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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2637=女の歓び。

☆ 最終回に当たって。
☆ 今までどのSM小説を読んでもただただ暴力であったり、女性の心理が無視されていたり、肝心なところが掛れていなかったりと隔靴掻痒の感が拭えず、それならば自分が共感、興奮できるSM小説を書いてしまえと始めて、咲織の心の動きを描くうちに完成までに当初考えてもみなかった7年もの歳月が過ぎました。 その間、読んで頂いた方々のアクセス数だけに支えられ、連載2600回越え、原稿用紙にして1万枚越えとこの手の小説では出版されている物も含めて多分最長の異例な小説(ギネス記録である山岡荘八の徳川家康が1万7千枚)を完結することが出来ました。本当に長い間お読みいただきありがとうございました。
P.S. KADOKAWAか、フランス書院、どこか出版してくれないかなぁ。

「はい。 例え、許されない結婚だとしても、例え誰にも祝福されない結婚だとしても、私は咲織と一生を共にします。」
 三宅の言葉に咲織の胸は詰まった。 三宅の手を取り、自分の焼け印の上に置いた。 暖かさが確かに躯中に満ちていく。 
「お願い、お母さん。 許して。」
 声が出ていた。 母の綺麗な顔が咲織の瞳の中で滲んだ。

「咲織、あなたがどれ程この三宅さんの事が好きなのか、そんなことぐらいあなたが三宅さんを見る瞳をみたら、すぐに分かります。 私が認めなくてもあなたは三宅さんに付いていくでしょう。 二人を引き裂こうとしようものなら、あなたは私を刺すでしょう。 躊躇いも無く。 それでいいんです。 そのくらい強く三宅さんを思っているなら、思っていると知ったからこそ、私は何も言いません。 全て、この胸に仕舞い込みましょう。 墓場の中まで。 私と違って、咲織、あなたは心を自分で折らないで。 誰が何と言おうと、女の幸せを掴んで離さないでね。」
 母の瞳で咲織を包むと、美沙は三宅に向き直った。 
「三宅さん、あなたは昔から私には眩し過ぎて見詰められないくらいに真っ直ぐに強い方です。 そして、この子も見かけは如何にもか弱そうで、すぐにも折れそうだけど、実の父の血を引いてか、私とは違って強い子です。 でも、硝子の様に脆くもある。 一樹さん、どうか、この子を、この子の愛を全て受け止めてください。 どうか、嬉し泣き以外の涙をこの子には流させないでください。 私みたいに虚しい涙は決して流させないでください。 誓って頂けますか。 この子の事をこの子を愛してくれた橋本以上に大きな愛で守ってくれると。」 
 美沙は深々と頭を下げた。 栗色の巻き毛が白いテーブルに花開いた。
「はい。 誓います。 この子を一生愛し抜くと。 きっと、いっぱい嬉し涙を流させます。」
 三宅の言葉に上げた美沙の瞳から涙が零れた。 慈母観音を思わせる笑みを浮かべると三宅の前に印鑑を差し出した。 

「ご免なさい。 これ以上、二人を見ているのが辛くって。 不調法をお許しください。」
 美沙は胸に込み上げるものの重みに砕けそうな背をぴんと伸ばし、部屋を出ていった。 

 扉が締められると、咲織は三宅の胸に飛び込んでいた。 その震える小さな肩を三宅はその震えが悦びの発露に変わるまで抱き続けた。 

「鞭をください。 咲織に鞭をください。 肌が裂けるまで。 ご主人様の所有物のこの肌が血を流し、耐えろと言うご命令も聞けなくなるまで、気を失って倒れるまで。」
 三宅の家に戻ると、咲織はドレスを脱ぎ捨て、自ら四つん這いになると丸々と尻を持ち上げた。 三宅の渾身の鞭が飛んだ。 重く長い房鞭は咲織の白い尻たぼで黒々と爆ぜた。
一発で咲織の尻たぼに無数の朱の帯が浮かび上がった。 

『この痛み。 この痛みを忘れません。 咲織は何時でも、何時までもご主人様の物。 ご主人様の奴麗。 自由にこの躯をお使いください。 どんなご命令も心から感謝して、絶対に従います。』

 咲織は啼き声を堪えた。 堪えれば堪える程、思いが高まり確かな形を成していくようだった。 痛みに衝撃に、咲織の華奢な躯は一鞭ごとに崩れ、床に転がった。 その度に咲織は自ら尻たぼを高々と三宅に差し出す。 鞭の痛みが増していく。 白い肌を赤黒く鞭痕が侵食していく。 肌が汚される程、痛みが肉に響くほどに悦びが深く深く肉の中に染み入ってくる。 弄られてもいない秘唇が悦びの露を滴らせた。 

「啼けっ。」
 掛け声と共に柔肌を引き裂いて痛みが肉に爆ぜる。
「あぁぁぁぁぁぁぁ。」
 咲織は憚る事無く、全ての思いを籠めて啼いた。

『嬉しいです。 ご主人様。 もっと、もっと打ってください。 咲織は幸せな奴麗です。 この啼き声は咲織の精一杯の悦びの唱です。』

 啼く度に咲織は逝った。 女の悦びに裸身を震わせて。 

~ 完 ~   

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☆ なお、明日からは「アンドロメダな朝」の番外編となる美沙と一樹の青春時代の邂逅を描く「美沙の凄春」を連載します。実は、第1回の団鬼六賞に応募したものなんです。見事候補作にも残りませんでしたが、読んで頂いて判断してもらえればと思いますが、個人的には我が身可愛さもあって、受賞作より興奮できると思っています。よろしくお付き合いください。
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