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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

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☆ その1566=ひとりで。

「あぁぁぁ。」
 咲織は確かに艶鳴を上げていた。 その声は取り繕いようも無く、それはしんとした店の空気を婬美に震わせていた。 
「えっ。」
 老婆は小さな眼を見開く。 

「一体、どうしたんだい? 本当に具合が悪いのかい?」
 老婆は心配げに咲織の顔を覗き込んだ。 
「何処も悪くありません。 単に逝きそうになっただけです。 私が変態で婬濫だから。 ご主人様の事を思って、こんな所で。 今、自分であそこにロータを入れてるんです。 それで感じてしまって。 ごめんなさい。 私は本当に婬らな女なんです。 それなのに、私の事を親身になって心配して頂いて、ごめんなさい。」
 咲織は全てを知られてもいいと思った。 三宅の奴麗でいる事を、三宅の命令で自らロータを躯に埋め、蕾を秘唇を鎖で飾っている事を隠す必要は何処にも無いと思えた。 何故なら、三宅の奴麗でいる事こそが咲織にとっては唯一の存在意義であり、誇れる事だったと今更ながら気が付いたから。 

 老婆は言葉を失った様だった。 ぽかんと開きかけた口をきゅっと引き結び、淡々と手を動かした。
 
「いいかい。 大事にするんだよ、何より自分を大事にね。」
「はい。」
 老婆に深々と頭を下げて店を出ると、三宅の乗ったタクシーは消えていた。 重いビニール袋を抱えて途方に暮れた。 ふと、気づいてバッグからケータイを取り出す。 住宅街に降りた暗闇の中、メールを知らせる青い光に血が通った。 

『良かった。 ご主人様は見捨てずにいてくれた。』

 ケータイに頬摺りしたい気持ちだった。 メールで指示された様に歩き出す。 すぐに、二つのロータが、そして秘唇を左右に引っ張る鎖が咲織を責め始める。 躯の肉が崩れ出す様な感脳としゃがみ込みたくなるつんとした痛みが同時に押し寄せてくる。 咲織は一歩進む毎に立ち止まらなくてはならなかった。 

 ふぅ、ふぅと躯から出る熱い疼きを時折、木枯らしが吹き飛ばす。 その冷気はモヘアの柔らかな生地の隙間から入り込んで直接素肌を凍らせて、咲織にコートの下には身を守る物を何も持たない憐れな奴麗であることを知らせた。 肌は木枯らしに凍ってもその下の肉はヴァイヴの振動に熱く励起され続けていた。 疼きは凍ること無く、躯の奥底に溜り、今にも肌から浸み出しそうだった。
 
 薬局のあった通りを三宅からのメールに従って右折すると、夜がしんと濃くなった。 知らない街で一人、咲織は素肌を這い上がってくる冷たさに胸を掻き抱いた。

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☆ その1567=さっさと脱ぎなさい。

『ご主人様に会いたい。 あと、少しでご主人様に会える。 あと少しで、ご主人様の胸に飛び込める。 歩かなきゃ。 ご主人様をこれ以上待たせられない。』

 咲織は三宅で頭をいっぱいにすることで、肌を刺す冷気と肉を溶かす感悩を追いやった。 厚い三宅の腕に包まれる事だけを全ての細胞が望んでいた。 一歩一歩進む度に三宅への思いが増す。 それはやがてロータの起こす肉の疼きを越えて、咲織を突き動かした。

 メールの指示通りに二度三度短い路地を右左折すると、アパートと薄っぺらな住宅が混在する寒々しい街の中で一軒だけ生垣を左右に従えた趣ある冠木門を備えた家があった。 その古老の様な厳めしさが薫る柱には、確かに三宅と書かれた表札が掲げられていた。 

 普通に歩けば薬局からほんの数分しか離れていなかった。 震え続けるロータも二つも躯に埋め、敏感な女の器官全てを鎖で縊られて、凍った夜をコート一枚だけで割り進んできた咲織には待ちかね過ぎた終着地だった。 

 震える指で門柱のインタフォンを押した。 しんとした空気の中をベルの音が微かに震わせて来る。 期待に膨らんだ咲織の胸を不安が掻き毟っていく。 咲織は嬉しさと怖れに立ち眩みを覚えた。 僅かな時間に、いっそ逃げ出したい程に緊張が昂まった。

「遅かったな。 逃げ出したかと思ったぞ。 入れ。」
 木の門が重々しく開いた。 奥の屋敷から射す光を受けて三宅が立っていた。三宅は既にざっくりとしたセーター姿になっていた。 咲織は自分が三宅に買い物の指示を受けてから随分と時間を無駄にした事に胸を痛めた。 
「ごめんなさい。 簡単な買い物すらなかなか出来なくて。」
 頭を下げながらも、三宅の顔をこっそりと仰ぎ見た咲織の顔は嬉しさに輝いていた。

「何があったかは後で聞いてやる。 とにかく入りなさい。」
 三宅は咲織の掌からお使い物のビニール袋をひったくり、その勢いのまま咲織を門の内側に引き入れた。 
「いいんですか。 私なんかが上がっても。」
 咲織はおずおずと聞いた。

「良いに決まっている。 おまえは俺の物なんだから、俺の家に居て当然だ。 それに家には俺以外誰もいない。 誰か来る予定も無い。」
 すぐそこに三宅の胸があった。 その薫りさえ漂ってきそうだった。 咲織は門が閉まり、三宅と二人の世界に入れるのを今か今かと待った。 

「奴麗はご主人様と二人きりの時に、ご主人様の持ち物であるその躯を無粋な服でご主人様の眼から隠していて良かったか。 さっさと、コートを脱ぎなさい。」
 背後で門が閉じられる音が響いた。 その音が消える間も無く、咲織が三宅の胸に飛び込む間も与えず、三宅の冷たい声が咲織の耳を打った。

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☆ その1568=どんなに玩ばれても。

「今? ここで、ですか?」
 怯えた咲織の瞳の中で三宅の顔が縦に振られた。 咲織は諦めに細い肩を震わせた。 コートのボタンに指を掛けながら、門の屋根に明かりが灯っている事に初めて気が付いた。

 三宅は何時の間にか一歩離れて、薄暗い木の間に溶けている。 幾度となく三宅の前でストリップを演じて来ても、慣れると言う事は無かった。 いや、数を重ねる度に、三宅への思いが確かなものになるに連れて、却って羞恥が膨らむようだった。 

 しんとした冬の夜気に凍える胸の奥で、心臓が沸騰した熱い血に締め付けられる。 それでも薄暗がりに光る三宅の眼に射竦められて、咲織はボタンを外していった。 瞳に映った白い乳房の上で明かりが跳ねていた。 袖から腕を抜く。 コートはそのまま敷石の上に落とした。

 凍えた空気よりも痛い羞恥が咲織の肌を刺す。 咲織は思わず自分の躯を掻き抱こうとする腕を無理やり、腰の後ろで組んだ。 

「紅いクリスタルが白い肌によく似合っている。 思った通りだ。」
 三宅はぷるんと突き出た丸い胸の先端から下がっているクリスタルの飾りを二度三度と指でじゃらした。 その度に根元を自らの手で必要以上に縊った乳首が、痛みとも痒いとも付かぬ鋭い感覚を発振してくる。 
「あっ、うぁん。」
 大きくはち切れそうな丸い乳房を支えるには細すぎる腰を捩り、咲織は溜らず声を上げていた。 感悩に堪えて縦に捩れる腰に巻かれた金色の鎖がきらきらと瞬く。

 上付きの咲織の秘唇はその鎖に左右から引っ張られて、両脚をぴたりと閉じていても白い艶腿の間に夜目にも鮮やかな桃色の花びらまで覗かせていた。 その花びらが咲織が乳首の痛みに腰を捩る度にまるで蝶を誘う様にほよほよとそよぐ。

「感じ易い奴だ。 まさに奴麗向きの雌犬だな。 それにしても、自分でここまで大切な乳首を自分で虐めるものか。 いつもなら淡い桃色の佐藤錦の様な蕾が、今にも血が吹き出そうに赤黒く真ん丸な珠になっている。 このまま放っておいたら、腐って落ちるぞ。 本当に呆れ果てたマゾだ。」
「だって、きつく痛い程に絞ることをご主人様が望んでいらっしゃると思って。」
 褒めて貰えず、拗ねた瞳で咲織は三宅を見た。

「俺のためだと言うのか。 ふふん、単に痛みが好きな変態マゾのくせに。 自分が楽しむためだろう。 正直に言いなさい。」
 三宅は楽しそうに言いながら、指先でぴんぴんと咲織の乳首を弾く。
「あぅっ。 うんっ、あはっ。 はぁぁっ。」
 弾かれる度に痛みがびりびりと躯を貫く。 咲織は啼き声を上げながら、三宅の指から逃れようと躯をくねらす。 が、腰をくねらせれば今度は腰に巻き付いた鎖が秘唇を引き千切ろうとしてくる。

 身動きも出来ず、ただ痛みに華奢な躯を捩るしか無くなった。 痛みを与えなられながら、どんなに玩ばれても、逃げ出すことも、自由な手で胸を庇うことも出来ない、元より思いもしない自分が咲織には不思議に思えた。

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☆ その1569=うれしい痛み。

「痛みが好きなんだろ。 痛みを与えられるのが。 痺れる程自分の乳首の根元を引き絞って、俺にこうして玩んで欲しかったんだな。 そうだろ? マゾ奴麗。」
 右に左にと三宅は指先で咲織の乳首を弾き続けた。 只でさえ敏感なその弱弱しい器官は、付け根をぎゅっと結ばれて冷気が撫でて行くだけでも痛みを発していた。

 それを爪で弾かれる痛みは見た目の他愛なさからは想像できない鋭さだった。 その鋭い痛みは直接糸で繋がった子宮の奥をぴんぴんと引き攣らせる。 咲織は弾かれる度に声を上げ、ヒールの足元を頼りなげに蹌踉けさせた。  

「どうなんだ? こうやって、痛みを与えて欲しくて、引き絞ったんだろ? 返事をなさい。」
 三宅は喘ぎ続ける咲織の頭を掴み、自分に向かせた。 
「違います。 ご主人様に歓んで欲しくて。 良くやったと褒めて欲しくて。 痛いのは本当に好きじゃありません。 そんなの求めていません。 ただ、ただご主人様に・・。」
 咲織はぽってりとした唇を夜に艶々と咲かせ、精一杯に気持ちを口にした。 

「そうか、俺を歓ばそうと思ったのか。 それで、良くやったとこうして褒めて欲しかったんだな。 こうされるのが望みだったんだろう。 結局同じじゃないか。」
 三宅は玉の様にしこった咲織の乳首を指の腹でころころと玩んだ。
「あぅぅぅっ。 あんっ、はっ、はっ、ひぃぃぃんんっっ。」
 普段三宅に軽く触れられただけでも歓びが溢れるのに、今は鋭い痛みと共に稲妻の様な感悩が躯を襲う。 咲織は背に回した両手をぎゅっと結び、激しい感覚に耐えた。 耐えても耐えても、声を止める事は出来なかった。 近所に聞こえたらと必死で堪えても、悲痛でいて何処か甘い声が喉を貫く。 

「嬉しそうだな。 言ってみろ。 本当の事を。 俺にぎんぎんにしこった乳首を弄られて嬉しくて仕方が無いと。」
 ほら言えとばかりに三宅は乳首をぴんと指先で弾いた。 咲織は背を反らせ、啼き声を飲み込んだ。 鎖で飾られた平らな腹を波打たせながら、痛みの嵐が過ぎていくのを待った。 
「はい。 嬉しいです。 ご主人様に弄って貰えて、咲織は幸せです。」
 艶っぽく濡れた瞳を投げかけ、咲織は甘える様に服従の言葉を口にした。 口にしながら、甘酸っぱい婬らな思いが蜜となって胸にひたひたと満ちて来るのを感じていた。

