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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ 美沙の凄春その34=罪を犯してないのに。

『これが鞭の痛み。 こんなにも激しくて痛いものだったの? 先生の願いと言っても耐えられないかも知れない。 どうしてこんなに酷い事を先生は私に?』
 思いが形になる前に房鞭が宙を切る音が美沙の耳を打った。 その瞬間に先の痛みが躯に蘇る。

「ひっ。」
「ぴちーーーん。」
 美沙の喉が小さく悲鳴を上げるのと、美沙の尻朶が高く鳴ったのは同時だった。 先の鞭より痛みが早く躯を走る。 閉じた瞳の中で閃光が瞬いた。 

「痛いぃぃぃぃぃぃ。」
 美沙は腕の自由を奪われた小さな上半身をベッドから跳ね上げ、悲鳴を放った。 
「何だ、その啼き方は。 風情も何も無い。 それでも音楽家を目指そうと言う声ですか。 もっともっと啼かせてあげよう。 心を震わせる啼き方が出来るまで。」
 教授室にいる時と同じ口調だった。 町野は冷静な眼で白い尻朶に浮かび上がる朱い鞭痕の拡がり方を計っていた。 

「五十まで数えなさい。 ちゃんと数えるんだよ。」
 町野は宣言する様に言った。
「いやっ。 打たないで。 痛いのは嫌です。」
 美沙が鞭の痛みに怯える躯に急かされ、精一杯の声を絞って言った。
 
「君は僕の奴隷になったんだよ。 僕は何時でも君を自由にして良いと言う事なんだ。 その象徴が鞭なんだよ。 鞭と言うのは元々罪人に対する罰そのものだ。 だが、君は何らの落ち度が無くても僕に鞭打たれる。 それは僕に身も心も捧げた奴隷だからだ。 君は躯に感じる痛みでそのことを言葉でなく身をもって感じる事が出来る。 そして、僕は僕が君に与えた痛みに身を捩る君を見て、君の啼き声を聞いて、君が僕の物だと僕の奴隷だと確認できるんだ。 君は何か罪を犯したかい。」
 町野の声は穏やかで優しさすら感じられた。

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☆ 美沙の凄春その35=躯が知る男。

「いいえ。」
 殆ど裸で尻を突き出している事も忘れ、美沙は素直に言った。
「そう、君は何らの罪も犯していない。 じゃあ、君は今お両腕を背中で括られ、鞭を受けるために尻を突き出しているけど、僕は君を脅したりしたかな。 ただ、そうしていろと言っただけだね。」
「はい。」

「刃物でも突きつけて、尻を出せと脅した訳じゃない。 借金のカタに鞭で打たせろと言っている訳じゃない。 僕が君を鞭打つのも、君が鞭を受けるのも、お互いの自由意思で君が僕の奴隷になったからだ。 そこには何の脅迫も詐欺も存在しない。 犯罪行為
などとは違うんだ。 暴力ともちがう。 鞭打つのも、縄で縛って自由を奪うのは暴力なんかじゃない。 君の身も心も僕の物だと確認するための具体的な行為に過ぎない。 だからこそ、尊いんだよ。 これからは君は鞭や縄だけでなく、あらゆる苦痛や屈辱を僕から与えられるだろう。 そして僕から与えられた苦痛や屈辱の中に君は歓びを見出していく筈だ。 身も心も震わせ、オーガズムまで感じるかも知れない。 それは与えられる痛みや羞恥を通して、君が僕の奴隷であり、僕に所有されている存在だと確認できるからだ。」
 町野はやや昂ぶった様子で、声高に話した。 話している間中、美沙の尻朶を揉みし抱き、細っそりと引き締まった太腿を開かせて、そのあわいに佇む秘唇をやわやわと撫でていた。 ぽってりと肉厚の花弁は既に開き、町野の掌にぬっとりと蜜を纏った粘膜の花弁が纏わってくる。

『先生の言う事が判る気がする。 確かに私は先生に脅されてこうしている訳じゃないもの。 奴隷になると言ったのも、こうして鞭打たれようとしているのも、先生がそうしたいと言い、私がそれを受け入れてしまったから。 先生が好きだから。 先生を喜ばせたかったから。 先生に嫌われたくなかったから。 でも、でも、怖い。 でも哀しい。 でも、優しく抱かれたい。 そう、優しくては貰えないの。』

「ふふっ。 すぐに理解できなくてもいい。 僕の奴隷になった以上、僕に身を任せていればいずれ判るだろう。 マゾの素質に恵まれた君なら、すぐにも躯が知るだろう。 心よりも先にね。 でも、知っておいて欲しい。」

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☆ 美沙の凄春その36=ぴくりと震えて。

「君の様な可憐で美しい子が自ら、辛い事を堪えてくれる、僕の奴隷となってその身を差し出してくれると言う事がどれ程僕を喜ばせてくれることか。 どれ程僕を昂ぶらせてくれるかという事をね。 楽しい事なら誰だって喜んで付き合ってくれるだろう。 だが、自ら辛い事を受け入れてくれる、それ以上の愛情表現はないからね。」

『先生が喜んでくれる。 先生を喜ばせられる。 もしそうなら、私は嬉しいです。 あぁ、躯に歓びが走る。 喜んで震えている。 美沙は先生が好きです。』
 町野の掌が、町野の手にした鞭が、何十本もの指となって美沙の背中を尻朶を内腿を、そして敏感な秘唇を這い回っていた。 美沙は町野の愛撫に喘ぎ、不自由な躯をベッドの上で白蛇となってのたうたせ続けていた。 

「脚をもっと開いて。 僕が打ちやすい様に尻をもっと突き出しなさい。」
 町野は気迫の籠もった声で命じた。 その声にとろけたままの美沙の躯は素直に反応した。 おずおずと脚を開き、胸をベッドに預けて躯を極端なくの字に折った。 町野はもっと尻を突き出せと腕で美沙の腰を抱えて手前に引き、太腿を掴んで拡げた。 美沙の躯は町野の手の指示に逆らうことなく、素直に従っていく。 町野の眼前にほんのりと赤みを増したピンクの尻朶が捧げ物の様に突き出され、そこからすらりと伸びた脚が美しい三角形を描いている。 これ以上はないと言う景色に町野は一瞬、うっとりと見蕩れた。 甘さを振り払う様に首を二、三度振った。  

「さあ、五十まで数えるんだ。 どうか鞭で打って下さいと自分から願い出なさい。」
 町野は厳しい声で命じた。
『そんな辛い事を、そんな哀しい事を自分から言うなんて。 でも、言わなくては。 先生が言えと仰るんだから。 先生を裏切れないから。』

「どうか、美沙を鞭で打って下さい。」
 僅かな逡巡の後、美沙は哀切な声で言った。 その声を聞いた町野の顔に満足げな笑みが拡がる。 町野は鞭を宙で二度三度と鳴らした。 その鋭い音に既に痛みを知ってしまった美沙の躯がその音にびくりと震える。 衝撃に備えて尻朶に力が入り、きゅっと持ち上がる。

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☆ 美沙の凄春その37=撫で上げられて。

「ばちーーーん。」
 鞭が美沙の尻を揺るがして爆ぜた。 
「痛ぁぁぁぁぁぁぁ。」
美沙の口から高い啼き声が吐き出される。 痛みは一気に躯を走り、美沙の背中が仰け反り、美しい弧を宙に描いた。

「数は数えなくていいのですか。 ちゃんと数えないと何時までも打たれ続ける事になるが、マゾの君はそれが望みなのかな。」
 町野が嘲嗤う様に言った。
「いちっ。」
 美沙はいやいやと首を振りながら、小さく数えた。

 町野が直球を投げる様に鞭を大きく振り上げ、美沙の尻朶に叩きつけた。 高い音と共にぴんと白い肌が張り詰めた尻朶がぶるるんと震える。 遠慮会釈のない鞭は痛みと言うより衝撃を与え、美沙の華奢な躯は木の葉の様に揺れた。 

