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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2525=内なる痛み。

「確かにぐっと手応えがありますね。 肉厚でしかも若々しい弾力がある。 こんなに細いイチヂクの先でさえ、こうなんだから、随分と楽しませて貰えそうだ。」
 佐竹はさも名残惜しそうに画家の清水に場所を譲りながら、唾が溜まった血色の悪い分厚い唇をぐいと手の甲で拭った。

「では、ボクも。 確かにまだ入れるのさえ苦労しかねない。 この弾力は・・・。」 
「うぅんっ。」
 清水が咲織の菊華にイチヂクを当てた瞬間、咲織が苦しげに呻きを漏らした。 花びらの奥深くに埋もれていた指は動きを止めた。 何かに堪える様に曲げられた下腹がぴくぴくと軽い痙攣を見せる。 

 イチヂクの刺激に腸よりも先に膀胱が悲鳴を上げた。 否、あまりの羞恥に横に置かれていた尿意がその限界を知らせてきた。 膀胱が伸び切り、今にも爆ぜてしまいそうだった。 その苦しみを知られまいと、咲織は呻きを飲み込み、裸身を硬直させる。 

「もしかして、小さい方? そうだったね、ずっと檻の中で堪えてたんだった。」
 江梨菜が燥いだ声を上げた。 檻を取り囲んだ男達が騒めく。
「それは苦しいでしょ。 我慢すると躯に毒よ。 先に出させて貰ったら。 ちゃんとお願いして。」
 江梨菜は咲織の耳元にさも心配そうな声を掛けた。

「うぅん。」
 呻きとも、否定とも取れぬ声を漏らして、咲織は顔を左右に揺らした。 その顔の上にまで持ち上げられた傷ついた足裏が内なる苦しみを現わして、ぎゅっと握られる。 赤黒く腫れた足裏が哭いてる様だった。

『あぁ、駄目。 どんどん苦しくなる。 あぁ、どんなに恥を掻いても、嗤われてもいい。 この苦しみから逃れたい。 なのに、疼く。 引っ掻き回したいほど、あそこがむず痒い。 あそこだけじゃない、躯が、全ての肉が蚊に刺されたみたいに。 苦しい、苦しいです、ご主人様。』

「これは予期せぬ見物が増えたな。」
「苦しみに耐える美女程、ぐっと来るものは無いね。」
「本当に見ているだけで、息が詰まりそうだ。 この胸苦しいまでの昂ぶりを僕の絵を見る人にも感じさせられたら・・・。 なんて悩ましい貌だ。 これを入れたら、この貌が、更にどうなるのか。 見せてくれ。 絶望の果ての貌を。」
 清水は咲織の菊華にイチヂクを深々と差し入れ、握り潰した。 一滴も残さまいと、二つに折れたイチヂクをさらに絞る。 眼の前でハートの形を描く尻たぼが、のの字を描いてのたうった。

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☆ その2526=檻の中で。

「うぅん、うっ。 うぅん。」
 激しくなるばかりの尿意に咲織は裸身をただ一人の檻の中で揺らした。 白い肌は紅潮し、汗を滲ませ光を纏う。 絶えず苦悶の喘ぎを漏らすぽってりとした唇は自らの濡れてより紅を濃くして、宙に彷徨う。 

 残忍な凌辱者たちは咲織が苦悶にのた打ち回ればのた打ち回る程、眼をぎらつかせ、昂ぶり、熱を発した。 そして、咲織はそんな男達の慾望を叶えるかの様に、裸身をより丸め、秘すべき処を男達に捧げ持つ。 奴麗の咲織は苦しめば苦しむほど、図らずも凌辱達を歓ばせ、更なる苦しみをと望ませるだけだった。 それを嫌と言う程知っていても、咲織は今襲い来ている苦しみに裸身をくねらせるしかなかった。 その先に思いを馳せる余裕は凌辱者達にだけ与えられた特権だった。 男達は次第に余裕の笑みを浮かべ始めた。 

「最初から尿意があったのでは苦しいでしょう。 お漏らしする処を見てくださいと言ったらどうです? これから苦しくなる一方ですよ。」
 六本木の地下で咲織を蟹縛りに責めた杉山が如何にも咲織を慮っている様な親しさを込めて言った。 
「う、うぅぅ。」
 咲織はいやいやと首を振る。 先ほどまで秘唇を割って花びらを自ら弄んでいた掌は指先が埋まるまでも尻たぼを掴んでいた。 痛みでしか我慢が出来ないほどに尿意は狂暴になっていた。 ただ、男達の前で自ら崩壊して見せる事だけはしたくなかった。 僅かながら残っていた普通の女性としての恥じらいと矜持から、そんな事は頭に浮かばなかっただけだったかも知れない。 

「ほら、言ってる間にも苦しくなったでしょう。 我慢せず、放水ショーを楽しんでくださいと願い出たらどうです。 いいんですよ、言わなくても。 我々はイチヂクを注入し続けますから。 そして、万一、お漏らししたら、その可愛い口で掃除させるだけですから。 自分の汚水を啜り、汚物を食べる事になってもいいんですね。」
 杉山が言い終わらない裡に清水はしたり顔で咲織の菊華をイチヂクで穿ち、浣腸液を注ぎ込んだ。 その冷たい液体はまるで氷の刃の様に咲織の内臓を抉っていった。 