「そうか。 幸せか。 じゃあ、こうされたらもっと嬉しいんだろう。」
 三宅は夜に白く浮かんだ乳房を握り潰さんばかりに掴んだ。 深々と弾力ある肉に喰い込ませた指の間から食み出した真っ赤な乳首を腰を屈めて口に含む。 舌先で転がしながら、三宅は音を立てて強く啜った。 
「あぅんんん。 だ、駄目、駄目です。 ご主人様。 も、もう声が出てしまいます。 ご近所に聞こえてしまいます。」
 咲織は泣く様に訴えると、膝から崩れていった。

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☆ その1570=こ、これ以上は。

「声など飲み込め。 痛みも悦びも全て飲み込め。 躯で味わいなさい。」
 くにゃくにゃと崩れる咲織の腰を片手で支え、三宅は乳首を口に含んだまま命じた。 痛みを越えて止め処無く子宮に流れ込む婬らな波に咲織は三宅の腕の中でその柔らかな躯をくねらし続ける。 

「ほ、本当に。 も、もう。 お願いです。 ご主人様にご迷惑を掛けてしますます。」
 背中を刺す夜の冷気が無かったら、疾うに声を上げていたと咲織は一瞬思った。 その思いも押し流しそうに感悩の波は躯の中で膨れ上がる。 痛いのか苦しいのか、嬉しいのかも判らず、咲織の躯はとろとろと蕩けていく。 ヒールが敷石の上でかたかたと切なげにダンスを踊っていた。

「本当は声を出したいんだろう。 歓びの声を。 痛みが好きだからなおまえは。 自分でちくびを千切れる程に引き絞る女だ。 いっぱい与えてやる。 だから、痛いのが好きなマゾですと、この口で言いなさい。」
 三宅はようやく蕾から口を離すと、咲織の小さな顎を掴んだ。 
「好きじゃありません。 痛いのは本当に辛いです。 嫌です。 出来れば、本当に痛くされたくなんかないんです。 でも、ご主人様がされる事だから嬉しいだけなんです。」
 何時の間にか、咲織は両腕で三宅に抱きついていた。 その胸に顎を付け、三宅を仰ぎ見ながら、思いを口にした。 

『本当です。 本当なんです。 判ったんです。 咲織はご主人様が好きで好きで仕方が無いんだと。 だから、好きな人にかまって貰えるなら、どんな辛い事でも、痛い事でも嫌な事でも受け入れてしまうんだと。 躯が悲鳴を上げても、心が喜んでしまうんだと。 だから、これからは逃げたりしないで、自分から受け入れようと決めたんです。』

「キスしてくれと瞳が思いっきり訴えている。 が、そんな甘いご褒美は俺が満足しきった後だ。 俺がする事だから、嬉しいだけだなんて、まるで清純な娘の様な台詞をこんな躯をしていながら、未だに吐くのか。 いい加減、自分がどれ程婬濫で変態か自覚したらどうだ。 心が嬉しいだけなら、濡れてなど無い筈だな。 両手を頭の後ろで組んで。 脚を開きなさい。」
 
 三宅に言われて、咲織は哀しげに唇を噛みながらも、脚を開いていった。 脚を開く程に秘唇に繋がる鎖が引っ張られ、これでもかと秘唇は左右に割き拡げられていく。 躯を襲う新たな痛みに咲織は許しを請う瞳を三宅に投げ掛けた。

「もっとだ。 婬濫な奴麗らしく、全てをご主人様に曝け出せ。」
 三宅はそう嘯き、咲織のまん丸にしこった胸の乳首を指の腹でころころと玩ぶ。
「う、うぅんん。 これ以上は・・・。」
 咲織は切羽詰まった声で訴えた。

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☆ その1571=濡れそぼる花びら。

「躯が柔らかいのが自慢じゃなかったのか。 まだ直角にも開いてもいないぞ。」
 三宅は咲織の縊られた乳首をぴんぴんと弾く。 
「で、でも、もうあそこが裂けそうで。 痛くて。」
 咲織は優しい眉を苦痛に吊り上げ、細い肩で息をしていた。 不安定な敷石の上ですらりと伸びた裡腿がぷるぷると震えている。
「今々、俺がおまえにする事が嬉しいと言ったばかりじゃないか。 敷石の上に脚をべったり付けるくらい開いて、俺を歓ばせてみろ。」
 三宅は咲織から一歩離れ、冷徹な主人の声で命じた。
「そ、そんな。 本当にご主人様のご命令には従いたいんです。 従えない自分が悲しいです。 でも、でも、これ以上は。 どうか。 どうか、許して。」
 咲織は濡れた唇をわななかせた。 必死に堪える細い首筋に引き攣りが走っていた。

「許して? それだけは言ってはいけないと言い聞かせて来た筈だ。 大丈夫だ。 もっともっと脚を開いても、鎖のゴムが緩衝材になって、多分、秘唇が裂けたりはしまい。 多分だがな。 それに万一裂けたとしても、命に係る事じゃない。 却っていつも花びらが今みたいに剥き出しになってより奴麗らしくなるくらいだ。」
 三宅は楽しそうに唇を歪めた。 慄く咲織を余所に、持久戦だと言わんばかりに煙草に火を着け始める。

「はい。」
 咲織は悲しげに諦めを貌に載せると、再び脚を開いていった。 踵をハの字に開いては少しずつ開いていく。 膝が震え、その上で裡腿は引き攣っていた。 底冷えの晩にも関わらず、金色の鎖で飾られた乳房が作る深い谷間には汗の粒さえ光り始めていた。 
「クリスタルに光が当って、きらきらとおまえの花びらを引き立てている。 思っていたよりも遥かに似合っている。 誂えて良かった。 これ程、秘唇の飾りが似合う女もそうはいまい。 ま、花びらを剥き出しにして、しかも飾り立てている女など端から娼婦にでもまずしいないだろうが。 それにしても婬美な光景だ。 これを見た瞬間、おまえがどんな女か余程鈍い人間でも判るだろうな。」
 三宅は咲織の心を口で弄びながら、秘唇を左右に割き開いているクランプからぶら下がったクリスタルの飾りを掌に載せてゆらゆらと玩んだ。  

 紅いクリスタルが煌めく度に、割り裂かれた秘唇の根元を電気が走った。 それは痛いのとも違う、びりびりとしたそして、極めて感悩的な刺激だった。 小さな悲鳴が幾度も細い喉を突き上げた。 引き攣った滑らかな裡腿にぴくぴくと痙攣が走る。

「痛みは辛いだけだと言っていたが、やはり花びらは濡れそぼっているとしか思えないぞ。 花びらが蛍光色にぬるぬると滑光っている。 痛みが欲しんだろう。 もっとやろう。」
 三宅はクリスタルの飾りをぐんと引っ張った。 錐で貫かれる様な鋭い痛みが感悩を伴って、咲織の肉を抉っていく。 あっと思う間もなく、剥き出しの花びらから透明な水が
きらきらと瞬きながら弧を描いて飛び散っていた。

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☆ その1572=ぐしょぐしょ。

「うわぁぁぁん。」
 咲織は哀しげな悲鳴を小さく洩らしていた。 

『あぁ、どうしよう。 いや、いや。 駄目、駄目。 恥ずかしい。 止まって、お願い。』

 咲織の胸を刃の爪で掻き毟る様な羞恥と哀しみ、そして火の出る様な焦りと願いを嘲笑い、透明な水流は勢いが弱まる事無く花びらから放たれ続けていた。 その水流は三宅の灰色のフラノパンツを濡らし、敷石を黒々と見せて飛沫を跳ね上げている。

「ふっ。 ちょっと引っ張っただけでお漏らしか。 それもご主人様のズボンに。 ぐしょぐしょにするまで放尿し続ける気だな。 大した奴麗だ。」
 真っ白になった咲織の頭を三宅の言葉が鞭となって打った。 咲織は愛らしい唇を歪め波打たせて、嗚咽を漏らす。 

 焼け爛れ、血が滴るまで咲織の胸をたっぷりと炎で炙り、そして何も感じなくなるまで心を凍らせるだけ凍らして、ようやく恥ずかし過ぎる飛沫は止んだ。 三宅のズボンは裾から水滴が滴る程ずぶ濡れになり、敷石の窪みには俄かに水溜りが出来ていた。 

「空港に迎えに来る時からトイレに行くのも忘れていたんだろう。 それに、寒空に秘唇を曝して、冷えもしたか。 条件は揃っていたな。 が、どんな状況だろうと調教の最中に主人様におしっこを掛けるとは言語道断だ。 何時まで経っても駄目な奴だ。」
 茫然として啜り泣き続けている咲織の髪を無造作に引っ掴み、三宅はぐいと持ち上げて自分の顔に向けた。 
「ごめんなさい、ご主人様。 咲織は、咲織はどうしたら。 本当に、ごめんなさい。 あぁ、恥ずかしくて、消えてしまいたいです。 本当に駄目な奴麗。」
 咲織の大きな瞳はたちまちに涙で満ち溢れた。 その涙を拭おうともせず、咲織は唇をわななかせ、ひっくひっくと子供の様にしゃくりあげる。

「どうする積りだ。 子供でもあるまい。 奴麗として、どう始末を付ける?」
 三宅に問い詰められても、咲織はまだ自分のしでかした事に呆然とし、何も考えられなかった。 ただ、三宅に顎を掴まれたまま首を幾度も左右に振った。
「ずぶ濡れだ。 おまえのおしっこでな。」
 三宅は咲織の顔を下に向けた。 三宅のふわりとした灰色のフラノが今は咲織の漏らしたもので黒く濡れていた。  

「罰してください。 二度とこんな粗相をしない様に。 どうか、お気の済むまで罰してください。 どうか、幾ら調教しても駄目な奴麗だと捨てないでください。 お願い、捨てないで。 お願いですから・・・。」
 咲織は細い喉をひくひくと痙攣させて、親を求める子猫の様に泣き縋った。 
「まずは、その口でその舌で漏らしたものを清めろ。 捨てるかどうかはそれからだ。」

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☆ その1573=この口で、この舌で。

 肌を刺す冷気よりも冷たい三宅の声が咲織の胸を貫いた。 

『あぁ、とんでもない事をしてしまった。 ご主人様は許してくれない。 捨てられてしまう。 何をしても、こんなに好きなのに。 こんなに。 でも、もう、もう終わり。』

 咲織は膝を折り、掌を着いて四つん這いになった。 敷石に触れた皮膚が凍って張り付く程敷石は冷たかった。 だが、その冷たさよりも、みずからの唇を小水の水溜りに付ける屈辱よりも、三宅に捨てられるかも知れないと言う思いに心は凍て尽きそうだった。 

『どうか、どうか許してください。 どうか。 この口で舐め取りますから。 今すぐ、この口で、この舌で。 だから、どうか、捨てないで。 お願いですから。』

 ずずっと音を立て、咲織は自ら漏らした自らの小水を啜った。 味など感じなかったが、後悔と羞ずかしさが酸となって咲織の喉を焼き焦がしながら下っていく。 その苦しさに咲織は頭を上げかけた。 

「なんだ一口啜っただけでもう、終わりか。 ちゃんと最後まで綺麗に嘗めろ。 奴麗の口は便器、舌は雑巾だと言っただろう。」
 三宅の厳しい声は何処か無理に作った様に揺れていた。 三宅はぐっと唇を噛み締め、咲織の上げかけた後頭部を濡れた靴底で押さえると、そのまま足に力を籠めていった。  
「うぐぅぅぅ。」
 濡れた敷石に押し付けられた咲織の細く高い鼻がへしゃげ、咲織は呻いた。 その開いた口に自分の漏らした小水が流れ込む。 肩に掛る巻き毛も、柔らかな胸も冷たい汚水に塗れていた。 