「にいぃぃぃぃ。」
 美沙は悲鳴の代わりに数を叫んだ。 その啼き声が消えない裡に再び鞭が反対側の尻朶を襲った。 鞭の衝撃は尻朶の肉を超え、骨すら揺るがす様だった。 
「さぁぁぁぁんんんんんん。」
 美沙の声が一層高く、悲痛さを増した。 町野は頬の隅を綻ばせ、啼き声が止むのを待った。 両脚を大きく開いて踏ん張り、腰を入れた鞭を美沙に叩き込んだ。 
「しぃぃぃぃぃぃぃ。」
 衝撃に膝が崩れ、美沙は上体をベッドにぐったりと倒れた。 躯を突き抜ける痛みに頤を上げて啼いた。 啼きながら、脳天まで走る稲妻の様な衝撃に堪えていた。  

「何をベッドに躯を預けて休んでいる。 鞭で打たれやすい様に尻を突き出すのが奴隷の勤めだろう。」
 美沙は町野の視線も忘れて、しどけなく脚を開いていた。 その股間を町野は房鞭の先で下から幾度も撫で上げる。 

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☆ 美沙の凄春その38=哀れな生贄。

『いやっ、そんな所を鞭なんかで弄ばないで下さい。』
 指で優しく愛されるべき花弁を軽くとは言え鞭で叩かれ、惨い町野の扱いに美沙の心は啼いた。 一方で、尻朶のじんじんとした熱が町野に叩かれている花弁の奥まで伝わり、痺れる様な感悩に変わっていくのを感じて戸惑ってもいた。 

「早く尻を上げろ。 それともここを腫れ上がるまで打って欲しいのかな。」
 町野は手首だけで鞭を振るい、美沙の股間を軽く叩いた。 可憐な顔を覗かせている濃桃色の花弁が革帯に叩かれてべちゃべちゃと湿った音を立てる。 町野は口の端をにやつかせながら、美沙を追い立てる様に叩き続けた。 

『あぁ、そんな所を打たれたら、きっと気を失ってしまう。 心臓が痛みに止まってしまう。 怖い。 お願い、そんな惨い事は許してください。』
 美沙は痛みの前に力を失った躯に命じ、辛うじて膝を伸ばした。 危うい幼さが残った脚がぷるぷると震える。 

 町野の鞭が斜め下から尻朶を袈裟懸けに打ち上げた。  
「ごぉぉぉぉっ。」
 薄い太腿の肌と共に尻肉を斬り付けられ、美沙は肺腑を抉る様な悲鳴を上げた。 先程の町野の言葉に怯えた躯が必死で崩れそうな脚をぴんと伸ばさせた。 只でさえ折れそうに細い足首がきゅんと窄まり、硝子細工の儚さを見せる。   
 町野は美沙の反応を冷静に計りながら、無慈悲な鞭を美沙に浴びせ続けた。 美沙はその痛みに耐えると言うより、翻弄され続けた。 何かを思うゆとりなど無く、ただ町野の命令通りに尻を持ち上げ、数を叫んだ。 

「じゅううぅぅぅぅぅ。」
 美沙はベッドに寄り掛かった細い肩を震わせて啼いた。 重ねられた手首の上のくっきりと浮き出た肩胛骨が痛々しいまでに戦慄(わなな)いている。 ぷりっと丸い尻朶はいつの間にか鮮やかな朱に染まり、熱を放射していた。 朱の中に点々と一層紅い血玉が浮き出ている。 町野は眼を輝かせて目の前の生け贄の哀れな姿に見蕩れた。 ズボンの股間が裂けそうな程にぴんと張っている。

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☆ 美沙の凄春その39=甘い香り。

 陶酔した顔を二度三度振り、町野は房鞭を扱いた。 ぴんと革束が立った鞭が空気を啼かせた。 そのまま一本の鞭となった黒い房鞭が美沙の朱い尻朶を切り裂く。 
「じゅういちぃぃぃぃぃぃぃ。」
 美沙は何とか数を啼き上げた。 その悲鳴も収まらぬ裡に鞭が尻朶を襲う。 美沙の躯の中を前の衝撃を続く衝撃が追い掛け、重なり合う。 
「じゅうぅぅぅにぃぃぃぃぃぃぃ。」 
町野は間を置かず、往復で鞭を浴びせる。 啼き声を吹き上げ切った美沙は身を捩るだけで、唇を宙にはうはうと喘がすしかなかった。  

「ぴしーん、ばちーーーん、びしゃーーん、ばしーーん。」
 鞭が肉を打つ音が空気を震わせる。 町野は渾身の力を籠めて鞭を振るい続ける。 朱い尻朶が右に左に舞った。 ぴくんと華奢な美沙の背が跳ね上がり、弓を描いた。 次の瞬間、その躯をベッドに叩きつける。 艶やかな内腿が引き攣り、光が散乱した。 美沙は息すら出来ず、俎の上の鯉の様に唇をぱくぱくさせる。 

 揺れ続ける尻朶が見る見る真っ赤に染め上がっていった。 艶やかだった肌が幾筋もの蚯蚓腫れに覆われていく。 血玉は今や尻朶全体を覆い尽くそうとしていた。 背骨の窪みに汗粒が浮かんでいた。 白い肌は躯中、桃色に色づき、吹き出した汗でぬらぬらと光を纏って誘っている。 
「ふぅふぅ。」
 町野は荒い息をした。 鞭を持った手をだらりと下げた。 顔を紅潮させ、痛みの津波に躯をひくつかせている美沙を見下ろす。 町野が見守る中で美沙の小さな背中は何度も痛みのぶり返しに瘧を震った。 朱い尻朶のあわいに顔を覗かせた柔毛が濡れて白い柔肌に貼り付いている。 

「何を寛いでいる。 まだ君は十二までしか数えていない。 一から始めるのは止めてあげよう。 だから、ちゃんと今度は五十まで数えなさい。」
 町野は冷たく言った。 
「そ、そんな。 もう、もう許して。 許してください。」
 美沙はベッドに突っ伏したまま、か弱く泣いた。 何処か甘い香りがする声だった。 

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☆ 美沙の凄春その40=許されぬ身。

「奴隷に許しなど無い。 所有者の気が済むまでその躯を自由に扱われる、それが奴隷なんだよ。 諦めるんだね。」
「あぁぁっ。」
 美沙の哀しい喘ぎが消える前に鞭が尻朶を襲っていた。 既に打ち据えられた肌はさらに薄く今にも避けそうだった。 その肌を革束に叩かれ、痛みは一層鋭く美沙を貫いた。 

「じゅうさぁぁぁぁんんんんんんっ。」
 鞭への、町野への恐れが美沙を辛うじて支え、数を数えさせた。 町野は冷静さを取り戻し、美沙が数を数えられる様に、痛みをたっぷりと味わえる様に十分な間を置いて鞭を振るった。 
「じゅうぅぅぅぅぅしぃぃぃぃぃぃ。」
「じゅうぅぅぅぅぅごぉぉぉぉぉぉ。」
 美沙の喉が哀れな曲を奏でる。 その度に朱い尻朶はさらに赤さを増し、血玉が肌を覆っていった。 痛みに慣れることは無かった。 むしろそれは蓄積され、重なり合い、蜷局を巻いて美沙を圧倒した。 

何度もか弱い膝を折り、ベッドの上に突っ伏した。 その度に町野に叱責を受け、秘唇を鞭で弄ばれて、脚を震わせて鞭打たれるために尻朶を突き出した。
鞭が空気を切り裂き、美沙を咬んだ。
「ごじゅうぅぅぅぅぅぅ。」
 美沙は一際高い啼き声を吹き上げた。 がくりと膝が砕け、べッドに突っ伏す。 細い肩だけが痛みの嵐に震えている。 

『終わった。』
 細い意識の糸が切れようとしていた。 その糸を不思議な事に一つの事を遣り遂げた歓びが震わせた。 痛みの嵐が鎮まるのと入れ替わり、後から後からじんじんと痛みが燃え上がってくる。 躯中が火で炙られ続けている様に熱い。 その熱は肉の奥底まで拡がり、秘唇が、その奥のまだ何ものにも触れられていない粘膜の蜜壺がかっかと燃えていた。 

