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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2537=ナメクジ。

 人の中の魔物は、汚辱を糧として成長する。 聖なるものを追い求める先でその魔物は口を開けて待っている。 恥辱に塗れ、汚辱に穢された者に優しい顔を見せ、魔物はその者を取り込んでいく。  

 清らかな流れに憧れながら、清らかになり切れない人は穢れに安堵する。 清潔で整然と調えられたホテルの部屋より、散らかった自室に安らぎを覚える。 聖人君子の高邁な話より、路地裏の噂話に引き込まれる。

 まして、性の悦楽と言う魔薬に一度でも溺れた者を魔物が取り込むのは簡単なことだった。 否、一度でもその魔薬を口にした者は、免疫の無い肉と同じだった。 

 おぞましさは同時に媚薬だった。 嫌悪すべき蛞蝓の口は同時に甘いキスだった。 総毛立つ感覚は慄く疼きの隣にいた。 

『駄目、駄目。 許して、許して。』

 全ての柔肌を見知らぬ男達の掌が撫で回し、全ての粘膜を無数の口に吸われていた。 自分の物は何一つなかった。 咲織の躯は紛うことなく、男達の物だった。 

 躯の中でありとあらゆる感覚が爆発する。 気が狂いそうに肉が沸騰する。 逃げ出したい地獄だった。 逃げ出せない地獄だった。 顔を背けたくなるおぞましさだった。 瞳を逸らせぬ惨状だった。 

 鞭の痛みの方が比較にならない程優しかった。 甘かった。 躯の自由を奪い、肉に喰い込む麻縄は自分を守る肉親の腕だった。 ただ、触れられ、舐められ、吸われる。 その恐ろしさに気付いた時には、咲織は魔薬に細胞の一つ一つまで侵されていた。 

 中島の舌は菊華を抉じ開け、粘膜の管を押し開いて熱を与えて咲織の躯の中で蠢いていた。 秘唇は丸ごと悠介に吸われ、舌が花びらを這っていた。 胸の蕾は勝山と佐竹に左右からちゅうちゅうと吸われ、胸肉は幾つもの掌で揉み込まれた。 目隠しの下から滴る涙さえ、清水に飲み込まれた。 手足は疾うに床を離れ、咲織の躯は虚空に舞っていた。 咲織は全てを失った。 骨は寄る辺を失い、肉は骨を離れ、肌は溶かされた。  

「いやぁ。」
 咲織は細い首筋を立て、悲鳴を上げようとした。 が、爆発しようとした感覚は早坂の口の中で虚しく湿り、不発に終わった。 啼くために開いた咲織の口にまで早坂の臭い舌が入り込んだ。 悲鳴さえも奪われて、咲織は男達の掌の中でのたうつしかなかった。 のたうてばのたうつほどに男達を悦ばせ、更なる地獄に突き落とされると知っていても、咲織にはただ地獄で這いずり回るしかなかった。 ただ、躯の中で疼きだけがむくむくと膨らんでいく。 地獄の苦悶をその餌にして。

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