「ちゃんと綺麗にその口で後始末しなさい。 奴麗が粗相をしたら、清めるための雑巾は自分の口しか無い。 粗相した罰は後でちゃんと与えて、鍛え直してやる。」 
 三宅は咲織の細い肩を、小さな背中を小水に濡れた靴で踏み付けていった。 

『罰を与えて頂けるんですか。 咲織は見捨てられないのですね。 そうなんですね、ご主人様。』

 汚れた靴で素肌を踏まれながらも、咲織は遠くに明かりを見つけ、凍て果てた胸に小さな炎の温かみを感じた。 三宅に与えられる罰が嬉しいものだと初めて思った。 頭を踏まれ、美貌が歪む程敷石に顔を押し付けられながらも、咲織は唇を這わせ、小水を啜った。 

「もういい。 上を向け。 俺を見ろ。 その口を精一杯に開きなさい。」
 三宅は靴先で咲織の巻き毛が掛る額を持ち上げた。 泣き濡れた咲織の瞳の中で、三宅はズボンのチャックを下ろしていく。 咲織は命じられた意味を悟った。 そして、躊躇い無くふわりと口を開いていた。 

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☆ その1574=奴隷らしく。

「お前の口は俺の便器でもあると判っているようだ。 いい心掛けだ。 飲め。」 
 三宅がズボンから出した物の先端から細い水流が咲織の顔を目掛けて弧を描いた。 始め、その生ぬるい水流は咲織の額に当り、前髪を、そして顔を濡らした。 びしょびしょになるのも構わず、咲織は自ら顔を持ち上げ、口で受け止める。 
 
「あぐぅ。 ぐふっ。 ごぼっ。 んぐ、ぐぅぅ。」    
 すぐに口から溢れる小水を飲み込む間にも、それは止む事無く咲織の顔に注がれ続け、
鼻に瞳にさえ掛った。 咲織は喉を焼くいがらっぽさに咽び、溺れそうになりながらも、何とか口を開いては飲み込もうとし続ける。 

『飲まなくては。 ご主人様が飲めと命じられたんだから。 咲織はご主人様の奴麗なんだから。 どんなご命令でも、歓んで従うの。 従わなくてはいけないの。 あぁ、駄目。 咽んでしまう。 苦しい。 駄目な奴麗。 こんなご命令さえ満足に出来ないなんて。 悲しい。 ご主人様に満足して頂きたいのに。』

 終いには顔だけでなく、クリスタルに飾られた剥き卵の様な乳房も、軽やかだった巻き毛も三宅の小水が敷石にぽたぽたと滴る程に濡れていた。 そして、顔に掛かる小水と区別のつかない涙が伝う顔を三宅に向けけ続けた。 

「便器の役にも立たないのか。 つくづく駄目な奴麗だ。」
 三宅はまだ苦しげに咽び続ける咲織に冷たい言葉を投げつけた。 
「すいません。 次は、次はきっと。 だから、どうか、どうか、お許しください。」
 咲織は胸の痛みのままに悲痛な声で訴える。 肌を濡らした小水が冬の空気に凍え、肉にまで突き刺さる。 敷石に踏ん張った腕も腿も小刻みに震えていた。 それでも、咲織は許しの言葉を待って、三宅を見上げ続ける。

「奴麗に許しなど無いと何度言えば判る? 粗相した事を反省して何か言いたければ、思う存分罰をお与えください、と言うんだ。」
 三宅は四つん這いになった咲織の背を靴底で踏み付けた。 そのまま咲織の腕が折れ、三宅と自分の小水で溢れた敷石の上に胸を押し付けて腹這いになるまで、力を加えていく。
「申し訳ありません。 どうか、罰をお与えください。」
 土下座の姿勢で背を踏み付けられたまま、咲織は小水に濡れた顔だけを上げて鳴いた。

「いいだろう。 元々俺から与えられた苦痛を歓びに変えてしまえる変態のおまえでも、感じる余裕すら無い罰を考えてやろう。 それにしても、そんな尿塗れの汚い躯ではとても家に上げられない。 仕方ない、綺麗に洗ってやる。 こっちに来なさい。」
 三宅は咲織から離れて庭の左手に向かった。 咲織は濡れた敷石に凍える手を突き、奴隷らしく四つん這いのでその後を追った。 ほんの数歩で整えられた植栽を抜け、三宅の立つ石囲いの池の縁に出た。 咲織は首を巡らし、指示を待って三宅を仰ぎ見る。

「この池の中に立ちなさい。」

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☆ その1575=官能の熾き火。

 三宅は当前の事だと言わんばかりの落ち付いた口ぶりで、池の中を指さした。 池は氷こそ張ってはいないが、金魚の赤い姿も水底に沈んで寒々と静まりかえっている。 

「早くしなさい。」 
 咲織の躊躇いを見て、三宅は声を強めた。 

『ご主人様のご命令。 例え、この躯が本当に壊れてもいい。 凍えて動かなくなっても、命が消えても。 きっと、どんな事でも、ご主人様のご命令に従うの。 もう二度と、粗相なんてしない。 必ずご主人様が満足されるまで、従ってみせる。 そう、咲織は奴麗だもの。 ちゃんとした奴麗にならなきゃ。 ご主人様に愛される玩具に。 愛される? そう、恋人にはなれなくても、玩具としてなら、所有物としてなら、いつか、きっと。』

「はい。」
 咲織は精一杯にはっきりと言うと、冷え切った躯を無理やり起こした。 関節が痛み、筋肉が痙攣した。 幾度もふらつきながらも両脚に力を籠めて立ち上がる。 失禁してから始めて、まだ躯の中にロータは埋められ、そして咲織を嘲笑うかの様に震え続けている事に気付いた。 その振動は冷えた肉を揺り動かし、奥に潜んでいた感悩の熾き火を起こした。 咲織は喉元に這い上がって来た疼きを苦く飲み込んだ。 

 ハイヒールを脱ごうとして、大きく蹌踉けた。 片足立ちのまま倒れ込みかけた躯は、さっと動いた三宅の胸と腕が力強く受け止められていた。

『こんな汚れた躯を。 ご主人様のセーターを台無しにしてしまう。 二度と粗相はしないと、ご主人様に満足して貰える奴麗になるだと、決心した端から失敗してしまうなんて。 本当に咲織は駄目な奴麗。』

 しまった、と泣き出しそうな咲織の顔に三宅はただうんと頷いた。 

「早くハイヒールを脱ぎなさい。」
 三宅は咲織の小水で濡れた背に腕を平然と回し、躯を支えていた。

『なんて、力強い。 やはり、咲織にはご主人様しかいない。』

「はい。」
 咲織は脱いだハイヒールを縁石の上に置き、池の中に入った。 水に使った膝下から冷気が襲ってくる。 艶やかな肌も一瞬の裡に鳥肌に覆われた。 胸を自ら掻き抱き、しゃがみ込みたくなるのを、咲織は健気に耐えた。 両腕を腰の後ろに回して、ぎゅっと互いの手首を握り締める。 

「駄目な奴麗だが、俺の放尿からも、池の冷たさからも逃げなかった事だけは褒めてやろう。」
 そう言うと暖かな笑みを見せて、三宅は散水ホースの蛇口を咲織に向けた。

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☆ その1576=私は便器。

「あぁっ。」
 思ったよりも遥かに強い放水の圧力に躯が傾ぐ。 三宅は遠慮会釈なく頭から勢いよく水を掛けた。 ホースの水が柔肌を撃つ。 凍えた肌にまるでナイフで切り付けられている様な痛みが走った。

 咲織は右に左に華奢な躯を捩った。 それでも、冷え切った肌に水道の水は却って暖かくさえ感じられた。 若い艶やかな肌は桃色に染まり、やがて全身から陽炎の様な湯気が立ち昇った。

「脚を開け。」
 三宅の命令に秘唇を咬む鎖が痛みを与えて来るのも構わず、咲織は最初から大きく脚を開いた。 その左右に引き裂かれた秘唇にも容赦なく放水が打たれる。
「あうっ。 あぁんん。」
 身を切る痛みと共に痺れる様な感悩が至宮を突き上げてくる。 咲織は堪らず、艶やかな啼き声を上げていた。

「ふんっ。 水を掛けられても感じるのか。 全く困った婬濫奴麗だ。 いいか、これからの二日間、おまえの口は俺の便器だ。 いいな、次からは一滴も零すんじゃない。 次に零されたら家の中がアンモニア臭くなってしまうからな。」
 三宅はそう言うと、濡れそぼった咲織を置いてさっさと玄関の中に消えてしまった。 

『ついて行っていいのですか。 それともここで凍え死ぬまで立っていろと。 でも、これから私を便器として使うと仰ったのだから。 きっと、着いてこいと命じられたんですよね。』

 便器と言われても、初めて言われた遠い日の様な屈辱と哀しみに胸を切り裂かれ無くなっている事に自分でも気付かなかった。 むしろ、三宅に自分の躯を使って貰えると言う事が嬉しくさえあった。

「立て。」
 昔の家そのままに広い土間で四つん這いで待っていた咲織を立たせると、三宅はその濡れた躯をバスタオルで拭いた。 躯に巻き付いた鎖を引っ張ることの無い様にと、その手つきには柔らかで優しい神経が感じられた。 躯の凍えはまだ溶けなくても、心は既に柔らかに溶けだしかけていた。 
「ありがとうございます。」
 咲織は三宅に躯を拭かれながら、頬を赤らめた。

「いきなり奴麗に倒れられてはこの先の楽しみが無くなるからな。 もう一時間近く経つな、そろそろ限界だろう。」
 三宅は咲織の乳首を絞り上げているナイロン糸のリングを緩めた。 
「あ゛ぎゃぁぁぁぁぁぁ。」
 敏感な蕾に一気に血が流れ、締め上げた時よりも千切れる様な痛みが咲織を襲う。 咲織は三宅の首にしがみつき、躯を反らせて悲鳴を噴き上げた。

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☆ その1577=突き出された乳房。

「何と言う声だ。 ここは防音も施していない、警察に通報されるぞ。 悲鳴は飲み込むんだ。」
 三宅の指がすっと動くのが見えただけで、咲織は綺麗な顔を引き攣らせる。 それでも全てを諦め、覚悟した様に瞳を閉じた。 見えない筈なのに、まだナイロン糸で絞り上げられている乳首に三宅の指が近付いてくるのを咲織は感じた。 三宅の指から静電気の様なびりびりと肌を感じさせ、その下の肉を励起させる力が出ているようだった。 咲織のまん丸に突き出た乳房が小刻みに震えた。  

「息を吐き切れ。」
 三宅に言われて、咲織は大きく呼吸をする。 咲織が息を吐き切る寸前、三宅の指がすっと動き、ナイロン糸を締め付けている金色の金具をぐっと押し下げた。 はち切れそうに血の詰まった蕾が引っ張られる痛みが至宮に繋がる細い神経を引っ張る。 その痛みに咲織の柔らかな頬が固まる。 次の瞬間、蕾に血が注がれ生き返った神経が激痛を発した。
 
 悲鳴を噴き上げる空気は肺に残っていなかった。 咲織はたおやかな腰が折れるかと思う程に腰を仰け反らせ、愛らしい唇を俎板の鯉さながらにぱくぱくと宙に開く。 二つのたわわな乳球がぎゅっと苦しげに寄せられては開く。 
  
