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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2005=断末魔。

「う゛ぎゃあ~~~~~~。 い゛ゃぁ~~~~~。 やっ。 やめてぇ~~~~~~。 ゆ、ゆ゛るしてえぇ~~~~~。 あ゛ぐぼぁ~~~~~。」
 麗子の躯は激しく痙攣した。 宙に大きく開かれた脚がぶるぶると震える。 頭上の細い腕は伸び切り、指が畳を掻き毟った。 

 電極の鰐口に深々と咬まれた真っ赤なベリーは、乳房の上で戦慄く。 その象牙の乳房はたぷんたぷんと波を立てながら、背骨が折れる程に持ち上げられては、落ちた。 

 麗子は哭き、叫んだ。 聞いた事も無い、鋭く、激しく、人では無い様な、それでいて魂を掴み、一緒に地獄へと堕ちさせる声だった。 麗子の悲鳴は蝋燭の消える寸前の輝きを思わせた。 自らの唾に濡れた真っ赤な唇が宙に大きく開かれ、絶えず戦慄いた。

「雌豚が、肉便器が哭いてる。 咲織さん、あなたも啼きたいでしょ? 啼かせてあげるわ、たっぷりと。 雌豚が事切れたら。」
 遥は咲織の胸元から首筋、顎と舐めていき、躯の中に湧く疼きに麗子の哭声にさえ気付かな気にふわりと開いた咲織の唇を奪うと舌を啜った。 根刮ぎ引き抜かれる様な痛みを咲織に与えると、遥は笑みを浮かべて咲織の耳元に囁いた。

 遥は咲織の胸球を背後から鷲掴みに弄びながら、麗子の狂乱を眺めた。 麗子の豊満な象牙彫刻の躯は、人の動きとは思えない断末魔の舞を見せている。 

「う゛がぁ~~~~~。 や゛めでぇ~~~~~。 やめてっ。 あ゛ぁ~~~~~。」
 麗子の躯は意思では無く、電気に打たれては自動人形となって跳ね続けた。 突き上げた喉は今にも切れそうに筋を立て、痙攣する。 無毛の恥丘は象牙色の肌をぴくぴくと艶やかに光らせる。 

「あ゛がっ。 ぎゃっ。 あぐう。 い゛や゛~。」
 麗子の哭き声が切れ切れになった。 大きく開かれた長い脚はもう跳ね上がらない。 その二等辺三角形の頂点で金属棒を差し込まれた赤い花びらから、透明な潮が吹き出した。 

 潮は弧を描き、飯田がさっと差し出した金属の洗面器に落ち、高い音を立てる。 その音は長く長く続いた。 

 麗子の魅惑的な切れ長の瞳に今はもう精気はなかった。 あらぬ上を向いて、白眼を剥き、ふと正気に戻って泣き出す。 麗子は気を失わせては貰えなかった。 花鞘と剥き出しの小指大にも肥大化させられた秘芽、そして両の乳首から注がれる電撃に肉は焼かれ、神経をずたずたに引き裂かれても、意識を失う前にや、余りの衝撃に眼が醒めた。 そして、その衝撃に打たれる。 その地獄の繰り返しが麗子を襲い続けた。   

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☆ その2006=肉便器として。

  洗面器を鳴らす秘唇からの放水は止まると見えては、躯の震えと共に断続的に続いた。 やがて、麗子の躯はぴくん、ぴくんと小さく跳ね始める。 まるで釣り上げられた魚が命を終わらせる様に。 

「起きろ。」
 飯田は麗子の乳首を咬む金属の鰐口を開いた。 今にも爆ぜそうに赤紫に熟していた乳首が艶かしさを取り戻していく。 そのピアスに貫かれたか弱い粘膜から流れた血が象牙の柔肌を流れていった。

 それでも、麗子の躯はぴくぴくと痙攣を見せながら、地獄の底から這い上っては来なかった。 大きく脚を開かれて吊り上げられた麗子の躯は、ルネサンスの大理石彫刻さながらに哀しみを湛えたまま、生気を封じ込められている。

 飯田の掌が医者の繊細さと恋人の優しさを載せて麗子の肌を確かめる様に触れていく。
乳房からみぞおち、そして恥丘を巡っていく。 その生真面目な顔に安堵の顔が浮ぶ。 飯田の指がぷっくりと盛り上がった無毛の恥丘を滑り降り、鰐口が咬み付く秘芽に辿り着いた。

「い゛ぎぁ~~~~~~~。」
 麗子は悲鳴と共に息を吹き返した。 白眼を剥いていた瞳に色が灯る。

「どうだ? お萬子に電撃を喰らった味は? 良かっただろう。 また受けたいか。」
「あぁ~~~ん。 あん~~~~~。 あぁ~~~~~ん。」
 飯田の言葉に麗子の整った顔は崩れ、子供となって泣きじゃくった。 泣きじゃくりながら、不自由な躯で飯田を求める。 傍らに腰を下ろし、麗子に覆い被さる様に見つめる飯田を抱こうと頭上で重ねられた腕を伸ばす。 涙に濡れた頬を飯田のシャツに押し付けては泣きじゃくる。

「おまえが電撃を喰らって、マゾの快感に震えながら盛大に漏らしたおしっこだ。 肉便器なら、自分の口で処理をしろ。」
 飯田は泣き声を上げ続ける麗子の頭を起し、湯気の立つ様な小水が溜まった洗面器をその口に押し付ける。
「あぁ~~~。」
 まだ痛みと苦痛に怯える美貌が悲しげに翳った。 それでも、麗子の赤い唇は覚悟を見せて開いていく。 飯田はその色っぽく大きめの口に洗面器を傾けていく。 麗子は必死に喉を動かした。 咽びを堪えて自らの小水を飲む麗子の顔に苦しい朱が拡がる。 注がれる自らの小水は麗子の唇から溢れ、左右に拡がる黒髪を濡らした。

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☆ その2007=艶めく女の性。

「美味いか。」
「いいえ。」
 麗子の切れ長の眼を縁取る長い睫毛が哀しくふるふると靡く。 麗子は自らの小水に濡れた黒髪を左右に振り立てた。   
「飲ませてやろうか。」
 飯田は自らの股間に眼を落とした。
「はい、主様のおしっこを飲ませてください。 この肉便器をお使いください。」
 哀しい奴麗の台詞を紡ぎながらも麗子の声は色づいてくる。 まだ電撃の余韻に時折ぴくんぴくんとする躯の奥で燃える疼きに気付いたのか、長い苦痛に色を失っていた頬に切なげな朱が拡がった。

「そうか、そんなに飲みたいか。 さすがに肉便器だな。 本当は奉仕したいんだろう。 これを喉の奥まで呑み込みたいんじゃないのか。」
 泣き続ける麗子の乳房の上に腰を落とし、飯田が聞いた。
「はい。 ご奉仕したいです。 主様の物でこの口を一杯にしてください。 喉の奥まで突いてください。 息が詰まるまでこの口をお使いください。 どうか、主様。」
 麗子の声が艶めく。 飯田にようやく焦点を結んだ眼はうっとりと濡れていた。

「いいだろう、ボクのおしっこを一滴残らず飲めたら、奉仕させてやる。」
「ああ、嬉しい。 主様のおしっこを一滴残らず飲ませてください。 そして、主様の精を喉深くお注ぎください。」
 麗子は甘えた声を上げながら、電撃の責め苦を与えた男の股間へと今にも舐めたそうに精一杯に顔を捻って赤い唇を寄せる。 

「伯父さんは何のかんのと言っても、その雌豚に優しいわね。」
 遥が鼻白んだ声を掛けた。
「まあね。 ボクには今のところこいつだけだから。 楽しみも与えてやらないと。」
 飯田は遥に応えながら、麗子の脚を下ろし、縛めを解いていった。

「どうぞ、この口を主様の便器としてお使いください。」
「よし。」 
 麗子はようやく自由を与えられると、咲織の前で仁王立ちになった飯田の足元に白い裸身をにじり寄らせていく。

「嬉しいか。」
「はい。 嬉しいです。 だって、主様のお役にたてるのですから。」
 両脚をきちんと揃えて膝立ちになり、飯田の腰に手を掛けてベルトを外す麗子の貌はその言葉通り女の歓びに輝いている様に見えた。

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☆ 咲織の成長。

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☆ その2008=恥じらう爪。

 麗子は飯田の足から紺色のズボンを抜き取ると、丁寧に畳んで横に置いた。 長い指がいそいそと飯田のボクサーパンツに掛る。

 飯田の肌を傷つけないためだろう、女性にしては珍しく綺麗に切られた爪は良く磨かれていた。 その桜色の爪がきらきらと麗子の心を映す様に華やいで見えた。

「待て。」
 脱がせたボクサーパンツをズボンの上に綺麗に重ね終えた麗子は、飯田の下腹を叩くほどに硬直した物に差し伸べ掛けた指を恥じらいながら背に回した。 飯田の物の形に開いた赤い唇を俯け、一糸纏わぬ肢体をきちんと正座に折った。 ぷりっと上を向いた乳房がぷるんと揺れる。

「顔を上げろ。」
 ゆっくりと麗子は飯田を見上げる。 その頬を飯田は面白そうに唇を歪め、手で押さえた自分の硬直で打った。 ぴたぴたと人を馬鹿にした音が静かな部屋に響いた。      

「うっ。」
 咲織は突然遥に胸球の頂きに小さくしこる蕾を指の間に摘まみ上げられ、小さく背骨を折った。 
「ふふ。 かなりこなれて来たわね。 そろそろ、もっと感じたいんじゃないくて?」
 遥は咲織の蕾を摘まんだ手首をきゅっと捻った。

