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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1941=堕ちていく。何処までも。

 ばたりと戸を閉めて副社長室を出ていく三宅を咲織は茫然と見送った。 その背中に縋る事すら出来なかった。  

 三宅の消えた副社長室は深海の底の様に冷ややかで暗かった。 窓の外を明るく照らす街の灯は遥に遠い海上のものの様に思えた。 自分が浮び上がる事など到底できない光の満ちた世界。 それは今の咲織には余りにも遠かった。 見えはするけど、永遠に自分を照らす事の無い光。 咲織は確かに深海の底に沈んでいた。

 何も考えが浮ばなかった。 感情も無くしたようだった。 涙すら出なかった。 自分がただの袋になってしまった様に感じた。 空っぽの女の形をした袋。 

 落ちた視線の先にガーターベルトが映って、咲織はまだ裸でいた事にようやく気が付いた。 虚ろな躯に無理やり服を着せる。 ソファに、テーブルに付いた自分の婬蜜を拭き取った。 三宅に与えられた歓びが躯に蘇る。 その躯の反応に澱の様な哀しみが心の底に降り積もっていく。 その澱は躯を動かしても消えること無く、降り積もり続ける。 息すら出来ない程に咲織の心は沈んでいった。

『週末、飯田さんに貸し出される。 奴麗として。 物そのものの扱いで。 性の道具として。 最初から、最初からご主人様は完全な所有物だから人に貸し出させるのだと。 判っていたこと。 これまでだって知らない人に侵された。 縛められ、吊られ、鞭打たれ、侵された。 秘唇だけじゃなく、口も、菊華までも。 でも、いつも傍にご主人様がいてくれた。 見ていてくれた。 勝山さんに侵された時でも、ご主人様から引き渡された。 夜にはご主人様の掌で・・・。 それが、今回はご主人様はいない。 私が鞭打たれ、痛みに悲鳴を上げても、幾らこの身を悶えさせてもそれを見て楽しんでくれるご主人様はいない。 何のために飯田さんに侵されるの? 鞭打たれるの? きっと、飯田さんはこの私に本当に壊れる程の酷い責めを与えられる。 きっと、私は身も世もなく啼き叫び、身悶える。 許しを乞うかも知れない。 無様な姿を見せてしまう。 ご主人様に楽しんでも貰えないのに。 何ために? それは私が奴麗だから。 どんな命令にでも従う奴麗だと確かめるために? ご主人様が自慢するために? だとしたら、まだいいのだけど・・・。 怖いです。 それに何より辛いです。 嫌です。 やっぱり嫌です。 この肌をご主人様以外の人に曝すのは、触れられるのは。 虫酸が走ります。 でも、拒否できない。 きっと、私は金曜の夜には飯田さんの処へ行ってしまう。 弄ばれるために。 この躯を捧げるために。 貸し出された奴麗として。』

 自分のマンションにどうやって辿り着いたのか、どうして今父のソファで横たわっているのかさえも記憶に無かった。 頭の中を哀しい思いだけがぐるぐると廻り続ける。 胸が塞がる思いは螺旋を描いて、何処までも何処までも堕ちていく。 果ての無い深海の泥沼の中へと。

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