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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1381=完全な所有。

「過酷?」
 突然現れた勝山の言葉に、咲織は鸚鵡返しに聞き返した。 平静を装いながら、スープに手を伸ばしていても、勝山が掌にする棒に瞳が吸い込まれる。
「躯じゃなくて、心かも知れませんね。 ただ、消えない悲しみを刻んで差し上げるには時間が少なすぎますが。」
 勝山は掌で咲織に食事を促しながら、ゆったりと言った。

「もう、勝山さんのご命令に従う積りはありません。 すぐに東京に立ちます。」
 咲織は丸い瞳をきっと光らせた。 決意に唇がきゅっと引き締まる。
「ほほう。 三宅さんの奴麗を辞めると言われるんですか。 多分、契約書には咲織さんの方からは破棄できないと書いてあるんじゃないですか。」
 勝山の目尻の皺がさも面白そうに笑っていた。

「私は捨てられたんです。 なんの言葉も貰えずに。」
 咲織の手にしたスープカップが小刻みに震えていた。
「そう思いたいのですか。」
 勝山の小さな眼が真剣さを見せる。

「そんな。 でも・・・。」
 咲織は言い淀んだ。 自分自身の心が深い霧に覆われて判らなかった。 が、あれだけ泣き、悲しみに暮れても、勝山の一言だけでくぐもった心に光が差した。 咲織はその細い光に縋ろうとしていた。 
「言ったでしょう。 三宅さんは咲織さんを離したりはしないと。 その逆です。 永遠に奴麗として傍に置き、愛でたいのです。 出会うすら奇跡とも思える極上の珠を手放そうと言う男などいる筈がありません。 ただ、三宅さんは私と違って贅沢な方ですから、その玉を一層磨き上げてから傍に置きたいと考えてらっしゃるだけです。 そう、私は行ってみれば咲織さんを三宅さん好みに磨くための砥石みたいなものです。 ま、その役割が嬉しくてしょうがないですが。」
 勝山は厳しい顔に照れ笑いを浮かべた。 咲織の透き通る大きな瞳に押された様に手にした鞭に眼を落とした。

「傍に置きたい? 咲織を傍に置きたいとご主人様が仰ったんですか。」
 胸の奥から光の柱が立ち上がる。 その光の前に悲しみさえ翳を失う様だった。
「三宅さんから聞かれていないんですか。 そう、私には本当に仰いましたよ。 ずっと傍に置いておきたいと。 そのためには確かめなければいけない事があると。」

「何ですか。」
 咲織は反射的に聞いていた。
「咲織さん、あなたの心です。 どんなに悲しみをその胸に宿しても、なお三宅さんを心から慕うあなたの心です。 三宅さんはあなたの全てを完全に所有したいんです。」

☆ ↓ピンチです、咲織を助けてね。

 

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☆ その1382=逝かされて。

「そんなこと。 そんなこと、ご主人様はとっくにご存じの筈です。 最初から、出会った時から、私は、咲織の心はご主人様に。 ご主人様以外の人を慕う事なんて、考えられません。」
 咲織は思いのままに口にした。 誰でも良かった。 自分の胸を焦がし続ける思いを知って欲しかった。 例え、三宅に直接言えずとも。 思いを口にしながら、躯が三宅を思って湧き立った。 三宅の温もりを、三宅の掌の感触を肌が感じていた。 

「それはそうでしょう。 でも、あなたは昨晩、私に全ての穴を犯され、随喜の縄とバイブであれ程責められてもまだ完全に逝ってはいない、違いますか。」
 勝山のあからさまな言葉が、咲織の躯に昨晩の狂おしい感悩の記憶を呼び醒まさせる。 胃腸が捩れる様なむずむずとした感覚と羞恥に咲織はバスローブの前を両手で固く合わせた。 白い襟から覗く胸元が桜色に染まっている。

『そう、そうです。 咲織はご主人様の物。 ご主人様以外の人に逝かされたりなんかしない。 咲織はご主人様だけ。 ご主人様だけの奴麗。』

 咲織は勝山の問いにこくりと頷いた。 何か誇らしげで嬉しい気持ちが湧き上がってくる。 子宮の奥が三宅を求めてずんと収縮する。

「やはり。 すごい善がりようでしたが、果ててはいなかったんですね。 それはそれで苦しかったでしょう。 あの凄い鳴き声と身もだえ様は果てられない故の足掻きでしたか。 躯は苦しかったでしょうが、心は傷付かなかった訳です。」
 勝山は態と咲織に昨晩の悪夢の行為を、そしてその感覚を躯に思い出させるように話した。 咲織は洗いたての肌にまたねっとりとした脂汗が纏わり付いてくる気がした。

「好きでもない男に抱かれたことは忌むべき経験でしょうが、それを幾ら重ねても悲しみにはならない。 三宅さんに命令にされ、ただそれに従っただけの事だからです。 でも、好きでもない私に無理やりいかされ、躯がそれを求めたら。 鞭打たれ、羞かしめを受け、その中で果てたら。 その記憶は悲しみとなって躯に刻まれる。 それでも、三宅さんを慕い、三宅さんの命令に服従すること自体に悦びを覚える事が出来るか、と言う事です。 三宅さんはそれを望まれています。」
 勝山の眼は咲織に真っ直ぐ向けられていた。 長年一つの世界で頂点に居続けた男の顔は厳つくはあっても、気高く何処か美しくさえあった。 

『怖い。 怖いです。 何が怖いか判らないけど、これまでよりずっと、躯の底から震えてくる。 いや、いやです。 ご主人様以外の人の手で悦ばされるなんて。 咲織はご主人様だけを愛しているのに。 そんな裏切り、咲織には出来ない。 いいえ、きっと感じたりしない。 果てる筈が無い。』

 咲織は唇を噛み締め、俯いた。 きちんと揃えた脚が戦慄いていた。

☆ ↓ピンチです、咲織を助けてね。

 

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☆ その1383=唯一の証し。

「私なんかの手で落ちる筈が無い。 逝く筈が無いと思っているんですね。 好きでも無い、いや嫌悪さえ感じる男の掌でいかされた時、それも躯が求めてやまない時、きっとあなたは憂いを身につけて、今以上に素晴らしい奴麗になるでしょう。」
 勝山は咲織の背後に回り、その小さな肩を包むように抱いた。 濡れて細い首筋に絡み付いた巻き毛を掻き上げ、腰を屈めて口を寄せる。

「嫌っ。 止めてください。」
 咲織は鋭く言った。 が、後れ毛をそよがす勝山の吐息から逃れたくても躯は固まるばかりで、動かなかった。 ばこばこと一人心臓が騒ぐ。

「そんな事を言う権利はあなたには無いと何度も言ってる筈です。 咲織さんは三宅さんから捨てられない限り三宅さんの奴麗だし、今は三宅さんから預かった私の奴麗なんです。 私のする事に嫌と言える身分ではありません。 判らないのですか。 あなたが嫌な事を嫌と言い、恥を掻くのを嫌う事で、恥を掻くのは三宅さんですよ。 三宅さんが可愛がってらっしゃる奴麗は、自分の代わりにご主人様に恥を掻かせる奴麗だったんですか。 いいですか、ご主人様にとって奴麗がご主人様を愛しているかどうかは関係が無い。 奴麗は全てを押し殺して、ご主人様の命令に従順に従う。 もしご主人様を愛しているのなら、それだけが、あなたに出来る唯一の愛の証しなんです。」
 勝山の言葉に咲織は一層動けなくなっていった。 それでも、心の底から来る嫌悪感がその身を固く閉ざさせる。 

『ご主人様に恥を掻かせる積りなんて。 でも、そう言う事なんですね。 咲織が勝山さんに逆らうと言う事は、ご主人様の持ち物が役立たずと言う事。 ご主人様の奴麗になった以上、奴麗である以上は幾ら悲しく、幾ら惨いご命令でも聞かなくちゃいけない。 それが、奴麗だから。 ご主人様を愛している咲織が出来る唯一の証しだから。』

 悲しい思いが咲織の喉を灼きながら降りていった。 表層では勝山に身を任せようと思っても、三宅以外には身を任せたくないと言う奥底の思いを騙すことは出来ずにいた。 ただ、喉を震わせて悲鳴を上げ、その手で勝山を振り払い、今にも椅子から立ち上がって逃げ出そうとする躯を踏み止まらせているのが精いっぱいだった。 

 小動物の様に縮こまり震える咲織のうなじを勝山の口は我が物顔に這い、嘗めた。 やがてつんとした顎を通り、可憐な花を思わせる唇に重なった。 

「開きなさい。」 
 勝山の声に咲織は瞳を瞑り、自分に唇を開けろと言い聞かせる。 開く前に勝山の舌が唇を抉じ開けて侵入してくる。 歯の裏を、上顎を舐め、舌に絡んでくる。 勝山の舌が咲織の舌を器用に誘い、強く吸った。 舌の根が痺れる痛みに躯が喘ぐ。 

 勝山は咲織の唇を貪りながら、バスローブの襟から掌を滑り込ませた。 骨ばった指が温泉に火照った柔肌を這った。 

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☆ その1384=力が抜けていく。

 勝山の腕はその腕の中にすっぽりと収まる咲織の躯の柔らかさを悦び、指は吸い付く様な柔肌を味わい、掌に帰ってくる弾力を愉しんだ。 咲織が三宅への思いに囚われて動けないのをいいことに指は大胆さを増した。

 乳房の頂きに隠れた肉蕾を見つけ、くすぐる様に軽く触れ、滑ってく。 触れられる裡に乳首は小さいながらも固くしこり、丸く隆起した。 待ってましたとばかりに勝山の掌がそれを転がす。

 ぴくっぴくっと咲織の細い首に筋が浮ぶ。 咲織のすっと高い鼻から熱い息が漏れ、勝山の頬を擽る。 咲織の乳肌を撫でていた勝山の掌が柔らかにその肉を揉み始める。 

 咲織の肩を抱いていた勝山の掌がバスローブを掻き別け、咲織のまだ揃えたままの太太腿を擦り始めた。 ぴっちりと閉じられた太太腿を押し広げる様に、合わせ目をすぅっとなぞっていく。

 その掌が秘唇に近付く。 それ以上の侵入を阻もうと、咲織は思わずその掌を掴んでいた。 

「いけませんね。 奴麗はご主人様のすることを全て受け入れなくては。」
 勝山は咲織のか弱い抵抗を無視して太太腿を割り、閉じられた秘唇の溝を指でなぞる。  
「いやっ。 嫌です。 やっぱり、嫌です。」
 咲織は悲しい瞳を宙に漂わせて、巻き毛を左右に振った。 

「嫌ですか。 そうでしょうね。 でも、もう婬蜜が奥から滲んで来ていますよ。 躯はあなたの気持など関係が無いようですよ。 元々感じやすい躯なのでしょうが、昨晩の随喜責めが効いてるようです。 あれは使ったすぐより、後から効いてくるんです。 濡れると粘膜の奥に浸み込んだ成分が婬蜜と共に再び湧き出すんです。 今度はもっと奥の方が疼いてくる。 どうしようもなく躯が求める。 嫌いな男に嫌がりながらも感じさせられ、自ら侵してと懇願しますよ。 さあ、私の腕の中で悲しい奴麗におなりなさい。」
 咲織はどうしていいのか判らなかった。 勝山に触れられるのは、三宅以外の男に躯を玩ばれるのはどうしても耐えられなかった。 まして、自らその身を投げ出す事など出来ない相談だった。 一方で、三宅の奴麗である以上、三宅の命令に従うべきだと言う話は理不尽だとは判っていても否定する事は出来なかった。 それ以上に、良くやったと笑顔で褒められ、頭を撫でられたかった。 胸の中で思いが逆巻き、苦い物が喉を灼いた。 

