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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その6=ガーターベルト。

 他の重役秘書たちが、一斉に化粧直しをする更衣室で、下着を外すことは無理だ。 自分の席は、開放感を持たせるための歪みを付けたガラスの大きな扉から透けてしまう。 咲織は、副社長室に入り、厚いオークの扉を閉めた。 広い部屋の中で、意を決してジャケットを脱ぎ、キャミソールの裾に手をかける。

 まだ、夏の日差しが昼のように明るく窓から差し込んでいた。 その明るさに、羞恥心と言うより、本能的な躯の反応として、手の動きが、止まる。

『ご主人様のお言いつけは、本気なんだろうか? 冗談だったら……』

『本気だったら、お言いつけを守らずに会いに行けば、ご主人様に恥をかかせることになる。冗談だったしても、恥をかくのはこの私だけだから。本気だったら、きっと喜んで貰えるし……』

 咲織は、その考え方の中に既に奴麗に相応しい資質が潜んでいることに気づかずにいた。

 全てを照らし出すような光の中で、ブラジャーを外し、見ないようにしながら、素肌の上にキャミソールを再び身につけた。 そして、スカートをおろした時、もう一つのご主人様の『お言いつけ』を思い出した。

『どうしよう、忘れてた。もう時間はないし、それに道具もない。 いつ、会えるかも知れない状況だったんだし、お言いつけどおり下着を付けずに会いに行くんだから、きっと許して貰える』

 もう一つのお言いつけについては、軽く考えることにした。 ショーツを外し、ご主人様から送られたストッキングを身につけていく。 小さな爪先から、くりっと弧を描いた土踏まずを経て、丸い踵へ。

 男の無骨な手なら、掴んだ指が余ってしまいそうな足首から、丸いお尻まで続く、細いけれど骨細で筋とは縁のない脚に、爪を立て伝線させないよう注意を払って、ストッキングを片方ずつ延ばしてゆく。

 自分で身につけているのに、ご主人様の手で触れられているようで、軽い陶酔を感じた。 太股の付け根部分についた薔薇のレースのついた、咲織の白い肌を損なわない透明なストッキングは、咲織を賛美してくれているようだ。

しかし、高揚した気分もガーターベルトを付ける段になって、脆くも崩れ去った。 自分の心が萎えないように、見ないようにしていたのだが、ガーターベルトの付け方が判らず、あれこれ試行錯誤しているうちに、自らの剥き出しの下半身が目に入ってしまう。 真っ白と言うより、桜の花を思わせる伸びやかな脚の間に、陽炎のように立ち上る毛叢は、酷く猥褻で、汚らしく思えた。

『なんか、浅ましい。ご主人様の言ってらした通りだわ。 自分には痴毛などない方が相応しいかしら』

出来るだけ自分の躯を見ないようにしながら、ストッキングと同じく薔薇のレースに覆われた豪華なガーターベルトをやっとのことで身につけた。スカートを降ろし、すっと立ち上がって服を整えた。

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☆ その7=ときめき

 無人となった部屋に鍵を掛けるために躯を屈めた。 その瞬間、ふわりとスカートが動く。 幽かな空気の動きが剥き出しの尻を撫でていく。 淡い毛叢がスカートの布で掃かれ、騒わついた。

『裸なんだわ、私。 こんなところで』

 重厚なオークの壁と深い絨毯に覆われた床。 廊下を差し挟んだ床まで拡がるガラス窓から夏の日差しの名残が明るく差し込んでいた。 光に満たされた威厳ある役員フロアの廊下で一人、咲織は恥ずかしさよりも言いしれぬ心細さに押し包まれた。

『早く行かなくては。ご主人様をお待たせするわけにはいかないもの。』

 ずっと想い続けた人に会える喜びを糧に、立ち竦もうとする脚を進めた。 一歩進む度に、彼が近づき、同時に軽やかなスカートが揺れて、裸の自分を意識した。

 一歩進む度に、会えると言う喜びの中に、女としての期待が入り混じっているのを無意識の裡に直感した。 咲織は、鏡に映る幼さを感じさせる顔もあって、自分が淫らだなどとは思ったことがなかった。 それだけに、動揺は、大きかった。

