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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1656=ころころ。

 躯を折り曲げ双臀を突き上げている咲織に覆い被さる様に体を預けると、三宅は咲織の胸を羽交い締めに抱き締めた。 華奢な咲織を抱いた腕を谷間で交差させ、ぷりぷりと飛び出させられた両の乳房をその掌で包む。 肌理細かな乳房は三宅の掌に吸い付き、その中心の小さな乳首は精一杯にしこって、三宅の掌に心地良いころころとした刺激を与えてくる。

 その心地良さを好きなだけ楽しもうと、三宅の掌は咲織の乳房を揉み上げていく。 三宅の掌の動きにニップル・チェーンが乳首の根元を縊る。 チェーンで繋がった秘唇が右に左に捩られた。 子宮が引き攣る様な痛みとも快感ともつかない感覚が咲織を貫いていく。 そして、全ては三宅への思いに収束し、苦しいまでの疼きとなって躯を満たす。 

『欲しい。 ご主人様がもっと欲しい。 躯の中をご主人様に掻き乱されたい。 ぐちゃぐちゃに捏ね繰り回されたい。 あぁ、変になっていく。 抑えられません。 ご主人様に突かれたい。 めくるめくあの頂きに昇りつめらせてください。 ご主人様だけが与えてくださるあの世界へ。』

 全てが止まった空間の中で、咲織一人が時を刻んでいる気がした。 そして、脈打つ度に疼きは止めよう無く昂まっていく。 全身が鋭利な器官となり、むずむずと居ても立ってもいられない感覚が強まる。 咲織の腕が麻縄を喰い込ませながら、三宅を求めて彷徨う。 

「あぁぁ、ご主人様。 咲織を、咲織を貫いて、めちゃめちゃにして。」
 自分の声に咲織は驚いた。 同時に羞恥と後悔が打ち寄せる。 それでも、咲織は言葉通りに三宅を求めた。 自ら求められなくしている麻縄を呪った。 

「今回だけはおまえの求めに応じてやろう。 その代わり、明日の調教は一層辛いぞ。」
 咲織の乳房が膨らみ過ぎた風船の様に弾けるかと思える程、三宅は強く指をめり込ませた。 その掌を支点にして、大きく腰を引き抜く。 
「うぁぁぁぁ。」
 内臓がずるりと引き出される様な異様な感覚が咲織を襲う。 全身が総毛立つ様な頼りない不気味な感覚だった。 それでいて、否、それだけに、咲織の躯は三宅の次の動きを息を凝らして待っていた。  

「あぁぁぁ。」
 三宅の熱い硬直が咲織の中に叩き込まれる。 敏感な粘膜の鞘が破れる苦しみと感悩が咲織の突き上げる。 子宮の奥がずきんと脈打った。 
「あぅぅぅ、あぁぁぁっ、はひぃぃぃん。」
 三宅が硬直を叩きこんで来る度に感悩の畝りが大きくなる。 それは花びらを裂く程に拡げられ花鞘いっぱいに三宅を迎え入れた時の満ち満ちた歓びとは違うものだった。 躯を三宅の思うが儘に引き裂かれ砕かれる様な荒々しさ。 出来ればこの暴風雨の只中から逃れたいと躯は願いながらも、同時にその猛々しさに魅せられてもいた。

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☆ その1657=イヤイヤ。

 菊華を欲しいが儘に蹂躙される荒波に、咲織は文字通り酔った。 意識は何時しか何も映さなくなり、時の感覚を失い、頼りなく宙を漂った。 


「ごしゅじんさまぁぁぁ、すごい、だめ、だめ、もう、壊れるぅぅ。 ぁうん。」
 何を叫んでいるのか、自分でも判らなかった。 ただただ躯を襲う異様な感覚の嵐に何かを叫ばずにはいられなかった。 秘唇に三宅を迎えるのとは違う、躯の内側を掻き混ぜられる異様な感覚に本能的な怖れが強くなっていく。 いつしか咲織の啼き声は悲痛なものに変わっていた。 

「壊れるか。 止めて欲しいのか。 本当なんだな。」
 三宅は余裕の笑みを浮かべ、動きを止めた。 咲織の乳房から掌を離し、覆い被さっていた体を起こす。 ゆっくりゆっくり深々と侵した菊華から硬直を抜いていく。

「いや、いやです。 止めないで。 お願いです。 お願いします。 どうか、ご主人様。」
 三宅が躯から出ていく気配に咲織は慌てて哀願していた。 侵されている時には怖くて仕方無かったものがいざ止められるとなると、怖れの下に隠れていた肉の慾望が貌を覗かせる。 

『嫌われてしまう、ご主人様に嫌われてしまう。 ご主人様が望まれるなら、お尻でもお迎えしたい。 お尻でも感じられる様になりたい。 そう、もう少しで感じそうなんだもの。 止めないで、今止められたらその日が遠くなってしまいそう。 ご主人様が遠くへ行ってしまわれそう。 怖い、それだけは。 それに、それに、本当に欲しいの。 ご主人様にお尻を侵し続けて欲しい。 疼いてくる。 どんどんと。 耐えられない。 我慢できない。 ご主人様が欲しい。 何処にでもいい。 何処でもいいからご主人様と繋がっていたい。 いや、いや、離れないでください。』

 三宅への思いか、離したくは無いと全身を震わせて出ていこうとする三宅の硬直を咲織は必死で締め上げていた。 

「いやぁぁぁぁ。」
 遂にぬぷりと三宅が硬直を引き抜いた。 まるで自分ががらんどうになってしまったかの様な虚ろな感覚に咲織は悲鳴を上げた。 悲鳴を上げながら、躯の奥底で渦巻く苦しい程の疼きに肉を捩らせる。 縛めが喰い込むのも構わず、咲織は三宅を求めて躯を捻じった。 
「嫌なのか、それとも菊華を犯して欲しいのか、どっちだ。」   
 三宅の強い声が咲織の胸を叩く。 

「犯して、犯してください。 咲織の菊華を好きなだけ。 もっと、もっと。」
 咲織は叫ぶ様に言った。 三宅を振り仰いだ大きな瞳から睫毛を濡らして涙が溢れた。

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☆ その1658=どうかお好きなだけ。

「そうか、尻をもっと犯して欲しいのか。 ここで感じる女になったか、犯してくれとせがむ程に。」 
 からかう様に三宅は己の硬直で咲織のぽかりと小さな虚ろを開けた菊華をなぞる。 咲織の尻たぼが焦れた様にその動き追う。
「あぁっ。 お願いです。 どうか。」
 咲織の切ない哀願が長い尾を引く。 

『言ってしまった。 咲織から羞ずかしい事をおねだりしてしまった。 いいの。 それで。 どうなってもいい。 はしたない女だと、強慾な奴麗だと、見捨てられても。 どんな罰を頂いても。 だって、これが私だから。 ご主人様に愛など要らないと言われても、好きで好きで仕方が無いのだから。 例えお尻でも何処でも、鞭でも熱蝋でも何でもいい。 ご主人様に構われたい。 ご主人様に遊ばれたい。 ご主人様が欲しい。 ご主人様に触れていたい。 それが偽りの無い咲織なんだから。』

「どうか、どうか。 咲織の菊華を貫いてください。 ご満足されるまで、好きなだけ。 どうか。」
 待てなかった。 一度切れた堰はもう元には戻せなかった。 言葉にしてしまった時から疼きは苦しみとなり、苦しみに堪え切れない程に身を炙る。 咲織の声がまるで過酷な責めを受けている様な悲痛なものになっていく。 三宅を求めて虚しく彷徨い続ける腕の柔肌は喰い込む麻縄に擦れて、今にも血を流しそうに紅くなっていた。 

「それ程おまえが願うとは。 たまには奴麗の願いも聞いてやらないとご主人様失格だな。 感じろ。 そして、尻でいけ。」
 三宅の両掌が咲織の尻たぼをぐっと左右に開く。 咲織の躯が期待に緊張した。 
「あぁぁぁ。」
 三宅の物はやはり熱かった。 火傷するのではと思えた。 そして、その圧倒的な存在感が嬉しくて咲織は啼いた。 縄の許す限りに尻たぼを持ち上げ、自ら三宅の物を迎えに行っていた。

 下腹に感じる圧迫感は子宮に伝わり、満たされた歓びへと変わる。 そして三宅の物に引き裂かれそうな菊華の緊張感は秘唇に伝わり、感悩へと変わった。  

「いいか。 感じるか。 言え。」
 三宅の掌が丸い尻たぼをぴちんと打つ。 
「はい、いい、いいです。」

「いいと言い続けろ。」
 三宅の腰が咲織の尻たぼに叩き込まれる。 
「いい、いい、いいですぅぅぅぅ。」
 咲織は羞恥を捨て、啼いた。 その自らの啼き声が感悩を弥が上にも昂めていく。

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☆ その1659=いっぱい犯して。

「いいか。」
「いいですぅ。 いいですぅ。」

「感じるか。」
「感じます。」

「もっとか。」
「もっと、もっと。 もっとください。 もっと侵して。」

「もっと何処を侵して欲しいんだ。」
「もっと、菊華を。 咲織の菊華を。」

「菊華? 菊華って何処だ。 はっきり言え。」
「お尻の穴です。」

「尻の穴って何をする所だ。」
「うんちを、うんちをする所です。」

「そんな処を犯して欲しいのか。」
「犯して欲しいです。 咲織はうんちをする所をご主人様に犯して欲しいです。」

「いっぱい犯して欲しいか。」
「いっぱい犯して下さい。」

「壊れるまでか。」
「はい、壊れるまで、咲織のお尻を犯して下さい。」

「こうか。」
「はい。 もっと。 もっと。 壊れるまで。」

 咲織は三宅に問われるままに今まで口にした事の無い秘猥な言葉を口にした。 自らを貶める言葉を声高に叫ばずには居られなかった。 何処までも自分を婬らで穢れた存在に貶めたかった。  その感情は衝動的なものだった。 が、その衝動を生み出したのは、現実に躯を襲い続けている余りに感悩的な嵐だった。 

 これまでも三宅にはもちろん、勝山にでさえ菊華を犯された。 そして、犯される度に、例え三宅に犯された時さえも嫌悪感と言い知れぬ哀しみに包まれた。 それ以上に、それらの感情さえ押し流す程の苦しみと痛みを感じた。

 それが、今は痛みも苦しみも感じなかった。 それどころか三宅に突かれ、引き抜かれる度に我を忘れる様な激しい感悩が躯を突きぬけていく。 そのくせに、そこには秘唇に三宅を迎えた時の高揚感は無かった。 全ての柵から解き放たれ、無限の宙を舞うあのめくるめくときめきは無かった。 否、真逆の感覚だった。 何処までも暗い暗い底へ墜ちていく様だった。 得体の知れぬ魔物に絡め取られ、脂汗を滲ませながら、何処とも知れぬ底なし沼に引き摺りこまれる様だった。

 その怖ろしい感悩に抗して僅かながらでも心を砕かれずにいるには自ら何処までも貶めるしかなかった。 
「打って。 打ってください。 打って、打ちのめして。 お願いです。 ご主人様。」