「あぁん。」
 咲織は巻き毛を右に左に振り立てたが、赤い唇を突いて出た啼き声には色香を求める躯の疼きが滲んでいた。 耳に返って来たその声の甘さに咲織の頬に朱が浮かんだ。
「ふぅん。 感じたくないの。 責めて欲しく無いのね。 いいわ。 このまま低周波の刺激を受け続けて、疼き続けてなさい。」

「でも、ちょっと愉しませてあげるわ。」
 遥は咲織を吊るしている縄の根元に別の縄を結び付けた。 その縄を僅かにスリップのレースが覆っている大きく割り拡げられた股間に通すと、さっきまで麗子を吊り上げていた頭上の滑車に通した。 その縄尻をぐいっと下に引く。 
「うぐっ。」
 スリップに隠れた剥き出しの秘唇に二本の麻縄が喰い込む。 同時にしなやかだが、しっかりと存在感のある縄の編み目が先程からの低周波の刺激に潤み、敏感になっている粘膜を擦り上げる。

 その女の弱点を突いた苦しみに咲織は吊り上げられた背を折った。 少しでも痛みを和らげようとヒールを履いた足を爪先立ちにする。 開かれた足はバランスを失い、胸の上下に巻かれた麻縄が自らの体重で咲織を締め上げた。

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☆ その2009=裸の腰。

「股間縄の責めが好きみたいね。 これくらいの重さでは物足りないかしら。」
 遥は咲織の股間に喰い込む縄の先に和箪笥から取り出した鉄亜鈴用のハンドルを結び付けた。  
「ううんっ。」
 柔らかな頬を強張らせ、咲織は秘唇の苦しみに耐えた。 鉄製と言ってもハンドルだけではそれ程の重みは無い蓮田が、それでも麻縄はぴたりと閉じていた秘唇を引き裂いて粘膜の奥に喰い込んでくる。 悲鳴が出る様な鋭い一瞬の痛みでは無く、じわじわと心を締め上げる苦しみに咲織の愛らしい紅い唇が歪む。 

「やっぱり物足りなさそうね。」 
 遥は涼しげな貌で、ハンドルの両側に小振りな錘を取り付けていく。 滑車が金属質の軋みを上げ、ぴんと麻縄が緊張した。 麻縄が秘唇の粘膜を擦り上げ、恥骨さえも圧迫してきた。 
「低周波と股間縄。 素敵なコンビネーションでしょ。 疼きに耐えられなくなったら、何時でも言ってね。 伯父さんと二人で大事なお客様を精一杯歓待させて頂くから。」
 もう興味は無くなったと宣言する様に遥はくるりと咲織に踵を向け、麗子と飯田の間に割って入った。

「伯父さんのおしっこで汚れる前にその口で感じさせて。 なんだか、ムラムラしてきちゃった。」
 遥は明るいオレンジのワンピースの裾をさっと捲り、白いそっけないショーツを傍らに脱ぎ棄てた。
「遥お嬢様、この肉奴麗の穢れた口で良ければご奉仕させて頂きます。」
 麗子は憂いを含んだ声で頭を下げた。

「お前の穢れた口を使ってあげるんだから、感謝して何があっても休む事無く奉仕するのよ。」
 遥は白い歯を見せて嗤った。 
「はい、精一杯お勤めさせて頂きます。」
 麗子は慣れているのか、すっと遥のフレアなスカートの中に頭を下から差し入れた。 遥はスカートの上から麗子の頭をまるで物を扱う様に自分の股間に押し付けた。 スカートの薄衣の奥からぴちゃぴちゃと濡れた粘膜を舐める湿った音が響く。 

「うぅん。 いいわ。 クリットを啄んで。 そう、軽く啜るの。 音が立つ様に。 そう、そう。 いい、いい。 啜りながら、舌で舐めて。 そう、そうよ。」
 麗子の後頭部を押しつける遥の腕に力が籠って、ぷるぷると震えていた。 息苦しいのだろう、咲織の瞳の前で膝立ちになった麗子の裸の腰が窪み、細やかに揺れている。

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☆ その2010=補完関係

「もっとよ。 もっと丁寧に舐めるの。 それしかお前には取り得が無いんだから。 肉便器でしょ。」
 遥は麗子の苦しみなど知らぬ気に自分の肉慾のままに麗子の頭をさらに自らの股間に押し付ける。 

「あぁぁっ。 もっと。」
 遥は背を仰け反らせ、歓喜の声を上げる。 ショートカットの黒髪から零れた白いうなじに朱が滲みだす。 

「麗子も感じろ。」 
 背後から飯田は麗子の抱き、乳房を揉み始めた。 飯田の掌のままに柔らかな肉球は歪み、くねる。 飯田はその指の間にまだ蹂躙の痛々しい赤を載せた乳首を挟み、そのこりこりとした弾力を愉しむ。 麗子の裸の背が飯田の腕の中で堪らずくねり出す。

「あぁん~~~。」
 遥の股間から麗子の感に耐えない喘ぎが漏れる。
「肉便器のくせに直ぐ感じるんだから。 今度休んだら、一条鞭を与えるわよ。 花びらをその汚れた唇で刺激しながら、舌を中に入れて。」
 間髪を入れずに飛んだ遥の叱責に麗子の背がしゃんと立つ。   

「奉仕するだけでは寂しいだろう。 優しい主様が肉便器のケツを使ってやろう。」
 飯田は麗子の乳房を掴んで無理やり麗子の躯を持ち上げた。 痛みに浮かした麗子の腰を割って裸の下半身を差し入れる。 畳の上に寝そべった形になった飯田は天を衝く己の硬直で麗子の尻たぼを突き上げた。

 花活けに使われて赤い糜爛を見せる麗子の菊華が黒々とした飯田の太い硬直を自ら受け入れる様に飲み込んでいく。 美貌を遥のスカートの中に隠し、剥き出しの丸い女の尻を飯田の硬直に犯された麗子の人格を奪われた裸身が咲織の瞳の中で歓びに歪む。 

 麗子が苦しんでいるのかそれとも愉悦を貪っているのか、咲織にはもう判らなかった。 飯田も遥も己の、己だけの快樂を求めて麗子の人格を無視し、壊しながらその肉体を思う様使いながら、麗子を楽しませている様にも思える。 ご主人様と奴麗。 支配する者と傅く者。 サディストとマゾヒスト。 そんな分類など意味の無いことの様に思えた。 

『あぁ、ご主人様。 ご主人様が恋しい。 この身が潰れる程に。 あぁ、ご主人様、どうか、どうか、咲織のこの躯をご自由にお使いください。 どうか、ここに来て、今すぐ、咲織を責めてください。 いいえ、正直に言います。 この咲織に感じさせてください。 ご主人様を感じさせてください。 ご主人様の奴麗だとお教えください。』

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☆ その2011=形を無くす乳首。

「いい。 いいい。 もっと、もっと。 もっと舌を深く。 あうっ。 吸って、強く。 もっと強く。」
 遥は若やいだ歓喜の声を華やかに上げた。 

 くちゅくちゅと麗子が婬蜜を啜る音が部屋の空気を婬らに染め上げていく。 何時しか咲織の肉の隅々までもその空気が滲み入って来る。 咲織の中で渦巻く三宅への想いが婬らに染まった肉を更に昂めていく。

 自由を奪い、逃げる道を閉ざし、肉をじわりと締め付け続ける麻縄が絶えず咲織に与える酔いとも表現される闇い痺れ、秘部を強く揉む様に揺さぶり続ける低周波の刺激、そして股間縄によって加えられる強く鋭い自らを失わせる程の痛みと怖れ。 それら全てに婬美な罠が潜んでいた。 

 時と共に咲織は時を失い、立場を忘れ、思考を奪われ、感覚だけの海に呑み込まれていった。 じんじんと全ての肉が疼いていた。 全ての柔肌が刺激を求めて騒めいてくる。 

「あぁぁつ。 あぅぅんん。 はぁぁん。」
 咲織の紅い唇が濡れた溜息を零し続けている事さえ、咲織は気付かなかった。 絶えず耳を奪い、脳を侵してくるのは遥の憚ることの無い歓喜の声だった。 咲織はその声に飲まれ、啼き声を零し続けた。

「いい、いい。 もっと、いくぅ~~~。」
 遥の背が何かに肩を掴まれた様に弓型を描く。 ワンピースから覗く形のいい脹脛がぶるぶると電気に打たれた様に痙攣を見せた。 遥の腕は細かく震える程に力いっぱい麗子の頭を自らの秘部に押し付けた。 

 飯田に下から菊華を貫かれた麗子の嫋やかな背が息苦しげに咽ぶ。 黒髪が掛る肩甲骨が咳き込んで喘ぐ。 まるまるとした尻たぼがきゅっと引き締まった。

「もう、いいわ。 解放してあげる。 伯父さんに菊華を貫かれる歓びを味わいなさい。」
 遥は朱に染めた頬をぴんと澄ました。 

「あ~~~~~。 主様ぁ~~~~~。」
 菊華を貫かれる歓びに啼き上げる許しを与えられた麗子の紅い唇は遥の婬蜜にべっとりと濡れていた。 幾筋かの黒髪を張り付かせたまろやかな肩から湯気が立ち昇る。