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☆ 美沙の凄春その41=溶け出して。

「よく耐えた。」
 町野は美沙を抱き起こし、両の掌で力の限りに抱き締めていた。 
「あぅぅぅぅ。」
 骨が軋む程の抱擁に美沙の燃える躯は溶け出した。  

『先生、抱いて。 美沙を抱いて。 もっともっと、息も出来ない程に。 骨が砕ける程に。 美沙を無茶苦茶にして。 先生、先生。 好き、好き、大好き。』
 町野への想い痛みと共に後から後から溢れ出し、躯を満たしていく。

「あはぁぁぁん。」
 ずんと重く熱い痛みにも似た何かが美沙の子宮を突き上げた。
「咥えろ。」
 町野は片腕でその場に崩れそうな美沙を支える様に抱き、素早くベルトを外してズボンを下ろした。 美沙の肩を押して膝立ちにさせる。 トランクスを脱ぐと既に天を向いて直立していた町野の長大な物が飛び出し、美沙の頬を打った。 

『これが男性の物? これが先生の? みんなこんなグロテスクなの? これが私の中に? これを口で含むのですか? 怖い。 でも誰でもしていることだし。 恋人なら、して当たり前のこと。 でも、あんなに鞭で打たれて、そしてこんなまるで床に跪いて、拝むみたいにしなくてはいけないなんて。 惨め過ぎます。 あぁ、どうして普通の恋人の様にしては頂けないんですか。 どうして? でも、この躯に感じる疼く様な感じは何? どうして、こんなに恋をした時みたいに胸が切ないの。 どうしてこんなにどきどきするの? 早くしなくては、また叱られてしまう。 また、打たれてしまう。』
 美沙は逡巡の後、唇を町野の物に近づけた。 が、唇を着けかけて、眼前に聳り立つ町野の物の禍々しさに怖じ気づき唇を着けられない。 

「何をしている。 さっさと咥えて、舌で舐め上げなさい。」
 町野の声には苛立たしげな怒気が籠もっていた。

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☆ 美沙の凄春その42=どうなってもいい。

『やはり、しなくてはいけないんですね。 でも、一体どうやって。 とにかく、口に含まなくては。 それから舐めればいいの? あぁ、変になってくる。 躯中が火で炙られる程痛むのに、ひりひりとしているのに、躯の中が蕩け出しそう。 胸が痛い。 もう、どうなってもいい。 ううん、またさっきみたいに気を失ってしまう程・・・。 私は何を望んで? 早くしなくては、先生が怒り出す前に。』
 町野の言葉に美沙は怖ず怖ずと再び唇を近づけた。 顔を近づけると微かにアンモニア臭を感じる。 美沙はその臭いと恐れを追い出そうと瞳を閉じた。 唇をふわっと開いて町野の硬直に唇を着けた。 

『熱い。 火傷しそう。 あぁ、』    
 唇を着けてすぐに顔を引いた。 もう一度、唇を押し付ける。
 
『熱い。 先生が熱い。 先生の熱で躯の芯が熱くなる。 もっともっと、先生が欲しい。 先生の全てが欲しい。』
 美沙は目一杯に唇を開き、町野の肉傘を口の中に入れた。 やや苦い味の唾が湧き、ごくりと飲み下した。 その瞬間、躯がかっと燃え、下腹部からずんっと切ない様な何かがこみ上げる。 美沙は口いっぱいに頬張った町野の肉傘を舌で舐めた。 

『先生が熱い。 でも、つるんとして、味もないのに美味しい。 もっともっと口いっぱいに先生が欲しい。 あぁ、躯が変。 どうしたの私は。 あんなに酷い事をされたのに、まだ先生が好き。 ううん、前よりももっと先生が好き、欲しい。 あぁ、欲しい。 欲しくで変になりそう。』
 技術も何もなく、何も知らずに美沙は口に押し込まれた町野の物に舌を這わせ、口の粘膜に押し付けた。 少しでも多くの細胞が町野の物に触れたがっていた。 町野を感じたがっていた。 だらしなく口の端から溢れそうになる涎を啜った。 口の中で町野の物が一層堅く脹らんだ気がした。 一層熱く燃えだした感じがした。 

『ああ、切ないです。 あぁ、どうして両手が使えないの。 解いて下さい。 先生をこの掌で抱き締めたい。 躯中で先生を感じたい。 少しでも、少しでも多く。』

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☆ 美沙の凄春その43=奴隷の口の使われ方。

 町野が込み上げる快感にぶるっと体を震わせた。 美沙の頭を両手で抱え、股間に引き寄せる。 美沙の口の奥に突き当たってもなお町野の硬直は侵入を止めようとはしなかった。 体を守る本能的な反射から、美沙は口を離そうと頭を後ろに引いた。 
「駄目だ離しちゃ。 もっと奥まで僕を迎え入れなさい。」
 美沙の後頭部を押さえる町野の掌に力が籠もり、町野の硬直が再び美沙の口の中を突き入れられる。 幾ら美沙が頭を反らそうとしても、町野の両腕の力の方が遥に強い。 熱い町野の硬直は美沙の喉の入り口を押し広げ、なおも奥へ奥へと侵入してくる。 美沙の高い鼻が町野の下腹に押し付けられる。 鼻腔いっぱいに町野の汗の臭いが拡がった。

『先生の臭い。 先生が胸一杯に拡がる。 先生で躯が満たされる。』
息苦しさに噎せ返る直前、一瞬美沙は躯を歓びに貫かれた。 閃光が頭の奥で明滅した。 美沙は自ら口を町野の躯に押し付けた。、

「ぐっほっ。」
 喉を物で塞がれた人間の反射で美沙が苦しげに嘔吐く。 その瞬間に開いた咽頭をさらに押し広げ、町野の肉傘が美沙の喉の中まで突き上げる。 喉の中をいがらっぽい液が逆流した。 美沙は噎ぼうとして、町野の硬直のためにそれが叶わず、内臓が引き攣れる程に身を捩る。 咽頭を無理矢理開かれる引き裂かれる様な痛みと、いがらっぽい液が気道に逆流する息苦しさが美沙を襲った。 生存本能が町野を突き放そうとしても、背中で括られた両腕はただ縄を擦るだけだった。 
「ぐぐっ。」
 美沙の口から唾とも胃液ともつかない透明な液が吹きこぼれる。 美沙は死の影さえ感じられる息苦しさに身を捩った。

『お願い、離して。 先生、お願い。 許して。 もう、許して。』
 思考は苦しさに掻き消され、ただ形にならない許しを全身で願っていた。 網膜の奥でいくつもの光が瞬く。

「苦しいか。 これが奴隷の口での奉仕の仕方だ。 恋人同士の甘いフェラチオなんかじゃない。 喉を膣の代わりに突かれるのが奴隷の口の使い方だ。 技巧なんかいらない。」

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☆ 美沙の凄春その44=苦しみと歓びと。

「ただ、所有者の為すがままに躯を差し出せばいい。 そして、与えられた苦しみを、使って貰えるんだと歓びに変える。 君には出来る。 君はそう言う女だ。」
 全てが白く霞んでいく美沙の意識の底へ町野の言葉が響いた。 町野は美沙の頭をがっしりと左右から押さえ、肉の欲望のままに前後に大きく動かした。

 町野が美沙の喉に突き入れる時の快楽を求めてすっと硬直を引く。 その瞬間、美沙の肺はようやく空気を吸い込んで息を吹き返した。 意識が瞬間戻り、内臓が引き出される様な苦痛に襲われる。 美沙の紅い唇から液が溢れた。

「いいぞ。 最高だ。 美しいその顔で、その唇で僕の物を飲み込んでいると思うと溜まらなくなる。 やはり、喉を使うなら美人に限る。 どうだ、この僕の物を喉が締め付けてくる感じは。 溜まらない。」
 町野は興奮のままに言葉は吐き出していた。 更なる愉悦を求めて、美沙の顔を大きく前後に揺さぶる。 町野の物が喉を再び侵すために離れる瞬間だけ、美沙の肺に空気が入り込み、美沙は息を吹き返す。 そしてまた喉深く町野の硬直に侵され、意識を飛ばした。
 町野は果てることなく美沙の喉を犯し続けた。 体の中で膨れ上がる感悩の悦楽のままに美沙の顔をさらに大きく動かしていく。 やがて、美沙の喉は硬直の受入方を覚え、自ら貫かれる前に少しずつ開く様になっていった。 窒息の苦しみの中で美沙の下腹部から感悩の波が徐々に大きく膨れていった。 町野の硬直に侵される度に、その波は膨れ上がり、美沙の躯は苦しみの最中にも明らかな愉悦に揺さぶられていた。 喉の粘膜が感じた訳ではなかった。 美沙の躯を満たしていく感悩はもっと躯の奥から来ていた。 
「うおっ。 いい。 いい。」
 町野は喘ぎ、溢れる愉悦を味わうかの様に美沙の喉から硬直を引き、口の中に遊ばせた。
   