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☆ その1660=どくどくと。

 咲織は啼く様に願い出た。 哀切な響きが絹の糸を棚引かせる。 その啼き声と同じ切ない思いが胸に張り詰める。 

 三宅の動きが止まった。 菊華をいっぱいに拡げ、奥深くまで刺し貫いたまま、動かなくなった。 硬直に浮き出た血管の脈動とその熱だけが静かに咲織の中に流れ込んでくる。
 それだけが咲織の頼りだった。 神経が菊華に集中する。 沸々と感悩が煮え滾る。 

 得体の知れない怖れが沈黙の中で育っていく。 三宅の腰に触れた尻たぼが痛みを求めて、疼いた。 痛みの中で怖れを忘れたかった。 あの三宅の与えてくれる痛みの嵐の中で全てを忘れて。 

 三宅の動きと共に時がその歩みを止めた様だった。 大きくなった疼きが不安に変わる。 咲織の澄んだ瞳には涙が浮んでいた。 細い首を精一杯に捩じって、その瞳を後ろの三宅に向けようとした。 躯に巻かれた縛めがそのささやかな動きさえ拒む。

『やっぱり、咲織は奴麗。 ご主人様のされる事だけを受け入れて、歓びにするしかない存在。 それが、ご主人様にお願いをするなんて。 お怒りならないでください。 見捨てないで。 どうか、許して。』

「成長か、堕落か。 いずれにしろ、おまえは一つ階段を昇った様だ。 自ら責めを痛み求めてきたのは嬉しい事だ。 おまえの躯は婬らだ。 躯に正直に生きろ。」
「ぴしーーーん。」
 話し終わると同時に三宅は大きな掌を振り上げた。 張り詰めた若い肉がぶるんと歪む。 咲織の中を衝撃が穿っていく。 

「あぅぅぅぅん。」
 それは歓びの啼き声だった。 懐かしい痛みが怖れを押しやって咲織を圧した。 その嵐の中で咲織の中で三宅の存在が大きくなっていく。 何処を貫かれているのか判らなくなった。 いや、何処を貫かれていようと構わなかった。 確かに咲織は三宅に深々と貫かれ、欲しいさま打たれていた。 咲織の躯は歓びに満たされ、震えた。 

「嬉しそうだな。 さすがは俺の婬濫奴麗だ。 もっと啼け。 もっと震えろ。 もっと感じろ。 そして、いけ。」
 三宅は硬直を咲織の菊華に叩き込んだ。 同時に丸々と張り切った尻たぼに大きな掌を振り下ろす。 じーんと痺れる感覚が三宅の掌に滲みる。 その痺れの何十倍、何百倍もの痛みの衝撃が咲織を貫いている筈だった。 三宅はぞくりと体を震わせた。 胸が高鳴った。

 片掌で易々と掴んだ咲織の細い腰が掌の中で苦しげにくねる。 その腰の持ち主は、三宅の硬直を奥深くまで飲み込んだ美少女は、自らを三宅に委ね切り、そして三宅の情け容赦ない打擲さえ歓びの中で受け入れ、身をくねらす。 三宅の硬直がさらに息んだ。 血がどくどくと満ちていく歓びを三宅は噛み締めた。

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☆ その1661=泣き叫ぶ。

「ぴちーーーん。」
「はぅぅぅぁぁ。」
「ばちーーーん。」
「あぇぃぃぃん。」
 みっちりと肉の詰った滑らかな柔肌が発する高いスネア・ドラムの音が部屋に響き、その後を咲織の喉が絞り出す甘く切ない囀りが追った。 

 三宅は咲織に腰を打ちつける度に尻たぼを叩く。 それは昂ぶりのままに力を解放した激しさに満ちていた。 鞭の赤味が薄れかけた艶肌にあっと言う間に紅い火が燃え上がる。 唯でさえ先に打たれた柔肌は痛みに敏感になっていた。

 そこを無慈悲に打たれ、炎で炙られる様な痛みが尻たぼだけでなく咲織の全身に拡がる。 躯は本能的に打擲から逃れようとしては肉に喰い込む麻縄に絡め取られ、虚しくその場でのたうつ。 

 三宅が腰を引く度に内臓を根刮ぎ抉り出される様な怖さが咲織を襲った。 そして、怖れに慄き、同時に愛する者に置き去りにされる悲しみと空虚さに震える。 と、三宅の熱い硬直が躯の奥深くまで一気に入り込む。 躯の中を押し拡げられる苦しみと、虚ろを満たされる充足感が満ち満ちる。 同時に、尻たぼを強かに打たれ、感悩に火が付く。 

「びちーーーん。」
「あぐぁぁおぅぁ。」
「ばしーーーん。」
「あぅあぇぁぁぁ。」
 何かを考えるゆとりなど何処にも無かった。 ただただ痛みと苦しみの巨大な激流に躯は呑み込まれていた。 あらゆる感覚が一気に爆ぜ、心は粉々に砕かれて何処までも何処までも暗い暗い無間の闇へと墜ちていく。 墜ちていきながら、咲織は全ての感覚の奔流の底を流れる感悩に酔った。 

 高い啼き声は何時しか涸れ、傷ついたか弱い獣の哀切な呻きが漏れるだけになっていた。      
真っ赤に燃えた尻たぼを打たれても、菊華が裂ける程に突かれても、もはや躯に巻かれた麻縄を軋ませるしか無い。 咲織の躯は静寂に漂い、ただ唯一自由を与えられた小さな手だけが宙に開き、何かを掴み、握り締め、苦悶し続ける。

「いくぞ。」
 三宅は尻たぼを打つのを止め、くねり続ける細い腰をがっしりと掴んだ。 三宅の腰が一段と速く咲織に叩き込まれる。 

「おまえも、逝け。 啼け。」
「あぁぁ、い、逝きますぅ。 いくぅ。 いくぅ。」
 三宅の叫びに呼び覚まされ、咲織は啼いた。 自らに言い聞かせる様に幾度も幾度も歓喜の言葉を啼き叫ぶ。 

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☆ その1662=逝きます。

「いけっ。」
「はいっ。 ぁぁぁ。」
 感覚の爆発の中でも三宅の声は確かに聞こえた。 そこだけ焦点が当たった様に咲織の中で三宅が脈打つのを鮮明に感じた。 粘膜に熱い精が放たれる。 咲織の躯は敏感に反応した。 触れられてもいない秘唇の奥が精を飲み込もうと蠕動する。 躯を痙攣が襲った。 幾度も幾度も瘧をぶり返す。

「うぁぁぁぁ。」
 三宅が咲織から出ていき、咲織は物悲しい啼き声を上げた。 本当に何か大切な物が永久に帰って来ない様な悲しみが胸を塞いでくる。 

「逝ったのだろう。 菊華だけで。」
「はい。」
 か細くなった喘ぎの下から咲織は辛うじて声を振り絞った。 咲織は確かに歓喜の時を迎えたと思った。 が、そこには魂が解放され空高く浮び上がるあの高揚感は無かった。 むしろ、無理やり頂きへと強引に導かれた虚しさだけが残っていた。

「そうか、それは嬉しい事だ。 これでおまえも立派なへんたいの仲間入りだな。 だが、おまえはただのへんたいじゃない、俺の奴麗だ。 さあ、奴麗の務めを果たせ。」
 三宅は未だ隆々と脈打つ己の物を誇示する様に、咲織の顔を跨いで立った。 

 咲織の躯からは全ての生が抜き取られ、もはや何の力も残ってはいなかった。 ただぐったりと床にでも躯を横たえたかった。 が躯の要所を縛める麻縄はそれすら許さず、今も床に顔を擦り付けて物欲しげに丸い尻たぼを高々と持ち上げている。 三宅はその咲織の尻たぼを足でぐいと蹴り倒した。 

「ぐぁぁぁ。」
 横倒しになった衝撃に胸から呻きが絞り出される。 光を亡くした大きな瞳を三宅に茫と向ける。 それでも、三宅を迎えようと啼き続け艶を増した唇をぽっと開く。 
「清めなさい。」
 三宅は咲織の横に腰を下ろすと胡坐を組んだ。 咲織の細い肩を抱え、膝の上に載せる。

『あぁ、ご主人様。 まだ、こんなに隆々と。 あぁ、欲しい。 慾深ですね。 私の中に注いでくださったばかりなのに。 私の中に。 あぁ、ご主人様の物、濡れてる、その精で。 どうか、この口で清めさせてください。 あっ、熱い。 ご主人様、まだ熱い。 脈打って、生き生きと。 あぁ、幸せです。 ご主人様の精、美味しい。 鼻につんと通る薫りも好き。 舌に感じる。 躯中でご主人様を感じる。 ここも、濡れてる。 ここも。 幸せです、ご主人様。 肩を抱かれて、膝に頭を抱えられて、ご主人様を口に含めて。 このままずっと、舐めていたい。 舐めさせて。 ご主人様を感じていたい。 穏やかに、心逝くまで。』

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☆ その1663=ねぶって。

 咲織は瞳の前でまだぴんと威容を誇っている三宅の黒い物をうっとりと見詰めた。 引き締まった三宅の腹を打つばかりに直立しているそれは、三宅の放った精と潤滑ゼリーにべっとりと塗れ、てらてらと光っている。 咲織は躊躇う事無く、その根元に唇を押し付けた。 濃桃色に紅潮した唇を精一杯に開いて、出来る限り三宅の太い幹を頬張ろうとする。 恐る恐る舌を差し伸べた。 まるで電気でも当てられた様に縛められた躯を一度ぴくんと脈打たせる。 長い睫毛を静かに伏せると、引っ込め掛けた舌を今度は決然と三宅の幹に巻き付け、精をねぶり取った。 

『ご主人様の精。 私に注いでくれた精。 不思議な事に美味しいと感じてしまう。 きっと味などしないのに。 もっと嘗めたい。 もっと、ご主人様を感じたい。 この口に、この躯に。 慾張りですね、咲織は。』

 汚いとか、屈辱的だとか、咲織の脳裏には一切浮かばなかった。 むしろ、神々しいまでの大切な物を口に出来る幸せ、委ねられていると言う充実感に満たされていた。 

 三宅は自分の物に取り付いて熱心に舐め清めている咲織の、そんな行為をしながらも清らかさを失わない柔らかな横顔に暫し眼を細めた。 

「華奢だな。 肩でさえやすやすと片腕だけですっぽりと収まってしまう。 こんなか弱そうな躯に縄を掛け、鞭打つと人が聞いたら、鬼の仕打ちだと言われそうだ。」
 咲織は三宅の物に舌を這わせたまま、いいえと言う様に小首を左右に振った。 
「客観的に見れば鬼に間違い無いだろう。 おまえを見た者は誰でも羽毛で包む様な扱いがおまえには相応しいと思うだろう。 おまえは一糸纏わぬ姿でも決して可憐さを失わない。 縄を掛けられ、男の物に口を付け、舌を這わしている今でも気品を失ってはいない。 おまえを見ているとそんな婬ら極まりない行為でさえ、貴重な子猫が無心に餌を啄ばんでる愛らしい仕草に見えてしまう。」
 三宅は酒のつまみにでも手を出すかの様に咲織の胸の蕾を軽く摘まんだ。 窮屈に縛められた躯がびくんとするのに頬を緩める。 

