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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その251=花びらを吸われて。

『幸せすぎます。 怖い。 もうこれ以上は止めて下さい、ご主人様。 咲織は狂ってしまいます。 あぁ。 もう、もう。 駄目。』

「はぁぁぁん。 あふぅぅん。 あぁぁん。」 
 三宅は咲織の花びらごと口に含んで、音を立てて吸い上げ、花びら一枚一枚を舌で味わった。 一舐めする毎に、咲織は甲高い啼き声を嬌かしく響かせ、三宅の愛撫に応える。 平らな狭い腹が波打ち、三宅の肩に乗った細い脚が硬直する。 その先端で桜貝の爪先がぎゅっと握りこまれていた。

 三宅は両手で咲織の両の尻たぼを強く捏ね上げる。 その口が咲織の花びらの奥にひっそりと佇むベールに包まれた雌蕊を捉え、溢れる蜜ごと啜り込む。 舌の先で転がし、甘咬みする。  

『駄目。 駄目。 もう、止めて下さい。 まだ、まだ、逝きたくない。 ご主人様に女にしていただく前には、逝きたくない。 もう、もう限界です。 怖い。』

 咲織は、無我夢中で股間に埋める三宅の頭を両手で引き離そうと押した。 三宅を追い出そうと脚を必死で閉じ、三宅の頭を挟み込む。 三宅は咲織の胸をぴしゃりと叩いた。 怯んだように咲織の躯から力が抜ける。 三宅は一瞬力の抜けた咲織の脚を割り拡げ、自身の腰をその間に入れた。 

 今や咲織の可憐な花びらは咲き開き、三宅を待って濡れそぼっていた。 その花びらのまだ人手に触れられた事のない密やかな奥へと三宅の天を突いた屹立が押し進む。 

「あ゛ぎぁぁぁ。」
 咲織は本能的な懼れと痛みに叫び、押し退けようと必死の力で三宅の胸を両掌で押した。
 三宅はその掌を自らの背に誘う。 その背中に初めての痛みに耐える咲織の細い指が喰い込んでいく。

 三宅の屹立は咲織の花びらを開かせ強引に奥へと押し込んでいく。 目一杯に押し開かれた花びらは屹立を包むように纏わり付く。 咲織の悲鳴とは裏腹に蜜に塗れた粘膜の筋は畝る様に三宅を奥へ奥へと導いていく。 
   
 穢れを知らない可憐な花びらは三宅の屹立の前に無惨に散らされた。 その奥の極く薄い粘膜の膜も限界を超えて拡げられ、赤い涙を流した。 指も入らぬ程に狭い粘膜の管を押し開いて三宅の屹立は強引にその張り切った肉傘を咲織の中に没入していった。 咲織の華奢な躯がまな板の上の鯉のようにぴくぴくと跳ねた。 

「あ゛ぁぁぁぁ。」
 咲織は三宅の背を掻き抱き、その胸で顔を左右に振り立てた。

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☆ その252=破瓜。

 三宅は咲織の細腰を両掌で掴み、ぐっとその身を咲織の中に沈めていった。  

『いっ、痛い。 た、耐えられない。 でも、耐えなくては。 ご主人様が女にして下さるんだから。 これが、ご主人様を受け入れる痛み? それなら、幾らでも私は耐えられる。』

「あううぅぅんん。」
 咲織の背が後ろにがくっと折れ、両脚が三宅の腰を締め上げる。 全身がねっとりと汗に濡れて光り始める。

『あ、熱い、ご主人様のものが。 燃えてしまいそう。 ご主人様が、火が、私の中に入ってくる。 ご主人様と繋がれる。 一つになれる。 このまま、燃えてしまいたい。』 

 三宅の屹立を飲み込むように咲織の粘膜が絡み付き、蠢き、脈動した。 細い躯からは想像できないほどの力で三宅の屹立を締め上げ、収縮する。 甘い香りを立ち上らせて蜜が溢れ、三宅の侵入を助けた。 三宅の屹立は咲織の躯内の奥深くにある子宮の入り口にまで達して、その扉さえ押し開けるように圧迫する。 

「ぐぅぅぅ。」
 咲織の小さな掌が三宅の背を切なく掴んで細い指を食い込ませる。 その痛みを三宅は愛しく感じていた。 咲織を気遣いながら、ゆっくりと屹立を咲織の蜜壺から引いていく。

『駄目っ。 行かないで下さい。 あぁ、躯の中が引きずり出されて仕舞うみたい。 いゃっ、いゃ。 動かないで。』

 咲織の脚が三宅を逃さまいと三宅の腰にしがみ付く。 三宅は再び腰をぐっと咲織の中に突き入れる。 咲織は全身で三宅に抱きつき、無我夢中で三宅の口を求めた。 三宅が口を開くと咲織の舌が意志を持つ軟躯動物となって三宅を求めて這い回る。 三宅がその舌を引き千切るほどに強く吸った。 咲織の舌は逃げようともせず、痛みを悦んで受け入れる。 三宅が吸うのを止めても、なお三宅の舌を情熱的に求め続けた。 ふくよかな胸が三宅の胸に押し潰されて歪む。 咲織の指から遠慮が無くなり、三宅の背中に歓喜を印しそうと爪が食い込んでくる。  

 三宅は絡み付く粘膜の感触を味わいながら、咲織の蜜壺の中でゆっくりと屹立を抽送し始めた。 三宅が腰を引く度に咲織の躯は三宅を求めて強く抱きつき、突き入れる度に華奢な背を反らせる。 堪らず咲織の唇は三宅から離れ、熱い吐息を噴き上げる。 

 三宅はゆっくりと、しかし力強く屹立を抽送させた。 屹立に巻き付いた咲織の粘膜が引き摺られ、また押し込まれた。

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☆ その253=蜜壷。

 蜜壺の周りの筋肉は三宅を喰い千切ろうとするかの様に締め付けてくる。 三宅は抽送を止めて咲織の発熱した粘膜を愉しんだ。 咲織の蜜壺は屹立の根本からその先へと全てを搾り取るように螺旋を描いて蠢き、蠕動して三宅を悦ばせ続ける。  

「おまえは本当に最高の奴麗だ。」
 息も絶え絶えな咲織の耳元で囁いた。 咲織の柔らかな胸に顔を埋め、熱く息づく蕾を味わい、両掌で咲織の滑らかにS字を描く躯を愉しんだ。 

「あぁん、いぃぃぃぃ。」
 咲織の口から蜜のような喘ぎが零れ出る。

『とても痛くて苦しいのにとても嬉しい。 奥底から悦びが膨れ上がってくる。 もうはち切れんばかりに膨らんで、怖いくらいに。 ご主人様、もっともっと私に下さい。 もっともっと包まれたい。 もっともっと一つになりたい。 溶け込んでしまいたい。 私の躯なんか陰も残らないほどに。』
 
 三宅は咲織の子宮の中まで埋没させた。 狭い戸口が屹立の先をひくひくと締め付ける。 咲織は仰け反り、火のような息を噴く。 三宅は屹立に纏わり付く幾筋もの粘膜の感触を味わいながら徐々に激しく腰を入れていく。 咲織はいやいやと頭を振り立てる。 躯の芯から拡がるむず痒い様な悦楽をぶつけるように三宅は咲織の中を前後に蹂躙した。 
 
 躯を貫く痛みに咲織の美貌が歪んだ。 左右に華奢な身を捩る。 三宅はそれに構わず一層激しく抽送させていった。 

「ぎゃはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
 紅潮した頬を涙で濡らし、咲織は泣き叫んだ。 意識が飛び、三宅の動きの儘に躯を痙攣させる。 三宅は咲織の揺れる胸を鷲掴みにし、弾ね返してくる肉の感触を愉しみながら、を振るうように屹立を咲織の躯の奥底へと叩き込んだ。 

「あ゛ぎゃぁぁぁぁん。」
 躯の奥から突き上げ肺腑を抉る痛みと、じわじわと滲みてくる愉悦に咲織は狂った。 躯の動きを三宅に封じ込められ、行き場を失った苦痛と悦楽の波が咲織の躯の中で跳ね返り、暴れ回った。 白い肌は跡も判らぬほどに朱く燃え上がる。 三宅は一層激しく屹立を咲織の中に叩き込んだ。 肉が肉を打つ音が室内に鳴り響く。 

「行くぞ。」
 三宅は咲織の腰を両掌で抱え上げ、掛け声と共に激しく腰を突き入れた。 三宅の胸に巻き付いた咲織の裡腿ががくがくと痙攣し始める。 三宅の精を搾り取るように蜜壺の肉襞が脈動していた。 


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☆ その254=オーガ

「うぉっ。」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。」
 三宅の雄叫びは咲織の絹を裂く啼き声に掻き消された。 咲織の躯が三宅を跳ね飛ばす程に一瞬激しく震えた。 三宅はその腕の中に咲織の躯を包み、静かに躯を預け横たえた。
 
「ご主人様ぁ。」
 息が整わぬ内から咲織は顔を三宅の胸に埋め、抱きついてきた。 三宅の胸が暖かな涙で濡れる。 三宅は子犬をあやすように腕の中の咲織の髪を小さな背中を撫で続けた。 ひっくひくと啜り上げていた咲織の息が凪いでいき、固くなっていた華奢な躯が三宅に寄り添い、柔らかに吸い付く。

「おまえは本当に素晴らしい奴麗だ。 もっと、もっと啼かせてやりたくなる。」
 三宅の言葉に咲織は嬉しそうに顔を綻ばせて三宅を見上げた。

「何を喜んでいる。 あくまで性処理用の奴麗として機能が素晴らしいと言っただけだ。 普通の恋人が褒めたのとは違うぞ。」
「でも、嬉しいです。 ご主人様にご満足頂けたなら、それだけで嬉しいです。 それに・・・。」
 咲織は頬を朱く染めて、恥ずかしそうに三宅の胸に顔を埋めた。

 三宅は咲織を軽く抱え上げ立ち上がった。 三宅の視界に咲織の下に敷いたバスタオルに赤い染みが鮮やかに映った。 バスタブの中で咲織を立たせる。 躯を離そうとしない咲織を押しやり、その躯にシャワーを掛ける。 閉じた脚の間から、咲織の破瓜の印しの赤と三宅の放った精の白が交ざりながら滴り落ち、流されていった。

