2ntブログ

『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

☆ その226=曝け出された胸。

「おまえは美しい。 完璧だと言っていい。 おまえ程の娘は何処を探しても見あたるまい。 まして、マゾ奴麗になってくれるなんて、本当に僥倖以外の何物でも無いと思う。 いつか愛する日が来るかも知れない。 いや、今でも愛しているかも知れない。 だが、それはあくまでマゾ奴麗であるおまえをだ。 子供が玩具を愛するのと同じ。 おまえの人格を認めてのことではないし、普通の人間として愛する訳でも無い。 そんな事は俺には出来ない。」

『あぁ、どうして、そんな辛いことを。 でも、これはご主人様の優しさ、ご主人様の誠意。 例え、愛されなくても、お側にいられるなら、ご主人様に楽しんで頂けるなら、ご主人様の笑顔が見られるなら、それで私は・・・。』

 咲織は胸が痛いと言う言葉が単なる比喩ではないことを知った。 鞭よりも三宅の言葉の方が、その冷たい言葉の中に埋められた優しさの方が遙かに痛かった。 この痛みの何処を探しても何の快感も開放感も見いだすことは出来なかった。

「ご主人様は、今でも私を奴麗にしたいと思っていらっしゃるのですか。」
「もちろんだ。 さっきも言っただろう。 おまえほどの玩具はこの世にない。 欲しいと思わない男など、ましてサディストならば、絶対に何処にもいない。」
暖かい声だった。 

「どうして、改めて今、そんなことをお聞きになるのですか。」
「壊すからだ。 おまえを、壊したいからだ。 このままでは多分、この旅行中に壊さずにはいられないからだ。」

「黙って、壊して下さればよかったのに。 恨む事なんてなかったのに。」
 咲織は泣いていた。 涙がドレスを濡らした。 それは普通の恋に憧れる少女への訣別の涙だったと後から判った。

「嫌だと言ったら、そうしたらご主人様は・・・?」
「おまえの人生を狂わせるだけの俺は、もうおまえの人生には現れない積もりだ。」

「嫌です。 会えないなんて・・・。 鞭より辛い・・・。」
 咲織は背中で固まったままだった手が動くのを感じた。 首のリボンを解こうとしている自分の手を遠くから見ているような気がした。

『ご主人様に会えないなら、ご主人様を失うなら。 私にはそれ以上に失う物など最初から何も無かった。 恥も外聞も何も。 何もかも失ってもいい。』 
 
 気づくと、咲織はドレスのリボンを外していた。 涼やかな外気が剥き出しの柔肌を刺し貫いた。
 
☆ ↓ 是非、愛のクリックをお願いします。 

  にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ

関連記事

PageTop