「俺にさえ会わなければ、おまえはきっと一生己の歪んだ婬らな本性に気付く事無く、赤ん坊をあやすみたいに大切に扱われて幸せな人生を送るんだったろうに。 俺に出会ったのは幸か不幸か。 それを決めるのはおまえだ。 俺はおまえを奴麗にした以上、俺はおまえを一生、邪な慾望の生贄にし続ける。 縄や鞭どころか普通の愛の行為でさえ想像し難いおまえをとことん貶め、責め苦を与えて身悶えるおまえを見るのは無上の喜びだからな。 もし、おまえが普通の愛を望んでもそれは叶わぬ事だ。 だから、おまえはおまえの中の婬らな本性を受け入れ、俺の責めを心から楽しむしかない。」
 三宅は独り言の様に話し掛けた。 

『あぁ、嬉しいです。 今、ご主人様は一生咲織を離さないと。 嬉し過ぎます。 咲織は幸せです。 ご主人様にお会いできて、ご主人様の奴麗にして貰えて。』

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☆ その1664=噛み付く麻縄。

 咲織は暖かな涙で胸が溺れそうになった。 何か言わなくてはと思っても、溢れる想いを表す言葉は見つからなかった。 その躯に満ちる想いをどう扱っていいのか戸惑い、ただただ唇に触れる三宅の物に只管舌を這わせる。

「幸せそうだな。 そんなに俺は美味いか。」
 咲織は答える代わりに三宅の天を向いた硬直を肉傘からすっぽりと口に含もうとした。 そのために、縄が喰い込むのも構わず、体重の掛った膝に痛みが走るのを耐えて、脛と足指で何度も躯を揺らす。 三宅はその虚しい咲織の努力を笑って見ていた。 

「もっと欲しいのか。 本当に婬濫な奴麗だ。 おまえを満足させる前に俺の物がふやけてしまいそうだ。 菊華で逝けるようになったご褒美だ。 好きなだけ俺を味わえ。」
 三宅は咲織の躯を起こしてやった。 大きな瞳にぞくっとする妖しい光を載せて一瞬三宅を見上げると、咲織はおちょぼ口をいっぱいに開いて三宅の物を飲み込んでいく。 うぐうぐと苦しげに細い喉を震わせても、咲織は飲み込むのを止めなかった。 

 三宅の硬直は咲織の口には大きく、肉傘の部分を含んだだけでも自然と涙が零れる。 だが、咲織はそれだけでは三宅に応えられないと思えた。 胸の中に満ち溢れる三宅への想いを表すには全く不足していた。 もっともっと身を焦がし、のたうつような思いをしなければ三宅の言葉に報えはしないと思えた。 

 咲織は縛められた細い腕を縄を軋ませて宙に掲げ、躯を前につんのめらせた。 貌が一気に沈み、三宅の硬直が喉に刺さる。 苦い物が込み上げ、咽んだ。 咽ぶ胸に麻縄が咬み付いてくる。 三宅を吐き出す事も、躯を持ち上げる事も出来ない苦しみに、華奢な躯が痙攣する。 

「つくづくマゾだな。 自由にしてやる。 今夜は好きなだけ俺を貪れ。」
 三宅は膝の上で苦しむ咲織の縄を解き始めた。  

 肉に喰い込んだ麻縄が緩まるにつれて、通い始めた血に痛みが走る。 ミルクを溶かした白い柔肌にくっきりと浮かび上がってくる縄目の紅が美しい。 その縄目に血が脈打ち、むずむずと痒かった。 そして、その痒さの下から婬美な衝動がまたぞろ貌を覗かせる。 

 咲織は怯えた。 三宅への想いが、咲織にとっては掛け替えの無い無垢で純粋でなければならない三宅への想いが、躯に湧き上がる婬らな衝動で穢されるのを怖れた。 

 縄が解かれて腕が自由になっても、咲織は腕を背中に回し、太腿を乳房が潰れる程引き寄せたままの姿でいた。 その姿で三宅の物を喉深く呑み込んで、動けないでいた。 大きな瞳から苦しみの涙が絶え間なく流れる。 今にも息絶えそうに苦しみが躯を押し包む。 咲織は自ら躯に苦痛を与えた。 そうすることでしか、三宅への想いの純潔を守れない気がした。

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☆ その1665=見られてる。

「俺は清めろと言ったんだ。 そんなに喉の奥まで咥え込んだら、またおまえの涎で汚れてしまうじゃないか。 何処まで貪欲な奴麗だ。 離しなさい。」
 三宅に言われて、咲織は羞ずかしさに凍り付いた。 慌てて顔を三宅の物から上げる。 とても、三宅と視線を合わせられず、さっと三宅の膝から退こうとした。

「あうっ。」
 長い間折り畳まれていた躯が軋んだ。 躯中を走る痛みにその場で横倒しになる。 
「ふっ。 ずっときつく縛られていたんだ、急に動けば関節が痛むだろう。 自分で良くマッサージをするんだな。」 
 三宅は胡坐を掻いたまま、咲織を見ていた。

「どうした? 腕も脚ももう自由なんだぞ。 いつまで秘唇を曝して躯を屈めたままでいる気だ。 そんなに見て欲しいのか。」
 三宅の前では何時も一糸纏わぬ姿でいるのに、全てを見られているのに、今改めて見詰められていると思うと羞恥の糸に絡め取られ、咲織は息すら苦しくなった。 消え入りたい気持ちで、羞恥の源泉を三宅の視線から隠そうと、床に横倒しになった躯を丸めて息を潜める。 三宅の顔など見られる筈も無く、抱えた膝に埋めたまま動かせないでいた。

「そうか、秘唇をかまって欲しいのか。 ずっと放って置かれたから、さぞ慾求不満が溜っているんだろう。 マッサージが一番必要なのは今も物欲しげにとろとろと涎を垂らしまくっている秘唇と言う訳か。」
 三宅は嗤い声を上げた。 

「もう今夜はおまえを責める気も、使う気も無い。 おまえは自由だ。 好きなだけマッサージして、好きなだけ啼き、好きなだけ逝くがいい。 見ててやる。 その方が露出好きのおまえは歓びも大きいだろう。」 
 三宅はさぁ、じっくりと見ててやると言わんばかりに座り直した。 その音にふと咲織は瞳をそっと開く。 三宅は真っ直ぐに視線を咲織に当てたまま、煙草に火を付けた。 自分で逝くまで許さないとその仕草が物語っていた。 

『それはご命令なんですよね。 ご主人様の眼の前で自分で慰めて見せろ、と言う。 大好きな人がすぐそこに居るのに、使っても貰えないで、燃え盛っている婬らな炎を自分で消すことすら悲しいのに。 その哀しい姿を羞ずかしい姿を一番見せたくない人に見せろと仰るのですね。 あぁ、どうして縄を解かれたの。 縄で縛られていればどんなに羞ずかしくても仕方ないと言い訳できるのに。 鞭で打たれれば、意識を失ってしまえるのに。 縄はご主人様の優しいお許し、鞭はご主人様の細やかなお心遣いだったんですね。 自由な手脚が疎ましい。 あんなに立派に固くなっていらっしゃるのに、かまって頂けないこの身が悲しい。 それなのに、ご主人様に見られていると言うだけで、今も疼く咲織の性が恨めしい。』

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☆ その1666=体の奥が燃える。

 じりじりと羞恥が身を焦がしながら、いたずらに時が躯の上を過ぎていく。 咲織は三宅の命令に、三宅の要望に応えたいと思いながらも、自由な躯をどうしていいのか判らなかった。 思わない時の無い愛しい三宅はすぐそこにいた。

 今は胸を掻き抱いている腕を少し伸ばせば、三宅の肌に触れられる。 が、それは叶わない事の様に思えた。 照明が眩しかった。 鏡になった床にも自分のあられもない姿が映っている。 咲織は手脚の自由を呪った。  

 思えば始めて合った夜からいつも眩しい照明の下で、咲織は一点の隙も無く全てを曝してきた。 三宅と過ごす時間はいつも胸を突き刺す羞ずかしさと一緒だった。 どんなに羞ずかしくても灯りを消して、とは決して言えなかった。 それはいつも自由は奪われていたから。

 麻縄で、鎖で、鞭で、催婬剤で。 それらは咲織にとって羞ずかしさを和らげ、本性を引き出してくれる優しい夜のベールだった。 今、それらのベールを奪われて、全国な灯りの下に引き出され、咲織は縄の鞭の優しさを思い知った。 縄を鞭を全身で恋い願った。 

「幾ら時間があるからと言って、何時まで待たせる積りだ。 俺は気が長い方じゃないんだが。」 
 咲織は恐る恐る睫毛を瞬かせ、丸めた膝の間から三宅を見上げた。 その眼は口ぶり程には怒ってはいなかった。 そのこと以上に、三宅の近さに改めて驚いた。 ほんの僅か、首を傾ければ、その爪先に頬が触れそうだった。 心臓が高鳴った。 どくどくと血が沸き立つ。 その血が全て秘唇の奥へ流れ込み、躯の奥がかっかっと火照ってくる。 

『触れたい。 ご主人様に触れたい。 そして、触れられたい。 ご主人様に求められたい。 なのに、怖くて掌を伸ばせない。 見動きが出来ない。 どうして? 叱られるのが怖いから? この躯の奥から溢れる慾深さを知られるのが怖いから? でも、でも止まらない。 想いが止まらない。 触れたい。 繋がっていたい。』

「こらっ。」
 三宅の叱声にはっとして咲織は瞳を開いた。 三宅の足指に口を付けようとしていた自分に驚いた。 叱られてもまだ三宅の足を両掌で包んでいた。 どうしていいのか判らず、そのまま固まった。 ただ心臓だけがどくどくと脈打ち続ける。

「手脚は自由にしてやったが、自由に振舞えとは言って無い。 何度言わせる気だ。 おまえは俺の命令に絶対服従だからこそ、価値がある。 それとも家畜らしく鞭で追い立てないと何一つ出来ないのか。 そんな物は要らないから、今すぐここから出ていきなさい。」
 三宅の厳しい口調に咲織はびくんと跳ね起き、三宅の前に正座していた。
「いや、嫌です。」
 床に着く程頭を垂れながらも咲織は声を縋り付かせる。

「じゃあ、最後のチャンスをやろう。 まずは口上からだ。 言うべき事は判っているな。」

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☆ その1667=咲織は淫らな奴隷です。

 三宅の声は心臓が凍る程冷やかだった。 それなのに、肌の下で咲織の肉は熱く震える。 

『判っています。 ご主人様が仰りたいことは。 哀しいけど、判ってしまう。 咲織に、自ら貶め、婬らだと蔑まれる様な言葉を口にしろと仰るのでしょう。 奴麗らしく、何処までも婬らで浅ましい事を。 ご主人様に楽しんで欲しい。 そのためなら・・・。 あれ程激しく使われたと言うのに、今も眼の前のご主人様にもっと、もっと願う様な女。 咲織は本当に婬らなんだから。 どうして? 思っただけで、躯が熱い。 むずむずと躯が蠢いてくる。 ご主人様に見られながら、ご主人様の視線に包まれながら、咲織は逝くの。 触れられもせずに。 自らの掌で。』

 顔は上げられなかった。 土下座をした姿勢のまま、咲織は身を震わせて声を絞り出す。 ほんのりと桜色に色づいた小さな背で、紅い二本の縄痕がふるふると震えていた。 
「これから、咲織は、ご主人様に放って置かれて、疼いて仕方の無い秘唇を自分で弄ります。 どうか、そんな婬らな咲織の羞ずかしい姿をご覧ください。」
 口にした自分の言葉が耳に還ってくる。 その言葉に羞恥と哀しみが湧き出し、更に暗闇へと突き落とす言葉を咲織は自ら口にした。 羞恥に胸を炙られ、哀しみが胸を切り裂く。