 下から麗子を支える様に乳房を掴む飯田の指が乳首を摘まんだ。 丸っこい飯田の指の間で、血の様に赤い麗子の乳首が潰れ形を無くしていく。

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☆ そんな。

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☆ その2012=気持いいです、主様。

「ほら、潰してやるぞ、お前の乳首。 痛いか。」
「痛いです。 痛い、痛い。 あぁ~~~。」

「痛いって言いながら、嬉しいんだろ。 変態だからな、お前は。」
「嬉しいです、主様。 麗子は変態です。 痛いのが嬉しい変態です。」
 
「もっと潰して欲しいか。」
「もっと潰して欲しいです。 乳首を潰して欲しいです。」
 麗子の艶やかな啼き声に呼応して、飯田の指が赤く血の塊の様な乳首を押し潰す。 飯田の丸っこい指の中で乳首は形を失い、粘膜は平たく透き通る。 痛みに声も無くし、麗子は飯田の上で嫋やかな背を弓反らす。 痛みに飯田の責めを思わず防ぐことを禁じられた奴麗は、自ら背中に回した両掌をぎゅっと握り締めた。

「こうか。 いいか。」
「あぁ~~~。 いいです。」
 頤を突き出し、麗子は赤い唇を濡らして艶啼を上へと吹き上げる。 撫で肩が嬉しそうに泣いていた。

「いいのか。 感じるか。」
「いいです。 感じます。 感じます。」
 飯田は指の間で潰した乳首を上へ、下へ、右へ、左へと引っ張った。 柔らかな桃色に色んだ乳房が飯田の指の動きのままに歪み、悶える。

「気持ちいいか。」
「気持いいです。」

「乳首を痛めつけられて、気持いいだろ。 変態肉便器。」
「主様に乳首を痛めつけられて、気持いいです。 とても気持ちいいです。 麗子は変態肉便器です。 主様ぁ~~~。」
 麗子のしっとりと肉を載せた背が苦悶を描く。 柔らかに突き出した肩甲骨の窪みを珠の汗が光りを孕んで滑っていった。 菊華を貫く飯田の硬直を味わい、締め付ける様に丸い尻たぼがくねくねと絶えず悶えた。

「随分と感じているみたいね。 もっと気持ち良くしてあげるわ。 奉仕のお礼に、鞭を上げる。 欲しいでしょ、その感じやすい乳房に。 そして乳首に。」
 遥は麗子の傍らに立った。 その掌に握られていたのは房鞭では無く、乗馬鞭だった。
「はい。 鞭をください。 この肉便器の乳房に、乳首を鞭で打ち据えてください。」
 遥を見上げた麗子の切れ長の眼は一層艶を増して濡れていた。

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☆ その2013=差し出した乳房。

「ここを思いっきり打って貰えるぞ。 遥ちゃんは肌が切れて血だらけになり、痕が残るまできっと打ち据える気だ。 良かったな。 ボクではそこまでお前を追い込んでやれない。 嬉しいだろう?」
 飯田の掌が麗子の乳房を労わる様に揉み、そして離れた。 麗子の背がはっと緊張した様に見えた。 

「嬉しいです、主っ。 血だらけに、な、るまで、打って、いた、だき、あぁん~~~。」
 麗子の声が引き攣っていた。 最後まで口上を述べる前に飯田が下から突き上げる。 硬くなっていた麗子の裸身がくにゃりと緩んだ。 

「聞いただろ。 こいつは乳房を血だらけになるまで遥ちゃんに打ち据えて欲しいそうだ。」
 飯田は後ろ手に回していた麗子の肘をがっしりと掴み、ぐいと下へと引き付けた。 遥に向けて供物を差し出す様に、麗子の乳房がぷりっと突き出される。  

「本当に嬉しそう。 オッパイが弾んでるわ。」
「あぅん。 はぁ~~~ん。 うわん。」
 遥の手にした乗馬鞭の革のチップが猫が獲物の鼠を甚振る様に、麗子の鳩尾から這い上がり、まろやかな下乳が描く丸い曲線をなぞっていく。 その冷たく残酷な鞭に操られる肉人形の様に麗子はその艶やかな裸身を震わせ、甘い啼き声を響かせる。 

 その硬く怖ろしい感触が柔肌を震えさせ、肉に沁み込み、不思議な事に感悩の血を滾らせてしまう事を咲織は知っていた。 まるで自分の柔肌が鞭の先で弄られているかの様に、血が騒ぐ。 ぴりぴりと細やかな電気が一斉に子宮を目指して走っていく。 

 その刺激が肉の奥底に溜まりに溜まった疼きを目覚めさせた。 秘唇を揺さぶり続ける低周波が、秘肉を抉る麻縄が、胸を締め付ける縛めが、ありありと意識された。 一度、意識に昇った感悩の火を消す事は出来なかった。

 それどころか、今瞳の前で嫋やかな裸身をくねらせ悶える麗子の姿がその火を否でも燃え上がらせる。 耳をくすぐる艶やかな啼き声が脳を直接婬らな想いに染め上げていく。

「あぁぁん。」
 声を上げていた。 飯田が、遥がしてやったりと咲織を見る。 咲織は頬を染めて俯いた。 声を飲み込んだ肉が一層疼いた。 

「さあ、打つわよ。 打たれた数を大きな声で数えなさい。 幾つまでとは決めないわ。 お前が気を失うまで打つんだから。」
 遥が乗馬鞭を持った手首をきゅっと捻る。

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☆ その2014=鞭の生贄。

 細い乗馬鞭のシャフトが黒い影を描いた。 まずひゅんと言う軽く鋭い音が鳴った。 続いてぴしゃんと高い肉を叩く音が咲織をびくんとさせた。

「あぎゃぁ~~~~~。 はあっ。 はぁ~~~。」
 一呼吸、部屋が緊張した。 その固化した空気を麗子の悲痛な叫びが割った。 息を吐き切っても衝撃が抜けないのだろう、麗子は飯田の腕を振り切らんばかりに裸身を折って咽ぶ。 象牙彫刻の乳房に赤い台形の印しが浮び上がる。 その赤さが打擲の鋭さを物語っていた。

「幾つ?」
 遥は乗馬鞭のチップで咳き込む麗子の顎を持ち上げた。
「ひ、一つです。」
 か細く麗子は答える。

「ちゃんと数えなさいね。 わざわざお前を歓ばせるために打ってあげているんだから。 幾つ打たれて気を失うのか、自分で数えるのよ。 その数が次の基準になるわ。 次は今回気絶するまでの鞭プラス十回。 もし、その前に勝手に逝ったり、気絶したらまた電気責めよ。 私が飽きるまで。」
 遥は話しながら、乗馬鞭を唸らせ、またチップの先で柔肌をぴたぴたと打ち、生贄の恐怖を引き出すのを忘れなかった。 麗子の艶和な頬がひくひくと怯える。 

「びち~~~ん。」
 乗馬鞭の硬いチップが麗子の柔らかな谷間を引き裂く様に叩く。 
「にぃ~~~~~。 はぁ~~~。」
 麗子は頤を天に向け、赤い唇を震わせる。 飯田が麗子の腕を力強く引っ張り、もっと打てと麗子の乳房を遥に向けて差し出させる。 

「ぱち~~~ん。 ぴた~~~ん。 ぴしっ。」
 遥は麗子の正面に位置を変え、乗馬鞭を振るった。 痛烈な往復びんたを喰らった柔らかな胸球が跳ね、歪む。 赤い台形の印しが重なり合い、一層その赤さを赤く増す。 
「さんっ。 しい~~~。 あわぁ~~~、ごぉ~~~。」
 麗子は美貌を引き攣らせ、必死で数を数える。 切れ長の眼からは涙が溢れ、朱を載せた頬を濡らしていく。

 遥は生贄の息が整うのを待っていた。 猛獣がその獲物の呼吸を測る様に、最も鞭が効果を上げる時を待っていた。 衝撃が去り、痛みがじんと肉に馴染む時を。 ほっと張り詰めた心が緩み、次に与えられる痛みに怯え、震え、反抗心を失い、従順な僕となる瞬間を測っていた。

 遥の頬がぴんと張り詰めた。 黒い影が走った。

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☆ その2015=乳首責め。

「あ゛ぅ~~~。」
 乗馬鞭のチップは麗子の赤い乳首を切り裂く様に薙いでいった。 麗子は一声噴き上げると、飯田の手を振り切る程にその裸身を跳ね逸らせる。 幾度も肩を壊れた玩具の様にかくかくと揺らし続けた。

「ぎゃ~~~~~。」
 続けざまに遥の乗馬鞭が麗子の乳首を咬む。 麗子は啼き切る力も無く、過呼吸の様に赤い唇を宙に漂わせ、その肉感的な肢体を震わせる。 ぶるんと揺れた乳房の先で今にも血を噴き出しそうな乳首が慄いていた。 その根元を貫くピアスから血が滴り、象牙の乳房を赤い流れで飾っていく。 

「幾つ? 今は幾つ目の鞭なの?」
 漸く焦点の合った麗子の眼に遥は鞭を振って見せる。
「な、ななつです。」
 赤い唇の端から白く泡の様な涎を滴らせ、麗子が答える。 

「まだたったのななつ。 まだその肌も全然赤く染まってない。 せめて、お前の肌と言う肌が真っ赤な鞭痕で埋め尽くされるまでは気絶しないで、鞭を味わいなさい。」
 それは鞭休めに過ぎないと言う様に遥は麗子の黒髪が掛かる肩をぴしゃりと打った。
「あ、うぅ~~~。 い、いゃあ。 い、いい。」
 飯田が下から麗子の菊華を突き上げる。 たおやかな麗子の裸身が光の下でがくんがくんと揺れる。 悲痛と言うよりも聞く者の劣情を呼び醒ます艶やかな女の啼き声を麗子は上げた。

「本当に変態マゾ。 もっと感じなさい。」
 遥は高々と振り上げた乗馬鞭を麗子の乳房目掛けて叩き込む。 
「やっつうぅ~~~。」
 コードバンを張り合わせた硬いチップが麗子の柔々とした丸い乳房をぐにゃりと二つに割った。 ぶるんとまた元の丸さを取り戻した乳房の上辺には赤い蚯蚓腫れが細く走っていた。 麗子の歯がかくかくと音を立て、その艶っぽい切れ長の眼は虚ろに宙を彷徨う。