 乱れる思いの中で、躯はどうしていいか判らず、ただ嫌々と自分の肌を我が物顔に這いまわる勝山の掌を掴んで細やかな抵抗を見せるのが精一杯だった。 その間にも勝山の掌は指は口は咲織の弱い処を的確に捉え、やわやわと嘗め、擦り、揉んでいった。

 初めは感じるか感じないかと言う本当に細い電気だった。 それが柔肌から躯の奥へとびびびと走る。 絶えず躯を微弱な電流が走る間に、咲織の躯はより敏感になり、何時しか、その電流を期待すらするようになっていく。

 いつの間にか、勝山は咲織の前に膝を着き、大きくはだけたバスローブからすっと伸びた脚を両掌で爪先から付け根までをゆっくりと幾度も愛しみ、口を押し付けて舌で嘗め上げていた。

 躯を走る電流に咲織は後ろ手に躯を支えていた。 閉じた脚から徐々に力が抜けていくのを悲しい思いで感じていた。

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☆ その1385=来る。

 勝山の薄い口はその間から蛞蝓の舌を出し、咲織の足首から脹脛、そして太太腿へとねっとりと這い昇ってきた。 その先でかすかにその閉じた縦筋だけを覗かせている幼女の様な秘唇がわななく。 薄っすらと桜色を載せたその唇の間から、じわりと透明な蜜が滲んだ。 

 『来る』っと、胸を固くしたその時、勝山は意外にも咲織の小さな足を捧げ持つ様に包み、その桜貝を付けた爪先を口に含んだ。 そのぬめりとした異様な感覚に血が逆流する。

 瞳に映ったその光景は途方もなく背徳的なものに思えた。 すぐ傍らの窓からは相変わらず爽やかな陽射しが部屋に満ち、咲織の白い脚の上でも戯れている。 その光の中で勝山は厳つい顔を陶然とさせ、自分の足指を口にしていた。

 咲織は血の気が全て引く思いに瞳を閉じた。 閉じた瞳に自由な片足で勝山を蹴飛ばし、この場から逃げ去る情景が映った。 が、現実には咲織の躯はまるで細く見えない糸で縛り付けられた様にソファに沈んで動かず、自分の爪先は勝山の口の中に没していた。

 勝山は咲織が三宅に対してする様に、足指の一本一本を丁寧に嘗めてくる。 指と指との普段触れられる事の無い、それ故に産まれたての様に敏感な肌は柔らかに嘗められるだけで、子猫の様に震えた。

 くすぐったさの中に婬美な感覚が潜んでいた。 痺れる様な感覚が脚を伝わって躯の中心へとじわじわ這い上がってくる。 その感覚を忌まわしく思いながらも、咲織は動けずにいた。

 勝山は足裏まで舌を這わせてきた。 一嘗めされる毎にふるふると足の筋を微弱な電流がひくつかせる。 その電気は子宮の奥に静かに溜まっていく。 一滴一滴の雨がいつしか窪地を埋めて湖にする様に微弱な電流はいつしか子宮を満たし、躯の中へ溢れようとしていた。

 後れ毛を濡らした汗が、くっきりとした鎖骨の窪みに流れた。 躯は沸々と火照り、肌は艶々と色づいた。 

「女性の足を嘗めたいと思ったのは実は初めてです。 躯を支え、地面を踏み付けるところですから、嘗めたいなどとは思えないのが普通なのに。 この足はまるで地面など踏んだ事が無い様に無垢で愛らしい。 咲織さんは大切に大切に扱われるために生まれてきたのかも知れませんね。 が、全てが清楚で可憐で穢れとは対極にある咲織さんだからこそ、それを穢したい、壊したいという欲望に駆られる。 そして、この掌の中で堕とした時に閃光の様な興奮を覚えられる。 一旦でも好きでも無い男にとことん玩ばれ、逝かされた咲織さんが悲しみを背負い、元に戻れない憂いに絡め取られた姿が見たい。 きっと、見せて貰いますよ。」
 勝山は話しながらも、咲織の華奢な足首から細っそりとそして筋の無い脹脛を熱っぽく擦り続けていた。 勝山に嘗め尽くされた小さな足は長く湯に漬かった後の様に瑞々しく湯気を立ち昇らせている。

「三宅さんから送られた手枷・足枷をお持ちですよね。 持ってきていただけますか。」
 勝山の言葉に咲織は胸騒ぎを覚えながらも、素直に立ち上がっていた。

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☆ その1386=家畜さながらに。

『ご主人様。 ご主人様がくれた宝物。 こんなものがとてもとても嬉しかった。 今でも、見る度に、身につける度に、ふぁっと躯が熱くなくなる。 胸がきゅんと締め付けられる。 でも、これを身に着けさせて、勝山さんは一体・・・。』

 三宅から贈られた手枷・足枷をテーブルを胸に掻き抱く様にして咲織は戻った。 勝山の眼に促されてもなかなかその掌に渡す事が出来なかった。 心の奥深くに仕舞い込んだ誰にも見せられない秘密を自ら曝け出す様な、三宅との大切な繋がりの証しを渡してしまう様な、三宅への裏切りを自ら進んでする様な怖ろしさを感じていた。

「何をぐずぐずしているんです。 早くここへ。」
 勝山が掌を出した。 咲織にはその掌が自分から三宅を遠ざける魔の掌に思えた。
「駄目、駄目です。」
 咲織は手枷・足枷を固く抱いたまま、後退りした。 昨晩、勝山に血が流れるまで打たれた足裏が床に擦れて痛む。 咲織は唇をきゅっと結んだ。 痛みにではなく、言い知れぬ哀しみに目頭が熱くなり涙が滲んだ。

「そんな物を何を大切に。 早く、渡しなさい。」
 勝山が立ち上がり伸ばしてきた掌から宝物を守る様に、咲織は手枷・足枷を胸に押し当てて、背中を向けた。 
「まったく、もう。」
 勝山は背後から咲織の掌の中の物に腕を伸ばす。 咲織は頑なに嫌々と首を振り、踞み込んだ。 白いバスローブの小さな背で巻き毛が怯えていた。

『渡せない。 これはご主人様から頂いた絆。 誰にも渡せない。 いや、嫌なの。』

 咲織は勝山が理不尽な強奪者でもあるかの様に、大きな瞳を吊り上げ、振り返りざま勝山を睨んだ。

「やはり、咲織さんにはまだまだ調教が必要なようですね。 家畜は痛みでしか言う事を聞かせられませんから。 これを使う気は無かったのですが。」
 勝山は銀色に光るステッキの様な物の赤い先端をバスローブからはみ出した咲織の脛に押し当てた。 一瞬、咲織の桜色の肌の上で小さく火花が閃いた。 
「ひぃんっ。」
 咲織は短く叫んで、気が付けば床の上に尻餅を着いていた。 機械仕掛けの人形の様にぴくりと躯を震わせ、丸い膝で後退さる。 今まで感じた事の無い鋭い抗いようの無い痛みに可憐な貌に剥き出しの怯えが走る。 

「ほら、ほら、ほら。」
 咲織の巻き毛からの絡むうなじに、肌蹴たバスローブから覗く太太腿に、今また血が滲み出した足裏に、勝山はそのステッキの先を次々と当てていった。

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☆ その1387=追い立てられて。

「ひっ、ひっ、ひゃぁ。」
 ステッキの先が肌で火花を発する度に、知らない裡に悲鳴が咲織の喉を突いていた。 華奢な躯はバスローブが肌蹴るのを構う余裕も無く、床の上を正に転げ回った。 

 得体の知れない恐怖が咲織の躯を縮こまらせる。 三宅から贈られた手枷・足枷をぎゅっと抱き締め、躯を丸めた。 長い睫毛を怯えさせ、勝山の顔を仰ぎ見る。

「その顔では、この電気鞭はご存じなかったようですね。 言ってみれば、長い柄の付いたスタンガンです。 元々、暴れる言う事を聞かない牛を安全な距離を保ったまま思い通りにするための道具です。 まさに躾の出来てない奴麗を調教するにはうってつけでしょう。 ほら、ほら、もっと啼き、逃げ惑いなさい。」
 バスローブだけでは隠そうとしても隠せない咲織の白い肌に、勝山は次々と電気鞭を押し当てた。 その度に躯を少しでも小さくしようと逃げ惑う咲織を勝山は愉快そうに眺める。 

「そんなに怯えた瞳で。 嬉しくなります。 もっと、電気鞭を味わいたいですか。 さ、腕に抱えた手枷・足枷を渡しなさい。」
 勝山は本能的な恐怖で躯の動かない咲織のうなじに電気鞭の先を押し当てた。 次に来る躯を貫く痛みを覚悟して咲織はその細い首を竦める。 勝山はその様子に乾いた嗤い声を上げた。 

「さ、早く。 私がスイッチを押さない裡に。」
 咲織はおずおずと手枷・足枷を載せた両掌を勝山に向けて伸ばした。 その瞳から悔しげな涙が零れる。
「そうそう。 本当に躾のなって無い奴麗さんですね。 言う事を聞けない場合は躊躇なくこれをお見舞いします。 良く味わいなさい。」
 勝山は咲織から手枷・足枷を受け取ると、冷ややかな笑みを浮かべて電気鞭のスイッチを押した。

「あぅっ。」
 ふぁさりと巻き毛を翻し、咲織の頭が仰け反った。 上を向いたそのつんとした顎の下に電気鞭の冷たい金属突起が当てられた。 
「三宅さんの使う房鞭は奴麗を悦ばせるための物ですが、これはひとえに出来の悪い奴麗を意のままに扱うためだけの物です。 慣れると言う事の無い鋭い無機質な痛み。 そこには婬美なものなど何も入り込む余地が無い。 それだけに、使われた相手に自分が命令を聞くしかない家畜同様の奴麗だとその身に教え込むには最高の道具です。 しかも、鞭と違って余程電圧を上げない限り、肌に何の痕も残さない。 大切な商品である牛を傷付ける訳にはいきませんからね。 だから、安心して幾らでも使える。 心配いりませんよ。 これは暴漢を制圧するためのスタンガンより遥かに電流が弱いんです。 でも、場所によっては・・・。」

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☆ その1388=体が怖れて。

 勝山はぞくっと凍る笑みを浮かべて、電気鞭の尖った先を咲織の喉からゆっくりと下ろしていった。 その動きに連れて、咲織の上躯が慄き、仰け反る。 金属の突起はバスローブの襟元を分けながら胸の谷間をなぞり、一番深い処を貫いてじっとりと汗ばむ柔肌を刺した。 その冷たさに咲織の鼓動が止まる。

 見知らぬ猛獣に睨まれた小鹿の様に開いた瞳で、咲織は勝山を見上げた。 緊張にごくりと唾を飲む音が響く。

「何も、三宅さんから贈られた物を奪おうと言う訳では無かったのに、さっさと渡せばいいものを、本当に手間の掛る奴麗ですね。 それとも、根っからのマゾの咲織さんは痛みが欲しかったのかな。 私は、ただあなたの手足の自由を奪うのに使いたかっただけです。 私の思った通りのポーズを取ってくれるとは思えなかったのでね。」
 咲織の前に勝山はしゃがみ込んで、その怯えと怒りに染まった美貌を面白そうに見詰めた。 そして、手枷・足枷を品物を見定める玄人の手つきで手枷・足枷を撫で回す。 その仕草に咲織は三宅の愛情が蹂躙されている様な悲しみを覚えた。