 同じ羞恥に炙られてその肉はちろちろと炎を燃やし、肉の奥底が沸々と煮え滾ってくる。 クランプに引き裂かれた秘唇の奥で花びらがじんじんと充血する。 咲織は顔も上げられない正座のまま、身を捩った。  
 
『きっと、酷く婬らな貌をしている。 恥ずかしいのに、哀しいのに、躯が疼く。 欲しくて欲しくて、溶け出してしまいそう。 濡れてる。 自分でも判る。 とろとろと太腿にまで伝う程に。 このまま、顔を上げたら、躯を見せたら、ご主人様に呆れられてしまう。 あぁ、消えてしまいたい。 消えたいのに、見られたい。 ご主人様のあの冷たく鋭い眼で射られたら。 きっと、咲織はそれだけで。 あぁ、耐えられない。 この躯をぐちゃぐちゃにしてしまいたい。 どろどろと溶けてしまうまで。』 

 細い撫で肩が小刻みに揺れていた。 細い腰からぐっと張り出し、三宅の眼からは綺麗な丸いハートの形を描く二つの尻たぽがまるで蹂躙を誘う様に揺れる。 

『躯が動かない。 早くしなければ、また叱られてしまう。 ご主人様に嗤われ、楽しんで貰らわなきゃいけないのに。 咲織の婬らな姿にご主人様が我慢できなくなって・・・。 そんな夢の様な事が。 でも、でも、ご主人様を乱したい。 ご主人様に抱かれたい。』

 咲織は意を決して躯を起した。 瞳のすぐ前に三宅がいた。 熱い吐息が三宅に掛ったのではと、婬らな夢を悟られたのではと咲織は羞恥に染まる。

 それでも、動き出した躯は止まらなかった。 命令されてもいないのに、膝を立て、脚を開いていく。 金色のクランプに挟まれ左右に開かれた秘唇も、その下でねっとりと透明な蜜をまとった桃色の花びらがひくついている姿までもとっくに三宅の眼に晒されている筈だった。

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☆ その1668=ステンレスの冷たさ。

 貌を上げなくても三宅の視線を感じた。 その視線が無数の矢となって胸に内腿に秘唇に突き刺さる。 射られた柔肌がちくちくと痛んだ。 矢は素肌を貫いて肉に刺さり、熱を与えていく。 痒い様なじっとしていられない感覚が拡がる。 下腹の奥で子宮がきゅんと収縮した。 

 三宅は旨そうに紫煙を燻らし、何も言わない。 その無言の圧力に押され、咲織の脚は開き続けた。 脚の描くMの字が徐々に拡がる。 それにつれてクランプに繋がったゴムが伸び、秘唇が引き攣った。

 そのちりちりとした痛みに粘膜が疼く。 隠さねばならない花びらの全てを三宅に見られているのは明らかだった。 込み上げる羞恥に喉が焼けた。 秘唇を殊更に引き立てている紅いクリスタルが床に当たって、更に羞恥に油を注ぐ。 

 露わになった内腿は余りに白かった。 そのほっそりと伸びた内腿がぴくぴくと痙攣している。 バランスを失った上体が後ろに反る。 その背を縛り柱が支えた。 無機質なステンレスの冷たさが背に滲みる。 冷たさは哀しみだった。 咲織ははっと息を吐き出し、床に着いた掌を秘唇へと持っていった。 

『濡れてる。 こんなに。 何もされていないのに。 ただご主人様に見られていると言うだけで。 羞ずかしい。 こんな姿を、濡れている事をご主人様に知られて。 ご主人様は全てを。 そう、きっと、今、咲織がご主人様を欲しくて仕方のない事も。 許されるなら、今すぐにでも瞳の前のご主人様の黒い物にむしゃぶりつきたくて仕方もの無い事も。 羞ずかしい。 羞ずかしくて、羞ずかしくて、どうしようもなくて、躯が熱くなる。 変になってしまう。 どうして、どうして、触れて頂けないの。 どうして、抱きしめてくれないの。 どうして、貫いてくれないの。 この躯を、咲織を使ってはくれないの。 どうして、咲織は自分でこの疼きをなぐさめなくてはならないの。 ご主人様の前で。 愛しくて仕方の無い人の前で。』 

 細いが柔らかな人差し指の腹で濡れた秘唇をそっとなぞる。 蜜に導かれ、紅いマニキュアの爪が桃色の花びらの上を狭い裂け目へと滑っていく。 つつつーっと花びらから細やかな電気が肉を震わせて這い上がってくる。 

 痒い様な疼きが一段と増して、指の動きを止められなくなった。 疼きを消そうとして触れれば触れる程に却って、疼きが後から後から湧きあがる。 湧き上がりながら拡がり、粘膜の奥へと沁みてくる。 

 咲織は三宅の視線にその裸身を炙られながら、指を動かし続ける。 贅肉の無い下腹にその下の筋肉の動きのままにさざ波が走る。 胸に溜まる感悩に細い喉を反らさずには居られなかった。 咲織は悟られぬように、そっと感悩を熱い息に載せて零した。

 いつしか小さな左掌がたわわな乳房を掴んでいた。 紅い蝋燭の花びらの残骸が散らばる白い肌を飾る金色のチェーンが歪み煌めく。 桃色の蕾は根元を透明なテグスに縊られ、つんと三宅に向かって突き出たままでいる。 その蕾が掌の動きに連れて、身もだえる。 紅いニップル・アクセサリーは白い柔肌の舞台でしゃらしゃらと踊った。

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☆ その1669=腰が勝手に。

 平手で叩かれ続けた尻たぼが、床に腰を落とした時からずっとじんじんと痛みを発していた。 その痛みが肉を貫き、子宮に集まる。 その痛みは三宅が咲織に与えたものだった。 その記憶が単なる痛みを咲織の中で尊いものにし、感悩へと変える。 自らの指がぬらぬらとなぞる花びらから起きる感悩と子宮で一つになった。  

 咲織の躯は三宅の与えた痛みを欲しがり、じわじわと太腿を開く。 痛む尻たぼを更に痛めつける様に床に押し付け、腰を前へと突き出していく。 紅く腫れた尻たぼが悲鳴を上げる。 クランプに挟まれた秘唇が引き攣った。  

『ご主人様。 ご主人様。 ご主人様に打たれたお尻が、痛いです。 ご主人様に頂いた鎖で飾られた胸の蕾が、秘唇が痺れています。 ご主人様にこんな羞ずかしい姿を晒して、咲織は羞かしくて胸が潰れそうです。 それなのに、それなのに躯が疼き過ぎて苦しいです。 ご主人様、楽しんで頂いてますか。 咲織のあられもない姿を。 ご主人様の掌で引き出された咲織の婬らさをご覧ください。 あぁ、感じる。 欲しい。 ご主人様が欲しい。 あ、また。 走る。 電気が躯を。 咲織は自分の掌で、乱れていきます。』 

 それは指が求めたのか、花鞘が誘ったのか。 三宅の視線に晒された桃色の花びらを彷徨う咲織の紅い爪が、微かに口を開けた暗い粘膜の空ろな洞へと没していく。 指に押し出された濃い蜜が花びらの入り口からしとどに溢れる。 蜜は会陰を濡らし、床に滴った。 

 それは背中か仰け反る様な激しい感脳では無かった。 じわりとした肉の歓びが咲織の躯に拡がる。 咲織の躯は咲織が思っているよりも貪欲だった。 指を咥えた歓びでは足りず、却って腰が勝手に動いてしまう程に感脳の希求が強くなる。 息苦しい程に疼きが強くなっていった。   

『躯が勝手に。 私の花鞘が指を吸い込んでしまった。 きつい。 私の花鞘ってこんなに狭いの。 指一本なのに。 きつく締め付けてくる。 指一本なのに、もっともっと大きな物が私の中に入っているみたいに感じる。 あぁ、堪らない。 ご主人様が見ていらっしゃるのに。 羞ずかしくて堪らないのに。 疼きがどんどん強くなる。 止められない。 指が勝手に動いてしまう。 もっと、感じたい。 見てください、ご主人様。 この咲織の婬らな姿を。 そして、どうか・・・。 ご主人様に犯されたい。 ご主人様に抱かれたい。』

 指に細やかな粘膜の襞が無数に巻き付いてきて、奥へ奥へと蠢動する。 咲織の細い指でさえ鬱血しそうな圧迫感を覚える程にそれは狭隘で弾力に富んでいた。 咲織の指は知らない裡に花鞘の中でやわやわと円を描く様に動き始めた。 その動きは桃色の花びらを波打たせ、三宅の眼にも指の動きがはっきりと判った。 
 
「勝手に一人で善がってないで、俺にも判る様に今何をしているか逐一その口で実況しなさい。」


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☆ その1670=その指を花びらへと

 咲織は自らの指で慰める羞ずかしい行いに夢中になりかけていた。 三宅に打ち捨てられていると言う思いが強いばかりに、三宅の視線に羞恥を掻きたてられながらも、三宅がすぐそこにいると言う事を忘れかけていた。 

「あ、あぁぁぁ。」
 咲織は焦り、そしてどっと羞恥に襲われた。 冷水を浴びせられた様に震えた。 脚をM字に大きく開き、指を花びら深く差し入れたまま躯が固まった。 

「何が、あああだ。 人がいるのも忘れて夢中で花びらを引っ掻き回していたんだろ。 忘れるな、おまえは俺を楽しませるためにオナニーを見せているんだ。 自分が逝くのは二の次だ。 勝手に楽しむんじゃない。 逐一、次に何をするか大きな声で報告しなさい。」
 三宅の言葉に恥入り、咲織は伏せた貌を更に下げた。 消え入りた気に華奢な躯を縮こめる。 三宅の命令に応じて口を開こうとしても、喉が引き攣り声が出なかった。 

「なぜ黙っている。 人の眼の前で、秘唇を開き切ってピンクの花びら全てを見せつけ、指を深々と入れて善がれる様な恥知らずの婬乱女が、まさか羞ずかしくて声が出ないとでも言い訳するつもりじゃないだろうな。 幾ら身を切られる様な羞恥に苛まれようと、奴麗はご主人様の前では羞恥心など無いんだ。 普通の女性では死にたくなる様な恥ずかしい事をして見せるのが奴麗だろ。 今、何をしていた? 言ってみなさい。」
 三宅の叱声が咲織の柔肌を打った。   

「は、はい。 指を花びらの中に入れていました。」
 そっと薄絹を擦り合わせる様な微かな声しか出なかった。 それでも、自らの言葉の婬らさに羞恥が胸を焼き、肉を焦がす痛みに肉が捩れる。 

「聞こえないぞ。 もっと大きな声で。」
 無慈悲な三宅の言葉に涙が零れた。 咲織は小さくしゃくりあげた。 

 沈黙が岩となって、咲織を押し潰す。 心臓が破れる程に苦しかった。 それなのに、指を咥えたままの花鞘は熱く燃えていた。 いや、三宅の過酷な命令を受けて却って肉は燃え上がっていた。 