 遥は麗子の柔肌に無残な鞭痕をつけようと、コードバンのチップの面ではなく辺で麗子の乳房を餌食にしていた。 

 ひゅうと言う風切音に麗子の顔が怯え、飯田に貫かれた裸身が緊張する。 

「きゅぅ~~~。」
 血を吐くような麗子の啼き声が響き渡った。

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☆ その2016=鞭の刻印。

「びしっ。」
「びちん。」
「ばちんっ。」
「びちゃんっ。」
「びんっ。」

「じゅうぅ~~~~~。 はぃん~~~。」
「じゅうい、いちぃ~~~~~。」
「じ、じゅうにぃい。」
「ぎゃあ~~~~~。」
「ゆ、ゆるして。 いゃあ~~~~~。」

 麗子の象牙の艶を帯びた柔肌を乗馬鞭は容赦なく赤く、赤く染めていく。 麗子が悲鳴を噴き上げる度に、台形の赤い短冊が白い肌に印される。 赤い印は散り積る紅葉の様に折り重なり、何時しか丸い乳房全体が赤い球となっていった。

 十二を最後に麗子はただただ悲鳴を吹き上げるだけになった。 数を数えると言う命令さえに従う事はもう叶わなかった。 

 麗子の女らしい脂を纏った肉躰が木の葉の様に飯田の上で揺らめく。 飯田は遥が乗馬鞭を唸らせている間にも麗子の菊華を犯し続け、貪り続けた。 乗馬鞭が麗子の柔肌を咬む高い打撃音の合間を縫う様に、麗子の丸い尻たぼが飯田の腹に叩きつけられて奏でる婬美な湿った音が重なる。 

 麗子の剥き出しの肉躰全体から、薫霧が湯気となって立ち昇っていた。 噎せ返るような婬らな薫りが部屋中に充満していた。

「びちんっ。 ばしっ。 び~~~ん。」
 遥は自らの息が切れ切れになっても、その手を休めなかった。 乗馬鞭は薄墨の影で空気を切り裂き、麗子の柔肌でその黒々とした形を露わにした。 乳房だけでなく、引き締まっていながらも女の柔らかさを持った下腹も、丸い肩も、腕の付け根も、肩甲骨の喘ぎ続ける背中も、麗子の剥き出しの肌と言う肌が乗馬鞭の餌食となった。

「あぁ~~~ん。 いゃあ~~~ん。 あぁ~~~ん。」
 麗子は切れ長の眼を真っ赤にして、子供の様に泣きじゃくった。 遥はそれでも加減を加えようとはしなかった。 却って、麗子を落とす様に乗馬鞭を唸らせ、振るい続けた。 その狡猾で残忍な歯形が赤く赤く、麗子の柔肌に印されていく。

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☆ その2017=柔肌を穢す蚯蚓腫れ。

 既に真っ赤に燃え上がった麗子の柔肌のそこかしこに細い蚯蚓腫れがのたうっていた。 その残忍な赤い蚯蚓が、鞭の一打ちごとに増え、麗子の柔肌を穢していく。 

 シルエットも女らしく美しい裸身だけに、その肌を這う蚯蚓腫れが一層その肌理細やかな柔肌を醜悪に彩っていた。 見る者の心臓が脈打つのを忘れる程に醜悪で魅力に満ちている。  

 麗子の貌からは何の反抗心も気概も消えて、一種透明な美貌を見せていた。 子供そのものに声を上げて泣きじゃくり、鞭の意のままにその裸身を飯田の上でくねらせる。 そして、飯田に菊華を突かれては女に戻って、凄艶な色香を放った。 

「あぁ~~~んん~~~。 いやぁ~~~。 あ、あ、逝くぅ~~~。」
 遥の鞭が再び乳首を捉えた。 麗子は黒髪を後ろへ靡かせ、美貌を引き攣らせて喉から血を噴くような悲鳴を上げた。 熱を持った赤い裸身が断末魔の痙攣を見せる。 

 遥は鞭を振り上げるのを止めた。

「あぁ~~~。 あぅ。 あがっ。 ぐふ。 し、主さまぁ~~~。」
 麗子は赤い唇からごふごふと泡を吹いた。 幾度も肋骨を折らんばかりに咳き込み、美貌を苦痛に冴え渡らせる。 真っ赤に染まった乳房が柔らかな裸身でぶるんぶるんと踊った。 一層赤い乳首は血の涙を流していた。 麗子の裸身がしっとりと飯田の上に倒れていった。 

「あぁぁんん。」
 咲織は感悩の啼き声にも似た悲鳴を迸らせてしまった。 啼けば負けだと判っていたのに、咲織の大きく開かされた脚は疾うに限界にあった。

 重い鉄亜鈴をぶら下げられた麻縄が秘唇を割り、粘膜を思う様に擦り上げるのを細い脚に力を込めてずっと防いでいた。 それが麗子の凄艶な姿に魅せられ、そして麗子がこと切れた瞬間、限界を超えた。 

 麻縄がぎしぎしと天井の大きな滑車を鳴らした。 力を失い震える咲織の細い脚の先でハイヒールがかくりと倒れ込んだ。 しなやかに鞣してある筈の麻縄がまるで切れない鋸の様に咲織のいたいけな粘膜を擦り上げる。

 鋭く重い苦しみと同時に、確かに感悩の火花が咲織の中を突き抜けた。 

「あぁぁぁぁぁ。 も、もう許して。」
 咲織は悪魔の前に跪こうとしていた。

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☆ その2018=放埓な裸身

「聞いた? 伯父さん。 咲織ちゃんが許してって。」
 遥が如何にも楽しそうな声を飯田に掛けた。
「聞いた。 聞いた。 何を許して欲しいんだろう。」
 ぐったりとその魅力的な肢体を飯田に預けて横たわる麗子の躯を起こした。 まるで荷物でも扱う様に麗子の腰を掴んで持ち上げる。 貫いていた己の硬直をその丸々とした尻たぼ中心からずぶりと引き抜くと、傍らにどすんと投げ捨てた。

 麗子はもうその切れ長の眼を瞬くこともしなかった。 その自らの涎に濡れた赤い唇から凄艶な悲鳴を迸らせることも無い。 遥に乗馬鞭の嵐を受け、鞭が描く紅葉でその柔肌を覆い尽くされ、そこかしこに浮き上がった蚯蚓腫れから血を滲ませた凄惨な裸身を青畳の上に横たえたまま、麗子はぴくりとも動かなかった。 

 生きていると思わせるのは今もその柔肌から立ち昇る婬薫を帯びた熱だけだった。 どれ程の痛みだったのか、咲織は心が血が流すほどに判った。 どれ程の感覚の爆発だったのか、咲織の躯は身に染みて知っていた。 今も見る者を魅了する麗子のしどけなく長い脚を投げ出した放埓な肢体を瞳に映しながら、咲織は自分の裡で起こる耐えがたい疼きを、疼いてしまうその躯を呪った。         

「何を許したいのかな。」
 飯田はもう麗子などそこにいないとでも言う様に無造作に立ち上がり、真っ直ぐに咲織を見詰めた。 
「何も・・・。」
 咲織は唇を噛んだ。

「何も? 遥ちゃんも聞いてるよね。 咲織ちゃんが確かにもう許してって言ったのを。」
「聞いたわよ。 はっきりと、かなり大声でそう懇願したわ。」
 遥も大きく脚を開かされて鴨井から吊るされた咲織の傍らに来た。 まだ手にしていた乗馬鞭の先で咲織のつんとした顎をしゃくりあげてくる。

「・・・。」
 咲織は瞳さえ開けられなかった。 怖さが今もかたかたと不安定なハイヒールを履いた足元からぞみぞみと這い上がってくる。 同時に婬らな期待に子宮が微かに疼く。 肌が抑えようも無く火照った。
「この縄の先に付けた鉄亜鈴を許して欲しいのかな。 それとも、疼いている躯を慰めて欲しいのかな。」
 飯田がわざとらしくねっとりと声を絡ませる。 下半身を剥き出しにしたまま飯田は咲織ににじり寄った。 その下半身で麗子の菊華を散々に散らした醜悪な黒い物は今も天を向いて硬く光っていた。   

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☆ その2019=燃える躯の芯

「いやっ。」
 俯いた咲織の瞳に嫌でも飛び込んできた飯田の醜悪に太い硬直に咲織は顔を背けた。
「許してあげようと言う優しいご主人様に向かって嫌はないでしょう。」
 飯田はその丸っこい指先で咲織の頬を突いた。 そのままその指をゆっくりと咲織の柔肌から離すことなく下していく。 

 飯田の指が咲織の小さな顎の線をなぞり、細くも柔らかな首筋を降りていく。 その先は華奢な躯に似合わない丸々と豊かな胸に触れてくるしかない。 咲織はごくりと生唾を飲んだ。 蛇に睨まれた小栗鼠の様に咲織の躯は震えた。

「今縄の先に吊るしてある鉄亜鈴じゃ軽すぎるから、もっと重くして欲しいんじゃない?」
 遥は鉄亜鈴のぶら下がった縄をぐいと下に引っ張った。 
「あぐぅぅぅぅぅ。」
 飯田達の前で弱い処は見せたくないと固く思いながらも、秘唇を縦に割ってくる縄の圧力に、粘膜を擦る辛さに、咲織は優美な頬を歪ませ、弱弱しく喘ぐしかなかった。

