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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その220=見知らぬ客の前を。

『えっ。 なに? 何をされるの? 目隠しなんか着けられて。 ご主人様、これからレストランに行くんじゃないんですか。 こんな姿の私を引っ張って行くんですか。 こんな奴麗そのものの私を人のいるレストランに連れていくのですか。 居並ぶ人達の笑い物にさせるために。 それより、ご主人様は恥ずかしくないのですか。 こんな奴麗を連れて人前に出て。 私を笑うその眼が間違い無くご主人様にも向けられるのに。 ううん、きっと、ご主人様はその覚悟を私に示されようと。 着いていきます。 ご主人様が連れていって下さるなら、何処までも。 何処に墜ちて行くしかないんです。』

「行くぞ。」
 咲織の首輪に繋がったリードを左手で腰の位置に持ち、三宅は歩き始めた。 咲織は後ろ手の不安定な姿勢の上に首輪を斜め下に強い力で引っ張られ、ヒールを履いた脚を蹌踉めかせた。 とっさに三宅が振り向き、小さな肩を掴んで支えた。

「ありがとうございます。」
 言葉が素直に咲織の口から出てきた。
「その高い鼻が床で潰れては大変だからな。」
 三宅がヴィラのドアを開けた。 秋の陽射しの中に二人は出た。

 きちんとした身なりの紳士に首輪を引かれて従う後ろ手に手枷を重ねられたドレス姿の華奢な少女の姿は、余りに幻想的だった。 少女は目隠しをされていても、いや、目隠しをされているが故に、つんと上を向いた細い鼻と形のいい唇が強調されて見る者を惹き付けずには置かない美しさを放っていた。 その上、ドレスの上からも判る骨細の繊細な躯付きと後ろ手のためにより強調されたふくよかな胸とのアンバランスさが見る者の胸を婬美な弓矢で射た。

「階段だ。 気を付けなさい。」
 三宅は石の階段に来ると咲織の肩を抱いて進んだ。 登り切ると、ホテルの本館入り口に出る。 黒大理石の輝くロビーを咲織はドレスから伸びたすらりとした脚を蹌踉めかせながら、囚人さながらに引かれていく。 
   
 眼を見開いたフロントレディー達の前を抜け、レストランに入った。
「予約しておいた三宅です。」
 二人の姿を見て、言葉を失っていた支配人に三宅は声をかけた。

「お待ちいたしておりました。 こちらへどうぞ。」
 三宅に声をかけられ、はっと職業人に戻った支配人はメインダイニングを通って、奥の個室へ二人を案内した。 途中食事中の客の前を通った。 一人の客が咲織の姿に息を飲んだのが、目隠しをされた咲織にも判った。 恥ずかしさに胸が悲鳴をあげた。

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