2ntブログ

『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

☆ その20=見ないでください。

 
『大きい。厭になるほど育ってしまった、胸だけが。 この無様に膨れた胸をご主人様はどう扱われるのだろう。』

 咲織は、自分の意志とは関係なく育っていった胸を持て余していた。 男達の野卑な視線を集めてしまう肉の塊を忌み嫌ってもいた。

『これさえ無ければ、不躾なラブレターに気が乱されることも無かったのに。 これが、私の静謐な時を奪った性の象徴……。』

 チャックを腰まで引き下ろすと、キャミソールはふわりと足下に舞い落ちた。

 キャミソールを脱ぐために両手が腰の後ろに回った儘で、咲織の動きが止まる。 咲織の意志とは裏腹に、丸くふくよかな両の乳房は誇るかのように前に突き出された格好になって、咲織は動揺した。

『早く、脱いでしまわなくては。 ご主人様が待っていてくれている間に。』

 慌ててスカートを脱ごうとしたため、脚がもつれて咲織は前のめりに三宅の胸に倒れ込んでしまった。

「そう焦るな。 まだおまえの裸身を堪能していない。」
 そう言うと、三宅は手を伸ばして咲織の足首に纏わり付いたスカートの残骸を引き抜き、腕の中の咲織の躯を起こし上げた。

 剥き出しの胸に密着した三宅の体温が咲織の緊張した心に安らかに届いた。 頬に触れる三宅の肌、項に感じる三宅の吐息、素肌の背中を包む三宅の腕。

『ああ、離れないで。 ずっとこのままぬくもりを感じていたい。』

 咲織の頭上に差し込んだ陽の光跡は、瞬く間に湧いた分厚い雲がその穴を閉ざし掻き消えてしまった。

 三宅は、咲織をテーブルの脇に立たせた。 咲織の肌から離れ、いつの間にか元と同じようにソファの中から満足げに咲織の躯を睨め回していた。

「手を背中に回して組むんだ。 おまえの全てが良く見える様に。」

『えっ、あっ、はい。』 

 咲織は云われたとおりに所在無げに垂れていた腕を背中に回して組んだ。 少し反る様な姿勢になり、忌まわしい胸も黒いガーターベルトに飾られた下腹部も三宅に差し出すような形になる。

 今頃になって羞恥が強く甦り、全身の血の気が引いて気を失いそうになった。

『駄目。 見ないで。 お願いだから、黙っていないで、何か謂って。 何かして。 一人にしないで。』

 何か言おうとしても、羞恥と緊張から声にならない。

 三宅の視線が裸の肌に痛かった。 もの凄く鈍い時の流れが咲織の躯の周りを巡りながら、じわじわと締め付けた。

 三宅は少し怒ったような顔の儘、動こうとはしてくれなかった。

☆ ↓ 是非、愛のクリックをお願いします。 

     にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ

関連記事

PageTop