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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2224=ぎゅっと。

 一歩踏み出す毎に秘芽を挟むピアスの珠はその存在を主張した。 直線的な刺激では無く、柔々と揉み込む様に、時に羽根でふわりと振れるか触れないかの焦れる様な刺激でここにいると、そしておまえは性の奴麗だと咲織に伝えて来る。
 
『あぁ、ご主人様。 ご主人様を感じます。 婬らだけど、あそこで。 そして、この腕で。 躯全体で。 ご主人様がいる。 今は私の傍らに。 今だけでなく、ずっと、何日も。 今夜は食事をした後で、責められた後で、離れ無くていい。 あの寂しさを哀しさを感じなくていい。 幸せなまま、ご主人様を感じたままに夜を過ごせる。』

 今、三宅の腕に取り付いている自分の腕を邪険に振り払わないでいてくれる事が嬉しかった。 その嬉しさに否応の無い感悩の疼きにさえ、咲織は高揚した。 

 慇懃な笑みが貼りついたドアマンの顔を後にして、三宅は右に折れ、タクシー乗り場に向った。 その僅かな距離にも咲織の歩みは遅くなる。 奴麗がようやく得たささやかな幸せを飲み込む程に咲織の中で婬美な波が大きくなっていく。 

「どうした。 感じ過ぎて、歩けないのか。」
 咲織は恥ずかしそうに三宅の胸に顔を埋める様にこくりと頷いた。 
「まだほんの十メートルも歩いてないのに、はぁはぁと今にも逝きそうな息をして。 会社の廊下でもそんな婬らな姿を曝して、男達をみんな惑わす積りか。」
 三宅の意地の悪い言葉責めに反論さえ出来ず、耳元を擽るその低い声に咲織は躯を震わせた。 それ程に感悩が昂っていた。 三宅の腕にしがみ付いていなければ、その場に崩折れそうだった。 

「ご主人様と一緒だからです。」
「俺は催婬剤か。」
 三宅は笑って、咲織を先にタクシーに乗せた。 ほっと咲織はシートに躯を預けた。

「銀座三越前まで。」
 三宅の告げた行き先を聞いて、咲織はしっとりと躯が熔けて行くのを感じた。 心よりも先に躯があの日に戻っていた。 あの日も胸はどきどきと脈打ち、躯は歓びに熔けそうだった。 それは今も変わらない。 その事に気づいて咲織は、嬉しさに三宅の掌を両掌で包んだ。 その歓びを三宅に送り込む様に。

「あの日を覚えているか。」
「はい。 凄く鮮明に。 嬉しかったから。 とても。」
「奴麗になれてか。」
 咲織は返事の代わりに、包んだ三宅の掌をぎゅっと握り締めた。

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