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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ 美沙の凄春その72=現実が恐ろしくて。

『きっと、先生も魅せられて・・・。 野沢さんとは何時からそういう関係を? あぁ、いや。 そんな事考えるなんて。 自分が嫌になる。 野沢さんは野沢さん。 他に誰と先生が付き合われようとどんな事をされようと、私には関係なんて無いのに。 私は先生が望まれる時に抱いてもらえればそれで幸せ。 今日も、もうすぐ先生に・・・。』
 美沙は暗い想いを振り払うように肩に掛かる巻き毛を振った。 現実に戻った美沙の正面のガラスに自分が映っていた。 その顔は少し蒼ざめて見えた。  

 フルートのバッグの他にお泊まりセットを入れた白いグローブ&トロッターの大きめのキャリングケースを引き摺って、日本の凹凸の激しい歩道を歩く気にはなれず、タクシーに乗る積りで少し離れた品川で降りた。 
「着きましたよ。 凄いレストランですね。 俺なんかでは一生関係なさそうだ。」
 運転手は若い小娘がこんな店で、と言うあからさまに皮肉な態度を見せた。 端正に刈り込まれた洋風の庭園がよそよそしかった。 

「お荷物をお預かりします。」
 見事な態度のドアマンがグローブ&トロッターを美沙からさっと奪った。
「町野様はお部屋にいらっしゃいます。 今、ご案内いたします。」
 タキシードが身に付いたメートルドテルが大きな鉄のドアを開けながら会釈した。
『どうして? 待ち合わせの時間にはまだ三十分近くも余裕があるのに。 先生が私より早くいらっしゃるなんて。 いつもと違って小さなオーベルジュだし、何か・・・。』
 美沙は妙な胸騒ぎを感じた。 

 不安げに美沙は返事をして、メートルドテルに付いて玄関をくぐった。 オーク材を多用した設えがレストランと言うより、瀟洒なホテルを思わせた。 ドアマンは正面の堂々としたチューダー様式を階段を昇っていく。 それに付いていく美沙のヒールがカツカツと高い音を立てた。 

「どうぞこちらでございます。」
 メートルドテルが重々しいオークの一枚板のドアを開けた。 
「先生。」

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