「はっ、はっ、はぅっ。」
 痛みの余韻か、咲織は三宅のズボンに自らの恥丘を押し付け、幾度も引きつけを起したように躯全体を震わせた。
「こら、盛りのついた犬じゃあるまいし、ご主人様の脚に腰を擦りつけるな。 このままでは、秘唇のクランプを取る事も出来ないだろう。 腕を後ろで組んで、脚を開き、痛みに耐えろ。 痛みを痛みとして味わいなさい。」
 咲織は拗ねた瞳を残し、まだ躯を時折震わせながらも三宅から一歩離れた。 覚束なげにすらりと伸びた若い脚を開いていく。

「まだ呑み込んだロータを震わせていたのか。 それじゃあ、腰を振りたくなるのも仕方が無いな。 剥き出しのピンクの花びら全体から、婬汁をあとからあとから浸み出している。 こんなにも恥ずかしい処を見せびらかしながら、今も感じているんだろう?」

『はい。 感じています。 こんな物を入れる前から。 今朝、ご主人様とお会い出来ると思った時からずっと、どきどきとしていました。 今はもうこうしてご主人様の前に立っているのも辛い程です。 その腕の中に飛び込みたくて。』

 三宅のいつもと違う婬らな口ぶりにも、咲織は却って感悩が昂まるのを感じる。 声は羞恥に喉で詰まったが、こくりと大きく頷いた。 

「欲しいか、俺が。」
 三宅の長い指が咲織の剥き出しの花びらをそろりと撫でた。 

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☆ その1578=身悶え。

「は、はい。 ほ、欲しいです。 抱いて、抱いて欲しいです。」
 咲織は三宅の指から伝えられる感悩に裸身を捩りながら、切れ切れに答えた。 自分で口にした事への羞ずかしさから、冷え切っていた筈の肌を朱らめる。 消え入りた気に身悶えた。 

「そうか。 随分と素直になったな。 抱くか抱かないかは俺の自由で、奴麗のおまえが知った事ではないが、聞かれた事に恥ずかしくとも素直に答えられる様になったのは進歩だ。 そうだ、奴麗は己の慾望に貪欲でなくてはいけない。 そうでなければ、奴麗と言う人でなしの地位に甘んじる意味が無い。」
 三宅は柔らかに言いながら、咲織の幼女の様に肉厚な秘唇を挟んでいるクランプに手を伸ばした。 その気配に柔肌が騒めき、ぴくぴくと粘膜が蠢く。 乳首に感じた様な激しい痛みを覚悟して、奥歯を噛み締めた。

「うっ、うぅぅん。」
 咲織の唇から零れたのは悲鳴では無かった。 それは刺激されるだけで与えられずに疼きに疼く躯が発する切ない啼き声だった。 元々クランプは乳首を引き絞っていたナイロン糸程に強く秘唇を挟んではいなかった。 それに、クランプは細いナイロン糸と違って小指の先程には幅がある。 その分、血が塞き止められる事も無く、咲織が怯える程には外された時の痛みは無かった。 その代わり、注ぎ込む血に秘唇は熱く燃え、痒みを伴った疼きを発した。 

 一つ、また一つとクランプが外されていくのに連れて、咲織の疼きは留まるところを知らずに昂まっていく。 咲織は叱責を覚悟しながらも、躯の求めに屈して三宅にしがみ付いていた。 そして子供が親の愛情を確かめでもする様に三宅にしがみ付きながら、三宅が嘲った通りに盛りのついた犬よろしく、三宅の自分の失禁で濡れたズボンに腰を押し付けずにはいられなかった。 

『罰してください。 幾らでも罰してください。 咲織は盛りのついた犬です。 婬濫な奴麗です。 そう言う女なんです。 もう隠したりはしません。 もう自分で否定したりしません。 だからこそ、ご主人様は咲織を奴麗にしてくださったのでしょう。 咲織がマゾで婬濫だから。 だからこそ、責めて楽しんでくださるのでしょう。 咲織は婬濫でいいのですよね。 この躯が望むままにご主人様に求めて良いのですよね。 歓びを与えてくださるのか、罰を与えてくださるのはご主人様次第。 どちらでも、咲織は嬉しいです。 かまって頂けるなら、それで嬉しいんです。』

 全てのクランプは疾うに外されていた。 一糸も纏わぬ躯となって、咲織はその躯を三宅にぶつける様に抱きついていた。 抱きつきながら、三宅に触れた肌から無上の歓びが躯に心に拡がるのを感じていた。 咲織は内側から燃え上がる躯を三宅の中に溶け入れる様に、一つの細胞でも多く三宅を感じたいと躯を寄せていく。

 三宅は意外にも何も言わず、罰も与えずその求めに応じる様に咲織の華奢な背に腕を回した。 その逞しい腕に力が籠められる。 咲織は蕩ける躯の中で小さな閃光が弾けるのを見詰めていた。

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☆ その1579=唇に。

「はぁん。 あぅん。 うぅん。」
 咲織は三宅の腕の中で幾度も歓びの喘ぎを洩らした。 このまま溶けてしまう事を、時間が止まることを、ただ望み、ただ願った。 躯中から小さな閃光が後から後から弾けていく。 それが一つに集まり、歓喜の花火となって躯を圧するのは、もうすぐそこに来ているのを咲織は感じていた。

「何時まで甘えている。 奴麗らしく、四つん這いになりなさい。」
 三宅は咲織をいきなり突き離し、その尻たぼをぴしゃりと平手で打った。 冷え切った肌を打たれる硬質な衝撃に昇り詰めようとしていた歓びがガラスの破片となって砕けていく。

 もう一度、夢の時へと三宅に伸ばした掌を三宅は無碍に払い除けた。 厳しい眼で見下ろす三宅に咲織は恨めしげな瞳を送りながらも、無慈悲な土間に掌を膝を着いていく。 掌と膝に伝わるざらざらとした冷たさが咲織の思いは叶わぬ夢だと伝えてくる。

「何時までも土間に素裸でいては風邪を引く。 付いてきなさい。」
「私なんかが上がってもいいのですか。」

「当たり前だろう。 一体何処でおまえを調教すると思っていた? 爺さんが元は旗本だったんだからと、武家屋敷風の家にしてしまったが、母が亡くなってからは俺一人で持て余している。 だから、どうせ誰も使わないのだからとおまえの調教部屋を作ったんだ。 だから、おまえの家みたいものだ。 そもそもおまえは俺の持ち物なんだし、同じ俺の持ち物である家に居て不思議なことは何一つないだろう。 さっさと上がって来い。」

『本当に私のためにお部屋を作ってくださったんですね。 それにこの家と同じく俺の持ち物だなんて。 嬉しいです。 本当にどうしようもないくらい嬉しいです。 一体、何でお返ししたらいいんだろう。 いっぱい、いっぱい啼きますね。 ご主人様に楽しんで頂くために。 もうするなと言われるまで、この口でこの躯でご奉仕させてください。』

 ぶっきら棒な言い方だったが、三宅の言葉が咲織の胸を熱くした。 咲織はさっさと前を行く三宅に遅れまいと、頬を紅潮させながら武家屋敷らしい長い板の廊下を這っていった。

 這いながら、掌に膝に感じる痛みに咲織は自分の躯が限界に近く凍えているのを今さらに知った。 一歩一歩がまるで硬い鞭で打たれる様に骨に響いてくる。 それでも、三宅の言葉が咲織の歩みを軽くしていた。
 
「入れ。」
 三宅に従って廊下の突き当たると、左手の広い明るいパウダールームに入った。 
「おまえに小水を掛けられてズボンがびしょびしょだ。 汚くてとても自分で脱ぐ気がしない。 脱がせろ。 もちろん手など使わずに奴麗らしく口だけでな。」
 三宅は大きめの白いスツールに腰を下ろすと、咲織の前に足を投げ出した。

「はいっ。」
 咲織は三宅に触れられると思うとそれだけで躯中の細胞が沸き立った。 何も考えず、その唇に感じる布の感触に、初めて三宅のソックスに這わせている事に気付いた。

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☆ その1580=感じたい。

「嬉しそうだな。」
 三宅はソックスの端を唇で探し当て、噛んで引き下ろそうとしている咲織の頭をもう一方の足裏でぽんぽんと軽く叩いた。 その普通なら余りに人を馬鹿にした三宅の仕草にさえ、今の咲織の心は躍った。

 咲織は一層熱心に三宅の足からソックスを脱がそうと格闘した。 踵からなかなか脱がせられないで辛そうな息をしている咲織を三宅の優しい眼が見下ろしていた。    

「日付が変わるまでソックスを嘗め続ける気か。 小水でズボンをべとべとにし、今度は唾でソックスを。 本当に汁気の多い奴麗だ。 仕方がない手を使うのを許してやろう。」
 三宅の言葉に咲織はソックスと格闘したまま、いやいやと小首を振る。 そして、ようやく片方のソックスを爪先から抜き取ると、まるで子犬がご主人様の投げた球を嬉しそうに見せる子犬の様に丸い瞳を輝かせて、ソックスを咥えた顔を上げた。 

「良かったな。 ちゃんと口だけで脱がせられて。」
 三宅は可笑しそうに言うと、咲織の頭をぐりぐりと撫でた。 

「そうだ。 今晩はおまえは犬だ。 人の言葉は話すな。 判ったか。」
 三宅は咲織の頭をぽんぽんと叩く。

『はい。 咲織は犬です。 ご主人様の事が大好きで仕方が無い犬です。 ご主人様にかまって欲しくて仕方が無い犬です。 どうか、犬の咲織を可愛がってください。 あぁ、咲織のお尻に本当に犬みたいに尻尾が生えていたなら、振り切れる程に振ってお見せするのに。』

「ワンワン、ワンッ。」
 咲織は頬を綻ばせると、三宅のもう一方の足に唇を寄せていった。 

『こんなにも濡れて。 駄目な咲織。 本当に駄目な奴麗。 許してください、ご主人様。 これからは粗相なんてしない、ご主人様に歓んで頂ける奴麗になります。 どんな責めにもご主人様が満足されるまで、耐えられる奴麗になります。 あぁ、ご主人様愛おしい。』
 
 三宅のズボンを噛んだ口の中に微かにアンモニアの味が染み込んで来る。 それが自分の小水の味だと思うと汚らわしくて吐き出したくなる。 が、三宅への申し訳なさがその嫌悪感に打ち勝っていた。 そして、早く、早く、三宅の素肌に舌を這わせたかった。 三宅の肌を唇に感じたかった。 三宅の汗を啜りたかった。 そして擽ったそうにしながらも、気持ち良さそうな三宅の顔が見たかった。 咲織は一心不乱にスポンに取り組んだ。
 
 見かねたのか、三宅が腰を浮かし、咲織の作業に協力してくれた。 咲織は三宅に命じられるまでも無く、咲織の漏らした小水に濡れた三宅の脚に舌を這わせていた。 三宅の肌が自分の小水に汚れている事が許せなかった。 少しでも早く、その汚れを取り除きたくて、咲織は付け根が痛くなるのも構わず精一杯に桃色の舌を伸ばした。

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☆ その1581=小水の味。

 三宅の足首からトランクスの端に隠れた腿の付け根まで、咲織は唇を押し付け一気に伸ばした舌で嘗め取っていく。 滾った血で熱く渇いた口の中に小水の苦味を感じれば感じる程、少しでも早く嘗め取りたくて、一心不乱に舌を這わせた。 二つの丸い尻たぼも、それに続く折れそうな腰も全ての素肌を三宅に向けて曝している事も忘れて。

「旨いか。 今おまえが舐めているのはおまえが漏らした小水だぞ。」
 三宅の声さえ聞こえないかの様に咲織は三宅の脚を犬の様に舐め続ける。
 三宅はなおも舐め続ける咲織の頭を両掌で掴み、その顔を脚から引き剥がす様にして上向かせ、覗き込んだ。 咲織は恥ずかしそうに自分の唾で濡れた唇を舐めた。 
「どうなんだ。 おのれが漏らした小水の味は? 旨いか?」

