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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その27=重み。

「おまえの血と淫水で穢れたこの指をその口で嘗めて、清めなさい」
 三宅は、咲織の唇に血濡れた指を押しつけた。

 咲織の意志とは無関係に、可憐な唇は静かに開いて三宅の指を受け入れた。 舌を纏わりつかせ、自らの血を嘗め清める。 血と共に静かな哀しみが、咲織の喉を降りていった。 自らの血の味を否定するように、そして、血を流した事実を打ち消す様に、血の味がしなくなるまで必死で嘗め取った。

「おまえは奴麗だ。 俺の奴麗だ。」
 三宅は、咲織の口から指を引き抜くと、愛おしげに頭を撫で、唇を重ねた。 やがて咲織の舌を求めて舌を差し入れた。 咲織もその動きに応え、舌を三宅の口に差し入れる。
三宅はそれを慈しむように強く吸い続けた。 咲織の裡で哀しみを押しのけながら、静かに悦びが広がってく。 三宅は、その変化を感じ取ると、咲織の下肢を割り開いている縛めを解き、手脚を伸ばしてやった。

「うっ、うぅぅ。」
 長い間無理遣り広げられていた脚の筋を伸ばされる痛みに、咲織は呻いた。 だが、何故か苦痛ではなかった。 手脚に感覚が戻るに従って、痛みと共に感情が甦ってきた。 生を感じた。

 未だ歩けぬ咲織を三宅は抱き上げた。 華奢な躯は、予想以上に軽く、三宅をぼんやりと見遣った貌は、あまりにもあどけなかった。 バスルームへと向きを変えた三宅の眼に、テーブルの上についた血の染みが映った。 咲織の躯をバスタブにゆっくりと浸した。 

 咲織をバスルームに残し、ソファに沈み込むと、深く煙草を吸い込んだ。 窓の下には、生活感を漂わせて、なおも人々が行き交っている。 防音の整った部屋には、音が来ない。異次元を覗き込んだような落ち着か無さを感じる。 バスルームからも水音は聞こえなかった。 ため息が紫煙に霞んだ空気に溶けた。 

 今日は、まだ終わっていない。 まだ、為すべき事は重く残っていた。 その重みに俺は堪えられるだろうか、三宅は立ち上がった。

 咲織は微かに朱を感じさせる湯の中から虚ろな瞳を向けた。 三宅は服を脱ぎ、咲織の躯を抱き起こす。 咲織は乳房の先に三宅の膚を感じた。 鋭敏な粘膜から生の温もりが躯の芯に沁みてくる。 細い腕を三宅の腰に廻し、咲織の生がさらなる温もりを求めて、三宅に躯を密着させていく。 触れ合う肌が拡がるにつれて、温もりも拡がっていく。 

 頬を三宅の胸に埋める。 咲織のなだらかな頬に涙が流れた。 熱い涙が三宅の胸を濡らす。 涙は後から後から湧きいでて、流れ続ける。

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