2ntブログ

『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

☆ その30=奴麗の顔。

『どうやって食べろと? スプーンも無しに。 やはり、犬の様に食べろと言われるんですか。 奴麗だから。 咲織は奴麗になったんですね。 本当に。 ご主人様の奴麗に。 それなら・・・。』

 咲織は四つん這いのまま、振り掛かる巻き毛を掻き上げ、思い切って眼の前のシチューのボールに顔を埋める様に向かった。 胸を苦い哀しみが締め付ける。 同時に躯の奥底で何かが蠢き出し、じゅわりと潤うのを感じた。 

『マゾ? そんな。 でも、そうかも知れない。 あの母と同じ血が。 嫌、それはそれだけは。 でも、食べないとご主人様に。 あぁ、どうして奴麗なの。 奴麗でなくてはいけないの。』

 感情が渦巻く。 胸から血が流れる様な気がした。 それでも、舌を差し伸べ、文字通り犬となってシチューを啜る。 哀しい味がした。 奴麗の味だと思った。 瞳の端にその様子を見いる三宅の満足げな頬が映っていた。 高い鼻にシチューが付くのも構わず、咲織は嘗め、食べ続けた。 

「美味いか。」
 三宅は感情を押し殺して、冷たい声で聞いた。
「はい。」
 顔を上げた咲織の鼻に頬にシチューが付いていた。

「汚い顔だ。 奴麗の顔だな。」
 三宅は嗤い、咲織の頭を撫でた。 その掌の力強さが不思議と嬉しい。
「早く食べてしまいなさい。」
 咲織は懸命に食べた。 喉を肉が降りていった。 

「立ちなさい。」
 三宅は咲織の顔に着いた汚れを嘗め取った。 その舌の感触に躯がうっとりと溶けていく。 咲織は倒れ込みたい気持ちを堪えて、脚に力を入れた。
「化粧無しでも変わらないな。 却って愛らしくなったぐらいだ。 縛り甲斐がある。 いい奴麗だ。」
 三宅は咲織の顔をお絞りで乱暴にそして細やかに拭き取ると、咲織の顔をまじまじと眺めた。 視線に押される様に下を向く咲織のつんと尖った顎を無造作に三宅は持ち上げた。

「顔を隠すな。 どんな恥ずかしい時でも、顔を隠してはいけない。 恥かしさに震える顔を見るのが俺の様な男の楽しみの一つだからだ。 おまえは俺を楽しませるためにあるんだから。 しゃんと立ってなさい。 だが、力を入れるな。」
 三宅は縄を取り出し、咲織の腕を後ろに廻させると三宅の掌の中に易々と入る細い両手首を合わせて縛った。 何かが咲織の中から抜けていき、何かが入り込んで来る気がした。

☆ ↓ 是非、愛のクリックをお願いします。 

     にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ

関連記事

PageTop