「美味しい筈ありません。」
 いつに無く咲織は強い口調で言った。
「それにしては凄く熱心だったじゃないか。 今もまだ舐め足りなさそうな顔をしている。」
 三宅は腰を屈め、両掌で掴んだ咲織の顔にぐっと自分の顔を近づけた。

「だって、私のおしっこでご主人様のおみ足を汚してしまったから。 大切なご主人様のお体を汚してしまったから。 早く、一刻も早く綺麗にしなくちゃって。 自分の不始末だから、自分で清めなくてはと。」
「おまえが漏らした小水だけじゃない、色んな汚れもついているぞ。 ロスのホテルを出る時に軽くシャワーを浴びたとはいえ、長時間飛行機に乗り、気持ち悪い汗もかいたしな。  それをおまえはまるでソフトクリームでも舐めている様に。」

「ご主人様の汗は美味しいです。 だって、ご主人様の汗だから。」
 咲織は恥ずかしそうに微笑んだ。 
「変わったな。 いや、成長したのか。 良いだろう。 気が済むまで舐めさせてやる。 が、暫くはお預けだ。 その冷えた躯をまずは温めろ。 もう、お湯も溜っただろう。」
 三宅は立ち上がると、ついてこいと顎をしゃくった。 奥の扉の先には小洒落たプチホテルさながらの豪華なバスルームが広がっていた。 小座敷程の広い洗い場には黒い大理石なタイルが敷き詰められ、その奥に置かれた丸いバスタブは三宅がその長い手脚をゆうゆうと伸ばせる程大きかった。 

「親父自慢のジャグジーだ。 この古風な家を立てたのは爺さんだが、この三人家族にはデカ過ぎるこの風呂場を作ったのは親父だ。 家は爺さんが建てた家を貰ったが、家一軒建つぐらいの風呂を造ったと言うのが親父の自慢と言うか慰めだった。 銀行マンだったが、その銀行も爺さんの推薦で入ったから、何処かで僻んでたんだろう。 その僻みをこの風呂で少しは晴らした訳だ。 そのお陰で、俺はただで奴麗を責めるのに好都合なデカい風呂が手に入ったんだし、爺さんにも親父にも感謝しなけりゃいけないな。」
 湯船の中で背後から三宅に包まれ、くつろいだ声でする三宅の家族の話を聞きながら、咲織は雲の中に居る様な幸せを感じていた。 

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☆ その1582=奴隷のために。

『ご家族の話を始めてして貰えた。 それだけ、私に心を開いて貰えたと言うこと? 嬉しいです。 もっと色々、ご主人様のお話が聞きたい。 あぁ、幸せ。 ご主人様の胸を背中に感じて。 ご主人様の腕に包まれて。 ずっと、ずっと、時も忘れて、このまま。』

 三宅の話を聞きながら、咲織の腰に回された三宅の掌を咲織は強く握った。 強く握っても、三宅の掌は咲織の掌を跳ね退けはしなかった。 三宅の話も叱責に変わりはしなかった。 咲織は胸が熱いもので満ち満ちて来る歓びを感じていた。

「ここでなら、さっきみたいに失禁しても何にも問題がないだろう。 何度でも気を失い失禁するまでおまえを責めてやる積りだ。 おまえは失禁するのが好きな様だからな。」
 三宅は咲織の巻き毛を掻き上げ、湯に暖められてぽっと色の差した耳に囁く。 その耳に掛る嬉しいくすぐったさと、背中に感じる三宅の肌の温もり、そして腰に回された三宅の腕の心強さに、咲織の心は上気し続けた。 

「それにここでなら、浣腸を施したまま、おまえの秘唇や口を味わったり、他の責めを与えてやることもできる。 万一、おまえが堪え切れずに汚物を噴出させても簡単に処理できるできるからな。 見てみろ。 おまえを可愛がってやり易い様に、壁と床にはおまえを繋ぐ鎖を、天井には滑車を二つ取り付けた。 どうだ、気に入ったか。」
 三宅の言葉に咲織は改めて風呂場を見渡した。 確かに両側の壁の高い位置からぎらぎらと光る鎖が重々しく下がり、床にも咲織の太い鉄の輪が幾つか埋められているのが見える。 それらが咲織の両脚を極限まで開かせ、あるいは宙に吊り上げて、鞭の痛みや全てを愛する者に晒す恥辱から逃れる術を咲織から奪うための舞台装置であることは聞かずとも判った。 いや、その時の痛みや哀しい羞恥さえ鮮やかに感じられる。 それでも、今、三宅に包まれている咲織にはそのことすら嬉しくて、胸がいっぱいになる。  

 三宅は残酷な話を楽しげに語りながら、湯船にぽかりと浮かんだ二つの桜色の丸い球、咲織のたわわな乳房を両掌で包み、その柔らかな弾力と重みを愉しんでいた。 時折、小さくともつんとしこった蕾を手の平で転がす。 さっきまで根元を締め付けられ、更に冷気に凍えていた咲織の蕾は湯に暖められて、じっとしているだけでもずむずむとむず痒く疼く。 その敏感な蕾を三宅の掌が転がす度に、感悩が躯の奥底、子宮へと走った。 

「そこに小さなドアがあるだろう。」
 三宅は咲織が向いている壁のやや左手を指さした。 
「おまえを愉しむために作った調教部屋に繋がるドアだ。 おまえが調教中に涎や婬汁を垂れ流しても、すぐにここで洗い流せる様にバスルームに続いた部屋を改造した。」

「本当に私のために調教部屋を作って頂けたんですか。」
 咲織は弾んだ声で聞いた。 三宅が作ったと言う部屋は愛を育むための部屋などで無いと判っているのに、高価な指輪を贈られたかの様に歓びと感謝で胸が詰まった。

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☆ その1583=啼かせてください。

「嬉しいのか。」
「はい、嬉しくて、嬉しくて。 本当に私のために?」

「当たり前だ。 今のところ、おまえしか奴麗はいない。 これからも多分こんな奴麗になるために生れた様な婬濫極まりない女と巡り会い、しかもその女の方から易々と奴麗に堕ちてくれる様な幸運は得られないだろう。 所有する奴麗はおまえが最初で最後だろうと思っている。」
「あぁ、そのお言葉が本当なら、いいえ、例え嘘でもそう言って頂けると言う事が嬉し過ぎます。」
 咲織は自分の胸を玩ぶ三宅の掌をぎゅっと両掌に握り締めた。 湯気のせいでは無く、眼の前の壁が揺らいで見えた。 咲織は初めて嬉し涙と言うものを知った気がした。 それは悲しみの涙に似ていて、胸を締め付け、そして溺れさす。 しかし、何処までも何時までも溺れたいと思える甘い蜜の洪水だった。 

「本当に嬉しくて仕方が無い様に見えるぞ。 そんなに責められるのが好きか。 花模様のベッドなど置いて無いぞ。 置いてあるのは、おまえの自由を奪い、おまえに苦痛を与え、辱めるための道具ばかりだ。 改造と言っても、隣近所に怪しまれないで、おまえの悲鳴を存分に引き出すための厚い防音壁を施したと言うだけだ。 すぐにこの躯でどう言う部屋なのか嫌という程思い知るだろうが、言ってみれば牢獄だぞ。 それも飛びっきりの拷問つきの。 そんなものを用意されて歓ぶとは、おまえもつくづくマゾを開花させたな。」

「いいえ、きっと啼かせられるのは判っています。 痛みにのたうつのも。 でも、でも、ご主人様がこの私を責めようと思って頂ける事が嬉しいんです。 他の誰でも無いこの私を責めて頂くためにわざわざお部屋を作って頂けた事が嬉しくて仕方が無いんです。 咲織は幸福な奴麗です。 好きなだけ責めてください、好きなだけ啼かせてください、好きなだけ、この咲織で愉しんで下さい。 あぁ、本当に咲織にはご主人様にお返しするものがない。 どんなご命令にも最後まで従えるといいのですけど。 ご主人様に満足頂ける奴麗になれたらいいのですけど。」
 咲織は三宅の掌を自分の胸に押し付けた。 どれ程言葉を連ねても、胸に湧き上がる思いは伝えられないと、もどかしさに身を捩る。 吐き出すよりも早く込み上げる思いが、その思いを与えてくれた三宅の存在が何よりも尊かった。

「ふっ、それだけ歓んでいるんだ、本当に俺の命令には最後まで従うんだな。 俺が満足する前に音を上げたら、人に渡すからな。」
 そう言って、三宅は今は再び少女の様にぷっくりと閉じた秘唇を指でなぞった。 それだけで咲織は躯を貫く感悩に三宅の腕の中の身を捩る。
「どうも欲求不満げだと思ったら、ヴァイヴの電池が切れていたのか。 何時までも後生大事に躯の中に仕舞い込んでいないで、ここで生み落して見せろ。 そうだ、あのニップルチェーンで乳首と秘唇を奴麗らしく着飾ってな。 手枷足枷も身につけろ。 おまえには奴麗の正装がよく似合う。」
 三宅は咲織に行けとパウダールームの方を顎で示した。

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☆ その1584=我慢できません。

 咲織は濡れた躯のままパウダールームに戻った。 ニップルチェーンは化粧台の上ですぐに見つかった。 手枷足枷を入れてきたキャリングケースもすぐ傍らに置かれていた。 三宅に指示された奴麗の拘束具を手に取ると、咲織は瞳の前の大きな鏡に映る自分の姿を見た。

 その桜色に上気した裸身は、その細い首を縊る黒い首輪によって、その躯が誰かに所有された物である事を如実に示していた。 そしてその下で息づく華奢な躯に似合わない大きく丸い乳房が、今にも玩ばれるのを待っている様に卑穢に見える。 咲織はすぐに鏡から瞳を逸らし、掌の中のニップルチェーンに瞳を落とした。 

 明るい光に照らし出されたニップルチェーンはまるで大切な恋人を輝かす宝石の様にキラキラと光っていた。 咲織に贈られたそれは人から祝福を受けるための贈り物では無く、性の供物としての自分をより一層強調し、より婬美に見せるための物に過ぎないと思っても、やはり心が浮き立った。 

『空港では、トイレで慌ただしく自分で身に着けなきゃいけなかった。 やはりご主人様からの贈り物はご主人様に着けて欲しい。 そうだ。 怒られてもいい、ご主人様にお願いしよう。』

 咲織はいそいそとバスルームに戻った。 いざ湯船にゆったりと漬かる三宅の顔を見ると、不安で声も出ず、黙って拘束具を持った掌を差し出すしかなかった。

「俺に着けて欲しいと言うのか。 我儘な奴麗だな。 いいだろう。」
 三宅は仕方なさそうに湯船から出て来ると、咲織の掌を取った。 小指でも軽々と掴める程に細い手首に太い革の枷がかちりと嵌められる。 

『咲織はご主人様の所有物。 自由も権利も全てご主人様に委ねた身。』

 改めて自分は三宅の物だと言う思いが咲織を陶然とさせる。 咲織は歓びにふらつく足で三宅の胸に倒れ掛りたい気持ちを辛うじて踏み留めていた。 

 咲織は自分の白い躯の要所に黒い革枷が嵌められるのをじっと見ていた。 一つ、また一つと枷が嵌められる度に自分が三宅の物になっていくのを感じた。 血がふつふつと沸き立ち、全身が燃える様に疼いてくる。  

「あぁぁっ。」
 三宅の指が無造作に胸の蕾を摘まみ上げた。 乳首は全身が感器となった咲織のスイッチででもあったかの様に、触れられただけで鋭い感悩がびくびくと躯を走る。 三宅の胸にしがみ付き、膝から崩れそうになる躯をようやく支えた。 
「着けてやっている間も我慢できないのか。 仕方ないな。」

