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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1537=溢れ出す感情。

 大粒の涙が黒いタイトスカートに吸い込まれていった。 慎二にはその涙は見えない。 咲織に何か言って欲しかった。 例え怒りの言葉でもよかった。 黙りこくった咲織を見ていると、今にもテーブルを越えてその肩を抱き締めそうになる。 慎二は衝動を堪えるために、口を開いた。

「でも、あの時、君がボクを見た瞳は真剣そのものだった。 ご主人様の事が好きなんだと、好きだからしているんだと、信じて欲しいとあの時の瞳は本気で訴えていた。 俺は正直戸惑った。 そんな事ある訳が無いと思った。 今のあの時の瞳が焼き付いている。 あの瞳の意味は何だったのか。 もし、本当ならあの瞳が、あの言葉が本当なら、君は一体どんな女性なのか知りたかった。 どうしてあの悪魔の様な男を好きなのか知りたかった。 もしかしたら、考えたくない事だけど、君は自ら望んであんな事をする様な女性かも知れない。 そんな事あり得ないと思ったけど。 その手の女性の事をネットで調べたよ。 そうしたら幾らもあった。 今まで知らなかったけど、彼氏では無いご主人様がいて、鞭で打たれて、屋外で露出させられて、それがどんなにか楽しい事か書いている女性がいっぱいいた。 驚きだった。 だけど、どうしてそう言う躯になったのか、どうして奴麗になったのかは殆ど書かれていなかった。 さっき、態と疼くのかと、欲しくなるのかと聞いたら、君は否定するどころか、頷いた。 今も俺がこれだけ話してるのに、何も言わずにいる。 信じられないし、信じたくないけど、君はもしかして彼女達と同じマゾと言う人種なのか。」
 ウェイトレスがドアを開ける音に、慎二はぎくりと言葉を飲み込んだ。 気まずい沈黙を察したのか、ウェイトレスは無言で前菜を並べるとそそくさと出ていった。 慎二は堪えていた息を吐き出す様に言葉を継いだ。

「そうなのか。 君は持って生まれたマゾなのか。 あんなことをして、誰に見られるかも判らない公園で見ず知らずの男の欲望の処理にその躯を使われて、歓びを感じる様な女なのか。」
 冷静さを纏っていたが、慎二の声は微かに震えていた。 咲織が口を開くのを待つ間、溢れ出す感情を抑えるために机の端を掴んだ指が白くなっていった。 
「はい。 そうです。 そう言う女です。」
 小さいが、慎二に向かってまるで刃を突き立てる様な言い方だった。

 部屋の空気が脆いガラスの様に張り詰めた。 慎二の女性の様な優しい口が開きかけて止まった。 言葉の代わりに深い溜息が洩れる。 慎二は動揺を自分に隠す様に箸を運んだ。 その掴んだ切っ先が小刻みに震えていた。

「じゃあ。 ここで俺のをその口で含んでくれる? 机の下で四つん這いになって。 そう言うの、好きなんだろ。 チャーシューより美味しいんだろ。」
 慎二の言葉に咲織はつぶらな瞳をあげた。 その瞳に慎二は映ってはいない様だった。 遥か遠くにいる存在を探していた。

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