『ご主人様、酷い。 こんな事をするのだけでも、身を切られる様に辛いのに。 自分でしている羞ずかし過ぎる事を、自分の口で言うなんて。 出来るかしら、そんな事。 でも、しなければ。 あぁ、熱い。 血が熱い。 あそこが熱い。 こんなに辛いのに。 いつも、そう。 これが、まぞの血。 あの母の血なの。 思えば殆どご主人様に優しい言葉を頂けたことが無かった。 いつも酷い、耐えられない事ばかり命じられた。 いつも、辛い事ばかりされてきた。 なのに、私はそんな事を知らなかった時より、ご主人様に惹かれている。 ご主人様に囚われている。 もし、捨てられたら生きてなどいけないまでに。 今も、躯が、心が鞭を、痛みを、辛い仕打ちを求めている。 熱いです、ご主人様。 もう、燃えてしまいそう。』

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☆ その1671=軋む背骨。

 咲織は哀しい諦めを飲み下した。 飲み下した躯が、心が三宅を更に求めていた。 どんなに親に突き離されても、嘴で血が出るまで突かれてもその脚元に縋り付く雛鳥の様に、厳しく責められる程に思いは強くなる。

 そして、自分は氷に閉ざされ、凍てつく嵐に曝されると判っていも、必ず極地に帰っていくしかない企鵝だと思った。 暖かな春を、優しい陽の光を求めながら、一瞬の和らぎに至福の啼き声を上げる企鵝だと思った。 厳し過ぎる過酷な扱いでも、それが三宅の求めなら歓んで受け入れる定めなのだと。

「咲織は、自分の指を花びらの奥まで差し入れています。」
 三宅の沈黙が辛くて、ようやく咲織は啼く様に声を上げた。

「指を入れて気持ちいいのか?」
「はい。 気持ちいいです。」
 一言声を上げてしまえば、崖を転げ落ちる様に咲織は自ら羞ずかしいと思う言葉を口にした。 そして、落ちながら心は傷つき、躯は更に燃え滾った。 

「自分の掌で花びらを掻き回して感じるのか。」
「はい、感じます。」

「俺にそんな婬らな姿を見られて嬉しいか。」
「嬉しいです。 咲織はご主人様に見られて、自分の指で花びらを掻き回して感じています。」
 咲織は血を絞り出す様に言った。 指が動いていた。 動く度に感悩の渦が舞い上がってくる。 胸に感悩の喘ぎが流れ込み、息が苦しかった。

「右手の指を動かしたまま、左手でオッパイをもっと強く掴め。 根元から引き千切る様に激しく揉み上げろ。」
「はい。 オッパイを強く掴みます。 引き千切る様に。」
 咲織は三宅の命令を復唱した。 言葉のままに細い腕に腱が浮き立つ程強く乳房を握り締める。 細い指の間から弾力に富んだ肉がぷっくりと盛り上がる。 小さな掌から食み出たたわわな乳房は苦しげに歪んだ。 痛みと言うより、躯が捩れる様な苦しみが背骨を軋ませる。 その苦しみは子宮を震わせ、感悩を舞い起させた。 

「ぅわぁぁぁ。 ぁひぇぇんん。」
 巻き毛の下で美貌が喘いでいた。 ぽってりした唇は血の色を載せて紅く燃え、濡れた吐息を噴きながら、艶めかしく歪む。 花びらに咥えられた指が激しく動いた。
「好き勝手に指を動かすな。 花鞘の入り口近くに小さな丘があるだろう。 指を曲げて、その丘の後ろを指の腹で擦りなさい。 あったか?」
 最後の言葉は笑っていた。 三宅は顔を咲織から逸らさずにビールをグラスに注ぐと大きく呷った。

「はい。 あ、ありました。 あっ、あっ、あぁあんんん。」

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☆ その1672=ぐっしょり濡れています。

 自動人形の様に咲織は三宅の言葉に従った。 ぴったりと指に密着する粘膜の管を指腹で探る。 柔らかな指腹に粘膜の粒が鏤められた丸い丘を感じた。 すんなりとした指を根元まで入れ、丘を越えた処でそっと折り曲げた。 くにゃんと柔い粘膜が指腹に吸い付く。 くっくっとなぞる様に擦り上げる。

 堪えていた声が噴き出す。 電気に打たれた様に躯が波打った。

「いやぁぁぁ。 見ないでぇ。」
 持ち上がった瞳の真正面に三宅の顔があった。 思わず、咲織は叫んでいた。

「嫌じゃない。 あったのか?」
「す、すいません。 ありました。」

「中指だけじゃなく、人差し指も入れなさい。」
「はい。 人差し指も入れます。」
 人差し指を折り曲げ、恐る恐る中指に添えた。 揃えて花びらの虚ろに差し入れる。 避ける程に薄く粘膜の輪が広がる。 じーんと痛みが拡がり、無理かと思われた。 その怖れを三宅の眼が押した。

 案に相違して二本の指を咲織の花びらはしなやかに受け入れる。 それどころかきゅっと吸い付く粘膜が奥へと導いていく。 初めの痛みは遠ざかり、ずーんと腰を砕く感悩の波が打ち寄せてくる。

「指を曲げたまま、前後に動かせ。」
「はい。 曲げた指を動かします。」
 くちゅりと粘膜と蜜が音を立てた。 その音に羞恥が湧き上がり、血が沸騰する。 咲織は態と羞恥を煽る様に音を立てて、指を動かした。

 縛り柱が無ければ床にもんどりうっていた。 肩を冷たい柱に押し付け、自らまさぐる乳房を突き上げて華奢な背を弓と仰け反らせる。 自分の指に擦られた粘膜からずんずんと感悩が湧き上がった。 そして、湧き上がる毎に咲織の躯は更に刺激を求めた。 命じられるまでも無く、指はその動きを速めていく。

「ぐちゅぐちゅ婬らな音を花鞘が立ててるぞ。 婬蜜でぐっしょりじゃないか。」
「はい。 咲織の花鞘は婬蜜でぐっしょり濡れています。」

「他の指が遊んでいるぞ。 親指を内側に曲げて、秘芽を擦れ。 他の指と手の平で花びらと会陰の肉を揉む様に刺激するんだ。」
「はい。 親指で秘芽を・・・。 掌で会陰を・・・。」

「あぁぁ、あんっ、あんっ、はぇん。」
 くちゅくちゅと湿った音を立て、花鞘は指を啜る。 薄い透明なベールの下で小豆程の秘芽がしこっていた。 親指が擦り上げる度にびりびりと感悩が背骨を走る。 

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☆ その1673=乳房の谷間。

 こんこんと湧き出る感悩を支え様としてほっそりとした太腿がぷるぷると震えた。 咲織はいつしか爪先を立て、踵を上げていた。 黒い足枷の嵌まった華奢な足首が一層きゅっと絞られ、細やかに揺れる。  

 クランプで挟まれた秘唇が左右に目一杯開かれているために、花びらが咲織自身の指を飲み込んでいる様までもが三宅の背後にあるらしいカメラにあからさまに捉えられていた。 壁のスクリーンいっぱいに大写しにされた咲織の花びらの口は、陽光を透かした桜花さながらに薄く伸び切って見える。 咲織のほっそりとした二本の指が前後に動く度に、そのひ弱な花びらが悲痛に歪んだ。 そして、その歪ませた花びらの口の端から苦しげに白濁した蜜を噴き溢し続ける。

「指を曲げたまま、前後に動かしなさい。」
「はい。 指を曲げて動かします。」

「手首のスナップを利かせて、もっと早く粘膜を擦り上げろ。」
「咲織はもっと早く粘膜を擦り上げます。」

「乳首を親指と人差し指の腹で挟みなさい。」
「はい。 乳頸を挟みました。」

「もっと強くだ。 小さな乳首が潰れて平たくなるまで押し潰せ。」
「はい。 咲織は自分の乳頸を潰れて平たくなるまで押し潰します。」

「捻り上げなさい。」
「はい。 あぁぁぁぁっ。 痛ぃぃぃぃっ。」

「もっとだ。」
「もっとぉぉぉ。 ぁひぃぃぃぃんんん。」 
 すぐ横の壁に大きく映し出された自分の秘唇は咲織の瞳には映ってはいなかった。
それどころか、三宅の眼が注がれている事すら意識の彼方に追いやろうとしていた。 でなければ、身を切る様な羞恥に躯は固まり、三宅の命令を聞く事など叶いはしない。

 咲織は三宅の命令に従い、三宅の忠実な奴麗でいたいと思うあまりに、三宅の存在すら忘れ、感悩の波に身を委ねようとしていた。 今の咲織にとって、三宅の声は天から降り注ぐ啓示だった。 咲織は三宅の声に従い、自らの指で秘唇をまさぐり、胸の小さな蕾が形を失う程に責めた。 そして、絶えず口から噴き出る妖しい喘ぎの合間を縫って、自らに言い聞かせるように天からの啓示を復唱する。 

 秘唇から、花鞘から感悩の荒波が生れては、全身の肉を揺さぶっていく。 咲織の躯はその波に飲まれ、波のままに仰け反り、巻き毛を振り乱して頭を振った。 自ら押し潰し捻り上げた胸の蕾が悲鳴を上げる。 その躯の芯が引き攣る様な痛みさえもが、感悩の荒波に飲み込まれ、その波をさらに増幅した。 

 白い柔肌は沸き立つ血の朱を透かして薄桃色に染まっていた。 その肌の上で金色のチェーンが煌めき、紅い蝋涙の残骸が乱舞する。 絶えず歪みのたうつ二つのたわわな乳房の谷間から玉の汗が一つ、つーっと鳩尾に落ちていった。

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☆ その1674=昇り詰める。

 三宅は素肌の腕を掌で拭った。 三宅が湿りを感じる程に、咲織の躯から濃密な婬霧が立ち昇っていた。 三宅は思い出した様にビールを煽った。 ねっとりと空気は湿りを帯びているのに、喉が渇いた。 

 ふと、気が付くと、二度放ったと言うのに、無駄の無い腹を打つ程に三宅の物は痛い程にいきり立っていた。 三宅は大きく息をし、落ち付けと自分に言い聞かせる様に無造作に煙草を吸った。 

「感じるか。」
 三宅の静かな声が咲織の耳を擽る。
「はぁぁん、か、感じます。」

「いいか。」
「いぃ、いぃ、いいです。」

「逝きそうか。」
「はぁぃぃ、い、い、逝きそうですぅぅぅ。」

「咲織は自分の指で秘唇をぐちょぐちょにして、逝きそうな程に感じているのか。」
「あぁぁぁぁ。 い、いい。 さ、咲織は自分の指で、秘唇をぐちょぐちょにして、感じています。 逝きそうです。」
 三宅に促されるままに哀しい実況を自ら身を切る様に咲織は続ける。 そして婬らな言葉の合間を聞いた者の感悩を湧き立たせずにはおかない妖しい喘ぎで埋めた。 指が秘唇を弄るくちゅくちゅと言う婬らな湿音がその伴奏を務めていた。 

『逝きたい。 逝けばご主人様に許して貰える。 逝けばご主人様がご褒美に抱き締めてくださるかも。 とにかく、逝かなくては。 ご命令なのだから。 自ら慰めて逝けと言うご命令なのだから。 従うのが奴麗なんだから。 ご主人様、咲織の婬らな姿を楽しんでいらっしゃいますか。 これでいいのですか。 こんな婬らな咲織でもいいのですか。 あぁ、逝きたい。 逝って全てを忘れたい。 もう、少し。 あと少しで逝けるのに。』

