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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その206=おまえは恋人ではない。

『嬉しいです。 大切な時間を私と過ごして貰えて。 咲織はご主人様の玩具で十分です。 私で良ければどうか遊んで下さい。 壊れるまで。』

「はい。」
 咲織は三宅にひしと抱きついた。
「歩けるか?」
 三宅は咲織を抱き起こし、その肩を抱えるように店を出た。   

 タクシーの後部シートで咲織はずっと三宅の腕に包まれていた。 咲織の目の前には三宅の大きな胸板が頼もしく存在している。 古びた温泉街も、すれ違うこともできない狭苦しい街並みも、滑り落ちそうな急な坂道も、暗いトンネルも見る必要が無かった。 タクシーは小さな山の頂上に出た。 左手の瀟洒なロッジ越しに海が見えた。
 
「いらっしゃいませ。 スウィート・ビラにお泊まりの三宅様でいらっしゃいますね。」
 黒いスーツ姿の女性従業員が右手の階段を降りてきて、タクシーのドアを開けた。 手際よく一緒に降りてきた男性従業員がトランクから咲織達のキャリングケースを取り出し運んでいく。 三宅は咲織の肩を抱いたまま、女性従業員に続いて階段を昇りフロントデスクの前の小さいが洒落たラウンジに入った。

 三宅は座り心地の良さ気なソファに咲織を抱いたまま腰を下ろした。
「お飲物は何に致しましょう。」
 熱いおしぼりを差し出しながら、まだ若いフロントレディーは咲織の姿は何処にも無いかのように三宅に聞いた。
「アイスコーヒーとこの子にはオレンジジュースを。」
 咲織は自分の分も的確に頼んでくれた三宅の声を耳を当てた三宅の胸から直接聞いていた。 それは心強い音だった。

「三宅様はアーリー・チェックインでございましたね。 ご記帳をお願いします。」
 フロントマネジャーが差し出した宿帳にサインする時も三宅は咲織の躯に回した片手を離さなかった。 

『ご主人様、ずっと私の心を思って抱いたままで・・・。 なんて、優しい、なんて幸せ。 このまま、このまま時が止まってくれれば良いのに。 』

 女性のベル・マンに案内されて再び階段を降り、ビラの一つに入った。 居心地の良さそうな広いバリ風の部屋に天蓋付きの巨大なベッドが設えてあった。
  
「肉奴麗のくせに恋人みたいに何時まで抱きついている? 二人で居る時にはどんな服装でどんなポーズを取るんだったかな。 忘れたなら思い出すまで打たなきゃいけないが。」
 三宅は冷たい声で言った。

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