 三宅は傷つき汗と唾液にまみれた柔肌を掌で優しく洗い流していく。 白い肌の所々にまだ赤い蝋の残骸がこびり付いている。 三宅はそれを一つ一つ慈しむように剥がしていった。 咲織は堪りかねたようにぺとりと三宅に抱きついた。

「こら、奴麗のくせに甘えるな。 両手を背中に回して向こうを向きなさい。」
 咲織は言われるが儘に三宅に背を向けた。 そのくっきりとS字を描く背中が緊張を見せる。 三宅は微かに震える咲織を羽交い締めにそのふくよかな胸を乳房を羽交い締めにした。

「脚を開きなさい。」 
 三宅は怖ず怖ずと開いていく咲織の股間に掌を当てた。 そして、シャワーを当てながら、その掌で優しく咲織の秘裂を清めていく。 秘唇を開き、その内側から今はひっそりと佇む花びらまで嘗めるように。


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☆ その255=歯痕。

「あぅぅぅん。」
 咲織が甘えた音色で啼いた。 躯を捩って三宅の顔を潤んだ瞳で見上げる。

「勘違いするな。 汚れた玩具を洗っているだけだ。 次に楽しく使うために。」
 三宅は酷薄な口調で言い放つと咲織の胸の小さな蕾を摘み、強く捻った。 
「あっ、うっ。」
 咲織は哀しげに眉根を寄せて、三宅を見詰める。 その瞳から涙が溢れるまで、三宅は指の中の蕾を捻り上げ続けた。

「どうだ、女になった気分は。」
「一番好きな人にして貰えたんです。 嬉しいに決まってます。 もう、泣き出したいくらいに。」
 咲織は三宅の腕の中で身を翻し、ひしと抱きついた。

「これでまた完全な性処理用の奴麗に近づいた訳だ。 ただ慶んでいていいかどうか判らないぞ。」
 そう言って三宅は咲織の尻をぱんぱんと叩いた。 

『今は幾ら叩かれても幸せです。 こうしてご主人様を肌で感じていられるんですから。 幾ら酷いことを言われても、なぜか甘い言葉に聞こえてしまう。 きっと、後で泣くのだろうけど、今は幸せを噛み締めさせて下さい。』

「綺麗に髪も洗って、化粧を直してから部屋に来なさい。 後で、全ての穴を使えるようになった記念に奴麗誓約書を書いて貰う。」 
 まだうっとりと躯を濡らしている咲織を置いて、三宅は出ていった。  

 鏡に映った顔はすっかり化粧は落ち、汗と涙で汚れてはいたが、元々童顔で色白の咲織は却って美しく、きらきと幸せに輝いてさえいた。 三宅に言われたとおりに顔も髪も丁寧に洗った。 洗っていた途中で三宅が置いていってくれたバッグから化粧ポーチを取り出し、いつもより念入りに化粧を施した。 裸で濡れて黒が一層引き立っている首輪を填めていることを除けば、鏡に映っているのは極々ありふれた幸せな恋する少女の顔だった。

『ご主人様のお印。 歯痕がくっきりと私の乳房に刻まれている。 嬉しい。 どうしてかしら。 あんなに痛かったのに。 女にして貰えたから? ううん。 ご主人様の印だから。 ご主人様の歯痕だから。 この世に一つと無い、お印。 今は紅く。 あぁ、躯中紅い斑点だらけ。 全て、ご主人様がこの咲織に付けてくれた。 愛しい印。』
   
バスタブの外に転がっていたハイヒールを履くと、バスローブを着てくつろいでいる三宅の元に駆け寄っていた。


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☆ その256=奴隷の意味。

「おまえは奴麗だ。 忘れたか。」
 いきなり三宅の鞭が咲織の尻たぼを激しく打ち据えた。  
「あっひゃーーん。」
 咲織は予期せぬ厳しい鞭に平衡を失い、その場に倒れ込んだ。 床に這い蹲った咲織の突き出た丸い尻たぼにさらに鞭が飛んだ。 

「ご主人様と二人の時に奴麗は歩いて良かったか。」
 三宅の強い口調に咲織は打ち拉がれ、ただ首を縦に振った。 

「黙っていては判らない。 どうすべきか、ちゃんとその口で言いなさい。」
 三宅は咲織の小さな肩をスリッパで踏みつけた。
「ご、ご主人様と、二人の時は、四つん這いで、歩かなくては、いけません。」
 咲織は今にも泣き出しそうにとぎれとぎれに言った。

「どうして四つん這い歩かなくてはいけないのか、判るな。 言ってみろ。」
 答えなくてはまた打ち据えられると咲織は感じた。
「奴麗だから。」
 咲織は自信無さ気に、哀調を帯びた声で答えた。

「そうだ。 奴麗には人格など認められない。 それを躯現し、自分自身にも判らせるために人間らしい二足歩行ではなく、家畜と同じ四つん這いで歩くんだ。」
 反抗の余地のない、毅然とした声だった。 咲織はその冷酷な宣言を素直に受け入れる自分に驚きを感じた。 咲織が覚悟した通りに再び容赦のない鞭が振り下ろされた。
「あぅぅぅっ。」
 咲織は轢かれた蛙のように床に倒れ込んだまま甲高く啼いた。

『私は奴麗。 ご主人様の奴麗。 人格も持たない、愛されもしない、何時でも鞭打たれ、性のご奉仕をするためだけの存在。 でも、でも、私はご主人様が好きです。 どうしようもなく。 これからもきっと。 好きでいいですか。』

「奴麗としての心構えを改めて持つためにも、奴麗誓約書を書きなさい。」
 三宅はソファに座って、ようやく四つん這いになって見上げる咲織に言った。
「奴麗誓約書って、どんなことを誓約したらいいんですか。」
 咲織はその言葉の響きに怖ず怖ずと口にした。 

「例はネットに幾らでも載っている。 見たことは無いのか。 俺の奴麗になると言った時にも。」
「はい。 奴麗がどんなものかも知りませんでした。」
「フロントの隣にビジネスルームがある。 パソコンもプリンターもある。 これから調べて、おまえに最も相応しい奴麗誓約書を書いてきなさい。」


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☆ その257=鞭に追われて。

 三宅は咲織にドアを示した。 
「あの、まさか、このままで、ですか。」
 不安に胸をちくちくと刺されながら咲織は聞いた。
「裸を見せびらしたいのか。 さすがに露出狂の婬乱奴麗は考えることが違うな。 許可してやってもいいぞ。」
 三宅の声には何処か楽しげな響きがあった。

「そんなんじゃありません。 服を着させて下さい。」
 咲織は酷い言葉で詰られて涙声になっていた。
「外に出る時はもちろん着ていい。 幾ら奴麗とは言え、法的には人間だから着ないと警察に捕まるからな。 ただし、ディルドウを着けて下着は一切着けないのは当然だ。」
「はい。」
 咲織はほっとして明るく返事をした。 

 先ほどコテージに帰る前に道端で脱がされたワンピースドレスやディルドウ、それにニップルとクリットを飾るチェーンは三宅が一纏めにしてテーブルの上に置いてあった。 咲織は四つん這いの儘、それらをどうやって持ってバスルームに行けばいいのか途方に暮れた。

「さっさと身に着けて、奴麗誓約書を作ってきなさい。」
 三宅は苛立ちを見せた。
「あっ、はい。」
 咲織は三宅の雰囲気に気押され、四つん這いの儘それらを手にするとぎこちなくバスルームへ這い出した。 

「何処へ行く気だ?」
 三宅の脇を素通りしようとしていた咲織に三宅が叱責するように声を掛けた。
「バスルームへ。」
 声が震えた。

「行かなくて良い、ここで身に着けなさい。 おまえがどうやってディルドゥを尻に入れるのか、見てやろう。」
「あっ、はいっ。」
 三宅の命令の意味は判っても、咲織は恥ずかしさに躯が強張って動かない。 三宅の顔色を伺うかのように三宅を見上げたまま固まった。 

「本当に一々鞭で叩かれないと何一つ出来ないのか。 奴麗どころか家畜以下だな。 こっちに尻を向けてディルドゥを尻に刺す所を見てくださいと言うんだ。」
 三宅は手にした鞭を宙で鳴らせてみせた。


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☆ その258=愛しい人だけには。

「は、はい。 ディルドゥをお尻に入れる見て下さい。」
 咲織は消え入る声で言うと、意を決して三宅に丸い尻を向けた。 
   
『あぁ、恥ずかしくて心臓が止まりそう。 ご主人様にお尻の穴を見せて、こんな物を入れる所をお見せするなんて、やっぱり、恥ずかしすぎて出来ない。 しかも、ご主人様はちゃんとバスローブを纏って、あんなに冷静に見ていらっしゃる。 あぁ、出来ない。 手が動かない。』
 
「さっさとしないか。 いつまで尻を俺に向けたままじっとして居るんだ。 そうか、これが要るか。」
 三宅は潤滑クリームの瓶を咲織の手元まで床を滑らせた。 
「あ、ありがとうございます。」
 咲織は反射的に礼を言ったものの、恥ずかしさで手は思うように動かない。 かたかたと何度も床に瓶を落としながらようやく蓋を開けた。 緊張からいつもの潤滑クリームの瓶とは違う事に気づきもせず、たっぷりと右手に取った。 その右手を尻に持っていった。

『あぁ、脚を恥ずかしいほどに開かなきゃ、お尻に塗れない。 でも、早くしなくちゃ、また叱られてしまう。 どうしよう。 やっぱり、恥ずかしくて拡げられない。』
 
 咲織はなかなか脚を開くことが出来ず、三宅の足元に双臀を突き出した。 三宅の眼の前で咲織の双臀が作る薄桃色のハート型がもじもじと揺れる。 若さからなのか、房鞭が与える痛み程には肌を傷付けはしないからか、艶やかな咲織の柔肌からは既に鞭痕の朱みは消えていた。 薄桃色に上気した艶肌のところどころに小さな赤紫の血豆がそばかすの様にアクセントを付けているだけだった。     
  
「これ見よがしにケツを振り立てて、もっと鞭で打たれたいのか。 もう、鞭痕も殆どなくなっているから、新たに付けて欲しいと言うのか。」
 三宅は嘲笑う口調で言うが早いか、咲織が覚悟する前に眼下に差し出された咲織の尻たぼに鞭をぴしりと振り下ろした。 

「あっひゃん。」
 右手を尻の方に伸ばし左手だけで躯を支えていた咲織は、突然加えられた衝撃に肩から床につんのめり、三宅の目の前にさらに高く双尻を突き出してしまった。 躯を支える肩が痛む。 その差し出した形の尻たぼに再び三宅の鞭が飛んだ。 

