2ntブログ

『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

☆ その808=絶対者。

「三宅と飯田です。」
 三宅が右手の壁際に仕込まれたマイクに向かって言うと、正面の板壁が板目に沿って内側に開かれた。 むっとする様な性を呼び覚ます湿った空気が立ち昇ってくる。 咲織は一瞬入るのを躊躇した。

「早くしないと首が苦しくなるぞ。」
 三宅に叱責され、咲織は四つん這いの手足を繰り出す。 部屋に入るや否や、眩しいスポットライトが当てられ、同時に室内にどよめきが広がった。 誰かがここ、ここと最前列に置かれたクッションへ手招きした。 三宅は眼で会釈して進んでいく。 どよめきはやがて拍手に変わり、まるで舞台に上がる主演女優の様に迎えられた。

『こんなに多くの人がいらっしゃったなんて。 じゃあ、私がご主人様をお待ちしている間、みんな私の事を見下ろして、きっと笑いながら通っていかれたのね。 あぁ、恥ずかしい。 お願い、見ないで下さい。 消えてしまいたい、ここから。 あぁ、躯が動かない。 ご主人様に叱られてしまう。 歩まなくては。 ご主人様、辛いです、鞭よりも。』

 咲織は髪で顔を隠す様に俯き、立ち止まろうとする手足に命じておずおずと三宅の後に付いていった。 部屋は数十畳程の広さだった。 天井から幾本かの鎖が垂れた中央の舞台を向いて二十人程の人々が半身がすっぽりと埋まる大きなクッションを背に思い思いに座っていた。

 咲織達は人の間を縫って進んだ。 騒めくは一向に鳴りやまない。 一歩一歩進む度に心臓は震え、床板に触れる掌は針に刺される痛みを伝えてくる。 逃げだしたくともそれが出来ない我が身を哀しんだ。 

「ねえ、咲織ちゃん、顔をちゃんと見せて。」
 そう声を出したのは舞台を挟んで向かいに座っている江梨菜だった。 彼氏の悠介と二人抱き合う様に並んで座っている。 その声にみんなが「顔を見たい。」「顔を見せて。」と言い立てた。 咲織は四つん這いの躯を縮め、床に額が付く程に蹲った。

「顔をお見せしなさい。 それとも俺の奴麗で居るのが恥ずいのか。」
 三宅は咲織の耳元で叱責すると、髪をぐいと掴んで後ろに引いた。
「あぁ。」
 いきなり襲った痛みに声にならない声を上げて、咲織は顔を振り上げた。 その羞恥に染まった顔に瞳も開けられない程のスポットライトが当てられる。 咲織は今にも泣き出しそうに可憐な唇を歪め、噛み締めた。 賞賛のどよめきが波の様に起こった。 

「おまえは初めてなんだから、ちゃんと皆さんに挨拶しなさい。」
 その命令に振り仰いだ三宅は厳格な絶対者の表情をしていた。

☆ ↓ ピンチ、どっちもクリックしてね。

関連記事

PageTop