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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その221=無防備。 

「安心して腰を下ろしなさい。」
 支配人が引いた椅子に三宅は咲織の肩を抱いて座らせると、テーブルの角を挟んでその右手に着座した。       

『きっと、みんな私を見てる。 変態の奴麗だと心で笑って。 笑われても仕方ない。 本当にそうなんだから。 ご主人様はどんなお顔でいらっしゃるんだろう。 恐らくいつもの静かなお顔で何事も無いように平然としていらっしゃるのだろう。 だったら、私もご主人様の奴麗に相応しく、毅然としていなくては。』

 咲織は背筋を伸ばし、俯きがちだった胸を張った。 頬に陽の光を感じた。 

『目隠しを取ったら、海が見える窓際の席にいるんですね。 きっと、あの明るい光を浴びているんですね。 好奇の視線と一緒に。』

 柔肌に跳ねる光の粒の一つ一つが自分を苛む好奇の針の様に感じられた。 ちくちくと柔肌を刺す痛みに咲織の小さな躯は一層縮まった。 

「お飲物は何になさいますか。」
 グラスに水を注ぎながら支配人がどちらへともなく聞いた。
「キールロワイヤルを。」
 三宅が答えるのが咲織に聞こえた。

「お嬢様は何を。」
 支配人に聞かれ、咲織は多分いるだろう右手の三宅に顔を向けた。 
「同じでいいか。」
 三宅の声に咲織は頷くしかなかった。

 三宅が支配人を手招きして、耳打ちをした。
「承知いたしました。」
 二人の側を支配人が離れていく気配がした。 

『目隠しをされただけで、不安で神経が尖ってしまう。 両手を後ろで括られているだけで、無防備さに怯えて神経が騒めき立ってしまう。 下着を身につけていないだけで、自意識で、神経が張り裂けそうになってしまう。 敏感な部分にアクセサリーを付けられて、いつも婬美な感覚が躯の中を流れていく。 ちょっとした音にも、ちょっとした接触にも過敏に反応してしまう。 全ての神経が剥き出しになっているみたい。』

 咲織は静かに固まっていた。 三宅の指がシルクのドレスの上からその太腿をそっとなぞった。 三宅の指から電気が出ているかのように、触れられた所からびりびりとした感悩が肉を貫いていく。

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☆ その222=重ねられた唇。

「はぁん。」
 咲織はびくっと躯を振るわせ、小さく啼いた。

「目隠しと手枷の効果は覿面だな。 元々、感じやすいおまえの躯が、今は全身が性器のように敏感になっているだろう。 だからこの程度の刺激でも・・・。」
 三宅は咲織の後れ毛が煙る項から形の良い耳朶へと指を滑らせた。 

「あぁん。」
 人前で声を出してはいけないと思いながらも、肌はひくひくと泡立ち、感に堪えない啼き声が漏れるのを止められなかった。

「すぐに声を上げる。 婬らな女だ。 みんながこっちを見るだろう。 静かにしていなさい。 それとも、婬乱過ぎて我慢など出来ないか。」
「ごめんなさい。 でも・・・。」
 咲織は声を漏らしたことへの悔恨と恥ずかしさで、耳朶まで肌を朱に染めた。

 支配人がワゴンを押して、入ってきた。
「キール・ロワイヤルでございます。 ベースのシャンパンはベル・エポックを使わせて頂きました。 それと一皿目は赤ピーマンのムースでございます。 前菜の二皿目は生フォアグラのパテでございます。 グリッシーニはご自由にどうぞ。」
 サーブし終わった支配人は三宅に大きく頷くと音もなくドアを閉めて退出していった。

「まずは乾杯と行こう。」
 三宅は一口キール・ロワイヤルを口に含むと咲織に唇を重ね、舌で唇を開かせて咲織の口の中に流し込んだ。 冷たい気泡が咲織の口の中で弾けて消えた。

「もっと欲しいか。」
「はい。」
 咲織は胸をときめかせて待った。 その唇に再び三宅の口から金色の液躯が流し込まれる。 咲織はうっとりとそれを飲み込んだ。 人目はもう気にもならなかった。

『美味しいです。 もしかして、今日はずっとご主人様から口移しで食べさせていただけるのですか。 それなら、どんなにか嬉しい事でしょう。 何時だって目隠しされて、手の自由を奪われたいほどに。 人前でキスなんて恥ずかしいと思っていたのに・・・。』
 
「口を開けろ。」
「は、い。」
 咲織は親を待つ雛鳥のように唇を開いた。 そこへ三宅が赤ピーマンのムースをスプーンで掬って差し出す。 咲織はスプーンを咥え啜った。 

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☆ その223=レストランでドレスを。

「次はフォアグラのパテだ。」
 その声に咲織は三宅の方を向き、ぽってりと唇を開いて待った。 

『あっ、スプーンじゃなくて、今度はご主人様の指に。 美味しい。』
 咲織は三宅の指に舌を搦めて美味しそうに舐め取った。

「もっと舐めろ。」
 三宅は咲織の口の奥まで指を突っ込んだ。 咲織は噎びそうになりながらも、三宅の指の股まで唇と舌を使って丁寧に舐めていく。 

「旨いか。」
「はい。 美味しいです。 とても。」 

「おまえが舐めた指が他の男の指だとしたら、どうだ? それでもやはり旨いものは旨いだろう。 なぜならおまえは婬乱だからだ。」
「ち、違います。 ご主人様だから。 大好きなご主人様だから。 他の人だったら・・・、そんなこと、考えることもイヤです。 そんな事を言って虐めないで下さい。」

「生憎、俺は虐めるのが好きなサディストだからな。」
 三宅は咲織の頤から胸の深い谷間へと指を降ろしていった。 咲織は背を反らせ、喘ぐ。

「感じるんだろう。」
「はい。 感じます。」
 三宅はドレスをぴんと張らしている咲織の乳首を爪弾いた。 咲織はぴくんと震える。
  
「感じたのは何故だか判るか。」
「ご主人様が触れてくれたから。」

「違う。 今触れたのはここの支配人かも知れない。 それでもおまえは感じたはずだ。 おまえは目隠しをされて誰が触れたかも次に何をされるのかも判らない、腕の自由を奪われて誰がおまえに触れようと抗えない。 そして、服は着ていてもその下は剥き出しの裸だ。 簡単に恥ずかしい場所を見られるし、触れられる。 両の手足は枷を填められ、首には犬のように首輪を付けリードで繋がれている。 誰が見ても奴麗と判る。 だから、感じるんだ。 おまえに触れる手が誰の物でも、おまえを犯すのが誰であっても、おまえは感じる。」
「ち、違います。 ご主人様が触れて下さるから・・・。」

『誰が触れても感じるなんて、そんなことは、そんなことは絶対にあり得ません。 ご主人様が触れて下さってると思うから反応するだけです。 他の人だったら、そう思うだけで感じるどころか鳥肌が立ちます。 全然違います。 本当に。』

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☆ その224=どうして嫌いになれないの。

「いいか、良く覚えて置け。 おまえが今、普段より、今までより遙かに感じてしまうのは、俺の奴麗だからだ。 俺の奴麗だからこそ、俺にされるがままに目隠しをされ、手の自由を奪われているのだろう。 何の抵抗もせずに。 そして、奴麗だからこそ、そんな姿で人前に出ている。 違うか。」

「そうです。 ご主人様がされることだから、私は従っています。」 
 咲織は、きっぱりと言い切った。 三宅は咲織のドレスの脇口に手を滑り込ませ、胸の蕾を結んだニップルチェーンを揺らした。 咲織は頬を染め、唇を噛んで声を押し殺す。 ドレスを持ち上げている胸が大きく上下する。

「そうだ。 おまえは俺の奴麗だから、自由を放棄し、目を閉じて全ての感覚を性に向けて研ぎ澄ましている。 だからこうして感じるんだ。 俺ではなくとも誰が触ろうと誰に玩ばれようとおまえは感じる筈だ。 それは俺の奴麗だからだ。 俺の奴麗だからこそ、その躯を玩ばれるのだから。 大事なことは、誰の手で感じるかじゃない、俺のために俺の奴麗だから感じると言うことだ。 おまえは俺の奴麗でもないのに、後ろ手に縛られ目隠しをしたままレストランに入るのか。」
 三宅は話している間も、ニップルチェーンを指先でひっぱり、敏感な乳首の根本に刺激を送り続けていた。 咲織は躯を巡る疼きにただ耐えていた。

「いいえ。 ご主人様がそうしろと仰ったから・・・。」
 咲織の声は上擦って、今にも喘ぎだしそうだった。
「俺の奴麗になったと言うことは、俺に全ての自由を渡したと言う事だ。 だから、人前で縛られ、こうして玩ばれている。 誰が玩んだとしても、おまえは感じる。 それはそもそもおまえ俺の奴麗だからだ。 おまえには感じることさえ拒む自由も権利も無い。 それが奴麗だ。」

 咲織は首を振った。 目隠しの隙間から涙が頬を伝っていた。

『まさか、いつか私の躯を誰かに触れさせると、玩ばさせると仰るのですか。 それだけは、それだけは嫌です。 どんなに辛くても、どんなに痛くても、どんなに恥ずかしくても、ご主人様のされることなら、咲織は耐えてみせます。 でも、他の人の玩具にはなりません。』  

「判らないようだな。 奴麗になった以上おまえは俺の物であって、おまえの物ではない。 だから、もし誰に玩ばれようと誰に見られようと、俺の物であることに変わりはない。 誰かの物になるわけではない。 結局は俺が玩び、俺が愉しむんだ。」

『私はご主人様の物。 でも・・・。 判りません、私には理解できません。 ただ、判っているのはご主人様が好きだと言うこと。 こんな酷いことを宣言されてもまだご主人様を嫌いにはなれないと言うこと。』

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☆ その225=奴麗は愛して貰えないのですか。

「聞きたい事がある。 本当におまえは俺の奴麗でいいのか。」
「はい。 それは間違いがありません。」
 咲織はすぐに答えることが出来た。

「そうか、じゃあその気持ちの証として、今ここでそのドレスを脱ぎなさい。」
 咲織は聞こえた言葉が真実とは思いたくなくて、三宅の方へ怯えた顔を向けた。
「簡単なことだろう。 首の後ろのリボンを外すだけだ。」
 三宅は立ち上がり、咲織の背中に回した両手を繋ぐ手枷の金具を外した。