「あぁぁぁ。 く、苦しい。 苦しい。 駄目、駄目。 トイレに、トイレに行かせて。」
 苦しみを言葉にすれば男達が嵩に懸かって、更なる責苦を羞恥を与えてくると知ってはいても、咲織は叫ばずにはいられなかった。 それほどまでに膀胱は悲鳴を上げ、腸はのた打ち回っていた。 

「トイレか。 奴麗の分際でそんな人間らしい物を使わせて貰えるとまだ思っているのかな。 三宅さんは甘い。」
 勝山がニヒルに唇を歪めた。

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☆ その2527=蜘蛛の巣に囚われた蝶の様に。

「勝山さんは料理には優しさが満ちているのに、女性には優しさの欠片も無い冷酷なサディストなんだから。 こんな可愛い子が必死になって願ってるじゃないですか。 ささやかな望みを聞いてあげましょうよ。」
 その意外な言葉に他の男達は水口にいささか驚きの視線を向けた。 
「ほう、優しい事を言うじゃないか、水口君。 さては、ここで咲織君に恩を売って置いて、後から独りで物にしようと言う魂胆かね。」
 早坂は越後屋を見る悪代官の顔で水口を杖の先でつついた。 

「そうだな。 ここでひり出されても後始末に困るしね。 彼女の必死の願いくらい聞いてあげようじゃないか。」
 佐竹はそう言って、男達の顔を眺めた。 どの顔もしたり顔で頷く。 

「と言う事だ。 咲織さん、紳士である我々は君をトイレに行かせて上げる事にしたよ。」
 佐竹の合図に江梨菜は心得顔で咲織の入った檻を下し始めた。 ゆっくりと降りながら揺れる檻の中で、咲織は小刻みに全身の筋肉を震わせながら細く呻き声を上げ続ける。 男達の皮肉な言葉も頭に入っては来なかった。 

「さあ、お待ちかねのトイレだ。 どうだ、嬉しいかね。」
 男達は咲織の入った檻を広いバスルームの中央に引き立てると、その鉄格子の扉を開いた。 
「あぁ。 あ、ありがとうございます。」
 苦悶から解放される期待に、咲織はようやく言葉を紡いだ。 四つん這いの姿勢を取ろうとしても、長い間折り曲げていた手足が痺れて、思う様に動かない。

「檻は狭いから、四つん這いにならなきゃ出られないよ。」
「手を貸してあげようか。」
「ただ檻の中でじっとしていられるより、こうして手足を動かしている姿の方が見物だね。」
「ほら、必死に動く手足の愛らしいこと。 虐めずにはいられない。」
 崩壊の時計の針に追い立てられ、檻の中で秘部を曝け出したまま、咲織は蜘蛛の巣に囚われた蝶の様に長い手脚をじたばたとさせた。 男達はその哀れな姿を込み上げる慾情を隠そうともせず、見下ろしていた。 

「聞く必要などない奴麗の戯言を聞き入れて、こうして檻から出してあげたんだ。 お礼の一つも言ったらどうだね。」
 檻からようやくまろび出た咲織の小さな裸の背を早坂は足袋を履いた足で踏み付けた。 
「あ、ありがとうございます。」
「感謝しているんだね。 じゃあ、感謝の印しに我々の足を清めて貰おうか。 この口で。」
 タイルに押し潰されながら、細首を巡らして見上げた咲織の慄く紅い口に早坂は爪先をめり込ませた。

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☆ その2528=被虐の血。

「何を瞳を見開いているんだね。 足を舐めろと言われたのが、気に入らないとでもいうのかね。 ご主人様達に情けを掛けて貰ったんだ、奴麗が感謝の印しに足を舐めるのは当然ことだろう。 元々、奴麗である君は、我々がどんな行為を命じようと謹んでその行為をなさなくてはならない身だ。 口で足を清めるなんて当然の事なんだよ。 咲織君、奴麗になった瞬間から、君には差し出すものなど何もないんだ。 ただ、自ら進んで奴麗がその口でご主人様の足を清めると言う行為を、感謝の意を表す行為として、儀式的に認めてやろうと言うだけだ。」
 早坂は足袋の爪先で咲織の口をぐりぐりと抉じ開け、苦悶と屈辱に引き攣った咲織の美貌を床の大理石に押し付けた。 咲織の柔らかな頬の曲線は押し潰されて歪み、悲愴感を湛えて、凌辱者達の血を滾らせる。

『あぁ、も、もう漏れてしまう。 お腹も膀胱も、もう限界。 こんな人の足を舐めさせられ、この口を穢されても、従うしかない。 何処までも堕とされ、穢されて。 もう、ご主人様に口づけなんてして貰えない。 あぁ。』

 身を焦がす苦痛よりも、口惜しさに胸が焼けた。 心が焼け爛れる痛みに躯が戦慄く。
それでも、咲織は瞳の前に置かれた早坂の足の両側に手を突いた。 足袋の甲に愛らしいぽってりとした唇を押し付けた。 ざらりとした綿の感触に、屈辱の灼熱が肺腑を抉る。 その熱に焙られて、子宮が哭いた。 確かに、婬らな気が躯を口惜しさとは逆に駆け上ってくる。 その甘い感悩を咲織は苦く飲み干す。 

