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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その17=脱ぎなさい。

「いいえ、判らなかったんです。 自分が何処にいるかも。 もう、ただただ悲しくて。」
「判らなかったのか。 待ってたのでもなくて、そうか。」
 三宅は、初めて愛おしいものを見るように咲織を見た。

「お店が締まってもあそこに居たと思います。 その先は……。 判らない……。」
 咲織は頭を振った。軽やかに髪が揺れた。 涙に潤み朱く腫れた瞳を三宅に向けた。

 泣くと一層清らかに妖しく美しくなる、そんな女がいたか。 三宅は、この先を想い微笑んだ。

「何時ですか。」
 咲織は、ようやく現に戻った。
「もう9時だ。 おまえは2時間以上もあそこで泣いてたわけだ。 その間に俺はここで汗を流し、暫く眠った。昨日は徹夜に近かったからね。 お陰で、しゃんとしたよ。腹が空いたので、カレーでも食べようと降りていったら、まだおまえは居た訳だ。」
そう云えば三宅はスーツ姿ではなく、麻のリラックスしたシャツに着替えていた。 

『3時間も経っていなかったの。 もっと長い間だと……。』

「ああ、偶然だったんですね。 私のことを心配して拾いに来て頂けた訳ではなくて。」
「そう、拾いに行ったわけでは無い。 捨てても居ないのだから、拾える訳がない。」
 三宅は、咲織の心配を見越して云った。 安堵が咲織の躯の中を広がっていった。

「本当に? 本当に捨てて無いんですね、私のこと。」 
「言いつけを守らなかったことを許してはいないけどな。」
 三宅は笑っていた。 歯が綺麗だった。

『よかった。 本当に。 また、会えた。 話してももらえた。』

 安堵は甘美な香りを連れてきた。 なぜだか、涙が溢れて止まらない。

「許してはいないんだぞ。 それでも嬉しいのか。」
「はい。 嬉しいです。 だって、また会えたから。」

「奴麗のくせに言いつけを守らなかったんだ。 罰が待っているぞ。 云って置くが厳しいぞ。 罰に耐えられなくても、罰を止めることは無い。 罰の後も奴麗の務めは辛いぞ。」
「いいです。 耐えます。 捨てられないのなら、耐えられます」
 咲織は、三宅の体に凭れ掛かった。

「そうか。 耐えてくれるのか。 何処までも?」
「はい、何処までも……。」
 その時は突然にやって来た。

 初めての吻付けは考えていたより遙かに甘く、抱擁は遙かに力強く心地良かった。 躯が熱く熔けだし、歓喜びに震えた。脳髄が痺れ、滴り垂れ出すかと思った。

 三宅は咲織の華奢な腰の感触を慈しむかのように強く抱き、舌をもぎ取る程に強く吸った。 腕の中で溶けていく獲物はこの上ない上物だった。 飽きず、その獲物の素晴らしさ、そしてこれから自らの躯で与えてくれるだろう悦びを愉しんだ。

 唇を放すと、窓際のソファーまで咲織を連れて行き、厳かに命じた。
「服を脱ぎなさい。 俺に裸を見せるんだ。」 

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