「さあ、俺の奴麗でいいと言うなら、そのリボンを外して、人前で胸を露わにしなさい。
 胸だけなら、公然猥褻罪にはならない筈だ。 なったとしても、捕まるのはあくまでおまえだが。」
 静かな冷たくも感じる声だった。

『覚悟を見せろと仰るのですね。 ご主人様の奴麗としての覚悟を、今、ここで。 人前で胸を露わにすると言う辱めを自ら受けることで。 あぁ、もし、もし私が裸になれなかったら、その時は・・・。 お捨てになるのですか。』

 咲織は冷房の良く効いた部屋の中で一人上気し、手には汗を握っていた。 背後に回した腕を固定する金具は外されたと言うのに、咲織は精巧なフィギュアの様にその場に固まり、誰かが動かさない限り、自分では動けそうになかった。

「俺の奴麗になると言う意味が、初めての晩には判らないまま奴麗になってしまったのだろうが、今は良く判っているだろう。  その上で、もう一度おまえの覚悟が聞きたい。 今なら、まだ普通の愛らしい娘に戻れる。 素敵な男性と恋をし、愛を育む事が出来るだろう。 それほどまでの美貌と知性だ、人も羨む人生を歩むことは難しいことではないだろう。」
 三宅の着けた煙草の煙が咲織の鼻孔をくすぐった。

「俺は知っての通り冷酷なサディストだ。 いつか普通に愛されるんじゃないかと期待しているなら無駄なことだ。 逆にいつか、おまえを壊してしまうかも知れない。 おまえは確かに美しい、愛くるしいまだ少女だ。 だが、俺にとっては最高の玩具と言うに過ぎない。 美しい故に壊さないかも知れない、だが、美しい故に日々玩び壊してしまうかも知れない。 その時には、奴麗を止めることなど出来ない躯になっているだろう。 二度と普通の恋など出来ない変態マゾになり果てているだろう。 多分、今しかない。 おまが俺の奴麗を辞められるのは。 どうだ? それでも俺の奴麗になってくれるか?」

『どうして、どうして、そんな怖いことを・・・。 壊すなんて、後戻り出来ないなんて。』 
 咲織は身じろぎも出来なかった。 三宅の顔を伺い知ることもできなかった。 時が幾千もの針を含んで咲織を刺し貫きながらじりじりと過ぎていく。  
「私を、奴麗の私を愛しては頂けませんか?」
永遠の時の幕を切り裂く様に咲織は聞いた。

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☆ その226=曝け出された胸。

「おまえは美しい。 完璧だと言っていい。 おまえ程の娘は何処を探しても見あたるまい。 まして、マゾ奴麗になってくれるなんて、本当に僥倖以外の何物でも無いと思う。 いつか愛する日が来るかも知れない。 いや、今でも愛しているかも知れない。 だが、それはあくまでマゾ奴麗であるおまえをだ。 子供が玩具を愛するのと同じ。 おまえの人格を認めてのことではないし、普通の人間として愛する訳でも無い。 そんな事は俺には出来ない。」

『あぁ、どうして、そんな辛いことを。 でも、これはご主人様の優しさ、ご主人様の誠意。 例え、愛されなくても、お側にいられるなら、ご主人様に楽しんで頂けるなら、ご主人様の笑顔が見られるなら、それで私は・・・。』

 咲織は胸が痛いと言う言葉が単なる比喩ではないことを知った。 鞭よりも三宅の言葉の方が、その冷たい言葉の中に埋められた優しさの方が遙かに痛かった。 この痛みの何処を探しても何の快感も開放感も見いだすことは出来なかった。

「ご主人様は、今でも私を奴麗にしたいと思っていらっしゃるのですか。」
「もちろんだ。 さっきも言っただろう。 おまえほどの玩具はこの世にない。 欲しいと思わない男など、ましてサディストならば、絶対に何処にもいない。」
暖かい声だった。 

「どうして、改めて今、そんなことをお聞きになるのですか。」
「壊すからだ。 おまえを、壊したいからだ。 このままでは多分、この旅行中に壊さずにはいられないからだ。」

「黙って、壊して下さればよかったのに。 恨む事なんてなかったのに。」
 咲織は泣いていた。 涙がドレスを濡らした。 それは普通の恋に憧れる少女への訣別の涙だったと後から判った。

「嫌だと言ったら、そうしたらご主人様は・・・?」
「おまえの人生を狂わせるだけの俺は、もうおまえの人生には現れない積もりだ。」

「嫌です。 会えないなんて・・・。 鞭より辛い・・・。」
 咲織は背中で固まったままだった手が動くのを感じた。 首のリボンを解こうとしている自分の手を遠くから見ているような気がした。

『ご主人様に会えないなら、ご主人様を失うなら。 私にはそれ以上に失う物など最初から何も無かった。 恥も外聞も何も。 何もかも失ってもいい。』 
 
 気づくと、咲織はドレスのリボンを外していた。 涼やかな外気が剥き出しの柔肌を刺し貫いた。
 
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☆ その227=心遣い。

 また、咲織の瞳に涙が溢れた。 それは羞恥の涙だった。 人前で愛する人にだけ見せるべき物を見せてしまった、また一つ慎みと言う名の大切な物を喪失したことへの涙だった。

「良く決意してくれた。 それでこそ俺のマゾ奴麗だ。」
 三宅は立ち上がると、背後から素裸の咲織の豊かな膨らみを鷲掴みにした。 その涙に濡れた頬に唇をつけ、頬を濡らす涙を啜った。 そのまま唇は激しく咲織の唇を吸った。 舌を絡ませ、咲織が千切れるかと思うほどに吸い込んだ。 咲織の頬が涙に濡れなくなるまで、三宅は咲織を抱き締めていた。 

「目隠しを取りなさい。 人前で胸をはだける恥知らずな娘の顔を見て貰え。」
 椅子に戻った三宅はいつもの冷たい口調で命じた。 
 
『あぁ、何処まで私に辱めを。 酷い、酷い。 酷いご主人様。 顔が見えなければ、まだ耐えられるのに。 私を見て冷笑している人達の顔が見えてしまう。 それでも、私はご命令に逆らえない。 もう、どんな目に遭っても、例え壊されても奴麗でいると誓ったのだから。』  

咲織は目を覆っている黒い厚布を取った。 三宅の楽しそうに笑った顔が見えた。 

「えっ。 ここは? 個室? ひ、酷い、ご主人様ったら、もう・・・。」
 
『わざと私の決意を試すためにご主人様は個室だと言わないで。 人前だと思わせて。 あんなに、あんなに恥ずかしくて死にそうだったのに。 酷いっ。 でも、ご主人様の心遣いが嬉しい。』

 咲織は再び瞳に涙を溜めながら、怒った様な顔に微笑みを湛えて三宅を見た。

「人前で脱ぐ気になるのだからな、おまえはやっぱり露出狂の変態マゾだ。 窓から陽光が降り注ぐ赤と黒のモダンなこの部屋の中で、おまえのヌードはなかなかに絵になっていた。 シュールでもあるかな。」  
 三宅は愉しそうに笑っていた。 咲織もつられて微笑んだ。 

「本当に意地悪。 そんなに見つめないで下さい。 恥ずかしいです。」
 そう言う咲織の顔は晴れやかだった。
「だったら、もうドレスを着たらどうだ。 それとも支配人にも見せてやるか。」
 咲織は頬を羞恥に染めながら唇をつんと突き出して三宅を睨むと、ドレスを整え首の後ろでリボンを結んだ。  
「食べ始める前に、おまえに言っておかなきゃいけない事があるんだ。」
 三宅の顔はもう笑っていなかった。

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☆ その228=処女?私が?

「はい?」
「おまえはまだ処女だ。」
 三宅はぶっきらぼうに言った。 

「まさか。」
「本当だ。 まだ、奪っていない。 もしかしたら、勘違いをしているんじゃないかと思って念のために言ったまでだが。」

「だって、あの時、確かに出血しました。 だから・・・。」
「あれは、おまえのまだ弱い粘膜をこの指で擦りすぎたための擦り傷に過ぎない。 俺はおまえのヴァギナの中に入った事は無い。 指一本も。」
 三宅は笑いを押し殺したように言った。

「どうして、今それを?」
「うん。 ある意味、俺のためにせっかく処女でいてくれたんだからな。 後戻りをしないという決意を聞いた上で奪いたかった。 それに、なし崩しで奪うんじゃなく、ちゃんと女になるんだとおまえの覚悟が出来ていることが大切だと思った。 喜べ、生涯忘れられない記念日になるように、たっぷりと虐め抜いてから奪ってやる。 期待していい。」

『もしかして、ご主人様が、さっき、奴麗でいいのかと覚悟を聞かれたのは私が処女だったから? 今まで奪わなかったのは、ご主人様の優しさ、それとも・・・。 とても、とても怖いです。 でも、とても、とても嬉しいです。 こんなに大事にされて、こんな素敵なホテルで。』

 咲織の胸は甘い想いで詰まった。 暖かい涙が零れた。
「嬉しいです。 大切にして頂いて。 一生忘れられない記念日になりそうです。」
「嬉しいか、思いっきり苦痛と屈辱を与えられるだけなのに。 本当にとんだマゾ奴麗だな。 だが、勘違いするな、今日までおまえの処女を取って置いたのは俺が破瓜をたっぷりと味わい、愉しむためだ。 美味しい料理はゆったりとそれなりの準備をして味わわなくてはな。 慌てて食べては勿躯ない。 ディルドゥの調教もそのための下ごしらえだ。」 
 冷酷な口調とは裏腹に三宅の眼は優しく微笑みかけていた。

「さあ、前菜を平らげよう。 支配人が待ちかねている。 それとも、厳しい調教への期待に疼いて食べる事もできないか。」
「そんなことありません。」
 咲織は甘えた瞳で三宅を睨むとフォア擬らの赤ピーマンのムースに取りかかった。 鱸のポアレのメインからヘーゼルナッツのチョコレート泡雪掛けを平らげるまで、二人は初めてのデートを迎えた恋人達の様に好きな映画や趣味の話をした。 
「手を後ろに回しなさい。」
 三宅が恋人の時間に終わりを告げた。

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☆ その229=公道で?