『私は奴麗。 根っからの奴麗。 ご主人様以外の人に責められ、屈辱を与えられて、感じてしまう。 婬らな奴麗。』

 躯を支える細い腕がぶるぶると震えた。 余りの屈辱に咲織は思考するのを止めた。 嗚咽を漏らしながら、咲織は唇に触れた足袋に舌さえ伸ばした。 心を亡くした人形となって舌を這わせる。 肉を奴麗の被虐の血が駆け巡った。

「ちゃんと足袋を脱がして、直に足指を頬張るんじゃないのかね。」
 早坂は咲織が唇を付けた足で、咲織の掌を踏み付けた。 内臓を責め苛む便意と迫り来る崩壊の時に感情を押し流されても、心は痛みだけは感じた。 虚ろとなった咲織の心を口惜しさの炎がちろちろと焙る。 ただ、その痛みの源を覗き込む気力も言葉すらも持たなかった。 ただ炎に焙られるまま、傷つき、爛れ、膿んでいくのを感じるだけだった。 

「申し訳ありません。」
 早坂の足を咲織の声が擽る。 早坂は咲織の瞳の前に足を置いた。 咲織の小さな掌がそれを包み、小鉤を外していく。 見るからに年老いた皮膚の浅黒い足に咲織は唇を寄せた。 唇に感じる他人の熱に哀しみの苦い汁が湧き、溺れそうだった。 その哀しみさえ嘲笑う様に尿意が秘肉に咬み付く。

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☆ その2529=限界。

「あぁぁぁっ。」
 咲織は小さな背中を弓反りにし、顔を上げて哭いた。 床に突っ張ったか弱な二の腕が切れそうに震えている。

「どうした? 足を舐めさせて貰えて嬉し泣きか。」
 早坂は虚空に哭く咲織の口に爪先を押し当てる。 醜い丸々とした足指が咲織の可憐な唇を押し潰した。 
「あぁ。」
 激しい荒波の間隙を突いて、咲織は唇を開いた。 咽ぶ余裕すら与えず、早坂はぐいぐいと足指を咲織の口に捻じ込んでいく。 咲織の仰け反らせた背中で、翅を捥れた様に肩甲骨がのたうった。 

「忘れてないだろうね。 この通り、トイレを使わせる事にはしたけど、浣腸を止めるとは言ってないんだよ。 さ、入れ易い様に膝を伸ばしてお尻を上げて貰いましょうか。」
 言いながら、杉山は咲織の細腰を両掌で鷲掴み、軽々と持ち上げた。 咲織の太腿の間に膝を割り入れて開かせる。 両の尻たぼに指をめり込ませて開き、恥ずかしげに慄く朱を帯びた菊華を曝した。 顎をしゃくって、男優の中島に続きを促した。

「さすがに杉山さん、分かってますね。」
 中島は日に焼けた顔に笑みを刻んで、咲織の横にしゃがみこんだ。 杉山の指に掴まれ、一層艶々とした肌理細やかな咲織の尻たぼをそろそろと撫で始めた。 
「いや、やめて。 あぁ。」
 中島の掌が尻たぼを滑り裡腿を上から膝まで幾度も撫で擦ると咲織は堪らず早坂の足から顔を振り解き、悲鳴に近い声を上げた。 それでも咲織の太腿どころか秘唇にまで伸びようとする中島の掌から逃げようとする尻たぼが切なげに円を描く。 

「堪らないなこの肌。 こんなに滑らかで吸い付いてくる肌は俺が相手をする女優にはいなかった。 悪いね、咲織さん。 咲織さんの肌が俺の掌を離さないんだよ。 それどころか、ほらお満子へと導かれちゃうんだな。」
 にやにやと込み上げる婬慾を隠そうともせず、中島は咲織の秘唇に掌を当てた。 指で開くことなく、掌で揉みしだき、微かに開いた秘唇の柔かな感触と吸引力を愉しむ。

「や、やめて。 も、漏れちゃいます。 お願い、お願い。」
 咲織は顔を早坂の足の甲に擦り付ける様に髪を振り立て、叫んでいた。
「駄目じゃないか、早坂先生の足を清めるのを止めては。」
 杉山が横から咲織の頭を掴み、唇を早坂の足指に押し付けた。 

「うぐっ。 うぅぐっ。」
 早坂の足指に声を奪われた咲織は頬を苦悶に朱と染めて、喘ぐ。 ただ便意を堪えた平らな下腹が緊張の限界を示して、ぴくぴくとさざ波を打っていた。


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☆ その2530=ご主人様の影。

「耐えてくださいよ。 今、ひり出されたら杉山さんご自慢の阿波藍染めの作務衣が台無しだ。 責任取れませんよ。」
 中島は咲織の秘唇を片手で揉みしだきながら、菊華にイチヂクを突き立てた。 すぐにはイチヂクの腹を潰さずに、咲織の中に入った長めの管の先で直腸の粘膜をぐりぐりと掻き回す。 その手に返ってくる弾力に富んだ感触に中島は止めるのを忘れた。

