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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ 美沙の凄春その107=涼しい瞳。

『一時間、一時間だけ待ってみよう。 もし、それで会えなかったら、もうとっくに学校を帰っていたり、部活でもして遅くなるんだったら、それで美沙の冒険は終わり。 もし、会えたら・・・。 その時は美沙の青春が始まるの。 多分、一日だけの、だけどキラキラとした青春が。 あっ、端から相手にされないことを計算に入れてなかった。 私は駄目だな。』
 美沙は透明で浮き浮きとした心を取り戻していることに気がついた。 

「一樹さん。」
 意外にも十分と経たずに現れた少年に美沙は弾む声を掛けていた。 驚いた顔で振り向いた顔に、美沙は嬉しくなり、思わず満面の笑顔を向けていた。
「何か用ですか。」
 少年は突っ慳貪に言った。

「一緒に帰っていい? 方向は一緒みたいだから。」 
 自分でも驚く程自然に声が出た。
「いいですよ。」
 断る理由も見つからないし、どういう展開になるのか好奇心も湧いたと言う顔で少年はあっけなく承諾した。 歩道の狭さもあって、美沙は一樹と肩が触れそうな隣を歩いた。 少年は汗臭さとは無縁な、蒼い若草の香りがした。 
「一樹さんって呼んでいいかしら。」
 美沙は少し大人ぶって言った。
「どうぞ。 そう言う名前なんだから。」
 一樹は堅い声でぶっきらぼうに答えてくる。
 
「あはっ。 面白いこと言うのね。」
「どこが?」
 一樹の涼しい眼が少し吊り上がった。 
「だって、面白いもの。 一樹って言う名前だから、一樹って呼んでいいなんて、理屈っぽい。」
「理屈っぽいのが面白い?」

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