 咲織は再び両手の枷を後ろ手に重ねて留められ、首輪に大型犬用の太いリードを填められた。 三宅はそのリードの先を持ち、リードを引っ張って咲織に立つように無言で指示をした。

「あの、目隠しは?」
「来る時は、見えなくて不安だったろう。 今度はおまえを見る人達の呆れ果てた顔を見て、マゾ奴麗であるおまえがどんなにか世間から蔑まれるべき人間かを知るがいい。」
 三宅に首輪に繋がったリードを引かれ、後ろ手に自由を奪われた咲織は転びそうな躯を三宅について前に進めるのがやっとで、逡巡する余裕も与えられなかった。

「三宅様、伝票にサインをお願いいたします。」
 出口脇のカウンター前で支配人が声を掛けてきた。 まるでそこに咲織が存在しないかのように真っ直ぐに三宅だけを見ている。 三宅はリードの先をカウンターに置くと渡された伝票に丁寧にサインをして返した。 そのほんの僅かな時間が霧氷の様に咲織の胸を凍てらせる。 

「ありがとうございました。」
 深々と頭を下げた支配人に送られて三宅は咲織に繋いだリードを手にレストランを出た。 フロントマン達のあからさまな見て見ぬ振りを背にロビーを抜け、陽光に満ちた外に出た。  
 
 二人の泊まっているヴィラへと続く階段の前で三宅は歩を止めた。 リードを引っ張り咲織を近づけさせる。 咲織の戸惑う瞳を無視して、三宅はその背後に回るとドレスを止めている首のリボンを外してしまった。 咲織の胸を包んでいた絹が柔らかに下に落ち、豊かな膨らみがたわわにまろび出た。

 桜色の乳首を繋ぐ金の鎖と先端の赤いクリスタルが陽を浴びてキラキラと瞬いている。 両手の自由を後ろで奪われた咲織は為す術もなくただ俯いて、慄いていた。 細い肩が微かに震えている。 三宅はさらにドレスを掴んで引き下げた。 絹のドレスが咲織の黒い革枷で縊られた足首に小さく纏わり付き、咲織は裸身を陽の下に晒した。 すんなりと伸びた脚の付け根で赤いクリスタルが妖しく煌めていた。 

『こんなところで、全裸に。 あぁ、両手で隠したい、しゃがみ込みたい。 ご主人様に抱きつきたい。 でも何も許されない。 いくらホテル内の道でも誰か来たら。 どうしよう。』

咲織は肩を震わせて泣き、三宅を見つめる。
 
「片足を上げなさい。」
 その言葉に素直に片足を上げた咲織の足元から三宅は小さくなったドレスを引き抜いた。 
  

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☆ その230=足枷に鎖を。

「裸で居るのは頼りないだろう。 こんな小さく薄いドレスでもおまえを、おまえの心を外部から守る力は大きなものだな。 不思議な物だ、人は裸で生まれてきたのに産着を着せられた瞬間から布きれに守られていないと不安で仕方がない頼りない存在になってしまう。 俺の前ではおまえは文字通り身も心も裸でいろ。」
 三宅は再び咲織の首に繋がったリードを引っ張って歩き始めた。

『どんなに恥ずかしくても、辛くても、私にはご主人様に付いて行くことしかできない。 ううん、付いて行きたい、行けるところまで。』

 咲織にはヴィラまでの僅かな道のりが果てしなく遠い荊の道に思えた。 目の前に見えるヴィラの扉が咲織を拒絶する天国の門の様に霞んで見える。 頼りなさと恥ずかしさで血が逆流した。 沼地を歩いている様に足元が覚つかず、重かった。 

 三宅がヴィラのドアを開け室内に足を踏み入れると、咲織はその胸に裸の躯を飛び込ませた。 三宅は華奢なその肩を抱いて言った。
「すぐに抱きついて。 欲しいのか。 全く婬乱な奴麗だ。 頭の中はエロばっかりか。」
 三宅の腕の中で咲織は哀しげに首を激しく振った。
 
「これから好い声で啼き続けて俺を愉しませてくれよ。」
「こっちに来い。」
 三宅はリードを引っ張って咲織を天蓋付きの巨大なベッドの前に立たせた。 咲織は息が詰まりそうな緊張で躯を強ばらせて立ちつくす。
 
「脚を開け。」
「返事は?」
 咲織は口から溢れそうな不安の為に声を出せない。 ただ命令に従って脚を怖ず怖ずと開いていった。 後ろ手に腕の自由を奪われた躯がバランスを失い蹌踉ける程に脚を開いても三宅はもっと開けと強い眼で命じている。

『もう、限界です。 これ以上は倒れてしまいます。』

 咲織は雨に濡れた捨て猫のような瞳で三宅の顔色を窺った。 開かれた咲織の股間で赤いクリスタルが揺れた。 その振動が咲織の敏感すぎるクリトリスに伝わる。 咲織は唇を噛み頸を仰け反らせた。

 三宅はキャリングケースを開けると鎖を取り出し、咲織のか細い足首に巻かれた足枷の金具に繋いだ。 その片方の端を天蓋の柱の根本に巻き付けて止めた。 三宅はもう片足の枷にも鎖を取り付けると強い力で引っ張って、やはり柱に繋ぎ止める。 直角以上に脚を拡げられ、倒れまいとして咲織の引き締まった裡腿がふるふると痙攣する。

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☆ その231=滴る血を。

「ここが辛いか。」
 三宅は咲織の躯を支えながら痙攣している内腿をさわさわと撫で上げる。 緊張の中にくすぐったさが拡がって咲織の官能が再び目覚めた。 力を無くした咲織の上体を片腕で支え、三宅はニップルチェーンで殊更に飾られた咲織の乳房に咲く蕾を口に入れた。 舌の先で包む様に転がし、軽く唇で噛んだ。 甘い息が咲織の喉を震わせ始めたのを見て三宅は色素の殆ど無い乳暈ごと躯の内から血が滲み出るまで強く吸った。 

「うっうぅん。」
 咲織は眉根を寄せて胸から伝わる痛みに耐えた。 そのままなら間違いなく痛みとして伝わる三宅の行為が、躯の奥深くを通る間に熱い歓びの波となって咲織の心に響いてくる。

『どうして。 どうして間違いなく痛いのに、こんなにも嬉しいのは。 止めて欲しくない、もっともっと強く吸って欲しいと思うのは。 どうして。 私がマゾだから。 ううん、それは私がご主人様を好きだから。 誰だって、誰だって好きな人にこんなに情熱的にされたら嬉しいに違いない。』

「うぎゃぁぁぁぁ。」
 三宅が柔らかに盛り上がる咲織の白い乳房を歯を立てて強く噛んだ。 肉ごと噛み千切られるのではないかと言う本能的な恐怖が激痛と共に咲織を襲う。 激痛から逃れようと咲織は渾身の力で藻掻いた。 だが、咲織の必死の努力は後ろ手に革枷で留められた両腕を虚しく突っ張り、両脚を繋ぐ鎖をじゃらじゃらと鳴らしただけに終わった。 その間に咲織の口から吹き出すの火の様な悲鳴に官能の蜜が混ざり始める。  

「おまえは俺の物だ。」
 三宅の語気は強かった。 三宅はまだ息も荒い咲織の頭を起こし、傷ついた胸を指さした。 手練れが作った白磁のお椀のような咲織の左胸にくっきりと三宅の歯形が赤く標されている。 その標しの端から今にも血が珠となって溢れ、咲織の深い胸の谷間に沿って静かに伝い始める。 その赤い粒は次々と咲織の躯を縦に割り、剥き出しの秘裂へと流れ込む。 やがてそこから揺れるクリスタルを伝って、ぽたぽたと木の床に垂れ始めた。 

『あぁ、ご主人様の歯形がこんなにくっきりと。 ご主人様自身で付けられたご主人様のお標し。 私はご主人様の物。 ご主人様の奴麗。 この標しの様にずっと。』

 咲織の中で歓喜の珠が弾けようとしていた。 躯の奥底から痛みを押し退けて悦びが満ちてくる。 その動きを咲織は自然に受け入れようとしていた。

 三宅は咲織の白い肌を鮮やかに彩る赤い血を胸から下へと啜っていった。 高熱でも発せられているかのように、三宅の唇が触れる咲織の肌が燃え立つ様に感じられる。

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☆ その232=波にさらわれて。

「はぁぁぁん。」
 咲織は三宅の唇が触れる肌を頂点にして躯を反らせ、甲高く啼いた。 

『ご主人様の唇が熱い。 肌を貫いて躯の芯まで燃えてくる。 感じる。 慈愛を。 幸せを。 このまま、燃えてしまいたい。』 

 三宅は咲織の背を静かにベッドの端に預け、鎖で開かれた脚の間に身を置いた。 血で赤く濡れた咲織の秘唇ごと口に頬張り、舌で柔らかく舐め取っていく。    
    
「はああぁぅぅぅ。」
 悲鳴とは異なる甘美な鳴き声が咲織の口から漏れてくる。

『抱き締めたい。 ご主人様を抱き締めたい。 もつともっと躯中でご主人様を確かめたい。 腕が動けば。 あぁ、どうして縛られているの。 どうして抱き締められないの。』

 咲織は無意識の裡に背中で括られた腕で三宅を抱き締めようと足掻いていた。 足掻くほどに三宅を求める気持ちが強くなっていく。 何時しか、その物足りなさが狂おしい程に辛くなる。 そして、心の希求なのか肉体の欲求なのかも判らなくなり、ただひたすらに三宅を全身が求めた。

「あぁぁぁぁん、あぁぁぁぁぁん。」
 咲織は三宅を求めて啼き続ける。 快感よりも飢餓感の方が遙かに強かった。 が、それを分かつことは咲織自身に到底出来る事では無い。 

血は疾うに止まっていた。 咲織の白い肌を汚すものは三宅の口で全て清められた。 それでも、三宅は咲織の肌を粘膜を舐め続けた。 胸に付けられた三宅の歯形を残して。 咲織は感悩の波に攫われながら、うっとりとその歯型を見詰めていた。 

「気持ち良さげに好い声で啼いていたな。」
 三宅はまだ強い余韻に翻弄されて大きく躯を捩り続けている咲織を無視して、その後ろ手に留めていた手枷の金輪を外し、足と同様に鎖を取り付けた。 そして、それぞれの鎖の端を天蓋の梁に括り付けていった。 胸を喘ぎに波打たせている咲織の躯はベッドの端に腰を当てて斜めに躯を倒され、X字に手脚を拡げられ固定された。 さらにその下に薄いビニルシートを拡げた。

「おまえのお陰で荷物が多くなってしまった。」
 三宅は苦笑いを見せると、キャリングケースから小型ビデオカメラを取り出し、咲織の前に三脚で固定すると、咲織の正面に置かれた大型液晶テレビに配線した。