『あぁん。 お許し下さい、ご主人様。 すぐに、すぐにクリームを塗って、ディルドゥを入れますから。』

 躯に染み込む痛みに呻くばかりで、思いは口に出来なかった。 三宅は既に鞭を高々と振り上げていた。 


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☆ その259=朱に染まる尻たぼ。

「ひぃぃぃっ。」
 例え柔肌からは鞭痕が消えてはいても、その下の肉にはしっかりと昼間に打たれた鞭の記憶が残っていた。 打たれる度に痛みは増し、肉の奥底まで浸み渡ってくる。 咲織は華奢な躯を猫の前の子鼠の様に固くし、震えた。

「本当に鞭の調教無しでは何もできないらしいな。 後でたっぷりと可愛がってやろうと思っていたが、誓約書を書く前に、まずはその根性を鞭で叩き直す必要があるようだ。 自分から奴麗としての心構えを鞭でご調教して下さいと願いでなさい。 面倒臭いことをしてやるんだから。」 
「どうか、私に、奴麗、としての、心構えを、鞭で、ご調教してください。」
 咲織は泣き出しそうになりながら、従順に屈辱的な言葉を口にした。 何処か甘えを湛えた声音だった。 咲織は言いながら躯が熱く火照り、奥の方が潤んで来るのを感じた。 

「ぎぇぇぇ、あぅぅぅん。」
 今までに無いほど激しい衝撃だった。 衝撃に腕が折れ、咲織は床に崩折れた。 白さを取り戻していた艶肌に幾筋もの赤い条痕が見る見る拡がっていく。 痛みと衝撃が躯中を駆け巡る内に第二の鞭が反対側の尻たぼに打ち当てられた。 

「ぎゃぁぁぁ。」
 肺腑を抉る痛撃に咲織は全ての空気を吐き出した。 衝撃に細い躯ががくがくと痙攣を起こす。 痛みに躯が支配され、意識が薄らいでいく。

「おまえのために打ち据えてやっているんだ。 何を床に這い蹲っている。 もっと俺が打ち易い様に、ケツを高く掲げなさい。」
 三宅は床に腹這いになった咲織の下腹に足を差し入れ、蹴り上げるように起こした。 咲織はよろよろと細い腕に力を入れて躯を起こし、膝を立てる様にして赤く色づいた尻を持ち上げる。   

 三宅は差し出された尻に無言で鞭を鳴らした。 
「あぎゅぁぁぁぁぁ。」
 高い鞭の音に咲織の悲鳴が追奏する。 痛みが咲織の背が深々と折れる。 
「うぎゃああぁぁぁぁぁ。 あぎゃぁぁぁぁぁぁ。 あぅぅぅぐぅぅぅ。」
 息も出来ない鞭の連打に咲織は躯を卵の様に丸め、空気を求めて顔を上げ、唇を開く。 鞭は尻たぼだけでなく、その天使の羽根跡をくっくりと浮かべた華奢な背中にも容赦なく降り注いだ。
      
 尻に背に脇腹に裡腿に鞭の条痕が鮮やかに浮かび上がる。 咲織はただ痛みに支配され、大波に飲まれた木の葉のように衝撃に揺れていた。 痛みに丸まった躯を三宅の鞭が下から打ち上げる。

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☆ その260=恥ずかしい姿を見てください。

「う゛ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
 身を苛む辛さに微かに残っていた咲織の意識が悲鳴を噴き上げていた。 その最中にも三宅の容赦ない鞭が咲織の皮膚を引き裂くように嘗めていった。 

「十だ。 躯に染み込んだろう。 奴麗なら、ご主人様の命令の前には一切の誇りなど捨てて、どんな恥ずかしいことでもして見せろ。 恥かしさに婬汁を垂らす恥晒しになりなさい。 何時までも丸まっていないで、さっさとクリームを塗って、いやらしく尻を振り立てディルドゥを突き刺ささないか。」
 渾身の鞭に荒い息のまま、三宅は矢継ぎ早に命じた。

『もう、ご調教は終わりですか。 なぜだろう、ご調教が終わった事が何故か、寂しくさえ感じます。 痛みが薄れていくと、躯の芯が疼いているのが判ります。 私は変態になったのですか。 変態奴麗に。 でも、自分から恥ずかしい真似をしてみせるのは、何時までも慣れません。 ご免なさい。 恥知らずの奴麗にはなれない。 でも、ご主人様のご命令なら、ご主人様に喜んで貰えるなら、 褒めて頂けるなら・・・。 』

 咲織は痛みに痺れる躯を震えながら四つん這いに起こしていった。 両脚を怖ず怖ずと開いていく。 指に再びクリームをたっぷりと取り、双尻のあわいにその指を持っていった。

 と、いきなり鞭が咲織の背に飛んだ。
「改めて尻にディルドウを入れる恥ずかしい姿を見て下さい、と言うのを忘れてる。」

『言わなくてはいけないんですね。 見て欲しくなんかないのに。 奴麗はいちいち一番見せたくない大好きな人に恥ずかしい所を見せて、しかも見て下さい、ともっと恥ずかしいことお願いしなくちゃいけないんですね。 私はご主人様の奴麗だから。 決して対等な恋人ではなく・・・。』
 
 咲織の瞳に再び涙が溢れる。

「どうか、お尻にディルドゥを入れる恥ずかしい姿を見て下さい。」
 咲織は蚊の泣くような声で言った。

 また咲織の艶やかな背を鞭の革が打った。
「聞こえないぞ。 もっと大きな声で言いなさい。」
 
『あぅぁ。 そんな。 まだ貶め足りないのですか。 どこまで、私は堕ちれば・・・。 でも、逆らえない。 どうしても、ご主人様には。』

「どうか、お尻にディルドゥを入れる恥ずかしい姿を見て下さい。」


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☆ その261=繋がっている。心でも、躯でも、いつでも。

 咲織は叫んでいる積もりだったが、唇を突いて出た声は切れ切れの空気の波でしかなかった。。

「仕方が無い。 おまえがディルドゥをケツの穴に入れる処を見てやろう。 よく揉み解すんだぞ。」
「はい。」

 咲織の指が震えながら、菊華を捉えた。 クリームを載せた細い指を菊華にそろりと差し入れる。 静かな部屋に心音が響くほどに脈が上がっている。 自分が自分で無い様な、指が自分の物ではない様に思える程、咲織は羞恥に苛まれていた。 異物が躯の中に入る感覚にぴくっと鞭に赤く腫れた尻たぼが震える。 

『ご主人様の前にお尻の穴まで見せて、揉みしだくなんて。 もう、こんな恥ずかしい事は止めたい。 でも、ご主人様の仰るように良く揉まないとお尻が傷ついてしまう。 あぁ、顔が、躯が火照る。 いゃ、私、感じているの・・・。 どうか、見ないで。』

 綺麗なS字を描く躯の線が羞恥にゆるゆるとくねる。 まるで、観察者を惑わそうと媚びているように。 羞恥に朱く染まった柔肌が誘う様に輝いていた。 咲織の指が入った菊華の下で、ほんのりと開いた秘唇から恥じらう花びらが顔を覗かせ、今にも溢れそうに露を湛えている。       

「いい眺めだ。 おまえは余程婬乱な奴麗らしい。 恥ずかしいとか言いながら、今にも婬汁が零れそうに濡れているぞ。 幾ら物欲しそうに涎を垂らしても、可愛がってやるのはちゃんと奴麗誓約書を作ってきてからだ。 暫く我慢するんだな。」
 楽しそうに、そして咲織を辱めるように三宅は言った。

「あぁ。」
 辱めに耐えながら、咲織は必死の思いで菊華に入れたひとさし人差し指と親指で菊華を揉み解した。 ついでディルドゥの付いた革のTバックの様な拘束具を取った。
「あっ。」
 見ると、三宅の命令で今朝も自ら填めてきた物とは違い、縦の革ベルトからディルドゥが2本突き出していた。 その意味を知って、咲織は畏縮した。

「女になったからな。 記念に作ってやった。 婬乱なおまえがさぞかし悦ぶだろうと思って。 嬉しいか?」
「はい、嬉しいです。」
 意地悪い三宅の物言いにも咲織はすぐに答えた。 

『あぁ、咲織を責め立てるだけの道具と判っているのに。 でも、嬉しい。 嬉しくて、涙が出そう。 わざわざ作って頂いたご主人様の思いが嬉しいです。 だって、咲織のことを会わない時にも考えて頂けたんですから。 それに、付けていると躯は辛くて仕方がないのに、心はご主人様と繋がっている感じがして何故か嬉しかったものです。 でも、二つもなんてどうやって・・・。』


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☆ その262=吐息にも感じてしまいます。

「そうか、嬉しいか。 さすがに婬乱だな。」
「ひ、ひどい、ご主人様。 そんなんじゃありません。」
「上の口では恥らって見せても、下の口は正直だ。 もう涎を垂らして入れて貰うのを待っているぞ。 その様子ではついさっきまで処女だと言っても、簡単にするりと入るだろう。 見てみろ。」
 三宅の声に振り返ると、テレビ画面に咲織の濃桃色に濡光る秘部が大写しになっていた。 花びらの縁に盛り上がる透明な粘液さえはっきりと見えた。

『これが私? なんて、なんて婬らがましい姿・・・。 あぁ、逃げ出したい。 消えてしまいたい。』

「いゃ・・・。」
 咲織は悲鳴に似た言葉をぐっと飲み込んだ。 羞恥に躯が固まって動かなかった。
「早くしなさい。」
 三宅の言葉に咲織はディルドゥを股間に持っていった。 片手ではなかなか巧く差し入れられない。 急く思いにますます手が滑った。

「恥ずかしがるな。 左手で穴を開きながら片方ずつ、少しずつ入れていくんだ。」
 床に顔を擦り付けるように肩で躯を支え、右手でディルドゥの先を持ち左手で菊華を開いた。 ディルドウの先がするりと没した。 ついでもう一本のディルドウを秘裂に押し入れた。 まだ慣れない異物感に躯が逃げそうになる。 三宅の物より細いとは言え、狭い咲織の艶口は既に悲鳴をあげかけていた。 二つのディルドウを左手で支えて焦る気持ちの儘に右手で強く押し込んだ。 