「いい作りです。 分厚い上質の革を良く嘗めしてある。 きっと、咲織さんの細い手首にぴったりと吸い付く様に嵌るのでしょうね。 三宅さんの愛情が伝わってきます。 これなら、少々荒っぽく扱っても、その薄い柔肌を擦り剥く事も無いでしょう。 着けてあげます。 手を出しなさい。」
 まだ電気鞭は咲織の谷間に突き刺さったままだった。 その無機質な感触が咲織の腕を伸ばさせた。 まるで囚人の様に両掌を揃えて勝山に差し出している自分に、咲織は唇を噛んでいた。 

「いい子だ。 そう。 奴麗は素直で無くては。 ご主人様の命令は何時でも絶対ですよ。 なんて華奢な手首なんです。 片手で掴めるどころか、二周出来てしまいそうだ。 それでいて骨ばってる訳ではなく、手にしっとりと吸い付いてくる柔らかさがある。 こんな腕に触れたら、普通の男は守ってあげたくなるのでしょうね。」
 かちりと音を立てて、手枷の金具が嵌められた。 ぴったりとした締め付け具合が何時もなら、咲織に安心感と胸が暖かくなる思いが込み上げるのだが、今は不安と受け容れがたい敗北感の方が強かった。 胸がざわざわと不気味な物で擦られる様に毛羽立つ。

「うっすらとピンクが溶けた白い肌に黒々とした枷が本当に良く似合う。 テーブルの上に大切そうに置いてあった首輪も着けて上げましょう。 奴麗ぷりが一段と上がりますよ。」 
 抵抗はしなかった。 いや、心は勝山のすること全てを受け入れられなかったが、電気鞭を受けた躯が拒む事を怖れていた。 無機質な痛みが与えた恐怖が細胞の隅々まで沁み渡っていた。

「ほほう。 似合う、似合う。 いい奴麗です。 徹底的にいたぶりたくなる。」

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☆ その1389=痛みだけを。

 勝山は咲織をしげしげを見詰め、満足そうに一人頷いた。 その傍から見れば穏やかな仕草にさえ、咲織の心臓は大きく脈打った。

「そんなに怯えなくても、大丈夫ですよ。 今日は咲織さんが素直で従順な奴麗でいる限り、楽しむために苦痛は与える積りはありませんから。」
 勝山はそう言ってこれ見よがしに電気鞭を取り上げた。 それだけで、咲織の躯はぴくっと震える。

「もうぐすぐずしないでくださいね。 足を出してください。」
 勝山は咲織の正面に胡坐を掻き、ぽんぽんと自分の膝を打った。 
「はい。」
 咲織は自分に言い聞かせるために、はっきりと声にして頷いた。 苦い諦めが喉を降りていった。 バスローブの裾を整えながら両脚を床に投げ出した。 きゅっと閉じた唇が悔しさにわなないていた。 

「本当に何処も愛らしく、壊れ物の様に華奢ですね。 それだけに枷を嵌めると痛々しく、何とも言えない被虐美が滲みでる。」
 足首に感じる勝山の指の感触が先程のねっとりとした唇の感触を、長かった行為を思い起こさせる。 鳥肌が立つ様なおぞましさと同時に与えられた婬らな感覚が躯を走る。 咲織は一瞬、びくっと足を引っ込めた。 その足首を勝山は強く握った。 細い眼がぎらりと咲織をたしなめる。 

「ほら、自分でも素の足首よりこの黒く太い枷が嵌った足の方が素敵に見えるでしょう。」
 勝山は黒い枷の嵌った咲織の足首を持ち上げて見せた。 今にも折れそうに細い白い肌を黒い枷が無残に区切り、くっきりと上がった桜色の土踏まずには竹鞭の跡が赤々と走ってさえいる。 それらが一体となって、如何にも哀れな囚われ者の悲哀を漂わせ、咲織の瞳にも自分の物とは思えない婬美なものに映った。  

「これで準備はできました。 さぁ、部屋の中央に立ってください。」
 勝山が食卓テーブルの向こうの広く開いた空間を指差した。 これからその身に与えらるだろう婬らで羞かしい責めに胸を締め付けられながら立ち上がった咲織の膝裏に電撃が走った。

 三宅の与える房鞭とは違い、電気鞭はいきなり心臓と脳に痛みが走る。 じわりと痛みが緩む甘い余韻も無く、咲織は衝撃にその場に崩折れた。 

「ご主人様の前で奴麗が人並みに立って歩いて良かったですか。 ご主人様に楽しんでもらえるように躯の全てを秘唇も菊華も曝け出して、四つん這いで移動するんじゃないんですか。 これからも少しでも奴麗らしく無い時は躊躇なくこれを使います。」
 咲織の躯に教え込むためか、勝山は床の上で転げている咲織の剥き出しになった肩に、足の裏に電気鞭を押し当てた。
 
☆ ↓ピンチです、咲織を助けてね。

 

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☆ その1390=肌蹴たバスロープ。

「ひゃ、ひんっ、ゆっ、許して。 許して下さい。 どうか、許して。」
 骨と肉とがばらばらになる様な痛みだった。 一鞭ごとに痛みと共に恐怖が増していく。 何かを考えるよりも先に咲織の躯が負けていた。 咲織は床の上を電気鞭に追い立てられて右に左に転げ回った。

 バスローブが肌蹴け、捲れ上がり、太太腿だけけでなく丸い尻たぽから時には秘唇までも剥き出しになる。 それでも躯は電気鞭を避け様と痛みを逃そうと床の上を這い、許しを請う言葉を口にし続けた。 

「もう、もう、それは、打たないで。 許して下さい。 お願いです。 どうか、どうか。 どんなご命令にも従います。 お願いです。」
 許し請う言葉が唇から洩れる度に心は傷つき、血を流していた。 それでも、躯は抗えない痛みと壊れる恐怖から許しを請い続ける。 許しを請いながら、憎しみと哀しみと悔しさと諦めと痛みに涙の溢れた瞳で勝山を仰ぎ見た。 

「どんな命令にも従うのは奴麗なら当たり前のことです。 嫌々お座なりに命令に従うのではなく、命令された事自体を歓んで、ちゃんと真心を籠めて命令に従いますか。 私に少しでも悦んで貰えればと言う心を籠めて。」
 咲織の床に着いた掌に電気鞭の尖った先端が押し当てられていた。 次に来る痛みに躯が怯え、心臓が悲鳴を上げる。 

『心からこの人を悦ばそうとしろと。 ご主人様でも無いこの人を。 愛してもいない人を。 なんて、何て惨い。 そこまで、心まで従わなくてはいけないのですか。 躯だけでなく心まで好きでもない人に捧げなくてはいけないのですか。 それが、奴麗なんですか。 それが、咲織の定めなんですか。 でも、でも、全てを捧げなければ、また、この鞭で打たれる。 こ、怖い。 ご主人様。 ごめんなさい。 ごめんなさい、咲織は、もう、もう・・・。』

「そこで立ってください。 そう、そこです。」
 咲織は電気鞭から逃れるように勝山が指し示す部屋の中央へと四つん這いで這っていった。 手足を極限まで折り畳まれ、肘と膝で正に犬となって歩かされた昨晩の記憶を躯が思い出していた。 その時に秘唇と菊華の二つともに押し込まれたバイブの感触までも。 
「ここ、ですか。」
 おずおずと聞く咲織に、勝山の持つ電機鞭が立ち上がれと上に振られた。 咲織は三十畳程もある広い部屋の中央に立った。 

「いつまでバスローブを羽織っているんです? 奴麗の躯はご主人様を悦ばせるための物だと言ったでしょう。 縛めの縄や枷以外は何時も一糸纏わぬ全裸でいろと三宅さんに教えられませんでしたか。」
 勝山の言葉にと言うより、電気鞭に促されて咲織の指はバスローブの帯を解きに掛っていた。 その事に気づき、哀しみが胸を塞いだ。 ふと瞳に入った窓から冬の白い陽光が部屋中に満ちて踊っているように感じられる。 そこには全てを隠してくれる優しい闇は何処にも無かった。 

☆ ↓ピンチです、咲織を助けてね。

 

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☆ その1391=泡立つ肌。

 咲織は胸に詰まった物を吐き出す様に吐息を漏らした。
『窓の外、あんなに明るく綺麗。 なのに、私はなんて端ない事を。 羞かしい。 でも、でも、私は結局、この人の前で全てを。 それが私と言う女。 なんて哀しい。』

 咲織は胸を焦がす全ての苦い思いに溜息を洩らした。 勝山が、電気鞭の先が咲織に近づき、早くと威嚇する。 

「昨晩、隅から隅まで、桃色の穴の奥まで私に見せた躯じゃないですか。 今更、恥ずかしがる事も無いでしょう。 それとも、もじもじとしなを作って、私を誘惑しようと言うのですか。 もし、電気鞭が欲しいなら、幾らでも上げますよ。」
 勝山が冷ややかに嗤った。 両膝を合わせ、少しでも身を隠そうとしている咲織の喉元に電気鞭の先を突き付ける。 その冷たさに咲織の躯はぴくんとさざ波を打ち、おとがいを上げ、背を反らせた。 

 ゆっくりと電気鞭の先がバスロープの襟元を肌蹴させる様に降りていく。 たわわな乳房が作る深い谷を越え、鳩尾で止まった。 咲織の躯が緊張に震えた。 余裕を見せて嗤っている勝山の薄い唇が咲織の胸を締め付ける。 

「いや、いや。 もう、もうその鞭は許してください。」
 咲織は啜り泣く様な声を上げて、バスロープの帯に指を掛けた。 細い指先が震え、ぎこちなく帯を解く。 ごくりと意を決して、バスロープを肩から滑り落とした。

 剥き出しになった乳首が外気に慄いた。 バスロープ一枚とは言え、守る物を失くした心細さが柔肌から背骨へと沁みて来る様だった。 うそ寒さに胸が泡立った。 自然に両掌が胸と下腹を覆い隠そうと動いていた。

「奴麗の躯はご主人様を愉しませる見せ物だと言った筈です。 恥ずかしがり、手で隠していい身分じゃありません。 所作が無ければ、頭の後ろで組みなさい。 それがご主人様に責められるまでの奴麗の待てのポーズです。」
 勝山の言葉に咲織の掌の動きが止まった。 同時に今も鳩尾を圧する電気鞭が意識に上る。 咲織は勝山に言われるままに屈辱的なポーズを取っていた。 ぷっくりとした無毛の恥丘を空気が弄っていく。 両膝を摺り合わせ、咲織は震えた。

 電気鞭の先端が鳩尾を離れ、臍から土手へと降りていく。 さらに金属の突起は咲織の肌を滑り、ぴったりと閉じた両脚のあわいに顔を覗かせた秘唇の合わせ目をじりじりとなぞっていく。 耐えようとしても、腰が引けた。  

「動かない。 奴麗はご主人様の命令が無い限り、ご主人様のすることをそのままの態勢で全て受けいるものですよ。」
 勝山の眼が鋭く光った。 憐れな生贄を値踏みし、更に焦らして遊ぶ蛇の舌の様に電気鞭の先端はゆっくりと咲織の秘唇の上を幾度も嘗めていく。
 
