由は無かった。 切れ長の眼に涙を浮かべ、苦しげに喉だけを上下させて飲み下す。 

「口を開きっぱなしにされる肉体的な現実の苦痛と、素っ裸と言う羞恥だけでは無い醜い姿にされる心の痛み、そして、開きっぱなしの口を自分の意思とは関係なく、何時でも性の道具として使われると言う哀しさとそんな境遇にも感じてしまう自分の躯の情けなさ。 一度に奴隷としての苦悶を与える事が出来る優れて背徳的な道具だと思わないか。」
 飯田はしたり顔で咲織を見上げる。 その哀れな麗子の姿から瞳を外す事が出来ない咲織の胸には、様々な感情と感覚がふつふつと込み上げ、溺れそうだった。 

 咲織の胸を満たす感情の奔流を悟っているのか、遥は見下した視線で咲織の顔を舐めながら、その長い指を胸の谷間から喉へと這わせた。

「どう? 羨ましいんじゃないの? こんなにも物として、肉便器さながらに扱われている雌豚が。 あなたもこういう風に扱われたいんじゃないの。 ふふ。 駄目よ、そんな顔で否定して見せても。 躯がこの雌豚を見た時から潤いだしているもの。 判るの。 同じ女だから。 ねぇ、見て。 もっと羨ましくなるわ。 この雌豚は活け花の花器として飾られてただけじゃないのよ。」
 遥はすっと麗子の傍らに腰を下ろした。 両側から自らの脹脛で挟まれて一層豊満さを誇張された麗子の胸を指先でからかい、やがて下腹へと滑らせる。 ぴんとその指が弾いたのは重たげな銀色の南京錠だった。 南京錠が揺れる度に麗子の女らしい頬が引き攣る。 声も上げられず、ただ喉を震わせる。 

「左右の秘唇に五つずつ12Gのリングピアスをしてあげて、それに鎖を通して靴紐みたいに縛り、一番上で南京錠を掛けたの。 素敵でしょ。 それにご存知でしょうけど、この雌豚の秘芽は横にリングピアスをしてこれも鎖を付けてある。 今はその鎖をこの南京錠にギリギリ届く長さにして繋いであるの。 だから、こうやって南京錠を揺らしてやれば、秘唇だけじゃなく秘芽も千切れそうに感じるの。」
 遥は楽しげに麗子の秘唇からぶら下げられた南京錠を幾度も揺さぶった。

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☆ その1973=なぜ疼く?

 ぎらつく銀色のリングピアスと鎖に飾られたこれ見よがしにリップクリームで紅く彩られた麗子の秘唇が、遥が南京錠を弄ぶ度に泣いている様に歪む。 今はその下にある女性らしい下腹がひくつく。 

「いいでしょう。 この雌豚は伯父さんに使われる時以外はいつもこの鎖と南京錠で秘唇を閉じられている。 四つん這いで歩く度に、南京錠が揺れる。 この雌豚は歩くだけで腰が砕けそうに感じるの。 でも、欲しい欲しいと婬らな慾望を昂らせるだけ。 自分ではは慰める事も出来ない。 ただただ、婬らな蜜を滴らせるだけ。 面白いでしょう。 しかも、両の乳首のピアスも鎖で繋がれ、その先は首輪のリングを通してもう一つの南京錠に繋がっている。 この雌豚を歩かせるのは楽しいわ。」
 遥は麗子の首輪から伸びた南京錠を掌に取ると、これ見よがしに引っ張って見せた。 全ての自由を奪われた麗子の躯が精一杯に身悶える。 たわわな乳房がぶるんと震えた。

『麗子さん、可哀そう。 なんて、なんて酷い扱いを。 この遥さんと言う女性は悪魔? 同じ女性なのに。 でも、でも、麗子さん、とても綺麗。 そして、とても色っぽい。 まるで、誘っているみたいに。 私でさえ、その南京錠を揺さぶってみたくなる。 麗子さんの反応をもっと見たくなる。 同じ奴麗なのに。 麗子さんの痛みは、苦しみは私のもの、そのものなのに。』

 咲織は縛められ弄ばれる奴麗がその苦しさに身悶える様が、却って婬美さを増し、凌辱者を誘ってしまうものだと言う事をまざまざと見せ付けられた思いがした。 

 子宮がぎゅっと収縮するのを感じる。 熱くなっていく肉を無茶苦茶にされたいと躯の中の奥深くで何かが求めだしているのを否定はできなかった。 

「あらあら、婬らに腰を振り出しちゃった。 そう? そんなにこの南京錠を弄ばれるのが嬉しいの?」
 遥がその掌の上で南京錠をぽんぽんと跳ねさせる。 麗子の赤味の強い乳首がくねり、たわわな乳房全体が揺れ動く。 涙を浮かべた麗子の切れ長の眼が遥を真っ直ぐに見詰め、何かを訴えた。 

「もっと責めて欲しいのね。 いいわよ。 雌豚の口が本当に肉便器だと言う事を咲織さんに実感して貰いましょう。 ねっ、伯父さん。」
 遥に言われて、飯田は大きな漏斗状の物を持ってきた。 遥は悪戯っ子の表情で、その透明な漏斗の先を麗子の猿轡に開いた金属のリングに隙無くねじ込んだ。 麗子の顔より大きい漏斗を透かして、麗子の苦しげな顔が歪んで見える。

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☆ その1974=飲まされて。

「これが遥ちゃんの目的なんだろう。」
 飯田はその麗子を乗せた台座ごと、咲織の真下に動かした。 台座の上に乗った麗子の顔に取り付けられた漏斗の丸い縁は咲織の秘部に触れそうな処にあった。 
 