『あぁ、先生が躯から出て行ってしまう。』
 美沙は満たされ無さに自ら町野の硬直に喉を押し付けていた。 狭い喉を引き裂き町野の硬直が蹂躙する。 町野が美沙の喉いっぱいに拡がる。 息苦しさに美沙の網膜に光が瞬いた。 美沙の躯ががくがくと震えた。 美沙は口から涎を溢れさせながら、愉悦の底なし沼に引き摺り込まれていた。 それは輝く様な愉悦ではなかった。 もっと遥に暗く、もっと遥に重い。 苦しみと分かつ事が出来ないものだった。

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☆ 美沙の凄春その45=不思議な歓び。

「よし、いくぞ。」
 美沙の動きに更なる愉悦を与えられ、町野はまた激しく美沙の顔を揺り動かした。 同時に足を大きく開いて、腰をぐんぐんと突き入れる。 町野の長大な硬直は美沙の喉元を押し拡げ喉の奥底まで幾度も貫いた。 

 辛うじて息をしながら、辛うじて意識の糸を保ちながら、美沙の躯は貫かれる度に歓びに震え始めていた。 真っ暗な闇の底に落ちる、躯が心を離れて落ちていく。 美沙は沼の果てない奥底で、自由に羽ばたく心を感じていた。 

『先生。 先生。 先生。』
 言葉にならない、言葉を超えた想いだけが意識を躯を満たしていく。 美沙の心は苦痛の果てで浮遊していた。

「いくぞ。 飲め。」
 町野が叫ぶ様にいった。 同時に力の限りに、美沙の躯など構わず、美沙の頭を振り立て、腰を突き入れる。 動きがふっと止まった。 限りない力で美沙の頭を自らに押し付ける。 美沙の喉で町野の硬直が脈動した。   

「ううっ。」
 喉の奥深くにねばっとした粘液が当たった。 町野は一声吠えると美沙を抱きしめた。 抱き締めながら自らも体をぶるぶると震わせる。 その振動が美沙を揺さぶる。

『先生。先生。 これは先生の精?』
 口を町野の物で塞がれ、町野に骨が折れる程抱き締められ、息苦しさに意識がふわりと抜けていく。 そのさ中に美沙は心を不思議な歓びに震わせていた。 これまで味わったことの無い歓びだった。 後から後からじわりと躯の中を感悩の波が打ち寄せた。 

「飲みなさい。 僕の精だ。」
 町野はそう言い放って、美沙の躯を離した。
「ごぶっ、ごぶっ。」

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☆ 美沙の凄春その46=怨めない。

 口を開放されても、町野の精が喉に絡み、美沙は白い顔を真っ赤に染めて何度も噎んだ。
 白い華奢な躯を蛇の様に悶えさせる。 

『吐いたら床が私のせいで汚れてしまう。 それに、先生の出された物を吐き出したら、それでご縁が切れてしまう。』
美沙は苦しみながらも、口に拡がる苦味を伴った町野の精を何とか飲み下した。

『先生。』
 まだぱくぱくと激しく乱れている胸の中を熱い思いが込み上げる。 美沙は町野を見上げた。 町野の今は透き通った視線と出会った。 町野の眼に暖かさが浮かぶ。町野は美沙の躯を抱え上げ、唾と涎と町野の精に汚れてもなお紅く輝く唇を吸った。

『先生。 先生、そんないけません。 私、汚れているのに。』
 町野の舌が美沙の唇の汚れを拭い去っていく。 口の中にも入り込み、美沙の溢れる唾を啜った。 美沙の背中に廻された腕が町野を求めて藻掻く。 

「僕を抱きしめたい?」
 町野の言葉に美沙は素直に頷いていた。 赤く腫れた大きな瞳で町野をじっと見つめる。
「この僕を。 今、その口を窒息寸前まで侵し、先程は真っ赤になってもまだその尻朶を打ち据えた僕を抱き締めたいと?」
 『はい。』と言わせず、町野は再び美沙の唇を奪った。 そのまま、美沙の後ろ手の縄を解いていく。 戒めが解かれるのももどかしく、手首に縄を残したまま美沙の腕は町野の体に巻き付いた。 思いの丈をぶつける様に強く町野を抱き締める。 町野も美沙を力強く抱き締めていた。

『どうして? 先生の言う通り酷い事を、余りに酷い事をされたのに。 どうして、私は先生を恨めないの。 どうして、こんなに胸を熱くして抱き締めているの。 どうして、こんなに嬉しいの。 酷い酷い先生に抱き締められて、嬉しいの。』

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☆ 美沙の凄春その47=苦痛の中の自由。

「どうして、あんな事をした僕に抱き締められて嬉しいのか不思議だろう。 これが答えだよ。 舌を出して。」
 そっと紅い唇を割って差し出された美沙の舌を町野は吸った。 美沙の舌が町野の口の中に吸い込まれていく。 これ以上は伸ばせない所まで引き出され、さらに強く吸われた。
 舌がもぎ取られる様な痛みが脊髄に沿って躯の中を走っていく。 
「うぐうぐっ、ぐっぐっぐっ。」 
 舌の根の痛みが子宮に当たって、愉悦にとなって戻ってくる様だった。 美沙の躯は痛みとも歓びともつかないものに襲われ、がくがくと震えた。 

「ふっ。 判ったかな。」
町野はほくそ笑み、不思議そうに見上げる美沙に話しかけた。 
「君は天性のマゾヒストだと言う事だ。 今、痛い程舌を吸われて、躯が歓びに震えただろう。 抱いていても判ったよ。」
 町野の言葉に町野の腕の中で美沙はいやいやをする様に躯を捩った。
 
「痛みを歓びに換えられるのがマゾヒストの特性だ。 喜ぶがいい。 そんな貴重な躯に生まれてきた事を。 躯だけじゃない心もだ。 綺麗な君は、多分生まれてからずっと蝶よ花よと誰からも愛され大切にされてきたろう。 だが、だからこそかな、君を汚し、恥辱にまみれさす相手を愛してしまうんだ。 きっと、君の心は大切に扱われながら、いつも不安だった。 与えられているのが本当の愛なのかどうか判らずに。 だから今も餓えていているんだ。 心の支えと言うのかな、自分を無に出来る相手を求めている。 だから、汚され、恥辱に染められてもまだ求めてくれる相手を望むんだ。 そして、与えられた恥辱その物を欲する様になる。 天性の奴隷なんだよ、君は。」
『そうかも知れない。 私は、まだ本当の愛情を知らない気がする。 お父様もお母様も大切に大切にしてくれたけど、それが、本当の愛情からなのか、単に人形を可愛がっているのか不安だった。 私は、私がどうしたら私になれるのか、判らなかった。 いつも、心は何処にいればいいのか判らなかった。 でも今、先生に鞭打たれながら、口を犯されながら、苦痛の中で自由を感じた。 死ぬかと思う程の苦しみの中で羽ばたいていた。』
 美沙は町野の言葉を聞きながら、反論できない自分を見つけていた。 
 

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☆ 美沙の凄春その48=震える肩。

「もう自分で服ぐらい脱げるね。」
 美沙はこくりと頷き、もはや肌を隠すことなく体に纏わり付いていたワンピースとブラジャーを汚らわしい物でもあるかの様に脱ぎ棄てた。 町野の視線を感じてはっと両手で胸を押さえる。  
「君は僕に全てを捧げた奴隷だよ。 そう言ったじゃないか。 だったら、今君が隠している肌も僕の物だ。 君が勝手に隠す事は出来ない。 そうだろう。」
「だって、だって明るくて恥かしいんですもの。」
 美沙は両手で胸を押さえたまま、町野の胸に躯を預ける様に倒れ込んだ。
「ここが邪魔だね。 君のせっかくの綺麗な肌を汚している。 君の処女を頂く前に綺麗にしてあげよう。」
 町野の掌が恥丘に生える柔毛を撫でていた。 