「あぁぁぁん。」
 無理に押し込んだディルドウが二つの敏感な粘膜の管を押し広げ、下腹に重い痛みが走る。 特に破瓜を終えたばかりの秘唇はひりひりとする痛みを訴え掛けて来る。 瞳を閉じて、決意に息を吐き切ると、ディルドウを全て自らの躯の中に押し込んだ。

「はぁぁぁ。」
 少しずつ挿入された異物に躯が馴染んでいく。 じっとりと汗が柔肌を光らせる。 縦のベルトを下腹に押し当てながら、両サイドの留め金をカチリと填めた。 何処にも弛みが無く、T字型のベルトは咲織を拘束していた。  

「本当におまえは黒い革の拘束具がよく似合う。 身も心も婬らな感性も全て性奴麗になるために生まれた様な女だな。 ニップルチェーンは俺が着けてやろう。」
 三宅に手招きされて、咲織は三宅の元に躙り寄った。 背を反らせて、胸を差し出す。
 その乳首に三宅は顔を近づける。 その吐息にそよいだだけで、桃色の乳首に朱が差し、もっとと言う様にしこりだす。

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☆ その263=内腿まで伝って。

『あん。 感じてしまいます。 あっ、立ってくる。 恥ずかしいです。 早く着けてください。』
 
 鞭と羞恥に曝され、二つの穴をディルドゥに塞がれて、咲織の躯は驚く程敏感になっていた。 三宅の指が乳首に触れる、そう思っただけで躯を感悩の電流が走る。 咲織はその躯をふるふると波立たせた。 その自らの婬らさに恥入り、咲織は顔も上げられない。

「あぁぁん。」
 咲織の恥じらいを知ってか、三宅は焦らすように柔らかに蕾を指の腹で転がしてた。 そのこりこりとした命の感触を楽しむ様に。 咲織の唇から啼き声が躊躇いがちに漏れる。 

「ほら、すぐに立ってくる。 敏感な子だ。」
 小さいながらも固くしこり色づいた乳首を摘みニップルチェーンの留め輪を蕾の根本まで押し込み、きつめに締めていく。 両の乳首を金色の鎖が優美な光の弧で繋いだ。 幾本かの飾りチェーンの先で紅いカットクリスタルが洗濯ばさみに責められ痛々しく血豆が浮かんだ柔肌の上で揺れ踊った。 仕上げだと言うように三宅は咲織の肩を抱き、優しい口づけを軽やかに与えた。 

『あぁ、このまま、このままこうしてご主人様のそばに居させて下さい。』

「さ、服を着て行きなさい。 いい誓約書を待っている。」
 三宅の言葉に押されて咲織はワンピースを身に着けようと立ち上がった。 その途端、躯を襲った衝撃にへなへなと崩折れた。

 今までの菊華だけを責めるディルドゥとは桁違いの刺激だった。 直腸と膣の間の薄く余りに敏感な粘膜を二つのディルドゥが呼応して挟み込んでくる。 一本だけなら刺激を肉で逃がすことも出来た。 異物感に耐えれば良かった。 が、二つの責め具になると柔らかな粘膜の襞が上と下、前と後ろから責め込まれる。 逃げ場など何処にも無かった。 異物感などと生易しいものでは無い、女の奥底を抉る刺激が躯の最奥部で爆ぜた。 

「あぁぁぁあ。」
 咲織は桃色り唇をわななかせ、声にならない息を噴き出した。 秘裂を縦にぴっちりと締め付ける革のベルトを濡らして熱い蜜が滴る。 滴った蜜が裡腿まで濡らすのが自分でも判った。

「どうした、いつまで裸で居る積もりだ。 裸の儘、ビジネスルームまで行く気か。」 
 三宅の意地悪な言葉に立とうとする度に、躯の中に埋められた二本の棒が凶暴さを剥き出して破瓜を済ませた秘唇に襲いかかる。 ひりひりとした秘唇の痛みをじわりと愉悦が包み込んでいた。 何度も腰を上げかけてはしゃがみ込んだ。 躯は朱く上気して、甘い婬薫を立ち昇らせる。

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☆ その264=好奇の眼差しの中を。

「感じ過ぎて、立つ事も出来ないとは。 呆れ果てた婬濫だな。 助け船に鞭でも与えてやろうか。 鞭でしか動けないなんて奴麗どころか家畜そのものだ。」
「そんな、大丈夫です。」

『立たなくては。 何とか立って、歩き出さなくては。 あぁ、なんて、なんて感じてしまうの。 きっと、ご主人様は今日だけでなくいつもこれを身に着けるように言われるに決まっている。 感じることがこんなにも辛いことだったなんて。 このままご主人様の腕の中に飛び込めたなら。 でなければ、いっそ感じない躯に・・・。』

 冷ややかな三宅の声を受けて、咲織はテーブルに掴まりながらようやく立ち上がった。 沸き上がる衝動を逃がすように大きく息を吐く。 少しでも躯の中にある凶暴な龍を柔らかに包もうと腰を折る。 蹌踉けながらもワンピースを身に付け、ホルターネックのリボンを首の後ろで結んだ。 

 深手でも負っているかの様に恐る恐る脚を踏み出す。 案に相違せず、二本のディルドゥが躯の中で暴れ、粘膜の襞を捏ね回す。 次の脚が踏み出せない。 立っているだけで、躯中が熱く火照りだす。 咲織は襲い来る性感に痛みで対抗しようと血が出るほどに唇を噛み締めた。 瞳の前のドアが遙か彼方に逃げていく気がした。 部屋が形を失って揺らめいて見える。 三宅を振り返らずにドアを開けた。 火照り過ぎた躯を外の冷気が弄った。
 ホテル本館までの階段を一段昇る毎に、気が何処かに行きそうだった。 昼の痴態を聞いていたのか、ボーイが好奇心に満ちた賤しい眼差しを無遠慮に咲織に向けながら、表面上は恭しくドアを開けて待っていた。  

「あぁぁ。」
 あと一歩で玄関ドアに辿り着くと言うところで咲織は崩れるように座り込んだ。 咲織の中に埋め込まれた二つの棒がその本性を剥き出しにして大きく振動し始めた。 止める事など出来ない刺激が咲織を押し流していく。 羞恥に彷徨う咲織の視界に、階段下でコテージの前で自分を見つめる三宅の姿が映った。 三宅が意地悪くもスイッチを入れたのだろう、その掌には携帯があった。 哀しみと婬らな疼きに瞳の前の石の階段が色を無くし歪んでいく。

『あっ、ああ。 そんな、酷い、酷すぎます。 こんな所で。 こんなに凄い刺激で立っていられるわけが、平然としていられるわけがないことをご存じなのに。 わざと咲織に辱めを与えようとされるなんて。 怖れていたことが・・・。』 

「どうしました?」  
 ボーイがここぞとばかりに駆け寄り、咲織の肩を抱いた。 咲織はその手を振り払う気力も出せず、ただ大丈夫と首を横に振る。 親切げな態度を取りながらボーイはぴんと張り詰めたワンピースの大きく開いた胸元を覗き込んでいた。

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☆ その265=躯の中の兇器。

「何処かお躯でもお悪いのではありませんか。 医務室にお連れいたします。」
 ボーイの声には態とらしく、何処か邪な気持ちが入り込んでいた。 咲織が抵抗できないことを確認すると、抱き上げようとしてくる。
 
『近い。 近すぎる。 この距離ではバイブの音を聞かれてしまう。 どうしよう。』

 気が焦り、羞恥に血が一気に顔を真っ赤に染めた。 脂汗が全身から吹き出てくる。 羞恥心と持って生まれた潔癖性がディルドゥの刺激を上回った。 咲織はボーイの手を叩くように刎ね退け、夢中で駆け出していた。   

 ドアに倒れ込む様に身を預けた咲織の瞳に夕陽に灼かれて血を滲ませている様な海が見えた。 ボーイはぽかんとして咲織を見上げていた。 

 止まったら二度と立ち上がれないだろうと判っていた。 咲織はビジネス・ルームまで急きたてられて脚を動かした。 一歩毎に下半身が蕩け出し、床に粘りつく様だった。 足を掬う泥沼を進む様にありったけの気力を振り絞って歩を進めた。 フロントレディーの冷ややかな侮蔑の視線が咲織の肌を締め付けた。 

 ビジネス・ルームと金文字で書かれた木のドアを開けた。 手近な椅子に崩れるように落ち込んだ。 はあはあと動物的な息が零れた。 安堵と共に二つの感器に埋められたディルドゥがその存在を主張し始める。 既に振動は止まっていたが、躯の中での圧迫感は圧倒的だった。 婬汁が熱い裡腿を伝っていた。

『こんなにも躯が反応していたなんて。 あぁ、私は本当に婬乱な女なの? 性奴麗になるべくしてなった女なの? 違う、違う。 そんなことは。 お母さんみたいないやらしい女じゃない。 私はただただご主人様を想って。 この気持ちは純粋なの。』

 ディルドゥの存在を少しでも感じない様に咲織は椅子の中で躯を弛緩させた。 じっと灼け付くような性の疼き性が遠ざかるのを待つ。 

『あぁ、すぐそばにご主人様がいらっしゃるのに。 こんな所に一人で居るなんて・・・。 早く、早くあの腕の中に包まれたい。 心が解き放たれるあの場所に。』

 パソコンを立ち上げ、咲織は検索ページに『奴隷誓約書』と打ち込んだ。 すぐに文字だけでも禍々しいホームページの数々が表示される。 右肩の数十万件ものヒット数に驚いた。 

『こんなにも沢山の人が、私のように性奴麗としてご主人様に仕えているの。 こんなにも沢山の女性がご主人様を愛しているの。 この内の一躯何人がご主人様からも愛されているの。 私は一躯・・・。』

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☆ その266=反応する躯。

 一番上にあったホームページを開いた。 黒いバックに小さな文字で奴麗契約書と誓約書が打ち込まれている。 つい1ヶ月も前なら字面をいくら追っても何の感慨も抱かなかったろうその文字の一つ一つが今では胸に刺さる痛みとして実感できた。 