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☆ その1585=止められない体。

「申し訳ありません。」
 そう言いながら、咲織は触れられただけで躯が溶け出し、立っていることさえできなくなる自分の躯を恨んだ。 恨みながらも、それだけ三宅の事が好きなのだと言う思いが胸を却って熱くする。
「やはり、俺は奴麗に甘過ぎるな。 これからは厳しくするぞ。」
 三宅は咲織の背後に回ると、その躯を羽交い締めにする様に腕を胸に回し、ニップル・チェーンを着けていく。 長時間着けて置くためだろう、咲織が自分で蕾の根元を縊った時よりもずっと緩やかな締め付けだったが、それでも心臓が脈打つ度に乳首は締め付けられ、じんと痺れる痛みが感脳となって還ってくる。 咲織は熱い吐息を漏らし続けた。

「脚を開け。 目いっぱいだ。」
 小さな足をタイルの上でにじらせ、咲織はじわじわと脚を開いていく。 秘部を撫でるバスルームの湿気が自ら羞かしい部分を曝していっている事を咲織に知らせる。 羞恥に心臓がどくどくと脈打ち、その上の乳首がしこり鈍く甘い痛みを発した。

 乳房の谷間の下で左右に分かれるチェーンを背中へと持っていきながら、三宅の指が咲織の肌を滑っていく。 触れられた柔肌が微弱な電流を発してさざ波を打つ。 溺れてしまいそうな喘ぎを咲織はぐっと飲み込んだ。 

「あぁぁんっ。」
 悲鳴とも甘い啼き声とも付かぬ声が咲織の堪えた喉を震わせた。 全身を雷の様な感悩が貫き、感肉が震えるのを止められない。 

『ご主人様、咲織は、咲織はいけない娘です。 いけない奴麗です。 立っている事も出来ません。 そんな所を触れられたら、もう、もう立って居られません。 どうか、お仕置きをしてください。 どんなに辛いお仕置きでも、きっと、きっと許しを請わずに、堪えてみせますから。』

 咲織は大きく乳房を上下させ、熱い吐息を吹いた。 三宅の指が痛い程強く秘唇を摘まみ、大きく捲り上げて、金属のクランプを取り付けていくのを感じていた。 そしてその間にも、湯気や汗では無い明らかな蜜が花びらから溢れ、裡腿を濡らして伝っていくのを戦慄きながらも抑えられない。 

「これでいいだろう。 湯船に浸かってじっくり鑑賞してやる。」
 バスタブへと向かった三宅の支えを失うと、咲織はタイルの上にへなへなとへたり込んでしまった。 重い様な感悩にだるい躯を引き摺る様にして、タイルの上を這った。 ほんの数歩の歩みの裡にも疼く躯を取り付けられたニップルチェーンが刺激してくる。 手脚を動かす度に紅のクリスタルが重々しく揺れ、乳首が秘唇が反応するのを抑えられない。 しかも剥き出しになった桃色の花びらの奥に呑み込んだ二つのバイブが動かないとは言え、前後から敏感になった粘膜を挟む様に揉み上げてくる。

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☆ その1586=生んで見せなさい。

 早く、早く三宅の元にと思う程に、感悩は昂まり、肉は蕩けた。 咲織は白い肌を感悩に紅潮させ、ようやくバスタブの縁を掴んで躯を持ち上げた。 

「ようやく来たか。 面白い見物だったぞ。 それにしても、ほんの1メートルを何時まで掛って来るんだ。」
 三宅は仕方なさそうに笑った。 
「革枷が濡れても、渇いた時におまえを締め付けるだけの事だ。 気にせず湯船に入って  
来い。 俺を跨いで、ここに立つんだ。 倒れそうなら、壁の鏡に掌を突いてもいい。」
 三宅は湯船に寝そべった自分の胸元を示した。 

「ご主人様を跨ぐのですか。」
「そうだ。 そうしないと、おまえが卵を生む処を見られないだろう。」
 三宅は早くしろと言う様に顎をしゃくった。

「は、はい。」
 咲織は腰を大きく折って壁に掌を突くと、バスタブにゆったりと横たえた三宅の体を踏んでしまわない様に慎重に脚を上げて跨いだ。 跨ぎ終わって、ほっと息を吐く。 その時初めて、バスタブの壁が巨大な鏡になっている事を知った。

 紅いクリスタルがぶら下がる秘唇は大きく左右に開かれ、濃桃色にぬめ光っている花びらが瞳に飛び込んできた。 華奢な骨格から不釣り合いに大きく食み出したたわわな乳房が凌褥を待って居る様に煙り、その先端で紅のクリスタルが桃色の乳首をこれ見よがしに際立たせている。 白い躯にXに巻き付いた金色の鎖と細い手首に巻かれた黒い枷が、この女が所有された女であること、自由を持たず、逆に所有者に自由に扱われる身である事を物語ってもいた。

『本当に婬らな躯。 婬な女。 婬らな奴麗。 恥ずかしい。 今ももの欲しそうに涎を垂らしている花びらを、ご主人様の顔の上で剥き出しにしているなんて。 あぁ、ご主人様に婬濫な女だと思われてしまう。 いや、いや。 消え入りたい。 消えてしまいたいのに、躯が熱く、疼いて、止まらない。 ご主人様、どうか鞭をください。 こんな羞恥を忘れてしまうまで。』

 鏡に映った己の姿が咲織を羞恥に染め上げる。 染まりながらも躯はじんじんと疼き、止めようと思っても、三宅の上で腰は勝手に婬美に踊り続けてしまう。

「さ、早く躯に呑み込んだロータを二つとも生み落せ。 早く生んだ方が楽だぞ。 これからおまえがロータを二つともちゃんと産み落とすまでの十倍の時間、後でおまえは苦痛にのたうつ事になる。 ここでなら、汚れる事も気にせず浣腸を味わわせてやれると言っただろう。 綺麗にしてからでないと存分に使う気にはならないからな。」
 三宅はそう言うと腕にしていたクロノグラフの龍頭を押した。
「そ、そんな。 あぁ。」
 咲織は三宅の命令に従うしかないと判っていた。 それでも、羞ずかしさに躯が燃えた。

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☆ その1587=溺れる肉。

「ご主人様の命令一つで、恥ずかしくて普通の女性ならとても耐えられない姿を見せるのが奴麗と言う存在の意義だ。 そんな破廉恥な女など他に居ないから、飼ってやっているんだ。 命令を受けたら自分で復唱しろと言っただろう。 自ら、進んで羞ずかしめを受け、痛みを請うのが作法だと何度言い聞かせたらいいんだ?」

「あ、はい。 どうか、どうか、咲織が花びらからロータを生む羞ずかしい姿をご覧ください。 お願いします。」
 三宅に言われるままに咲織は恥褥の言葉を喉から絞り出した。 バスルームに反響する自らの声を聞きながら、咲織は胸を切り裂く様な羞ずかしさの中にどくどくと邪な感悩が流れ込んで来るのを感じていた。

 今まさにロータを呑み込んだ粘膜の花鞘がうずうずと脈打ち、熱い血がじんじんと注がれていく。 どうにも否定できない歓びがそこから胸へ、そして喉へと這い昇ってくる。 鏡に突いた細い指を握り締め、咲織はようやくはしたない歓びの声を押し殺していた。

『あぁ、ご主人様に全てを曝してしまっている。 秘唇も、花びらも、菊華まで。 綺麗な所だけ見て欲しい人に、私は最も見られたくない処を自分から見せて。 あぁ、嫌われてしまったらどうしよう。 はしたない女だと。 羞恥心の無い女は面白く無いと仰っていたのに。 あぁ、消えてしまいたい。 それなのに、感じている。 昂ぶってくる。 熱い、あそこが。 きっと、涎まで垂らしている。 見ないで、見ないでください、ご主人様。』

 咲織は身を捩った。 それは羞ずかしさのためであり、哀しみのためであり、そして肉の歓びのためでもあった。 三宅はバスタブに横たわりながら、その全てを愉しんでいた。 

「いいだろう。 おまえが花びらからどろどろの婬汁に塗れたロータを生みだす所をじっくりと見てやる。 遠慮しないで、ひり出せ。」
「は、はい。」
 咲織は諦めの言葉を吐き出すと、下腹に力を入れた。 括約筋を引き絞る様に力を籠める。 狭い肉の鞘を押し開きながら卵型のロータがゆっくりと移動し始める。 それに連れて敏感な粘膜がロータに擦り上げられる。 疼きに疼いていた花鞘が抗いようの無い歓喜を脈打たせる。 
      
「うぅぅぅっ。 はぁっ、はぁっ、はぅっ。」
 咲織は顔を朱らめ、さらに力んだ。 しなやかな裡腿が三宅の眼の上で痙攣を起こす。 丸い二つの剥き卵さながらの尻球がきゅっと持ち上がり、えくぼさえ浮かべた。
「おお、見えてきた見えてきた、黒い物がピンクの花びらから。 あと少しだ。 自分で黒い卵をひり出しながら、感じてる様だな。 花びらからだらだらと婬汁が滴っている。 今にも俺の顔に降ってきそうだぞ。」
 三宅の婬らな揶揄にさえ、咲織は反応してしまう。 早くヴァイヴを生み出そうと下腹に力を入れる程に咲織の躯は感悩に溺れていく。

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☆ その1588=婬蜜まみれ。

『あんっ、いやっ。 感じてしまって、力が入らない。 どうして? こんな姿をご主人様に見られて、恥ずかしくって、死にたいほどなのに。 早くご命令に従わなければ、後であの辛い浣腸責めが待っていると言うのに。 力が出ない。 出そうとする程、腰が砕けそうになる。 いやっ、こんな躯。 お願い、しゃきっとして。』

 咲織は唇を噛み締め、括約筋に力を籠め様とし続けた。 だが、力を籠め様とする程に感悩は否応なしに昂まっていく。 大きく開いた太腿は虚しく震え、丸い尻たぼにえくぼを浮かべても、花鞘の中のロータは却って粘膜の襞を刺激しながら奥へ奥へと戻ってしまった。

「もう少しで出そうだったのに、引っ込んでしまったぞ。 いや、出したくなくて吸い込んだと言う感じだったな。 ロータが出て来るどころか、どろりと白い婬蜜が代わりに出てきた。 俺が抱いてもそこまで感じないんじゃないか。 おまえの躯は余程そのロータが気に入ってるみたいだな。 後で電池を入れ替えてまた呑み込ませてやるから。 そのためにも、早く出せ。 それとも、少しでも長く浣腸責めに堪えたいのか。」  
「そ、そんなぁ。 いえ、嫌です。 私だって、出したいんです。 でも、でも。」
 咲織の普段はほんのりと桜色を載せているだけの白い頬は、既に茹った様に赤くなっていた。 幾度も幾度も、下腹に力を籠めては、もう少しと言うところで腰が奥から砕けた。 その度毎に感悩は少しずつそのレベルを上げていき、ロータを産むと言う目標が遠ざかる様だった。

 激しい運動の後の様に全身の筋肉は疲労し、呻きを上げていた。 出来れば、このまま湯船に横たわる三宅に抱き付き、やすらぎの中に躯を任せたかった。 それでも、全身を震わせ、咲織は力んだ。  

「あぁっ、だ、だめ。 うっ、はふんっ。 はぁっ。 あぁぁぁっ。」
 咲織の躯の中に埋められたロータが剥き出しの花びらと菊華から同時に出ようとした。 先細りの卵型のロータは入れる時はその形からすんなりと入るが、出そうとすると人よりも小さく狭い咲織の花びらと菊華を限界を超える程に開げねばならなかった。 敏感な二つの粘膜の口が薄く透明になる程開き、裂ける様な痛みを咲織に与える。 細い腰ががくがくと痙攣し、そこに巻かれた金色のチェーンが煌めきながら、秘唇を引き裂く。 