『綺麗にって? どういう事?』 
 美沙が不安に怯える間に町野は美沙の躯を軽々と抱え上げ、バスルームまで運んだ。 薄桃色の大理石の敷き詰められたバスルームには金色の猫足の付いたクラシカルなバスタブが置かれている。 町野はその空のバスタブの中に美沙を座らせた。 

「あぁん。」
 バスタブの陶器の冷たさが鞭で打たれて発熱していた尻朶に心地よかった。 痛みがじわりと躯に染み込んできて、美沙は躯を丸めた。 
「両脚を開いて、バスタブの縁に掛けて。 今、その邪魔な柔毛を綺麗にしてあげるから。」
 町野も上着を脱ぎ裸になると、美沙と向き合う様にバスタブに入ってきた。 

『恥ずかしくて先生を見られない。 それに私の躯を見られていると思うと、あぁ、消えてしまいたい。 お願い、灯りを消して。 そんな冷静な眼で見ないで下さい。』
 美沙は両手で顔を覆った。 華奢な躯を一層小さく丸め、心なしかふるふると震わせている。

「奴隷になったのに、僕の命令がまだ聞けないらしいね。 いちいち鞭で打たなきゃ何も出来ないのか。」 

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☆ 美沙の凄春その49=腰が熱い。

 町野の冷ややかな声に美沙は顔を覆ったまま、首を振った。

『バスタブの縁に脚を掛けたら、それこそ、何もかも恥ずかしい所が丸見えになってしまう。 いや、いゃ、そんな事出来ない。 奴隷になると言ったって、そんな恥ずかしい事は出来ないんです。 しないとまたお尻を打つのですか。 そんな、怖い事はもう止めて。』
 恥ずかしさに躯が熱くなる。 心臓が早鐘を打った。 次の町野の行動を考えると、恐ろしさに震えが止まらなかった。 

「言う事を聞けなかった罰は後でたっぷりと与えてあげよう。 ほら、こうして僕が剃りやすい様に脚を拡げてオマンコを剥き出しにするんだ。」
 町野は片手が周る程細い美沙の足首を掴み、バスタブの上縁に易々と膝を掛けた。  美沙は町野の為すがままになっていた。 閉じていた股間に風を感じ、羞恥にかっと肌が燃えた。 脚を閉じようとしても、恥ずかしさで力が入らず、バスタブの縁を越える事など出来そうになかった。

『見られている。 先生に何もかも。 あぁ、もう終わり。 もう、生きていけない。 もうどうしようもない。 あぁ、こんなこんな筈じゃ無かったのに。』 
 涙が伝う熱さを頬に感じた。 恥ずかしさと悲しさに肌が凍えた。 

「見てご覧。 これが君のオマンコだ。 ほよほよと柔毛が舌の唇の周りにまで生えていて、如何にもいやらしく、汚らしいとは思わないか。」
 町野はバスタブの横に取り付けられた化粧用の丸い拡大鏡を動かして、美沙の下腹部を見せつけた。 
「いゃっ。」
 一瞬開いた美沙の瞳に毛むくじゃらな秘唇が飛び込んできた。 美沙は小さく悲鳴を上げるとすぐに瞳を閉じる。 瞼にいやらしく柔毛を生やした自分の秘唇が映って、首を振っても消えなかった。 肉の唇の間から物欲しそうに少し顔を出していた花弁の紅さが網膜に焼き付いた。 恥ずかしさに心臓が痛む。 同時に何処か淫靡に腰が熱く潤むのを感じてもいた。

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☆ 美沙の凄春その50=恥ずかしくて。

「恥ずかしいだろう。 消え入りそうに。 大好きな僕に最も恥ずかしい所を曝け出しているんだ。 でも、君は同時に躯がかっかっと火照るのも感じている筈だ。 それは君が淫乱なマゾに生まれたからだよ。 君は人一倍恥ずかしがり屋と思う。 そして同時に恥ずかしいと思う事で、どうしようもなく濡れてしまう、躯が熱くなって男に抱かれたくなる。 そう言う女だ。 ほら、何もしていないのにオマンコは蜜を滴らせている。 舐めてご覧。 自分が出した淫蜜だ。」
 町野は美沙が羞恥に悶える間をたっぷりと取ってから、美沙の淫蜜に濡れた指を美沙のの現前に突きつけた。 それは町野の言った通りに透明な蜜に濡れててらてらと光っていた。 美沙は顔を捩ってその指から逃れようとした。 すぐにつんとした顎を掴まれ、指を唇の間に押し込まれる。 敏感な唇に蜜のねっとりとした感触がとてもいやらしい物に感じられた。  

「ふん。 自分が僕の言う通りに淫乱なマゾだと認めるのが怖いのかな。 良いだろう、いずれ、判る事だ。 君は普通の恋など出来ない身だとね。」
 両手で町野の手を掴み、必死で遠ざけようとする美沙の抵抗を嘲笑う様に美沙の唇で指を拭った。 

「動かない方がいいよ。 カミソリで敏感な肌を切ってしまう。」
 町野はカミソリを美沙の前にかざして見せた。 その鋭い光が美沙の心を折った。 美沙が抵抗の気力を失った事を見届けると、町野は美沙の太腿を掴み、ぐっと手前に躯を引き寄せた。 美沙は両手をバスタブの縁に掛け、倒れ込む躯を支えるのが精一杯だった。 

バスタブの中で、美沙の躯は上向きになり、大きく拡げられた脚の間から、秘唇はおろか、誰にも見せた事のない菊華の襞まであからさまにされた。 
「ほほう。 お尻の穴の周りにも柔毛がちろちろと生えている。 汚らしいな。 とても、上品なお嬢さんとは思えない。」
 町野は美沙の羞恥を弥が上にも煽った。 美沙の菊華の周りを指で柔柔となぞっていく。 

『あぁ、恥ずかしい。 お願い見ないで、先生。 そんな汚い所に触れないで。 あぁ、もうもう・・・。』

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☆ 美沙の凄春その51=抵抗できずに。

 柔毛の毛根にシェービングクリームが塗りつけられていくこそばゆい様な冷たさを感じた。 美沙は恥ずかしさと怖さに心臓を握りしめられ、見る事も抵抗する事も出来なくなっていた。

「柔らかい毛だが、結構いっぱい生えているな。 今日は僕が綺麗にしてあげるけど、これからは遭う前に自分で綺麗にするんだよ。 綺麗に処理していなかったら、罰だからね。」
 町野は楽しげに美沙の心を弄びながら、カミソリを動かしていった。 じょりじょりという音がバスルームに木霊した。

『あぁ、剃られている。 何もかも剥き出しにされて。 カミソリが私のあれの上を、先生の指が、這っている。 あぁ、いや、いや。 駄目、駄目。 そんなに、丁寧に。 もっと、早くして。 あぁ、触れないで。 恥ずかしい。 ううん、感じてしまう。 先生に知られてしまう。 ああ、こそばゆい。 躯が動いてしまう。』
 カミソリが柔らかな肌の上を剃っていく度に、美沙の脇腹がひくひくと痙攣した。 町野の指が大胆に秘唇を捲り上げ、敏感な粘膜の花弁を擦る度に、腰が蠢いた。 恥ずかしさが喉元までぞわぞわと這い昇り、躯中がむずむずと蠢く様だった。 

『もう、もう堪忍して下さい。 もう、止めて。 お願い、先生。』
 町野の手が止まるのをじっと躯を凝らして待った。 時が針となって心臓に突き刺さる。 喉元まで悲鳴に似た懇願が込み上げる。 なのに、唇を震わすのは押し殺した喘ぎだけだった。

