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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その790=ギラリと光る物。

 躯の中を貫く痛烈な刺激に思わず立ち竦んだ。 漏れそうな喘ぎをごくりと飲み込む。 その姿に脇を過ぎる人が心配そうに歩を緩め、咲織の顔をじっと見た。 咲織は絶え間ない刺激に紅潮した顔を何でもないと言う様に横に振って、歩き始める。 ディルドゥに抗って歩を進めるのに汗さえ噴き出しそうだった。

 通り過ぎるタクシーに乗ろうかとも思ったが、密室で知らない男性と二人きりになるのは躊躇われた。  

『もう少し、もう少しで駅だから。 電車に乗れば歩かなくて済む。 きっと耐えられる。 ご主人様、待っていて下さい。 咲織はちゃんとご命令に従えます。』

 三宅の元へその思いだけで、咲織は脚を振り出す。 それでも駅に着くまでに何度か膝から崩折れそうになり、人目も憚らず縁石に寄り掛ってどろどろと吹き出しそうな感悩のマグマを鎮めなければならなかった。 

 地下鉄の戸袋に背を持たせ掛け、息を整える。 向いの窓には見なれない婬蕩な女そのものの貌が映っていた。 ほんのりと上気し、今にもしどけなく男の腕の中で蕩けそうな貌だ。 

『これが私? こんな貌をご主人様に見せていたの? こんなに物欲しそうな貌でご主人様を見詰めていたなんて。 でも、どんなに考えまいとしても、ご主人様の事が浮かんでしまう。 ううん、頭だけじゃなくて肌にご主人様の感触が温度が蘇る。 もうすぐまたお会いできる。 そして・・・。 あぁ、怖い。 お会いするのが怖い。 息が苦しい。』

 咲織は人目を避けて踵を返すと、窓に向かって大きく息を吐き出した。 それでも躯が燃える様に熱く、胸に何かが詰まったみたいに空気が入らない。 幾ら深呼吸を繰り返してもますます呼吸困難になっていくようだった。

 既に六本木の街は闇に沈んでいた。 その深海の底を様々な色の光が飛び交っていた。 
その光を眩しそうに避けながら咲織は指示された店の明かりを探した。 

 冷たい筈の夜気が熱く火照った首筋に心地よくさえ感じられた。 細い路地の中程にその店のひっそりとした看板を見つけた時には、むず痒さを感じる程に躯中の細胞が三宅を求めて震えていた。 その細胞達に急かされ、その佇まいに躊躇う間もなく分厚そうな黒い木の扉を押した。

「咲織さんですね。 お待ちしてました。」
 黒いカウンターの奥からお定まりの赤いベストを着こなしたバーテンがつい引き込まれそうな笑顔を見せた。 咲織が疑問を感じる前に三宅の指示してきたデート場所に間違いなく着いた事にホッとしていると、バーテンはギラリと光る鎖を手にした。

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