「気持ちいいのかな。 遥ちゃん、この子はもっと刺激が欲しいみたいだよ。 もっう一個鉄亜鈴をぶら下げてあげたら。」
 飯田は遥かにではなく咲織に聞かせる様に言葉を吐いた。
「鉄亜鈴よりいいモノがるわよ、伯父さん。」
 遥は足元に横たわる麗子の裸身を指差した。

「なるほど、それはいい。 奴麗同士で支え合う訳か。 でも麗子は逝きまくって暫く意識を失ったままだから、咲織さんはここだけで麗子の躯を支える事になっちゃうな。 それでいいかな、咲織ちゃん。」
 首筋から降りてくっきりと浮き出た鎖骨で遊んでいた飯田の指がすっと黒いスリップから食み出した高さのある胸元へと降りてきた。
「いやっ。」
 咲織は小さく悲鳴を上げる。 肌が鳥肌が立ったかと思う程に冷えた。 それでいて、躯の芯はかっかと燃えている。 咲織は臍を噛んだ。

「鉄亜鈴か麗子の躯か、どっちがいい?」
 飯田の指がスリップのレースを押し下げながら、咲織の胸球が作る深い谷間を進んでいく。
「いやっ。 どっちも許してください。 も、もう限界です。 壊れてしまいます。」
 咲織は愛らしい顔を引き攣らせて飯田を見た。

「そう。 何処が壊れるのを恐れているのかな? 話してくれるよね。」
 咲織の深い胸の谷間を飯田の指が割って押し入ってきた。 

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☆ その2020=闇の笑み。

「そ、そんな。」
 咲織は口籠った。 哀しげに凹ませた頬がぽっと朱らむ。
「言えないなら、何処をどうしてあげればいいかも判らない。 仕方ないな。 遥ちゃん、咲織ちゃんと麗子を繋ごう。 股間縄で。」
 飯田のもう一つの掌がスリップに隠れた咲織の股間に宛てられた。 薄い絹を通して飯田の手の熱が伝わってくる。 そのおぞましさに咲織の躯は硬く拒んだ。 

 飯田の掌は咲織の躯の反応を戒めるかの様に強く咲織の恥丘を押してくる。 押されることで今もびくんびくんと振動を与え続ける低周波が一層強く感じられる。 飯田の掌の下で咲織の粘膜が勝手に収縮していた。 どくどくと血が熱く流れ込む。 冷たい機械が自動的に与える刺激でも、反応してしまう躯が疎ましかった。 哀しかった。 飯田に気取られまいと、込み上げる喘ぎを飲み込んだ。

「濡れてるね。 熱く。 レースを通しても伝わってくる。 それに、この薫り。 うなじから胸元から立ち昇るこの甘い蜂蜜の様な薫り。 咲織さんが感じてる証拠だ。 この縄の先にぶら下がっている鉄亜鈴の代わりに麗子の躯と繋いだらどうなるかな。 麗子は暫く意識が戻らないでしょう。 意識の無い人間と言うのは重いですよ。 僅か数キロの鉄亜鈴とは比べ物にならない。」
 飯田の掌が咲織のぷっくりとした恥丘をじっとりと撫で回す。 無毛の緻密な柔肌は熱を持ち、スリップの上からでもそのすべすべとした、そしてもちもちと掌に吸い付く感触を飯田に返してくる。 飯田は厚めの唇を歓びに緩めた。

「いいのかな。 三宅が大切にしているここが壊れちゃっても。 ちゃんと元通りに縫合してあげるけど、それでも二か月くらいは三宅の求めに応じられなくなるかも知れないよ。」
 飯田は咲織の耳元に囁いた。 そのままねっとりと粘る舌で耳たぶの裏の柔らかい肉を舐め取っていく。 ぞぞぞと悪寒が咲織の躯を走っていく。 同時に震わせられ続けている秘唇の奥がきゅっと喘いだ。
「いや。 いやです。 どうかもう許して。 壊さないで。 この躯はご主人様の物ですから。」
 咲織は躯の中に僅かに残った勇気を全て集めて、ようやく言葉を紡いだ。 丸い瞳をきゅっと吊り上げて飯田を睨む。

「おぉ、怖い怖い。 でもそのご主人様から壊してもいいと言われてるんですよ。 いいですか、奴麗なんてその程度の存在なんです。 自分の所有する奴麗が他人の手で壊されるのも、一興というもの。 サディストにとっては、奴麗と言うのはそういう存在なんです。 壊れていくことで、堕ちていくことで、ご主人様を歓ばす、そう言う存在なんです。」 
 飯田はぞくりとする闇い笑みをその柔和な顔に浮かべた。

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☆ その2021=湯気の立ち昇る婬汁。

 元々この家に来た時から、いや、一晩飯田の物になれと言う三宅の命令に頷いてしまった時から、飯田のする事を拒む権利も選択肢も何も無かった事を、ただ一晩、飯田の求めのままに捧げるしかない身である事を、咲織は今更ながらに思い知った。 

『あぁ、もうもう逃げ出せない。 咲織にはもう何の権利も選択肢も無い。 この人が望めば私を壊すことも、地獄に落とすことも出来る。 そして、この人はご主人様よりずっと非情、ずっと冷酷。 何処までも咲織を貶めて、傷つけて、苦しめて、のたうつ姿を遥さんと二人で楽しむつもり。 ご主人様、ご主人様はこの人の掌で咲織が堕ちる処まで堕ちるのを望まれたのですか。 麗子さんの様にどんな責め苦も自ら進んで受け入れ、堕ちていく奴麗になれと・・・。』

 気弱な表情を飯田に読まれまいと、疼きに堪えかねて甘い喘ぎを溢さまいと俯けていた顔を咲織は上げた。  
「何をお望みなんですか。」
 咲織の声は硬く、そして震えていた。
「もちろん、咲織さんがとことん楽しんでくれる事ですよ。 で、鉄亜鈴と麗子の躯、どっちがいいですか。」
 飯田は面白そうに笑みを浮かべた。

「どっちも嫌です。」
「どっちも嫌だなんて。 そんな我儘が許される身だと未だに思ってるのかな。 本当に一樹はどんな調教をしてきたんだろう。 でも、それが咲織さんなんですよね。 いいでしょう。 どっちも止めにしましょう。 まだ使わせても貰ってない裡から壊しちゃ勿体なさ過ぎる。」

「遥ちゃん、鉄亜鈴を取ってあげて。 この咲織お嬢様は鉄亜鈴の股間責めがお気に召さないらしい。」
「まあ、ちょっと可愛いからって我儘な奴麗ね。 三宅さんが甘やかし過ぎたんだわ。」
 遥はわざとらしく舌打ちをして、咲織の股間から伸びた縄の先にぶら下がっている重々しい鉄亜鈴を解いた。

「あぁぁ。」
 秘唇を割ってか弱い粘膜深く喰い込んだ麻縄がずるっと外された。 麻縄に絡み付いた花びらの粘膜が擦り上げられる。 同時に圧迫されていた血が躯の奥へと流れ出す。 その苦しみを伴った解放感に咲織は声を上げざるを得なかった。 
「口では嫌々と言いながら、良かったのかな。 ほら、スリップの上からだと言うのに縄がこんなに黒く濡れている。 どうしてかな。」
 飯田が今まで股間を咬んでいた縄を咲織の瞳に突きつける。 それは婬汁に黒ずみ、仄かに湯気さえ立ち昇らせていた。

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☆ その2022=股間縄。

「いやっ。」
 咲織は恥ずかしさに顔を背けた。
「見なさい。」
 飯田の掌が咲織の顎を掴んで正面を向かせる。 

「これが、咲織さんの正体ですよ。 股間を縄で責められる苦しさの中で、間違いなく感じ、被虐の歓びにこの躯を打ち震わせていたんだ。 やらしい躯なんですよ、咲織さんのこの躯は。」
 飯田の言葉に咲織は嗚咽を飲んだ。 苦い物が喉を焼いて躯の中に降りていく。 それでいて、込み上げる羞恥に肉が火照ってくるのも事実だった。 

「誰だって、誰だって、こんな装置で刺激を与えられれば・・・。」
 咲織は自分を庇うために抗議の声を上げた。
「ふふん。 ボクは医者だから信じて欲しいけど、低周波は宛てる所によっては確かに感じさせる事ができる。 でも、それは被験者がそう言う思いを、淫靡な思いを抱いている時だけだ。 人間って言うのは感覚以上に心に支配された生き物なんですよ。 感じたくない時は感じない。 苦痛の中でや恐怖の中では感じないものなんです。 普通はね。」
 お前は違うと飯田の眼が言っていた。

「あぅんん。」
 飯田は咲織の顔を正面に覗き込んだまま、咲織の縛めに殊更盛り上がった胸球を掴んだ。 その女性への思いやりの欠片も無い苦しいだけの掴み方は飯田が咲織に思い知らせたかった答えだった。 咲織は痛みの奥底を流れる感悩の歓びを確かに感じてしまっていた。 自ら溢した甘い喘ぎに咲織は頬を染めた。 

「ふふ、口では奴麗にあるまじき生意気な事を言ってても、躯はしっかり奴麗その物じゃない。 伯父さんにオッパイ掴まれていい声出してる。 どうしても、咲織ちゃんに自ら変態の奴麗です、どうか思いっきりいたぶってください、感じさせてくださいって言わせたくなっちゃった。」
 遥はこれ見よがしに麻縄に染み込んだ咲織の婬汁を指で確かめる仕草をしてみせた。

「咲織さんの様なまだまだ甘い奴麗には、鉄亜鈴よりもいい責め方がある。 自分の躯に責めさせるんだ。 言い訳が出来ない様にね。」
 飯田は遥から縄を受け取ると咲織の婬汁に濡れた処を瘤に結んだ。 少し離れた処にもう一つ大きく瘤を作る。 その縄が咲織を鴨井から高手後手に吊るした縄にしっかりと結ばれているのを確かめると、再び咲織の股間へと回した。