「はがぁ。 あぁ。」
 尻と顔を男の掌で掴まれ、苦痛を口にすることさえ許されない咲織の白い裸身が黒い大理石の上でくねる。 時折、喉を絞り、足指を咥えさせられた唇の足から苦悶を吐き出す。 咲織を取り巻く男達の眼が時と共に熱を帯びていった。

『あぁ、駄目。 駄目。 もう抉らないで。 駄目、駄目。 もう耐えられない。 出る、出ちゃう。 あぁ、嫌、嫌。 それは駄目、駄目。 ご主人様。』

 吐き気に息が出来ない程、便意は高まり、内臓が捩れた。 脂汗が噴き出る様な苦しみの底で咲織はただ呻く。 目隠しをされた瞳には朧ろに三宅の影が浮かぶばかりだった。 

「あぁっ。」
 咲織を抑え込む男達の腕を跳ね退け、咲織はのたうつ裸身を硬直させた。 あっけにとられた中島の手からイチヂクが飛び、黒いタイルの上にピンクの球が転がった。 咲織は一人、床に膝を突き、その華奢な背を弓と反らせて哭いた。 と、赤子の様に躯を丸めて蹲った。

「見ないで。」
 咲織は叫んでいた。 同時に咲織の丸い尻たぼが作る谷間から透明な飛沫が舞い上がった。 透明な飛沫は黒い大理石の上できらきらと輝きながら飛び跳ねる。

「うわっ。」
「こいつ、出した。」
「危うく濡れる処だったぜ。」
「光ってる、光ってる。」
「凄いな。 止まらないぞ。」
「やっぱりね、どんなに可愛かろうと綺麗だろうと、することはするんだね。」
 男達は一斉に咲織から飛び退き、傍観者の冷たさで囃し立てた。 その声が咲織の胸に突き刺さり、一つまた一つと傷を付けていく。 

「ちゃんと舐めないか。 そう命じた筈だ。」
 一人早坂は咲織の眼前に素足を突き出して、その場に留まっていた。 咲織の折り畳んだ脚を濡らし、掌を汚して拡がっていく小水の水溜りが足袋に浸み込み始めても早坂は微動だにしなかった。  

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☆ その2531=奈落。

「あぁぁぁぁぁ。」
 咲織の尻たぼから放たれる噴水に茶色い色が混ざり始めた。 耐えきれなかった。 目隠しをされていても、多くの男達の好奇の視線にさらされている事は耳で、肌で感じ続けていた。 その誰とも分からない男達の眼に女として、人として最も恥ずかしい排泄している裸身を曝すしかなかった哀しさに咲織は嗚咽を漏らし続けた。 大理石の床に自らの噴水が跳ねる音が、その音を止めようにも止められない無力さが咲織を責め苛む。 咲織は躯を少しでも小さくして、啼いた。
 
「どんな時でも与えられた命令に誠心誠意従うと三宅君に誓ったんじゃないのかね。 縛られていようと、鞭打たれていようと、人に見られていようと、何処でもどんな時でも出来る限り奉仕するのが奴麗と言うものだ。 出来た妻なら深夜に旦那が酔っぱらいの友達を連れてきても、冷蔵庫の中にある物で出来る限り美味い酒の肴を作るのと一緒だよ。 ただ奴麗が差し出す酒の肴は自分の肉体しかないと言うだけだ。 ちゃんと三宅君にする様に心を込めて私の足を清めたまえ。 私達は君を襲った暴漢じゃない、一時的にしろ三宅君から正当に君を奴麗として預かった者だ。 私達の命令は三宅君の命令、私達のすることは三宅君がする事、そして私達の肉は三宅君の肉だ。 君が嫌々口に含まされた足は三宅君の足なんだよ。」
 少女の様に泣きじゃくる咲織の頭を早坂は咲織が漏らした汚水が浸みた足袋の裏で踏み付け、ごりっと転がした。 横向きになった頬に感じるその濡れた生温かさが惨めさとなって咲織の細胞の一つ一つに沁み込んでくる。 それでも、咲織の失態をものともしない早坂の存在に寄る辺を失った咲織の心は縋り付こうとした。
 
『そう、私は奴麗になると、ご主人様に悦んで貰える奴麗になると誓った。 従わなくては。 どんな責苦もご主人様が与えてくれたものなんだから。 奴麗なら、悦んで受け入れなくては。 それしかないの、私には。 この人の悦びはご主人様の悦び。 私が堕ちれば堕ちる程ご主人様はきっと悦ばれる。 例え堕ち果てた姿にご主人様が興醒めされても、捨てられるその時まで、私は奴麗でいるしかない。』

 咲織は泥沼の底で蠢く自らの婬らな疼きを確かに感じた。 

「ほら、心を籠めて舐めないか。 君の小水で汚れてしまったんだ。」
 小さな肩を足で押されて上向きになった咲織の顔を早坂の濡れた素足が圧した。
「はい。」
 咲織は小さく頷き、早坂の足裏に桃色の舌を鮮やかに伸ばす。 恭しく両掌で早坂の足を包み、小首を上げて唇を付けた。