 これから奴麗を誓おうという咲織から見れば、余りにも酷い言葉が並んでいたが、大方は咲織がこれまでに三宅から受けた責めや言い聞かされた言葉から想像出来た内容だった。 

『あぁ、本当に私はこの人と同じ性の奴麗なんだ。 何の人格も認められず全ての権利をご主人様に捧げた存在。 ご主人様の望むままに肉体を差しだし、悦んで貰うだけの存在。 何の罪科も無いのに、ご主人様の気分の儘に罪人のように鞭打たれる存在。 肉体を提供した見返りには与えられるのは苦痛と屈辱だけ。 どうして、どうしてこんな酷い扱いしか受けられないのに、みんな誓約書を認めたの。 どうして、私は結局、誓約書を書いて、そして自ら絶対服従を誓ってしまうの。 どうして。 好きだから・・・? ううん、たぶんそれ以上だから。 ご主人様こそが私がこの世にいる意味、証しだから。 そう、もう咲織にはご主人様のいない世界はあり得ない。 何時の間にか。』

 幾つかのページを捲っていく。 並べられた語句の違いはあっても、性の奴麗と言う立場に違いがないように、書かれていることは大同小異だった。 多くは最初に基本的な心構えの宣誓をし、ついでそれを具躯化して日常生活や調教時の心構えや態度、訓練などについて書いていくパターンで書かれていた。 

 不意に、ディスプレーを見ていた咲織の顔が悲しげに歪んだ。 ついで不安に動悸が高まる。 

『こんなこと、こんな非道いことは咲織にはとてもとても書けない。 誓えない。 絶対に。 この人はこの人は、こんな事を自ら書いて、本当に従うの? 平気なの? どうか、ご主人様がこの事だけは書けと言われません様に。 どうか。 』

 咲織は頭の中から悲しみを追い出すように、次のページにすぐに移った。 

 ホームページを見ている間にも、躯の中に突き刺さっている二本の凶器はじわじわと咲織を責め苛んでくる。 その常に躯の芯から送られてくる刺激に身を任せれば恐らくは心地よい快感も、人目を気にして耐えようとすれば、鞭で打たれる苦しみよりも遥かに辛い苦痛でしかなかった。 いっそ、躯の中で狂い出そうと身構えている欲望にこの身を委ね、行くところまで行ってしまいたいと言う衝動に襲われる。 咲織は脂汗を滲ませながら、ディスプレーに並んだ哀しい奴麗達の覚悟を読み耽った。

 最も普遍的だと思われる誓約書を選び出し、ワープロソフトにコピーした。 誓約者名を自分の名に変え、表現を自分の文章に置き換え整えていく。 キーボードを打ちながらも自分が打ち込む言葉に反応してしまう。 躯の芯が沸々と婬靡に煮え立ち、肉が潤んでくる。 

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☆ その267=滴るもの。

『本当に、私は御主人様の本物の奴麗になるのですね。 身も心も文字通り全てをご主人様に委ねた性の玩具として生きていくのですね。 あぁ、そう思っただけで私は熱く感じてしまう様になってしまった。 惨めな誓約書を自ら打ちながら、躯が疼いてしまう変態になったのかも知れない。 早く、早くご主人様の元に戻りたい。 ご主人様に抱かれたい。 ご主人様を全身で感じたい。 本当に咲織は奴麗になってしまった様です。』

 やがて、三宅への焦がれる様な想いに躯が反応するのとは違う、もっと直接的で物理的な掻痒感がディルドゥの突き刺さる菊華から躯内に拡がっていくのを感じた。 咲織は一刻も早く三宅の元に走り出したい想いから全神経をディスプレーに集中させる。 その努力を嘲笑うように掻痒感は刻一刻と狂い出しそうな程に耐え難くなっていった。 余りの痒みにキーボードを打つ手がふるふると震え出し、文字が視界の中で滲み始める。 三宅の調教と訓練で少しずつだが性器になり始めていた咲織の菊華は痒みと官能の炎を区別でき無くなりつつあった。 

『あぁ、ご主人様、咲織はおかしくなりそうです。 この痒さはなんなの。 こんなのは感じたことがない。 あぁ、本当に私は狂ってしまったの? お尻が、あそこが溶けてしまいそうな程むずむずと痒い。 血が出るほどに掻き毟りたい。 躯の芯が燃えているみたい、熱い、あぁ、気が変になりそう。 早く、早く書き上げなくては。』

 咲織は両手を握り締め、唇を噛んで躯を焼く痒みの炎が鎮まるのを待った。 意識をディスプレーに集中させ、訴え続ける感覚を無視しようとする。 

「あぁぁぁぁぁ。」
 躯から掻痒感を吐き出すように深く息をした。 キーボードを打つ手が思わず菊華に行きそうになる。 躯の中を得躯の知れない毛虫が這い回るようだった。 躯がねっりとした脂の中に漬けられたように気持ちが悪い。 

『私はどうしてしまったの? ご主人様、もう咲織は駄目かも知れません。』 

 薄れ行く意識の中で、それでも咲織は三宅を求めて誓約書を打った。 咲織が必要と思う事だけを打ち上げた。 出来上がった誓約書を印刷し、念のため自分のフリーメールに送付した。 ほんの三歩ほど離れたプリンターに行くだけで、躯に埋められた凶器が暴れ出し、既に火が着いている掻痒感を一層燃え上がらせる。 息が上がった。 パソコンからデータを消去し、意を決して立ち上がった。
 
『ご主人様は満足して頂けるかしら。 なんだか、とても怖い。』
 
 咲織は漠然とした不安に怯えにながらも、急かされたように歩き始めた。 つーっと透明な愛液が裡腿を伝った。 それを指で拭い、大きな息を一つ吐き出す。 ディルドゥが少しでも粘膜の襞を擦らない様に小幅にゆっくりと歩を刻んだ。

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☆ その268=触れないで。

 わずか三宅の待つコテージはおろか、眼の前に白く浮かんでいる玄関ドアでさえ、砂漠の果てで揺らぐ永遠に辿り着けない蜃気楼に思えた。 一歩脚を踏みだす度に破瓜を済ませたばかりの敏感な粘膜はディルドゥに擦り上げられ、同時に菊華を苛む掻痒感が少しだけ満たされる。 その限界を越えて苦しみとなった痒さを少しでも鎮めようと躯は勝手に腿をすり合わせる。 その動きが抗い様の無い感悩の疼き起こさせる。

 咲織は婬靡な蟻地獄に堕ちこんでいった。 動く事も、じっとしている事も出来なかった。 動けば感悩の炎に秘肉を炙られ、じっとしていれば菊華の痒みに肉を掻き毟られる。 息は恥かしい程に荒くなり、ワンピースの下で柔肌はじっとりと汗ばんでいた。

 三宅の元へ戻りたい一心で、後一歩、後一歩と階段を降りた。 いつ何時、三宅がまたバイブのスイッチを入れないかと、心臓がばくばくと脈打つ。 フロントレディーの冷ややかな笑みを無視し、ドアボーイの露骨な視線に耐えて、ひたすら三宅のいるコテージを目指した。 意識しまいとする程に躯中の血が股間に集まり、頭が白くなる。 ドアを開けた。 ほっと力が抜けて足元の石畳が柔らかな雲のように感じられた。

「あぁ。」
 意識がふっと遠ざかった。 その先の石段を転がり落ちない様にとその場にしゃがみ込むのが正精一杯だった。 

「大丈夫ですか。」
 下心を隠さずドアボーイが機会到来とばかりに咲織の躯を抱き止めた。 ドアボーイの暑い掌がノースリーブの咲織の腕に触れた。

『いや、触れないで。 私に触れないで。 この躯は、この肌はご主人様だけの物。 誰にも触れられたくない。 気持ち悪い。』

 三宅以外の掌の感触に全身に鳥肌が走った。眩暈がする程の悪寒に震えた。 血の気が引き、熱かった躯が一気に震えるほどに凍えた。 男の掌から逃れようと、咲織は藻掻いた。 まるで息も出来ない深海で海藻に絡み取られた様に躯が動かなかい。 瞳の前のドアボーイの脂下がった顔が脳裏で怪物の様に膨れ上がった。 
「きゃあぁぁぁぁぁ。」
 咲織は悲鳴をあげていた。 
「大丈夫です。 何が怖いんですか。 あの男から僕が助けてあげますよ。」
 ドアボーイは猫撫で声で咲織をあやそうとした。 抱えた掌で咲織の強張った頬をやわやわと撫でてくる。

「触れないで。 放して。 私はご主人様の物なの。 他の誰も触れないで。」
 咲織は自分でも驚く様な力でドアボーイの掌を振り払った。 驚ろきに固まった若い脂ぎった顔を残し、咲織は駆ける様に石段を降り出した。 
「あっ。」
 数段も降りない裡に脚が縺れた。 瞳の前がぐらりと反転した。

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☆ その269=剥き出しの肌に。

 ふわりと躯が浮いた。  

『せめて、ご主人様の腕の中で。』

 瞬間、咲織は生を諦めていた。

 次の瞬間、咲織は力強さを感じて瞳を開いた。 絶えず想い描いていた三宅の笑みが拡がった。 咲織は三宅の腕の中に落ちていた。
「ご主人様。」
 心臓が生き生きと脈打った。

『この命は本当にご主人様の物。 あの母から生まれた意味の無い命だったのに、ご主人様に拾われた。 泥の中からご主人様の掌で掬われた。  もしかして、ご主人様は咲織の事を・・・。 ううん、そんな筈ない。 いいの。 どうでもいい事。 あぁ、ご主人様に何処までも付いて行きたい。 何処までも連れて行ってください。』

「どうして。」
 咲織は無垢な瞳で三宅を見上げた。
「自分の物が壊れるのを見ていられなかっただけだ。」
 三宅はぷいと視線を逸らし、そっけなさを装った。
「ずっと見守って・・・。」
 胸を焦がす咲織の問いに返事は無かった。 名残惜しそうな貌を向けているドアボーイに冷たい一瞥をくれると、咲織を軽々とコテージへと運んだ。  

 三宅は大切な物を運ぶようにそのままコテージの中に入り、咲織の絡み付こうとする細い腕を邪険に払い除け、ソファの側に降ろした。 床が剥き出しの肌に冷たかった。
 
「あぅん。」
 咲織は拗ねた甘い啼き声に喉を鳴らした。
「誤解をするな。 たまたま外に出たら、馬鹿なおまえが俺に倒れ込んできただけだ。」 
 三宅は照れ隠しの様に煙草に火を付けた。 

『良いんです。 助けられたのが偶然でも。 それがご主人様だった事には変わりないのだから。』

 咲織の胸を熱い物が満たしていく。 それと共に、菊華の痒みが熾き火のようにちろちろと疼きだす。 咲織は床の上で、切なげに身を捩った。 身を捩りながら、三宅の視線を感じていた。 その視線に射られた肉がふつふつと煮え滾り始める。 婬らな痒みと疼きが躯の芯から突き上げてくる。