「おまえもおまえが玩ばれる所を見たいだろう。」

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☆ その233=見せないで。

 三宅がテレビのスイッチを入れると、咲織のニップルチェーンで飾られた胸が、続いて無理矢理拡げられた脚の間で揺れるクリットチェーンの赤いクリスタルが大映しに現れた。 一際赤く濡れた花びらが秘裂を割って少しだけ顔を覗かせていた。 

「見ろ。」
 三宅は咲織の頭を無理矢理起こした。 咲織の瞳に婬靡すぎる自らの花びらが飛び込んで来た。 
「いやぁ。」
 背けようとする咲織の顔を三宅が掴んでそれを許さない。

『こんな婬らな姿をしているの、私。 濡れている。 滴るほどに。 見たくない。 でも、こんなものをご主人様は舐めてくれた。 嬉しくて、泣きそう。』

「卑猥だろ。 ほら、いやらしく涎まで垂らしている。 処女とはとても思えない。 なんて婬乱な奴麗だ。」
 そう咲織を貶めながら、その胸の桜の蕾を長い指で玩ぶ。 恥ずかしさに消え入りそうな中でも咲織は反応してしまう自分を罵った。

「おまえの白い肌には赤がよく似合う。 真っ赤に染め上げてやろう。 その様をよく見ていろ。」
 三宅は咲織に赤い蝋燭を見せた。 それは咲織の腕よりも太く咲織を威圧するのに十分な大きさだった。

『そんなものをどうするの? まさか、その炎で・・・。 そんなこと、そんなこと。 どんなにか辛いんだろう。 私は耐えられるかしら。 ご主人様は耐えなくてもいい、狂えばいいと仰るんだろうけど。 やっぱり怖い。 何処まで私は・・・。』

 咲織は先程までの愛撫の余韻も忘れ、恐怖に肌を凍らせた。 蝋燭に灯が点された熱が頬に放射する。 咲織は瞳を閉じた。 身が焦げるほどの熱さを覚悟した。

「ほら瞳を開けて。 おまえの肌が赤く焼かれる所を見なさい。」
 テレビには咲織の上半身とその上に明々と燃える蝋燭が映っている。 画面の中の蝋燭が傾く。 蝋の滴が紡がれる赤い糸のように咲織の真白な胸に向かって伸びていく。 赤い蝋の糸は咲織の肌に達して赤い玉を拡げ深い谷間に流れ込んでいった。

「ぎゃあああああ。」
 熱いと言うより、錐で肌に穴を開けられ肉に突き刺さる様な痛みが咲織を貫いていった。 逃れようと必死に身を捩った。 頼りなげな腕に力を入れ鎖を虚しく鳴らす。 胸は鞴のように熱い息を吹き上げた。

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☆ その234=鎖を引き千切らんばかりに。

「赤い滴が胸の谷間を流れていく。 おまえの肌には本当に赤が良く映える。 綺麗だろ。」
 三宅はぴしゃりと咲織の頬を打ち、テレビ画面を見るように促した。 頬を打たれた瞬間だけ、咲織は正気を取り戻し、画面を見た。 白い肌の上を流れる紅い川が確かに美しかった。 美しいだけに婬らだった。
 
「いゃぁぁ。」
 咲織は画面から顔を背ける。 
「どうだ。 そそられる光景だろう。 これから白い肌が赤い花で埋め尽くされいく。 愉しみだな。」
 三宅は咲織に炎の周りでたっぷりと堪った蝋液を見せた。 それは生き血の様に紅を湛えて透き通っていた。  

『あぁ、あの痛みがまた私を襲う。 耐えられない。 これ以上。 怖い。』

 咲織が恐怖に瞳を閉じた瞬間、蝋が咲織の肌を焼いた。 咲織は赤く燃える溶岩が咲織の肌を焼きながら、その下の肉を溶かし、躯内深く流れ込んでくる痛みに身悶え、同時に躯中を焼き尽くされる恐怖に戦いた。 焼け爛れた赤い溶岩は胸の谷間に溜まり、溢れて、丸い胸の縁を焼き尽くしながら、腹へと流れていく。 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織は熱さと痛みそして肌が焦げる恐怖に悲鳴をあげ続けた。 肌を焼く蝋から逃れようと鎖で宙に展翅された脚と手を虚しく動かし、鎖を鳴らして三宅をさらに悦ばせる。  三宅は蝋燭を咲織の胸の膨らみの右から左へと移動させながら、咲織の肌の上に隙間なく熱蝋を垂らしていく。 熱蝋は幾筋もの流れとなって咲織の白い肌に赤い樹状模様を造っていく。 流れる熱蝋が熱を咲織の躯に与えながら先に散った紅い花に出会い、一つになって血溜まりのように咲織の肌の上で固まっていく。 見た眼にも軟らかな乳房の上方は赤い蝋で塗り固められた。
「熱蝋の本領を味わうのはこれからだ。 しっかりと味わい、身悶えし、啼いて俺を愉しませなさい。」  
三宅は咲織の細腰に手を当て、上躯を水平になるほど反らさせた。 足が床を離れ、桜貝に飾られた爪先が虚しく彷徨う。 乱暴にニップルチェーンが外された。
「そら、味わえ。」
 三宅の手にした蝋燭から透明な赤い熱蝋が糸を引いて咲織の桜色の乳首に滴った。 見る間に赤い熱蝋は乳首を覆い尽くし、胸球の斜面を下って行く。

「うぎぃぃぃぃ。」
 つんざくような悲鳴を上げていた。 咲織は鎖を引き千切らんばかりに上躯を跳ね上げた。 それでも、手足の自由を奪われた躯では次々と襲いかかる熱蝋から逃れられようもない。 咲織は陵辱者にとってはこの上なく悦ばしい苦悶の踊りを舞い続けた。

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☆ その235=濡れてる?

 先ほどまで若い命を迸らせて輝いていた真白な咲織の乳房も、今は熱蝋に塗り固められ、赤い塑像と化していた。 熱蝋に熱蝋が積み重なり、赤い色が重みを増すにつれて、冷めていく熱蝋が肌を守り、身を焼く痛みに闇へと沈み込んだ咲織の意識が辛うじて浮上しかかる。 不自由な躯を相変わらずくねらせながらも、「ひっ、ひっ。」とか細く悲鳴が静まりかけた頃、その時を狙っていた三宅が残るもう一つの山の頂に咲いた小さな蕾に灼熱の蝋涙を垂らした。 
 
「あぎゃゃゃゃゃゃ。」
 前にも増して咲織は肌を焼く痛みに美しい顔を歪ませ、哀叫に細い喉を震わす。 しなやかな手脚をぴんと突っ張る。  
「はぁふ、はぁはぁ。」
 空気を絞り尽くした躯が酸素を求めて痙攣したように畝る。 畝りながら、肉の中まで染み込んでくる痛みに悲鳴を上げ続けた。 

 赤い溶岩は咲織のふくよかな胸を焼き尽くし、腹へ脇へと新たな生け贄を求めて流れていった。 もう咲織には何処を焼かれているのかも、何処が熱いのかも痛いのかも判らなかった。 全身が地獄の業火で焼かれている様な苦しみの中でのたうつしかなかった。
 白く光に満ちていた肌は腹部も下腹部までも赤い熱蝋に浸食され尽くしていった。 咲織は叫び声も嗄れ果て、ただ身をくねらせた。 人形の様に白かった顔は朱く苦悶に沈んで、悲愴さを纏い見る者の心を惹き付ける。
 それでも、薄らいだ意識が闇の奥底に仄かにちろちろと妖しい炎が瞬いているのを感じていた。 それは静かに火勢を増して肉を蕩かし、ふつふつと細胞を湧き上がらせる。

「あぅぅぅ。」
 突然、三宅に鎖で足首を繋がれ開ききった脚の間で隠し様もなく露わにされた秘部を片掌で押し包むように弄られ、痛みに対するのとは違う妖しい声を上げた。 三宅の指が秘裂を押し開き、過敏な粘膜花びらを見つけて玩ぶ。 

「熟練した奴麗でも辛いと言う熱蝋責めを受けて、こんなに濡らすとは。 おまえはどれだけ婬乱な雌奴麗なんだ。 見ろ。」
 三宅は、カメラを操作して咲織の秘部をアップにした。 濡れた赤い花びらの間で赤いクリスタルが妖しく光って揺れていた。 三宅がそのクリットチェーンを外した。 じんと痛いような血の流れを感じる。 

『恥ずかしい。 見ていられない。 私、濡れてる。 今にも滴り落ちそうなほどに。 あんなに赤く婬らに。 御主人様の言われるとおりに、私は婬らな女なのかも知れない。 あぁ、欲しい。 めちゃくちゃにして欲しい。』

「ほらクライマックスだ。 心しろ。」      
 三宅は聖火の如く燃えさかる蝋燭を掲げ、咲織の秘部めがけて傾けた。

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☆ その236=覚めやらぬ身に。

 炎で炙られ赤く透明に煮え滾った熱蝋が咲織の赤く潤んだ花びらさえ見せている剥き出しの秘部に降り注がれた。
  
「ぎぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織は柔腰が折れるほどしなやかな背を弓反らせる。 離れた窓を震わす程に高く絶叫した。 張り切った裡腿に筋が浮び、ぷるぷると痙攣する。 

「耐えろ。 耐えることしかおまえには許されていない。」
 三宅は断末魔の悲鳴をあげ続ける咲織に構わず、蝋燭を咲織の柔肌に近づけ、秘部を熱蝋で責め立てた。 熱蝋はどろどろと咲織の秘部の上に積み重なり、裡腿へそして菊華へと流れ込んでいく。 

 太腿さえ赤い溶岩に覆われた頃には、咲織はもはや悲鳴すらあげられず、ひくひくと躯をわななかせ、胸を荒く躍らせていた。 

「たっぷり、味わったようだな。」 
 三宅は蝋燭の炎を吹き消し、意識を亡くした咲織の傍らに腰掛けた。 満足そうに赤いトルソーと化した咲織を眺め、煙草に火を付けた。 煙草の煙が咲織の鼻を掠めても、咲織は殆ど反応しなかった。 死んだように鎖に繋がれた肢躯を重力の儘に任せ、宙にぶら下がっている。 時折、瘧を起こしたように、華奢な躯を震わせた。

