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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2=お言いつけは忘れずに

  どんなデートになるのかなんて、今の咲織の想いの外だった。 少し、彼とのメールの遣り取りを思い出せば、すぐにOKの返事など出来なかったろうのに。

 ただ、今日会える、会えてしまうことが、あり得ない僥倖のようで、有頂天と希望があっさりと叶ってしまう失望感に似たものが同時に咲織の華奢な躯を押し包んだ。 時計が針を進め、ようやく頭が現実を認識し始めると、不安に支配され始める。  

『この服で、嫌われないかしら。相手にされなかったら、気分を害してしまったら……』

 咲織は、彼からのメールを心待ちにしながら、何度も服装を点検した。

 彼を心の中で『ご主人様』と甘く呼ぶようになってからは、予期せぬ邂逅に備えて、喜んで貰えるような服装を心がけてきた。 彼の趣味を把握していたわけではなかったが、メールの端から伺える好みに合わせ、少なくとも、一緒に歩くであろう彼に無様な女を連れて歩くと言う恥をかかせないようにと、毎朝、鏡の前で点検していた。

 今日の服装もベストとは言えないまでも、十分に咲織の色白で華奢な躯をアピール出来るように選んだものだ。 白い麻地のテーラードジャケットの下に着た、淡いピンクの透けるようなシフォンを重ねたキャミソールは、咲織の桜色の光を湛えた肌理細かい胸元を鮮やかに見せていたし、脇に深めのスリットの入ったタイトスカートは、身長の割には膝下の長いすんなりした脚をより魅力的に見せるのに役立っていた。

 真珠のかけらを付けたような小さな足指から、くっきりとした土踏まずを経て、丸く小さな踵、折れそうな足首まで続く綺麗なS字カーブを、オープントゥハイヒールの赤いスエードのアンクルストラップが可憐に彩っている。

 朝のコーヒーを出した時に、普段無口な細木副社長が、『今日の橋本君は、夏らしくて一段と佳いね』と精一杯の褒め言葉をかけてくれたくらいだ。 しかし、咲織は何度も何度も不安に駆られて点検していた。 スカートの皺一つが気になって、延ばし続けた。 

 再び兎がPCに現れた。
「6時にステーションホテルのラウンジで。お言いつけは、忘れ無いように」
 ご主人様のメールは、またもそっけない。

『あぁ。ホントなんだ。空想じゃないんだ』

 今や、夢かも知れない、見間違いかも知れないと云う不安は消し飛び、咲織の躯中を夢が実現する喜びで満たされた。

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