「あっ、あぁあ。 あぅっ、あんあん。」
 美沙の唇から儚げな喘ぎが漏れる。 町野はカミソリを動かす手を休め、代わりにクリームのたっぷりと付いた指で、無理矢理顔を出させた紅い花弁をなぞった。 密やかに咲いたその花は朝露を載せ、町野の指に絡み付く様にそよぐ。 そのねっとりした感触を町野は楽しみ、なかなかカミソリを動かそうとはしなかった。 
「気持ちが良い様だね。 こんな恥ずかしい所を初めての男性に見せつけ、毛まで剃られながら、気をやるとは。 本当に君は淫乱な躯をしている。 思った通りだ。 ほら、気持ちが良いだろう。」

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☆ 美沙の凄春その52=鏡に映った女。

 町野の指が触れるか触れないかの羽根のタッチで美沙の秘唇を嬲っていく。 秘唇をそっと捲り、奥に隠れた粘膜の蕾に探り当てた。 ふっと息を掛ける程に柔らかく触れては離れる。 バスタブに掛けた美沙の白い太腿がひくひくと痙攣した。 

『いゃ、いゃ。 これ以上もう、嬲らないで。 早く、早く剃ってしまって。』
 自分の躯の反応に煩悶する美沙の心の動きが見えるように、町野はたっぷりと美沙の秘唇を弄んだ。 美沙の息が荒くなり、撓わな胸が大きく揺れるのを見届けると、再びカミソリを動かした。 

『あぁ、変になりそう。 ううん、もう変になってしまっている。 こんなにも恥ずかしいのに、何処か心地良い。 このまま、先生に弄ばれていたいと思う私がいる。』
 間近いようのない感悩が美沙の躯の中を走り始めた。 

「あっ。 駄目っ。』
 町野の指が菊華の周りの襞を押し拡げ、カミソリが当てられた。 美沙は自分でも触れた事のない所をなぞられるその異様な感触に思わず悲鳴を上げる。 
「ほう、肌が抜ける様に白いと、こんな所もまるで汚い物をひり出す所とは思えない程清楚なものだ。 恥ずかしがる事はない。 うっすらと桜色に色付いて綺麗な物だよ。 なんなら、舐めて上げても良いくらいだ。」
 町野は美沙の羞恥心を嬲る様にゆっくりと菊華の上に指を這わせた。 きっゅと窄んだその襞を指で伸ばし、カミソリを当てていく。 
 美沙は余りの羞恥に血が逆流するのを感じていた。 頭がぼーっと熱くなり、何も考えられなくなる。 ただ時が経ち、この羞恥地獄から解放される時を待っていた。 その間にも、敏感な部分を無遠慮に触れられ、霞がかかった躯の中を感悩がずんずんと溜まっていくのを感じていた。 

「よし、これで綺麗になった。」
 町野は剃り上げた美沙の股間をシャワーで流した。 
「見てご覧。」
 町野がいやいやと顔を覆う美沙の手を払い除け、鏡を見せる。

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☆ 美沙の凄春その53=包まれて。

「いやぁぁぁ。」
 美沙は剥き出しの秘唇のいやらしさに悲鳴を上げた。 同時に全身の血が熱く脈打つ。

「君は色白だから、こうして柔毛を剃ってみると、実に初々しくて淡いピンクで綺麗だ。 僕はこう言う唇を持った子を探していたんだ。 このピンクの割れ目から紅い花弁が顔を覗かせている。 何とも淫らな光景だ。 恥ずかしそうにしながら、君はいやらしく躯を悶えさせていたんだ。 ほらこんなに糸を引く。」
 町野は美沙の眼の前で美沙の蜜で濡れた指を開いた。 親指と人差し指の間につーっと透明な糸が光った。 

『あぁ、それ以上、それ以上仰らないでください。 あぁ、どうして? 躯が熱い。 肌が燃えるみたい。 自分が怖い。』  
 美沙は瞳を閉じた。 その網膜で紅く色付いた秘唇が蠢く。 躯中がその秘唇になっていく様な感じがした。 町野が美沙を抱え上げる。 その手に触れられた肌がじんじんと燃え上がった。
 
「あぁぁぁぁん。」
 ベッドに横たえられると、美沙は堰を切った様に啼いていた。 鞭で打たれた尻朶がベッドに擦れ、熱い痛みを発していた。 町野はそんな事は想ってもみないのだろう、夢中になって自らの手でつるつるにした秘唇に舌を差し入れていた。 町野の舌が粘膜の花弁を啜り上げる度に、美沙の秘唇はそよぎ、ほよほよとした感悩のさざ波を立てる。 それが尻朶の発する痛みと合わさり、荒波となって美沙の躯を飲み込んでいた。 

『あぁ、先生。 感じてしまいます。 あぁ、気が変になりそう。 どうしたの?私の躯が私の物ではないみたい。 何処を触れられても、びくびくと躯が反応してしまう。 堪えても堪えても、声が出てしまう。 恥ずかしい。 まるで淫乱な娼婦みたい。 でも、でも、駄目。 あぁ、また、また感じてしまう。 頭の中が白くなっていく。 あっ、来た。 電気が躯を走る。 いい。 もっと、もっと触れて。 もっと、もっと先生を感じたい。 もっと、もっと包まれたい。』

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☆ 美沙の凄春その54=包まれて。

「あっ、あんあんあんあん。 あぁぁぁぁぁぁん。」
 町野の掌が無毛となった恥丘を撫でる、きゅっとくびれた脇腹を這う、すんなりとした内腿を擦る、唇が秘唇に押し付けられ、舌が粘膜の花弁の内側を擦り上げる、指が小さな小さな肉芽を転がししこらせる、髪がさわさわと内腿の柔肌を擽る。 美沙の躯はそのことごとくに反応し、感悩の電気を起こした。 その電気は尻朶の痛みで増幅され、子宮の奥底に溜まっていく。 美沙は苦しげに身を捩り、高く啼き続けて町野を悦ばせた。 

『あぁ、駄目、駄目。 もうもう許して、先生。 く、苦しい。 あぁ、ひりひりと躯中がひりひりとしている。 そこを、そこは触れないで、舐めないで。 あぁ、痛い。 感じる。 感じる。』

 町野は掌に吸い付き、心地よい弾力を跳ね返してくる美沙の艶肌の感触に夢中になった。 撓わな胸の量感も、くりくりとした蕾の弾力も、滑らかな下腹の肌も、幾ら触れても飽きる事がなかった。 紅い花弁は仄かに芳香を放って、微かに甘い蜜を滴らせ、町野の舌を楽しませる。 高く鈴を転がす様な啼き声が耳を擽り、遠慮がちに肩に喰い込んでくる細い指の痛みが町野を有頂天にさせた。 

「入るよ。」
 町野は美沙の膝を胸の横まで折り拡げた。 紅い花弁を眼で確認すると、既に痛い程に張り切った硬直を押し当てた。 敏感な肉傘に美沙の花弁が絡み付く。 そのねっとりと熱い感触が町野の興奮をさらに誘った。
 「あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。 うっ、うっ、うっ。 あぁぁぁぁぁぁっ。」
 美沙は鞭打たれた時よりもさらに高く啼き叫んだ。 細い頤を宙に仰け反らせ、紅い唇を開いて、啼き続ける。 町野の下の華奢な躯はがくがくと痙攣した。
「入ったよ。 凄い。 凄く締め付けてくる。 とても熱い。 熱く絡み付き、締め付けてくる。 君の躯は最高だ。 いいよ、いい。 とても、とても、いい。」
 美沙の耳には町野の褒め言葉も、自分の高い啼き声も届いてはいなかった。 美沙の躯は引き裂かれる様な痛みの津波に幾度も幾度も押し流され、波打った。 すらりとした美沙の脚が町野の胴に絡み付き、力の限りに締め付けていた。 いつしか町野の背を掴んだ細い指を立て、爪を喰い込ませる。

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☆ 美沙の凄春その55=壊れそう。

「あぁぁぁぁぁぁぁっ。 あっ、ぁっ、あぁっ。 うぅぅぅぅん。 ぐわっ。」
 美沙は巻き毛を振り立てて、啼き続けた。 町野が狭い肉鞘を押し開いて入ってくる度に美沙の躯は引き裂かれる痛みにのたうち、粘膜の襞を纏わり付かせたまま硬直を引く度に内臓を掴み出される苦しみに悶えた。 町野は腕の中の華奢な躯を襲う苦痛のことなどお構いなしに自らの愉悦を求めて腰を震った。 突き入れる度に体が愉悦に震え、引く度に頭の中で快楽が瞬いた。 掌に吸い付いてくる美沙の胸を揉みし抱き、町野は腰を突き動かし続けた。 