 三宅は一服の間、赤い蝋に固められた哀れな少女の姿に見蕩れていた。 冷蔵庫からビールを取り出し、一息に喉に流し込む。 最後の一口を口に含むと、咲織に口移しで飲ませた。 無意識の裡にも咲織は小さな赤い唇をそっと開き、流し込まれた液躯を飲み下しすとさらに三宅の口を求めてふわふわと動いた。 三宅はその動きを無視して口を離した。 
 そして、三宅は無言で咲織の背に腕をかけて立たせると、手首の枷から伸びている鎖を天蓋横の梁から外し、咲織の頭上の梁に括り付けていった。 咲織はX字に磔になりながら、まだ暗い混沌の中にいた。 

『身を生きながら灼かれるように熱い、痛い。 ご主人様の仰るように味わうことなど出来なかった。 ただ暴れ回る苦しみの波涛に翻弄され続けていた。 ご主人様は何故あんなに酷いことを私に。 これからも、きっと・・・。 どうして、どうして。 到底、ご主人様の言う奴麗には成りきれない。』 

咲織はX字に磔になりながら、ぼんやりとした意識のままに瞳から涙を流し続けた。  「躯に着いた蝋を落としてやろう。」と言う三宅の声を遙か遠くに聴いた。 三宅の手に房鞭が握られているのを見ても咲織にはその意味さえ判らなかった。

「ご主人様ぁぁぁぁぁ。」
 赤い蝋に固められた胸の膨らみを三宅の鞭が痛打した。 ぱらぱらと咲織を覆っていた蝋が砕けて飛んだ。 染み込む痛みに無意識のまま咲織の躯が悲鳴をあげた。 咲織を留めている鎖が音を立てて揺れる。

 まだ意識の醒めやらぬ咲織をぱしっと再び鞭が打った。

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☆ その237=満足されるまで。

「あぅぅぅぅ。」
 咲織はがくんと細い顎を仰向け、哀鳴を吹き上げる。 咲織の躯に纏わり付いた赤い蝋が破片となって飛び散っていく。 咲織のふくよかな乳房が次第に剥き出しになる。 熱蝋で灼かれる前の艶やかな白い柔肌は朱い鞭痕が幾重にも重なり、押せば血を噴き出しそうに弱々しく見える。

『痛いです。 苦しいです。 辛いです。 ご主人様、もう許して。 咲織は壊れそうです。 もう耐えられない。 どうしてこんな酷い目に遭わせるの。 哀しいです。 哀しくて胸が塞がりそです。 抱いてください。 優しく抱いて下さい。』

 霞が掛かった意識の中でも咲織は三宅の姿を追い求め、その優しい抱擁を狂おしい程に夢見た。 

 「うぁん。 いゃぁぁぁっ。 痛ぅぅぅっ。」
 鞭打たれた瞬間、躯を圧する痛みに意識は飛ぶ。 その意識が戻らぬ裡に次の鞭が咲織の躯に容赦なく打ち付けられた。 今までの様に鞭の生贄は肉の詰まった尻たぼだけでは無かった。 それが何処でも、咲織の躯は全て三宅の自由にして良い物だと言わんばかりに鞭は咲織の躯を容赦なく咬んだ。 鞭音と共に咲織を覆っていた赤い甲羅はぱらぱらと剥がれ落ち、鬱血しピンクに染まった柔肌が剥き出しになっていく。
 熱蝋で灼かれ、房鞭に打たれた肌が燃えているかと思うほどに熱かった。 熱は咲織のゆっくりと着実に咲織の躯の奥底まで伝わり、じんじんと咲織の子宮が鼓動し始める。 
 
『痛いのに。 苦しいのに。 辛いのに。 躯が熱い。 もう、もう燃え上がりそう。 欲しい。 ご主人様が欲しい。 もう耐えられない。』

 咲織は涙と自らもそれとは気づかぬ肉欲に潤んだ瞳で三宅を見つめた。 三宅はその瞳に微笑みかけ、鞭を宙に鳴らした。 一拍を置いて、まだ赤い蝋の色濃い下腹部を厳しく打った。 

「ぎぇはぁぁんっ、あぁぁぁん。」
 咲織の啼き声が嬌めかしく響く。 身を貫く痛みに咲織はまるで打った者を婬惑するように鎖に繋がれた細っこい躯をくねらせる。 赤く燃える柔肌が今にも蜜を滴らせそうな熟れた果実を想わせる。 

『痛いです。 痛いです。 肌がひりひりします。 躯が燃えるようです。 どうか、どうか、もう助けて。 でも、ご主人様が打ちたいのなら、どうぞ、私を打ってください。 満足されるまで。 そして、その後でどうかご褒美に抱いてください。』
 
 咲織は想いを声に出すことが出来なかった。 次々と躯を襲う鞭の痛みのために、そして、思いを告げる事の懼れのために。 ただ、咲織は啼いた。

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☆ その238=ローターをそんなに。

 三宅は嬌声などに誤魔化されはしないとでも言う様にか細い躯をくねらせ、泣き続ける咲織を打ち続けた。 一打ち毎に咲織の躯は苦悶にのたうち、繋がれた鎖を鳴らす。 静かな部屋に鞭が咲織の肉を打つ音、咲織の悲鳴、鎖の鳴る音だけが響いた。 
 幾十もの鞭を受け、咲織の躯は紅い蝋の殻から脱皮し尽くしていた。 一点、大きく引き裂かれたすらりと伸びる脚の付け根を除いて。 熱蝋に灼かれ、鞭で打たれた柔肌は朱く火照り、艶めいた色香が妖しく立ち上っている。 涙に妖しく潤んだ大きな瞳は虚空を彷徨い、半ば開かれた桃色の唇は火のような喘ぎに戦慄いている。 

『感じている。 痛くて耐えられないのに。 涙を堪えられないのに。 躯が疼いている。 どうして。 どうして。 こんな酷い目にあっているのに。 どうして。 却ってご主人様が愛おしい。 狂おしいほどにご主人様が欲しい。 もう。 疼きに耐えられない。』 

「歯を喰いしばれ。」
 三宅が強く命じた。 咲織は痛みと謂われのない婬らな想いに朦朧としながらも三宅の声のままに口を閉じ、身を固くする。 

『また打たれる。 きっと私は耐えられない。 ご主人様、ご主人様。 お願いです。
どうか、どうか咲織を抱いて。 優しく抱いて。 ご主人様・・・。』

 ぴしぃんと三宅が打ちつけた鞭が咲織の下腹部に打ち当たり、湿った高い音を発した。 紅い蝋の残骸が砕け散った。 咲織は宙でくの字に躯を仰け反らせ、繋がれた鎖を引きちぎらんばかりに手足を硬直させる。  

「ご主人様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織は天を向いて一声、命を搾り出すように啼いた。 部屋に悲痛な啼き声が木霊する。
 数度がくがくと華奢な躯が壊れるほどに震わせると、その躯から全ての生気が抜けていった。 咲織の躯は両手を繋いだ鎖にだらりとぶら下がり、糸の緩んだマリオネットになつた。 
    
 静かな部屋で荒い咲織の吐息だけが聞こえる。
「いったか。」
 三宅は独り言ちると、キャリングケースから小さなローターを幾つか取り出した。 熱蝋と鞭を受けてたわわに熟れた桃の様に彩づいた乳房の頂きで今は陥没しかけている小さな蕾の上にローターを置き、咲織が買ってきたテーピング用テープをぺたりと張り付けた。 さらに鎖で足首を繋がれて無意識の今も大きく開かれたままの股間でうっすらと桜色に色づいた秘裂を指で開き、桃色に濡れたベールの下に隠れている秘芽の上にもローターを押し付けて無毛の股間にテープで留めた。   
「もう一か所も可愛がってやろう。」
 三宅は咲織の菊華にクリームを塗り込み、数個の団子が重なった様なバイブを押し込んでいった。

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☆ その239=展翅された蝶の様に。

「あ、うっ。」
 咲織はぽってりと濡れた唇から熱い吐息を漏らしながら、瞳を開けた。 ふわふわと定まらぬ瞳で三宅を探した。 ようやく後ろに立っている三宅を見つけ、安心したのかまた静かに混沌に落ちていく。

 三宅は冷蔵庫から缶ビールを取り出すと、咲織の傍らに椅子を持ってきて腰掛けた。 煙草に火を付け、ビールをグラスに注ぐ。 磔られた咲織の煙るような裸躯を満足気に眺める。 華奢と豊満、幼さと妖艶さ、見た者の誰しもが守りたくなる捨てられた子犬の様な可憐さと男の本能を呼び覚まさずにはおかない婬靡さが入り交じった裸躯が鎖で縊られて、三宅に陵辱される時を待っていた。 三宅はビールを呷った。 

 手元の4つのコントローラのスイッチを一つ一つ入れていった。 小さなモーターの回転音が虫の羽音のように聴こえる。 テレビには咲織の秘部のふっくらとした桃色の肉ががローターによって微かに震える様が大きく映っている。 

「あぁん。」
 咲織の口から甘やかな吐息が漏れ始める。 か弱い躯が虚空に揺れる。 喉を伸ばし、空気を求めて唇を開いた。 責め続けられた柔肌に生気が蘇り、輝き始める。 

「あっ、あっ。」
 ひくひくと胸を躍らせ、ゆっくりと瞳を開いた。 その瞳に目の前のテレビに映った自らの蠢く秘部が飛び込んで来る。 
「よく見ろ。 おまえのいやらしいおまんこを。」
 三宅がわざと下卑た言い方で咲織の羞恥を煽る。 

『映っているのは私の・・・? 私、どうしていたんだろう。 躯中に蝋を垂らされて、鞭で打たれて、それで私は気を失っていたの? そして、今は一体? なんか変。 躯の芯が熱くなってくる。 あぁ、感じてる。 どんどん、大きくなってくる。 駄目。 たまらない、気持ちいい。 もっと、もっと欲しい。 どうしよう。 変になってる。 まだ鎖で繋がれて、あぁ、恥ずかしい。 ご主人様が嗤ってる。 一人で勝手に感じてる私を。 じんじんとしてくる。 腰が揺れる。 立っていられない。 脚の付け根が痛い。 映ってる、私の・・・。 恥ずかしい。 声が、声が出てしまう。 ご主人様、お願いです。 止めて、私をなんとかして。』