 エレベーターに乗ろうとして、扉の内側の人の多さにたじろいだ。

『恥ずかしい』

 普通の人達の中で、只一人素裸でいる異様な存在。気が振れているか、考えられないような露出狂の変態か。 「恥ずかしい」と思うのではなく、自分が一般とは違う「恥ずかしい存在、異様に性的な存在」なんだと知らされた気がした。

 階段でも、ホールでも、人とすれ違う度に、自分が裸であることを、この会社で、この世界で異端な存在であることを思わずにはいられなかった。

 まだ、昼間の熱気が残る歩道を行き交う人と視線を合わせないように、自然と頭が俯いた。 周りの人の誰もが、咲織が裸でいることを知っているような気がする。 何度も、体から力が抜けて、しゃがみ込みそうになる。

『はじめから、ご主人様をお待たせするなんて、出来ない。』

 その度に、ご主人様への想いを頼りして、脚を進めた。
  
『良かったぁ。 まだいらしていない。』

 指定されたラウンジに、彼の姿はまだ無かった。

 後から来るであろうご主人様を見つけやすいように、入り口を向いた奥に席を取った。

 羞恥とその陰に潜む性的な熱と夏の暑さから喉に渇きを覚えて、ウェイターが運んできた水に手を延ばした。 その下のテーブルは、透明なガラス製だった。

『見えちゃう。どうしよう。』

 咲織の眼に、斜に流れた白い脚が艶めかしく飛び込んだ。 周りの客全てから、覗かれている感じを受け、居たたまれなくなった。

 ご主人様が来て、この辛い状況から咲織を救い出してくれることだけを、祈った。

 時間が夏の暑さに溶け出したように、ゆっくりとしか動かない。 冷房が良く効いているのに、躯中から汗がにじんでくる気がした。

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☆ その8=獣。

 『今日は駄目かな』

眼を遣った時計の填った手首は頼りないほど細かった。

衆人の中で、一人、男に身を任せるために肌を曝している娘。 この世で最も性的な、それだけの存在。 客全員に玩ばれる感覚に身震いし、気が萎えていく。

 むしろ咲織は性を遠ざけて来た。

 小学校も高学年になると、同級生からラブレターが届くようになった。 その差出人に次には、どんな顔を見せればよいのか判らなかった。性など意識しないで喋り、躯さえ触れ合えた普通の存在が、瞬り理解できない異臭を放つ穢れたモノに変化した。

 稚拙な文字、
「咲織は可愛いね。 いつも見ていた。 つき合ってね」
と云う訳の分からない呪文。

『可愛い? 私をどうしたいの? ハムスターの様に飼いたいの?』

その理解できない呪文は、郵便受けだけでなく、ある時は靴箱を、机の中までにも勝手に入り込み、穢して来た。 咲織は寡黙になった。他の少女達も咲織に余所余所しくなった気がした。

「咲織ちゃんは可愛いから。 先生も優しいよね」
 学校は馴染んだ暖かい場所ではなく、温度のない異邦になっていった。

「まあ、ラブレターを貰ったの。 剛君って、カッコイイの? 良かったわね。 感謝しなさいよ。 可愛く美しく生んであげたんだから」
 母は殆どその少年達を知らない筈ではなかったか。 どうして、気楽に若やいだ声を出して喜べるのだろう。 自分のことを愛していては呉れなかったのだろうか。 大切に想っていてくれるのなら、訳の判らない汚らしい獣に自分が穢されるのが嬉しい筈はないではないか。

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☆ その9=ご主人様!

  誰とも口を利くことなく、家に帰ると自室に閉じこもり、遅い父の帰りを只待つだけになった。

「何という奴だ。ラブレターを勝手に送りつけてくるなんて、許し難い。自分が何様だと思っているんだ。」
 父は母から咲織にラブレターが届いたというのを聞いて、珍しく激昂した。

「咲織はパパの大切な何よりの存在だ。 有象無象に手を出せるような存在なんかじゃない。 誰にも渡さない。 咲織は生きているだけで素晴らしい存在だ。 華奢な躯も美しい顔も明晰な頭も、神様がそれはそれは丁寧に真心を込めて創り上げてくれて、パパの処にやってきた天使なんだよ。 だから、とっても大切な存在なんだ。 咲織は咲織でいるだけで、只それだけで唯一絶対な存在なんだ。」
 そういいながら、膝の上の咲織を大きな両腕で包み込んだ。 何の心配もない寧らかな世界、揺るぎ無い確かな宙で咲織の心は浮遊した。 全ての感覚、雑念から解き放たれ、うっとりと身を委ねた。