『痛い。 躯がばらばらに爆ぜるみたい。 苦しい、息が出来ない。 身が裂ける。 あぁ、なのになのに、感電したみたいに躯の中を貫かれる。 もう、もう美沙は壊れそう。』
 
「いいぞ。 いいぞ。 いいか? いいか? いけ、いけっ。」
 町野も叫んでいた。 その叫びに僅かに残った美沙の意識が反応した。 
「いい。 いいっ。 いくっ、いくぅぅぅぅぅぅ。」
細い首が折れそうな程に顔を振りながら、美沙は一際高く啼いた。

町野の指が胸に喰い込んだ。 町野の体重が胸に掛かる。 たわわな肉が町野の指の間から食み出す。 只でさえ薄い美沙の肌が、脹らんだ風船の危うさを湛えて張り切る。 両の胸全体が躯から捥ぎ取られる苦痛の津波が全身を襲った。 その苦痛の津波さえ町野に突かれている蜜壺で愉悦に変換されて、打ち返してくる。 美沙の華奢な躯が町野を跳ね上げる程に弓反った。 

「あぁぁぁぁぁぁぁん。 いっ、いっ、いくぅぅぅぅぅぅ。」
 苦しい程の愉悦の津波に襲われ、美沙は躯を波打たせながら、艶啼を吹き上げる。 町野の腰を挟んだ小さな足の爪先が内側に折り込まれる。 町野の背を白魚の指が掻き毟った。 
「うおぉぉぉぉ。」
 町野が雄叫びを上げて、美沙の躯から離れた。 美沙の躯を膝で跨ぐと、啼き続けている紅い唇に熱い硬直を押し込んだ。
「飲め。」

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☆ 美沙の凄春その56=動悸が止まらない。

☆ 体をぶるぶると震わせ、町野は二度目の精を美沙の口中に放った。

 週明けの最初の町野の授業開始を一人、美沙は教室で待っていた。 時が通り過ぎていくに従い、美沙の心臓は締め付けられ、自分の耳に聞こえる程動悸は激しくなっていた。 
 教室の簡素なドアに瞳が吸い寄せられて離れない。 低いローファーを履いた足が床に着いている実感がなかった。

『私ったら、どうかしている。 いつもの授業が始まるだけなのに。 例え一昨日の晩の出来事が本当であっても、先生が教室で何かされる訳じゃないのに。』
 美沙は木の椅子の中でもじもじと腰を動かした。 座面に当たる尻朶から間違いようのない痛みがじわじわと感じられた。 途端に、胸の中を甘酸っぱい蜜がじゅんと濡らす感じがした。

「おはようございます。」
 美沙はドアが開いた途端に立ち上がっていた。 教室に入ってきた町野に向かって精一杯の明るい声で挨拶をする。 
「おはよう。」
 町野は学生からアイスプリンスと呼ばれている通りの冷たい無表情のまま通り過ぎ、伴奏用のピアノに座った。 

「今日はハーモニクスの練習に春の祭典をやってみよう。 楽譜は持ってきてるね。」
 そう言う町野の声は、いつもの静かな声だった。 
「はい。」
 ピアノの傍らに立ち、譜面を開いた。 町野のピアノが流れ出す。 マウスピースに下唇を当てる。 躯がメロディーに染まり始める。 美沙の意識は透明になり、心臓の鼓動は疾うに忘れ去られていた。 

 町野は練習中でも、余り演奏を止める事がなかった。 楽章をちゃんと演奏し終わってから、注意点を指摘していく。 学生はそのため、容易にメモを取る事が出来た。

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☆ 美沙の凄春その57=哀しすぎる想像。

「うん。 かなりきれいにハーモニクスが出来ていた。 もう少し力強く息を吹き出した方が綺麗に出る。 右薬指のリングキーの押さえがまだ甘い。 その小さな手の細い指では難しいかも知れないが。 いっそそこだけカバードキーに変えた方が良いかも知れない。」
 町野は矢継ぎ早に幾つも指摘してくる。 豊かにとか柔らかくと言う曖昧な表現は少なく、判りやすいと学生の評判は高かい。 反面、モデルの様な整った顔で表情を変えずに冷静な口調で言われると慣れている美沙でも辛くなる時も多かった。 
 
 美沙はそっと、スカートの上から尻朶に触れてみた。 一昨日の事が妄想などでは無い事を痛みがじわりと教えてくれた。 
『私はやっぱり先生の物になった。 例え、教室では教授と学生であっても。 ううん、先生の物だからこそ、教室では余計に学生でいなくては。 先生はその積りで・・・。』 
 美沙が指摘事項をメモし終わるのを待って、町野は練習を再開した。 美沙は町野の伴奏と自分の音に集中出来た。 何よりも頭の中で理想の音が雑音なく流れた。 演奏を終わって、思わず笑みが漏れた。 町野の指導の言葉を待った。

「自主練習の課題は、喉の使い方、特にフラッターツンゲの時の喉の震えの幅が小さい。 うがいをする時に出来るだけ大きな音を出す練習をするといい。 後、C6より上をもっと弱く出したい。 高い音程強い呼気が必要だから難しいが口笛を入れると良いかもしれない。」
 注意し終わると、町野はさっさとピアノから離れた。 美沙の前を横切り、ドアに手を掛けて、何かを思い出した様に振り返った。
「今日の放課後、僕の部屋に来なさい。」
 優しい笑みを残して、町野は部屋を出て行った。 

『あの優しい笑顔。 今日もデートと言う事? それとも、今日の練習の事かな? それだったら、今仰った筈だし、やっぱり、デートなのかしら。 でも、夜開けて置けとは仰らなかった。 もし、学生と教授の関係に戻ろうという事だったら・・・。 あぁ、考えただけで、心臓が痛くなる。 それは哀しすぎる。』

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☆ 美沙の凄春その58=鍵をかけて。

 同級生と一緒に受けるソルフェージュや音楽理論の授業の間も頭の隅で、町野の言葉がぐるぐると渦巻き続けていた。 授業の内容も休み時間の同級生との話も何処か上の空だった。 同級生達に気取られない様に勤めて普段通りにしていなくてはと思いながらも、最後の授業が終わると居ても立ってもいられず、いつの間にか足早に廊下を歩いていた。

「どうぞ。」
 ドアをノックすると、町野のぶっきらぼうな声が聞こえた。 
「失礼します。」
町野の声にやや落胆した心を抑えて、美沙は明るい声で部屋に入った。 秋の木漏れ日が窓から差して、部屋がオレンジに霞んで見える。 窓際の事務机に向かっていた町野は光の中に沈んで、表情が読み取れない。 美沙はドアの所で不安を育てていた。

「ドアを閉めて。 鍵も掛けて。」
「あっ、はい。」
 美沙は慌てて、ドアを閉める。 すぐに鍵のボタンを押した。 ガチャンと言う鍵の掛かる音が木の壁に谺した。
「そのソファに掛けていて。」
 町野はそう言ったきり、美沙の方も見ずに何か書類に眼を通していた。 古いソファは革がささくれ、裸の膝裏がざわざわと居心地が悪い。
『もっと可愛い靴を履いてくれば良かった。 あっ、何処でぶつけたんだろう、右の脹ら脛に痣が出来てる。 やっぱり生足は駄目だな。』
 町野の動きを待っている時間がとげとげしく流れていった。 

「待たせたね。」
 町野は低い硝子テーブルを挟んで腰を下ろした。 西日が逆光になって、相変わらずその表情は美沙からは見えなかった。
「どうして、服を着たままなのかな。」
 苛立ちの針を含んだ言い方だった。