「ふふん。 出来るじゃないか。 気持ち良くて、立っていられないくらいだ。」
 早坂の足裏を舐め尽くすと咲織は自ら足指を口の中に頬張った。 言われた通りにそれが愛する三宅の物でもあるかの様に一本一本小さな口に入れ、指の間に舌まで差し入れる。
 

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☆ その2532=お望みのままに。

「ず、ずっ。」
 音さえ立てて、早坂の足指を自分の舌で舐めとった汚れと共に啜り込む。 苦く惨めな味が胸に滲み渡った。 湿気った物に黴が拡がる様に昏い惨めさが泣き濡れた肺腑を侵していく。 同時に躯の芯が熱く脈打つのを止められなかった。

「ず、ずずっ。 はぁ、あぁ。 ずずっ。」
 咲織は早坂の足指を舐めながら、込み上げる感悩の悦びに艶めかしい喘ぎを抑えられなかった。 それを隠す様に一層熱心に唇と舌を使った。 口に伝わる感覚に集中すればする程咥えている足指が誰とも知らぬ男の物なのか、三宅の物なのか分からなくなる。 否、三宅の物ではない汚れた足指を三宅のために舐めていると言う屈辱的な状況に咲織の奥底が疼きをあげていた。 

『あぁ、感じてる。 隠微で邪な悦びにこの躯が震えてる。 ご主人様が言われる通りに、咲織は生来の奴麗。 虐められて、貶められて感じる変態。 ご主人様に貶められ、蔑まれ、痛みを与えられ、自由を奪われて、感じる女。 あぁ、ご主人様、何処かで見ていらっしゃいますか。 それともすぐそこにいらっしゃるのですか。 咲織は穢れていきます。 ご主人様のお望みのままに。 これ以上は無い程に。』

 咲織は熱を込めて、早坂の足指を舐め、自らを穢し、辱め、貶めていく。 

「あっ。 ボクまだ浣腸してないんですけど。」
 悠介の声がバスルームに素っ頓狂に反響した。 早坂の足指を舐める咲織の陶然としたその美貌に声を失っていた男達がどっと生き返る。 
「杉山さん、私達もまだでしたね。」
 勝山が短く刈り揃えた顎鬚を撫でた。 
「まだです。 ですが、このまましても面白みが無いでしょう。 彼女はすっかり腹の中の物をひり出してしまった。 もうイチヂク3個ばかりじゃ大して効かないでしょう。 どうです、お湯浣腸を限界まで注入してやるのは。 取り敢えず、一人1リットルぐらいかな。 それなら先にやった人から見ても不公平じゃないと思うが。」
 杉山は男達を見渡した。 男達は同意の印にぎらついた笑みを浮かべる。

「今みたいに突然ひり出されても興醒めだ。 どんなに苦しくてもひり出せないように菊華に栓をした上でと言うのは。 ここには何でもありそうだ。 きっと、3連球の菊華栓の一つや二つはありそうだ。」
 そう言うと、勝山は調教部屋と向かった。 
「もう、私はいいよ、咲織君。 君が根っからの奴麗体質ぶりは十分に味わえた。 それだけに、前に六本木で見た時より、君が欲しくなったがね。 次に代わる前にその汚れた躯を洗ってあげよう。」
 早坂は咲織の裸身にシャワーを浴びせ始めた。 それを合図に男達は蹲った咲織の裸身に群がった。
 

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☆ その2533=うなじ。

「美人に汚れ物は似合わないからな。」
「綺麗に洗ってあげよう。」
「掌に吸い付いてくる肌だ。」
「どれ、どれ。 本当だ。 掌を離そうとしない。」
「それ、掌が離れたがらないの間違いじゃないですか。」
「滑らかで、柔らかくて、張りがあって、弾力がある。」
「う~ん、気持ちいい。」
 男達は衣服が濡れるのも構わず、咲織の裸肌に掌を伸ばした。

「嫌、嫌。 いや、いやぁ。」
 幾つもの生暖かい掌に肌を舐められて、咲織は小さく拒絶した。 何人の男の掌が自分の肌を恣にしているのかわからない。 目隠しをされていなくとも、男達の顔を見る事は出来なかった。 咲織は正座した膝に顔を埋めた。 肌の露出を少しでも少なくしようと、硬い床の上で躯を丸める。 

「どれ、菊華は何処だ?。 汚物をひり出した、一番汚れた所は。」
 中島は衣服をさっと脱ぎ、自慢の筋肉を見せると、シャワーが跳ねる咲織の尻たぼを撫で擦り始めた。
「あっ、中島さん、ずるい。 じゃあ、ボクはこっちだ。」
 悠介も服を脱ぎ、丸まった咲織の腰と太腿の間に手を差し入れる。 

「若い人は即物的だね。 この小さな背中こそ、色香が一番出ている所なのに。」
 清水はシャワーの飛沫を避けながら、咲織の丸まった背中を擦って飽きなかった。 
「贅肉が無いのに骨を感じさせない背中もいいが、この細い首と肩の間の柔らかで暖かな肉がいいね。 如何にも小さな命って感じで、胸にぐっとくる。 映画でもね、いい女優はこのうなじで観る者を惹き付けられるんだ。」
 佐竹は咲織のうなじを揉みこむ様に撫で回す。