「パパ、私、私立の女子中学校に行っていい?男の子の居ない処へ。」
「佳いに決まっている。 純な咲織にはその方が合っているだろうね。 女子だけと言うのは異様だ、間違っていると言う説もいけないとは思わないが、何処が自分に合うかは自分にしか判らない。 居心地の悪い処でわざわざ貴重な時間を無駄にする必要はない。 咲織が選んだ処が咲織に一番佳い処だ。 もし、合わないと判ったら、また替わればいい。」
 そうして、今日まで咲織は性を自ら遠ざけて来た。

 気弱になった咲織の心に父の温もりのある声が甦る。 うつつを離れかけたとき、ドアの向こうに三宅の姿を捉えた。

『ああ、ご主人様。』

 それは、夏の光に包まれ、輝かしい程に感じられた。

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☆ その10=会えた。

もともと、彼には、何処か他の社員とは違う華のようなものを感じていた。 『彼は、特別だから』と、多くの人が言っているのを聞いてからは、より一層その感を強くした。 

 他の人が着たら服に着せられかねない華やかなスーツを完全に着こなし、いつもリラックスした雰囲気を崩さない彼の姿は、何処にいても人目を引いた。 商社マンにも高級官僚にも、見えなかった。 そう言う組織に囚われた者とは異質な独自の存在として居た。 強いて挙げれば、一流デザイナーあるいは高名な文学者のようなオーラを持っていた。

 すっと、流れるように近づいてくるご主人様の姿が目の中で大きくなるに連れ、咲織の鼓動は高鳴った。

「突然、誘っておいて、済まない。本部長に呼ばれてね。」
 三宅の澄んだ低音が、咲織の躯を震わせた。

「いいえ。お待ちしている時間も楽しかったです。 それより、お仕事はいいんですか?」
「ああ、終わったよ。明日は、遅い時間に大阪に行けば良いだけだから、今日はたっぷり時間がある。」
 思わせぶりな三宅の口調に、咲織は心を見透かされたように、頬を朱らめた。

「君が、いや、おまえで良いかな。」
「はいっ。」

「おまえが、奴麗になってくれると言ってくれてから、とてもワクワクする時間が持てたよ。」
「嬉しいです。」
 咲織は、正直そう思った。 『おまえ』と三宅が口にする度、ドキドキとする喜びを感じた。

「こんな展開になるとは、正直思っても見なかった。 自室で、スーツのボタンが取れているのを見つけて、もしかしたら、昼間に寄った細木さんの応接から立ち上がった時に落としたかも知れないと、おまえに探してくれるように頼んだ時には、想像もしてなかった。 よく、探し出してくれたね。 ボタン一個ぐらいで探せと電話を掛けるなんてと、馬鹿にしたんじゃないか。」
「とんでも無いです。嬉しかったです、近づけた気がして。 それに、素敵なボタンだなと思って見てましたから。 お電話を頂いたとき、きっとなかなか手に入らない貴重なものなんだろうと思いました。」

「次の朝、『見つけました』と電話を貰ったときは、奇跡だと思ったよ。 夕方に、応接セットの周りには無かったと、聞いて諦めていたから、ホントに嬉しかった。 あれは、そうは見えないだろうが、本象牙をスーツに合わせて染め抜いた物で何処でも買えない。 換えも無くしていたから、スーツごと諦めなければならなかったんだ。吝嗇に思われるだろうが、気に入ったスーツには仲々出会えない。 いつも街を歩いているときは、それとなくショーウィンドを気にしているんだが、ホントに気に入った物は一年に一着あるかないか。大抵は仕方なく妥協して造っているんだ。 審美眼はあると思っているんだが、自分で気に入った物をデザインする能力は残念乍無くてね。 だから、ホントに嬉しかった。一旦遠ざかっと思っていた恋人が、すぐに舞い戻ってくれた感じがした。 それにしても良くホールのエスカレータなんて副社長室から遠い、人が多く通るところで見つけて呉れたね。」

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