2ntブログ

『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

☆ その2170=見せなさい。 

『まさか。 まさか、ご主人様? 今なら副社長はいらっしゃらない。 その時を狙って・・・。』

 期待をすれば、叶わなかった時の悲しみが深くなる。 その願いが愛されたいとか、会いたいとか、他人に依存する事だったら、自分ではどうにもならない。 だから、昔から他人の心に依存しようとは思わなかった。 母にさえ、裏切られたのだからと。 だが、三宅に関しては何も期待しないでおこうと心に決めてはいても、期待しないではいられなかった。 

『ご主人様だったら、どんなにか。 少しは期待してもいいわよね。 ご主人様のために躯にメスまで入れたんだから。』

『あぁ、また真っ黒な詰まんない服を着て来るんじゃなかった。 少しは女の子らしく、ピンクがかったベージュのスーツにすれば良かった。 今日はシャツまで黒。』   

 ドアノブに手を掛ける一瞬の裡に思いが輻輳した。 手が震えていた。

「どうぞ・・・。」
 咲織は言いかけた挨拶を飲み込んだ。 
「その顔は一樹だと期待してたかな。 ボクで残念だったね。 でも、歓待してくださいよ。 今日は。 ちゃんと一週間後には診察に来て下さいと言って置いても、言う事を聞いてくれない聞き別けの無い患者のために、院長自ら往診に来たんだから。」
 飯田は笑顔で手に持った大きなドクターズバッグを掲げて見せた。

「すいません。」
 咲織は頬を朱くして項垂れた。
「今、いいかな。」   
 確信犯のゆとりの笑みを浮かべ、飯田はどかどかと部屋に入り込んだ。 立ち竦む咲織の横を通り抜けて、勝手に副社長室のドアを開けると、ソファにどかりと腰を下ろす。 

「咲織ちゃんもこの居心地のいい部屋に来なさいよ。 でないと診察出来ないだろう。」
 飯田はにこやかに手招きをした。
「はい。」
 咲織は諦め顔でソファの傍らに立った。

「毎週、感染症にかかって無いか、膿んでいたりしないか経過を観察しないといけないんだ。 簡単な手術だけど、とってもか弱く、敏感な所だからね。 粘膜って言うのは、本当に繊細なものなんだよ。 さ、見せて。」
 飯田はさも当然とばかりの顔で、向いの一人掛けソファを指差した。

☆ 今日もお読み頂きありがとうございます。宙ちゃんにご褒美のクリックをお願いします。↓ 

関連記事

PageTop