「おお、出てきたぞ。 ほらっ、産めっ。」
「はいっ。 はぁん、はふっ。」
 三宅の掛け声に押されて、咲織は痛みに、そして感悩に堪えて力んだ。

「よしっ。 良く産んだ。 婬汁まみれのロータがちゃんと出たぞ。」
 大切な場所が引き裂かれ、血が噴き出した様な痛みが咲織の躯を貫く。 ロータを産めたのかどうかすぐには判らなかった。 背骨が反り返る程の痛みが引いていくにつれて、入れ替わりにずむずむと感悩の波が打ち寄せる。 長い間緊張し続けていた脚の筋肉にはもうその波に堪える力は残っていなかった。 咲織は三宅の顔の上に秘唇を押し付ける様にして膝から崩れていった。   

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☆ その1589=許される身ではないのに。

「ぺちゃ、ぬちぇ、ずゅぬゅ。」
 婬美に湿った音がバスルームに木霊した。 その顔が赤らみ、動悸が乱れる音が咲織の耳に届くのと同時に、腰が躯中がぐにゃぐにゃと溶けていく様な甘い蜜が躯を満たしていくのを感じた。

『あっ、ご主人様の顔の上に。 駄目、立たなくちゃ。』
 
 咲織は鏡に掌を押し付け、膝に立てと命じる。 が、三宅にしゃぶられている花びらから放たれた電流に打たれ、再び膝は崩れた。 立つどころか、疼きに疼いていた秘部が痒い所を掻かれた時の様に更なる刺激を求めて更に疼きだす。 咲織の心とは逆に咲織の躯は刺激を求めて走り出していた。 咲織は瞳の前の鏡にたわわな乳房を押し付け、躯を貫き揺さぶる感悩の波に身を任せるしかなかった。 

「あ、あぁんんん。 は、は、ふはんっ。 うぁえんんんん。」
 立たなくては、三宅に秘唇を押し付けるなどとんでもないと判っていても、躯は言う事を聞かなかった。 堪え様とする程に感悩は昂まり、自分でも恥ずかしい様な嬌声が漏れる。 三宅が自らの婬汁でしとどに濡れた柔らかな花びらを舐め、しゃぶり、啜る婬らな音と咲織の唇を震わす嬌声が綯い交ぜになり、バスルームに反響する。 その桃色の調べがなおのこと、咲織の肉を婬らに掻き混ぜた。 

 咲織の桃色の唇は赤く熟して、甘やかな調べを奏で続けた。 細い腰がくねくねとくねる。 クリスタルに飾られた乳房は鏡に押し付けられ、円を描いて貪欲に感悩の刺激を求めていた。  

「あぁぁぁぁぁっ。 だ、駄目です。 駄目です。 いっちゃいます。 も、もうゆるして、許してください。 あっ、あっ、あっ、あひぃいぃぃん。」
 三宅は片腕を咲織の細腰に回して支え、もう一つの掌を咲織の尻たぼの谷間に沿わせた。 長い指がひくひくと息づく菊華を捉え侵入していく。 既にとろとろと溶けた花びら深く差し入れた舌と連動してその指が菊華の粘膜をくすぐる。

 もう、感悩の波に抗おうと言う気持ちさえ何処かへ飛んでいた。 三宅に何をされているのかも、自分が何処に居るのかも判らなくなっていた。 熱く火照った躯を次から次へと感悩の波が襲い、ただただ躯は歓びの歌を高らかに歌い、肉は千々に砕けていく。 

 躯の中で幾度も小さな閃光が爆ぜた。 遥か遠くにと思えた高みはすぐそこに大きく広がっている様だった。 何処までも高く舞い上がる感悩に、怖れが顔を覗かせる。 咲織の啼き声から甘さが消えていき、懸崖に立たされて今にも突き落とされる様な恐怖に引き攣り始めていた。 

「駄目、だめ、だめぇぇぇぇ。 や、やめてください。 ゆ、許してぇぇぇぇんんん。」

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☆ その1590=責め立てられて。

 三宅の舌が咲織の花びらを掻き分け、秘芯を捉えた。 雷に打たれた様な衝撃が咲織を襲う。 歓びを越えた感悩の荒波に躯が逃げ出す。 それは思考と言うものでは無く、本能的な反応だった。 限界を越えた感悩に本能が怯えた。 咲織は三宅の口から秘唇を逃がそうと、鏡に突いた掌を上へ上へと這わせ、太腿を震わせて立ちあがろうとした。 

「感じろ。 逃げるな。 ご主人様が可愛がってやってるんだぞ。」
 三宅は咲織の腰に回した腕に力を籠め、咲織の秘部を自分の顔に押し付けた。 ぬちゃぬちゃと音を立て、咲織の小さめの花びらをすっぽりと口の中に啜り込む。 ついで、舌先を丸めて薄いベールに包まれた秘芯を包む様に嘗め上げた。 

「だめ、だめ。 いや、いや、離して、はなしてください。 あっ、あっ、あぁぁん。 あん、あん、あぁぁぁんん。」
 咲織は三宅の腕の力に抗い、三宅の口から逃れようと脚を腕を突っ張った。 その緊張した筋肉を揺るがす様に、激しい感悩が躯を貫く。 一時間もロータの刺激を前後から受け続けた咲織の感器は、微かな刺激にも大きく反応する程疼きに疼いていた。 そこを三宅に責め立てられ、神経が切れてしまう程の感悩が次々に咲織を襲う。 

「だめぇぇぇぇぇ。 あふんっ、はぁぁん。 いやぁぁぁぁっ。」
 三宅の口が咲織の花びらを吸い込む度に、舌先が秘芯をなぞる度に、菊華を指が捏ねくる度に、躯中で肉の歓びが炸裂した。 そして、それは一瞬一瞬大きなものになり、今にも咲織を越えた巨大な閃光となって爆ぜ様としていた。 いつもなら、疾うに歓びの中で気を失っていてもおかしくは無い感悩が咲織を包む。 にも拘らず、咲織のとろとろに熟した感器は尚も疼いていた。 

「あっ、あっ、あっ。 いけない、いけないんです。 だめ、だめ、ゆるしてぇぇ。」
 咲織は本能的な怯えから、全身に力を籠めて、三宅の腕を振り切った。 立ち上がった勢いで、そのまま後ろに倒れ込む。 ばしゃっと湯飛沫を上げて、咲織は背中から湯船に落ちた。 

「せっかく、俺が楽しんでいたのに途中で逃げ出すとは。 しかたの無い奴だ。 躯の自由を奪ってやらなければ、ご主人様の命令が聞けぬらしい。」
 三宅は溺れた咲織の腕を取って起き上がらせ、口ぶりとは裏腹にそのたわわな乳房が自分の胸板で潰れる程に咲織の躯をしっかりと抱き締めた。

「だって、だって、余りにも感じ過ぎて。 もう、壊れてしまいそうだったから。 ごめんなさい。 ご主人様がせっかく私をお口で直に慈しんでくださったのに。 駄目な奴麗。 嬉しくて、嬉しくて仕方がなかっのに。 躯が逃げてしまいました。 怖くて、怖くて。」
 咲織は三宅の肩に顔を埋めて泣いた。 泣いてるせいなのか、まだ感悩の余韻が波打つのか、幾度も幾度も躯を震わせしゃくりあげ続ける。

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☆ その1591=子犬のように。

『本当に、本当に駄目な奴麗、駄目な女。 せっかく、ご主人様が私の事を可愛がってくださっていたのに。 わざわざお口で私の花びらなんかを。 嬉しくてしかたなかっのに。 怖くて逃げてしまった。 ご主人様も愉しんでいらしたのに。 ご主人様の恋憮から逃げるなんて。 ご主人様のご命令を聞けないなんて。 ご主人様を愉しませられないなんて。 本当に駄目な奴麗。 こんな奴麗、価値なんてない。』

「どうか、どうか、罰してください。 もう二度と逃げたりしません。 せっかくご主人様にかまって頂けたのに。 ご主人様を最後まで愉しませられないなんて、駄目な奴麗です。 どうか、思いっきり罰してください。 どうか。」
 咲織は桃色の唇を歪め、泣きじゃくりながらも三宅に懇願した。 心から罰を願っていた。 自ら願った罰がどんなに辛いものになるかなど考えられなかった。 ただただ三宅の許しが欲しかった。 そして何より、自分が許せなかった。

「罰だらけの二日間になりそうだな。 失禁の罰に逃げた罰、なかなかロータを産めなかった罰。 あっと言う間にもう三つも罰を与えなきゃいけない。 俺の愉しみのために責める暇も、奉仕させる時間も無くなりそうだ。 いいだろう、徹底的に罰を与えてやる。 もう二度と罰を受けたくないとこの躯が後悔し、記憶する程に。」
 三宅は咲織の頭を掴んで肩から離し、真正面から見詰めた。 止め処なく涙を流しながらも、咲織の瞳はきらきらと輝き、三宅をうっとりと見詰める。
「はい。 お願いします。」
 愛らし唇を悲しみに歪め、咲織は呟いた。 

「腹が減った。 おまえが失禁などしなければ疾うに飯にありついていたのに。」
「ごめんなさい。 外に出られますか。 それとも何か・・・。」

「冷凍食品なら、かなりストックしている。 それでいいか。」
「はい、私はもちろん。 ご主人様と一緒に食べられるのなら、何でも。」
 バスロープを纏いながら、三宅は本当に嬉しそうな顔を向けた咲織のまだ濡れている頭をぐりぐりと撫でた。 

 パウダールームを出て、廊下を横切る三宅の後を咲織はご主人様の散歩についていく子犬よろしく嬉しそうに四つん這いでついていく。 三宅がアイランド形式のキッチンの奥に置かれた業務用の冷凍庫から幾つかの袋を取り出し、レンジに掛けて食事を用意している間も咲織は三宅の足元に纏わり付いていた。 

 四つん這いの手脚を動かす度に乳首の、そして秘芯の傍らで赤いクリスタルの飾りが揺れてしゃりしゃりと軽やかな音を立てる。 その音がする度に小さな感悩の電流が咲織の躯を走っていく。 三宅が叱らないのをいい事に、咲織はその感悩のままにバスロープの裾から出た三宅の脹脛に頬を擦り付け、あるいは唇を寄せてぺろぺろと舐めた。 先程の悲しみは何時しか消え、咲織の心は三宅と二人きりでいられる歓びに夏休みの子供の様にはしゃいでいた。 

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☆ その1592=犬でいさせて。

「出来たぞ。 ま、チンしただけだが。」
「ご主人様はいつも冷凍食品を食べられてるのですか。」

「外で一人で食事を取るのも何だか寂しいし、自分で調理するのも面倒だからな。 うちの会社が海外で作らせている冷凍物は殆どがれっきとしたレストラン用だ。 結構旨いんだぞ。 冷凍食品だけで店を出せるくらいだ。 実際、多くのレストランはこの冷凍食品で豊富なメニューを賄っている。 シェフが一人しかいないのに、大抵のレストランで分厚いメニューを用意できるのはこのお陰だ。 オーナーシェフが自分で調理するのは、ご自慢のメニューだけと言うレストランは多いんだ。」
「はい、匂いも美味しそうです。 お腹が空いてきちゃった。」

「そうだろう。 今日のメインはオマールエビとムール貝のパエリアだ。 それにスープはこれまたオマールのポタージュ・ド・ビスク。 パエリアなどはちゃんとしたパエリア鍋に入れてお焦げをちょいと付ければ、冷凍と判る客はいないだろうな。」
 三宅は湯気の立った皿を前にこじんまりとしたダイニングセットにゆったりと腰を落ちつけた。 咲織は椅子に腰かけていいのかどうか判らず、四つん這いのまま三宅の足元に蹲って、それでも三宅の話を楽しく聞いていた。