「あっ、あっ、ぁぁん。」
 咲織が嬌声をあげる。 まるで三宅を誘うように、哀切な啼き声を上げ続ける。 堪らないと言う様にしなやかな脚はぴんと伸び、丸い踵が床を離れた。 
「気持ちいいのか。 全裸で鎖で両手両足を拡げられて、そんな状態で感じるとは、呆れた婬乱だな。」
 三宅は咲織を罵倒すると、全てのコントローラを強めていった。

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☆ その240=羞恥に頬を染めて。

「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁんんんんんん。」
  二つの感じやすい桃色の乳首、隠された場所にある女性の最も弱く敏感な秘芽、そして普通の女性なら生涯外部からの侵入などあり得ない女の感器と薄い粘膜を隔てただけの腸壁、その全てから一度に強烈な刺激が押し寄せた。 咲織は驚き、戸惑い、そして今まで辛うじて耐えていた堰が決壊した。 咲織は甘く切ない啼き声を高らかに奏でた。 

 先ほどまで熱蝋と鞭で責め立てられ半ば気を失っていた咲織は、強い官能の刺激でいきなり揺さぶり起こされた。 そして、意識が状況を把握し、思考を始める前に快楽の困惑に突き落とされた。 咲織の意識が何かを、大事な何かを考えようとするのに、四カ所から攻め寄せる刺激がそれを許してはくれない。

『あぁぁぁ、感じる。 感じる。 もう、とろけてしまいそう。 欲しい。 欲しい。 まだ知らないもの。 この先にある快楽。 ご主人様が欲しい。』

 咲織の鎖で自由を奪われた華奢な躯が許される限りにくねり、波打つ。 がちゃがちゃと鎖が震える音が響いた。
     
「おまえは何だ?」
 三宅が咲織のふくよかな胸をぴしゃりと叩いて鋭く聞いた。
「うっ。 私はご主人様の奴麗です。」
  痛みの衝撃が打ち寄せ続ける感悩の波頭を砕く。 咲織はそう言うのが精一杯だった。

「そうだ。 その奴麗がご主人様に奉仕もせず、勝手に感じまくってていいのか。」
  三宅がまた咲織の胸を打った。
「だって、だって、ご主人様がいっぱいローターを私に・・・。」
  咲織は躯を飲もうとする感悩の波の前で殆ど泣いていた。

「何が、だってだ。 奴麗には言い訳など許されない。 ただ命令に従うだけだ。」
  三宅は咲織の胸の膨らみを強く摘んで捻り上げる。
「あぅっ。 あぁぁ。 でも、でも、お尻を・・・。 胸を・・・。 ぁぁぁんん。」
「尻をバイブで掻き回され、乳首とクリをローターで責められて聞けない程感じるだな。」
「あぁぁぁ。 そ、そんな。」 
「そんなって、そうなんだろう。 違うのか。 感じているんだろう、ローターで。」
 三宅は咲織のつんと尖った顎をぐいと掴んだ。 
「は、はい。」
 咲織はそう言って、羞恥に頬をぱっと染めた。 恥ずかしい事を告白させられた哀しみからか、三宅の言う通りに機械に感じさせられる自分の躯を恨んでか、大きな瞳から大粒の涙を零した。
「そんなにローターやバイブが好きか。 なら、いつも尻に刺しているバイブで処女を奪ってやろうか?」

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☆ その241=女にしてください。

「い、いやぁ。 それだけは。 どうか、どうか、処女はご主人様の・・・。」
 その先は言いたくても、恥ずかしさが勝って言葉には出来なかった。 三宅に躯の全てを晒し、鎖に繋がれて鞭を受け、アヌスを犯され、精液を歓んで飲む奴麗ではあっても、咲織は恥じらう少女だった。

「俺の何だ?」
「ご主人様の・・・。 ぁぁ、言えない。 許してください。」
 咲織は羞恥に柔肌を染め、鎖の下で身悶えした。

「何を許すんだ?」
「あぁぁ。 判ってください。 どうか、どうか。 咲織はご主人様が、ご主人様の事が大好きなんです。 ご主人様にこの躯を捧げたいんです。」

「バイブで処女を奪っても、俺にその躯を捧げた事になるぞ。 バイブを使うのはこの俺だからな。」
「意地悪ぅ。 ご主人様の意地悪。」

「当り前だろう。 俺はサディストだ。 奴麗を虐めるのが大好きなサディストだ。 これで処女を奪うのも面白いかもしれないな。」
 三宅は手にしていた鞭の柄を咲織の秘唇に押し当てた。 その圧力を徐々に強めていく。 咲織の美貌が引き攣り、唇がわなわなと震えた。
「いゃぁぁぁぁ。」
 鞭の柄の圧力が痛みに変わり、咲織は破瓜の恐怖に震えた。   

「何が嫌だ? 何をされても文句が言えないのが奴麗だろう。 おまえの躯はおまえの物ではなく、この俺の物だ。 俺の物をどう扱おうがそれは俺の勝手だ。 違うのか。」
 三宅は秘唇に鞭の柄を押しあてたまま、咲織の乳首を捻り潰した。
「ぎゃぁぁぁぁぁ。 ゆ、許してください。 抱いて、抱いてください。 どうか、どうか、ご主人様の手で、咲織を女にしてください。」
 乳首が潰される痛みに下から咲織は言葉を噴き上げた。 言い切ると羞恥からか、貌を背けた。 華奢な躯がぶるぶると震えていた。 たわわな胸が切なげに戦慄いていた。

「俺の手で女にするとはどういう事だ?」
「あぁぁ。」
 三宅の掌が優しく乳房を撫でまわした。 その優しさは今の咲織にはどんな凶器よりも痛かった。 咲織の辛うじて張っていた最後の糸がぷつりと切れた。 

「ご主人様の、ご主人様のおちんちんで咲織を女にしてください。 どうか、どうか。」
 ひっくひっくとしゃくり上げながら、咲織は血を吐く様に言葉を吐き出した。
「そうか、俺のおちんちんが欲しいんだな。 バイブでは無く。 それなら、バイブなんかではイクな。 耐えろ。 耐え続けろ。 そのためにもっと耐えやすくして欲しいか。」

「は、はい。 お願いします。」
 三宅は咲織の切れ切れの答えを聞いて、咲織が買ってきた薬屋の袋を手にした。
「よし、おまえの望みを聞いてやる。 耐えやすくしてやる。 喜ぶがいい。」
 三宅の言葉にも咲織は眉根を寄せ、開いた唇から熱い官能の吐息を噴き出していた。

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☆ その242=洗濯ばさみで?

「耐えやすくしてやると言っているのに感謝の言葉もないのか。」 
「あ、ありがとうございます。」 
  
「露出狂のおまえがノーパン、ノーブラで薬屋の店主の前でよがりながら、悦んで買ってきたものを使ってやらないといけないな。」
「悦んでなんかいません。」
 三宅のからかいに咲織は潤んだ瞳を向けて睨んでみせた。

 三宅は薬屋のビニール袋から洗濯ばさみを取り出した。
「これはまた大きな強い洗濯ばさみを買ってきたものだ。 おぉ、これは痛い。 余程、痛くして欲しかったとみえる。」
 三宅は洗濯ばさみを一つ手に取ると、咲織の目の前で一度自分の指を挟んで見せた。
奴麗の調教に使う木製の物ではなく、プラスチックの挟むところにギザギザのついたものだった。
「ち、違います。 どうして買うのかも判らなかったから。」

「本当におまえは変態マゾだ。 こんなに強力な洗濯ばさみをこれほどたくさん買ってくるなんて。 しかも、使って欲しいと頼み込むのだから、変態ぶりも念が入っている。」
「そ、そんな。」
 咲織は反論しようにも、それが許されない身だった。 しかも、4カ所の女の弱点から躯の奥へと抗いがたい刺激が送り込まれ続けている。 三宅の言葉責めにもただ悲しそうに顔を伏せる事しかできなかった。

「これだけの洗濯ばさみを使う所がおまえの小さな躯にあるかな。 何処から付けて欲しい?」
 三宅は咲織の顎を持って聞いた。
「判りません。」
「そうか、何処でもいいのだな。 まずは痛みの少ないところにしてやろう。」
 三宅は左手で咲織の脇腹の肉を大きく摘み、右手で開いた洗濯ばさみを押し込むように挟んだ。 

「つっ。」
咲織が小さく呻いた。 

『あぁ、い、痛い。 じんじんと痛みが伝ってくる。 でもこれなら耐えられる。』

 咲織に少し安堵の表情が浮かぶのを見て、三宅はニヒルに嗤った。 

「痛く無いと言う顔をしているな。 被虐婬楽症の変態マゾには痛みが少なすぎて不満足か。」

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☆ その243=内腿にまで。

 三宅は咲織の贅肉の少ない脇腹を大きく摘んでは洗濯ばさみで挟み込んでいった。 左右の脇腹に均等に五つづつ青い洗濯ばさみが綺麗に並んだ。 

『どんどん、じんじんしてくる。 どれが何の刺激か、もう判らない。 何処が痛いのか、何処が感じてしまっているのかも。 どれがバイブなのか洗濯ばさみなのかさえも。 あぁぁ。 感じてしまう。 どうしよう。 いきそう。 洗濯ばさみで痛くされて、それで感じてしまうなんて、私は本当に変態になったの。 ご主人様ぁ、笑わないで。 どうしよう。 あっ、あっ。 い、痛い。 だめ。 感じる。 じんじんと。 変になる。』

「いっ。 あふぅぅ。 ひぃぃん。」
 三宅は咲織の豊かな胸の膨らみの下の柔らかな肉をその若い弾力を愉しみながら摘んで自分の所有物の印を付けるかのように洗濯ばさみで挟んでいく。 挟む度に咲織の唇から小さな悲鳴が漏れる。 鎖をじゃらじゃらと鳴らして、華奢な躯を突っ張った。 白い洗濯ばさみが点が咲織の腹に縦に二列行儀良く並んでいった。 その周囲の柔肌が紅く染まっていく。 

 三宅は、咲織の両掌で掴めるような腰から胸の下までを洗濯ばさみで埋め尽くすと、その上でアンバランスなほどにたわわに実っている若さで弾む胸の膨らみに狙いをつけた。

「ひゃぁぁんん。 ひぃぃっ。 あふぁぁぁん。」
 咲織のわななきを無視して、三宅は柔らかな乳房の肉を洗濯ばさみで責め苛んでめていく。 見る見る胸の双球が針鼠のようになっていき、それについて咲織の喘ぎが高まる。   
「まだこんなに余っている。 余程洗濯ばさみ責めが好みだったらしいな。 どうだ、婬乱のおまえでも痛みで少しはイクのを我慢できるだろう。」
「は、はい。」
 咲織は喘ぎながら、悲しげに返事をする。

