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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その809=奴隷の挨拶。

『何て、何て挨拶すれば良いんですか。 こんな所で、初めての人達に。 あぁ、恥ずかしいです。 言葉が浮かんできません。 でも、何か言わなくては。 ご主人様に恥を掻かせてしまう。 咲織はどうしたらいいの。』

 どよめきは消え去り、静寂がぴんと固化した。 言葉の出ない一秒一秒が永久に続く責め苦になる。 何か言おうとすればする程、頭は真っ白になり、呼吸が上がった。 

「俺との誓約書を思い出せ。」
 見かねたのか三宅が耳元に囁いた。 
「はい。 私、橋本咲織は三宅一樹様をご主人様とし、全ての権利と自由をご主人様に委ねた奴麗です。」
 三宅の叱責が怖くて、自分でも驚く程にはっきりとした声で何度も暗唱させられた誓約書の冒頭部分が口を突いて出た。 その高らかな宣言に誰からともなく拍手が起こった。 

『ああ、思わず大きな声で宣言してしまった。 でも、そう、私はご主人様に全ての権利を委ねた奴麗。 それを恥じたらご主人様を恥じる事になってしまう。 ちゃんとしなくては。 でも、でも、やっぱり咲織は恥ずかしくて、消えてしまいたいです。 あぁ、誰も誰も私を見ないでください。 どうしてどうして、ご主人様はこんな恥ずかしめを私に。 楽しいですか。 思いのままに恥ずかしがる咲織の姿をご覧になるのは。』

 咲織はそっと隣の三宅を見上げた。 三宅は整った唇端にニヒルな笑みを湛えて咲織を見やった。 
「と言う事ですから、よろしく。 お見苦しいものですが、後ほどご笑覧願いたいと思っています。」
 そう言うと三宅は咲織の後頭部を抑え、ぺこりとお辞儀をさせた。 それが合図になったのか、スポットライトが消え部屋が暗転した。 咲織はほっとすると同時に意味深な三宅の言葉に心を凍らせ、ぶるぶと躯が震えるのを覚えた。 

『やはり、やはりご主人様は咲織を皆さんの前で責められるのですね。 あぁ、きっと咲織は凍えてしまいます。 それでも私はきっと、ここから逃げ出せずに、ご主人様の望まれる通りに生き恥を曝すのですね。 あぁ、それが奴麗だから、それがご主人様の仰る恥知らずで婬爛な私の本性だから。 怖い。 時間が戻ってくれればいいのに。』

「じゃあ、お待ちかね、杉山則雄先生にご登場いただきましょう。」 
 慣れた女性の声が壁際から聞こえ、咲織達の眼の前が明るく浮かび上がった。 その光の中に着古した作務衣を粋に着こなした初老の男性が歩み出る。 細い杉浦は大きく見えた。 やや落ち窪んだ細い眼でぐるりと見渡す。 それだけで室内が息を飲んだ。 

 その沈黙の中を緋色の襦袢も艶やかな女性が助手と思われるドレス姿の女性に伴われて現れた。

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