「じゃあ、僕はこの華奢な躯に似合わないおっぱいを味わわせて貰おう。 ほら、躯から食み出したおっぱいのこの美しい円さ。   

「嫌、いやぁ。」
 尻たぼを撫でる中島の掌が螺旋を描きながら、菊華へと近づく。 躯を折っているために突き出した格好の尻たぼの間で、菊華は剥き出しになってシャワーを浴びていた。 そのちんまりと控えた菊華の襞を撫でられ、咲織は悲鳴を上げた。 

「嫌だって。 人前でひり出しておきながら、貸し出された奴麗の分際のくせに人並みな事を。 汚いケツを洗ってやろうと言うんだ。 洗い易い様にケツをあげろ。」
 中島は演技が入った声で罵しると咲織の張り詰めた張り詰めた肉に指先をめり込ませ、尻たぼを鷲掴みにした。 

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☆ その2534=浮き上がった躯。

「いゃぁぁぁ。」
 咲織の悲鳴は浴室の硬いタイルに虚しく反響した。 咲織の躯は中島が指を喰い込ませた尻たぼを高々と掲げて、宙に浮き上がった。 腰に回された悠介の腕が支えとなって、咲織は強引に高這いの姿勢を取らされる。

「脚を開いて。」
 中島が言うが早いか、佐竹と清水が咲織の細い足首を掴んで押し広げる。 咲織の腕が黒いタイルの上を這った。 

「ケツを持っていなくても、今の姿勢を取り続けていろ。」
 言葉も終わらぬ裡に、中島が咲織の尻たぼを叩いた高い音が響いた。 シャワーを弾く咲織の白い尻たぼを覆う様に手形が朱く浮かび上がる。 

「返事は。」
 中島は反対側の咲織の尻たぼを打った。 
「はい。」
 咲織は悲鳴を堪えて、声を絞り出す。 

『逆らえない。 どうしても、逆らえない。 命じられるとこの躯が言う事を聞いてしまう。 怖いから? 違う。 怯えてはいても、怖くは無い。 逆らっても、従順に従っても、散々に扱われるのだから。 それを知っているのだから。 では、なぜ? 奴麗だから。 そう、咲織はとことん奴麗だから。 そして、婬らに疼いているから。 期待してる。 散々に扱われるのを。 知らない人達の掌で撫で回され、舐め尽くされ、鞭打たれ、全ての穴を、奴麗の穴を犯されるのを。 そんな、そんな女になってしまったの? 本当に? 嫌、嫌。 そんな女じゃない。 私は、咲織はそんな女じゃない。 ご主人様の奴麗。 ご主人様だけの奴麗。 ご主人様以外の掌になんて、感じたりしない、反応なんかしない。 嫌なだけ。 そして、ご主人様のために堪えるだけ。 声も上げずに。』

 ぴんと伸ばして床に突いた咲織の細い腕が、魅力的な二等辺三角形を描くすらりと伸びた脚が、不自然な態勢の故か、あるいは悔しさにか、ぷるぷると震えた。 

 咲織が自らの力で大きく脚を開いた高這いの姿勢を取るのを見届けると、男達は頷き合い、シャワーを止めた早坂も参加して、再び咲織の肌を掌で満喫し始めた。 その掌は勝者の余裕を見せて、滑らかに肌を舐め、時に柔々と揉み、獲物を焦らす様に動いた。

「あぁ。」
 声を、負け犬の啼き声を上げまいときゅっと引き結んだ咲織の唇を震わせて、甘い啼き声が漏れた。 

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☆ その2535=柔肌。

『感じてしまう。 堕ちる。 堕ちる。 何処まで。 嫌、嫌、いやぁ。 堕ちたくない。 感じたくない。 啼きたくない。 悦ばせたくない。 ご主人様。 ご主人様。 何処に。 何処?』

 咲織は昏い地獄への産道を堕ちていく。 堕ちた先で待ち受けていたのは悦楽の汚水に引きずり込もうとする亡者達の掌だった。 その掌から逃れようと足掻けば足掻くほど、亡者たちの掌は咲織の柔肌を撫で回し、這い、肉までも絡め取る。 亡者の掌に触れられた柔肌は沸々と煮え立ち、爛れ、耐え難い痒みを発した。 もう、躯の何処にも爛れていない肌など無かった。 咲織は亡者に取り込まれた。 

 女の扱いに慣れた男達の掌が咲織の柔肌を味わい、感じさせ、落とそうと蠢く。 幾つもの熱を持った大きな掌はそれぞれ好き勝手に咲織の柔肌を貪りながら、一つの邪悪な意思を持った生き物の如く咲織の肉に悦楽の魔薬を塗り込めていく。

 丸く弧を描く小さな背中も、細いが若い肉の詰まった太腿も、見事なS字を描く腰も、華奢な首筋も男達の掌は時にやわやわと揉みしだきながら撫で回した。 その数多の掌はねっとりと生温かな熱を咲織に与えながら、傍若無人に柔肌の上を這い回り、少しずつ、少しずつ、性に直接繋がった器官へ、柔肌から粘膜へと蠢いた。 

