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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その62=公衆の面前で。

「廻ってご覧。 ゆっくりと。」

 咲織の自由を奪う為に、要所に取り付けられた黒い枷と金色の輪は、抜けるように白く艶めいた咲織の肌を引き立たせ、咲織に最高の娼婦だけが持つ婬靡な艶を与えていた。  三宅は自分の美しくも哀れでそのために婬らに輝いた所有物を満足気に眺めた。

 まるでアングルの描いた『囚われのアンドロメダ』さながらに見る者を虜にし、血を婬らに滾らせずには置かない風情を咲織の裸身は持っていた。

「私も見て良いですか。」

 咲織は、クローゼットの大きな鏡に自分の姿を映した。 三宅が誂えてくれた自分を拘束するための責め具を一つ一つ見詰めた。 何故か、どんな宝石を貰ったよりも心が華やいだ。

ご主人様が私にわざわざ誂えてくださった。 私を繋ぐために、この首輪が私をご主人様に繋いでくれるんだ。 奴麗。 咲織はご主人様の奴麗です。』

 ぴったりと填った首輪は、大きく息をすると咲織を少し苦しめて、その存在を主張してくる。 その軽い息苦しさが三宅に抱き締められた時を思い起こさせた。 咲織は態と深々と息をした。 
 
ホテルの外には、夜の冷気が降りていた。咲織は、久しぶりに檻の外に出た様に、新鮮な気持ちで空気を吸った。三宅が肩を抱いてくれた。

『まるで恋人同士みたい。 ご主人様の掌、あったかい。』

 咲織は、地下鉄の中で三宅に躯を密着させていた。時々、腕輪を撫でて感触を確かめた。鉄輪を弾くとちりりと音を立てた。

 銀座で地下鉄を降りた。 数寄屋橋の交差点で立ち止まると、三宅は耳元に囁きかけた。「おまえの首輪に紐を付けて、犬を引っ張るように歩きたいんだけど……」
 それは、命令ではなかった。初めて耳にする三宅の頼みだった。

『こんな街中で、そんなことしたら、思いっきり目立ってしまう。 私は佳いけど、ご主人様まで変態だと思われてしまう。 ご主人様まで好奇の眼に曝されてしまう。ほんとにそうする積もりなら、勝手に首輪の金具に紐を掛ければ済むのに。 どうして私に訊くの。どう応えたらいいの』
 咲織は、三宅を見詰めた儘、立ち竦んだ。
「嫌か。街中で辱められるのは、公衆の面前で変態面を曝すのは。」

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