「何時まで俺の足元で四つん這いになっている?」
「ご主人様が特に椅子に座れとご命令されなかったから。 奴麗の咲織はやはりご主人様の足元にいるのかなと。」

「おまえは椅子より、そこにいる方が楽しそうに見えるぞ。」
「はい。 ここならご何時でも主人様に触れられて嬉しいです。」
 咲織はそう言って、三宅のスリッパから出た足の甲に唇を付けた。 三宅に叱責を受けるかとちらりと三宅を仰ぎ、特に言葉が無いのをいい事にぺろぺろと舐め始める。

「そんなに俺の足が旨いか。」
「はい。 ご主人様の御々足は美味しいです。 ご主人様なら、何処でも美味しいです。」

「そうか。 まったく犬だな。 ほら、おまえの餌だ。 熱いから気をつけろ。」
 三宅は犬に餌をやる様に板張りの床に直接皿を並べた。 
「はい。」
 スプーンもフォークも渡されない事が咲織には何故か自然の事のように思えた。 ただ、どうやって火傷をせずに直接口を付けて犬食いしたらいいのか判らず、三宅をきょとんと見上げた。 

「ふふん。 犬舌ならぬ猫舌か。 しかたの無いペットだ。 後でたっぷりその口で奉仕させてやろうと思っているのに、いきなり火傷をされても敵わないか。」
 三宅は床から再び皿を取り上げると、一口スプーンで掬ってふーっと息で冷まし、咲織の口元に持っていった。 その顔は何処か楽しそうに見える。
「ほら、食べろ。」
 咲織は子犬になり切ってそのスプーンごと口に咥えた。 

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☆ その1593=ワンワン。

「美味しい。」
 咲織は三宅を見上げて、込み上げる幸せを滲ませた貌を見せた。 

「何でも舐める犬っころだったら、人の言葉をしゃべれる筈が無いだろう。 どうだ、旨かったか。 もっと欲しいか、雌犬。」
 三宅はもう一杯のスプーンを咲織の口元に運びながら聞いた。
「ワン。 ワン、ワン。」
 咲織は幸せに輝く貌を持ち上げ、高く鳴く。

『はい、ご主人様。 もっと、もっとこうやってご主人様に食べさせて欲しいです。 いっぱい、いっぱい食べさせて欲しいです。 このパエリアは本当に美味しいけど、ご主人様から頂けるなら、きっとどんな物でも、どんなレストランの料理より美味しいです。 ああ、ご主人様のおみ足にすり寄りたい。 こうやって、犬ころの様に可愛がられたい。 本当におちんちんでもしたいくらい、幸せが湧き出して、どうしていいか判らないくらい。 ああ、人の言葉を禁じられて良かった。 言葉にしたら、この躯から溢れる幸せが嘘に思えてしまう。 言葉なんかで、幸せは決して表現できないから。 表現した途端、嘘になってしまう。』

「ワン。 ワン、ワン、ワン。 ワウゥゥン。」
 スプーンのパエリアを飲み下し、子犬さながらに鳴きながら、咲織は一層歓びが躯の奥底から湧き上がるのを感じた。 
「本当に嬉しそうに。 もしかして、おまえは最初から俺の犬になりたかったのか。」
 三宅は口元を引き締め、独り語ちる様に言った。

『はい。 今はそんな気がします。 本当に犬になって、何も考えずに、湧き上がる感情のままにご主人様に甘え、可愛がられて暮らせたら・・・。 本当にそれが咲織の夢。』

「ワン、ワン、ワン。」
 自分でも気付かない裡に、咲織は上体を持ち上げ、赤いクリスタルと金色のチェーンで飾られたたわわな乳房の前でチンチンをする様に小さな掌を軽く握って上下に振っていた。 
「そうか、そうか。 じゃあ、今から人の言葉は禁止だ。 その方がどんなに辛い責めにも許してなどと叱られる言葉を言わずに済むかも知れない。 が、もし言ったら、奴麗の禁止語を言った罰と人の言葉を口にした罰の二倍の罰を受けるんだぞ、いいな。」
 そう言って、椅子に座る三宅の腰にすり寄る咲織の頭を三宅はぐりぐりとあやした。

「おまえはずっと犬ころでいたいかも知れないが、残念ながら、俺はサディストだ。 愛犬家じゃない。 そしておまえは愛玩用の犬ではなく、俺が与える苦痛と屈辱を受け入れて、啼き、叫び、身を捩って俺を愉しませるだけの性慾処理用の奴麗犬だ。 忘れるな。 こうしてかまってやるのはご主人様の気まぐれでしかないと言うことを。」
 三宅は皿を床に直に置くと、素足でぐにゅっとパエリアを踏み付けた。

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☆ その1594=喉を鳴らして。

「食べろ。 これが奴麗犬の食事だ。」
 三宅は冷たく言った。 咲織は一瞬素に戻ってきょとんと三宅を見詰めたが、すぐに犬の足に似せて軽く握った掌でまだ濡れていた巻き毛を右の肩に寄せると、たわわな乳房が床に擦れる程姿勢を低くし、三宅の足が入ったままのパエリアの更に顔を近づけた。 

『ご主人様、もうパエリアは熱く無いですか。 火傷なんかされ無ければいいけど。 ご主人様は、やっぱりお優しい。 スリッパで踏み付けるのでは無くて、綺麗なおみ足で直接踏んで頂けた。 咲織にはご主人様のおみ足もご馳走です。 どうしてかしら、本当にご主人様の体だと思うと、ご主人様のものだと、途端に全てが素敵に思えてしまう。 残念でした、ご主人様。 ご主人様のおみ足で踏み付けられたパエリアは、咲織にはご馳走なんです。 本当に。』

 見下ろしていた三宅に驚きと呆れの入り混じった表情が現れる程、咲織は何の躊躇も見せずに三宅の足に踏み付けられたパエリアに口を付けた。 足指の上に載ったパエリアをその足指ごと舐め取る様に口に入れ、ごくんと喉さえ鳴らした。

 そして、ややはにかみながらも何処か誇らしいそうな輝きに溢れた貌を三宅に一瞬向けると、すぐにまた皿に戻る。 たわわな乳房で揺れる赤いクリスタルの飾りが木の床でしゃらしゃらと音を立てている。 

「変わったな。 いや、常識・習慣と言う手垢と埃に汚れた衣服を脱ぐことが出来て、綺麗な素裸になれたと言うことか。 いずれにしても歓ばなくちゃな。 これでまた少し本当のご主人様と奴麗に近づけた訳だ。 頭で考えなくても、思いの欲するままに好きなだけおまえを責められる。 それがどんなに辛い責めであっても、おまえの躯はどんなに傷ついて痛んでも、おまえの心は涙を流さず、却って歓んでくれると言う訳だ。 遠慮なんてものの無い本当の意味で気の置けない主従でいられる。」
 三宅は咲織に聞かす訳でも無さそうに話しながら、愛らしい桃色の舌をちろちろと見せては三宅の足についたパエリアを食べ続ける小さな背中で交差する金色の鎖以外には何も身に着けていない咲織の裸身を見詰めていた。    

「楽しみだ。 ぞくぞくするぞ。 おまえをその肌に消えない傷が付く事も怖れず、責めてやれると思うと。 どんな恥褥や責めでも歓ぶマゾおまえでも歓ぶ余裕も無く、ただただ怯え、苦悶にのたうつ責め苦を与えてやらなければな。」
 咲織は三宅の足の甲に載ったパエリアをあらかた食べ終わると、三宅の話を聞いていないかの様に嬉しそうに円らな瞳を細めて、三宅の足を両掌で押し頂き、足の裏についたパエリアをぺちゃぺちゃと舐め取り始めた。 そのくすぐったさの裏に隠れた婬美な刺激に三宅はうっとりと眼を閉じる。

 その陶然とした表情を咲織は盗み取ると、桃色の舌を精一杯に差し入れて足指の間についたパエリアを一層熱心に嘗め取っていく。 やがて、アイスバーを大事そうにしゃぶる無邪気な幼女の様に、三宅の小指から一本一本、口に含んでは舌を絡め、咲織はちゅぱちゅぱと音を立てては啜った。

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☆ その1595=鏡の部屋。

「何時まで舐めている? パエリアはとっくに食べ尽くしたろう。 ご主人様を愉しませる時間だ。」
 まだ三宅の足指に舌を差し入れていた咲織の頭をぐいと引き剥がし、三宅は勝手に一人歩き始めた。 その後を咲織は親を追う子犬の様に遅れまいと縋る。 華奢な体躯からはみ出すたわわな乳房がたぷたぷと揺れ、先端の蕾を飾る紅いクリスタルがしゃりしゃりと鳴った。 

 三宅は廊下を横切り、もう馴染みになったパウダールームを通り過ぎ、バスルームの左手にあるドアを開けた。 その三宅を追って、四つん這いの脚をぱたぱたと動かす度に、腰を巻いた金色の鎖が咲織の秘唇を左右に引っ張る。 その躯の底に直接感じるきゅんとした痛みが鎮まっていた咲織の感悩を揺り起こす。 胸の裡に満ちて来る不安と慄きと婬らな肉慾を疼かせる。  

「これがおまえのために造った調教部屋だ。 取り敢えず考えられるあらゆる責めが簡単に出来る様にしてある。」
 三宅は部屋の入口で腰を屈め、忠犬の様に足元に控えた咲織の頭をぐいと起こした。 黒い板壁に覆われた部屋は丁度バスルームとパウダールームを合わせた程の広さに思えた。 その部屋の中央でバスルームの灯りを受けてぎらつく金属製の柱がまず咲織の瞳に飛び込んできた。 その禍々しさに咲織の胸はきゅんと縮む。 良く見ると金属柱は身長ほどの間隔を開けて正方形を描く様に四本も立っている。 恐らくその柱の中央で自分の躯が宙に磔にされるのだと思うと、咲織の躯を怯えが走る。 咲織は叱られる事も考えず、三宅の足に縋っていた。 

「これからの調教を想像しただけで、嬉しいのか。 これから、この部屋の機能の全てをおまえは楽しめるんだ。 婬濫なまぞ奴麗のおまえが、今からワクワクするのも当然だな。」
 三宅はそう言ってドア近くのスイッチを入れた。 眩しい程の光が天井からだけでなく下からも咲織の瞳を射ってきた。  

「わぁ。」
 光が来る下を向いた咲織は小さく驚きの声を上げた。
「驚いて犬の言葉を忘れたか。 床は全て鏡張りにした。 おまえの痴態を上からも下からも楽しめる様に。 安心しろ。 この鏡は少々の事では割れはしない。 金は掛ったが、壊れる心配で楽しみが半減しない様に高強度ガラスを使っている。 はやりのフィルムミラーも安全だがすぐに傷が付いて、おまえの躯を楽しめない。 やはり一番良く見えるのはガラスの鏡だからな。 ほら、自分のでかい乳房の先端で、それに白い脚の間で紅いクリスタルの飾りが揺れているのが見えるか。」
 三宅に言われるまでも無く、下を向いた咲織の瞳には鏡張りの床に写った自らの剥き出しになった桃色の花びらが今も濡れている姿が映っていた。 咲織は今更の様に自分が婬ら過ぎる姿の全てを唯一人の大切な人に曝している事を知らされ、逃げ出したい程の羞恥に慄き、かっと躯が燃えるのを感じた。 咲織はその煉獄から逃れようと瞳を閉じる。 が、却って、その閉じた網膜に濡れた花びらの桃色が鮮明に焼きついて離れなかった。

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