 掌の下で、咲織の肉は荒い息に脈打つ。 その反応に男達の掌は一層熱を持って、蠢いた。 男達の熱が柔肌を溶かし、肉を沸騰させ、子宮を揺さぶる。 

 躯中の全てが男達の掌に埋め尽くされている様だった。 男達の掌に堕ちなかった柔肌は何処にもなかった。 全ての柔肌が同時に穢され、犯された。 

『嫌、いや、いやぁ。 感じない。 感じなどしない。 ご主人様以外の男の掌で。 知らない男の下で。 声など上げない。』

 咲織は唇を噛み、細い喉を震わせて込み上げる啼き声を堰き止めるのに必死だった。 男達の掌の下で華奢な裸身が小刻みに震えた。 その咲織の儚い努力の印しは、男達にとっては陥落の予兆でしかなかった。 後少しで落ちる。 そうと知って、男達の掌は一層熱を持った。

「堪らない。」
 咲織の尻たぼを好きなだけ貪っていた中島が呟いた。 と、咲織の透き通る程に張り詰めた尻たぼに舌を押し付け、舐め始めた。
「もっと、もっと、味わいたい。」   
 中島は床に膝を突き、咲織の尻たぼの谷間に顔を埋めた。

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☆ その2536=魔薬。

 中島は厚めの口を開いて、きゅっと窄んだ菊華の周りの柔かな肉ごと啜り込み、舌を粘膜の襞に這わせた。 尖らた舌先で襞の一つ一つを開いては体液ごと舐め取る。

 蛞蝓が敏感な粘膜を這い、あまつさえ躯内に入り込もうとする異様な感覚に咲織の躯を嫌悪が走る。 咲織の平らな腹は声なき叫びに蠕動した。 小さな肩がぷるぷると堪えていた。 

「ずるいなぁ、中島さん。」
 悠介は咲織の裸身が描く優美な台形の中に体をこじ入れた。 蠕動し続ける下腹に吸い付き、舌を這わせ始めた。 その掌は唇を誘導するように下腹からぷっくりと盛り上がった恥丘へ、そして柔らかな下の唇へと押し進む。 咲織の躯はその動きにびくんと警戒の緊張を見せる。

「うんまい。 うんまい。」
 早坂は咲織の巻き毛を掻き上げ、しっとりと汗を浮かべたうなじを味わい始めていた。 熱く濡れた唇で繊細な咲織の肉を噛み、ねっとりと舌を這わせる。 

「いい味だ。 甘い香りまでする。」
 清水は肩甲骨の美しさを掌に愛でながら、小さな腋下に舌を伸ばした。 滲み出る汗を啜る微細な振動が咲織の肉に響いてくる。 

「暖かい。 そして、弾んでくる。」
 佐竹は咲織のきゅっと絞られた脇腹に食らい付いていた。 歯を立てんばかりに柔肉を大きく口に入れ、柔肌にべっとりと舌を押し付けては肉ごと浚う。 口の端から涎が垂れるのも構わず、舐め回した。

「ふふ、若い、若い。 若さが張り詰めている。」
 勝山は華奢な咲織の躯横から食み出した胸球が描く丸に沿って舌を這わせていく。 柔らかな肉は舌に押されて動き、更に盛り上がる。 我慢ならないと言う様に勝山は咲織に吸い付いたまま首を振った。 胸球にぴったりと押し付けられていた掌が蠢き、その指腹で怯えた蕾を捉えると、くにゅくにゅと転がしだした。

 躯中を異様な肉に覆われ、無数の蛞蝓が柔肌を這い回り、蛭が血を啜る。 おぞましい感覚が咲織の中で爆ぜる。 全身の柔肌が総毛立ち、悪寒が肉を痙攣させる。 それでも咲織は喉を震わせて悲鳴を堪えた。 

 おぞましい肉も、蛞蝓も、蛭も振り払う事は出来なかった。 それどころか、時と共に異形の軟体動物たちは我が物顔で咲織の柔肌の上を這い回った。 おぞましさの後から、もっとおぞましい魔物が這い昇ってくる。 その魔物は咲織の躯が産んだものだった。 おぞましければおぞましい程、穢らわしければ穢らわしい程に、魔物は大きくなっていく。

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☆ その2537=ナメクジ。

 人の中の魔物は、汚辱を糧として成長する。 聖なるものを追い求める先でその魔物は口を開けて待っている。 恥辱に塗れ、汚辱に穢された者に優しい顔を見せ、魔物はその者を取り込んでいく。  

 清らかな流れに憧れながら、清らかになり切れない人は穢れに安堵する。 清潔で整然と調えられたホテルの部屋より、散らかった自室に安らぎを覚える。 聖人君子の高邁な話より、路地裏の噂話に引き込まれる。

