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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その506=玩具の気持ち。

『あぁ、ご主人様。 傷が癒されていく様です。 なんて優しい掌。 ご主人様の掌。 咲織は幸せです。 今が至福の時。 痛みが激しければ激しいほど、この瞬間が狂おしい程に愛おしい。 歓びが深くなるようです。 ご主人様の物だからこそ、ご主人様の好きなだけ鞭打たれる。 それが嬉しい。 この肌に染みてくる痛みがこの上なく愛おしい。 次はきっと、最後までご主人様が与えて下さった痛みを感じられるように、気を失ったりはしない。 きっと。』 

「あひゃあ。」
 三宅が鞭を浴びて赤く腫れている乳首を吸った。 咲織は甘い吐息を漏らす。 自然に脚が開き、湯船の中で三宅に馬乗りになった。 三宅の堅い物が傷ついた秘裂に当たった。 咲織は三宅を迎え入れるように腰を落としていった。 滲みる痛みと心を満たす歓びに細い背が弓なりになる。 咲織の上気した頬に初秋の優しい陽射しが降り掛かる。 透明な光の粒を放射して咲織は輝いていた。

 躯が宙を舞っている様な幸せな気分が突然破れ、心臓を鷲掴みされたように痛みが全身を貫いた。 笑顔が崩れ、泣きべそ顔が現れていた。 東京駅6番ホームの雑踏の中、咲織は三宅と手を繋いだまま立ち尽くした。

『あぁ、別れなきゃいけない。 この手を離さなくちゃいけない。 苦しい時も痛くてただ無我夢中で叫んでいた時も、ご主人様は傍にいてくれた。 でも、これから帰る家には私が一人いるだけ。』

「なんだ、その顔は。」
 三宅が冷たく言った。
「すいません。 だって、急に悲しくなってしまって・・・。」
 咲織は俯いた。

「勘違いするな、おまえは俺の所有物だ。 恋人でも愛人でもない。 俺が好きな時に好きなだけ玩び愉しむための玩具だ。 遊び飽きたら、玩具はおもちゃ箱に仕舞われる。 また遊びたくなった時まで。 だが、遊んで貰えない時も玩具は所有者の物だ。」
 三宅は咲織の小さな肩を抱き寄せ、耳元にそう吹き込んだ。 

『はい。 判っています。 哀しいけれど、嫌と言うほど判っています。 でも、でも、玩具は何時だっていっぱい、いっぱい遊んで欲しいのです。 壊れて捨てられる時まで何時までも。 玩具はご主人様のおもちゃ箱にしまわれる。 でも、私は家に帰る。 ご主人様のおもちゃ箱ではなく。 早くこの身にご主人様の物と言う証を焼き付けて下さい。』

 饐えた哀しみが喉をひりつかせながら、胃の腑に流れ込んでいった。 唇がわなわなと震えた。 咲織は大きな瞳を哀しみに滲ませて三宅を見つめた。

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