『麗子さんから全て見えてしまう。 こんなに脚を高々と上げさせられていては、きっと、あそこも開いて。 奴麗同士とは言え、恥ずかしい。 それにしても、これから二人は私に何を、一体?』

 咲織は羞恥に染めた頬を隠す様に反らした。 

「さすが伯父さん。 何も言わなくても判ってくれる。」
「それにしても、怖ろしい姪だ。 今からそこまで残酷とは。」
 飯田は遥に二人だけの笑みを向けた。   
「伯父さんが目覚めさせたのよ。 この雌豚なんか飼っているから。」
 遥はミニのキュロットスカートからすらりと伸びた素足を麗子の乳房に載せて、ぐりぐりと踏み付けた。 便器の様な漏斗を咥えされられた麗子の顔が苦痛と屈辱に歪む。 そのどちらが大きいのかは判らなかった。 押さえられた呻きに喉が引き攣った。 その唸る様な呻きに咲織は瞳を閉じ、一層顔を後に逸らせる。

「顔を逸らさないで、ちゃんと見てやってください。 咲織さんに愉しんで貰うために、麗子は耐え難い責めを受けるんだから。 麗子がどんな責め苦を受けるのか、どんなに身悶えするのか、瞳を逸らさないで全て見届けてやってくださいよ。」
 飯田は咲織の顎を掴んで下を向かせた。 直ぐ眼下に麗子の豊かに丸い双臀があった。 その中心に咲いている筈の菊華は活けられた薔薇の花で見えない。 緑の茎の下にはこれ見よがしに口紅を塗られた秘唇を閉じる鎖が銀色に光っている。 それは痛々しくも幻想的な景色だった。 確かに今の麗子は人と思えなかった。 人であることを否定されたオブジェだった。 性だけを剥き出しにしたオブジェだった。  

「本当に綺麗な顔。 これからこの雌豚が責められて、身悶えるのを見てどんなに婬らな貌になるのかしら。 どうせ伯父さんはお客様にコーヒーも出さなかったでしょうから、喉が渇いてるでしょ。  これを飲んで。」
 遥はグラスになみなみと注がれた水を咲織の口元に押し付けた。 
「いいです。」
 咲織は本能的な怖れにグラスから逃れようと精一杯に顔を背ける。

「駄目よ。 飲まなきゃ。 冬でも水分を十分に摂らないと脱水症になるのよ。 いいわ、口移しで飲ませてあげる。」
 遥の唇が咲織の唇に押し付けられた。 顔を背け様にも飯田に頭をがっしりと持たれて為すがままになるしかなかった。 遥は咲織のつんとした高い鼻を摘まみ、開いた口の中に含んだ水を流し込んだ。 

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☆ その1975=肉便器。

「うぐっ。」
 水を無理やり飲まされて咽ぶ咲織の紅潮した頬を抑え、遥はグラスが空になるまで水を飲ませた。 

「うふっ。 暫くしたら、尿意を催すわ。 でも、我慢しなくていいのよ。 したいと思うままにして。 全てはこの肉便器が処理してくれるから。 でも、本当に可愛いお口。 男性は堪らないでしょうね。」
 遥は咲織の濡れた唇から水を拭き取る様に指でなぞった。 咲織の唇から喉へとぞくりとしたものが降りていった。
 
「さあ、可愛がって上げましょ、伯父さん。」
 遥は飯田に悪戯っぽく目配せした。
「いっぱいいっぱい啼きなさい。 この綺麗な奴麗さんの血を騒がせ、自分も責められたいと願い出るくらいに、やらしく身悶えるのよ。」
 遥は咲織に聞かせる様に宣言した。 透明な漏斗の越しに麗子の切れ長の眼が哀しげに閉じられる。

「オッパイ責めが好きだったわね。 折角だから、咲織さんに責めて貰う?」
 遥は麗子の乳首を指で摘まみあげた。 色素沈着の無い赤味の勝った麗子の乳首が見る見る血を流しそうに紅く染まっていく。
「おっきな乳首をおっ立てて、そんなに責めて欲しかったの? 仕方無いわね。」         
 遥は飯田から渡された洗濯ばさみを咲織に見せた。 その赤いプラスチックの洗濯ばさみはよくプレイに使われるつるりとした木製の物では無く、挟み口に小さな突起が幾つも付けられた物だった。 開いて見せている遥の長い指が震えていることからもその発条の強さが伝わってくる。 しかも、麗子の乳首はピアスに貫かれている。 その痛みを感じて、咲織は震える睫毛を伏せる。 

「見てて。」
 その声に咲織は瞳を開いた。 遥は麗子の乳首の根元を貫くピアスごと洗濯ばさみを深々と咬ませた。 
「あがぁぁぁぁぁ。」
 麗子の声にならない悲鳴が呑み込まされた漏斗を震わせる。 顔の両側に据えられた足がぎゅっと握られ、赤く塗られた爪先が見えた。 その足首を両掌がひしと掴んで、激痛に耐える。 

「いいの? いいのね? こっちも飾ってあげるわ。」 
 遥は桃色に上気した乳房を飾っている赤い乳首を摘まみ上げ、大きく開いた洗濯ばさみを奥深くめり込ませる。 遥が指を離すと、麗子の持ち上げられた下腹がぷるぷると痙攣を見せた。 ごぶごぶと溺れる様な音を立て、咽ぶ。 黒髪の生え際が脂汗に光った。

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