 秘唇全体から強い感悩の渦が湧き上がり、咲織を包んでいた。 幾度も幾度も小さな感悩の電気に打たれ、咲織の肉は震え続けた。 感度は昂まり、些細な刺激にも躯は反応した。 手を差し伸べればすぐそこに頂きが来ていた。 その頂きを身も心も狂おしいまでに求めていた。 胸を掻き毟りたくなる程に疼きに疼いた。 

「いぃ、いい。 あぁ、ん。 あぅん。 逝きます、逝きます。 あぁ、逝きたいぃ。」
 三宅に促されなくても、花びらを侵す自らの指の動きが速くなる。 咲織は苦しげにそして高らかに啼き続ける。 ようやく咲織は昇り詰め様としていた。 白い閃光はもう、瞳の前にあった。 

「ひゃぁぁぁぁ。」
 咲織の巻き毛を冷たいビールが濡らし、火照った柔肌を凍らせて流れ落ちた。

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☆ その1675=疼かせろ。

「なんだその瞳は。」
 指で花びらを割り、乳房に指が埋もれる程握り締めたまま怯えた顔を向けた咲織に、三宅は咲織の頭から掛け続けているビールと同じくらい冷たい声を浴びせた。 
 
「抗議でもするつもりか。」
 三宅の言葉に咲織の物問いたげに開きかけた唇が固まる。 
「止めろと言っても俺の声など聞こえなさそうだったからな。」
 ビールに濡れた乳房を咲織は掻き抱いた。 熱い感悩の余韻か、冷やされた胸の泣き声か、ひっくひつくと喉を啜りあげる。 

「おまえの恥知らずなオナニーショーはたっぷり堪能できた。 俺を楽しませるためのショーだ。 おまえが楽しむ必要は無い。」
 三宅の言葉に咲織はようやく、ビールを掛けられた意味を知った。 思いと言う程にも至らない形の無い感覚が雲の様に咲織の奥底からわっと湧き出し、胸に詰まった。 言葉は何も出て来なかった。
「不満そうな貌だな。 逝きたかったか?」
 三宅は咲織のつんとした顎を掴み、持ち上げた。 見上げた咲織の大きな瞳は妖しく潤んで、三宅の顔さえ見えていないかの様に虚ろだった。

「例え自分の指であっても、ようやく秘唇で逝かせて貰えると思って、歓んでいたのだろう。 今、その歓びすら取り上げられて、溜りに溜った肉慾のやり場が無くて辛いだろうな。」
 咲織はなんと答えていいか判らず、声も無く泣き始めた。 熱い頬を涙が後から後から流れていく。 自分がどうして泣いているのかさえ判らなかった。 

「いつまで花びらに指を突っ込んでいる。」
 三宅は今もなお自らの指を深々と差し入れている咲織の秘部を爪先でつんと蹴った。 大切な花びらが引き裂けそうな痛みと共に鉛の様に重い感悩が腹に響く。 
「あぁぁぁっっ。」
 咲織は細い喉を仰け反らせ、一声啼いた。 啼いた後、躯をぶるっと震わせる。

「まさか、今ので逝った訳じゃないだろうな。」
 咲織はゆっくりと首を左右に動かした。 確かに三宅に蹴られて感じはした。 だが、それは逝くと言うのには程遠かった。 むしろ、ビールを掛けられて冷え掛けていた肉を掻き毟りたくなる程の疼きが再び燃え上がった様だった。 花びらに埋めたままの指が勝手に動くのではと咲織は不安になった。 顔のすぐ上で天を指している三宅の硬直にむしゃぶりつきたいと言う衝動が胸を焦がした。 咲織はごくりとその衝動を飲み下した。 胸が熱く焼けた。 

「苦しいか。 だが、今日はその躯をとことん疼かせておけ。 明日もっと俺を楽しませるために。」

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☆ その1676=生々しい鞭痕。

 三宅は冷たい言葉を落とし、咲織から離れかけた。 その踏み出した足に咲織はしがみつこうとした。 長い時間開き切り引き攣った脚が咲織の思いを嘲笑う。 咲織は惨めに床に一人倒れただけだった。 それでも三宅の足に向かって華奢な指を伸ばす。 動きを止めた三宅の踵にようやく指が触れた。 

「ご主人様。」 
 円らな涙瞳が三宅を振り仰ぐ。
「どちらへ。」
 か細いが必死な声だった。 
「何処へ行くか一々奴麗に言う必要があるのか。」
 咲織は今にも泣きそうな唇をわななかせ、ゆっくりと首を左右に振る。

「でも、でも。 ご主人様のお傍に、何時でも、居たくて。」
「ふうん、俺の傍に居たくて? 嘘を吐け。 単に満たされない肉慾に疼いて思わずしがみつこうとしただけだろう。」
 三宅は振り返ると、巻き毛の掛る細い咲織の肩を踏み付けた。 咲織はその足の甲を掌で愛おしげに擦る。 首を巡らせて、唇を踝に寄せた。

「踏み付けた足に唇を付けて、健気さを見せている積りかも知れないが、まるで肉慾に押し潰された蛙の様に無様だぞ。 疼いて仕方が無いんだろう。 欲しくて欲しくて気が触れそうなんだろう。 それを俺への愛情だと誤解したいのだろうが。」
「いいえ、本当にご主人様が好きです。 好きで好きで仕方無くて。 せっかく、せっかくこうしてご主人様と居られるんだもの、一瞬でも離れたく無いんです。」
 咲織は言葉を口にする間も惜しいとでも言う様に、三宅の土踏まずに舌先を這わせる。

「ふふん、奴麗でいるのも、肉慾に躯を疼かせるのもあくまで愛だ恋だとまだ思いたいんだな。 まあ、いいだろう。 愛ゆえの奴麗、美しい理想だな。 俺もそうあって欲しいと思う。 いずれにしろ、明日になればそれもはっきりする話だ。」
 三宅は唇から足を奪うと、歩き出した。 一度だけ振り返り、ついて来いと後ろで掌をひらりとさせた。 咲織は躊躇わず、じんじんと痺れる躯を引き摺って、子犬が振る尻尾の代わりに丸い尻たぼを振って着いていく。

「ビールに濡れた髪を洗いなさい。 そのままでは、栗毛が赤毛になってしまう。 それにまだ蝋燭の欠片が肌に幾つも残っている。 一つ残らず綺麗に洗い流しなさい。 婬蜜に汚れた秘唇も奥まで洗え。 俺のものだからな丁寧に洗うんだぞ。 だが決して、洗うふりをしながら、自分で疼きを冷ますんじゃない。 見ていてやる。」
 三宅は湯船に浸かり、広い洗い場で四つん這いの躯を晒している咲織に命じた。
「はい。」
 救いの手を差し伸べたくなる程繊細でいながら、女らしい曲線で描かれた裸身が光を浴びて立ち上がる。 白い尻たぼに浮んだ紅い鞭痕が生々しい。  

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☆ その1677=体を彩る金の鎖。

『ご主人様の眼が注がれている。 羞ずかしい。 手が動かない。 あんなに全てを、これ以上は無いと言う程の羞ずかしい処を全て見られていると言うのに。 ううん、それだから一層羞ずかしいのかも。 私の全てを見られているから。 奥底に隠した婬らさの全てを知られているから。 その事を思い出されるのが羞ずかしいのかも知れない。 あぁ、駄目。 躯が動かない。 忘れなきゃ。 全てを忘れて、髪を躯を洗うの。 ご主人様の眼の前だと言う事を忘れて。 ご主人様の命令に従うために。 でも、でも、一緒に、ご主人様の隣で湯船に浸かりたい。 それが叶ったのなら、どんなにか幸せかしら。』   

「あっ。」
 壁に掛けられたシャワーヘッドを手に取ろうとして、初めて壁一面がガラス張りになっている事に気付いた。 シャワーヘッドに伸ばした手が止まった。

 咲織自身が持て余し、三宅に出会うまで好きにはなれなかった華奢な躯から食み出た大きく丸い乳房が瞳に飛び込んで来る。 うっすらと桜色に上気したその柔肌の上で、クリスタルの飾りが紅い光を放ち、その頂きの蕾へと嫌でも視線を向けさせる。 そのつんと上を向いた乳首は今も玩弄を求める様にいつもより桃色を濃くして固くしこっていた。 

『まだ、まだ欲しいの? 咲織は、まだご主人様の言われる通りにこの躯を疼かせているの。 頂きまで昇り詰め、愛慾に溺れるまで。 今日はきっと叶わない事なのに。 そんなに物欲しそうな貌をしないで。 見ないでください、ご主人様。 見ないで。 いいえ、見てください。 婬らな咲織の本性を。 そして、それでも、奴麗だと言ってください。』

 桜色の躯に金色の鎖が巻き付いていた。 明る過ぎる程の光を浴びて、その鎖はきらきらと輝き、一層その躯を美しく引き立たせている。 が、その鎖は同時にその飾られた躯の持ち主が性の供物に過ぎない事を如実に示してもいた。 金色の繊細な鎖は二つの胸の蕾を繋ぎ、その中心から二つに分かれ、華奢な背で再び交差し、細い腰を強調しながら、左右に割裂かれ桃色の花びらを露わにした秘唇までへと見る者を導く。

 美しく、婬らさと対極の清楚さを纏った咲織だけに婬美さが際立っていた。 その婬美さに咲織自身、くらくらとしそうだった。 この躯はまだ求めている。 今、湯船から顔を見せているご主人様の容赦ない責めを、逃れることの許されない果て無き感悩を。 

 咲織は大きく息を吐き出し、シャワーを捻った。 栗色の巻き毛を濡らし、幾つもの細やかな水流が光の糸となって、なだらかな躯の曲線に沿って落ちていく。 若い肌に弾かれた水滴が胸の、尻たぼの丸みで跳ねる。

「あぅっ。」
 真っ赤に腫れた尻たぼにシャワーが浸みた。 じんじんとした痛みが躯に拡がっていく。 膝が崩れそうだった。 

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☆ その1678=淫らな体。

「ぁぁん。」
 桃色の唇を突いて出た小さな悲鳴はすぐに、甘やかな喘ぎに変わった。 尻たぼを震わす痛みは、愛する者に存分に使われた証しでもあった。 そして、今すぐ傍らでその痛みを与えてくれた愛する者が自分の全てを見ていた。 その視線がシャワーの熱に打たれた肌を貫き、その下の肉を励起させる。 羞恥も痛みも熱も全てが子宮に集まり、じんじんと疼かせる。 

 頭からシャワーを浴びながら、咲織は感悩の雨に打たれていた。 躯が動かなかった。 床に崩れ、婬らに躯を波打たせないでいるのが精一杯だった。 すぐにでも躯を洗って、三宅の視線からその婬らな躯を隠したいと願いながら、咲織はその躯を三宅の前に晒し続けた。