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☆ その1392=慾望の生贄。

 何時またあの恐ろしい電撃が何時その身を貫くかも知れない恐怖に咲織の躯は常に怯え、固まった。 同時に冷たい金属にいたぶられ、玩ばれる屈辱と哀しみに心が震えた。 

『こ、怖いです、ご主人様。 ご主人様の鞭で肌を撫でられる時はあんなに躯が熱く反応するのに、今は恐怖に躯が冷える。 怖い、哀しい。 どうしようも無く哀しい。 こんな人に玩ばれるこの身が哀しいです。 なのに、なのに、躯の奥が、変に。 どうして?』

 その心の震えは何故か咲織の躯の中心を呼び覚ました。 疼くようなずんとした波が躯の奥から伝わってくる。 その事が咲織を戸惑わせ、一層不安にさせる。

 電気鞭はようやく咲織の秘唇を離れ、再び柔肌の上を這った。 恥丘で円を描く様に遊び、鳩尾を過ぎて、乳房の麓をなぞっていく。 その動きは焦れる程に遅く、触れるか触れないか判らない程に微かな触れ方だった。  

何時、今自分の肌の上をただなぞっているだけの電気鞭の先端から、あの恐ろしい電撃が放たれたらと咲織は怯えた。 そして何時しか、咲織は裸身を曝している羞ずかしさも、昼日中他人の欲望の生贄とならざるを得ない身の哀しみさえも忘れ、電気鞭の先端が肌に触れるその感触だけに気を奪われていた。 

 勝山は猫が獲物の子鼠を玩ぶ様に余裕たっぷりに電気鞭を扱った。 勝山は咲織のどんなにささやかな反応の変化も見逃さなかった。 変化に応じて電気鞭が肌の上をなぞる速度を変え、触れ方を変え、移動させる。 思い通りの反応を引き出す事に、自由に咲織を操る事自体に歓びを感じている様だった。 

 電気鞭の先端が当てられた肌の下で咲織の肉は緊張し、それが移ろうにつれて、ほっと弛緩する。 その繰り返しが咲織の肉を狂わせていく。 電気鞭のなぞる肌がまるで神経の集中した感悩のつぼ程に敏感になっていた。 軽く触れられただけで、びりびりと肉が震え、そのさざ波は躯の中心、子宮の奥を刺激した。 

 電気鞭の尖った先端は乳房の膨らみをなぞり、脇腹をからかい、裡太腿で惑い、腋下に遊び、不意に秘唇を玩んだ。 その動きにつれて咲織のしなやかな躯がゆっくりとくねる。 咲織はいつしか、電気鞭に支配され、意のままに身も心も踊らされていた。

「脚を開きなさい。 いいと言うまで開いていくんです。」
 電気鞭がぴたりと合わせた裡太腿の合わせ目にぐいとこじ入れられた。 咲織の脚は電気に打たれた様にぴくつき、慌てて左右に離れていく。 すらりとした太太腿の間にはっきりと姿を見せた秘唇を電気鞭が捉える。 勝山はそのその先端を小刻みに震わせ、秘唇の間に金属の先端を埋めていった。


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☆ その1393=真っ白な内腿に。

「あぁぁっ。」
 女の大切な所に冷たい金属を埋められ、咲織は小さく啼いた。 開いていた脚が息を潜める様に動きを止めた。 緊張が咲織の躯を強張らせる。 

「脚を開けを言った筈です。」
 勝山がぐいと電気鞭を押した。 咲織の秘唇を割ってその先端が花鞘の中に押し込まれる。 その無慈悲な感触に咲織は怯えた。 小さな足指を小刻みに動かし、言われるままに脚を開いていく。 開いていくに従って、電気鞭はゆっくりと秘唇の中に侵入してくる。 敏感な粘膜を無理やり押し拡げられる悲哀が咲織の胸を締め付けた。 

「いい子だ。 いや、奴麗でしたね。 そう、そうやってご主人様の命令のままに動き、ご主人様を愉しませればいいんです。 そうすれば奴麗にもご褒美が貰えるんですよ。 深い深い、ノーマルな恋人同士では絶対に味わえない蕩ける様な肉の悦びをね。」
 勝山が話している間も電気鞭は咲織の中に埋まっていくのを止めなかった。 咲織は脚を開き続けた。  

「いいでしょう。 そこで止まって。」
 勝山に許された時には、既に咲織の脚は九十度を越えていた。 細いがみっしりと若い肉の詰まった太腿がぴくぴくと引く付き、真っ白な裡太腿に筋が走る。 小さな足で躯のバランスを取り、その状態を保つだけでも咲織には拷問だった。 今はその痛みさえ忘れさせる凶器が秘唇を割り裂いていた。 

「電気鞭でここを貫いたままスイッチを入れたら、どうなるでしょうね。」
 勝山は咲織の眼の前に踏み出し、今電気鞭の先が没している秘唇の上をそろりと撫でる。 
「あぅ。」
 答えにも声にもならない音が咲織の唇から洩れる。 既に神経が集中している秘唇に生温かな勝山の掌の感触が拡がり、躯の中をぞぞぞとした瘧が拡がった。 その波を逆に辿って、疼く様な感覚が秘唇に集まる。 

「感じるのですか。 こんな物で貫かれて。」
 勝山は貶める様に嗤い、その掌を咲織の柔肌に這わせる。 掌は秘唇から開いた裡太腿を擦り上げ、ぷりっと引き締まった尻たぼをからかう様に掴む。 

『動けない。 声も出ない。 えっ、感じている? この人の掌が触れた肌が疼く。』

「こんな物で貫かれていては、咲織さんも存分に感じられないでしょう。 代わりに素敵な物を食べさせてあげますよ。 この愛らしい下の唇に。」
 勝山はそう言って咲織の巻き毛を掻き上げ、耳朶をねろりと嘗めるとその場を離れた。

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☆ その1394=熱っぽい粘膜。

『まだ、勝山さんは咲織を・・・。 一体、何処まで咲織を貶めたら。 一体、咲織は何処まで。 こわい。』

 真横のテーブルから勝山が食器を動かす音が聞こえた。 が、今も電気鞭は咲織の秘唇にその金属の先端を埋めていた。 動いた途端に床の上で危うく安定している電気鞭の柄が転がり、スイッチが入ったらと思うと怖くて躯は固まったままだった。 

 勝山が離れた僅かな時間が止まった様に長く感じられる。 その間、咲織の全神経は電気鞭の刺さる秘唇に集中した。 いつしか、その粘膜が熱を帯びてちりちりと泡立つ。

 咲織は、長い緊張に耐えかねた神経が解放を望むあまり、いっそ滅茶苦茶にされる事を望み始めていた。 それは感悩の疼きと別け様が無かった。

『だめ。 もう、脚が躯を支えられない。 どうにかして。 変になりそう。 いっそ、壊れてしまいたい。 恥ずかしさも、哀しさも、心の痛みを全て忘れて。』

 縛られてもいないのに、咲織は全く動けなかった。 躯は電気鞭の恐怖の前に疾うに勝山に反抗する事など出来なくなっていた。 そして、今では心までも折れ掛けていた。 腕を頭の後ろで組み、大きく脚を開いた態勢を長く取らされているために、太太腿は痙攣が走る程になっていた。 自分が明るい日差しの中にいる事も、一糸纏わぬ姿で全てを曝している事さえ忘れて、咲織は今の状況からの解放だけをただ祈り始めていた。 

「せっかく素敵なデザートをココット鍋の中に用意しておいたのに、咲織さんは蓋も開けなかった様ですね。 これが今日のデザートだったんですよ。 長く置き過ぎて茹り過ぎたかと思ったが、丁度いい具合の温度になっています。 ご覧なさい。 咲織さんの大好きな随喜で編んだ張型です。」
 勝山は掌にした白い棒状の物を咲織の瞳の前に突き付けた。 それは細い随喜の繊維で一本の棒状に編まれた言わば古来からの婬具だった。 鍋の中で湯に浸されていたためか、まるで息でもしている様に湯気が立ち昇っている。 その事がその白い棒を何か邪な魔物じみて見せていた。

『これを咲織の中に? そして、きっと・・・。 乱れる咲織を嗤い、愉しむために。』

 が、咲織は心の端で怖れていたよりは遥かに細く、秘唇を引き裂く様な物ではない事にほっと、安堵した。 それは根元でも三センチあるかないか、それが丸く作られた先に向かって細まり、先端の辺りは万年筆よりやや太い程度しか無かった。 咲織は勝山の握った根元の先に金属の輪が付けられている事の意味など、思いを馳せもしなかった。

「ほら、たっぷりと成分が溢れてとろりと美味しそうです。 今、あげますからね。」

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☆ その1395=丸見え。

「それにしても、本当は素直で婬らで恥知らずのいい奴麗なんですね。 縛られていなくても、昼日中逃げ出しも、バスロープ一つ羽織りもしないで、真っ裸のままちゃんとこんなに脚を大きく開いて。 ピンクの秘唇を丸見えにしたままご主人様の命令を待っているんですから。 それとも、電気鞭が余程怖かったとでも言うのかな。」
 勝山の嘲りが咲織の胸をちくちくと刺す。 その痛みと細いとは言え秘唇を押し開いていた電気鞭を引き抜かれるなんとも言い難い感触に、咲織はそっと溜息を洩らした。 

「花びらが名残惜しそうに電気鞭の先に捲き付いてきましたよ。 嫌だ嫌だとまるで清純無垢な振りをしても、電気鞭を突っ込まれて濡れるなんて。 そんな女は変態マゾの奴麗以外絶対いませんよ。」
 勝山は咲織に息が掛る程に顔を近づけ、呆れて見せた。
「ち、違います。」
 咲織は顔を背けて、叫ぶように言った。 言いながら、逃げ出せない自分を哀しくそして訝しく思った。 

『この人も、ご主人様も、みんなそう言われた。 生来のマゾだと、奴麗に相応しい女だと。 あの女の、母の血がそうさせるの? 咲織は本当に婬らなマゾなの? 逃げなきゃ、ここから逃げて、帰らなければ。 でも、何処に帰るの。 ご主人様はきっと、もう会ってはくださらない。 もう、頭を撫でても・・・。』

「違う? じゃあ、どうしてここがこんなに濡れているんです。 じゃあ、これは汗ですか? こんなにぬとぬとした粘っこい汗があるんですか。 ご覧なさい。 咲織さんの秘唇が銜え込んでいた処を。」
 勝山が突き出す銀色の先端は否定のしようも無くどろりと濡れ光っていた。 顔を背ける咲織の顎を掴み、勝山はそのわななく唇に濡れた電気鞭の先端を押し込もうとした。 

「口を開いて嘗めなさい。 これがあなたの婬汁でないなら。 いや、婬汁なら、やっぱりその口で清めるのが奴麗の務めでしょう。 濡れていいとも感じていいとも言っていないのに、勝手に感じて濡らしたんですからね。」
「いやぁ。」
 咲織は穢がらわしい物でも振り払う様に、組んだ腕を解き、両掌で電気鞭を押し退けようとした。 

「あうっ。」
 咲織はすらりとした脚を大きく開いたまま、床に投げたして崩れた。 電気鞭の衝撃に唇はわななき、大きな瞳は更に見開かれている。 

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☆ その1396=革靴で。

「あぁぁっ。」
 咲織は胸を隠す事も、脚を閉じる事も忘れ、裸身を痙攣させた。 細い腰は不自然に捩じれ、たわわな乳房が大きく息づく。 勝山はその姿をじっと見下ろしていた。 

