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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1684=抱きしめたくて

 咲織はいつか与えられる責めに慄きながらも、何処かで躯を期待に疼かせていた。 そんな心の動きを不思議に思いながら、重々しい滑車の銀色の輝きに瞳を奪われていた。 

『これが奴麗? これがマゾ? そうなんですね、ご主人様。 少しずつ、自分が判ってきた様な気がします。 いいえ、綺麗な言葉で誤魔化してはいけませんね。 自分の婬らな本性を受け入れられる様になったと言うべきですね。 まだ、少しずつですけど。 でも、全てを受け入れてしまった時の、自分の本性を曝け出してしまった時の咲織が怖いです。 そんな咲織を見られたご主人様にどう思われるのか。 それが、何より怖い。』

 何も隠してはくれない、空気に晒された肌が不安に泡立つ感じがした。 そして、その不安が自分に与えられるであろう責めの苦しみ、羞恥から出たものでは無く、三宅に見捨てられることの恐怖に根差している事に咲織は慄いた。 

『ご主人様、どうかいつまでもこの咲織を責めてください。 この咲織を使ってください。 どうか。 この時が少しでも永く・・・。 そのためなら・・・。』

 今は空気の粒の細やかな動きにさえ感応する咲織の素肌を三宅の指がなぞっていく。 息に連れて上下する贅肉の無い腹から、金色のチェーンで飾られた乳房へと三宅の指が動く。 三宅の吐息が肌を薙いで行く。 心に浮かんだ怖れは次第に形を失い、小さな幾つもの欠片となって消えていった。 その後を占めたのは、やはり感脳の疼きだった。 

 硬い和蝋燭の欠片が剥がされる度にちくんと柔肌を刺す。 咲織の白い躯がその度にくっくっと反応する。 小さな痛みは感悩の壷を刺激し、むず痒い様な切なさを生みだす。 タイルと自分の背中に挟まれた咲織の腕が、疼いた。 今自分の躯のすぐ上にその身を屈め、熱さえ直接感じる三宅の体を抱き締めたくて。 

 咲織の肩が三宅に向かって必死に動く。 黒く頑丈な革枷で一つに重ねられた細っこい手首が千切れる筈の無い金輪を引き千切ろうと背中の下で藻掻いていた。 

『ご主人様。 愛しい。 愛しくて変になりそう。 この腕で抱き締められたのなら。 括られた腕が悲しい。 奴麗には思いを遂げる事は出来ないのですか。 ただ、与えられるだけなのですか。』

 咲織は煩悶した。 黒いタイルの上で白いしなやかな肌がくねる。 くねる度に咲織の胸に三宅への思いが溜った。 溜りに溜った思いは自然発火しそうな程に熱く滾る。 思いを遂げられない事が思いを強くし、抜き差しならない奴麗への道を自ら穿つ罠だとは思わず、咲織は白い躯をくねらせ続けた。

「あっ。 だめっ。」
 三宅の掌が咲織の太腿をがっしりと掴んだ。 

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