 前に回した縄尻を今度はそのまま咲織の躯に沿って持ち上げ、胸の上下に幾重にも掛けられた縄の下へと通していく。 そして、体重を掛けて胸の上下の縄を引き絞った。

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☆ その2023=怯えた瞳。

 上下左右から麻縄に絞られ、咲織のたわわな乳房はスリップを引き千切らんばかりに膨らんだ。 じわりじわりと胸の根元を麻縄が四方から狡猾な蛇のように噛んでくる。

「あぅぅぅん。 はぁん。」
 咲織の紅い唇を濡らして零れた啼き声は紛う事無く甘い女の啼き声だった。 恥じ入る咲織のうなじがぱっと朱を浮かべ、はち切れそうな胸元の柔肌は桜色に艶めく。
「いい声だ。 これが聞きたかったんですよ。 本当にいい声だ。 もう今にも抱き付いて犯したくなる。 セイレーンの声だ。 男を狂わせずにはおかない。 耐えるのが楽しいですよ。 その声がもっともっと高くなり、自ら犯してくださいとこの口が囀るまでね。」
 飯田の猫撫で声が咲織の肌に纏わり付いてくる。 咲織は縄の下でぞくりと肉を震わせた。 

 飯田は咲織に話しかけながら、息苦しさに喘ぐ様子を冷静に測っていた。 測りながら、股間を通した縄の張り具合を調整する。 息も出来ない程締め付けては楽しめない。 かと言って長い間楽に耐えられては詰まらない。 飯田はその瀬戸際を見極めていた。

「これでいい。 どうです、前よりずっと楽でしょう。 その分、この遥ちゃんが付けた低周波を存分に味わえる筈だ。 もし、躯が疼いて耐えられなくなったら何時でも言ってください。 めちゃくちゃにして欲しいとね。 嫌だと言っても、感じさせてあげますよ。 腰が立たなくなるまで。」 
 飯田は股間を通した縄尻を咲織の胸を縛めている縄にきっちりと結びつけた。 その縄に作られた二つの結び目がぴたりと咲織の秘唇と菊華を捉え、じっとしていも絶えずじんじんとした苦しみを与えてくる。 それでいてその苦しみは思わず悲鳴を上げる程には強く無い。 耐えられるぎりぎりの強さだった。 むしろ、感悩の集中する秘芽をぴたりと捉え、咬もうとする二本の縄が与えてくる刺激の方が咲織には怖かった。 咲織は拗ねた子猫の様な瞳で飯田を睨んだ。 口を開けば喘ぎ漏れそうで、紅い唇をきっと引き結ぶ。

「遥ちゃん、お腹空かないか。 この素敵な景色を楽しみながら食事にしよう。」
 飯田は隅に片してあった和机を咲織の前に引き出してきた。
「ちょっと待って、もう少し咲織ちゃんが楽しめるようにしてあげるから。」
 遥は咲織の前に立った。 その手には手術に使うメスが握られていた。 

「ここまできついと縄の間に指を滑り込ませるのは到底無理だわ。 怖がらなくて大丈夫よ、この肌を切ったりしないから。 これでも外科医ですからね。」
 遥は咲織の胸球を覆う黒い薄絹を指先で引っ張った。 遥の掌にしたメスがぎらりと光る。 咲織は蛇を前にした子鼠の様に息を飲み、怯えた瞳を閉じた。

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☆ その2024=見知らぬ人。

音もしなかった。 地上で最も鋭利な刃物であるメスはきらりと光跡を残すと胸を覆うスリップの端を数センチ切り裂いていた。 ただでさえ華奢な躯に似合わない咲織の胸球は麻縄に根元を絞られてその切れ目から飛び出しそうにその桜色の柔肌を見せた。

「わあ、綺麗な肌。 男に吸い付くなって言っても無理ね。 私でも吸い付きたいもの。 黒いスリップにとても映えてるわ。」
 遥は左右に同じ切れ込みを付けると、今も秘唇の両脇でずんずんと肉をひく付かせているのと同じパッドを忍ばせた。 胸肌がそのねっとりと纏わり付く冷たさにきゅっと縮こまる。 その咲織の怯えの走った表情を猫の貌で楽しみながら、遥は低周波発振機のスイッチを入れ、ボリュームを上げていく。 

 咲織の胸球がきゅっきゅっと啼く様に鼓動するのが外からでも判った。 ずんずんとその鼓動は秘唇の奥の肉をひく付かせる波と呼応して咲織の肉の奥へと打ち寄せる。 打ち寄せる波は引くことを知らず、躯の奥底にそのエネルギーは溜まっていくばかりだった。

「ふふ、感じてる。 感じてる。 ちょっといいでしょ。 楽しんでいてね。 私達はあなたの喘ぎ顔を肴に食事を美味しく頂くわ。」
 遥の指が過たず咲織の胸の頂きで小さくしこった蕾を弾いていった。 咲織は喉に詰まった喘ぎを堪えて、顔を仰け反らす。

「スリップを脱がさなかったのは正解だったね。」
「本当。 この子なら素っ裸でも十二分に見られると思うけど、これから脱がせると言うワクワク感が違うわね。」

「そう、麗子の様にいつも素っ裸では生々しくて風情が無い。 触れなば落ちんと言う今にも風に飛ばされてしまいそうな切なさがそそるんだ。」
「それにこの子の白い肌には黒がとても映える。 これをカバーにして写真集を売り出したら売れるわよ。」
 飯田と遥は和机の前に並んで座り、咲織を肴に話に花を咲かせた。

「失礼します。」
 雲母摺りの襖が開き、濃紺の大人しい和服に身を包んだ女性が膳を持って入って来た。 知らない女性の登場に咲織は縄の下で精一杯にその身を縮める。

「みのりさん、ここへ。」
 飯田が女性を手招きした。 

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☆ その2025=鉄の茨。

「はい。」
 飯田に呼ばれた女性は咲織の姿を眼に留めた瞬間、はっと顔を逸らした。 顔を見られない様に俯いてはいても、一瞬女性の顔に浮かんだ呆れ果てたと言わんばかりの侮蔑の顔が咲織の瞳を射ていた。

『恥ずかしい。 恥ずかしい存在。 普通の人が顔を赤らめ、眼を逸らすような破廉恥な女。 胸が痛いです、ご主人様。 まだ咲織は麗子さんみたいに奴麗にはなり切っていない。 いいえ、馴れない。 そのくせ、この躯の疼きも止める事が出来ない。 情けない女。 いっそ、この場から消えられたら。 でも、やはりご主人様にお会いしたい。 その胸に抱かれたい。 その時までは、消える事も出来ない。』 

 咲織は吊り下げられた躯をもじもじと縮め、大きく開かれた脚を少しでも閉じようとその華奢な太腿を震わせた。 その儚い努力を足首に巻き付いた麻縄は嘲笑い、胸の上下の縛めが責め立てる。 

「はうぁん。」
 肋骨を軋ませる縄の辛さに声が漏れた。 咲織は自分の巻毛に隠れる様に一層顔を俯かせる。 

「はは、わざわざみのりさんに見て欲しくて、甘い啼き声を上げたよ。 この艶っぽく啼いてる女性が話していた咲織さんだ。 さっきから今みたいに甘く切ない声で、ボクらをそそってくるんだ。 責めて欲しいってね。 みのりさんの眼にはどう映った? ほら、今ももじもじと躯をくねらせてる。 如何にも構って欲しくて堪らない風情だと思わない?」
 飯田の言葉にそっと頷くと、みのりと呼ばれた女性は無言のまま料理を配膳していった。

「この子は何とも可憐で純情な容姿をしているけど、本性は麗子以上の婬濫だ。 一樹と言う素敵な主人様に飼われているのに、一樹だけでは満足できなくて、わざわざボクの処へ一晩中責め抜いて欲しいとわざわざやってきたんだから。 ね、咲織さん、そうだろ?」 
 飯田は咲織に返事を促した。 俯いた咲織の瞳にさあ自分から堕ちて見せろと飯田の眼が言っていた。

「どうなんだ? 咲織さん。 ちゃんと自分からこのボクに責めて欲しくて押しかけたと言ってくれなきゃ、責められるのが大好きで、今もどうか縛ってください、縛られて感じて悶える姿をどうか見てくださいって、自分からボクらに頼み込んだんだよね。 違う? ちゃんと正直に言ってくれないと、ボクらがまるで咲織さんを誘拐したみたいに思われちゃうじゃないですか。」
 飯田の言葉がまるで有刺鉄線の様に咲織の躯に巻き付き、締め上げてくる。 鉄の茨が肌を貫く痛みに咲織は不自由な躯を身悶えさせた。

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☆ その2026=マゾの業火。

『確かに、確かにここに来たのは私。 ご主人様のご命令のままに、どう扱われるのか分かった上でここに来ました。 そして、言われるままに躯を差し出し、今こうしてあられもない姿で縛られている。 でも、でも、ご主人様に満足していないからなんかじゃない、悲しいけど、ご主人様のご命令だから、ご主人様に捨てられたくない一心でここに来ただけ。 でも、でも、本当にそれだけ? 確かにこの躯の奥で何かが疼いている。 濡れてしまっている事を暴かられたら。 咲織はもう綺麗な躯なんかじゃない。 もう、もう。』

