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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2242=背中に掌を。

「ご主人様っ。」
 咲織は瞳の前にあった三宅の靴に両掌を差し伸べた。 愛おし気に黒革の靴を摩った掌はおずおずと、そして留め様も無く上へ上へと上がっていった。 足首から脹脛、そして腿へと咲織の掌が這い昇る。 三宅のカシミヤのスーツに頬摺りをしながら。

『スーツを通して、ご主人様の力強さが伝わって来る。 ご主人様の薫り。 ご主人様の熱を感じる。 愛しい。 愛しくて愛しくて。 溢れて来る。 想いが。 想いで溺れてしまいそう。 苦しいです、ご主人様。 苦しかったです、ご主人様。 会いたかった。 会いたかった。 本当に、会いたかった。 会えた。 やっと、やっと。 この掌の中に。 離さない。 もう、離さない。 離さないでください。 ずっと、ずっと。 もう二度と。』

 飽きなかった。 時間の感覚は無かった。 咲織は夢中で三宅の脚に縋っていた。

「何時までご主人様を立たせておく気だ。」
 降りて来た三宅の声に咲織ははっと顔を上げた。

「まるで餌を取り上げられた子猫みたいに、何をキョトンとしている? こんな門の前で脚に女を取り縋らせてるのを見られたら、俺の評判が台無しだ。 俺はここで生まれて、今もここに住んでるんだぞ。 隣近所は爺様の代以前から知り合いだ。 さっさと中に入れ。」
 語気は強いが優しい声音だった。 差し伸べられた三宅の掌を掴み、咲織はその胸の中に躯を入れた。 
 
「いいんですか。 私なんか、この家に入って。」
 きらきらと咲織の瞳が月光に輝いていた。
「いいから、中に入れ。」
 言いながら三宅は、咲織の華奢な躯を抱える様に門の中に入った。 後ろ手に戸を閉める。 その音に咲織は結界が張られたと思った。 二人だけの結界が。 世間に背を向けた男と女の世界の中に入っていく。 咲織は心臓がどきゅんと鳴るのを感じた。 初めての時とは違い、結界が張られる事が怖くは無かった。 今は期待だけが胸を高鳴らせていた。 

『嬉しいです、ご主人様。 ここはご主人様が育った家。 そこに招き入れられて、幸せです。 そのことを改めて、思います。 ここで、咲織はご主人様の奴麗になる。 ご主人様のご命令を受け入れるだけの存在に。 ご主人様を歓ばせるためだけの存在に。 歓ばせたい、ご主人様を。 この私で。 楽しんでください、ご主人様。 この咲織で。 この奴麗で。 私は奴麗。 あっ。』

「ごめんなさい。 ごめんさい。」
 咲織は腰に回されていた三宅の腕を振り払う様にコートを脱ぎ始めた。
「ご主人様と二人きりの時は、奴麗は何も身に付けてはいけないんでした。 恥ずかしい姿を全てご主人様の前に晒さなくてはいけないんでした。 ごめんなさい。」
 咲織は半泣きの顔で、ワンピースの背に掌を回していた。 

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