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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ (初公開)咲織はこんな娘です。

☆ いつも「アンドロメダな朝」をご愛読いただきありがとうございます。 

 アメブロを強制抹消され、FC2に移転して早や500話。 それを記念して作者の打明け話を一つ。 

 登場人物がどんな容姿なのかを読者様のご想像にお任せできるのが小説の長所であり醍醐味です。 例えば「美人」とだけ書けば、読まれる方はそれぞれの美人を想像されます。 これが、実写やアニメとの相違で、具体的なイメージを提供できない代わりに、これは美人じゃないと嫌われたり否定される事も無い、小説の良さです。 

 でも、書くに当ってはある程度具体的なイメージを持たないと描写がぶれてしまいますから、宙ちゃんはいつも最初から具体的なモデルを想定して書いています。 

 「アンドロメダな朝」の主人公「橋本咲織」の描写をする時は頭の中に、グイド・レーニの描いたベアトリーチェ・チェンチの肖像を思い起こしています。 
ベアトリーチェブログ用


 これが、その肖像画です。 どうです? 上品にして可憐で如何にも儚げ。 それでいて、どこか男なら放っておけない色香が漂っているとは思いませんか。 西洋絵画ですが、日本女性的なたおやかさも感じさせます。 

 ベアトリーチェ・チェンチは1577年に貴族の娘として生れ、1599年に断頭台の露と消えた実在の人物です。 その生涯自体、非常に想像を掻き立て、胸に迫るものがあり、これまで小説から映画まで様々な芸術に取り上げられています。 

 簡単にご紹介しますと、ローマの貴族であった父フランチェスコは暴力と不道徳な慾望に塗れた男で、娘であるベアトリーチェが美しく育つと己の欲望に従わせてしまいます。 それも暴力的に。 ベアトリーチェが当局に訴えるとローマから田舎に所有する城に幽閉し、尚も慾望の欲しいいままにしました。 ついに堪えかねたベアトリーチェと母や兄はある日共謀して、この父を亡きものにします。 市民は余りに可哀想なベアトリーチェに同情し処罰の軽減を求めますが、この貴族の財産を狙っていたローマ法王クレメンス8世の無慈悲な決定により22歳の若さで幸せを掴む事無く、断頭台の露と消えました。 
 
 その断頭台に処される前日に文豪ゲーテから「神のごとき天才」と讃えられた画家グイド・レーニが実際にベアトリーチェに会って描いたのが、この絵だと言われています。 グイド・レーニは印象派が大好きな日本ではあまり知られていませんが、ゲーテが絶賛した様に当時ヨーロッパ最高の画家です。  

 この絵を見て、日本人が大好きな名画ヨハネス・フェルメールの「青いターバンを巻いた少女(若しくは真珠の耳飾りの少女)」を想起された方がいらっしゃるかと思います。 
並べてみてみましょう。 

比較

 構図がそっくりです。 それもその筈でグイド・レーニを尊敬していたヨハネス・フェルメールはこのベアトリーチェ・チェンチの肖像に刺激されて、ある意味模写として「青いターバンを巻いた少女」を描いたと言われています。 つまり、グイド・レーニの描いた「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」は「青いターバンを巻いた少女」の元絵なのです。

 何故か、現代では「青いターバンを巻いた少女」の方が有名にっなてしまいましたが、宙ちゃん的にはやはり元絵になった「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」が美術品として見ても遥かに格上の様な気がします。 

 「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」では、ベアトリーチェが気高く、賢く、そして意外と芯のしっかりした女性である事、そして今何かを決意し、同時に怖れているという内面までが伝わってきます。 それに比べて「青いターバンを巻いた少女」の方はどうでしょう。 この娘が何を考えているのか、どう言う娘なのか、賢いのか、恋をしているのか、どんな育ちなのか、何を考えているのか、何も伝わってきません。 ただ単にそこらの安っぽい娘であるとしか判らない。 判らないのが謎めいていて良いと言う意見もあると思いますが、宙ちゃんには画力の差が歴然としていると思えます。 少なくとも、どちらを奴麗に持ちたいかと言われれば、即ベアトリーチェです。 皆さんは如何感じられますか。

 蛇足ですが、読者の方でどうしてタイトルが「アンドロメダな朝」なのか、疑問を持たれている方はいらっしゃるでしょうか。 第112話でその理由の一端が出てきますが。

 「アンドロメダ」はギリシャ神話の登場人物で、カシオペア座で有名な母カシオペアが娘のアンドロメダの美貌が神に勝ると豪語したために神々の怒りを買い、怪物の生贄として海の断崖に鎖で繋がれている処を英雄ペルセウスによって救われ、妻となると言う物語を持っています。 生贄ってそそりますよね。 そそられるのは宙ちゃんだけでは無いと見えて、この生贄になった情景は数多くの名画として描かれています。 参考までにギュスターブ・ドーレの絵を掲載します。 

Paul_Gustave_Dore_Andromeda.jpg

 どうです、素敵でしょ。

 ついでに、宙ちゃんが絵画史上の三大美少女と勝手に決めた残り二人を紹介しておきます。

 グイド・レーニ作ベアトリーチェ・チェンチに続く二人目はご存知ルノアールのイレーヌ・カーン・ヴァンデルヌ嬢。

ブログ用イレーヌ・カーン

 三人目は、ソフィー・アンダーソンの描くキジバトを抱く少女です。 

001imgd016dfa7h5i3ag.jpeg

 さて、囚われのアンドロメダである橋本咲織にとってペルセウスは誰なのでしょうか。 いつか、救われるのでしょうか。 それとも・・・。 
 
 これからも「アンドロメダな朝」をどうか、ご愛読くださいますようお願い申し上げます。 
 
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