「いい見物だ。 至福の時かも知れないな。 昔から人は美しい物を宝物としてきた。 美しい物は全て何処かに婬美さを秘めている。 人の心の奥底を揺り動かすのはどんなに美辞麗句で飾り立てても、詰る処は婬美さだ。 利休の黒茶碗にしろ、光琳の紅白梅にしろ、妖しい婬美さを湛えている。 その美を手中にできるなら、人は戦争さえ厭わなかった。 ところが、おまえはその婬美さだけで出来ている。 つまりはこの世で一番美しい物かも知れない。 しかも、おまえは熱い血が通い、動き、感じ、啼く。 そして、おまえは他人が作った物にしろ、その美を引き出したのは俺だ。 今も俺の調教の徴しで一層婬美に輝いている。 こうして、自分が付けた鞭痕に、縄目に彩られた奴麗を眺めるのはご主人様の特権だな。 そして、また婬美な悲鳴を聞きながら、その肌に徴しを刻みたくなる。 誰の物でも無い、俺の物だと言う一生消える事の無い印も焼き付けたくなる。」 
 三宅はバスタブの淵にゆたったりと肘をついて、咲織の姿に眼を細めていた。 その貌は今まで咲織に見せた事の無い程に穏やかで、そして慈愛に溢れている様に思えた。

『咲織のことを美しいだなんて。 この躯が。 この躯を宝だ仰って頂けるのですか。 嬉しい。 嬉し過ぎます。 何処までも舞い上がってしまいます。 どうか、舞い上がるこの躯にお徴しを刻んでください。 そして一生消えない印を焼き付けてください。 何処へ飛ぼうとご主人様の物だと判る様に。』

「ご主人様。」
 すぐにも飛び付きたい気持ちを抑えて、小さくその名を呼んだ。 その名が通った喉を逆に暖かな雫が降りていく。 胸が雫で満ちていく。 咲織は金色の鎖に飾られた躯を歓びに震わせた。 

「あっ。 ぁん。」
 背後から三宅に肩を抱き竦められ、咲織は望外の歓びに小さく悲鳴をあげた。 
「おまえが洗い終わるのを待っていたら、茹で蛸になってしまう。 俺が洗ってやろう。」
 三宅の声が濡れた巻き毛を震わせ、咲織の耳朶を擽る。 咲織はふらりと三宅の胸に肩から倒れ込んだ。

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☆ その1679=もっと噛んで。

「まさか、俺の声で気を遣った訳じゃないだろうな。」 
 三宅は咲織の巻き毛を掻き上げ、ほんのりと色を載せた耳朶を噛んだ。 突然の痛みに咲織の躯が強張る。 つーんと痛みが躯を通り抜けていく。 子宮がじんと鼓動した。
「もっと噛んで下さい。」
 遠ざかる痛みが恋しくて、咲織は口走っていた。 

「何処までマゾなんだ。 呆れる奴だ。 声で逝き、逝かせまいと与えた痛みで又逝くか。 今日はもうおまえを逝かせない。 勝手に逝くのも禁じる。 朝までこの躯を疼かせておきなさい。 もし、勝手に逝ったら、このまま家の外に放り出す。 いいな。」
 三宅は再び咲織の耳朶を噛んだ。 切れたと咲織は覚悟した。 それ程の痛みが躯を貫いた。 それでもいいと咲織は噛まれた耳を確かめもしなかった。  

「おまえの手が勝手に悪戯をしない様にしておかないと。」
 三宅は胸元で掻き合わせていた咲織の手首を取り、背中で一つに重ね合わせる。 かちゃりと手枷の金具が嵌め合わせられた音が響いた。 

「痛くは無いか。 俺は深爪だから、頭皮を傷つけたりはしない積りだが。」
 三宅は咲織の髪を洗いながら、優しく聞いた。
「はい。 とてもお上手です。 美容院で洗って貰うよりずっと綺麗になる感じがします。 とても心地いい。」
 咲織は細い肩を三宅の胸に預け、うっとりと頭を委ねていた。 胸に溢れる幸せが、咲織の口をいつもより柔らかに解していた。 

「こら、しっかり立っていなさい。」
 三宅の叱声が嬉しかった。 余りに頭を洗う三宅の指に心奪われるばかりに、咲織の足元がふらつく。 ふらつくと三宅は叱声を浴びせ、尻たぼをぴしゃりと打った。 
「はい。 ごめんなさい。 でも・・・。」
 打たれる度に咲織は痛みに歯を喰い締めながらも、躯の奥で又ふらつき、三宅に打たれたい衝動が芽生えるのを感じていた。 

『でも、ご主人様に頭を洗って貰えてるんだから。 そんな嬉しい事無いんだから。 心地良くて、天にも昇りそうで。 幸せを噛み締めていると躯から力が抜けてしまうんだから。 幾らでも打ってください。 打たれるお尻も全てご主人様の物だから。 ふらつき過ぎる咲織に呆れられて、捨てられない限り、幾らでも打ってください。 咲織はご主人様に頭を洗って貰えるこの時を躯中で味わいたいんです。 これが幸せ、咲織の望んでいた幸せ。 きっと、一生覚えている。 この時間の事を。』 

 咲織は胸の谷間を流れ落ちていく白く儚いシャンプーの泡を眺めていた。 泡と共にこの掛け替えの無い時が流れ過ぎていく。 咲織は時を恨んだ。 勝手に過ぎて行く時を。 留まる事を知らない時が咲織の胸を切り裂いて通り過ぎていった。 

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☆ その1680=待っていた柔肌。

 瞳の前の鏡に映った等身大の咲織の白い柔肌の上を三宅の浅黒い掌が滑らかに動いていた。 その掌は小さく丸い肩を包み、くっきりと浮き出た鎖骨を撫で、胸のふくらみへと伝っていく。 鏡の中のまだ触れられぬ白い肌は浅黒い掌を今か今かと待っている様に微かに戦慄いていた。 

「まだ熱蝋の残骸が幾つも残っているな。」
 三宅の掌が白い肌に刺さった紅い蝋の破片を見つけては剥がしていく。 パラフィン蝋燭の様に肌を焼いた後も柔らかに肌にしがみ付くのとは違い、和蝋燭はまるで薄いガラスの様に固くなり、柔肌にちくちくと刺さる。 その痛い様な痒い様な感覚と、三宅の掌の温もりとが咲織の中で一つになって、肉を溶かした。 

『ご主人様の掌が私の肌の上を。 あんなに優しく。 嬉しいです。 こんなに優しく肌を撫でられるのなら、ご主人様の掌に包んで貰えるのなら、あの熱蝋の炎さえ恋しい。 こんなご褒美が頂けるのなら、咲織は肌を焼かれても構わない。』

 咲織の躯は三宅の体に沿って柔らかに溶けだす。 逞しい胸に触れた華奢な背は一つになろうとして、肌を合わせる。 咲織は肌に感じる三宅の掌の温もりに背に感じる逞しさに身を委ね、瞳に映る三宅に包まれた自らの躯をうっとりと魂を委ねた。 

「こらっ。 少し甘い顔をするとすぐにこれだ。」
 咲織の背中で一つに重ねられている掌が自分でも気付かぬ裡に三宅を求めて、その滑らかな肌の上をまさぐっていた。 三宅の叱声に咲織の躯は固まる。 

「そんなにこれが欲しいのか。」
 三宅が背後で体を動かした。 咲織の敏感な掌に三宅の硬直が触れ、やがてしっかりと押し当てられた。 咲織の黒い手枷で縛められた白い小さな掌が独立した生き物の様にしなやかに動き、黒光りする三宅の物を包んでいく。 細い指が張り切った肉傘の窪みを伝い、蠢く。  
「ぁぁ。」
 その掌に包んだ硬直の熱さに咲織の胸が燃える。 炎で内側から炙られた様に熱い吐息が漏れた。 三宅から与えられるだろう罰に身構えた肉が再びくにゃんと弛緩する。

「あぅぅぅ。 あぁぁぁぁ。 あぅぅぅん。」
 油断した咲織の躯を痛みが貫いていく。 それは今の咲織には愛撫にも似た甘い痛みだった。 それでも、痛みが徐々に強まるのにつれて、咲織の躯は丸い尻たぼの上にくっきりと窪みを描いて仰け反っていく。 細い筋肉の繊維が引き攣る。 躯ががくがくと震え出した。 上を向いた桃色の唇が儚い啼き声を噴き上げ続ける。 

「啼いてないで、鏡を見てみろ。」
 ほんの少し、痛みがぬるんだ。 咲織は命令のままに眼の前の鏡の壁を見る。

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☆ その1681=舞う赤い爪先。

 先程紅い蝋を散らした肌を優しく慈しまれていた時とは違い、三宅の浅黒い腕に巻きつかれた白い腰がひどく秘猥に見えた。 たわわな胸を掴んだ逞しい掌がその絵に婬美さを与えていた。 浅黒い掌に蹂躙されているその白い躯は、その凌褥者の掌を拒否してはいなかった。 まるで甘える様にその腕にその掌にこれからの運命さえも委ねている。  

『ご主人様の腕に私の躯が絡め取られている。 ご主人様の掌が私の胸を包んで。 なんて婬らな躯。 欲しがっている。 この躯は、もっと、もっと責められたがっている。 それが私。 ご主人様。 好きなだけ、この婬らな奴麗に罰をお与えください。』

「見ていろ。 そう、おまえの乳首を。」
 しゃらしゃらと鏡の中で紅いクリスタルが光を揺らした。 浅黒く太い指が桃色の蕾を摘まみ、潰していく。 蕾は指の中でひしゃげ、形の無くしていった。 胸の蕾から痛みが子宮に流れていく。 まるで、指に潰された蕾と糸で繋がっている様に子宮が引き攣った。 鏡の中で蕾を摘まんだ指が捻られた。 たわわに丸い乳房が捩れた。

「痛っっっっっ。」
 踵が上がり、土踏まずがくっきりとした弓形を見せて震える。 細い足首が折れそうにわななく。 鋭い痛みが躯を穿ち、白い閃光が頭の中で爆ぜた。
「痛いか。」
 三宅は更に咲織の乳首を捻り上げた。 まるで螺子切ってしまおうかと言う様な冷酷さを感じる捻り方だった。 痛みに曝された咲織の躯に怖れが走る。 

「あぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁ。」
 返事など出来よう筈も無かった。 躯を通る全ての細い糸が痛みに切れそうに緊張していく。 高い啼き声にビブラートがかかっていった。 

「もっと欲しいんだな。 罰が。 おまえの大好きな罰が。 婬らな奴麗だ。」
 両の胸の蕾が一度に蹂躙された。 乳首だけを捻られているのに、丸い乳房全体が根元から捩れる。 
「くわぁぁぁぁぁ。」
 桃色の唇を宙に開いて、咲織は嘶いた。 華奢な背が深い弓を描く。 無毛の秘唇が鏡に向かって突き出される。 鏡の中で桃色の花びらは喘ぎ、それを飾る紅いクリスタルがきらきらと煌めいていた。 

「ぐわぁぁぁぁぁぁ。 ぁひぃぃぃぃぃんんんんん。」
 余りの痛みに躯が揺れ、膝が崩れそうになる。 三宅は許さなかった。 両の乳首だけを摘まみ上げ、崩れようとする咲織を吊り上げる。 大切な器官が千切れる痛みと恐怖に咲織は内腿をぴくつかせながら、必死に躯を支えた。 小さな足指を彩る赤い爪先が黒い大理石の上を頼りなげに舞った。

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☆ その1682=鏡に写った姿。

 紅い爪先が緊張に震えていた。 くの字に反り返った背中で、一つにされた小さな掌が強く握られ、朱くなる。 悲鳴すら出なかった。 咲織はただ、躯中を固くして、嵐が過ぎるのを待つしかなかった。 次第に痛みは恐怖すら呑み込み、意識まで痺れ始める。