『まだ、まだ私を洗濯ばさみで責めるんですか。 も、もうとっくに限界を超えているのに。 痛い。 ううん、躯中がじんじんと熱い。 痺れていく。 それにお腹の中に入れられたバイブが、あつあぁ、どんどん責めてくる。 いぃぃぃ。 もう、狂いそう。 判らない。 もう、何も判らない。 でも、ご主人様が欲しい。 温もりが欲しい。』

「次はここか。 それともこっちか。」
 三宅は咲織の躯のあちこちを摘んで玩ぶ。 その度に咲織の躯がぴくぴくと反応した。 三宅は咲織のすんなりと伸びた裡腿の最も柔らかな肉を摘み上げ、洗濯ばさみで挟んだ。
「はぁぁっ。」
 咲織の脚がぷるりと震えた。 躯中がしっとりと汗で潤み、いつしか蝋と鞭に責められた肌が輝きを取り戻していた。 甘い蜂蜜の香りが霧のように立ち昇る。

 鎖で繋がれ思いっきり開かれた咲織の裡腿が幾つもの洗濯ばさみで飾り上げられた。

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☆ その244=濡れた花びらに。

 内腿に摘む肉が無くなると、三宅は咲織の下腹部、秘裂の周囲のぷっくりとした肉を標的にして洗濯ばさみを取り付けた。 秘裂が歪に開かれ色素沈着のまるでない肉厚の花びらが恥じらいながらも顔を覗かせる。 三宅の指で強引に引き出された花びらは、既に婬汁に覆われぬめりと光っていた。 すぐ上に張り付けられたローターの振動を受けて、妖しく揺れ動いている。 

 三宅はその外気に触れることの無い傷口のように敏感な花びらをそろりと撫で上げた。「あっ、いゃぁぁぁん。」
 咲織の喉が高く甘い悲鳴を奏でる。 上気した美貌を三宅に向け、潤んだ子猫の瞳で訴えかける。 

「躯中針鼠にされて、嬉しそうだな。 気持ちがいいか、婬乱奴麗。 こんなに濡らして。 いつまで我慢できるかな。 我慢しなくてもいいぞ。 バイブで処女を貫いて何度でもいくらでもイカせてやる。」
 三宅は悪魔の呪文を甘い声で囁きながら、濡れそぼった花びらをゆるゆると撫で回した。ぴちゃぴちゃと愛撫する音が夢現の咲織の耳にも婬らに届いた。 

『こんなに責められて、こんなに酷い目に会わされて、それでも私は婬らに濡れている。 それでも、ご主人様が憎いどころか、欲しくて欲しくて堪らない。 これが、奴麗? そう、私はもうはしたないマゾ奴麗。 あっ、あつ、も、もう逝きそう。 でなければ狂い死んでしまう。 許してください、ご主人様。 助けてください、ご主人様ぁぁぁ。』

「いっ、いゃぁぁぁぁぁ。 うっ、うわぁん、あうん。」
 咲織の啼き声が糸を引くように響く。
「いい声で啼きまくるじゃないか。 だが、啼けるのはここまでだ。 舌を出せ。」
 三宅は咲織の頬を鷲掴みにして言った。 咲織は命じられるままに舌を少し出す。
「もっとだ、目一杯出しなさい。」
 三宅は咲織の舌を指で掴み、強く引っ張ると洗濯ばさみで挟んでしまった。 

「あ゛う゛っ」
 舌が千切れそうな痛みと恐怖に咲織は瞳に泪を溜める。 咲織の苦悶の表情を愉しみながら、さらにもう一つ洗濯ばさみを咲織の舌に取り付ける。
「これで、静かに痛みを耐えられるな。 ちょっとしたクライマックスだ。 良く味わえ。」
 三宅は無毛の秘裂を割って咲き綻ぶ赤い花びらを摘んだ。 三宅は鎖で繋がれ割裂かれた咲織の足元に跪き、慎重に濡れた花びらを摘み洗濯ばさみを付けた。

「う゛ごゃ゛ううう。」
 咲織の脚が小刻みに震え、舌に付けられた洗濯ばさみのせいでくぐもった悲鳴を噴き上げる。 もはや咲織は立っていられず、膝をがくりと折った。 天蓋の梁から吊された腕が伸び切る。 全ての躯重が肩に掛かり、腕がもげそうに痛んだ。

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☆ その245=吊るされた躯を。

『も、もう駄目。 躯中が痛みます。 躯中が熱いです。 躯中が燃えています。 も、もう、気が振れそう。』
 
 三宅は咲織の必死の身悶えを余所に冷静にもう一ひらの花びらも洗濯ばさみで挟んだ。 そして花びらにつけた洗濯ばさみの先に釣り糸を結びつける。 糸の先端を持つと椅子に腰を降ろした。  

「見ろ。」
 三宅の鋭い語気に辛うじて咲織は反応し、顔を上げた。 正面のテレビ画面に自分の秘部が大写しになっていた。 秘裂は開き、洗濯ばさみが付けられた花びらがはっきりと映っている。 花芯は露に濡れそぼち、今にも婬汁が零れそうだった。 その婬ら過ぎる絵を見ていられず、咲織は瞳を閉じた。

 三宅が椅子から洗濯ばさみに付けた釣り糸を引っ張った。 軟らかな花びらがさらに顔を出す。 
「う゛ぐがぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織のくぐもった哀切な啼き声が三宅の耳を愉しませる。 舌を責める洗濯ばさみの先端から唾が糸を引いて滴る。 

 三宅は乳を溶かした様な白い柔肌を朱に染め上げ、全身を震わせて慄わす生贄を眺めながら、至福のビールを味わった。 煙草に火を付け、たっぷりと肺に入れる。 咲織の裸躯は全身を無数の洗濯ばさみで歪められながらも被虐美の極致を見せて紫煙の向こうで輝いて見えた。 耳を擽る切ない悲鳴がいやが上にも興奮を崇める。 釣り糸を引けば、三宅の意の儘に咲織はあえかな啼き声を奏でた。

「そろそろ限界か。」
 三宅が声を掛けても咲織はただ躯をくねらせ、泣き続けていた。 躯は汗に濡れ、舌から唾を垂らし、秘裂は婬汁に溢れていた。 

 ビールを飲み干すと、三宅はすっと鞭を手に立ち上がった。
「俺の責めを十分に愉しんだか。 逝かせてやろう。」
 三宅は多くの洗濯ばさみに飾られた咲織の躯に鞭を振るった。 ぴしゃりと湿った高い打擲音にぱちりという洗濯ばさみが咲織の肉を抉りながら飛び散る音が交錯する。 

「ぐぎごぁぁぁぁぁぁ。」
 霊消る様な咲織の絶叫が迸る。 咲織は鎖に吊られた躯をくの字に折り、苦痛に全身を震わせる。 白い咲織の腹に幾つもの内出血の痕が徐々に赤みを増していく。 肺の中の空気を全て失い、紅い唇を開いて酸素を求めた。 肺の動きに連れてたわわな胸に施された洗濯ばさみが揺れた。 

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☆ その256=跳ね散る洗濯ばさみ。

「この痛み、覚えておけ。」
 三宅の冷たい言葉にも、咲織は苦しげに喘鳴を奏で続けるしかなかった。 舌の先を止めるさん宅ばさみが洗濯ばさみが悲しげに揺れ、唾が滴る。 三宅は手にした釣り糸を引っ張り左右に揺らす。 釣り糸が繋がっている咲織の秘裂に咲く花びらが開かれ、妖しく揺らされる。 黒革の足枷に縊られた足首が伸び、細い脹ら脛が痙る。 

「まだだぞ。 それ。」
 かけ声と共に鞭が唸り、咲織の腹を再び襲った。 咲織の肉を噛んだ洗濯ばさみが弾け飛び床にぱらぱらと散った。 赤い斑点がまた咲織の柔肌を彩っていく。  

「ぐがぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織の絶叫が消えぬ内に三発目の鞭が逆の脇腹を打つ。 
「がっがっ。 ぐぅぅぅぅぅ。」
 咲織は苦痛の嵐に飲み込まれ総身を震わせる。 小さな肩が精一杯の息をし、救いを求めるように泣き濡れた瞳が宙を彷徨う。 珠のような汗が胸の谷間を流れ落ちる。   
 
「さすがに若い張り切った躯だな。 洗濯ばさみが一発で勢い良く吹き飛んでいく。 もう腹には残っていない。 次はここか。 いくぞ。」
 一度鞭を宙で鳴らしてから、三宅は咲織の細い腰からは想像できないほどふっくらとした柔らかな乳房に鞭を右から左、左から右へと往復で打ち当てた。 丸い膨らみが重たげ揺れ、音を立てて洗濯ばさみが跳ねていく。 

「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ。」
 燃える叫びが咲織の口から噴き上がる。 咲織は一度仰け反った後、発条で弾かれたように華奢な躯をくの字に折り曲げ、苦痛の奔流の波濤に飲み込まれる。 脚ががくがくと揺らぎ、小さな顔をぐらぐらと揺すった。   
  
「さて、最後のお楽しみが残っている。」
 三宅は咲織の花びらへと繋がる釣り糸を振った。
「い゛ぎゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
 舌を縛める洗濯ばさみを振るわせ、咲織は泣き叫んだ。 差し迫った絶対的な恐怖が躯を襲う痛みを快楽の波を凌駕した。 余りの恐怖が一瞬、咲織の意識を呼び覚ます。 

『そ、それだけはお許しください。 どうか、どうか。 千切れてしまいます。 まだご主人様を受け入れてもいないのに、その前に千切れてしまいます。 幾ら奴麗とは言え、それはそれは酷過ぎます。 耐えられません。 どうか、お許し下さい。』

 咲織は狂ったように啼きながら、濡れた捨てられた子猫のような瞳で三宅の優しさを求めた。 三宅は何も言わず、鋭い視線で咲織を射った。 手にした釣り糸を大魚の引きを楽しむようにくっくっと引いた。

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☆ その247=乳房に浮かぶ朱い条痕。

『あぁ、どうしても、どうしてもお許し頂けないのですね。 ご主人様がそれ程にお望みなら、咲織が啼き狂うところを、血を流して息絶える様を愉しんで下さい。 咲織は、御主人様のものなのだから。 あぁ、どうしてご主人様を嫌いになれないの、どうして憎めないの。 どうして、感じてしまうの。』

