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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その33=晒されて。

 咲織は声も出せずにただ三宅のなすがままに立ち尽くしていた。 いや、動く事など出来なかった。 例え三宅が何をしようと何もできない事を、受け入れるしかない身となった事を身に滲みて感じていた。 胸に巻かれた縄が少しずつきつくなっていく。 その事が咲織の立場を何よりも教えてくる。

「あぁっ。」
 三宅の荒い息が背中に掛る巻き毛をそよがせた。 幾重にも巻かれた縄が胸に喰い込んでくる。 と、躯がぐっと持ち上げられた。 抵抗のしようもなく、細く丸い踵が床を離れた。 思わずか細い小さな足がたたらを踏む。 痛みよりも心細さに思わず小さな悲鳴が漏れた。 

 三宅は咲織の緊張に引き攣った美貌を一瞥すると咲織の脇にしゃがみ込んだ。 姿がまた見えなくなった事で、咲織の不安が広がる。 大きく動悸する胸の肉を縄が咎める様に咬んでくる。 

『これから一躯、何が始まるの。 咲織はどうされるの。 全てはご主人様のお考え次第。 もう、咲織には逃げる事も、抵抗する事も出来ない。 ただ、ご主人様のされる事を受け入れるだけ。 怖いです。 怖いのは、多分これから怖い事をされるのはご主人様だと言うのに、ご主人様しか咲織には頼れる人がいない。 一番怖ろしいかも知れない人を、咲織を責めると言ってる人を、咲織は頼りにしている。 愛している。 そして、今も好き。 このまま抱き締められたくて仕方ない程に。 これが、咲織の恋? これが、恋だと言うの。 初恋だと。 これが、初めてのデートだと。 これは何の定めなの。』

 三宅は淡々と咲織の右ひざの上に縄を巻いていった。 咲織は怖くて振り向けなかった。 ただ前にあるベッドの上の抽象画をぼんやりと見つめていた。 不安も怯えも刻一刻とその影を濃くしていく。 そのぎざぎざと棘の生えた時間が咲織を締め付ける様にゆっくりと漂っていた。 もう、抽象画さえ咲織には見えなくなっていた。

「いいだろう。」
 三宅は独り言を呟いた。 その声に初めて下を向いた咲織と目があった。 三宅はにっこりと微笑んだ。 その貌が安心して全てを委ねろと言っている様に思えた。 咲織は諦めを飲み込み、深い息をした。 その胸を縄が縛めていた。

 三宅は咲織の前に立つと、おもむろに膝上に巻いた縄の端を梁に掛けた。 躯重を徐々に掛けていく。 
「あぁぁぁ。」
 自分の右脚が上がっていくのをどうする事も出来なかった。 桜貝の爪先が茶色い木の床から離れ、それでも留まらず上がっていく。 咲織の啼き声は上ずっていた。 秘唇を部屋の空気が直接弄っていく。 そのひんやりとした感触が、誰にでもある毛叢さえ失った身である事を、秘すべき処を光の中に晒している事を咲織に教えた。

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