 羞恥と自らを呪う気持ちが咲織の胸を焼いた。 咲織はその業火から逃れでもする様に顔を上げる。  

「咲織さん、もじもじといやらしく悶えてるばかりじゃ困りますよ。 ご自分から責めて欲しいとここへ来たのでしょう。 そして、自分から服を脱ぎ、下着も着けない素っ裸にスリップだけを纏って、縛ってくださいと腕を背に回して見せたんでしょ。 違いますか。」 
 飯田は咲織の中で燃え上がる業火を承知していた。 知った上で逃れられない様に咲織の心をぎりぎりと言葉の有刺鉄線で締め付けてくる。

『あぁ、言わなくてはいけないんですね。 ご主人様。 自ら堕ちなくては。 それはご主人様も望まれている事。 奴麗は自ら進んで辛い責め苦を乞い願えと、仰った。 自ら堕ちて藻掻く姿をご主人様にお見せして、愉しんで頂く、そのための奴麗なのだと。 でも、でも、違う。 違うんです。 ご主人様だけで満足なんです。 ご主人様だけで、ご主人様だけの咲織で、どうか、どうか居させてください。』   
  
 三宅の顔が浮かんだ。 その顔が今咲織を射る様に見ている飯田の顔に重なる。 三宅は叱りつける顔で咲織を見ていた。 咲織の中の業火が燃え上がる。 胸を焼き、喉元まで炎で炙られる苦しみに咲織は泣いた。

「ちゃんと自分から説明してください、咲織さん。 ボクらが咲織さんを無理やり縛り付けて楽しんでいるんじゃないと。 咲織さんもそこにだらしなく躯を横たえている麗子と同じ変態なんだと。」

「このみのりさんはうちみたいな家にお手伝いに来てくださった大切な人なんです。 みのりさんは本当に極極ノーマルな人だ。 それだけに麗子の存在だけでも嫌な思いをさせている。 これ以上、ボクらが変に思われたら、もう来て貰えなくなってしまう。 困るんですよ。 親父達の食事の面倒も見て貰っているし、こんな料理の上手い、気の利く人はもう二度と見つからない。 咲織さんは婬濫な変態マゾ奴麗なんでしょ。 違いますか。」
 飯田は畳み込んだ。 咲織の心がぎりぎりと有刺鉄線に締め上げられ、裡からは否定できない婬濫なマゾの業火に焼かれる姿を飯田達は愉しんでいた。

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☆ その2027=熟した果実。

『ご主人様、咲織に堕ちて見せろと仰るのですね。 自ら、堕ちて地獄の業火にその身を焼かせろと。 そう、そうなんです。 咲織はこんな仕打ちを受けても感じてしまう、疼きを抑えられない婬らなマゾ。 あぁ、否定できないこの身が呪わしい。』

「あぁぁぁ。」
 咲織は美貌を引き攣らせて泣いた。 長い睫毛を濡らし、涙が火照った頬を冷やしていく。 

「何を婬らに喘いでるんです。 さ、早く。 咲織さんの説明が遅くなればなるほど、ボクが嘘を吐いているみたいに思われてしまう。 早く、自分が婬濫な変態マゾ奴麗だと、このみのりさんに説明してください。」
 飯田に手を取られ、上げかけた腰をどうしていいものか思案しているみのりの困り顔が咲織の瞳の中で歪んだ。 その顔は咲織を非難し、そして嘲笑っている様に見えた。 

「あぁ、咲織は飯田さんが仰る通り、婬らで変態のマゾ奴麗です。」
 絞り出した言葉が咲織の喉を引っ掻いていく。 咲織は流れ出る血を啜る様に飲み込んだ。

「今日は一晩中ボクらに責められ、犯されたくてここに来たんですよね。」
 飯田がさらに咲織の心を締め上げる。 鉄の茨が柔肌を引き裂き、無数の血を流させる。 
「はい、咲織は一晩中、飯田様に責めて頂くためにここに自ら参りました。 一晩中犯していただくために。 そして、自らこんな破廉恥な姿になり、見て頂いているんです。」
 咲織の大きな瞳から後から後から涙が流れた。 流す度に胸は焼け焦げ、そして、堕ちていく哀しみが肉を疼かせる。 咲織の躯は間違いなく、責め苦を求めていた。 胸を焼く責め苦ではなく、本当に肌を引き裂き、肉に感じる責め苦を。 

「自ら下着一つ着けないそんな破廉恥な姿になったんですよね。 ボクらに見て欲しくて。 咲織さんはどうしようもない露出狂なんですよね。」
 飯田の言葉一つ一つが咲織の柔肌を刺し貫いた。 咲織は縄の中でその身を悶えせるしかない。 その事が咲織の劣情を煽っていた。 咲織は自分がマゾだと認めざるを得なかった。 
「はい、咲織は自ら下着を捨て、裸を見て貰って歓ぶ露出狂です。」
 唇を噛んだ。 血が流れる程強く。 その痛みで心の痛みと中和させるかのように。

「本当は、みのりさんにも見て欲しいんですよね。 ノーマルなみのりさんに裸を見て貰い、蔑まれたいんですよね。 みのりさんにお満子を弄られて、逝きたいんですよね。」
 飯田が嗤った。 その眼は獲物が自ら手の中に落ちてきた事を確信していた。

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☆ その2028=罪の深さ。

「そ、そんな。」
 咲織は狼狽した。 駄々っ子のように縛められた躯をじたばたさせる。 麻縄は聞き分けの無い咲織を咎め、ぎりぎりと肉を締め付けた。  

「そんな? そんな何? 今々、咲織は自ら下着を捨て、裸を見て貰って歓ぶ露出狂ですって、自分の口で言ったばかりじゃないですか。 それは嘘だったんですか。」
 飯田が強い口調で責める。

『うそ、嘘です。 咲織はそんな、裸を知らない人に見られて歓ぶような女じゃありません。 この躯はご主人様だけの物。 他に人になんて見られたくも、触れられたくも無い。 でも、でも、何と言おうと飯田さんは私を責めてくる。 何と言おうと自分のしたい責めを私に与えて来る。 飯田さんに責められるためにここに来てしまったのだから。 ご主人様のご命令一つで一晩飯田さんの奴麗になるために来てしまったんだから。 ご主人様のご命令に従うために。 ご主人様が飯田さんの責めを受けるのを望まれたんだから。 ご主人様は咲織がとことん堕ちていくのを望まれた。 なら・・・。』

 絶えず締め付けてくる麻縄、秘唇と菊華を圧迫し続けさらに蹂躙する隙を狙っている股間縄に付けられた縄瘤、そして片時も休みを与えず秘唇の奥へ、乳房の奥へと刺激を送り続ける低周波。 それらに責め続けられた咲織の中で、一瞬はっきりと心に突き刺さった飯田への反発、羞恥、まだ普通の女性として扱われたいと願う当たり前の想い、それらが済し崩しに形を失っていった。 

「どうしたんです。 あんあんと色っぽく呻くばかりで、何も言わずに。 違うとでも言いたいのかな。 おかしいな。 それじゃあ、スリップ一枚で縛められて感じる様な変態じゃないとでも言うのかな。 だったら、濡れてない筈ですよね。 怒りと羞恥でからからに乾いてる筈だ。 これでも一応医者ですからね、世の男性みたいに女は刺激さえ受ければ濡れるなんて馬鹿は言いませんよ。 女性は感じたい時しか感じないんです。 男と違ってね。 肉体的な直接の刺激なんて、女性にはあまり意味が無い。 羞恥と怒りに染まっていたなら尚更だ。 乾ききって、か弱い粘膜を刺激されたら痛いだけ。 そうですよね。」
 飯田の言葉にみのりはこくりと頷き、咲織に向ってすまなそうな眼を向けた。

「どう? まだ裸を見られて恥ずかしがる純情可憐な少女を演じる? それとも、正直にみのりさんに見られたい、触れられたら逝きそうだと告白する気になった? 最後のチャンスよ。 私、自分の欲望に正直じゃない人は大嫌い。 そんな人はとことん虐めたくなる。 徹底的に泣かせて、馬鹿な世間体を取り繕った罪の深さを知らしめたくなる。」
 遥の声は硬かった。 本当に何をするか判らない怖さがその声にはあった。

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☆ その2029=唇を噛んで。

『この口で言えと言われるのですか。 明らかに嫌悪の表情を浮かべている女性に向って、この裸を見てください、蔑まれて咲織は感じてしまうんです、そして秘唇を弄ってください。 弄られて逝きたくて仕方ありませんと。 そこまで、そこまで堕ちろと。 ご主人様、酷い。 酷過ぎます。 幾ら叱られても、咲織には・・・。 麗子さんの様にはなれない。 なれないんです。 あぁ、でも、言わなければきっと遥さんは麗子さんにした以上に惨い責め苦を・・・。 でも・・・。』

 激しい羞恥と微かに残った自尊心の狭間で、そして募る肉の疼きと怖れの波間に咲織は漂い、水を飲み、溺れようとしていた。 

『咲織は結局、奴麗。 ご主人様の奴麗。 どうか、飯田さんから今日の事を聞いて、嗤ってください。 そして、鞭打ってください。 駄目な奴麗だと。 捨てないで。』
 
 咲織は唇を噛んだ。 紅くふくよかな唇から血が滴る程に。 噛まなければ、何処までも自分を貶める言葉を紡いでしまいそうだった。 そして、堕ちながら地獄の業火に身を焼かれ、本当に気を遣ってしまいそうだった。 咲織はそれを認めるのが怖かった。 まだ麗子にはなり切れていなかった。 否、なりたくは無かった。
 