「ぐわっ。 うあぁぁぁんん。」
 ようやく、三宅は指を離した。 一気に血が小さな乳首に流れ込み、押し潰されていた時以上にじんじんと痛む。 燃えて血が噴き出している様だった。 怖くて、瞳の前の鏡を見られなかった。 支えを失った咲織は床の上に崩折れ、無防備に躯を丸める。 

「痛かったか。 啼く事すら出来なかったか。 判っただろう。 おまえに本当に苦痛を与えるだけなら、本来は鞭も麻縄も何も要らない。 何時でも、この手だけで簡単に苦痛を与えられる。 鞭や麻縄は舞台装置だ。 奴麗と言う存在を悲劇のヒロインよろしく飾り立て、被虐美を引き出すための。 そして、おまえが悲劇のヒロインなら、俺は演出家であり、同時にたった一人の観客なんだろう。 単に苦痛を与えるのではない、奴麗とご主人様が一緒に演じ、感情を高め合う。 それがSMと言うものの本質だろう。 いいか、今はおまえの勝手な婬らな行為を咎めた。 だが、婬らなのは奴麗の本質だ。 堪え切れなかったら、そう言え。 好きなだけ貪りなさい。 いつも許すとも、咎めるとも言わないが。」
 躯を丸めなおもぶるぶると震わせている咲織を見下ろす三宅の眼差しは、意外にも優しかった。 

「最後まで止めてとは言わなかったな。 それだけおまえの婬らな本性が現れて来たという事だ。 それだけは褒めてやる。」
 三宅は咲織の傍らに膝を着いた。 まだ点々と咲織の白い肌に舞い散っている紅い蝋燭の残骸を一つ一つ丁寧に取り始めた。 

「あぁぁ。」
 甘えた喘ぎを漏らして、丸まっていた咲織の躯がゆるゆると、水と太陽の優しさに芽吹く種子の様に伸びていく。 恐る恐る長い睫毛が持ち上がった。 

『ご主人様の指が、今咲織の肌をこんなにも優しく。 さっきはあんなにも怖かったのに。 一体、どっちがご主人様の指? 不思議。 あんなに酷い目に合わせた指なのに、憎めない。 嫌いになんてなれない。 好き。 大好き。 やっぱり、どちらのご主人様の指も。腕が自由なら、この掌に取って口に含みたい。 蝋の欠片を取られる度に、ちりちりとする。 それがとても気持ちよくて、声が出てしまう。』

 身を屈めて背中の蝋を取っている三宅に、咲織の躯は擦り寄っていた。 三宅の膝に腹を押し付け、躯をくの字に折って、まだじんじんとする胸をその腿に擦り付ける。

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☆ その1683=足に舌を這わせて。

 柔らかな胸に三宅の肌が染み込んで来る。 胸の奥が潤い始める。 その潤いに促され、根元をニップル・チェーンに飾られたままの乳首をくにくにと三宅の腿に押し付け、自ら転がしていた。 微細な電気が躯を走り、子宮に溜っていく。 声が出そうだった。  

『駄目。 また叱られてしまう。』
 
 咲織は、はっと三宅を見上げ、顔色を伺った。 三宅は無駄なたるみの無い頬に優しい線を浮かべて、せっせと咲織の肌から紅い蝋の花びらを取っていた。 

『まるで、お猿さんの毛づくろいみたい。 こんな私の毛づくろいをこんなに熱心に・・・。 毛づくろいは好きな猿にしか行わない。 嬉し過ぎます。 駄目。 堪えられない。 叱られてもいい。 後で幾ら叱られても。』

 咲織の瞳の前に三宅の踝があった。 咲織は頸を曲げ、舌を伸ばす。 味など無い筈なのに、シャワーに濡れた三宅の踝は躯を蕩かす程に魅惑的な味がした。 

 三宅は怒らなかった。 きっと咲織の舌の甘ったるい刺激を感じている筈なのに、まるで関知しない様に蝋の欠片を取り続けている。 その指は肩から背中へと降りて行き、今は丸い尻たぼへと移っていた。 尻たぼに張り付いた蝋の欠片が取られる度に、今もひり付く肌が鞭と容赦の無い打擲の記憶を蘇らせる。 次から次へとちりちりとした痛みが子宮に刺さった。 その痛みに花びらがしっとりと蜜を滲ませる。 三宅の膝がその剥き出しの花びらに触れた。 
 
 咲織は啼き声を上げる代わりに舌を使った。 熱い喘ぎを小さな濃桃色の舌に載せて、三宅の踝から踵を嘗めて行く。 尻たぼに触れる三宅の指、舌に感じる三宅の熱さ、花びらを擦る三宅の肌。 全てが一つの渦になって、咲織の子宮で逆巻く。 三宅に密着する様に折り曲げた白い太腿に何かを堪える様な筋が浮かぶ。 小さな足が何を掴む様にぎゅっと紅い爪先を握り込む。

「背中は綺麗になった。 仰向けになれ。 腹と胸を綺麗にしてやる。」
 上げていた咲織の左肩を三宅は無造作に押した。
「あ、ぁん。」
 咲織は離れ難そうに桃色の唇を開いたまま天井を向いた。 

『あれは? あれも私を責めるために? わざわざご主人様が? 嬉しい。 あれを使われるかと思うとおへその下がきゅんとなる程怖い。 怖いのに嬉しい。 使って貰えるのが待ち遠しいのは何故?』

 初めて見た天井には太いチェーンで吊り下げられた頑丈そうな滑車が見えた。

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☆ その1684=抱きしめたくて

 咲織はいつか与えられる責めに慄きながらも、何処かで躯を期待に疼かせていた。 そんな心の動きを不思議に思いながら、重々しい滑車の銀色の輝きに瞳を奪われていた。 

『これが奴麗? これがマゾ? そうなんですね、ご主人様。 少しずつ、自分が判ってきた様な気がします。 いいえ、綺麗な言葉で誤魔化してはいけませんね。 自分の婬らな本性を受け入れられる様になったと言うべきですね。 まだ、少しずつですけど。 でも、全てを受け入れてしまった時の、自分の本性を曝け出してしまった時の咲織が怖いです。 そんな咲織を見られたご主人様にどう思われるのか。 それが、何より怖い。』

 何も隠してはくれない、空気に晒された肌が不安に泡立つ感じがした。 そして、その不安が自分に与えられるであろう責めの苦しみ、羞恥から出たものでは無く、三宅に見捨てられることの恐怖に根差している事に咲織は慄いた。 

『ご主人様、どうかいつまでもこの咲織を責めてください。 この咲織を使ってください。 どうか。 この時が少しでも永く・・・。 そのためなら・・・。』

 今は空気の粒の細やかな動きにさえ感応する咲織の素肌を三宅の指がなぞっていく。 息に連れて上下する贅肉の無い腹から、金色のチェーンで飾られた乳房へと三宅の指が動く。 三宅の吐息が肌を薙いで行く。 心に浮かんだ怖れは次第に形を失い、小さな幾つもの欠片となって消えていった。 その後を占めたのは、やはり感脳の疼きだった。 

 硬い和蝋燭の欠片が剥がされる度にちくんと柔肌を刺す。 咲織の白い躯がその度にくっくっと反応する。 小さな痛みは感悩の壷を刺激し、むず痒い様な切なさを生みだす。 タイルと自分の背中に挟まれた咲織の腕が、疼いた。 今自分の躯のすぐ上にその身を屈め、熱さえ直接感じる三宅の体を抱き締めたくて。 

 咲織の肩が三宅に向かって必死に動く。 黒く頑丈な革枷で一つに重ねられた細っこい手首が千切れる筈の無い金輪を引き千切ろうと背中の下で藻掻いていた。 

『ご主人様。 愛しい。 愛しくて変になりそう。 この腕で抱き締められたのなら。 括られた腕が悲しい。 奴麗には思いを遂げる事は出来ないのですか。 ただ、与えられるだけなのですか。』

 咲織は煩悶した。 黒いタイルの上で白いしなやかな肌がくねる。 くねる度に咲織の胸に三宅への思いが溜った。 溜りに溜った思いは自然発火しそうな程に熱く滾る。 思いを遂げられない事が思いを強くし、抜き差しならない奴麗への道を自ら穿つ罠だとは思わず、咲織は白い躯をくねらせ続けた。

「あっ。 だめっ。」
 三宅の掌が咲織の太腿をがっしりと掴んだ。 

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☆ その1685=自ら開く花びら。

 咲織の小さな抗議は無視され、咲織の両脚は開かれていく。 剥き出しの花びらを外気が撫でた。 敏感な粘膜を泡立たせる外気の流れが、咲織に無防備さを知らしめる。 女を意識させ、忘れかけていた羞恥を蘇らせる。 咲織はクランプとチェーンで開かれた秘唇を少しでも隠そうと、細い脚を閉じようと藻掻いた。

「そのままだ。」
 三宅の命令は今の咲織には絶対だった。 命令に従わなくてはと言う意識さえなく、咲織の脚から力が抜けていた。 三宅は物を動かす様に淡々と咲織の両脚を大きく開いた。
 
「ご主人様が脚を開いたら、ご主人様が閉じろと言うまでは開いたままでいる。 大勢の人間の前だろうが、痛かろうが関係は無い。 それが奴麗だ。」
 三宅は罰だぞとその眼に言わせると、咲織の秘唇に繋がった細いチェーンをぐいと引っ張った。 最初、秘唇を挟むクランプが肉に喰い込み、重い痛みが躯を圧する。 次いで、
秘唇が裂ける鋭い深い痛みに咲織の白い躯が黒いタイルの上で跳ねた。 咲織は秘唇の端が裂けたと思った。 

「ひゃぁんんん。」
 湿った悲鳴がタイルに反響した。 強い痛みに緊張した脚がぶるんぶるんと震えた。
荒い息の下から、咲織は咎める様に拗ねた瞳を三宅に向けた。 
「せっかく、おまえの秘唇を開いているクランプを外してやろうと言うのに。 それとも、ずっと恥ずかしげも無くピンクの花びらをひらひらとさせていたいのか。 幾ら軽く挟んだだけだと言っても放っておけば秘唇は壊死して、本当に花びらを剥き出しにしたまま生きなきゃいけなくなるぞ。」
 三宅の言葉に咲織は巻き毛を揺さぶって、いやいやと顔を左右に振る。 三宅はその咲織の顔を覗き込み、にやりと嗤って見せた。

「ま、俺はそれでも構わないし、おまえの躯を好きに改造する権利も持っているのだから、何時かはその権利を行使する時が来るとは思っているが。 少女の様にすっと一本筋が入っただけのおまえの姿もいいが、何時でも侵してくださいとばかりにピンクの花びらを見せつけた姿も奴麗には合っている。 特におまえの様に全く色素沈着の見られない綺麗な花びらなら、なおさらだ。」   
 三宅は言葉と共にその眼で咲織の秘唇を射た。 三宅の視線に射られて、咲織の心臓はどくどくと脈打ち、剥き出しの花びらがじんじんと充血してくる。  

『見ないで。 見ないでください。 触れないで。 例え、クランプを外して頂けるのだとしても、今触れられたら咲織はきっと一瞬の内に逝ってしまう。 そして、きっと止め処無く求めてしまう。 今でさえ、気が触れそうな程ご主人様が欲しいのに。』

 意識を外そう外そうとする程、全ての神経が三宅の眼の前の花びらに集中する。 まるで視線に圧力がある様に、花びらは自ら開いていく。 

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