「何度も何度も、世話の焼ける奴麗ですね。 私は三宅さんの様に甘くないと言った筈です。 奴麗に拒否権など無いのです。 どんなに屈辱的な事でも、どんなに恥ずかしい事でも命令に従わなくてはいけない。 啼くのは従ってからです。 さ、今度はちゃんと嘗められますね。」 
 床に倒れてまだ荒い息と共に悲鳴を飲み込んでいる咲織の顔を勝山は革靴の先で上向かせた。 そのぽっと開いた唇に電気鞭の先を押し付ける。 咲織は瞳を勝山に向けた。 その瞳を妥協を許さない勝山の鋭い眼光が射竦める。 

『結局、言う事を聞いてしまう。 嫌なのに、悲しいのに、辛いのに。 電気鞭が怖いから? 多分違う。 褒められたいから? この人に? ご主人様に? 判らない。 でも、躯の中心がずんと疼く。 いっそ・・・。 私、変。 どうかしてる。』

 咲織の舌はおずおずと電気鞭の突起に伸びた。 冷たさに一瞬引っ込み、決意した様に精一杯伸ばされ、金属の突起に絡み付く。 

「どうです。 自分の滴らせた婬蜜の味は。 咲織さん、あなたはどう取り繕っても根っからの婬らなマゾ奴麗なんです。 でも、仕えるべきご主人様を得たマゾ奴麗は幸せです。 普通の女性では決して得られない悦びを得られるのですから。 マゾ奴麗にしか味わえない愉悦を感じさせてあげましょう。」
 咲織は言い知れぬ暗い思いが胸から溢れ、どうしたいのかも判らないまま、肩に腕を回し抱き起す勝山に身を委ねていた。 勝山の顔に勝ち誇った笑みが浮んでも、詰まった胸にさざ波も起きない。

「脚を開きなさい。」
 咲織は胸を勝山に預けたまま、脚を開いていく。 木の床に擦れ、竹鞭で傷ついた小さな足が悲鳴を上げても、咲織は眉根を寄せただけで開き続けた。 

「それでいい。 今度は一々倒れられてやり直さなくてもいい様に留めて上げましょう。 このオーベルジュには料理を愉しみにいらっしゃる方だけでなく、私の趣味を理解していらっしゃる方も多いんですよ。 それでこの特別室にはそのための設備を色々と設えてあるんです。」
 勝山は得意げに話しながら咲織の足元に屈みこみ、床の一部を押した。 葉書程の板がころんと外れると、その下にがっしりとした金輪が現れた。 その金輪と咲織の足首に嵌められている足枷の金具を登山用の太いカラビナでかちりと留めていった。 

「上を見ていてください。」
 勝山が柱の隠し蓋を開けボタンを操作すると、天井の飾り梁の一部が降りてきた。

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☆ その1397=喰い締めなさい。

 天井から頑丈そうな二本の鎖で重々しく吊られたそれは、大人が両腕を拡げたよりも長い棒状をしていた。 その棒が咲織の頭上でぴたりと止まる。

 勝山は吊り下げられた棒の両端から鎖を取り出すと、無言で咲織の手首を掴みその手首に巻かれた手枷の金具と繋いだ。 咲織の胸が騒めいた。 咲織は伸びやかな両腕・両脚をXに全裸の躯を全て晒して、隠す術も奪われ、捕えられた蝶の様に展翅されて部屋の中央に張り付けられた。  

「本当にいろいろ世話の焼ける奴麗ですね。 こうやって自由を強制的に奪うのは好きではないのですが。 こちらの望むままに自ら躯を差し出すのが普通の女性には無い、奴麗の素晴らしさですから。」
 勝山は口とは裏腹に満足げに頬をにやつかせて、展翅された咲織の回りを巡った。 

『咲織は本当にだらしの無い奴麗でした。 奴麗としても恋人としてもご主人様に会わす顔が無い程に中途半端。 鞭に怯え、その癖恥ずかしがり、鞭を与えられてまた怯え。 ごめんなさい、ご主人様。 咲織はこれから、ご主人様に愛玩して頂ける奴麗になります。 自らご主人様の望むままに躯を差し出せる奴麗に。 それが、どんなに辛い事でも、ご主人様が与えてくれる事に歓びを感じて。 そう、この勝山さんもご主人様がお与えになった道具。 鞭と同じ。 そう思えば何も悲しむ事も、恥ずかしがる事さえ無い。 そう、そう思えば・・・。』

 咲織は何かが吹っ切れた様な綺麗な貌を上げ、きりっと瞳を開いた。 唯一自由な掌で手首と横木を繋ぐ鎖をしかと掴んだ。 

「ふふん。 簡単な命令一つ満足に聞けない奴麗であった事にようやく気がつきましたか。 楽しみですね。 三宅さんにこんなに素晴らしい奴麗になりましたと報告が出来るといいのですが。」
 勝山は咲織の真正面に立つと、その顎を掴んで話し聞かせた。 咲織は瞳を逸らす事無く、勝山を見詰め続けた。

「どれ、鞭で乾いてしまったかな。 それとも・・・。」
 勝山の指が咲織の股間に伸びた。 左右に開かれた太腿に引っ張られ僅かに開いた秘唇をゆっくりと指腹で下から上へとなぞる。 花びらに隠れた秘芽を捉え、つんと弾く様に撫でていった。 

「ふふ。 余程まぞっ気が強いのか、それとも昨晩の随喜が効いているのか、しっとりといい塩梅に濡れている。 これなら、こんな細い張り型など楽々呑み込めますね。 いいですか、この張り型を落としたら、罰を与えますからね。 精一杯、秘唇を喰い締めるんですよ。」
 勝山は目尻に皺を寄せた。 意味が判らず、きょとんと大きな瞳を戸惑わす咲織を無視して、秘唇を指で大きく開く。 現れた花びらは桃色も鮮やかに蜜を纏っていた。 勝山はそのあわいを随喜の張り型でゆっくりと弄った。

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☆ その1398=弓反る背中。

「我慢しなくても幾らでも啼いていいんですよ。 啼く事も許さない時はちゃんとそう言いますし、猿轡でも嵌めます。 啼くことが奴麗に与えられた唯一の表現ですし、それを聞く事が我々の最高の愉しみなんですから、我慢なんかしないで思う存分啼いてください。 この部屋はちょっとした離れになってますから、幾ら咲織さんが啼いても他のお客様のご迷惑にもなりませんしね。」
 勝山は咲織の耳元に吹き込みながらも、随喜の張り型で花びらと秘芽をそろそろと撫で回し続けていた。 咲織にはその張り型が与える刺激がいつもより遥かに強く感じられた。 ちょんと花びらに当てられるだけでびぃんと痛い程の細い電気が脊髄を貫く。

 くちょくちょと花びらを巻き込み絡めるように張り型が動けば、下半身が捩れる様な感悩が湧き立った。 咲織はもう勝山の顔を見てはいられなかった。 唇をきゅっと引き締めて喉元までせり上がった啼き声を堪え、鎖を強く握って湧き上がる感悩の波に耐えた。

「はっ、はっ、はぁぃんっ。」
 勝山は随喜の張り型を花びらの中にずぶりと押し入れていく。 狭い花鞘の粘膜が無理やり押し拡げられる鈍痛と同時に、全ての神経がびりびりと電気を送ってくる。 大きく開かされた脚がわなわなと波打ち、踵が前のめりにせり上がる。 きゅっと内側に曲げられた爪先で辛うじて床を掴んだ。

 咲織のしなやかな躯が緩やかに弓型を描いていく。 丸い先が咲織の子宮に当るまで、勝山は張り型を捻じ込んでいった。 桃色の花びらを破って、白い随喜の張り型が指の長さ程突き出し、その先に銀色の金輪が光っていた。 

「気持ち良さそうですね。 もっと気持ち良くなる様に、これを加えて上げましょう。でも、気持ち良さにかまけていると随喜の張り型がすぽんと抜けてしまいますよ。」
 勝山は楽しげに咲織に卵大の鉛の錘を見せた。 咲織の貌に驚きと哀しげな表情が浮かぶのを待って、これ見よがしに足元にしゃがみ込む。 張り型の尾部に付いている金輪に掌にした錘を掛けた。 

「意外と重いんですよ、これ。 それに先程お見せした様に今咲織さんが秘唇に咥えている物は元々細い上に先へいく程細くなっていますから、それだけに余程気張って締め付けないと抜けやすいんです。 いいですか、落としたら罰ですよ。」
 勝山は立ち上がり、咲織の貌を見詰めながら、掌の中から錘を落とした。

「うっ。」
 粘膜を擦りながら、ぐっと花鞘の中の随喜が下がる。 咲織はずぅんと下腹を叩く感覚に思わず、呻いた。 慌てて、尻たぼをきゅっと引き上げ、秘唇を引き締める。 それでも、絶えず随喜の張り型が絡み付いた粘膜の襞を下へ下へと引き摺る感覚が伝わってくる。

 咲織は桜貝に飾られた爪先を引き付け、滑らかな裡太腿に筋が走る程に括約筋に力を籠めた。 意識は全て随喜に絡み付く粘膜の襞に向かっていた。 強く締め付ければ付ける程、粘膜の襞は張り型に絡み付き、感悩の波を伝えてきた。

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☆ その1399=揺れる錘。

「はぁぁ。 あぁぁ。 はぁぁ。」
 ずんずんと腰全体に感悩が昇ってくる。 勝山の言う通り昨晩の随喜責めが効いているのか、電気鞭に怯えるあまりに神経が尖っているからか、それとも求めても求めても三宅に触れて貰えず、燃え上がった炎が熾り火となってくすぶり続けていたからか、いずれにしても今の咲織の躯は触れられただけでもびくんと心臓が縮む程に敏感になっていた。 自分で締め付けているだけで、刻々と感悩が昂まってくる。 咲織はその時が来る事を予感し、怯えた。

「まあそんなに硬い顔をしないで。 もっとリラックスして愉しんで下さい。 咲織さんを悦ばせるためにしている事なんですから。」
 勝山は咲織の顎を持ち上げ、余裕の笑みを浮かべた。 

「そんなに必死になっているとすぐに疲れてしまって早く張り型を落としてしまいますよ。 元々とても色んな男に荒っぽく扱われてずぼずぼになっているとは思えない、手つかずの少女の様に清楚で、痛い程に締まりのいい秘唇を持った咲織さんなら、こんな張り型を落とさないことぐらい余裕で出来るでしょう。」
 勝山は子猫をじゃらす手付きで咲織の乳房を下から上に撫で上げた。 咲織の思いを裏切って、そんな屈辱的な扱いにも咲織の躯はびくんと感悩に振るった。 その反応を見逃さず、勝山は口の端で嗤う。

「一体、何時まで。 何時まで落とさなければ許して頂けるんですか。」
 咲織の大きな瞳が抗議に吊り上がる。
「何時までにしましょうか。 あなたが落とすまででは余りに酷いですね。 そう、咲織さんは三宅さんの奴麗。 三宅さんをその躯で愉しませるのが務めですね。」
 その嘲る様な物言いにも咲織は頷くしかなかった。 

