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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その2507=憐み。

 三宅はちらとも咲織の入った檻を見なかった。 咲織の中で荒れ狂う肉と魂の疼きは行き場を失い、逆巻いた。

『ご主人様、ご主人様。 行ってしまわれた。 麗子さんにあんなに精を注がれて、それを私に見せつけて。 私など要らない? 奴麗としてさえ、私は要らないのですか。 それとも・・・。 あぁ、この胸の苦しさが、せめてご主人様が私にお与えになった責苦、罰ならいいのに。』

 咲織は一人、檻の中で身悶えた。 躯を疼きと哀しみに震わせる度に、両の胸の蕾と股間の秘芽に吸い付いた小さなガラス管が踊り、虚しく肉を痺れさせる。 癒される事を諦めた疼きが肉を貫いていく。 そして、檻を吊る鎖の擦れる音がその肉の昂ぶりを知らしめる

 三宅を失った部屋に、ぎー、ぎーと咲織の頭上で鎖が鳴く音が響き続けた。

「ご主人様っ。」
 部屋の戸が開かれる微かな音に咲織の中で押し殺していた期待が膨らみ、一気に爆ぜた。 
「あぁ。」
 現れたのは三宅ではなかった。 赤い落ち着いたワンピースに身を包んだ麗子だった。 爆ぜた期待は霧消し、虚ろとなった胸が押し潰されて、肋骨が折れそうに痛む。

「ごめんなさい。 ご主人様ではなくて。」
 檻の前に立った麗子からは洗い髪の清らかな香りに咲織はたじろいだ。 化粧もし直したのだろう、汚れても美しさを失わない密やかさを持った美貌が今は大輪の花を咲かせている。 その開いた胸元から立ち上る三十路前の女が持つ熟し切る一歩前の色香が、女の咲織さえ刺激してくる。

「羨ましい。」
 麗子は同じ奴麗として、咲織の中で渦巻く哀しい疼きと熾火の様に消えない漠とした不安を嫌と言う程知っていた。 咲織に向けられていた切れ長の眼は暖かな光と同時に昏い憐みを帯びていた。 
「とんでも無いです。」
 咲織の脳裏に先ほどの三宅と麗子の熱い饗宴が浮かぶ。 麗子の高らかな鳴き声が耳元に蘇る。 咲織は熱く否定した。 

「いいえ、ご主人様はいつも咲織さんだけを見て、咲織さんの事だけ考えていらっしゃいます。 そんなご主人様と出会われ、愛されている咲織さんが羨ましいです。」
 麗子は咲織の胸の蕾に吸い付いている小さなガラス管を外していった。 咲織が堪えようも無く小さく喘くのを見て、麗子は哀しみの色を宿した。

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