 まして、性の悦楽と言う魔薬に一度でも溺れた者を魔物が取り込むのは簡単なことだった。 否、一度でもその魔薬を口にした者は、免疫の無い肉と同じだった。 

 おぞましさは同時に媚薬だった。 嫌悪すべき蛞蝓の口は同時に甘いキスだった。 総毛立つ感覚は慄く疼きの隣にいた。 

『駄目、駄目。 許して、許して。』

 全ての柔肌を見知らぬ男達の掌が撫で回し、全ての粘膜を無数の口に吸われていた。 自分の物は何一つなかった。 咲織の躯は紛うことなく、男達の物だった。 

 躯の中でありとあらゆる感覚が爆発する。 気が狂いそうに肉が沸騰する。 逃げ出したい地獄だった。 逃げ出せない地獄だった。 顔を背けたくなるおぞましさだった。 瞳を逸らせぬ惨状だった。 

 鞭の痛みの方が比較にならない程優しかった。 甘かった。 躯の自由を奪い、肉に喰い込む麻縄は自分を守る肉親の腕だった。 ただ、触れられ、舐められ、吸われる。 その恐ろしさに気付いた時には、咲織は魔薬に細胞の一つ一つまで侵されていた。 

 中島の舌は菊華を抉じ開け、粘膜の管を押し開いて熱を与えて咲織の躯の中で蠢いていた。 秘唇は丸ごと悠介に吸われ、舌が花びらを這っていた。 胸の蕾は勝山と佐竹に左右からちゅうちゅうと吸われ、胸肉は幾つもの掌で揉み込まれた。 目隠しの下から滴る涙さえ、清水に飲み込まれた。 手足は疾うに床を離れ、咲織の躯は虚空に舞っていた。 咲織は全てを失った。 骨は寄る辺を失い、肉は骨を離れ、肌は溶かされた。  

「いやぁ。」
 咲織は細い首筋を立て、悲鳴を上げようとした。 が、爆発しようとした感覚は早坂の口の中で虚しく湿り、不発に終わった。 啼くために開いた咲織の口にまで早坂の臭い舌が入り込んだ。 悲鳴さえも奪われて、咲織は男達の掌の中でのたうつしかなかった。 のたうてばのたうつほどに男達を悦ばせ、更なる地獄に突き落とされると知っていても、咲織にはただ地獄で這いずり回るしかなかった。 ただ、躯の中で疼きだけがむくむくと膨らんでいく。 地獄の苦悶をその餌にして。

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☆ その2538=ひりひりと。

『苦しい。 苦しい。 崩れてしまいそう。 ご主人様、ご主人様。 守ってください。 どうか、どうか。』

 昏い視界の中で三宅の顔が滲んでいく。 辛うじて肉慾の波間に見えていた三宅の姿さえ失い、咲織は溺れた。 息を吸えば肉慾が肺腑を侵した。 吐き出そうと喘ぎ、咳き込むほどに肉慾が細胞の隅々まで浸みていく。 瞳を見開きながら、堕ちていった。 

 生きていると言う実感さえ失った咲織の躯で、性の神経だけがびりびりととき済まされていた。 掌と言う掌を、唇と言う唇を咲織の柔肌は感じ分け、それぞれが微細に動くのにつれて、感悩の電流を発した。 

 全身が文字通り感器となっていた。 柔肌を見知らぬ掌が撫でる度に愉悦が走る。 敏感な粘膜を穢れた舌が這う度に歓喜に肉が震えた。 そして、昏い歓びに浸る肉の奥で、女の中心は疼きに疼き、今にも肉を飛び散らせて爆ぜそうに膨らんだ。 

 咲織は脂汗を滲ませて男達の掌の中でのた打ち回った。 その獲物の断末魔の痙攣に男達は奮い立ち、一層熱を込めて獲物を愛撫する。 

 悦びと苦しみ、歓喜と哀しみが咲織の中で蜷局を巻き、共に肉を貪り喰った。 穢れに侵されながら、咲織の肉は爛れ、悦楽と言う血を滴らせる。 咲織は喘ぎ、震え、声も無く嗚咽した。 

「ぐわっ。 あぁぁ。」
 早坂の口を弾くように咲織は躯を跳ねさせ、悲鳴を上げた。 感悩に浸った肉を全く違う感覚が稲妻の様に駆け抜けた。 
「ふん。 初めてでもないだろうに。 この強力なアヌス栓、使われた跡があったぞ。」
 杉山は男達に咲織の尻たぼを割って生えている三つの黒いゴルフボール大の護謨球を指で示した。 桃色の菊華を押し開き、先に咲織の中に入れられたもう一つの球が顔を見せている。

「直腸の中に三つの護謨球。 そして菊華の端から漏れるのを防ぐ蓋代わりの護謨球が一つ外から菊華を挟み込む。 空気を入れなくてもこの大きさだ。 空気を入れていったら、その苦痛は如何ばかりか。 想像するだけでも、ぞくぞくする。」
 杉山は飛び出した護謨球の一つをぐいと押し込む。 黒い護謨球がその姿を咲織の中に没するにつれて、桃色の菊華は裂けるほどに薄く伸び、そして内側へと引き込まれていく。 

「いゃぁぁぁぁぁ。」
 咲織は躯の中心から引き裂かれる痛みと怖れに裸身を強張らせる。 男達は咲織の肌を舐め回したままその悲鳴に婬猥な笑みを浮かべた。

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