『そう、咲織はご主人様の奴麗。 ご主人様がこの躯を直接愉しまれるならどんなにか、嬉しいのに。 なのに、今は。』

 哀しみが込み上げるのか、咲織のたわわな乳房が喘いだ。 ぶるんと揺れる乳球の動きに桜色の乳首がまるで誘ってでもいる様に震えた。 勝山の指がその小さな乳首を乳暈から引き出す様に摘まみ、ころころと転がす。

 咲織はきっと瞳を吊上げた。 が、すぐに何も抵抗できない、勝山のすること全てを受け入れるしかない身を思い、長い睫毛を伏せた。
 
「三宅さんは私より果てるのが遅いですか。」
 勝山の言葉に三宅との事を思い、咲織の艶やかな頬が赤く火照る。 

 勝山は片掌で咲織の乳首を玩んだまま、随喜の張り型を必死で喰い締めている秘唇に掌を伸ばした。 その指が白い張り型に絡み付いた桃色の花びらに触れていく。

 三宅の温もりを、手触りを思いだしていた咲織の躯はびくんと反応してしまう。 随喜の先で鉛の錘が重たげに揺れた。

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☆ その1400=胸元に拡がる朱。

 錘の揺れが張り型に伝わり、花鞘全体を揺さぶった。 咲織にはその波に身を委ねる余裕は与えられていない。 随喜が粘膜の襞を巻き付けながらずるりと落ちる感覚に優美な眉を寄せて落とさまいとその身を固くした。 深い谷を作っている胸元に朱みが拡がる。
 
「思い出しているんですね、三宅さんに貫かれる悦びを。 感じると幼さの残った愛らしい顔が女の顔になる。 なんとも心を奪われる。 私がもっと気持ち良くさせてあげますよ。 幾ら悔しくても、幾ら忘れたくても忘れられない程に。 で、どうなんですか。 三宅さんはどのくらいかかるんです?」
 そう尋ねる間も勝山の指は巧みに秘芽を捉え、小刻みな刺激を与え続けた。 咲織は押し寄せる感悩の前にふっと意識が遠ざかるのを拒む様に頚を振った。  

『嫌。 ご主人様は掛け替えの無い人。 ご主人様との時間は大切で大切で。 比べられる訳がない。 嫌。 昨日の事なんて思いだしたくもない。 嫌、嫌。 忘れたいのに。 比べさせるなんて。 触れないで。 この躯に。 この躯はご主人様の物なのに。 あぁ、咲織に触れている掌がご主人様の掌だったら・・・。』

「わ、判りません。 それが、何の関係があるんですか。」
 吐く様に言った。 触れないでと叫びたいのをぐっと呑み込んだ。 きつい瞳で勝山を見上げた。  

「怖い、怖い。 そうですか、若いのに三宅さんはさすがですね。 いいでしょう、私と同じくらいと言う事にしましょう。 そうすると、後三十分は咲織さんを愉しませられると言う事ですね。 後三十分、そう午後2時までこの随喜の張り型を落とさなければ何の罰も与えません。 ご褒美にそれ以上何もしないで東京にお送りしますよ。 三宅さんからの依頼には背くことになりますが、咲織さんは私からの調教は受けたくないようですからね。」
 勝山はさも残念そうに言うと、咲織の頬を両掌で挟み、腰を落として唇を寄せた。 

「うぅ。」
 固く閉じ、くぐもった呻きを上げる咲織の唇を舌で抉じ開け、勝山は健康的なピンクの歯茎をぞろりと嘗めた。 息苦しさに開きかけた時を逃がさず舌を差し入れて、内側の粘膜をくまなく嘗め回す。 細い目尻に勝ち誇った皺を浮かべると、咲織の口の中に唾を注いだ。 

 頬を勝山の掌で押されていても、咲織は明らかに嫌悪の表情を見せていた。 口の中に注がれた物を吐き出そうと、胸を上下させる。 勝山はその姿に眼を細め、咲織の高い鼻を抓んだ。 

「うぐっ。」 
 咲織の細い喉が苦しげに波打った。

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☆ その1401=耐えられない罰。

 息を堪えたからか、嫌悪する物を飲み込ませられた悔しさか、胸を塞ぐ深い哀しみにか、長い睫毛が涙の重みで萎れた。 

「そんなまるで毒でも飲まされた様な顔をしなくても。 もっと嬉しそうな顔をしないと。 ご主人様からご馳走を貰ったんだから。 ご主人様から与えられた物はどんな物でも悦んで受け入れるのが奴麗だとさっき話したじゃないですか。 まだ判らないのですか。 つくづく調教のなって無い奴麗ですね。」
 勝山の言葉に紅を引かなくても桜桃の瑞々しさを湛えた咲織の唇が悔しさに歪む。 その唇を勝山は指先でからかった。 だが、少しでも気を緩めれば秘唇を貫いている随喜の張り型が落ちそうで、勝山に抗議を言いたくてもとても言えない。 

「本当の事を言われてむくれるなんて。 咲織さんが随喜を落としてはいけない時間は決めましたが、落としたらどんな罰を与えるか言ってませんでしたね。」
 勝山はそう言うと、気を持たせるように口をつぐみ、再び咲織の胸を玩び始める。

『電気鞭では無いんですか。 もっと酷い事を・・・。 あぁ、きっとこの人は咲織が耐えられない惨い罰を・・・。 自信が無い。 あと30分近くも。』

 勝山の言葉に咲織の心臓は縮みあがった。 息を飲んで勝山の次の言葉を待つ。 正面の壁に掛った趣のある柱時計の針はまだ殆ど動いてはいなかった。 咲織は項垂れて足元を見詰めた。 小指のペディキュアが剥げかけているのが気になった。 
 
「心配しなくても、命を取ったりはしませんよ。 誓って、三宅さんの大事な奴麗に痕の残る様な傷すら付けないと約束します。 でも、ご主人様の命令に従えなかった奴麗を許すわけにもいかないし、罰が無くては奴麗の咲織さんも張り合いが無いでしょう。 電気鞭を落とした張り型の代わりにここに捻じ込んで、電撃を与えると言うのも考えましたが、もう電気鞭には慣れっこになっているかも知れませんね。」
 勝山は指で咲織の秘唇をなぞり、そのまま羽根の様なタッチで刺激を与えた。 咲織のぴんと張っていた咲織の膝がもぞもぞと痒みを堪える様に内側に捩れる。 勝山が与えてくる感悩に負けまいと息を詰め、唇を噛んだ。

「と言うより、咲織さんのような根っからのマゾは痛みには敏感でも、それを悦びに変える才能がある。 痛みは罰にならないかも知れませんね。 そうだ、昨日の咲織さんのショーを見たお客さんは皆さん、咲織さんに憧れていらっしゃいましたよ。 あんな素晴らしい奴麗を一度いいから責めてみたいとね。 どうです、一回落とす度に一時間、まだここに残っていらっしゃるお客さんの奴麗になると言うのは。 楽しそうでしょう。 あっ、この罰も咲織さんを悦ばすだけかも知れませんね。」
 勝山はさも可笑しそうに笑った。 

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☆ その1402=いやぁぁぁ。

「そ、そんな酷いこと。 嫌です。 絶対に嫌です。 許して。 許して下さい。」
 咲織は置かれた状況も勝山の性格も忘れて、悲痛に顔を歪ませた。
「ほほぉ。 そんなに私に抱かれたいと。 他の男は嫌だと言ってくれるとは、嬉しいですね。」
 勝山はにやにやと薄い唇を歪ませて、咲織に顔を近づけてきた。 咲織は瞳を曇らせながらも訴えかける。 勝山は咲織の顎を持ち、もの問いた気に開きかけた唇に顔を寄せた。 艶やかな咲織の唇をぺろりと舌で嘗めると、薄い唇で何度も咬んでその柔らかさを愉しんだ。 咲織は勝山の為すがままになるしかない我が身を悲しみながら、固く唇を閉じ続けていた。 

「そんなに頑なにならなくても。 これもあなたを愉しませ、成長させるためにしている事なんですから。」
 勝山は笑い、咲織の胸を掌で円を描く様にやわやわと揉んだ。 
「お願いです。 許して下さい。 どうか。」
 涙の浮んだ大きな瞳で勝山を見上げた。 勝山の掌に揉まれ続けているたわわな胸がうねり、その動きに連れてきゅっきゅっとくびれた腰がひくついていた。 明らかに躯は勝山の掌に反応していた。

 秘唇に呑み込まされた随喜の張り型が敏感な粘膜を今も刺激し続けてもいる。 躯は今にも勝山の思惑通りにとろとろと堕ちそうだった。 咲織は自らの躯にも怯えていた。 

「本当は、許して下さいと言ってはいけないと何度言い聞かせても無駄な駄目奴麗に罰を与えなきゃいけないのでしょうが。 私以外の男は嫌だと言う可愛い心根に免じて、三度まではこれを落としても他の罰を与えるだけにしてあげましょう。」
 勝山は咲織の肩に掛る巻き毛を掻き上げ、耳元を擽る様に吹き込んだ。 秘唇から突き出た随喜から重たげに垂れている鉛の錘をぶらんと大きく揺らした。

「あっ、あぁぁん。」
 錘が揺れる度に振動が随喜の張り型に伝わり、花鞘の中で大きく暴れる。 巻き付いた粘膜の襞を刺激し、感悩の波を突き上げてくる。 そしてひと揺れ毎にずるずると花鞘ごと引き摺り落ちていこうとする。

 咲織は甘い啼き声を上げながら、必死に秘唇を締め付けた。 丸く細い踵が床を離れ、しなやかな裡太腿がぶるぶると震えていた。 

「可愛い。 必死に堪える姿がなんとも愛らしいです。 応援したくなります。」
 勝山は咲織の周りを観察する様にゆっくりと巡った。 掌はその動きにつれて、咲織の肌の上を上下に波打ち、さわさわと嘗めていく。 たぷんと盛り上がった胸球の麓からくびれた腰へ、そしてきゅっと締まった尻たぼへと移ろっていった。

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☆ その1403=桜貝の爪。

『良かった。 もう、この躯を、ご主人様のこの躯を他の人に穢されずにすむ。 他の罰なら、痛みなら、耐えられる。 ううん、耐えられなくて、気を失ってもいい。 それで終わるなら。』

 もし張り型を落としたら、他の客に身を任せなければならないと言う怖れが一旦は去った咲織の心の隙間に、勝山の老獪な指技が忍び込んだ。 微かに緊張の緩んだ下半身に向かって、柔肌に触れる勝山の指先から静電気にも似た微弱な感悩の波が打ち寄せていく。 

「あっ、あぁぁん、んんんっ。」
 両手両脚を大きく開かされた咲織の裸身が描く綺麗な曲線が、勝山の指のままに捩れ、くねった。 白い肌はしっとりと汗ばみ、桜色に火照りだしている。 勝山の指が腰のくびれで、開かされた太腿の裏側で、無毛の丘でピアニッシモを奏でる。

 幾ら動かまいとしても、咲織のしなやかな躯は音楽を奏でる様にくねった。 躯が動く度に秘唇を貫く張り型から伸びた錘が揺れた。 随喜が秘唇の奥深くまで粘膜の襞を揺り動かす。 

『いや、嫌。 感じている。 感じてしまう。 好きでもないのに。 ご主人様の指じゃないのに。 触れられた肌がぞわぞわと泡立つみたい。 張り型が震える。 駄目、感じる。 堪えられない。 嫌、お願い感じないで、咲織。 感じちゃ駄目。 あっ、濡れてる。 太腿が冷たい。 恥ずかしい。 また、勝山さんにきっと、なじられる。 恥ずかしい言葉で責められる。 あぁ、どうして? どうして感じるの。』