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☆ その270=肉を炙る疼き。

「ご主人様。」
 心の中が唇から零れていた。 その名にじゅんと躯が反応する。 三宅を見上げたその眼差しは、清楚な少女が女になった瞬間だけに生れるぞくりとする妖艶さを纏っていた。

「奴麗の正装は何だったかな?」
 三宅は煙草を消して、冷たい視線を浴びせた。 咲織から奴隷誓約書を取り上げ、真摯な眼差しで読み始める。
「はい。」
 咲織は床に躯を横たえたまま、ワンピースを邪魔な殻を脱ぐ様にハイヒールから引き抜いた。 三宅への想いが肌を破って今にも噴き出しそうだった。 咲織は三宅の足元に忠犬さながらに奴麗の印の黒い革枷だけの裸身を蹲らせた。 

「あぅん。 ぅん、ぅん。」
 三宅の足からスリッパを剥ぎ取り、素足の指に唇を付ける。 上目遣いに三宅の顔色を盗み見て、指の股に舌を差し入れていく。 ぺちゃぺちゃと言う子犬が餌にじゃれつく様な音だけが静寂を濡らした。 

 三宅の足指を口に含んだ。 口の中の三宅の足指に舌を巻き付けるように這わせる。 足指に触れている粘膜から三宅が咲織の中に降りてくる歓びが躯に満ちる。 

『ご主人様、ご主人様の御御足とても美味しいです。 咲織は幸せです。 何時までもこうしてお側に侍っていたい。 ご主人様にご奉仕していたい。』

 甘い歓びは咲織の躯を降りていき、下腹の奥の婬らな疼きを煽った。 ずむずむとむず痒い様な疼きが肉を炙り、胸に込み上げてくる。 咲織は今にも躯を燃やし尽くそうするその疼きさえ愉しむ様に三宅の足指を口に含んで飽きる事が無かった。

『婬らと言われてもいい。 どんなに侮蔑の視線を向けられても構わない。 咲織はご主人様の奴麗。 ご主人様の傍らで、こうしていられるためなら、どんな事でも・・・。』

 三宅の足指を舐め、自ら湧き出した唾が喉を降りる度に三宅への想いは甘く切なく肉に染み込む。 婬美な想いに浸った躯は疾うに濡れ、肌と言う肌は三宅を愛憮を求めて蠢きだす。 咲織は三宅がペンで奴隷誓約書に何やら書き足す音も聞こえないかのように一心に舐めていた。

「良くある下品なものと違って、無駄が無く知的で良くできていた。 が、一つ大事なことが抜けていた様だ。 さ、全て自分で読見上げなさい。」
 三宅は咲織の前に奴麗誓約書を落とした。 
「はい。 読ませていただきます。」
 咲織はまだ幸福な奴麗の夢の中に漂っていた。

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☆ その271=奴隷誓約書。

「奴麗誓約書 私、橋本咲織は三宅一樹様をご主人様とし、全ての権利・自由をご主人様に委ねるご主人様の性処理用の奴麗として、以下のことを誓います。
 一つ、ご主人様の奴麗として生涯、ご主人様だけにお仕えすることを誓います。
 一つ、御主人様のあらゆるご命令に絶対服従し、何時如何なる場合にも一切異議を唱えこと無く、ご命令を励行することを誓います。
 一つ、ご主人様の喜びを、そのまま私の喜びとし、ご主人様の前に心と身体の全てを差し出し、ご奉仕することを誓います。
 一つ、ご主人様からのご調教は、それが肉体的、精神的な苦痛を伴うものであればある程歓びに感じて、心より感謝し、進んでお受けすることを誓います。
 一つ、ご主人様からのご命令に従えない場合、またご満足のいくご奉仕が出来なかった際には、どの様なお仕置きでも喜んでお受けすることを誓います。
 一つ、ご主人様に何時でもより快適に奴麗の躯を性具としてお使い頂けるよう、常に口・秘唇・菊華その他の肉体を清潔に保ち、また御主人様のお好みに合わせ性技の向上に努めることを誓います。
 一つ、ご主人様のご指示により、ご主人様の性処理用の奴麗であることの証を喜んでこの肉体に刻む事を誓います。
 一つ、御主人様の望まれる肉体となるべく、ご主人様のご指示のままに、どの様な肉体改造をも喜んで受け入れることを誓います。
 一つ、・・・。」
 咲織は声を詰まらせた。 今までうっとりと歓びに濡れていた大きな瞳は哀しみに陰り、助けを求める憐れな捨て犬の様に力なく彷徨った。

「あぁぁ、こ、これは。 私には誓えません。」
 咲織の声は震え、その場に泣き伏した。
「何故だ? 何故読めない、何故誓えない。」
 三宅の厳しい声が咲織の胸を叩く。

『あぁ、ビジネス・ルームで見て、一番怖れていたことが本当になってしまった。 どうしよう、本当にどうしよう。 こんな非道いこと誓えない、誓いたくない。 それに読んだとしても、きっと、咲織には出来っこない。 私には、私には絶対に無理です。 でも、でも、ご主人様が本当に命じられたら・・・。 一体、どんな罰が・・・。 捨てられる。 咲織は捨てられる。 塵の様に。 あの冷たい眼で。 いや、いゃ、それだけは。 ぁぁ、きっと、咲織は最後には・・・。 それが怖い。』

「出来ないなどと言う権利はおまえには無い筈だ。 自分で書いた前文にも全ての権利と自由を俺に委ねたとある。 後の条文はそれを肝に銘じるために具体的にしているだけだ。 しかもその条文でも、あらゆる俺の命令に絶対服従し、一切異議を唱えないと誓っているじゃないか。 その舌の根も乾かない内に、俺の命令が聞けないと言うのか。」
 これまでどんな時にも感じた事の無い、冷たい怒りが三宅から降りてくる。 咲織は心が凍り付き、粉々に砕け散る痛みに震えた。

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☆ その272=突き上げてくる痒み。

「おまえが読めないと言う条文は、わざわざ書かなくとも俺の命令一つで従わなくてはならないことを、おまえが認識する様にと書き加えただけだ。 ただ、その条文がおまえの立場を、奴麗の本質を最も端的に現しているから態々加えたんだ。 誓えない、言えないとはどういう了見だ。 本当に俺の奴麗でいる積りなのか。」
 三宅の声は静かで諭す様だったが、そこに籠められた怒りと失望に咲織は怖れた。

「だって、だって、私はご主人様の奴麗です。 他の人の奴麗になったわけじゃありません。 ご主人様以外の誰も愛する事なんて出来ません。 触れられるだけでも鳥肌が立ってしまいます。 お願いです。 私をご主人様だけの奴麗にして下さい。 ご主人様だけにご奉仕させて下さい。 後生ですから、どうか、どうか・・・。」
 咲織は涙が溢れた瞳で三宅に縋った。 縋る事しか出来ない、咲織はそれを知っていた。 

「おまえは誤解している。 おまえは誰の物だ?」
「ご主人様の物です。」
 咲織は胸を張って答えた。

「そうだ。 おまえは俺の物だ。 だから、他人に貸し出すことが出来る。 自分の物でなければ他人に貸すことなど出来ないだろう。 ここにこの条文の意味がある。 この条文によって、おまえが俺に完全に従属した所有物だと言うことを端的にそして他の者にも明確に示す事が出来る。 おまえが対等の恋人なら他人に貸し出すことなど出来ない。 おまえが人の物なら、やはり、他人に貸し出すことなど出来ない。 おまえが俺の物だから、俺の完全な所有物だから他人に貸し出すことが出来るんだ。」

「で、でも、やっぱり、私には誓えません・・・。 ご主人様以外の人に奉仕するなど、考えるだけでも死にそうです。 お願いです・・・。 どうか・・・。」
「いいだろう。 では、おまえの躯に聞いてやろう。 鞭で打たずとも、自らその条文を誓う筈だ。 おまえはそう言う婬乱な奴麗だからな。」
 三宅にはもう怒りは見えなかった。 代わりに、咲織の心臓が止まる様な暗い笑みを浮かべていた。

「靴を脱いで、テーブルの上で仰向けになりなさい。」
 三宅に命じられるままに咲織は三宅の座るソファの前に置かれた大きな木製のテーブルの上に登り、しなやかな裸身を横たえた。 菊華から突き上げてくる痒みに華奢な腰が時折揺れる。
 
「両手を頭上に上げなさい。」
 三宅が無防備に裸を晒している奴麗に命じた。

『ご主人様、咲織に何をされるのですか? 不安でいっぱいなのに、ご主人様に命令されると思わず言うことを躯が聞いてしまう。』

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☆ その273=媚薬。

 三宅は素直に上げた咲織のか細い腕を締める手枷の金輪に鎖を取り付けた。 机の下に廻すと、もう一方の手枷の金輪に留めた。 

「脚を拡げなさい。」
 ついで引き締まった足首を強調している足枷の金輪にも同じように鎖を付け、両膝がテーブルの縁に当たるまで拡げ切る。 咲織はいとも簡単に机の上でX字に磔られ、全ての自由を奪われた。 

「ちゃんと最後の条文も誓えたら縛めを解いて、抱いてやる。 それまで良く考えろ。」
 三宅はそう言って、冷蔵庫からビールを出しコップに注いだ。 煙草に火を付け、目の前のこの上なく美しい曲線で描かれた裸体を晒した生け贄を肴にビールを飲んだ。 何時までも、咲織が崩壊するまで許されない事をそのゆったりとした態度が示していた。 咲織はこれから与えられる責め苦に怯え、そして哀しい諦めの果ての定めに胸を締め付けられた。 

「旨い。 もっと旨くしよう。 いい声で啼けよ。」
 三宅は聞こえよがしにそう言うと、ケータイを取り出しあるナンバーを押した。 咲織の躯に埋め込まれた二本のディルドゥが震え出した音が机に反響して婬靡に響き始めた。
 
『あぁ、只でさえ狂うほど痒いのに。 それが掻き回されて。 躯の中を揉み苦茶にされているみたい。 あぁ、抱いて欲しい。 足りない、足りない。 ご主人様が足りない。 ご主人様は楽しいのですか、狂う私を見て。 なら、思う存分楽しんで下さい。 でも、他の人の物には絶対に絶対になりません。 この肌を穢させません。 ご主人様の肌なんだもの。 この躯はご主人様の躯なんだもの。 だから、絶対に耐えなくては。 でも、それで、ご主人様が許してくれる? もし、もし、許されなかったら。 そう、きっと気が触れてしまう。 どちらにしても気が触れる、咲織はご主人様の与えてくれる責め苦の中で気が触れたい。 このまま、許されないなら、このまま狂い死にすればいい。』