「何を気取っているの。 イライラする。 そこまで頑張るからには乾いてるんでしょうね。 私や崎浦さんみたいな見ず知らずの人間に裸同然の姿を見られ、辱しめを受けて。 崎浦さん、嫌でしょうけど確かめてやって。 この子が本当に普通の女性なのか、それとも裸を見られて歓ぶ露出狂の女のなのか、崎浦さんの手で暴いてやって。 私だと濡れてるって言っても、否定するでしょうから。 崎浦さんに知って欲しいの、この子の正体を。」
 遥の言葉にみのりは辛そうに俯いた。 そのごく普通の女性らしい仕草が咲織の心に鑢で擦り上げる様な痛みを与えた。 咲織は一層唇を噛み、零れる涙を恨んだ。     

「失礼します。」
 飯田の手が緩んだ隙にみのりは立ちあがり、逃げる様に部屋を出ていった。 咲織は凍りつく様な冷たさの中、ほっと息を継いだ。

「あ~あ。 みのりさんにまた呆れ果てられてしまった。 本当に出て行ったりしないだろうか。 困ったな。」
 飯田は大げさに嘆いて見せる。
「この子が悪いのよ。 自ら責められにここへ来るような変態のくせに、純情可憐なフリをするから。 どうせ、濡れ濡れなんでしょ。 それで恥ずかしくて、崎浦さんに見てくださいとは死んでも言えなかったのよ。 決まってるわ。」
 遥が険のある声で飯田に応え、すっと咲織の前に立った。

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☆ その2030=縄瘤。

「あっ。」
 嫌と言う暇も無かった。 遥は咲織の前に立つといきなり股間に触れてきたと言うよりも秘部丸ごとぐっと掴みかかってきた。 両脚を直角以上に割り拡げられ、両腕を背中高く固定された身では遥の手を防ぐことなど叶わない。 咲織はただ縛められた躯をくねらせた。

「あぁん。 あぁぁっ。 いや、やめて。 痛いっ。 あぁぁ。」
 遥はぞんざいに咲織の秘部を揺さぶった。 女の弱点を責めて感じさせようと言う思い遣りは無かった。 腹立ち紛れに苦痛を与えて泣かせようと言う揺さぶり方だった。 

 遥は秘唇と菊華に当っている縄瘤ごと握り締め、ぐいぐいと前後に揺さぶった。 縄瘤が咲織の中に喰い込む。 鞣してあるとはいえ縄の網目がか弱く敏感な粘膜をざらざらとこそいでくる。 とりわけ縦縄が挟んだ秘芽を擦り上げる辛さに咲織は弱音を吐くしかなかった。 

 叶わぬ事と判っていても、躯は苦痛と恥辱から逃れようとするのを止められない。 足首に巻かれた麻縄で大きく開かれた細い脚は少しでも閉じようとし、躯は遥の掌から逃れようと引き、くねる。 

 その奴麗の哀れな舞を飯田は箸を持つ手を宙に留めて、見入っていた。 囚われの生贄が必死に苦痛から逃れようとして見せる苦悶の舞は凌辱者にとって最高の見世物であり、また興奮剤だった。 剥き出しの下半身でどす黒い凶器がむくむくと鎌首を擡げていく。

 同じく凌辱者の血を濃く持った遥の血も騒いでいった。 憤りは引いていき、次第次第に今は手の中の生贄にもっと婬美な舞を演じさせる事に夢中になっていった。  

「あっ、あぁぁんん。 いや、いゃぁぁぁぁぁ。」
 遥が片手で眼の前に突き出た咲織の乳房をぎゅっと握り締めながら、咲織の華奢な躯が浮き上がる程に股間縄を引き上げた。 敏感な器官が発する悲鳴と大事な処が裂けていくに怖れに咲織の啼き声が引き攣る。
  
「どう? 遥ちゃん。 咲織ちゃんのお満子は濡れ濡れだったかな。」
 遥の沸き立った血を冷まそうと飯田が声を掛けた。
「もちろんよ。 見て。」
 遥が長い指の掌を飯田の前に差し出す。 べっとりとついた蜜がぬらぬらと光った。

「ははは。 やっぱりね。 濡れ濡れもいい処だ。 これじゃあ、ノーマルなみのりさんに見られる訳にはいかなかった訳だ。 みのりさんの前で正直に言わずに、我々に恥を掻かせた罰を考えなきゃいけないな。」
 飯田は嬉しそうに刺身を摘まんだ。

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☆ その2031=紅い唇。

「そうね、どんな罰がいいかしら。 ね、咲織ちゃん。 あなたに考えさせてあげる。」
 遥は咲織の婬蜜に濡れた手で、咲織の頬を掴んだ。
「あぅっ。 うぐぅ。」
 大きな瞳をきっと見開いた咲織の意気地を挫くように、遥はその指に力を加えていった。 長く細い指先が咲織の柔らかな頬に埋まっていく。 押し出された咲織の紅い唇が呻きを上げた。 

「どう? どんな罰を受けたいのかしら? 聞いてあげるわよ。」
 遥は冷たい笑みを浮かべた。
「麗子みたいに電撃ディルドゥを突っ込まれて、気が触れるまで逝きまくってみせる? それとも、この躯に似合わない大きな胸を圧搾機で潰して欲しい? あるいは、一晩私たちの肉便器になっておしっこも大の方も全てこの可愛いお口で処理をするのがいいかしら。 でも、婬濫なあなたにはここを握り拳で犯されないと逝けなくなるまでがばがばに広げてあげるのが一番効くかもね。 そうなったら、三宅さんの物でも何も感じなくなるわよ。」
 遥は咲織を見下ろし、遥の発した言葉のままにその愛らしい顔を曇らせ、あるいは泣き出しそうに歪ませる表情の変化を楽しんだ。

「遥ちゃん、取り敢えず食事にしないか。 咲織ちゃんは自分ではみのりさんと同じノーマルだと思ってるんだ。 そこに縛って低周波を受けてるぐらいでは何も感じたりしないだろう。 甘い啼き声を上げたり、その思わず震い付きたくなる様な細い腰を婬らにくねらせたりなんて絶対にね。 それでも、こんなに綺麗な女の子がスリップ一枚で、見事な脚を惜しげも無く見せて開いた姿は素晴らしい見物じゃない。 こんないい物を見ながらの食事はさぞや美味しいよ。 それに遥ちゃんの掌にべっとりと着いた婬蜜を見ればもっと楽しい姿を見せてくれるに違いないし。」
 飯田は咲織に助け舟を出す振りをしながら更に追い込もうとしていた。
「そうね、自称羞恥心の強いノーマルな女の子なんだもん、全裸で縛られた姿を見られてたら、悲しくって辛くって感じる事なんて絶対ない筈だものね。 そうよね、咲織ちゃん。 甘い啼き声なんて上げないわよね。 股間の縄を婬蜜でぐじゅぐしゅにしたりしないわよね。 間違っても股間から婬蜜を滴らせて、この太腿を汚したりしないわよね。 どうなの?」
 遥は飯田の意図を知って北叟笑む。

「しません。」
 遥の指から解放された咲織の唇は飯田の仕掛けた罠のままに動いていた。 言った端から後悔が首を擡げてくる。 咲織は遥の眼を見詰め返せなかった。 そして、そういう自分が哀しくて、心の中で苦い涙を絞った。   
「言ったわね。 スリップの外からでも判る程濡らしたりしないのね。 もし濡らしたら、判るわよね。」
 遥は勝ち誇ったように言った。

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☆ その2032=肉へと。

「婬蜜を滴らせたりしないわね。」
「はい。」
 自分で誓った以上は、咲織は頷くしかなかった。 

「滴らせたら、見られて感じる露出狂の証拠。 それを違うと言って私達に恥を掻かせたんだから、罰は免れないわ。 いい? 返事は?」
 遥は咲織の退路を断ち、自ら檻に追い込むように言葉を重ねる。
「はい。」

「そう、いい覚悟ね。 もし、婬蜜を滴らせたりしたら、まずは心から謝って貰うわ。 その上でさっき崎浦さんの前で私たちに恥を掻かせた罰と合わせて、二重の罰を受けて貰うわ。 さっき言った全ての罰をこの躯にね。 いいわよね。 自分で言い出したんだから。」
 項垂れる様に小さく頷く咲織の姿に遥は笑みを浮かべ、飯田の横に腰を下ろした。

「確かに楽しい食事になりそうね。 わくわくしちゃう。」
「本当にね。 それにしてもどうあのおっぱいの張り具合。 あんなにまるまると大きいのに下から縄掛けして持ち上げなくても上を向いてる。 それに遥ちゃんはまだ見てないけど、その頂の蕾って言ったら、何とも愛らしんだ。 早く見せたいな。」
 飯田はすっかりくつろぎ、料理を美味そうに口に運んでいた。

「なら、見てあげましょうよ。 だって、露出狂じゃないって自分で言うんだから、私達に見られてたら余計濡れない筈でしょ。 それでも、濡れたら本当に露出狂だったってならない?」
「それもそうだな。 だけど・・・。」
 飯田は耳元に口を寄せて何か囁いた。 
「それもそうね。 やっぱり伯父さん、私とは年季が違う。」
 遥が口元に笑みを浮かべ、こくりと頷く。 

「今日の患者様で一人綺麗な人が来たでしょ。 遥ちゃんも見たかな。」
「あぁ、きっちりとブラックスーツを着たショートヘアの人? 目立ってたから、覚えてる。」

「そうそう。 あの人、何処を治したいと言って来たと思う?」
「えっ、何処だろう? 治す処なんて無い様な美人だったけど? もしかして豊胸?」

「それが、治したいのは花びらだって言うんだ。 見てみたら、確かにひらひらと大きくて、秘唇からかなり飛び出している。 流行の脱毛をしてみたいが、それが気になって出来ないからと。」
 二人はまるでそこに咲織がいないかの様に話を始めた。 それが、咲織を不安にさせ、そして自分の躯に起こっている事へと思いを向かせた。

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