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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1944=立ち尽くして。

『私はご主人様の奴麗。 ご主人様に恥を掻かせてはいけない。 それだけは。  奴麗がご主人様に恥ずかしい思いさせてはいけない。 奴麗である以上は。 捨てられるその時までは奴麗なんだから。 私なんかどうなってもいい。 私なんか。』

 どれほど逃げ出したかったろう。 常に踵を返して、マンションに駆け込みたかった。 そう想う度に、咲織は『俺に恥を掻かせるな』と言う言葉を思い出し、辛うじてドア脇のバーにしがみ付いていた。

 大森に到着した事を告げるアナウンスに心臓が止まりそうになる。 咲織はふらふらと夢遊病者の様に脚を動かした。    

『このまま、探しても探しても飯田さんの家が見つからなければいいのに。 そうすれば、ご主人様にも言い訳が出来るのに。』

「あっ。」
 何処をどう歩いたかさえ、覚えていなかった。 気が付くと「飯田美容クリニック」と言うサインボードが眩しい程の光を道路に投げていた。 

『来てしまった。 自分の脚で。 縛られて、全ての自由を奪われて、仕方無く見ず知らずの人に恥ずかしい姿を曝すのではなく。 私の脚で、私の意思で、奴麗になりに、愛する人では無い人に身を任せるためにここへ来てしまった。 幾らご主人様のご命令だとは言え、逃げられたのに。 逃げられた? 逃げたら、きっとご主人様は咲織を捨てられる。 それでも、咲織に逃げることが出来た? 出来たのですね。 奴麗はもう嫌って言えば言い。 それだけ。 でも、咲織はここに来ました。 自分の脚で。 自分の意思で。 言い訳はもう出来ない。 自分にも。 ご主人様にも。 咲織は心の底から奴麗。 そう言う女。 母と同じ血が流れる婬らなマゾ。』

 何度も、何度も自分に言い聞かせた。 それでも、ドアの前へと足を運ぶ勇気が出ず、咲織は道路に立ち尽くしていた。 

「当クリニックにご用ですか。 受付は先程終了させて頂きましたが。」
 ナース姿では無いさっぱりしたスーツの女性が咲織に声を掛けてきた。
「あっ、いえ。 飯田さんにお会いするお約束が・・・。」
 咲織は思考とも言えない逡巡を突然断ち切られた。 

「院長とお約束? もしかして、橋本様ですか?」
「はい。」
「院長がお待ちかねです。 どうぞこちらへ。」

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