 咲織のくびれた腰がテーブルから弓なりに浮き上がり、縛めの許す限りに左右に捩れる。鎖が冷たい音を立てた。 手脚に力が込められ、ふるふると細い筋肉が震えるのが見えた。 裡腿が緊張し、すーっと綺麗な筋肉の線が柔らかな肉に浮かび上がる。 黒い革ベルトが縦に割るその裸身の中心は仄かに桃色に色づき、零れた愛液に光が煌めく。 柔らかな唇は噛み締められ、少女の色を無くしかけていた。

「もう痒くて気が狂いそうな筈だ。 ここを出る前に自分で尻に塗ったクリームの効果は2時間後に最高になり、以後2時間は続くそうだ。 後、3時間耐えられるかな。」
 三宅はソファに背をゆったりと凭せ掛け、咲織の乳房の上にどかりと素足を乗せた。  おまえの胸など足置きに過ぎないと咲織に知らしめる様な無遠慮な置き方だった。 上を向いても綺麗な球形を保ったままの咲織の若さの詰まった乳房が三宅の足に押されて、苦しげに歪んだ。

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☆ その274=丸い尻。

 三宅の足に踏み付けられた咲織の乳首は小さいながらもつんと立ってきていた。 三宅は足の裏でそのこりこりとした感触を愉しんで転がす。 咲織は唇を噛むのを止めていた。 濡れた唇が微かに開き、切れ切れに啼き声が漏れだす。
 
『ご主人様の御御足が暖かい。 あー、そんなに蕾を転がされたら感じてしまいます。 もう私の躯は訳が分からないほど、ぐちょぐちょに蕩けそうなのに。 どうしてかしら、足蹴にされているのに、ご主人様の体温がとても嬉しい。 非道い事されているのに、嬉しさがこみ上げる。 もっと、もっとご主人様を感じたい。 あぁ、お腹の中まで痒みが押し寄せてきてる。 本当に痒いの? それとも婬らに疼いているの? お願い、バイブを止めて下さい。 もう、壊れそう。 気が狂う。 欲しい、欲しい。 ご主人様が欲しい。 もっと、もっと、踏みつけて下さい。 もっと、私に触れて・・・。』

「あぁぁん。 あふぁん。 ぅぅん、はん。」
 咲織は優美な眉根を寄せ、あえかな啼き声を零し続けた。 逃げ出そうとしているのか、何かを求めているのか、手脚を力の限りに突っ張る。 鎖が嘲笑う様にがちゃがちゃと鳴った。 

 咲織は赤子の様に躯を丸めようとしていた。 鎖に引っ張られた手脚を精一杯に縮めようとして足掻く。 蜂の程に締まった腰がくねくねと畝る。 咲織の裸身が苦悶に後打てばのたうつ程に、見るの者の眼にこの上無い愉しみを与えた。 時と共にその肌は上気して艶めき、美貌は凄艶さを纏っていった。 聖人さえ陵辱者に変えてしまう程に咲織の苦悶の舞いは婬美を極めていた。 

 命を削る様な生け贄の踊りを眼で、乳房の心地良い弾力と柔肌を足裏で愉しみながら、三宅はビールに喉を鳴らした。 熱く滾ってくる体に冷えたビールは至福をもたらす。

 三宅は片足を動かし、咲織の可憐な唇の上に置いた。 意識を宙に舞わせながらも、咲織の唇は柔らかに開き、押し付けられた三宅の足裏をまるで美味な馳走でもあるかのように舌を出して舐め始める。 

 その舌の動きが婬靡な疼きに炙られて激しさを増していった。 やがて咲織は耐えかねたように首を回して艶やかに啼き声を放ち始めた。 丸い尻が宙に向かって机から浮き上がる。 三宅の足を弾くほどに胸を反らせて、苦しそうな息を吐き出した。 白い躯は妖しく桃色に染まり、ねっとりと肌と言う肌は艶めく汗を纏う。

「逝きたいか。 まだ駄目だ。 ちゃんと最後まで誓約書を読むなら許してやるが。」
 三宅は咲織の躯に刺さった二本のバイブを止め、咲織の顔を足裏で乱暴に右に左に捻じる。 三宅の足裏を咲織の流した暖かな涙が濡らした。

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☆ その275=無茶苦茶にしてください。

「どうだ。 誓約書を読む気になったか。」
 咲織の顔から三宅は足を退かした。 

 咲織の躯からくねりが徐々に遠ざかっていった。 自由になった口を大きく開けて、熱い吐息を漏らす。 縛められた両手を白くなる程に握り締め、咲織は三宅の顔を真っ直ぐに見た。 

「嫌です。 絶対に、ご主人様以外の人には触れられるのも嫌です。」
 血を吐くように咲織は言葉を吐き出した。 

「おまえは誰の所有物だ?」
 三宅が静かに聞いた。 
「ご主人様の物です。」
「だったら、俺の物をどうしようと俺の自由だろう。 まだ、判っていないんだな。」
 三宅はテーブルの上でX字に磔にされている咲織の黒い革ベルトに縊られた股間にビールを垂らしていく。 冷たさが痒みと官能の火に加熱した肌に心地よかった。 ビールは咲織の肌ですぐに温くなっていく。 その滴を三宅は口を付けて啜った。 
「あぁぁぁぁ。」
 開いた傷口のように敏感になった柔肉をビールごと啜られて、咲織は再び身を捩って悶え始める。 消えてはいない躯の奥火が油を注がれたように燃え上がる。 同時に菊華を責め続けていた掻痒感も一気に目覚めてしまった。 無意気の内にそこを掻き毟ろうと鎖で縛められた腕が鎖を鳴らす。 三宅の掌が喘いでいた咲織の乳房に伸び、大きく円を描くように揉み解すように撫でていく。 ざらついた大きな男の掌に汗に濡れた柔肌が離さないとばかりに吸い付いた。 

『もう、もう、許して下さい。 狂いそうです。 ううん、もう咲織はきっと狂っています。 耐えられない、訳の分からない炎に躯を灼かれてしまいそう。 熱い、熱い。 焦れったい。 何とかして下さい。 どうか、ここから救い出して、おねがい、ごしゅじんさま。 おねがいですから。』

 それは三宅に抱かれた時の、あるいは鞭で打たれた時の躯を貫く荒々しい雷では無く、じりじりと躯の中心から蝕んでくる様な溶け出していく様な感覚だった。 その感覚が時と共に強くなっていく。 もう、正常な器官も細胞も残っていないように思われた。 躯中の細胞が狂いだし、咲織の意志を見捨てて暴走し始めていた。 

『欲しい、欲しい、欲しい。 もっと、もっと、もっと無茶苦茶にして欲しい。 もっと、もっと、もっと。 欲しい、欲しい。』

 何が欲しいのかも、何が足らないのかも、何を望んでいるのかも判らず、咲織はただ身を焦がす慾望の火に悶えた。

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☆ その276=反り返る足指。

『後少し、後少しで解放されるのに。 あぁ、狂おしい。 もっと、もっと。』

「あぁぁぁぁぁ、あふぅあふぅ。 あふぁ。 あん、ぁぁん。」
 咲織は熱い喘ぎを放ち続け、細い腰から躯が千切れるばかりに身を捩った。 三宅がケータイでバイブのスイッチを再び入れた。 咲織の躯が雷に打たれたように震え、桜貝を載せた小さな足指が反りかえる。 大きく開かれた裡腿がぷるぷるぷると痙攣する。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織はついに狂った様に泣き叫び始めた。

 咲織の内奥から燃え上がった感悩の炎が全身を包もうとする。 それに身を任せてしまおうと咲織の意識が内に向かう。 が、気が狂いそうな菊華の痒みが容易に許してはくれない。 その激しく鬩ぎ合う狭間の中で咲織の繊細な魂は引き裂かれ、悲鳴を上げていた。

 鑢で皮膚を一枚だけ擦り取られて剥き出しになった赤剥けの肌を羽毛で擽られ続ける様な責め苦に、咲織は身悶えし続けた。 引き続く筋肉の緊張に躯中から汗が噴き出し、肉と言う肉が軋んだ。   
   
 火傷しそうに熱く熟れた咲織の乳房にも三宅は冷たいビールを掛け、音を立てて啜り、舐め回した。 咲織の心臓が三宅の口と糸で繋がっているかのように口の動きに連れて、のたうつ。 咲織は半開きの唇から涎を垂らし、火のような息を噴き上げた。 三宅が腕を伸ばした咲織の秘部を縊る黒革は水に漬けたように濡れ、裡腿までもぬめぬめと婬蜜が滴っていた。 

「欲しいか。 言ってみろ。 さっき言えなかった誓約を。」
 三宅は咲織の赤く染まった耳朶に口を寄せて囁いた。

 咲織は苦悶の表情を浮かべたまま、それでも首を左右に振った。 もう、意識は殆ど残っていなかった。 苦痛としか思えない快感と掻痒感に揺さぶられ続け、残っていたのは偏に三宅を求める想いだけだった。 

「まだ頑張ると言うのか。 おまえの菊華に塗った催婬剤は、整形外科医から貰ったCIAが女性スパイの自白用に使う劇薬だと言うのに。」
 少し呆れ気味に独り言ちた。 ソファに座り直した三宅は、すぐ前の机の上で苦悶し、陵辱者にはこれ以上は無い嬌態を見せている精緻な裸身を見つめた。 煙草に火を着け、ぬるくなったビールを流し込んだ。 窓の外は既に闇が降りている。 三宅は咲織の中で暴れているバイブを止めた。 引き攣ったような震えが収まり、華奢な躯が一層小さく、か弱に見えた。 時々、瘧を起こしたように腰がぴくっと動く。 ぎゅっと瞑られていた瞳がゆっくりと開いた。 

「いゃぁぁぁぁ。」

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☆ その277=這う指。

 鎮まりかけた官能の炎に入れ替わって掻痒感に翻弄され、咲織は堪らず声を上げた。 菊華を机に擦り付けるように尻たぼを揺すり始める。 歯を喰いしばり、腕を突っ張らせる。 細い二の腕の肉が震える。 握り締めた掌に爪が喰い込み、その痛みでようやく狂わずにいられた。 

