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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その9=ご主人様!

  誰とも口を利くことなく、家に帰ると自室に閉じこもり、遅い父の帰りを只待つだけになった。

「何という奴だ。ラブレターを勝手に送りつけてくるなんて、許し難い。自分が何様だと思っているんだ。」
 父は母から咲織にラブレターが届いたというのを聞いて、珍しく激昂した。

「咲織はパパの大切な何よりの存在だ。 有象無象に手を出せるような存在なんかじゃない。 誰にも渡さない。 咲織は生きているだけで素晴らしい存在だ。 華奢な躯も美しい顔も明晰な頭も、神様がそれはそれは丁寧に真心を込めて創り上げてくれて、パパの処にやってきた天使なんだよ。 だから、とっても大切な存在なんだ。 咲織は咲織でいるだけで、只それだけで唯一絶対な存在なんだ。」
 そういいながら、膝の上の咲織を大きな両腕で包み込んだ。 何の心配もない寧らかな世界、揺るぎ無い確かな宙で咲織の心は浮遊した。 全ての感覚、雑念から解き放たれ、うっとりと身を委ねた。

「パパ、私、私立の女子中学校に行っていい?男の子の居ない処へ。」
「佳いに決まっている。 純な咲織にはその方が合っているだろうね。 女子だけと言うのは異様だ、間違っていると言う説もいけないとは思わないが、何処が自分に合うかは自分にしか判らない。 居心地の悪い処でわざわざ貴重な時間を無駄にする必要はない。 咲織が選んだ処が咲織に一番佳い処だ。 もし、合わないと判ったら、また替わればいい。」
 そうして、今日まで咲織は性を自ら遠ざけて来た。

 気弱になった咲織の心に父の温もりのある声が甦る。 うつつを離れかけたとき、ドアの向こうに三宅の姿を捉えた。

『ああ、ご主人様。』

 それは、夏の光に包まれ、輝かしい程に感じられた。

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