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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2574=蹲る女。

「ご主人様。」
 咲織は叫んでいた。 声のする部屋の隅に顔を巡らした。 目隠しをされた瞳で三宅の姿を求めた。 躯中の血が沸騰した。 三宅からの声は帰ってこなかった。 
 
『ご主人様がいらっしゃる。 ご主人様が、私を見ている。 あぁ、駄目、駄目。 この人達に責められて、啼く処なんてご主人様に見せられない。 そんな姿を見られたら嫌われてしまう。 どうしようもないマゾの婬濫だと呆れ果てられてしまう。 二度と、ご主人様の胸に顔を埋められなくなる。 ご主人様の奴麗でいられなくなる。 私で愉しんで貰えなくなる。 もし、もし、今までの嬌態を見られていたら。 あぁ。 今すぐにその胸に飛び込みたい。 抱かれたい。 肌を、温もりを感じたい。 なのに、なのに。』

 噴き出す感情が言葉を押し流し、咲織は凍て付いた。 目隠しの下でただ涙だけが流れ落ちた。 

「さすが三宅さん、用意がいい。 これですよ、これ。」
 三宅から竹竿を受け取り、杉山はその一般的な物干し竿より一回り太い竹竿が滑らかに節を処理してあるのを掌で確かめた。
「では早坂さんのお言葉通りに、美女の蟹縛りと行きましょうか。」
 杉山は改めてぐるりと頭を巡らした。 人の腰ほどもあるステンレスの柱やその上部から垂れている頑丈そうな鎖を見定めると、部屋の隅にいる三宅に向かって愛好者同志の感嘆の眼差しを向けた。
「お嬢さん、両腕を水平に伸ばしてください。」
 杉山の先程までと違う柔らかな口調に咲織ははっと我に返った。 三宅の視線を血が通い始めた肌が感じて、ざわざわと騒ぐ。 裸でいる事に、それも多くの男達の前で全てを晒している事に今更ながら気が付いた。 咲織は胸を掻き抱いて蹲る。 その腕に胸の蕾を咬むクリップの硬さを感じて、咲織は動けなくなった。 

『あぁ、私は奴麗。 胸の蕾にクリップを咬まされ、鈴を付けられた奴麗。 それも、ただご主人様だけの奴麗じゃなく、誰にでも鞭打たれ、躯を開く公衆用肉便器。 今も、今も、あんな事まで。 あぁ。』

 見えない三宅の視線が咲織を恋する乙女に引き戻していた。 その心を奴麗である事を否定できない現実が鎖となってぐるぐると咲織を締め付ける。 小さく折り畳んだ咲織の躯の中で疼く血が捌け口を求めて彷徨った。 

「あれあれ。 今更、初めてショーのステージに引き出された処女のようなふりをして。 そうか、三宅さんの前だけでも恥ずかしがって見せたいのか。 さっきまで、俺達に小水を飲まされながら感じ捲っていた婬濫マゾ奴麗のくせに。 まだ、感じたりないんだろう。」
 杉山の言葉が三宅の耳に届かない事を祈った。 祈りながら、咲織は胸の痛みに紅い呻きを漏らす。

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