「もう、もう。 お許し下さい。」
 三宅に向けられた咲織の唇がそう動いた。
  
『どうか、お慈悲です。 鞭でお尻を、躯中を、秘芯を菊華を打って下さい。 鞭が、鞭の痛みならこの地獄から抜け出せるかも知れない。 鞭が欲しい。 鞭が恋しい。』
  
咲織は掻痒感に蝕まれ混濁する意識の中で三宅の姿を探した。 涙で滲んだ視界の中に三宅の顔を見つけた。 必死に願いを込めて見つめた。

「誓う気になったか。」
 三宅が紫煙を咲織の顔に吹きかけた。 咲織の瞳は三宅に縋り続けた。 

「どうか、鞭を。 打ってください。」 
 息も絶え絶えに咲織は訴えた。 その間にも掻痒感に腰が勝手に動き、丸い尻をテーブルに押し付け、もぞもぞと蠢かす。 その憐れなダンスが見る者をどれ程愉しませるか想いも寄らずに。
「ついに自分から鞭を望むようになったか。 やはり本物のマゾだったな。 数回にも満たない調教で自ら鞭の救済を願いとは、呆れ果てたマゾ雌だ。」
 三宅はソファの傍らにあった鞭を手に取り、すっと立ち上がった。

『あぁ、打って下さるのですね。 どうか、気を失うまで打って下さい。 そして、この痒み地獄から救って下さい。』

 咲織は躯中を浸食する痒みという魔の手から逃れるために鞭の痛みを望んだ。 掻き毟れぬなら、いっそ痛みでそれを忘れ、その果てに気絶したかった。 今の咲織にとって、鞭は地獄の上に見える蜘蛛の糸だった。 

 三宅はしっとりとした房鞭の革帯を咲織の上気した柔肌を首元から下へゆっくりとざわざわと這わせた。 幾十もの指で撫でられる様な感覚を柔肌に覚える。 咲織の熱く灼かれて神経が剥き出しになった様に敏感すぎる肌からびりびりとする刺激が躯の内側に向かって走った。 鞭の房の動きを追って、咲織の躯が脈打つ。 鞭の房は咲織の無毛の秘部で止まり、裡腿へと回って、柔らかな肌を楽しむように撫でていく。 

「あぁぁぁぁぃいいい。」
 咲織の紅を引いた様に紅く潤んだ唇が何かを求める様に震える。

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☆ その278=鞭をください。

「打って欲しいか。」
 返事の代わりに咲織は首を動かした。 

「駄目だ。 まだ駄目だ。 誓うと言うなら、打ってやろう。 この苦しみはご主人様の命令が聞けないと言い張る生意気すぎる奴麗への罰だ。 たっぷり味わうがいい。」
   
「いゃぁぁぁぁぁ。」
 咲織は絶望的な叫びが部屋の空気を引き裂いた。       
 
『やはり、やはり、奴麗がご主人様の命令に背ける訳が無いのですね。 どんに惨い命令でも胸を裂かれるほどの痛みに耐えながら聞いてしまう、それが奴麗なのだから。 最初から答えは判っていた。 最初から・・・。』

 絶望に咲織は不自由な躯を震わせて泣きじゃくった。 後から後から涙が零れ出た。 

「誓うか。」
 自信に満ちた声が咲織の上に降りてきた。 それは確認では無く、絶対の命令だった。
「いや。 いやです。 それだけは。 咲織はご主人様だけの奴麗でいたい。」
 咲織は涙に沈んだ大きな瞳を三宅に向けた。 たわわな胸が辛そうに上下していた。

『やっぱり、やっぱり誓えない。 最後にはご主人様の思い通りになるしか無くても。 やっぱり、自分からは言えない。 言いたくない。 まだ・・・。』

 哀しい思いが咲織の中に溜っていった。 哀しい思いに溺れた胸は絶えず苦しく、か細い息しか出来なくなっていた。 その哀しみに浸る事も許さず、菊華の痒みが躯の奥から肉を揺さぶってくる。 同時に肌と言う肌が、粘膜と言う粘膜が自分の物では無い程に感悩の刺激を求めて、咆哮していた。

「あぁぁっ。 うぅぅん。」
 三宅が冷ややかに見下ろす裡にも、咲織は慾望の虜となった躯をくねらせ、熱く秘めやかに喘ぎ続けた。
「欲しいか。」
「あぁぁ、ください。 気が触れるまで鞭の罰を。」
 喘ぎの下から咲織は願った。

「いや、もっと感じろ。 もっと。」
 三宅は咲織の腰に巻かれた革ベルトから桜色に上気した秘部を縦に割る革帯のバックルを外した。 三宅の指が腰に触れただけで、咲織の躯はびくんと反応してしまう。 スイッチが入ったままのディルドゥを飲み込んだ秘唇は、くねくねと婬らに畝り、震え続けていた。 その桃色の秘唇から零れた色濃く濡れた花びらを三宅の指が玩び始める。 咲織の細い腰が苦しげに波打つ。 

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☆ その279=弄ってください。

「ああんんん。 あっ、あっ、あっ、いいっ。 いっ。ぃっ。」
 咲織の婬美な啼き声が昂まり、その間隔が短くなっていく。 躯を貫いていく感悩の稲妻に打たれては、繋がれた鎖を切らんばかりに細い手脚を突っ張り、痙攣させた。

 もう、何も考えられなかった。 全ての細胞が婬靡な刺激を、三宅を求めて蠢いた。 桜色に上気した柔肌はしっとりと汗に濡れて艶やかにのたうっていた。 たわわな胸の先端で小さな乳首は朱を濃くして、三宅の蹂躪を待っている。

「もっと、もっと。 もっと強く。 あぁぁ、お願い。」
 花びらは充血し、菊華と同じく痒い様な感覚に支配され、もっともっとと貪欲に刺激を求めていた。 もう、咲織には止める事など叶わぬ線を越えて、躯が走りだしていた。

 三宅の指は焦らす様にゆっくりと、そして羽根の様に軽く、濡れた粘膜の花びらの上に遊んだ。 その微かな刺激を咲織の子宮が増幅し、びりびりと愉悦の電流を放つ。 咲織は熱い息を吐き出しては、華奢な躯を突っ張った。

 三宅の指が花びらのあわいに潜んだベールに包まれたままの秘芽を探り当てた。 透明な粘膜のベールの上から、指が転がし、とんとんと軽く叩く。 咲織の引き締まった太腿がひくひくと痙攣する。 三宅の指を咥え様とする様に肉厚の花びらが寄り添い、蜜を滴らせた。

「あぁぁぁぁぁぁっ。」
 突然、三宅に見放され、咲織は絶望的な悲鳴を上げた。 何処までも虚しい砂だけが果てしなく続く砂漠に一人放り出された憐れな囚人の様に。
「あぁぁん。 あぁぁぁ。 お願い、お願いです。 どうか。」
 哀しみに溺れた躯を、満たされない感悩の炎が舐め、炙ってくる。 咲織の躯は三宅の指を求め、鎖の許す限り濡れた秘唇を突き出していた。

「何がお願いだ? どうして欲しい?」
「どうか、どうか、咲織のあそこをもっと、もっと・・・。」
 咲織は頬を羞恥に染め、ぽってりした唇で訴えた。
「あそこ? もっと? どこだ? もっと、どうするんだ?」
 三宅は態と判らないと言う様に首を振る。
「あぁぁん。 もっと、咲織のおまんこを弄ってください。 どうか。」
 咲織は羞恥を振り払い、三宅に縋った。 まだ奴麗になり切れない、乙女の夢を求める胸が哀しみに引き裂かれ、血を流した。 それでも、三宅に求めずにはいられない自分の躯を恨んだ。 三宅に向けられた大きな瞳は三宅の背後にある暗い闇に吸い寄せられていた。

「駄目だ。 誓うまで。 婬濫地獄でのたうつがいい。」

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☆ その280=淫獄。

「あぁぁぁぁ。」
 咲織は魂を唇から漏らした。 哀しみに潰れ、肋骨が肺腑に突き刺さる様だった。 その痛みさえ、飲み込み感悩の餓えに呑み込まれていく。 

『私の、私の想いなんて、こんなもの。 ご主人様のご命令の前には浜辺の砂絵。 幾ら願っても、押し流されてしまう。 あぁ、どうしてしまったの。 この躯。 この躯が憎い。 母と、あの女と同じ血が・・・。 あぁぁぁぁ。』

 大きく左右に開かれた細い腕の先で、小さな掌が三宅を求めて揺らいでいた。 剥き出しにされた秘唇はしとどに濡れ、呑み込まされたディルドゥの振動のままにくねり続けている。 三宅の眼下に投げ出された婬ら極まりない肢体は、同時にこの上も無く愛らしかった。  
 
「誓うんだな。」
 三宅の冷たい問いに咲織は泣き濡れた顔をこくりと下げた。 三宅はほっと表情を緩ませ、煙草を吸った。

「ふふん。 婬らな奴麗だ。 欲しくて欲しくて堪らないんだろう。 今のおまえなら、あのドアボーイにも犯してくれと拝み倒すだろうな。」
「あぁぁぁぁぁ。」
 三宅の惨い揶揄にも、咲織は啼くしかなかった。 反論できない自分を哀しみ、身を切る様な痛みに身悶えた。

「抱いてやる。」
 三宅の言葉に咲織の全ての細胞が騒めいた。 婬らな期待に胸が焼けそうになる。

「四つん這いになりなさい。」
 三宅は手早く咲織の手脚に留められた鎖を外し、抱え上げるようにして俯せにした。 咲織は強ばった躯を無理矢理折るようにして、テーブルの上で命じられた姿勢を取っていく。 その間にも感悩の疼きに後から後から襲われ、幾度もその躯の優美な曲線をくねらせる。

 三宅は腰に巻き付いた黒革のベルトを外し、咲織の裡腿に手を当て押し拡げた。 目の前に現れた咲織の秘唇と菊華に埋まったディルドゥを拘束具ごとずるりと引き抜く。 秘唇を割って突き刺さっていたディルドゥはねっとりと婬蜜に塗れて、湯気を上げていた。

 三宅は長い間ディルドゥに押し開かれ、まだ小さく虚ろが開いたままの菊華に用意していた緩和剤のクリームを擦り込むように塗り付けていく。 

「あぁぁぁんん。 あぁん。」
 むず痒さで狂いだしそうな菊華を三宅に扱かれて、咲織は堪らず悶え声を漏らした。

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