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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2618=不安。


 翅の様な下着を手に取って、咲織はその重さに震えた。 

『今更、下着を身に着けろとはどう言う事ですか。 もう奴麗としての役目は終えたと?』

 拡がる不安を振り払う様に咲織は下着を身に着けていった。 鏡に映った珍しく下着を身に着けた咲織は、一糸も身に纏わない何時もの裸身よりも扇情的に思えた。 

『脱がされたがっている。 ご主人様の掌で。 ご主人様もそれを望まれたなら。 そうだとしたら、どんなにか・・・。』

 咲織はざわつく胸に息を吸い込んでドレスを身に着けた。 まるで初めて大人の世界に足を踏み入れようとする少し背伸びをした少女の様な自分の姿が少し可笑しかった。

 廊下へと出るドアが重かった。 胸の奥に押し込んだ不安がまたぞろ顔を出す。 ドアノブに掛けた指に力が入らない。 鞭を受ける時以上に怯えが躯を支配していた。 それでいて、期待が、婬らで昏い背徳の期待がずむずむと肉を侵して拡がってくる。 

『他人に責められているおまえを見ていて、これまで感じた事が無い程に欲情した。 いつも胸の片隅にいた人は翳すら無くなり、おまえだけがこの胸の中にいた。 おまえを欲しいと、一生奴麗として責めたいと心から思った。』

 耳元でドレスを渡しながら独り言に語った三宅の言葉を胸に咲織は背筋を伸ばした。 力強い腕の感触が回された腰に蘇る。 咲織は下着に染みが出ないかを気にした。

 廊下に膝を突いて引き戸を開けた。 二間を抜いた和室はかなり広く、億の床の間を背にした三宅が遠く感じられる。 和装に身を包んだ三宅はいつも以上に威厳に溢れてみえた。 咲織は躯を和室に入れると、正座のまま声が掛かるのを待った。

 頭を垂れる前に見えた部屋の光景が網膜で点滅する。 漆黒の大きな和机の両側に男達が身嗜みを整えて整列していた。 そのどの顔も覚えていたが、誰が何を自分にしたのか分からなかった。 何れにしろ、どの男も咲織を自由に弄んだ事、咲織自身知らない様な躯の秘めた処まで知っている事だけは間違いが無かった。 咲織は顔が火照り、ぼんやりとしてくる畳の目をただ眺めていた。  

「来なさい。」
 三宅の声に咲織は俯いたまま和机の端までにじり寄った。 
「顔を上げなさい。」
 咲織はおずおずと顔を上げた。 注がれた男達の真っすぐな視線が先程までの玩弄を、その時の嬌態を思い出させる。 咲織はすぐに俯き、黒光りする机に視線を走らせ、そこに映る三宅の姿を探した。 その円らな瞳は親を失くした子猫の様に怯え、潤んでいた。

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