 咲織は鎖を掴む指が白くなる程ぎゅっと握り締めた。 痛みで躯を揺さぶり続ける感悩を追い払おうと、桜貝の様な小さな爪を掌に喰い込ませる。 それでも、いや、その痛みの感覚さえも燃料にして感悩の炎は燃え上がりつつあった。

 勝山は背後から咲織を抱きかかえる様に腕を回し、片掌で乳房のふくらみを、もう一つの掌で無毛の恥丘をやわやわと揉み立て始めた。 顎の先で巻き毛を掻き分け、後れ毛をほわほわとそよがせる様に息を吹き掛ける。 

「あぁぁぁ、駄目、駄目。 許して。」
 全ての感覚が秘唇の奥深くに集まり、今にも爆ぜそうだった。 気がつけば、咲織は勝山の吐息を振り払う様に細頸を捻じり、啼く様に哀願していた。

「駄目、駄目と言う権利は無いと言っているでしょう。 両手両脚を縛られたこの態勢では、幾ら叫んだところで私の掌を振り払う事も出来ず、ただ私の耳を悦ばせるだけですけどね。 だが、奴麗の分際でご主人様に駄目だと言った罪には罰を与えなくてはいけませんね。 今回はこれで許してあげましょう。」
 勝山はたっぷりとしたニットジャケットのポケットから見た事もない大ぶりの洗濯ばさみを取りだすと、咲織の瞳の前に翳した。

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☆ その1404=たわわな肉。

「かんっ、かんっ。」
 鋏の所が大きく湾曲した大ぶりな洗濯ばさみは、勝山が開け閉めする度に如何にもバネの硬そうな高い音を立てた。 その音が咲織に恐怖を与え、心臓を縮めさせる。 

「洗濯ばさみじゃ、何時までも、奴麗のお作法の基本のきも出来ない奴麗への罰としては手ぬる過ぎるかも知れませんが。」
 勝山は咲織の耳朶を嘗めながら、毒を吐いた。

「これは毛布なんかの大物を干す時の物です。 探したんですよ。 このぷりぷりとした乳房は普通の小さく弱い洗濯ばさみでは皮膚さえ掴めず、挟んだ瞬間に跳ね飛ばされるのが落ちですからね。」   
 勝山は咲織を背後から羽交い締めに抱き、乳房の弾力を味わう様に揉んだ。 揉みながらも掌でつんと立ち始めた乳首を転がして刺激する事を忘れない。 咲織は嫌悪感と共に押し寄せる感悩の波に抗えない自分を呪い、長い睫毛に涙を浮かべた。 

「ほら、罰を上げますよ。 良く味わいなさい。 まず一つ。」
 勝山はうんと力を籠めて洗濯ばさみを大きく開き、下から咲織の乳房の根元に押し当てる。 洗濯ばさみが肉に埋まる程に押し付けると、指を離した。

 洗濯ばさみは一気にそのはさみを閉じ、その牙の間に白く艶々とした柔肌を咬んだ。 咲織の乳球の下半分が苦痛に身を捩る様に歪んだ。 大きく湾曲したはさみの間からたわわな肉が溢れ、丸々と膨らむ。

「うぐぅぅぅ。」
 肉を抉られる重い痛みが咲織の脊椎を貫く。 痛みに華奢な躯がばらばらになるかと思う程に折ろうとした。 もう一つの洗濯ばさみを持った勝山の手をたわわな乳房が弾いた。 両手両足を繋ぐ鎖がぴんと張り詰め、金属の軋む嫌な音を立てる。

 咲織は一度折りかけた裸身をびくんと反り返した。 乳房を拉ぐ痛みの波は幾度も華奢な躯を前後に揺さぶった。 その動きに張り型に付けられた錘が大きく揺れる。 

「あぁぁぁぁ。」
 唇を噛み締め、裡太腿をぶるぶると震わせて咲織は秘唇を喰い縛った。 その努力を嘲笑うかのように錘はますます大きく揺れ、随喜の張り型は秘唇の中を掻き回しながら、ずるずると粘膜を引き摺り、一揺れ毎に落ちていく。

 自らの粘膜から染み出した蜜と張り型から出る粘液がぬるぬると混ざり合い、咲織が洗濯ばさみの痛みさえ忘れて喰い締めてもその動きは止まらなかった。 いや、咲織が必死に秘唇を締める程、先細りの張り型はむしろ押し出させるように花びらを巻き付けながら落ちていった。 

 つーっと婬蜜の白い糸を引いて、随喜の張り型は咲織の桃色の花びらから離れていった。 錘が木の床にぶつかる音が重く響いた。

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☆ その1405=軽やかな触れ方。

「あぁぁぁぁ。」
 咲織は嗚咽ともつかない艶啼を吹き上げた。 平らな下腹をがくがくと前後に揺らし、鎖で繋がれた華奢な躯をぶるっと震わせる。 それは悲しみに裡震えただけでは無かった。 ずるりと張り型が落ちる瞬間、引き摺られた花鞘の粘膜が、桃色に色づいた花びらが起こした感悩の波が背骨を駆け抜けていったせいでもあった。 

『あぁぁ。 躯が欲しがっている。 この先、どんなに酷い罰が待っているか判らないのに。 こんなに、鎖も握れない程心は震えているのに。 感じたがっている、咲織の躯。 ううん、違う。 痒い。 中が痒くて疼いてる。』

 咲織は床に転がっている張り型から顔を背ける様に俯いた。 巻き毛がふわりと細い肩を隠す。

「これは落とす筈だ。 凄い濡れっぷりじゃないですか。 咲織さんは余程随喜の味が好きなようですね。 先端には白いバターまでこってりと着いている。」
 勝山は床に落ちた白い随喜の張り型を拾い上げた。 俯く咲織の顎を掴んで、その瞳の前に突き出す。 乱暴に扱われ、一瞬だけ開いた咲織の瞳に張り型の丸い先から立ち昇る湯気が映った。 咲織は優美な頬を朱に染め、睫毛を伏せる。 その長い睫毛の上に涙の水滴が膨らんでいった。

「欲しいのでしょう。 これで掻き回されたいのでしょう。 いいですよ。 咲織さんの愛らしさに免じて、望み通りにぐちょぐちょに掻き回してあげます。」
 勝山は大の字に繋がれた躶身を晒す咲織の傍らに寄り添い、くっきりと縊れた腰を抱いた。 桃色に濡れた花びらまで見せて拡げられた秘唇に沿って、細い張り型の先でなぞっていく。 慎重に筆を和紙に滑らす様に、丁寧で軽やかな触れ方だった。

 咲織自身の蜜と随喜の粘液とで濡れたその先端は、咲織の敏感な粘膜に触れていくと言うより、ぬるぬるとした感触を残して小さな小さな生き物が這ってでもいる様な感覚を咲織に与えてくる。 

「あぁぁっ。」
 細い啼き声が濡れた唇の端から滴った。 勝山は、張り型の先端から溢れ出る婬蕩な秘薬を粘膜と言う粘膜に塗り込めていく様に、花びらの隠れる秘唇の裏側まで執拗に撫でさせた。 擽る様な余りに軽い触れ方に焦れたとでも言う様に、咲織の腰が張り型を求めて突き出され、動きに連れて小さく円を描きだす。 巻き毛に隠れて、細い肩がわなわなとひくついていた。

「あ、いけない。 その前に命令に抵抗した罰が片手落ちでしたね。 右の乳房も洗濯ばさみで飾ってあげないと。 左の乳房に焼き餅を焼いてしまいますね。」
 勝山は意地悪く微笑んだ。 大きく喘ぎ出している咲織の丸い乳房にもう一つの洗濯ばさみを咬ませた。

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☆ その1406=じんじんと。

「うぅぅんんっ。」
 咲織の乳房が描く綺麗な半球が悲痛に歪んだ。 大きな鋏に捉えられた肉で咲織の乳房はかえって盛り上がり、薄い柔肌は一層薄く張り詰めて艶々と輝いた。

 重い痛みが躯に浸み込み、それにつられて半ば麻痺していた左の乳房までもがじんじんと痛みだす。 そしてそれらの痛みに耐えようと、咲織の躯は尾てい骨をきゅんと持ち上げた。 その時を待って居たかの様に、秘唇の疼きが躯の中を逆流し始める。 

「は、は、はぁんんん。」
 咲織は小さく啼いていた。 自分の甘えた様な啼き声に恥じ入り、勝山が聞いていなければと願っていた。
「痛みは罰にならない躯でしたね。 こうすると気持ち良くて啼きそうでしょ。」
 勝山はそう嘲って、咲織の乳房を咬んだ洗濯ばさみをぴんぴんと指で弾いた。

「そ、そんなことはっ。 い、痛いです。 辛いです。」
 鋭い痛みが咲織の声を引き攣らせる。 丸い踵を上げて、痛みに耐えようと脚を突っ張った。 

「そうですか。 この胸は洗濯ばさみで飾られて悦んでいるみたいですよ。 ほら、艶々と光って、前よりも谷間も深く、嘗めて欲しいとばかりに前に突き出している。」
 勝山は片掌で左の乳房をむんずと掴み、右の乳房を口いっぱいに含んだ。 さらに咲織の乳房全てを吸い込む様に強く啜った。 ずずずっと言う音と共に乳房の肉がびりびりと振動する。

 咲織は手枷に繋がった鎖をぎゅっと握り、乳球ごと引き抜かれる様な痛みと、重く深い感悩の波に耐えた。 ぽってりとした優しい唇はきゅっと引き結ばれ、柔らかな頬は引き攣り、妖しい美しさを放ち始めていた。

 勝山は息の続く限り、咲織の乳肉を吸った。 そして、鼻から大きく息を吐くと、歯で甘咬みしながら、口の中につんと突き出た乳首を舌先で転がした。 

「あぁぁぁん。」
 鬱血し敏感になっていた乳首は鋭く細い啼き声を咲織に迸らさせた。 びりびりとした刺激が咲織の華奢な躯を震わせては駆け上がっていく。 構われなくなった花びらは婬蜜を床に零しながら疼き、そよいだ。

「ふふ。 美味しいおっぱいです。 本当に咲織さんの躯は何処も美味しくて飽きない。 自分で愉しめないのは残念ですね。」 
 勝山は片掌で咲織のはち切れそうな乳房をぐにぐにと揉みながら、満足そうな笑みを浮かべた。 

「そうそう忘れてました。 咲織さんにも美味しい物を上げる約束でしたね。」
 勝山は随喜の張り型を手にすると、その先端で咲織の乳首をつつき、ゆっくりと柔肌の上を滑らしていく。 蛞蝓が通った跡の様にぬめぬめとした粘液の道が咲織の白い肌の上に描かれていった。

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☆ その1407=肉慾のしもべ。

「うっ、うぅん。」
 咲織は細い喉を反らせ、啼いた。 勝山は張り型の先で秘唇の間に隠れた桃色の肉芽を捉え、微かな振動を与えた。 その傍らの開き切った太太腿の筋肉がひくひくと鼓動する。 