 三宅の持つ釣り糸に操られ、咲織は腰を卑猥に突き出し、か細い躯をわなわなとくねらせる。 全てを悟り諦めたかのように、がっくりと首を垂らした。 恐怖の責めを受け入れてしまうだろうとの諦めた咲織を四カ所の敏感過ぎる器官に付けられたバイブの刺激が再び襲った。 耐えようとしても、耐えようとすればするほど、婬靡な刺激は大きくなり、咲織の躯と意識を翻弄する。 押し寄せる波の前に何度も沈みそうになる。 狂おしいほどに躯は敏感になり、全ての刺激が官能と分け隔てられなかった。 敏感な器官からの愉悦はまだ躯中に残る痛みを味方にして、躯を熱く燃えさせた。 

『あぁ、なんて、私は婬乱なの。 欲しい。 欲しい。 ご主人様が欲しい。』

 朦朧としてきた咲織の頭を欠乏感が支配する。 咲織の躯を駆け巡る官能は決定的な刺激を求めて、彷徨い、下を見るのが恐ろしいほどに高みへと昇っていく。 

「ふっ。 諦めたか。 好い奴麗だ。 ご主人様のどんな要求でも受け入れる。 どんな苦痛も快楽に変えてしまうのが卑しいマゾ奴麗だ。 いいんだな。」
 三宅の言葉に咲織はゆっくりと頷いた。 

 三宅は手にした釣り糸の動きに合わせ、世にも婬らな踊りを踊り続ける美少女をうっとりと眺める。 

「いくぞ。」
 三宅が鞭を一度鋭く宙を打った。 ひゅっと高い音が咲織の耳に大きく響いた。
「ぐぇ゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。」
 三宅が放った鞭の先が咲織の乳房を抉る。 胸の頂に着けられた汗で粘着力の弱まったテープがローターごと叩き落とされた。 細い背中から大きくはみ出た胸がぷるると揺れる。 瞬く間に白い肌に幾筋もの朱い帯が伸びていく。  

「それもう一つ。」
 鞭が唸りを上げて、咲織の乳房に弾ける。 

「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織は胸を庇うように躯をくの字に折り曲げようとして、鎖に妨げられた。 痛みが足の指にまで痺れるように伝わっていく。 ローターに責められ続けていた桜色の乳首が千切れるように悲鳴をあげつづける。

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☆ その248=肌に染み込む体温。

 三宅は咲織の舌を咬んでいた洗濯ばさみを乱暴に引き剥がし、その舌を自らの口で強く吸った。 長い間痛められ続けた舌はじんじんと痺れ、三宅に吸われる度に電気のような痛みが走った。 それでも咲織は三宅の口を求めるように首を回し、瞳を閉じて愛らしい美貌に恍惚の表情を刻んでいく。

『嬉しいです。 こんなぼろぼろの私に口付けして貰えて。 痛みさえ愛おしく思えてしまう。 あぁ、もっと、もっと。 抱いて欲しい。』

 三宅は咲織に唇を吸ったまま手探りで秘唇を責め苛む洗濯ばさみを外していった。 菊華に突き刺さったバイブを荒々しく引き抜く。 咲織の躯が三宅の腕の中でぴくんと跳ねた。 口を咲織の肌に触れたまま、唇から項へ、鎖骨から胸へと移動させていく。 手枷に填められた梁から伸びる鎖を外す。 躯力の尽きた咲織の躯がぐらりと揺らぎ、三宅の腕の中に落ちた。 三宅は咲織を抱き締めるように支えながら、乳房の頂で疼く蕾を口に含み、舌で転がし玩んだ。 咲織が痺れた腕でおずおずと柔らかな自分の胸に押し付けるように三宅の頭を抱く。

「あぅぅぅん。」
 咲織の口から今までの悲鳴とは違う甘えた喘ぎが零れる。 三宅は咲織の腕をかい潜り、口を胸から腹へ、腹から下腹へ、下腹から燃える秘唇の脇を通り太股へと這わせていく。 ぞわぞわとした婬らなさざ波が三宅の口の動きとは逆に咲織の躯の中を駈け昇る。 三宅は口をさらに艶やかな太股から膕へ、さらにすんなりと伸びる脹ら脛へと這わせ、足首を繋ぐ鎖も外した。
 
 軟躯動物のように三宅の上に崩れかかる咲織の躯を抱き留め、そのままベッドの上に抱え上げた。
「良く耐えたな。 ご褒美に女にしてやろう。」
 三宅は咲織の上に跨り、服を脱いだ。
   
裸になった三宅が咲織の上に覆い被さり、その腕に華奢な躯を包んだ。 咲織はうっとりと瞳を閉じて、三宅の胸に顔を埋める。

「好い奴麗になってきた。」
 三宅は子犬をあやすように咲織の頭を撫でた。 咲織の瞳から清らかな涙が溢れ、三宅の胸を濡らしていく。 

『あぁ。 ご主人様に褒めて頂けた。 あんなに痛かったのに、あんなに苦しかったのに、あんなに辛かったのに、ご主人様に撫でられただけで、みんな嘘のように流れていく。 ご主人様の躯、あったかい。 幸せが染み込んでくるみたい。』

 躯中を襲う激痛に曝された咲織の荒い息が収まるまで、三宅は静かに抱いていた。

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☆ その249=舌で強く。

「本当は花びらの洗濯ばさみも鞭で落としてやろうかと思ったが、女になる前に花びらを失っては、幾ら奴麗でも可哀想だからな。 どうも、俺はご主人様にしては優しすぎるな。」
 三宅は独り言のように言った。 咲織は三宅の胸の中で頷いていた。

「でも、責めを受け入れる覚悟したことは褒めてやる。 おまえは俺の所有物なのだから、何をされようと黙って受け入れればいい。 その気持ちを忘れないように後で改めて奴麗としての誓約書を書きなさい。」
 咲織は黙って三宅の言葉を聞いていた。 褒められた事が妙に嬉しく、胸が熱く火照った。

「返事は? 奴麗は命令されたら復唱するものだ。」 
 三宅は叱るように言った。
「はい。 書きます。」

「ちょっと褒めたがまだまだ調教が足りないようだな。 何を書くんだ?」
「はい。 奴麗誓約書を書かせていただきます。」
 咲織は怯えながら言った。

「よし。 女にされたいか、俺に。」
「はい。 女にして下さい、ご主人様。」
 咲織の声は熱く濡れていた。 

「その代わり、何時か印しを付けるぞ。 俺の所有物だと言う消えない印しをおまえの躯に。 いいな。」
「はい。 決して消えないお印しを私の躯に付けて下さい。」
 そう言いながら、咲織の躯の中を煮え滾るような感情が湧きあがり、咲織はひしっと三宅にしがみついた。

『つ、ついにご主人様に女にして貰える。 あぁ、なんて幸せ。 ご主人様が私の中に・・・。』

 咲織の胸は三宅への想いではち切れそうに高鳴った。 破裂しそうに痛かった。 心臓がきゅんと縮み、激しく脈打つ。 咲織は必死で三宅にしがみついた。 

 三宅は咲織の首筋に口を付け、柔らかく吸いながら舌で強く舐め上げていった。 右掌で咲織の裡腿を撫で、左掌でふくよかで弾力に富む乳房を柔々と揉み回す。 咲織の手は三宅の存在を確認する様にその背を脇を腹を彷徨う。 細くしなやかな脚が三宅の脚に絡み付く。 薄く開いた赤い唇の隙間から蜜の吐息が漏れ始めた。

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☆ その250=蜜を啜られて。

 首筋から量感ある乳房の柔肌へ三宅の口が移っていく。 洗濯ばさみが付けた数の内出血の小さな点が赤い線となって幾筋も薄桜色の艶肌に記されていた。 その赤い線を三宅の舌が愛おしげにゆっくりと舐めていく。 

『ご主人様に舐められて、痛みも傷も癒されていく。 あれ程までに痛かったのに、今はうっとりと心地いい。 ううん、痛められたからこそ、耐えたからこそ、ずっと深くご主人様の気持ちが染み込んでくる。 躯が溶けていく。 ご主人様の中に。 もっと、もっとご主人様を感じたい。』

 赤い記しは胸から腹へと腹から下腹へと続いていた。 その記しに添って三宅の口が進み、舌が熱く傷を舐め取っていく。 その動きに連れて咲織の躯がひくひくと蠢く。 

『こ、こんなに優しく、ご主人様が。 勿躯ない。 幸せすぎて怖い。 涙が溢れてしまう。 きっと、きっと後でたっぷりとご奉仕させて下さい。』

「あぁん。」
 三宅の口が平らな下腹から裡腿へと這い進む。 その右掌で丸い尻を撫でられ、左掌で無毛の恥丘を緩やかに揉まれる。 咲織は感に堪えずに甘い喘ぎを奏でていった。 咲織の秘唇と太股のあわいの柔肉を三宅は口で揉むように吸い、甘咬みし、強く舐める。 咲織の腹が愉悦に波打ち、細い指がシーツを掴む。 

『もう、もう、咲織は蕩け出してしまいます。 躯が崩れそうです。 あぁ、もう駄目。 もっと、もっと、ご主人様をください。 もっと。』

 三宅は咲織の脚を両肩に抱えると、その掌は咲織の小さめの丸い尻肉をゆるゆると揉みしだいた。 その指が菊華を柔らかに愛撫する。 その舌が咲織の秘唇と菊華のあわいを強く舐め回る。 咲織は細い腰を反らせ、嫌々をするように頭を左右に振った。 あえかな喘ぎが紅い唇を突いて漏れる。 三宅の口の上ある秘唇が綻び、濃桃色に熟した粘膜の花びらが開花していく。 花びらを透明な蜜が濡らし、三宅の口の中に滴った。    
 
 その蜜を舌で舐め取るように三宅は咲織の秘唇を柔らかに啜り上げる。 啜られる度に咲織の裡腿がぴりぴりと歓びのさざ波を起こす。 既に秘唇の間から恥ずかしげに開花している粘膜の花びらごと舌を伸ばして舐め取っていく。 三宅は舌に絡み付いてくる咲織の花びらの儚げな感触を愉しみ、飽きず舌を押し付けるように嘗めた。 

「あぁぁぁぁぁ。」
 咲織は歓喜の唄を甘く高く吹き続ける。 細い首からふくよかな胸元へと白磁の柔肌を朱に染め上げている。 

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