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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その227=心遣い。

 また、咲織の瞳に涙が溢れた。 それは羞恥の涙だった。 人前で愛する人にだけ見せるべき物を見せてしまった、また一つ慎みと言う名の大切な物を喪失したことへの涙だった。

「良く決意してくれた。 それでこそ俺のマゾ奴麗だ。」
 三宅は立ち上がると、背後から素裸の咲織の豊かな膨らみを鷲掴みにした。 その涙に濡れた頬に唇をつけ、頬を濡らす涙を啜った。 そのまま唇は激しく咲織の唇を吸った。 舌を絡ませ、咲織が千切れるかと思うほどに吸い込んだ。 咲織の頬が涙に濡れなくなるまで、三宅は咲織を抱き締めていた。 

「目隠しを取りなさい。 人前で胸をはだける恥知らずな娘の顔を見て貰え。」
 椅子に戻った三宅はいつもの冷たい口調で命じた。 
 
『あぁ、何処まで私に辱めを。 酷い、酷い。 酷いご主人様。 顔が見えなければ、まだ耐えられるのに。 私を見て冷笑している人達の顔が見えてしまう。 それでも、私はご命令に逆らえない。 もう、どんな目に遭っても、例え壊されても奴麗でいると誓ったのだから。』  

咲織は目を覆っている黒い厚布を取った。 三宅の楽しそうに笑った顔が見えた。 

「えっ。 ここは? 個室? ひ、酷い、ご主人様ったら、もう・・・。」
 
『わざと私の決意を試すためにご主人様は個室だと言わないで。 人前だと思わせて。 あんなに、あんなに恥ずかしくて死にそうだったのに。 酷いっ。 でも、ご主人様の心遣いが嬉しい。』

 咲織は再び瞳に涙を溜めながら、怒った様な顔に微笑みを湛えて三宅を見た。

「人前で脱ぐ気になるのだからな、おまえはやっぱり露出狂の変態マゾだ。 窓から陽光が降り注ぐ赤と黒のモダンなこの部屋の中で、おまえのヌードはなかなかに絵になっていた。 シュールでもあるかな。」  
 三宅は愉しそうに笑っていた。 咲織もつられて微笑んだ。 

「本当に意地悪。 そんなに見つめないで下さい。 恥ずかしいです。」
 そう言う咲織の顔は晴れやかだった。
「だったら、もうドレスを着たらどうだ。 それとも支配人にも見せてやるか。」
 咲織は頬を羞恥に染めながら唇をつんと突き出して三宅を睨むと、ドレスを整え首の後ろでリボンを結んだ。  
「食べ始める前に、おまえに言っておかなきゃいけない事があるんだ。」
 三宅の顔はもう笑っていなかった。

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