『あっ、駄目。 感じてしまう。 また中が疼きだしてる。 前よりももっと強く。 どくんどくんと収縮しているのが判る程。 変になってる、躯が、私の意思を越えて。 憎いのに。 嫌なのに。 辛いのに。 触れられたくないのに。 触れられたい。 もっと。 もっと強く。 声が、また出てしまう。 悦ばせたくないのに。 これではまるで、本当に婬濫なこの人のしもべ。 いや、いや、いやぁ。 欲しい。』

「い、い、いゃぁぁぁ。」
『やめて』と言う言葉は辛うじて飲み込んだ。 後から後から、張り型で震わされた肉芽から感悩のさざ波が沸き起こり、躯の中に拡がっていく。 同時に痒みを伴った疼きがどんどんと秘唇の中で大きくなっていった。

 その先の怖さに躯が怯え、両掌が自由になっていれば、全身の力を籠めて張り型を持つ勝山の掌を引き離していた。 が、それは咲織の躯には許されていなかった。 咲織の躯は勝山のなすがままを受け入れ、大きくなり続ける感悩の刺激に曝されて、ただ鎖をひしと掴んで啼くしかなかった。 

「こうして欲しいのでしょう。」
 勝山は涎を垂らしそうに濡れた薄い唇を歪めた。 手にした張り型の先で花びらから染みでた婬蜜を掬い取らせると、一気にその細い張り型を花びらの中に突き入れた。

 万年筆ほどの細い張り型だったが、咲織の狭隘で弾力に富んだ花鞘は勝山がその腕に力瘤を浮かべなくてはならない程に、みっちりとその粘膜の襞で押し包んだ。

 滑らかな随喜の繊維がぬるぬるとした粘液に覆われてはいても、無数の網目が花鞘の粘膜の粒一つ一つを捉えて擦っていく。 つるりとしたシリコンのバイブには無い繊細でいて有無を言わせぬ強い刺激が咲織の躯を貫いた。

「あぁぁぁっ。 ん、ん、あぅんんん。」
 押し殺しても押し殺しても、咲織の艶やかな唇を震わせて細い啼き声が漏れ続ける。 勝山が随喜の張り型を前後に動かす度に、耐え様の無い感悩の波が咲織を襲った。

 同時に掻けば掻く程に痒みを増す毒で咬まれた傷口の様に、下腹全体が疼く。 咲織は巻き毛を宙に揺らし、張り付けられた躯を震わせた。 

「ほらほらほら。 気持ちいいみたいですね。 もっと啼いていいんですよ。」
 勝山の掌の動きが早くなる。 ぐちょぐちょと言う湿った音が咲織の耳にも聞こえた。 羞恥が咲織の胸の内に拡がっていく。

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☆ その1408=止めないで。 

 耳を塞ごうにも塞ぐ術すら奪われていた。 否応なく耳を擽る恥ずかしい摩擦音に咲織は身悶えした。 その悶えさえ疼きは取り込んで下腹の奥で膨れ上がっていく。 

「あぁぁぁんんんん。 あん、あん、ぁぁぁぁ。」
 咲織は泣くじゃくる幼子の様に啼いていた。 勝山の細い眼が陰湿に光った。 

「や、止めないで。」
 勝山は唐突に張り型を咲織の秘芯から引き抜いた。 自分の唇から迸った羞かしく口惜しい言葉が咲織の耳に戻ってくる。 身の置き場も無い羞恥と後悔、そして哀しい悔しさが咲織の胸を灼いていく。 それでも、咲織の躯は離れていった張り型を追い求めて、精一杯に蜜に濡れた秘唇を突き出していた。 

「欲しいですか、もっと。」
 勝山は意地悪い薄嗤いを浮かべて、どろどろと蜜の滴る張り型を咲織の前に突き付けた。 その婬美な姿から顔を背ける前に、咲織は頚を縦に振っていた。

 それ程に躯の中で沸き上がった疼きは大きくなっていた。 今も咲織の羞恥と哀しみを掻き立てながら、胃腸がぐにゅぐにゅとなる程に下腹で渦巻いている。

「そうですか。 欲しいですか。 上げますよ、もちろんすぐに。」
 勝山の愚弄の言葉にも咲織の躯は頷き、逸る。 鎖を鳴らす程強く握り締めなくては、『お願い』と言う言葉を口にしてしまいそうな程に。

「その前に、落とした罰を与えるのが調教師の務めですからね。 待っててください。」
 勝山は壁際のチェストから持ってきた銀色の道具を咲織に見せびらかした。
「うっ。」
 その道具の使い道と与えられる苦痛と屈辱に胸が詰まる。 咲織はごくりと苦いものを飲み下した。 

「ふふん。 使い方も、その効果も十分ご存じの様ですね。 そう、これはニップルクランプです。 でも、これは特製です。 恐らく想像しているよりも遥かに楽しんで貰えますよ。」
 そう言って勝山は、黒いラバーコーティングされたクリップ状の先端をカチカチと鳴らした。 その音がつい昨日、三宅の手で乳首に付けられた痛みと感悩、そしてそれを他人にまで見られた羞恥をまざまざと咲織の躯に蘇らせる。 咲織は実際に痛むかのように奥歯を噛み締め、顔を反らせていた。 

「それにしても、なんて可憐な乳首でしょう。 飽きない、全く飽きない。 うぶなピンクで小さくはにかんで。 苛めたくなる。 が、これはあくまで罰ですからね。」
 勝山は震える咲織の乳房をがしっと掴んだ。 

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☆ その1409=潰された乳首。

 只でさえ、大ぶりの洗濯ばさみで下半分を締め上げられ、ぱんぱんに張り切った根元を強い力で掴まれ、咲織の乳房は柔肌は今にも爆ぜそうに薄く光った。

 そのやや向きの先端で桃色の蕾が突き出される。 勝山はその小さな乳首の根元を指先で扱く様に摘まみ、クランプの黒い金属片の間に挟んだ。 黒い金属片の一部が桜色の乳暈にめり込む程深く挟み込む。 咲織の小さな蕾は大きくは無い金属片の中に殆ど隠れてしまった。

「クリップの様にバネじゃないんです。 この根元の小さな捩子を回して、挟む力を加減が出来る。 クランプの下に重い卵が付いていますからね。 かなり強く締め付け無いと。 それに元々これは罰なんですし、咲織さんを悦ばせるばかりではね。」
 勝山はそう言って咲織の顔を窺った。 その美貌に怖れが走るのを見届けてから、じわじわとクランプの根元の小さな捩子を器用に回した。 丸い乳首は金属片の間で徐々に縦に押し潰されてく。 それに連れて、咲織の可憐な美貌が悲痛に引き攣る。

「うわぁぁぁんん。 くぅぅぅ。」
 胸いっぱいに溜った痛みに耐えた熱い空気を吐き出す様に、咲織は啼いた。 胸の蕾と秘唇の奥が一本の張り詰めた糸で繋がっている様に、乳首の潰れる痛みに秘唇の奥が引き攣った。 そのぴんと張った糸から痛みが躯中に伝播していく。

 身を砕かれる様な強い痛みに、秘唇の奥がくっくっと震える。 満たされない疼きがその刺激に蠢きだす。 咲織は繋がれた躯を精一杯に捻って痛みと疼きに耐えていた。 

「あぁあ。 可愛い乳首がこんなに潰れてしまって見る影もない。 クランプの先から顔を覗かせた粘膜が針で突いたらパンと割れそうに薄く伸びて。 痛いですか。」
 勝山の問いに答えれば、泣き出しそうだった。 躯を貫く痛みに今にも涙が溢れ、許しを乞うのを必死で堪えた。 強く鎖を握ったか細い二の腕に緊張の筋がぴくぴくと浮かんでいる。 

『どこまで。 どこまで責められれば。 ご主人様。 この痛みもこの哀しみもご主人様が望まれたものなんですか。 咲織は耐えなきゃいけないんですか。 耐えたら、褒めてくださいますか。 あぁ、こんなにも苦しいのに、あそこが疼く。 痒い様にに疼いている。 掻き毟りたい。 変になりそう。』

 咲織はくっくっと啼き声を断続的に上げながら、その華奢な躯を震わせていた。 

「あぁぁぁぁ。」
 勝山が掌で玩んでいたクランプと一体になった銀色に光る卵大のバイブを離した瞬間、鋭い痛みが咲織の躯を貫いた。 咲織は繋がれた鎖を引き千切らんばかりに躯を反らせた。 細い手首に革枷が喰い込み、小さな掌が白く鬱血する。 
「いい反応だ。 気に入って貰らえたようですね。 こっちも飾ってあげなくてあげなくては。」

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☆ その1410=哀しい体。

「あぎゃぁぁぁぁぁ。」
 咲織は両腕を繋ぐ鎖を鳴らし、華奢な躯を仰け反らせて悲鳴を吹き上げた。 両の乳房に付けられた銀色のバイブが跳ね上がる。 贅肉の無い平らな腹は波打ち、巻き毛の掛った細い首に立った筋が切れそうに脈打っていた。 

「いい声だ。 罰ですからね、そのくらいには啼いて貰わないと。 重いでしょう、このバイブは。 こんな重い物をぶら下げらても全く垂れないなんて、本当に若いおっぱいと言うのはハリハリでいいですね。」
 勝山は咲織を言葉でなぶりながら、掌でぽんぽんと卵大のバイブを玩んだ。 金属の卵が白い肌に弾む度に、乳首だけでなく乳球全体が千切れる様な痛みが躯を襲った。 

「ひぃっ、ひいん、はぁぁんんん。」
 咲織は勝山の掌の動きのままに啼いた。 悲鳴を上げ続ける桃色の唇から、透明な涎が滴った。 涎に乳房が汚れた事に気づいても、それを拭う事も、勝山の眼から隠す事すらできない身が悲しかった。 胸は熱い涙で今にも溺れそうだった。 その満々と満ちた哀しみを疼きが波立たせた。 

『苦しい。 怖い。 本当に蕾が千切れたら。 この人はそんなことくらい平気で・・・。 でも、いっそもっと気が遠くなる程の痛みが欲しい。 打たれたい。 鞭で声も上げられない程に。 でないと、あそこの疼きに変になりそうです。 ご主人様、欲しいです。 燃えてる、咲織のあそこ。 熱いです、ご主人様。』

 乳首にクランプを付けられた時の劇痛に慣れて、じんじんとした痛みに代わると、その乳首に神経の糸で繋がった花鞘の奥がきゅんきゅんと攣り、それが罪深い疼きに代わっていった。 咲織は勝山の前で腰が濡れた秘唇を見せつける様に、くねくねと円を描き始めるのを止められなかった。 
    
「あぁこれは駄目ですね。 罰を与えている裡に少し乾いてしまいました。 下の唇で嘗めて、咲織さんの婬蜜でもっと濡らしてください。」 
 限られた中で動き続けている咲織の腰はがっしりと抱き止められ、ぐっと突き出された秘唇に随喜の張り型が宛がわれた。 随喜は秘唇から浸み出し続けている婬蜜を吸い取り、生気を増して自らもとろとろとした婬薬を滴らせ始める。 

「あっ、あっ、あぅんんん。」
 張り型が秘唇の裏側を花びらを擦り上げる度に喉を突く咽ぎを堪えられなかった。 堪える程に却って、疼きが大きくなっていく様にも思えた。 咽ぎが漏れる度に羞ずかしく、勝山に聞かれると思うと胸が捩れる。

 それでも、啼かずにはいられない程に咲織の躯は求めていた。 飢えた生き物の様に花びらが自ら随喜の張り型に絡み付いていくのを咲織は感じていた。

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