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☆ 美沙の凄春その59=愛してください。

『服を? ここで脱がなくてはいけないんですか。 そ、そんな恥ずかしいこと、出来る訳が・・・。』
 言葉は喉に閊えて、声にならなかった。 揃えた膝が震えていた。 

「一昨日、何度も僕の奴隷になると誓ってくれたのじゃなかったかな。」
 町野の声に籠められた針がますます尖っていた。
「はい。」
 美沙はそれしか言えなかった。
「僕は君の全てを貰った筈だ。 君は僕の所有物になったんだ。 何時でも自由に使えるからこそ所有物だろう。 いちいちお伺いを立て、願いを聞き入れて貰っている裡は所有物でも何でもない。 只の借り物だ。 僕が欲しいのは君の全てだ。」
 町野の声は出来の悪い学生を叱責する口調に変わっていた。 美沙の心臓はきゅんと縮み上がり、血の気が引いていった。 

「聞いているかい? 全てを所有した以上、何時でも僕が君の躯を自由に出来る様に、僕の前にいる時は裸でいるのが、奴隷の勤めだ。 それが嫌なら、奴隷になると言ってくれた言葉が嘘だったなら、一昨日の事は無かった事にしよう。 嘘を吐いた君の顔も見たくない。 君との関係もこれまでだ。 担当教授も来月から相良先生に代わって頂こう。 彼女は君の事を高く買っている様だから。」
 窓を焦がす秋の夕陽の様に静かだが、凍える夜を思わせる言い方だった。
「嘘なんか吐いていません。」
 考える間もなく、胸を塞ぐ悲しい感情に急き立てられて言葉が出ていた。 
「そう。 それなら嬉しいよ。」
 暖かかな言い方だった。 美沙はほっと血の気が戻るのを感じた。

『良かった。 先生が優しくなってくれた。 私は嫌われた訳じゃない。 でも、本当に私は先生の前では何時でも裸で居なきゃいけないんですか。 そんなこと、出来るのかしら。 そんな、淫らで恥ずかしい事が。 でも、先生はそうしろと仰っている。 そうしなければ。 そうしたらきっと、先生は私の事をまた愛してくれる。 優しく・・・。』

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☆ 美沙の凄春その60=噂。

 町野の言葉を待つ間、美沙は恐れと不安に苛まされた。 そこから逃れられるためなら恥など忍べる様な気がした。 それ程、町野の感情に心を沿わせようと言う思いが強かった。 好きな人を怒らせることが何よりも怖かった。 その怒りの理由がいかに常識外れで、いかに理不尽なものかと言う非難は、何故か、美沙の心には浮かんでこなかった。 浮かばせたら、きっと町野は怒りだし、全てが壊れると意識の外で知り、それを一番恐れていたからかも知れない。  

「僕の言っている事は判るね。 単純な事だ。 僕は君が好きだから君の全てが欲しい。 そして、君は全てを僕にくれると言った。 だから、それを形として現して欲しい。 そう言う事だ。 形には心が現れるし、また心は形によって正される。 いつも言っている事だ。 さあ、判ったら立って、早く裸になりなさい。」
 静かだが、有無を考えさせない威圧感が籠もった言い方だった。 白いカーディガンを脱ぎ、その下の小さな花が咲き誇ったブラウスのボタンに指を掛けた。 窓を通して夕陽に焦げる中庭が眼に入った。 美沙は、ボタンに指を掛けたまま、動けなくなった。

「どうしたんだ? 立ったまま固まって。 早くしなさい。」
「だって、窓の外から見えてしまいます。」

『そう。 人に見られたらお困りになるのは先生の方。 とんでもない噂になってしまう。 きっと、先生も判って頂ける筈。 きっと。』
 美沙は町野の言葉を待った。 おずおずと町野の表情を窺った。

「見えたらなんだ。 恥ずかしいか。 恥ずかしいぐらいで、僕の命令を聞けないのか。 それじゃあ、全く僕の所有物になった事にならないじゃないか。 要するに嫌だからしないと言う事なんだろう。 どんな時でも僕の思いのままにならなかったら全てを所有したとはとても言えない。 やはり君の言葉は嘘だったんだね。」
 町野は語気強く言った。 夕陽を浴びて朱く見えるその顔は冷たく怒っているように見えた。 次に何を言い出すか、何をするか、判らない怖さを美沙は感じた。 
「嘘なんかありません。 私は先生に全てを捧げます。 でも、でも、こんな所で私が裸でいるのを見られたりしたら、先生がお困りになるのでは・・・?」

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☆ 美沙の凄春その61=羞恥。

 美沙は怒られまいとそして、自分の気持ちを理解して貰おうと言葉を選んだ。

「ふんっ。 裸になるのが嫌さに僕の事を考えての行動の様に装ったか。 そう言うのは好きじゃないな。 僕の事は僕が考える。 君が考える事じゃない。 君はただ僕の命令に従えばいいんだ。 もう僕の物なんだろう?」
「はい。」
 美沙にはもうそう答えるしかなかった。
「じゃあ、さっさと裸になりなさい。 君の躯はもう僕の物なんだから。」

『そう、私は先生の物。 先生の。』
 美沙は胸が熱くなるのを感じていた。 何故だか、町野の言葉が堪らなく嬉しかった。
初めて全てが欲しいと言われた時の様に。

 美沙はブラウスのボタンを全て外し、ソファの上に落とした。 ちょっと躊躇いを見せた後、黒のタイトスカートのホックを外すと、ジッパーを一気に下ろす。 町野の顔を窺った。 町野は涼しい眼差しで美沙を見ていた。 もう、怒りの表情は消え、満足げに微笑んでいるように見えた。 その整った口が何かを言い出さない前に、美沙はスカートを足から抜き取った。 淡いピンクのブラジャーのホックに手を掛ける。 羞恥がいきなり襲ってきた。 心臓が何かに掴まれた様に苦しい。 それでいて全身がかっと火照った。 指が思うように動かず、何度もホックを掴み損ねた。
『初めてじゃないのに。 この前も全てを見られたのに。 私は、先生の物なのに。 たった今、そう自分で言ってしまったのに。 どうして、こんなにも恥ずかしいの。 どうして、こんな恥ずかしい事をしようとしているの? 指が動かない。 早くしなくちゃ、先生に叱られてしまう。』
 一旦、動きが止まってしまうと、心が折れそうになった。 恥ずかしさが後から後から込み上げて、ますます指は自分の物ではない様に動かなくなった。 

「やはり、また鞭で打たないとブラジャーすら外せないかな。」
 町野は皮肉たっぷりに言った。
「い、いいえ。」


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☆ 美沙の凄春その62=自由と言う名の苦痛。

 口からは言葉が出たが、指はやはりすぐには動かなかった。 窓ガラスを照らす陽射しが羞恥を煽った。

『でも、でも、本当に指が動かないんです。 あぁ、一昨日の様に縛られて鞭を避ける自由も無ければいいのに。 無理矢理裸にされる方がどんなにか楽なのに。』
 美沙の膝が町野が怒り出す事への恐れと羞恥からかたかたと震えだした。 その様子を見た町野の顔に笑みが浮かんだ。

「そのままでいい座りなさい。」
 ソファに腰掛けてもまだ膝が震え続けていた。 町野の顔を正面から見られず、落とした視線の先にある白いショーツが恥ずかしさを甦らせる。 
「奴隷になると一昨日も言ってくれたが、所詮口約束だ。 いう幾らでもそんな事を言った覚えはないと否定できる。」
 町野は静かに話し出した。 
「そんな否定なんてしません。」
 美沙は慌てて言った。
「そうかも知れない。 でも、先の事は判らない。 だから、書類に互いにサインをして保管しよう。 法律上は奴隷契約なんて何の効力も持たない。 しかし、サインをしたと言う事実は残る。 二人の間では法律よりも効力があるだろう。 それにそれを見た人は君が何と言おうと僕の奴隷だと判る。 いいね。」
 町野は美沙に綺麗な手摺りの和紙二枚を渡した。 受け取る美沙の指が不安に震えた。 

 和紙の頭には『奴隷契約書』と大書きされていた。 その下には『甲(所有者)印 乙(奴隷)印』と名前を書き込む空欄がある。 
『文書にしなきゃ不安だなんて、先生は本当にこの私が欲しいんですね、嬉しいです。 こんな事を真剣な顔でする先生が可愛い。 ここにサインをすれば良いんですね。』
美沙は傍らのバッグから万年筆を取り出した。 

「ちゃんと口に出して読み給え。 読む事自体が君から僕への宣言にもなる。 署名はその後でいい。」

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